JP2011105132A - ラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチとロッキングプレートとを噛合状態に移行させる際の噛合荷重を低減させて操作性を向上させること。
【解決手段】ラッチ31の噛合溝31aに対するストライカSTの進入により、ラッチ31を開放位置からリターンバネ43のバネ力に抗して噛合方向に回転させ、所定の噛合位置まで回転したラッチ31にロッキングプレート41を係合させることによりラッチ31の開放方向への回転を規制し、ストライカSTとラッチ31とを噛合状態に保持するラッチ装置において、リターンバネ43は、一方の端部43aを介してラッチ31の周面を押圧することによりラッチ31に対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させる捩りコイルバネであり、ラッチ31の周面には、ストライカSTが進入した後、ラッチ31が噛合方向に回転して噛合位置に至るまでの間にリターンバネ43による回転抗力を減少させるバネ制御カム面31eを形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラッチ装置に関するもので、特に、車両本体に対してシートを着脱可能に支持させるに好適なラッチ装置に関するものである。
この種のラッチ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。このラッチ装置では、切欠溝を有したベースプレートにラッチ及びロッキングプレートが回転可能に設けられている。ラッチは、回転することによりベースプレートの切欠溝に対して進退移動する部分を有したものである。ロッキングプレートは、回転することによりラッチに対して係合離隔するものである。このロッキングプレートは、ラッチが噛合方向に回転し、ラッチが切欠溝に進出した所定の噛合位置において係合した場合、切欠溝に対してラッチが退行する開放方向へ回転するのを規制する機能を有している。
ラッチとロッキングプレートとの間には、リターンバネが介在されている。リターンバネは、ラッチに対してロッキングプレートを常時近接させる方向に付勢し、かつ切欠溝に進出した状態にあるラッチからロッキングプレートが離隔した場合には、ラッチを退行回転させるように付勢する引っ張りバネである。
また、ラッチ装置は、カムレバーを備えている。カムレバーは、ベースプレートとの間に介在されたカムレバーバネのバネ力により、常時ラッチに近接する方向に付勢されている。
上記のように構成されたラッチ装置は、例えばシートの背凭れ部に設けられており、背凭れ部を車両本体に設けられたストライカに近接移動させると、ストライカがベースプレートの切欠溝に進入することにより、リターンバネのバネ力及びカムレバーバネのバネ力に抗してラッチが噛合方向に回転し、ラッチが切欠溝に対して進出した状態となる。ラッチが切欠溝に進出して所定の噛合位置に至ると、リターンバネによってロッキングプレートがラッチに係合し、ラッチの開放方向への回転が規制される。この結果、切欠溝に対するストライカの逸脱が規制されることになり、シートの背凭れ部を車両本体に固定することができる。
さらに、ラッチが噛合位置まで回転した後においては、カムレバーバネのバネ力によりカムレバーを介してラッチが噛合方向にさらに回転されることになり、ストライカがラッチとベースプレートとの間に保持された拘束状態となる。このため、車両に振動が加えられた場合にもストライカとラッチ装置とがガタ付く恐れがなくなる。
一方、上述の状態からロッキングプレートをラッチから離隔する方向に回転させると、ラッチとの係合状態が解除されるとともに、ロッキングプレートに係合してカムレバーがラッチから離隔し、リターンバネのバネ力によりラッチが開放方向に回転することにより、ストライカとの係合状態が解除される。これにより、ベースプレートの切欠溝からストライカを逸脱させて、シートの背凭れ部をシートの着座部に対して畳んだ状態に収納することができる。
特表2006−516502号公報
ところで、上述したラッチ装置では、ストライカの進入に伴ってラッチが回転する場合、その回転量に応じてリターンバネの伸び量が漸次増大することになる。つまり、ラッチの噛合方向の回転が進行するに従ってリターンバネから作用する噛合方向の回転に抗する回転抗力が大きくなる。このため、ラッチにロッキングプレートを係合させる際の噛合荷重、つまりシートの背凭れ部を車両本体に固定する際の操作力も大きくならざるを得ず、使い勝手を考慮した場合、必ずしも好ましいとはいえない。特に、カムレバーを備えたラッチ装置にあっては、カムレバーバネのバネ力として、噛合状態にあるラッチを拘束状態まで移行させるだけの大きさが必要となるため、よりバネ力の大きなカムレバーバネを適用しなければならず、上述した問題が一層顕著となる。
本発明は、上記実情に鑑みて、ラッチとロッキングプレートとを噛合状態に移行させる際の噛合荷重を低減させて操作性を向上させることのできるラッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るラッチ装置は、ラッチの噛合溝に対するストライカの進入により、ラッチを開放位置からリターンバネのバネ力に抗して噛合方向に回転させ、所定の噛合位置まで回転したラッチにロッキングプレートを係合させることによりラッチの開放方向への回転を規制し、ストライカとラッチとを噛合状態に保持するラッチ装置において、前記リターンバネは、一方の端部を介してラッチの周面を押圧することによりラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させる捩りコイルバネであり、前記ラッチの周面には、ストライカが進入した後、ラッチが噛合方向に回転して前記噛合位置に至るまでの間にリターンバネによる回転抗力を減少させるバネ制御カム面を形成したことを特徴とする。
また、本発明は、上述したラッチ装置において、ラッチ及びロッキングプレートを回転可能に支持するベースプレートと、ラッチが前記噛合位置まで回転した後に、カムレバーバネのバネ力によってラッチをさらに噛合方向に回転させ、ストライカをラッチとベースプレートとの間に保持した拘束状態に移行させるカムレバーとを備え、ラッチが噛合位置に至るまでの間においてはカムレバーバネのバネ力によってカムレバーがラッチの周面を押圧し、ラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させることを特徴とする。
また、本発明は、上述したラッチ装置において、前記カムレバーは、ストライカの進入によってラッチが噛合方向に回転した後、ラッチの回転量が予め設定した設定角度を超える以前においては前記ラッチの周面から離隔し、前記設定角度以上となった場合にラッチの周面を押圧することを特徴とする。
また、本発明は、上述したラッチ装置において、前記リターンバネは、ラッチにストライカが進入した後、前記噛合位置に至るまでの間にロッキングプレートを介してラッチの周面を押圧することによりラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させるものであり、前記バネ制御カム面は、前記ロッキングプレートによるラッチへの回転抗力が作用した以降、拘束状態となるまでの間、リターンバネの一方の端部によるラッチの押圧力をラッチの回転中心に向けて作用させる向心カム部を有し、前記ラッチには、前記リターンバネとは別個の捩りコイルバネであって、少なくとも前記噛合位置から前記拘束状態に移行させる間にこれに抗した回転抗力を作用させる拘束リターンバネを設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述したラッチ装置において、前記リターンバネは、ラッチにストライカが進入した後、前記噛合位置に至るまでの間にロッキングプレートを介してラッチの周面を押圧することによりラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させるものであり、前記バネ制御カム面は、前記ロッキングプレートによるラッチへの回転抗力が作用した以降、拘束状態となるまでの間、リターンバネの一方の端部によるラッチの押圧力をラッチの回転中心に向けて作用させる向心カム部を有し、さらに、前記拘束状態となったラッチからカムレバーが拘束解除方向に移動し、かつロッキングプレートとの係合状態が解除された場合に当該ロッキングプレートの係合解除移動に連動し、ラッチに当接してこれを開放方向に回転させる空振りレバーを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、リターンバネとして捩りコイルバネを適用するとともに、ラッチの周面に形成したバネ制御カム面の作用により、捩りコイルバネからの回転抗力を途中で減少させるようにしている。このため、ラッチの噛合方向への回転量に関わらずリターンバネからの回転抗力も減少することになり、ラッチにロッキングプレートを係合させる際の噛合荷重を低減してその操作性を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1であるラッチ装置を示したもので、(a)はラッチが開放位置に配置された状態を示す図、(b)はラッチが開放位置から噛合方向に回転した状態を示す図、(c)はラッチが噛合位置に配置された状態を示す図、(d)は拘束状態を示す図である。 図2は、図1に示したラッチ装置の斜視図である。 図3は、図1に示したラッチ装置を別の角度から見た斜視図である。 図4は、図1に示したラッチ装置の分解斜視図である。 図5は、図1に示したラッチ装置に適用するラッチを示す図である。 図6は、図1に示したラッチ装置を適用する車両用シートを概念的に示す側面図である。 図7は、図1に示したラッチ装置においてラッチの回転量と噛合方向の回転に抗した回転抗力との関係を示すグラフである。 図8は、図1に示したラッチ装置においてラッチとストライカとの噛合状態を解除する際の解除操作量と、噛合を解除する方向の回転に抗した回転抗力との関係を示すグラフである。 図9は、本発明の実施の形態2であるラッチ装置の動作を順に示した図である。 図10は、図9に示したラッチ装置に適用するラッチを示す図である。 図11は、本発明の実施の形態3であるラッチ装置の動作を順に示した図である。 図12は、図11に示したラッチ装置に適用するラッチを示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るラッチ装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5は、本発明の実施の形態1であるラッチ装置を示したものである。ここで例示するラッチ装置は、図6に示すように、着座部SZの後端縁部に背凭れ部SSが回転可能に支持された車両用シートSを適用対象とし、車両本体Bに設けられたストライカSTに噛み合うことによって背凭れ部SSを車両本体Bに着脱可能に固定するためのもので、背凭れ部SSにベースプレート10及びカバープレート20を備えている。
ベースプレート10及びカバープレート20は、それぞれ金属製の板状部材であり、図1〜図4に示すように、互いの間に2つの軸部材30,40を介在させた状態でカバープレート20に設けた係合連結片22をベースプレート10に係合させることにより、互いに対向した状態で相互に連結してある。
ベースプレート10及びカバープレート20には、互いに対向する部位に進入溝11,21が形成してあり、この進入溝11,21の延在方向を中心線として一方側と他方側となる部位にそれぞれ上述した軸部材30,40が配設してある。進入溝11,21は、ベースプレート10及びカバープレート20の外周縁からそれぞれの中心部となる部位まで形成した切欠であり、車両本体BのストライカSTが進入できる幅を有している。
軸部材30,40は、それぞれ円筒状を成すもので、個々の中心孔30a,40aをベースプレート10及びカバープレート20に形成した挿通孔12,13,23,24に合致させた状態でこれらベースプレート10とカバープレート20との間に配置され、ベースプレート10からカバープレート20までの間を貫通する互いに平行なボルト挿通孔BHを構成している。図には明示していないが、これらのボルト挿通孔BHは、ラッチ装置を車両用シートSの背凭れ部SSに固定する際に取付ボルトが挿通されるものである。つまり、ラッチ装置を背凭れ部SSに取り付けた場合には、背凭れ部SSに締結される取付ボルトにより、ベースプレート10及びカバープレート20が強固に共締めされることになる。このため、2つの軸部材30,40とベースプレート10及びカバープレート20との間は、挿通孔12,13,23,24の周囲に形成した凹部に軸部材30,40を係合させただけの状態にあり、溶接や接着等、両者を固定するための処置を何ら施していない。
このラッチ装置では、ベースプレート10及びカバープレート20において進入溝11,21の奥側端部近傍に設けた一方の軸部材(以下、「ラッチ軸部材30」という)にラッチ31が支持させてあるとともに、ベースプレート10及びカバープレート20において進入溝11,21の奥側端部よりもさらに奥方となる部位に設けた他方の軸部材(以下、「ロッキング軸部材40」という)にロッキングプレート41、オープンレバー42及びリターンバネ43が支持させてある。
ラッチ31は、外周面に開口する噛合溝31aを有した板状部材であり、この噛合溝31aを進入溝11,21に交差させる態様でラッチ軸部材30の軸心回りに回転することが可能である。このラッチ31は、図1において反時計回り(以下、「開放方向」という)に回転させた場合、図1の(a)に示すように、噛合溝31aの開口がベースプレート10及びカバープレート20に形成した進入溝11,21の開口に合致するとともに、噛合溝31aよりも右方側に位置するフック部31bがベースプレート10に設けた第1ストッパ片14に当接することによって開放方向への回転が阻止される(以下、図1の(a)に示すラッチ31の位置を「開放位置」という)。また、この開放位置においては、噛合溝31aを挟んでフック部31bに対向するラッチ31のストライカ当接部31cが、その先端に向かうに従って漸次進入溝11,21の開口に近接するように傾斜した状態に配置される。図1の(a)に示す状態からラッチ31を時計回り(以下、「噛合方向」という)に回転させると、図1の(b)に示すように、ラッチ31のフック部31bが漸次進入溝11,21の奥方に移動しながらこれを横切るように移動し、図1の(c)に示すように、フック部31bが進入溝11,21を横切ることにより進入溝11,21の開口が閉塞されることになる(以下、図1の(c)に示すラッチ31の位置を「噛合位置」という)。
ロッキングプレート41は、ロッキング軸部材40から進入溝11,21に沿ってその開口端部側に延在したレバー状部材であり、その先端部をラッチ31の外周面に近接離隔させる態様でロッキング軸部材40の軸心回りに回転することが可能である。ロッキングプレート41の先端部には、係合爪部41aが設けてある一方、ロッキングプレート41の基端部には、規制突起41bが設けてある。係合爪部41aは、ロッキングプレート41の先端部からラッチ31の外周面に近接する方向に向けて屈曲した部分である。規制突起41bは、ロッキングプレート41の基端部外周面から径外方向に延在した部分であり、ベースプレート10に設けた第2ストッパ片15に当接することにより、図1においてロッキングプレート41の反時計回りの回転を規制するものである。このロッキングプレート41は、図1の(a)に示すように、ラッチ31が開放位置にある場合、規制突起41bが第2ストッパ片15に当接して反時計回りの回転が規制され、ラッチ31の外周面から離隔した状態に保持される。この状態からラッチ31が噛合方向に回転すると、図1の(b)に示すように、ラッチ31のストライカ当接部31cがロッキングプレート41の係合爪部41aに当接し、ロッキングプレート41が時計回りに回転されることになる。さらに、この状態からラッチ31が噛合方向に回転して噛合位置となると、図1の(c)に示すように、ロッキングプレート41を反時計回りに回転させた場合、係合爪部41aをラッチ31のストライカ当接部31cに係合させ、ラッチ31の開放方向への回転を規制することが可能である。尚、係合爪部41aがラッチ31のストライカ当接部31cに係合した状態においても、ラッチ31を噛合方向に回転させることは可能である。
オープンレバー42は、図1及び図3に示すように、ロッキングプレート41同様、ロッキング軸部材40から進入溝11,21に沿ってその開口端部側に延在したレバー部材であり、ロッキング軸部材40の軸心回りに回転可能となる態様でロッキングプレート41とカバープレート20との間に配設してある。このオープンレバー42には、ロッキング軸部材40の外周となる部位に係合切欠42aが形成してあり、この係合切欠42aにロッキングプレート41の係合突出部41cを係合させることにより、ロッキングプレート41と一体となってロッキング軸部材40の軸心回りに回転することが可能である。尚、図2及び図3に示すように、オープンレバー42の先端部には、リンク部材Lが支持させてある。このリンク部材Lは、ラッチ装置を操作するための図示せぬ操作レバーとの間を連係するものである。
リターンバネ43は、図1〜図4に示すように、コイル状の巻回部をロッキング軸部材40に挿通させた捩りコイルバネであり、径外方向に延在する一方の端部43aがオープンレバー42を超えて突出してラッチ31の外周面を押圧し、かつ径外方向に延在する他方の端部43bがオープンレバー42に係合している。
また、このラッチ装置には、ラッチ軸部材30に係合弾性部材32及び拘束リターンバネ33が支持させてある。係合弾性部材32は、図3及び図4に示すように、ラッチ軸部材30においてラッチ31とカバープレート20との間に配設したもので、その外周部に係合当接部32aを有している。係合弾性部材32の係合当接部32aは、ラッチ31に向けてラッチ軸部材30の軸心方向に突出したもので、ラッチ31の外周面に設けた当接面部31dに当接することが可能である。具体的に説明すると、図1の(a)〜図1の(d)に示すように、ラッチ31が開放位置から噛合方向に回転して噛合位置の直前となるまでの間においては、係合弾性部材32の係合当接部32aとラッチ31の当接面部31dとが互いに離隔した状態となる。この状態からラッチ31がさらに噛合方向に回転して噛合位置となった以降においては、ラッチ31の当接面部31dが係合弾性部材32の係合当接部32aに当接し、係合弾性部材32がラッチ31とともに噛合方向に回転することになる。尚、係合弾性部材32は、ゴム等の弾性に富んだ材質によって成形したものである。
拘束リターンバネ33は、図1〜図4に示すように、コイル状の巻回部をラッチ軸部材30に挿通させた捩りコイルバネであり、径外方向に延在する一方の端部33aが係合弾性部材32に係合し、かつ他方の端部33bがラッチ軸部材30とカバープレート20の係合連結片22との間に延在している。この拘束リターンバネ33は、図1の(a)及び図1の(b)に示すように、係合弾性部材32の係合当接部32aがラッチ31の当接面部31dに当接する以前の状態にある場合、係合当接部32aが係合連結片22に当接することで、係合弾性部材32がラッチ軸部材30の軸心回りに反時計回りに回転することを阻止する。これにより、拘束リターンバネ33は、係合弾性部材32の係合当接部32aがラッチ31の当接面部31dに当接する以前の状態にある場合、ラッチ31の回転位置に関わらず無負荷状態となる。これに対して係合弾性部材32の係合当接部32aがラッチ31の当接面部31dに当接した状態でラッチ31が噛合方向に回転した場合には、図1の(c)及び図1の(d)に示すように、拘束リターンバネ33の他方の端部33bが係合連結片22に当接した状態で係合弾性部材32がラッチ軸部材30の軸心回りに時計回りに回転する。従って、拘束リターンバネ33は、係合弾性部材32が図1において時計回りに回転する場合にこれに抗する回転抗力を付与するように作用することになる。
さらに、上記ラッチ装置には、図1〜図4に示すように、ベースプレート10とカバープレート20との間にカムレバー軸50が設けてあるとともに、ラッチ31の外周面にバネ制御カム面31eが形成してある。
カムレバー軸50は、図1において進入溝11,21よりも左方側であって進入溝11,21の開口端部側となる部位に、ラッチ軸部材30及びロッキング軸部材40と平行となる態様でベースプレート10及びカバープレート20の間に固定してある。このカムレバー軸50には、カムレバー51及びカムレバーバネ52が支持させてある。
カムレバー51は、カムレバー軸50から進入溝11,21に沿ってその奥端部側に延在したもので、カムレバー軸50の軸心回りに回転可能となる態様でベースプレート10とロッキングプレート41との間に配設してある。このカムレバー51には、係合突起51a及びバネ係合片51bが設けてある。係合突起51a及びバネ係合片51bは、カムレバー51においてカバープレート20に対向する面からカバープレート20に向けて突設したものである。係合突起51aは、ロッキングプレート41の板厚よりも小さい突出高さに形成した円柱状部分である。この係合突起51aは、カムレバー51において進入溝11,21から離隔した側の縁部に配設してあり、カムレバー51がカムレバー軸50の軸心を中心に図1において時計回りに回転した場合にロッキングプレート41に当接してこれを反時計回りに回転するように押圧することが可能である。ここで、図1に示すように、係合突起51aがロッキングプレート41に当接した状態においてカムレバー51は、ロッキングプレート41の係合爪部41aを超えて進入溝11,21に近接する側に突出することはない。バネ係合片51bは、係合突起51aよりも大きな突出高さを有した平板状部分であり、カムレバー51において進入溝11,21から離隔した側の縁部に配設してある。
このカムレバー51には、ベースプレート10の奥側に位置する先端縁部に拘束カム面51cが設けてある。拘束カム面51cは、図1に示すように、カムレバー軸50の軸心からの距離が反時計回りに向かうに従って漸次増大する弧状を成すものである。この拘束カム面51cにおいて進入溝11,21に近接した部分は、ラッチ31が噛合位置に配置された状態においてカムレバー51が図1中の時計回りに回転した場合、ラッチ31においてストライカ当接部31cの先端に当接することなく噛合溝31aに進入することのできる寸法に形成してある。これに対して拘束カム面51cにおいて進入溝11,21から離隔した部分は、噛合位置に配置されたラッチ31のストライカ当接部31cを順次押圧してラッチ31を噛合方向に回転させることのできる寸法に形成してある。
また、カムレバー51は、ロッキングプレート41の規制突起41bがベースプレート10の第2ストッパ片15に当接した状態において係合突起51aをロッキングプレート41に当接させた場合、ラッチ31の開放位置からの噛合方向への回転量が予め設定した設定角度を超えるまでラッチ31のストライカ当接部31cに対して離隔した状態を維持する一方、ラッチ31の噛合方向への回転が設定角度に達した時点でラッチ31のストライカ当接部31cに当接して押圧され、図1において反時計回りに回転する。
カムレバーバネ52は、図1〜図4に示すように、コイル状の巻回部をカムレバー軸50に挿通させた捩りコイルバネであり、径外方向に延在する一方の端部52aがカムレバー51のバネ係合片51bに係合し、かつ他方の端部52bがカバープレート20に設けたバネ係合部25に係合しており、カムレバー51を図1において常時時計回りに回転する方向に押圧している。
バネ制御カム面31eは、ラッチ31の外周面においてリターンバネ43の一方の端部43aが当接する領域に形成したもので、図5に示すように、ラッチ付勢カム部31e1と向心カム部31e2とを有している。ラッチ付勢カム部31e1は、リターンバネ43の一方の端部43aによって押圧された場合にラッチ31を開放方向に回転させるように作用する部分である。本実施の形態1では、ラッチ31が図1の(a)に示す開放位置から噛合方向に回転し、図1の(b)に示す状態に至るまでの間にリターンバネ43の一方の端部43aが当接する領域に形成してある。向心カム部31e2は、図5に示すように、ラッチ軸部材30の軸心を中心とした円弧状を成し、リターンバネ43の一方の端部43aによる押圧力をラッチ軸部材30の軸心に向けて作用させる部分であり、図1の(b)に示す状態からさらにラッチ31が噛合方向に回転し、図1の(c)に示す噛合位置を経て図1(d)に示す拘束状態となるまでの間にリターンバネ43の一方の端部43aが当接する領域に形成してある。
上記のように構成したラッチ装置では、図6中の二点鎖線で示すように、車両用シートSの背凭れ部SSが前方に回転して着座部SZに重ね合わされた状態にあり、ラッチ31がストライカSTと噛み合っていない場合、図1の(a)に示すように、カムレバーバネ52のバネ力によってカムレバー51が時計回りに回転し、係合突起51aがロッキングプレート41に当接した状態にある。カムレバー51によって押圧されたロッキングプレート41は、規制突起41bがベースプレート10の第2ストッパ片15に当接し、リターンバネ43によって付勢されたオープンレバー42とともに図1においてもっとも反時計回りに回転した状態に保持される。開放位置に配置されたラッチ31は、フック部31bがベースプレート10の第1ストッパ片14に当接して開放位置に保持され、噛合溝31aの開口がベースプレート10及びカバープレート20に形成した進入溝11,21の開口に合致した状態となる。
この状態においては、リターンバネ43の一方の端部43aがラッチ31の外周面に形成したバネ制御カム面31eにおいてラッチ付勢カム部31e1に当接することになる。また、図1の(a)に示す状態においては、ラッチ31のストライカ当接部31cがロッキングプレート41及びカムレバー51の双方に対して離隔した状態にある。さらに、拘束リターンバネ33は、係合弾性部材32の係合当接部32aがラッチ31の当接面部31dから離隔しているため、ラッチ31に対してバネ力を付与する状態にない。従って、ラッチ31は、リターンバネ43の一方の端部43aからのバネ力によってのみフック部31bが第1ストッパ片14に押圧された状態に維持されることになる。
上述した状態から図6中の矢印に示すように、背凭れ部SSを起こして車両本体Bに近接移動させると、ベースプレート10及びカバープレート20の進入溝11,21に対してストライカSTが漸次進入することになる。進入溝11,21に対してストライカSTが進入すると、ストライカSTがラッチ31のストライカ当接部31cに当接することにより、リターンバネ43のバネ力に抗してラッチ31がラッチ軸部材30の軸心を中心として噛合方向に回転する。ストライカSTの進入が進行し、図1の(b)に示す状態となると、ストライカ当接部31cの先端がロッキングプレート41の係合爪部41aに当接し、以降、ロッキングプレート41の係合爪部41aを介して作用するリターンバネ43のバネ力及びカムレバーバネ52のバネ力に抗してラッチ31が噛合方向に回転することになる。但し、ラッチ31のストライカ当接部31cがロッキングプレート41に当接した後においては、リターンバネ43の一方の端部43aがバネ制御カム面31eの向心カム部31e2に至るため、リターンバネ43の一方の端部43aを介してラッチ31を開放方向に押圧する力が作用することはない。
ラッチ31が噛合位置の直前まで回転すると、係合弾性部材32の係合当接部32aがラッチ31の当接面部31dに当接し、以降、係合弾性部材32がラッチ31とともに噛合方向に回転することになり、係合弾性部材32とカバープレート20の係合連結片22との間に係合した拘束リターンバネ33がラッチ31の噛合方向への回転に対してこれに抗する回転抗力を作用させることになる。係合弾性部材32の係合当接部32aに対してラッチ31の当接面部31dが当接する場合、その衝撃が係合弾性部材32によって緩衝されることになり、異音が発生したり、双方に損傷を来す恐れがない。
ストライカSTの進入がさらに進行し、リターンバネ43のバネ力、カムレバーバネ52のバネ力及び拘束リターンバネ33のバネ力に抗してラッチ31の噛合方向への回転が進み、図1の(c)に示す噛合位置になると、ラッチ31のフック部31bによって進入溝11,21の開口が閉塞されるとともに、リターンバネ43のバネ力によりロッキングプレート41が反時計回りに回転し、係合爪部41aがラッチ31の噛合溝31aに進入してストライカ当接部31cと係合する。この状態においては、ラッチ31のフック部31bによってストライカSTが進入溝11,21から逸脱する方向への移動が阻止され、かつ係合爪部41aが係合することによってラッチ31の開放方向への回転が規制されることになり、車両用シートSの背凭れ部SSが着座部SZの後端縁部から立ち上がった状態に維持される。
ラッチ31が噛合位置に配置されると、その後、カムレバーバネ52のバネ力により拘束リターンバネ33のバネ力に抗してカムレバー51が図1において時計回りに回転し、拘束カム面51cをラッチ31のフック部31bに摺接させることにより、図1の(d)に示すように、ラッチ31を拘束状態に移行させ、その状態を維持する。拘束状態においては、ストライカSTがラッチ31のフック部31bとベースプレート10において進入溝11,21の奥側に位置する内壁面との間に隙間なく挟持されることになり、振動が加えられた場合にも異音が発生する等の問題を招来する恐れがない。
一方、図1の(d)に示す拘束状態において図示せぬ操作レバーを操作することにより、オープンレバー42を図1において時計回りに回転させると、ロッキングプレート41が連動して時計回りに回転を開始し、その直後にロッキングプレート41が係合突起51aに当接することでカムレバー51が図1において反時計回りに回転し、ロッキングプレート41の係合爪部41a及びカムレバー51がいずれもストライカ当接部31cの移動領域から逸脱することになる。この結果、ラッチ31は、拘束リターンバネ33のバネ力により開放方向に回転し、その後、リターンバネ43のバネ力及びカムレバーバネ52のバネ力によって同方向に回転し、最終的に図1の(a)に示す開放位置に復帰する。これにより、ストライカSTを進入溝11,21から逸脱させることが可能となり、図6中の二点鎖線で示すように、再び背凭れ部SSを着座部SZに重ね合わせた状態とすることができる。
図7は、上述したラッチ装置においてラッチ31の回転量と噛合方向の回転に抗した回転抗力との関係を示すグラフである。同図に示すように、上記ラッチ装置によれば、リターンバネ43として捩りコイルバネを適用し、かつラッチ31が開放位置から噛合状態となるまでの間、バネ制御カム面31eの作用により、リターンバネ43の一方の端部43aからの押圧力による噛合方向への回転に抗する回転抗力を途中でほぼゼロとなるようにしている。このため、ラッチ31の噛合方向への回転量に従ってリターンバネ43の一方の端部43aからの回転抗力が増大する事態を招来することがなく、ラッチ31にロッキングプレート41を係合させる際の噛合荷重を低減してその操作性を向上させることが可能となる。尚、図7中に記載した引込位置とは、ラッチ31が図1の(c)と図1の(d)との中間の状態となる位置であり、カムレバーバネ52が、ラッチ31を図1中の反時計回りに回転させる方向に作用しなくなった位置である。
しかも、ストライカSTが進入溝11,21に進入する初期の段階においては、ラッチ31のストライカ当接部31cからロッキングプレート41及びカムレバー51が離隔するように構成しているため、ラッチ31に作用する回転抗力としては、リターンバネ43のバネ力によるものだけとなる。この結果、進入溝11,21に対するストライカSTの進入荷重がきわめて小さくなり、操作性をより一層向上させることができる。
さらに、上述した実施の形態1のラッチ装置では、噛合位置の直前から拘束状態に至るまでの間だけラッチ31に拘束リターンバネ33を作用させるようにしており、開放位置から噛合方向に回転を開始した場合にも噛合位置の直前に至るまでは拘束リターンバネ33のバネ力による回転抗力がラッチ31に作用することはない。加えて、この拘束リターンバネ33のバネ力としては、拘束状態からラッチ31を開放方向に回転させて噛合位置をわずかに過ぎる状態とする程度のもので十分である。この結果、カムレバー51を介してラッチ31を噛合位置から拘束状態に移行させるためのカムレバーバネ52としては、拘束リターンバネ33よりわずかに大きなバネ力であれば良く、上述のように拘束リターンバネ33のバネ力を小さくできたことに伴ってバネ力が小さいものを適用することが可能となり、ラッチ31の開放位置から引込位置までの噛合荷重を大きく低減することが可能となる。
また、上述したラッチ装置によれば、噛合位置の直前から拘束状態に至るまでの間だけラッチ31に拘束リターンバネ33を作用させるようにしているため、図8に示すように、従来技術に比べてラッチ装置の解除操作荷重、つまりオープンレバー42を図1において時計回りに回転させる際の操作荷重も小さくすることができ、解除操作性の点できわめて有利となる。
(実施の形態2)
図9及び図10は、本発明の実施の形態2であるラッチ装置を示したものである。ここで例示するラッチ装置は、実施の形態1と同様、図6に示す車両用シートSを適用対象とし、車両本体Bに設けられたストライカSTに噛み合うことによって背凭れ部SSを車両本体Bに着脱可能に固定するためのもので、実施の形態1とは、ラッチに設けたバネ制御カム面の構成が異なるとともに、係合部材及び拘束リターンバネに相当する構成が存在しない点で実施の形態1と相違する。尚、実施の形態2において実施の形態1と同様の構成に関しては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
図9及び図10に示すように、実施の形態2のラッチ装置では、ラッチ131の外周面に形成したバネ制御カム面131eが、ラッチ付勢カム部131e1と向心カム部131e2とを有している。ラッチ付勢カム部131e1は、ロッキング軸部材40に設けたリターンバネ43の一方の端部43aによって押圧された場合にラッチ131を開放方向に回転させるように作用する部分である。本実施の形態2では、ラッチ131が図9の(a)に示す開放位置から噛合方向に回転し、図9の(d)に示す拘束状態に至るまでの間にリターンバネ43の一方の端部43aが当接する領域に形成してある。向心カム部131e2は、ラッチ軸部材30の軸心を中心とした円弧状を成し、リターンバネ43の一方の端部43aによる押圧力をラッチ軸部材30の軸心に向けて作用させる部分であり、図9の(b)に示す状態、つまり図9の(a)に示す開放位置から図9の(c)に示す噛合位置までの間においてほぼ中間となる部位にごく短い区間だけ形成してある。
上述したように、実施の形態2のラッチ装置には、実施の形態1の係合弾性部材32及び拘束リターンバネ33に相当する構成は設けていない。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記のように構成したラッチ装置では、ラッチ131がストライカSTと噛み合っていない場合、図9の(a)に示すように、カムレバーバネ52のバネ力によってカムレバー51が時計回りに回転し、係合突起51aがロッキングプレート41に当接した状態にある。カムレバー51によって押圧されたロッキングプレート41は、規制突起41bがベースプレート10の第2ストッパ片15に当接し、リターンバネ43によって付勢されたオープンレバー42とともに図9においてもっとも反時計回りに回転した状態に保持される。開放位置に配置されたラッチ131は、フック部131bがベースプレート10の第1ストッパ片14に当接して開放位置に保持され、噛合溝131aの開口がベースプレート10及びカバープレート20に形成した進入溝11,21の開口に合致した状態となる。
この状態においては、リターンバネ43の一方の端部43aがラッチ131の外周面に形成したバネ制御カム面131eにおいてラッチ付勢カム部131e1に当接することになる。また、図9の(a)に示す状態においては、ラッチ131のストライカ当接部131cがロッキングプレート41及びカムレバー51の双方に対して離隔した状態にある。従って、ラッチ131は、リターンバネ43のバネ力によってのみフック部131bが第1ストッパ片14に押圧された状態に維持されることになる。
上述した状態からベースプレート10及びカバープレート20の進入溝11,21に対してストライカSTが漸次進入すると、ストライカSTがラッチ131のストライカ当接部131cに当接することにより、リターンバネ43のバネ力に抗してラッチ131がラッチ軸部材30の軸心を中心として噛合方向に回転する。ストライカSTの進入が進行し、図9の(b)に示す状態となると、ストライカ当接部131cの先端がロッキングプレート41の係合爪部41aに当接し、以降、ロッキングプレート41の係合爪部41aを介して作用するリターンバネ43のバネ力及びカムレバーバネ52のバネ力に抗してラッチ131が噛合方向に回転することになる。但し、ラッチ131のストライカ当接部131cがロッキングプレート41に当接した時点においては、リターンバネ43の一方の端部43aがバネ制御カム面131eの向心カム部131e2に当接するため、リターンバネ43の一方の端部43aを介してラッチ131を開放方向に押圧する力が作用することはない。
ストライカSTの進入がさらに進行し、リターンバネ43のバネ力及びカムレバーバネ52のバネ力に抗してラッチ131の噛合方向への回転が進み、図9の(c)に示す噛合位置になると、ラッチ131のフック部131bによって進入溝11,21の開口が閉塞されるとともに、リターンバネ43のバネ力によりロッキングプレート41が反時計回りに回転し、係合爪部41aがラッチ131の噛合溝131aに進入してストライカ当接部131cと係合する。この状態においては、ラッチ131のフック部131bによってストライカSTが進入溝11,21から逸脱する方向への移動が阻止され、かつ係合爪部41aが係合することによってラッチ131の開放方向への回転が規制されることになり、ストライカSTとラッチ131とが噛み合った状態に維持される。
ここで、図9の(c)に示す噛合位置においては、上述したように、ロッキングプレート41の係合爪部41aからラッチ131に対して付与されていた回転抗力がゼロとなる。しかしながら、上述した動作の間、リターンバネ43の一方の端部43aが当接する部位は、図9の(b)に示す状態を通過した後、バネ制御カム面131eにおいて向心カム部131e2からラッチ付勢カム部131e1に移行し、以降、図9の(d)で示す拘束状態に至るまでの間、リターンバネ43の一方の端部43aがバネ制御カム面131eにおいてラッチ付勢カム部131e1に当接することになる。従って、噛合位置に至る直前の状態から、ラッチ131に対しては、リターンバネ43の一方の端部43aから与えられる押圧力によってのみ回転抗力が作用することになる。
これにより、図9の(e)に示すように、拘束状態からオープンレバー42の操作により、ロッキングプレート41を図9において時計回りに回転させ、さらに図9の(f)に示すように、係合突起51aを介してカムレバー51を図9において反時計回りに回転させると、ラッチ131は、リターンバネ43の一方の端部43aがバネ制御カム面131eにおいてラッチ付勢カム部131e1に当接することにより開放方向に回転し、最終的に図9の(a)に示す開放位置に復帰することになる。
上記ラッチ装置によれば、リターンバネ43として捩りコイルバネを適用し、かつラッチ131が開放位置から噛合状態となるまでの間、バネ制御カム面131eの作用により、リターンバネ43の一方の端部43aからの押圧力による噛合方向への回転に抗する回転抗力を途中でほぼゼロとなるようにしている。このため、ラッチ131の噛合方向への回転量に従ってリターンバネ43の一方の端部43aからの回転抗力が増大する事態を招来することがなく、ラッチ131にロッキングプレート41を係合させる際の噛合荷重を低減してその操作性を向上させることが可能となる。
しかも、ストライカSTが進入溝11,21に進入する初期の段階においては、ラッチ131のストライカ当接部131cからロッキングプレート41及びカムレバー51が離隔するように構成しているため、ラッチ131に作用する回転抗力としては、リターンバネ43のバネ力によるものだけとなる。この結果、進入溝11,21に対するストライカSTの進入荷重がきわめて低くなり、操作性をより一層向上させることができる。
さらに、上述した実施の形態2のラッチ装置では、噛合位置の直前から拘束状態に至るまでの間に再びラッチ131に対してリターンバネ43を作用させるようにしているため、開放位置からそのまま拘束状態までの間に作用させた場合に比べて拘束状態でのリターンバネ43のバネ力を小さく設定することが可能である。この結果、カムレバー51を介してラッチ31を噛合位置から拘束状態に移行させるためのカムレバーバネ52としては、拘束リターンバネ33よりわずかに大きなバネ力であれば良く、上述のように拘束リターンバネ33のバネ力を小さくできたことに伴ってバネ力が小さいものを適用することが可能となり、ラッチ31の開放位置から引込位置までの噛合荷重を大きく低減することが可能となる。
また、実施の形態2では、実施の形態1で示した係合弾性部材32及び拘束リターンバネ33に相当する機能は設けていないことから、部品点数の削減を図ることが可能となる。
(実施の形態3)
図11及び図12は、本発明の実施の形態3であるラッチ装置を示したものである。ここで例示するラッチ装置は、実施の形態1と同様、図6に示す車両用シートSを適用対象とし、車両本体Bに設けられたストライカSTに噛み合うことによって背凭れ部SSを車両本体Bに着脱可能に固定するためのもので、係合部材及び拘束リターンバネに相当する構成が存在しない点で実施の形態1と相違するとともに、ロッキング軸部材に空振りレバーを備え、かつラッチ軸部材にレバーバネを備える点で実施の形態1と相違する。尚、実施の形態3において実施の形態1と同様の構成に関しては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
図11に示すように、実施の形態3のラッチ装置では、ロッキング軸部材40に空振りレバー60が設けてある。空振りレバー60は、ロッキング軸部材40の軸心から進入溝11,21の延在方向延長線に交差する態様で延在した平板状部材であり、延在端部に押圧突起61を備えている。押圧突起61は、空振りレバー60の延在端部から突出した円柱状部材であり、空振りレバー60が図11において時計回りに回転した場合にラッチ31のバネ制御カム面31eに当接し、ラッチ31を開放方向に回転させることが可能である。空振りレバー60とオープンレバー42とは、相互に当接することによって互いの最小挟角が設定してある一方、互いに挟角を拡開する方向に向けて相対的に回転することが可能である。
レバーバネ70は、コイル状の巻回部をラッチ軸部材30に挿通させた捩りコイルバネであり、径外方向に延在する一方の端部70aが空振りレバー60の押圧突起61に係合し、かつ径外方向に延在する他方の端部70bがオープンレバー42の規制突起41bに設けたバネ係合部41dに係合させることにより、空振りレバー60とオープンレバー42とが最小挟角となるように両者を付勢している。
上述したように、実施の形態3のラッチ装置には、実施の形態1の係合弾性部材32及び拘束リターンバネ33に相当する構成は設けていない。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記のように構成したラッチ装置では、ラッチ31がストライカSTと噛み合っていない場合、図11の(h)に示すように、カムレバーバネ52のバネ力によってカムレバー51が時計回りに回転し、係合突起51aがロッキングプレート41に当接した状態にある。カムレバー51によって押圧されたロッキングプレート41は、レバーバネ70を介してベースプレート10の第2ストッパ片15に当接し、リターンバネ43によって付勢されたオープンレバー42とともに図11においてもっとも反時計回りに回転した状態に保持される。開放位置に配置されたラッチ31は、フック部31bがベースプレート10の第1ストッパ片14に当接して開放位置に保持され、噛合溝31aの開口がベースプレート10及びカバープレート20に形成した進入溝11,21の開口に合致した状態となる。
この状態においては、リターンバネ43の一方の端部43aがラッチ31の外周面に形成したバネ制御カム面31eにおいてラッチ付勢カム部31e1に当接することになる。また、図11の(h)に示す状態においては、ラッチ31のストライカ当接部31cがロッキングプレート41及びカムレバー51の双方に対して離隔した状態にある。従って、ラッチ31は、リターンバネ43のバネ力によってのみフック部31bが第1ストッパ片14に押圧された状態に維持されることになる。
上述した状態からベースプレート10及びカバープレート20の進入溝11,21に対してストライカSTが漸次進入すると、ストライカSTがラッチ31のストライカ当接部31cに当接することにより、リターンバネ43のバネ力に抗してラッチ31がラッチ軸部材30の軸心を中心として噛合方向に回転する。ストライカSTの進入が進行し、図11の(g)に示す状態となると、ストライカ当接部31cの先端がロッキングプレート41の係合爪部41aに当接し、以降、ロッキングプレート41の係合爪部41aを介して作用するリターンバネ43のバネ力及びカムレバーバネ52のバネ力に抗してラッチ31が噛合方向に回転することになる。但し、ラッチ31のストライカ当接部31cがロッキングプレート41に当接した時点においては、リターンバネ43の一方の端部43aがバネ制御カム面31eの向心カム部31e2に当接するため、リターンバネ43の一方の端部43aを介してラッチ31を開放方向に押圧する力が作用することはない。
ストライカSTの進入がさらに進行し、リターンバネ43のバネ力及びカムレバーバネ52のバネ力に抗してラッチ31の噛合方向への回転が進み、図11(f)に示す噛合位置になると、ラッチ31のフック部31bによって進入溝11,21の開口が閉塞されるとともに、リターンバネ43のバネ力によりロッキングプレート41が反時計回りに回転し、係合爪部41aがラッチ31の噛合溝31aに進入してストライカ当接部31cと係合する。この状態においては、ラッチ31のフック部31bによってストライカSTが進入溝11,21から逸脱する方向への移動が阻止され、かつ係合爪部41aが係合することによってラッチ31の開放方向への回転が規制されることになり、ストライカSTとラッチ31とが噛み合った状態に維持される。
ここで、図11の(f)に示す噛合位置においては、上述したように、ロッキングプレート41の係合爪部41aからラッチ31に対して付与されていた回転抗力がゼロとなり、以降、ラッチ31に対しては、図11の(a)に示す拘束状態に至るまでの間、噛合方向に回転する際の回転抗力がまったく作用しないことになる。
一方、図11の(a)に示す拘束状態において図示せぬ操作レバーを操作することにより、オープンレバー42を図11において時計回りに回転させると、レバーバネ70のバネ力により空振りレバー60が図11において時計回りに回転し、図11の(b)に示すように、空振りレバー60の押圧突起61がラッチ31のバネ制御カム面31eに当接する。
その後、図11の(c)に示すように、ロッキングプレート41がカムレバー51の係合突起51aに当接することによりカムレバー51が図11において反時計回りに回転し、図11の(d)に示すように、ラッチ31のストライカ当接部31cがカムレバー51の拘束カム面51cから逸脱すると、図11の(e)に示すように、レバーバネ70のバネ力によりラッチ31が開放方向に回転し、最終的に図11の(h)に示す開放位置に復帰することになる。
上記ラッチ装置によれば、リターンバネ43として捩りコイルバネを適用し、かつラッチ31が開放位置から噛合状態となるまでの間、バネ制御カム面31eの作用により、リターンバネ43の一方の端部43aからの押圧力による噛合方向への回転に抗する回転抗力を途中でほぼゼロとなるようにしている。このため、ラッチ31の噛合方向への回転量に従ってリターンバネ43の一方の端部43aからの回転抗力が増大する事態を招来することがなく、ラッチ31にロッキングプレート41を係合させる際の噛合荷重を低減してその操作性を向上させることが可能となる。
しかも、ストライカSTが進入溝11,21に進入する初期の段階においては、ラッチ31のストライカ当接部31cからロッキングプレート41及びカムレバー51が離隔するように構成しているため、ラッチ31に作用する回転抗力としては、リターンバネ43のバネ力によるものだけとなる。この結果、進入溝11,21に対するストライカSTの進入荷重がきわめて低くなり、操作性をより一層向上させることができる。
さらに、上述した実施の形態3のラッチ装置では、噛合位置の直前から拘束状態に至るまでの間にラッチ31に対して噛合方向に回転する際の回転抗力がまったく作用しない。この結果、カムレバー51を介してラッチ31を噛合位置から拘束状態に移行させるためのカムレバーバネ52としては、拘束リターンバネ33よりわずかに大きなバネ力であれば良く、上述のように拘束リターンバネ33のバネ力を小さくできたことに伴ってバネ力が小さいものを適用することが可能となり、ラッチ31の開放位置から引込位置までの噛合荷重を大きく低減することが可能となる。
31 ラッチ
31a 噛合溝
31e バネ制御カム面
31e1 ラッチ付勢カム部
31e2 向心カム部
41 ロッキングプレート
43 リターンバネ
43a,43b 端部
131 ラッチ
131a 噛合溝
131e バネ制御カム面
131e1 ラッチ付勢カム部
131e2 向心カム部
ST ストライカ

Claims (5)

  1. ラッチの噛合溝に対するストライカの進入により、ラッチを開放位置からリターンバネのバネ力に抗して噛合方向に回転させ、所定の噛合位置まで回転したラッチにロッキングプレートを係合させることによりラッチの開放方向への回転を規制し、ストライカとラッチとを噛合状態に保持するラッチ装置において、
    前記リターンバネは、一方の端部を介してラッチの周面を押圧することによりラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させる捩りコイルバネであり、
    前記ラッチの周面には、ストライカが進入した後、ラッチが噛合方向に回転して前記噛合位置に至るまでの間にリターンバネによる回転抗力を減少させるバネ制御カム面を形成したことを特徴とするラッチ装置。
  2. ラッチが前記噛合位置まで回転した後に、カムレバーバネのバネ力によってラッチをさらに噛合方向に回転させ、ストライカを拘束状態に移行させるカムレバーをさらに備え、ラッチが噛合位置に至るまでの間においてはカムレバーバネのバネ力によってカムレバーがラッチの周面を押圧し、ラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させることを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
  3. 前記カムレバーは、ストライカの進入によってラッチが噛合方向に回転した後、ラッチの回転量が予め設定した設定角度を超える以前においては前記ラッチの周面から離隔し、前記設定角度以上となった場合にラッチの周面を押圧することを特徴とする請求項2に記載のラッチ装置。
  4. 前記リターンバネは、ラッチにストライカが進入した後、前記噛合位置に至るまでの間にロッキングプレートを介してラッチの周面を押圧することによりラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させるものであり、
    前記バネ制御カム面は、前記ロッキングプレートによるラッチへの回転抗力が作用した以降、拘束状態となるまでの間、リターンバネの一方の端部によるラッチの押圧力をラッチの回転中心に向けて作用させる向心カム部を有し、
    前記ラッチには、前記リターンバネとは別個の捩りコイルバネであって、少なくとも前記噛合位置から前記拘束状態に移行させる間にこれに抗した回転抗力を作用させる拘束リターンバネを設けたことを特徴とする請求項2に記載のラッチ装置。
  5. 前記リターンバネは、ラッチにストライカが進入した後、前記噛合位置に至るまでの間にロッキングプレートを介してラッチの周面を押圧することによりラッチに対して噛合方向の回転に抗した回転抗力を作用させるものであり、
    前記バネ制御カム面は、前記ロッキングプレートによるラッチへの回転抗力が作用した以降、拘束状態となるまでの間、リターンバネの一方の端部によるラッチの押圧力をラッチの回転中心に向けて作用させる向心カム部を有し、
    さらに、前記拘束状態となったラッチからカムレバーが拘束解除方向に移動し、かつロッキングプレートとの係合状態が解除された場合に当該ロッキングプレートの係合解除移動に連動し、ラッチに当接してこれを開放方向に回転させる空振りレバーを備えたことを特徴とする請求項2に記載のラッチ装置。
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