JP2009024827A - 機械式ブレーキ作動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキケーブルの外れを確実に防止することができる機械式ブレーキ作動装置を小型化すること。
【解決手段】ブレーキケーブルが一対の対向片を具備したクレビス形のケーブルエンドを有し、ケーブルエンド及び操作レバーの遊端部を連結する連結ピンの一端に連結ピンの抜け出しを規制するクリップを固着し、前記クリップを、ケーブルエンドの一対の対向片の少なくとも一方に重合して取着したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明はドラムブレーキの機械式ブレーキ作動装置に関するものである。
ドラムブレーキの機械式ブレーキ作動装置は、板状の操作レバーと操作レバーを内部に収容して回動自在に枢支したストラットと枢支ピンとから成る機械的作動機構と、ブレーキケーブルと、連結ピンとを具備している。
この機械的作動機構は一対のブレーキシュー間に配置され、操作レバーに連結ピンで接続したブレーキケーブルを牽引操作することで操作レバーがストラットに対して回転すると共に、双方が相互に反対方向に拡張する機構になっている。
そして、ブレーキケーブルと操作レバーとを接続する時には、ストラットの開口部から突出させた操作レバーの連結孔とブレーキケーブルの連結孔とに連結ピンを挿通した後、略コ字形に屈曲して形成したクリップをストラットに外装して、クリップの両側内面に形成した窪み部をストラットの両側外面に形成した突起に係合させて取着している。
従って、ストラットに外装したクリップが、操作レバーの回動を一定範囲に制限して操作レバーをストラットの空間内に位置決めし、連結ピンの抜け落ちを防止できる構成になっている。
(特許文献1の段落0015,0016、図2−4参照)
さらに、上述の構造に代えて、クリップをストラットに回動可能に取着してユニット化したものが提案されている。
(特許文献1の段落0020−0023、図5−8参照)
特開2001−349360号公報(第4,5頁、図2−8)
特許文献1に記載された発明には次のような問題がある。
(1)クリップはストラットに外装できるように幅広に形成する必要がある。
そのため、クリップの材料費が嵩むうえに、クリップがストラットから外れるのを防止するために、クリップとストラットの両部品に外れ防止用の嵌合加工を施す必要があり、加工費が嵩む。
(2)クリップをストラットに回動可能に取着してユニット化した形態にあっては、ストラットを構成する一対の対向板の両外側面に回動軸を設ける必要があるので、更にコストが嵩む。
(3)ストラットを構成する一対の対向板の両側に切欠部を形成するため、ストラットの剛性が低くなる。
特に、全体の高さを低くする要求があるブレーキでは、ストラットの橋絡部を下げていくと切欠部も深くなってストラットの剛性が更に低くなる。
(4)クリップをストラットに装着する際には、ストラットの突起を乗り越えるまでクリップの側板を指で強く押し広げた状態を維持し、ストラットの両側の突起にクリップの窪み部を夫々位置合わせして嵌め込まなければならず、クリップの装着作業性が極めて悪い。
(5)操作レバーの回動許容範囲が、操作レバーがクリップ、又は弾性部材に当接するまでに制限されるため、操作レバーの有効作動範囲(作動ストローク)が小さく、その結果、レバー比を大きくすることが困難であった。
(6)連結ピンが操作レバーから抜け落ちないように、連結ピンの全長を長くすると共に、ストラットとの関係においてストラットの内幅寸法を厳しく規制する必要があった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものでその目的とするところは、装置全体の小型化と部品コストの低廉化を図れる機械式ブレーキ作動装置を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、ストラットの強度や製造精度に悪影響を及ぼさない機械式ブレーキ作動装置を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、操作レバーの有効作動範囲(作動ストローク)を容易に確保できる機械式ブレーキ作動装置を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、連結ピンとクリップの取着作業性を改善できて組付け作業工程を削減できる機械式ブレーキ作動装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明による機械式ブレーキ作動装置は、一対の対向板を有するストラットと板状の操作レバーとを備え、該操作レバーをストラットの対向板間に配置すると共にその基端部をストラットに回動可能に枢支した機械式ブレーキ作動機構と、ケーブルエンドとインナケーブルとを備え、該ケーブルエンドは一対の対向片と該対向片を連結する基部と該基部に一体の首部を有して、該首部にて前記ケーブルエンドと前記インナケーブルを固着したブレーキケーブルと、前記操作レバーの遊端部と前記ケーブルエンドとを接続する連結ピンとからなり、前記ブレーキケーブルを牽引すると、操作レバーがストラットに対して回転すると共に、双方が相互に反対方向に拡張する機械式ブレーキ作動装置において、前記連結ピンの一端に前記連結ピンの抜け出しを規制するクリップを固着し、前記クリップを、前記ケーブルエンドを構成する一対の対向片の少なくとも一方に重合して取着する。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップが、連結ピンを固設した本体部と、該本体部の一端に形成され、ケーブルエンドを構成する一対の対向片の何れか一方に係止可能な係止部とを具備してもよい。
さらに本発明は、前述した機械式ブレーキ作動装置において、前記クリップが、連結ピンを固設した本体部と、該本体部の一端に形成され、前記ケーブルエンドを構成する首部に嵌合して係止可能な係止部とを具備してもよい。
本発明は次のような効果を得ることができる。
(1)連結ピンに固着した小型のクリップをケーブルエンドに取着したので、クリップの材料費の低廉化が図れるとともに、機械式ブレーキ作動装置を構成するストラットに外れ防止用の嵌合加工を施す必要がなく、加工費の低廉化が図れる。
(2)ストラットを構成する一対の対向板の両側に切欠部を形成する必要がないので、ストラットの剛性が低くなることがない。
(3)連結ピンを差し込むだけの簡単なワンタッチ操作で連結ピンによる連結作業とケーブルエンドへのクリップの取着作業を同時に行なえる。
そのため、連結ピンとクリップの取着作業を個別に行なう場合と比べて、作業工程を削減できてブレーキケーブルと操作レバーの接続作業性が向上する。
(4)操作レバーの回動許容範囲が、クリップ又は弾性部材によって制限されないから操作レバーの有効作動範囲(作動ストローク)を大きく確保できる。
(5)ケーブルエンドに取着したクリップが連結ピンの移動を拘束するので、従来のようにストラットの内幅を厳しく規制する必要がない。
(6)連結ピンにクリップが予め一体化してあるので、個々に部品を管理する場合と比べて部品管理が容易になる。
以下、本発明に係わる機械式ブレーキ作動装置について説明する。
図1〜6を基に実施例1に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
図1は機械式ブレーキ作動装置を装備したドラムブレーキの一例を示す平面図、図2は図1における機械式ブレーキ作動装置周辺の縦断面図、図3はその横断面図、図4は機械式ブレーキ作動装置の分解斜視図、図5は機械式ブレーキ作動装置にクリップを装着する作業の説明図、図6は連結ピンとクリップとを一体化した部材の一部を破断した斜視図である。
である。
車体の不動部10に固定されるバックプレート11上に、一対のブレーキシュー12,13がシューホールド機構(図示せず)で以って可動的に装架されており、その一方隣接端が後述するアンカー16の立設部16aに支承され、図示しない他方隣接端が連結部材で結合されている。
両ブレーキシュー12,13間に張設した一対のシューリターンスプリング(片方のシューリターンスプリング19のみを図示する)により、両ブレーキシュー12,13の両端部と連結部材及びアンカー16との当接状態が保たれている。
両ブレーキシュー12,13の一方隣接端を拡張作動する機械的作動機構22は、アンカー16の立設部16aに隣接して両ブレーキシュー12,13間に介挿されている。
機械的作動機構22は、ストラット23と、操作レバー24と、枢支ピン25及び止めワッシャ26とから構成されている。
機械的作動機構22の構成部材であるストラット23は1枚の板体から成り、長手方向の両端間に橋絡部23aを設けると共に、コ字形に折曲して対向板23b,23bを形成している。
更に、相対向する対向板23b,23bの一方側を重合して溶接等で以って密着接合し、長手方向の両端間に幅広の空間(隙間)23cが形成されていると共に、この空間23cより幅狭の空間(隙間)23dが他方に連設されている。
対向板23b,23bの一方の重合部にはシュー係合溝23eが形成され、他方には枢支孔23f,23fが穿設されている。
対向板23b,23bの上方を跨って連結した橋絡部23aは、幅広の空間23cの一部を封鎖している。
橋絡部23aと操作レバー24は、遊端部24eに形成した連結孔24fの全てがストラット23の幅広の空間23c内から露出するまでは、操作レバー24が橋絡部23aに当接しないように関係付けられている。
機械的作動機構22の構成部品のひとつである操作レバー24は1枚の板体から成り、ストラット23の空間23c,23d内に挟持されるように収容された基部24aが枢支ピン25により回動可能に枢支されている。
基部24aにシュー係合溝24bが形成されると共に、このシュー係合溝24bを画成する一方の突起部24cには、枢支ピン25を挿通する枢支孔24dが穿設されている。
ストラット23及び操作レバー24の枢支孔23f,24d,23fに挿通した枢支ピン25の先端に止めワッシャ26を取着することで、操作レバー24はストラット23に対して回動可能に枢支される。
操作レバー24の遊端部24eには、連結孔24fが形成されていて、連結ピン27を介して後述するブレーキケーブル40を構成するインナケーブル41の端部に固着したクレビス形のケーブルエンド42と連結し得るように構成されている。
尚、機械的作動機構22を構成するストラット23と操作レバー24は、そのケーブル牽引方向側の夫々の突起部23g,24hが、図2に示す取付けボルト20,21の頭部上に摺動可能に当接している。
ブレーキケーブル40について説明する。
ブレーキケーブル40は、インナケーブル41やアウタケーシング43等から構成されており、インナケーブル41の先端には操作レバー24に連結するケーブルエンド42が固着され、アウタケーシング43は、アンカー16に固着されたガイドパイプ44に嵌入可能なケーシングキャップ43aを具備している。
ケーブルエンド42はインナケーブル41に固着する首部42eと、この首部42eから一体に連設した基部42aと、この基部42aから立設した一対の対向片42b,42bとから構成され、一対の対向片42b,42bには相対向する位置に連結孔42c,42cが穿設されている。
本発明は操作レバー24にクレビス形のケーブルエンド42を連結するための連結ピン27と、連結ピン27の抜け落ちを防止するクリップ30の二部材を予め一体に固着したものを使用することにより、連結ピン27による操作レバー24とブレーキケーブル40間の接続作業と、クリップ30のケーブルエンド42への取着作業を同時に行なえるように構成したものである。
連結ピン27は操作レバー24及びブレーキケーブル40を接続するためのピンであり、クリップ30はケーブルエンド42の一部に取着され、操作レバー24とケーブルエンド42を連結した後において連結ピン27が抜け落ちるのを規制する部材である。
図4及び図6を基に本例で使用する連結ピン27とクリップ30とを一体化した部材について説明する。尚、図6では、連結ピン27及びクリップ30と係合するブレーキケーブル40のケーブルエンド42を想像線によって図示している。
本例のクリップ30は一枚の帯板状ばね鋼を屈曲して形成したもので、連結ピン27の一端に固設した平板状の本体部31と、本体部31の一端を延長し、この延長部を折り返してケーブルエンド42を構成する一方の対向片42bの先端部にクリップ30の幅で係止する係止部32とを具備する。
係止部32はケーブルエンド42の一方の対向片42bを弾性的に挟持するように弾性力を有している。
係止部32の端部を斜めに折り返したのは、連結ピン27の押し込み操作だけでクリップ30をケーブルエンド42へ装着できて、クリップ30の取着作業を円滑に行なうためである。
ケーブルエンド42と操作レバー24を連結する連結ピン27はクリップ30の係止部32を一方の対向片42bの端部に係止した状態で、ケーブルエンド42と操作レバー24に形成した各連結孔42c,24f,42cに側方から差し込み可能な位置に突設されている。
図6に示した軸部27aと大径のフランジ27bとを有する連結ピン27とクリップ30の固着手段について説明すると、連結ピン27の軸部27aにおけるフランジ27b側にセレーションを形成し、クリップ30の本体部31に穿設した連結孔31aに圧入して本体部31に固着する。セレーションを形成するのは、圧入時に軸部27aが傷ついて連結孔42cとの摺動効率が低下することを避けるためである。また、公知の溶接や接着等の手段を適用してもよい。
クリップ30は組付け後における連結ピン27の移動を制限するために機能するものであって、連結ピン27との固着部に大きな外力が加わらないため、その固着力は小さくてよい。
次にブレーキケーブルの接続方法について説明する。
図2及び図3において、インナケーブル41を指で抓んでガイドパイプ44内に挿入すると、ケーブルエンド42がストラット23の幅広の空間23cを通って操作レバー24の遊端部24eに至る。
ケーブルエンド42に形成した一対の対向片42b,42b間に遊端部24eを収容させて、遊端部24eに形成した連結孔24fの全てがストラット23の幅広の空間23c内から露出するまで押し上げる。
ケーブルエンド42と操作レバー24に形成した各連結孔42c,24f,42cを一致させた状態で、クリップ30を一体に固着した連結ピン27を側方から差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を連結すると同時に、クリップ30をケーブルエンド42の一方の対向片42bに取着する。
クリップ30の取着作業を詳しく説明すると、図5に示すように、ストラット23の幅広の空間23c内から露出するケーブルエンド42に対して、ケーブルエンド42の側方から連結ピン27を押し込むことで、連結ピン27と一体化されたクリップ30の係止部32の傾斜した端部がケーブルエンド42を構成する一方の対向片42bの先端部に押し当る。
連結ピン27をさらに押し込むと、クリップ30が弾性変形しつつ係止部32の傾斜した端部が一方の対向片42bの先端部を滑動する。
クリップ30の係止部32が一方の対向片42bの先端部を乗り越えると、クリップ30に蓄積された弾性復元力により係止部32が本体部31に接近する方向に復帰することで、クリップ30がケーブルエンド42を構成する一方の対向片42bに係止される(図3参照)。
連結ピン27と一体化されたクリップ30の係止部32が、ケーブルエンド42の対向片42bに取着される結果、クリップ30と一体の連結ピン27の抜け落ちが規制されて、ケーブルエンド42及び操作レバー24の連結が維持される。
最後にアウタケーシング43のケーシングキャップ43aをガイドパイプ44の他端に止めリング45で以って止着する(図2参照)。
図2に示すように、ケーブルエンド42に取着したクリップ30が操作レバー24の回転位置にかかわらず連結ピン27の抜け落ちを防止しているので、操作レバー24が時計回り方向に回転して連結ピン27の位置がストラット23の幅広の空間23c内から露出しても、連結ピン27が抜け落ちてケーブルエンド42が操作レバー24から物理的に外れることがない。
又、ストラット23内で操作レバー24が回動してもクリップ30がストラット23に干渉することもない。
従って、操作レバー24はその端面がストラット23の橋絡部23aに当接するまで時計回りの回転が許容されるので、従来のクリップ30をストラット23に取着した場合と比べて操作レバー24の回動許容範囲を大きく確保することができる。
このように操作レバー24の可動範囲を大きくとれるので、必要とする操作レバー24の有効作動範囲(作動ストローク)を容易に確保することができる。
又、ブレーキケーブル40の交換等により、ケーブルエンド42と操作レバー24の連結の解除が必要な場合は、既述した操作とは逆に、ケーブルエンド42をストラット23の幅広の空間23c内から露出させて連結ピン27を引き抜けばよい。クリップ30とケーブルエンド42の対向片42bとの係合が解除され、連結ピン27を簡単に抜き取ることができる。
このように本発明にあっては連結ピン27を押し込むだけの簡単な操作で、連結ピン27によるブレーキケーブル40と操作レバー24の連結作業だけでなく、クリップ30の取着作業も同時に行なえるから、ブレーキケーブル40と操作レバー24の接続作業性が著しく向上する。
特に、クリップ30の係止部32がケーブルエンド42の一方の対向片42bを乗り越えたときに生じる打音により、クリップ30の取着完了と連結ピン27の連結完了を確認することができる。
クリップ30はケーブルエンド42に対して弾性的に取着されていると共に全幅で係合して横ズレも防止されているので、ドラムブレーキの運搬時だけでなく車両走行中に振動を受けてもクリップ30ががたつかず、ケーブルエンド42から容易に外れる心配がない。
以降に他の実施例について説明するが、その説明に際し、前記した実施例1と共通する部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
又、便宜上ストラットや周辺部品についての図示を省略して説明する。
図7〜9に基づいて、連結ピン27による操作レバー24とブレーキケーブル40との接続状態を維持するクリップ50の係止部52を、ケーブルエンド42の一方の対向片42bを越えて他方の対向片42bに係止した実施例2に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
本例で使用する連結ピン27と一体のクリップ50は、連結ピン27を固設し、ケーブルエンド42の一方の対向片42bに重合可能な本体部51と、本体部51と一体に形成され、ケーブルエンド42の他方の対向片42bに係止可能な係止部52とを具備する。
図9の斜視図を参照しながら具体的に説明すると、一枚の帯板状ばね鋼を略コ字形(略L字形)に折曲加工して形成されるクリップ50はその本体部51の一端をケーブルエンド42の一対の対向片42b,42bを跨ぐ幅で直角に折曲し、本体部51の端部をさらに屈曲して係止部52が形成されている。
係止部52はケーブルエンド42の他方の対向片42bに係止可能であり、その端部は一対の対向片42b,42bの先端部を円滑に滑動するように内側に折り返して形成されている。
本体部51の折曲部と係止部52はケーブルエンド42の一対の対向片42b,42bを弾性的に挟持するように弾性力を有している。
次に本実施例におけるブレーキケーブルの接続方法について説明する。
図8に示すように、本実施例ではケーブルエンド42と操作レバー24に形成した各連結孔42c,24f,42cを一致させた状態で、連結ピン27を側方から差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を連結する操作と、クリップ50をケーブルエンド42に取着する。本実施例におけるブレーキケーブルの接続基本操作は、既述した実施例1と同様であり、ケーブルエンド42に対するクリップ50の係止部52の係止位置のみが異なる。
すなわち、本例では連結ピン27をケーブルエンド42の側方から押し込むことで、連結ピン27と一体のクリップの係止部52の傾斜した端部がケーブルエンド42の一方の対向片42bと他方の対向辺42bの先端部をそれぞれ乗り越えて、クリップ50の係止部52がケーブルエンド42の他方の対向片42bに係止される(図7参照)。
本例においては先の実施例1と同様に、連結ピン27と一体化されたクリップ50の係止部52が、ケーブルエンド42の他方の対向片42bに取着される結果、クリップ30と一体の連結ピン27の抜け落ちが規制されて、ケーブルエンド42及び操作レバー24の連結が維持される。
以上の実施例1及び実施例2はクリップ30,50の本体部31,51から延出させて形成した係止部32,52をケーブルエンド42の一方の対向片42bまたは他方の対向片42bに直接係止させて取着した場合について説明した。
本実施例では図10〜12に基づいて、連結ピン27による操作レバー24とブレーキケーブル40との接続状態を維持するクリップ60の係止部62,62を、ケーブルエンド42の首部42eに係止した実施例3に係る機械式ブレーキ作動装置について説明する。
本例で使用する連結ピン27と一体のクリップ60は前記した実施例1,2と同様に一枚の帯板状ばね鋼を折曲加工して形成され、連結ピン27を突設し、ケーブルエンド42の一方の対向片42bに重合可能な本体部61と、本体部61と一体に形成され、ケーブルエンド42の首部42eを挟持して係止可能な係止部62,62とを具備する。
図12の斜視図を参照しながら具体的に説明すると、クリップ60の本体部61の一端(下端)には、その長手方向に延出した略T字形を呈する延出部の一対の小片を円弧状に屈曲して係止部62,62が形成されている。
一対の係止部62,62はケーブルエンド42の首部42eを弾性的に挟持するように形成されていて、その両端部は首部42eに装着を円滑に行なえるように外方へ折り返して形成されている。
次に本実施例におけるブレーキケーブルの接続方法について説明する。
図11に示すように、本実施例ではケーブルエンド42と操作レバー24に形成した各連結孔42c,24f,42cを一致させた状態で、連結ピン27を側方から差し込んで操作レバー24とケーブルエンド42を連結する操作と、クリップ60をケーブルエンド42に取着する。本実施例におけるブレーキケーブルの接続基本操作は、既述した実施例1及び実施例2と同様であり、ケーブルエンド42に対するクリップ60の係止位置のみが異なる。
すなわち、本例では連結ピン27をケーブルエンド42の側方から押し込むことで、連結ピン27と一体のクリップ60の係止部62,62の開放側の外方に折り返した端部がケーブルエンド42の首部42eの側方から押し込まれて外装されることにより、クリップ60の一対の係止部62,62がケーブルエンド42の首部42eに弾性的に係止される(図10参照)。
本例においては先の実施例1及び実施例2と同様に、連結ピン27と一体化されたクリップ60の一対の係止部62,62が、ケーブルエンド42の首部42eに取着される結果、クリップ60と一体の連結ピン27の抜け落ちが規制されて、ケーブルエンド42及び操作レバー24の連結が維持される。
又、前述した本発明によるクリップ30,50,60は、ばね鋼に限定されるものではなく、例えば、樹脂製等でもよい。
実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置を装備したドラムブレーキの一例を示す平面図 図1のII−II断面図 図1のIII−III断面図 実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置の分解斜視図 実施例1に係わる機械式ブレーキ作動装置に連結ピンとクリップを組付ける作業の説明図であって、(A)は一部を省略した機械式ブレーキ作動装置の縦断面図、(B)は一部を省略した機械式ブレーキ作動装置の横断面図 実施例1で使用する一部を破断した連結ピンとクリップの斜視図 実施例2に係わる一部を省略した機械式ブレーキ作動装置の横断面図 実施例2に係わる機械式ブレーキ作動装置に連結ピンとクリップを組付ける作業の説明図であって、一部を省略した機械式ブレーキ作動装置の縦断面図 実施例2で使用するクリップの斜視図 実施例3に係わる一部を省略した機械式ブレーキ作動装置の横断面図 実施例3に係わる機械式ブレーキ作動装置に連結ピンとクリップを組付ける作業の説明図であって、一部を省略した機械式ブレーキ作動装置の縦断面図 実施例3で使用するクリップの斜視図
符号の説明
10 車体の不動部
11 バックプレート
12,13 ブレーキシュー
16 アンカー
16a 立設部
19 シューリターンスプリング
20,21 取付けボルト
22 機械的作動機構
23 ストラット
23a 橋絡部
23b 対向板
23c (幅広の)空間
23d (幅狭の)空間
23e シュー係合溝
23f 枢支孔
23g 突起部
24 操作レバー
24a 基部
24b シュー係合溝
24c (一方の)突起部
24d 枢支孔
24e 遊端部
24f 連結孔
24h 突起部
25 枢支ピン
26 止めワッシャ
27 連結ピン
27a 軸部
27b フランジ
30,50,60 クリップ
31,51,61 本体部
32,52,62 係止部
40 ブレーキケーブル
41 インナケーブル
42 ケーブルエンド
42a 基部
42b 対向片
42c 連結孔
42d 肩部
42e 首部
43 アウタケーシング
43a ケーシングキャップ
44 ガイドパイプ
45 止めリング

Claims (3)

  1. 一対の対向板を有するストラットと板状の操作レバーとを備え、該操作レバーを前記ストラットの対向板間に配置すると共にその基端部を前記ストラットに回動可能に枢支した機械式ブレーキ作動機構と、ケーブルエンドとインナケーブルとを備え、該ケーブルエンドは一対の対向片と該対向片を連結する基部と該基部に一体の首部を有して、該首部にて前記ケーブルエンドと前記インナケーブルを固着したブレーキケーブルと、前記操作レバーの遊端部と前記ケーブルエンドとを接続する連結ピンとからなり、前記ブレーキケーブルを牽引すると、操作レバーがストラットに対して回転すると共に、双方が相互に反対方向に拡張する機械式ブレーキ作動装置において、
    前記連結ピンの一端に前記連結ピンの抜け出しを規制するクリップを固着し、
    前記クリップを、前記ケーブルエンドを構成する一対の対向片の少なくとも一方に重合して取着したことを特徴とする、
    機械式ブレーキ作動装置。
  2. 請求項1において、前記クリップが、連結ピンを固設した本体部と、該本体部の一端に形成され、ケーブルエンドを構成する一対の対向片の何れか一方に係止可能な係止部とを具備することを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
  3. 請求項1において、前記クリップが、連結ピンを固設した本体部と、該本体部の一端に形成され、前記ケーブルエンドを構成する首部に嵌合して係止可能な係止部とを具備することを特徴とする、機械式ブレーキ作動装置。
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