JP2009024797A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. ブレーキキャリパ（１２）に、ディスクロータ（１１）をブレーキパッド（８６）を介して押圧するピストン（８１，８２）と、ブレーキパッド（８６）のセットピン孔（１０３ａ）に通されてブレーキパッド（８６）を前記ディスクロータ（１１）の軸方向に移動自在に支持するセットピン（１０１）と、ブレーキ作動時にブレーキパッド（９１）からの制動トルクを受けるトルク受け部（７１ａ）とが設けられた車両のディスクブレーキ装置において、
   前記セットピン（１０１）は、前記ブレーキパッド（８６）の中央に対して、前記ブレーキキャリパ（１２）に前記ディスクロータ（１１）が入り込むディスクロータ回入側にオフセットされて配置され、
   前記ピストンは、前記セットピン（１０１）に近い側に且つ前記ディスクロータ（１１）の摺動幅の中央よりもディスクロータ中心側に中心が配置された第１ピストン（８１）と、前記セットピン（１０１）から前記第１ピストン（８１）よりも遠い前記トルク受け部（７１ａ）側に且つ前記ディスクロータ（１１）の摺動幅の中央に中心が配置された第２ピストン（８２）とから構成されることを特徴とする車両のディスクブレーキ装置。
2. ブレーキキャリパ（１２）に、ディスクロータ（１１）をブレーキパッド（１３１）を介して押圧するピストン（１２１，１２２）と、ブレーキパッド（１３１）のセットピン孔（１０３ａ）に通されてブレーキパッド（１３１）を前記ディスクロータ（１１）の軸方向に移動自在に支持するセットピン（１０１）と、ブレーキ作動時にブレーキパッド（１３１）からの制動トルクを受けるトルク受け部（７１ａ）とが設けられた車両のディスクブレーキ装置において、
   前記セットピン（１０１）は、前記ブレーキパッド（１３１）の中央に対して、前記ブレーキキャリパ（１２）に前記ディスクロータ（１１）が入り込むディスクロータ回入側にオフセットされて配置され、
   前記ピストンは、前記セットピン（１０１）に近い側に配置された第１ピストン（１２１）と、前記セットピン（１０１）から前記第１ピストン（１２１）よりも遠い前記トルク受け部（７１ａ）側に配置された第２ピストン（１２２）とから構成され、
   前記第１ピストン（１２１）は、前記第２ピストン（１２２）と独立に作動可能で且つ第２ピストン（１２２）よりも小径に形成されるとともに、前記ブレーキパッド（１３１）の内・外側端部（９１ｅ，９１ｄ）及び近い側の側端部（９１ａ）からそれぞれ離して配置されることを特徴とする車両のディスクブレーキ装置。
3. 前記ブレーキパッド（１３１）の前記側端部（９１ａ）側を前記ディスクロータ（１１）に沿う範囲内に延長したことを特徴とする請求項２記載の車両のディスクブレーキ装置構造。
4. 前記第１ピストン（１２１）とこの第１ピストン（１２１）に近い前記ブレーキパッド（１３１）の側端部（１３３ａ）との距離をＬ１、第２ピストン（１２２）とこの第２ピストン（１２２）に近いブレーキパッド（１３１）の側端部（１３３ｂ）との距離をＬ３としたときに、Ｌ１＞Ｌ３としたことを特徴とする請求項３記載の車両のディスクブレーキ装置。
5. 前記第１ピストン（１２１）と前記第２ピストン（１２２）との距離をＬ２としたときに、Ｌ１＞Ｌ２＞Ｌ３としたことを特徴とする請求項４記載の車両のディスクブレーキ装置。
6. 前記ブレーキパッド（１３１）は、デスクロータ（１１）と摺動するパッド本体（１３３）と、パッド本体（１３３）を支持するためにパッド本体（１３３）の裏面に設けられた裏板（１３４）からなり、前記第２ピストン（１２２）は、軸方向視にてパッド本体（１３３）の内・外側端部よりも外側に突出し、前記パッド本体（１３３）の側端部（１３３ｂ）から外側に突出しないように配置され、前記第１ピストン（１２１）は、軸方向視にて前記パッド本体（１３３）の内・外側端部及び近い側の側端部（１３３ａ）よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項２記載の車両のディスクブレーキ装置構造。
7. 前記第２ピストン（１２２）は、軸方向視にて前記裏板（１３４）の内・外側端部よりも外側に突出していることを特徴とする請求項２記載の車両のディスクブレーキ装置構造。