JP2009024780A - 定流量弁装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主弁24を有する電磁弁22と、一方の面が主弁24に対する1次側流路32の1次側圧力を受ける1次側受圧面80とされ、反対側の他方の面が主弁24に対する2次側流路34の2次側圧力を受ける2次側受圧面82とされた弁体68及び弁体68の2次側受圧面82に対して、2次側圧力の作用方向に付勢力を作用させるコイルばね84を有し、弁体68の移動により流路に対する絞りを変えることで1次側圧力P1と2次側圧力P2との差圧ΔPを一定に保ち、主弁24を通過する水の流量を主弁24の開度に応じて定流量化する定差圧弁66とを備えて定流量弁装置16を構成する。
【選択図】 図2
Description
図10はその具体例を示している。
同図において200は流入口,202は流出口、204は流入口200から流入口202に到る流路上に設けられた定流量弁201における弁体で、弁部206と208とを有している。ここで弁部206は弁部208に対して大径をなしている。
弁部206には貫通のオリフィス210が設けられており、流入口200から流入した水は、1次側流路212を経てオリフィス210を通過し、そして2次側流路214を経て流出口202から流出する。
そしてこの2次側受圧面218に対して、ばね220の付勢力が図中上方、即ち2次側受圧面218に対する2次側圧力の作用方向に及ぼされている。
この弁部208の図中上面は2次側圧力を受ける2次側受圧面228をなし、また図中下面は1次側圧力を受ける1次側受圧面230をなしている。
同様に弁部206の2次側受圧面218の面積と弁部208の2次側受圧面228の面積との面積差分だけ、2次側圧力が弁体204を図中上向きに押す力として作用している。
即ち、1次側圧力P1が高くなると弁体204が図中下向きに移動して流路に対する絞りを大とし、そこでの圧損を大とすることで1次側圧力P1を低くして、P1とP2との差圧ΔPを一定に保ち、弁体204に対する図中下向きの力と上向きの力とをバランスさせる。
また1次側圧力P1が低くなると弁体204が図中上向きに移動して流路に対する絞りを小とし、そこでの圧損を小とすることで1次側圧力P1を高くして、P1とP2との差圧ΔPを一定に保ち、弁体204に対する図中下向きの力と上向きの力とをバランスさせる。
即ち弁体204はP1とP2との差圧を一定に保つ定差圧弁の弁体として働いている。
而してこの定流量弁201にあっては、差圧ΔPが一定に保たれるため、オリフィス210を通過して流れる流量は一定流量に保たれる。
通常、この自動水栓では吐水口からの吐水を定流量化するために定流量弁が用いられる。
図11(A)はこれを具体的に表したもので、232は自動水栓の吐水部、234は吐水口である。
尚、240は流路236の流量を調節し又は止水するための止水栓である。
ところがこのような定流量弁201を流路236上に組み込んでおくと、吐水口234からの吐水の流量を定流量化できる一方で、流路236上において圧損(圧力損失)が大となってしまう。
また水が電磁弁238の主弁242(図11(B)参照)を通過する際に、そこでも圧損を生じる。
そうした場合、通常は定流量弁201を外した状態で自動水栓を設置し、そして止水栓240において流量調節を行うようにする。
尚、本発明に対する関連文献として下記特許文献1がある。
この特許文献1には、定差圧式の定流量弁に可変絞りを設けたものが開示されている。
この特許文献1に開示のものは定差圧式の定流量弁に関するものである点で本発明と一部共通しているが、特徴的な技術的思想において本発明とは異なったものである。
その結果、主弁を通過する水の流量は主弁の開度に応じて一定流量となる。
またその主弁の開度を変化させれば、その変化後の主弁の開度に応じた定流量で水が主弁を通過する。
従ってその吐止水弁を自動水栓のオン・オフ式の電磁弁となした場合(請求項5)、その電磁弁の主弁が図11(B)の定流量弁201におけるオリフィス210を兼ねていることから、圧力損失を生じる個所が、定流量弁201の定差圧弁詳しくは弁体204の弁部208による絞り部と、電磁弁の主弁との2個所となる(図11(A)の自動水栓では圧損を生じる個所が、定流量弁201のオリフィス210と、定差圧弁詳しくは弁体204の弁部208による絞り部と、電磁弁の主弁242との3個所であるのに対し)。
これにより自動水栓を低圧地域に設置するに際して煩雑な流量の調節作業をしなくても良く、自動水栓の設置作業を容易に行えるようになる。
ここで上記主弁はダイヤフラム弁であっても良いし又はピストン弁その他形態の弁であっても良い。
また本発明では上記吐止水弁を、パイロット弁を有し、パイロット弁の弁体の移動に追従して主弁の弁体を移動させるパイロット式吐止水弁としておくことができる(請求項2)。
このようにしておけば、主弁を動作させるのに必要な力が少なくて済み、操作を軽く行うことが可能となる。
このようにしておけば、1次側圧力P1と2次側圧力P2との一定の差圧の大きさを調節でき、そのことによって流量を更に微調節できる利点が得られる。
図1において、10は自動水栓の吐水部で、12は吐水部10に備えられた吐水口である。
14は吐水部10に向けて給水を行うための流路で、この流路14上に定流量弁装置16と、その上流側において給水の流量を調節し又は止水する止水栓18が設けられている。
同図において、20は定流量弁装置16における本体ボデーで、その内部且つ流路14上に、ダイヤフラム弁からなる主弁(電磁弁22の主弁)24が設けられている。
主弁24は、硬質樹脂からなる保持部材26と、この保持部材26にて保持されたゴム製のダイヤフラム膜28とからなる主弁体27、及びこれを着座させる主弁座29を有している。
ここで主弁座29は、図中上向きに起立する円筒部30の上端部にて構成してある。
主弁24における主弁体27には、これを貫通して1次側流路32と圧力室38とを連通させる導入小孔40が設けられている。
この導入小孔40は、1次側流路32の水を圧力室38へと導き入れて圧力室38の圧力を増大させる。
ここでパイロット水路42は、圧力室38内の水を下流側に抜いて圧力室38の圧力を低下させる。
このパイロット弁44は、プランジャ式のパイロット弁体46と、これを着座させるパイロット弁座47,通電により電磁力を発生させてパイロット弁体46を開弁させる電磁コイル48,パイロット弁体46を図中下向きに付勢してこれを閉弁状態に保持するばね50を有している。
すると主弁体27を貫通する導入小孔40を通じて圧力室38に導かれる水により圧力室38の圧力が上昇し、主弁体27に対する閉弁方向の押圧力を高める。ここにおいて主弁体27が主弁座29に着座して閉弁状態となる。
ここにおいて1次側流路32の水が、主弁24を通過して下流側へと流れ、吐水部10へと供給される。
そしてセンサ54が人体感知すると、コントローラ56の制御の下にパイロット弁44が開弁させられる。即ちこのパイロット弁44とともに電磁弁22を構成している主弁24が開弁させられる。
また一方センサ54が人体非検知状態となると、パイロット弁44が閉弁させられ、ここにおいて主弁24が閉弁させられて、吐水部10への給水が停止される。即ち吐水口12からの吐水が停止される。
流量調節軸58は、ねじ部60において本体ボデー20に図中上下方向即ち軸方向に進退移動可能に螺合されている。
一方流量調節軸58の位置が下方にあると、主弁体27の開度が小となって、主弁24を通過する水の流量が小となる。
従ってこの実施形態では、流量調節軸58の位置を上下に調節することで、主弁24の開弁時における水の流量を変化させることができる。
68はその主体をなす弁体で、ここでは弁体68はピストン式の弁体とされている。
弁体68は、シール部材(ここではOリング)70によるシールの下でボデー20の嵌合孔72に上下に水密且つ摺動可能に嵌合されている。
弁体68は、図中上向きに立ち上がる円筒部78を有しており、その円筒部78の上端部が、流路を絞る絞り部として働くようになっている。
この弁体68の図中下面は、1次側流路32の1次側圧力P1を図中上向きに受ける1次側受圧面80をなしており、また図中上面は、2次側流路34の2次側圧力P2を図中下向きに受ける2次側受圧面82をなしている。
尚、コイルばね84は下端を弁体68の2次側受圧面82に当接させ、また上端を前記の円筒部30から内向きに突出したばね受86に当接させている。
上記のように弁体68は、1次側流路32の1次側圧力P1を図中上向きに受けており、また2次側流路34の2次側圧力P2を図中下向きに受けている。これに加えてコイルばね84の付勢力を図中下向きに受けている。
即ち、給水圧の変動等によって1次側流路32の1次側圧力P1が増大すると、定差圧弁66の弁体68がその増大した1次側圧力P1によって図中上向きに押される。
すると円筒部78上端部の絞り部による2次側流路34に対する絞りが大となって、2次側流路34の2次側圧力P2が増大する。そして弁体68はその移動により上昇した2次側圧力P2と1次側圧力P1とが釣り合う位置で移動停止する。
そのようにして弁体68は1次側圧力P1と2次側圧力P2との差圧ΔPを常に一定に保つように動作する。
従って上記式(1)から導かれるように、主弁24を通過する水の流量は主弁24の開度に応じて一定流量となる。
従ってこの実施形態では、吐水部10のセンサ54前方に手を差し出して吐水口12から吐水させたとき、主弁24の開度に応じた一定流量で吐水口12から吐水させることができる。
即ち自動水栓のオン・オフ式の電磁弁22の主弁24が、図11(B)の定流量弁201におけるオリフィス210を兼ねている。
これにより自動水栓を低圧地域に設置するに際して煩雑な流量の調節作業をしなくても良く、自動水栓の設置作業を容易に行えるようになる。
この実施形態では、図2に示す流量調節軸58が設けられておらず、パイロット水路42の一端が直接第1の圧力室38で且つ主弁体27の中心部の上向きの突出部31上方で開口せしめられている。
この実施形態において、主弁24における主弁体27は、開弁時において圧力室38の圧力と、1次側流路32の圧力及び2次側流路34の圧力とによる力がバランスする位置で停止する。
而して圧力室38の圧力は、パイロット水路42の開口と主弁体27の上端(詳しくは突出部31の上端)との間の隙間の大小によって決定される。
その隙間が大きければ、パイロット水路42を通じて圧力室38から抜け出る水の量が多くなり、圧力室38の圧力はそれだけ低下する。
逆に隙間が小さければ、パイロット水路42を通じて圧力室38から抜け出る水の量が少なくなり、相対的に圧力室38の圧力が高くなる。
そこで主弁体27は、パイロット水路42の開口との間の隙間が、圧力室38の圧力と、1次側圧力P1及び2次側圧力P2とによる力がバランスするような一定の隙間となるまで、開弁時において上向きに上昇し、そこで停止する。
同図において、20は定流量弁装置16における本体ボデーで、その内部且つ流路14上に、ダイヤフラム弁からなる主弁(電磁弁22の主弁)24が設けられている。
主弁24は、硬質樹脂からなる保持部材26と、この保持部材26にて保持されたゴム製のダイヤフラム膜28とからなる主弁体27、及びこれを着座させる主弁座29を有している。
ここで主弁座29は、図中上向きに起立する円筒部30の上端部にて構成してある。
主弁24における主弁体27には、これを貫通して1次側流路32と圧力室38とを連通させる導入小孔40が設けられている。
この導入小孔40は、1次側流路32の水を圧力室38へと導き入れて圧力室38の圧力を増大させる。
ここでパイロット水路42は、圧力室38内の水を下流側に抜いて圧力室38の圧力を低下させる。
このパイロット弁44は、プランジャ式のパイロット弁体46と、これを着座させるパイロット弁座47,通電により電磁力を発生させてパイロット弁体46を開弁させる電磁コイル48,パイロット弁体46を図中下向きに付勢してこれを閉弁状態に保持するばね50を有している。
すると主弁体27を貫通する導入小孔40を通じて圧力室38に導かれる水により圧力室38の圧力が上昇し、主弁体27に対する閉弁方向の押圧力を高める。ここにおいて主弁体27が主弁座29に着座して閉弁状態となる。
ここにおいて1次側流路32の水が、主弁24を通過して下流側へと流れ、吐水部10へと供給される。
そしてセンサ54が人体感知すると、コントローラ56の制御の下にパイロット弁44が開弁させられる。即ちこのパイロット弁44とともに電磁弁22を構成している主弁24が開弁させられる。
また一方センサ54が人体非検知状態となると、パイロット弁44が閉弁させられ、ここにおいて主弁24が閉弁させられて、吐水部10への給水が停止される。即ち吐水口12からの吐水が停止される。
流量調節軸58は、ねじ部60において本体ボデー20に図中上下方向即ち軸方向に進退移動可能に螺合されている。
また本体ボデー20から図中上向きに突き出した部分の上面には工具係合用の係合溝64が設けられている。流量調節軸58は、この係合溝64に工具を係合させ回転させることでねじ込み量が調節され、その下端の位置を上下に変化させる。
主弁24における主弁体27は、開弁時において圧力室38の圧力と、1次側流路32の圧力及び2次側流路34の圧力とによる力がバランスする位置で停止する。
而して圧力室38の圧力は、流量調節軸58の図中下端(即ちパイロット水路42つまり内部流路62の開口)と主弁体27の上端との間の隙間の大小によって決定される。
その隙間が大きければ、パイロット水路42を通じて圧力室38から抜け出る水の量が多くなり、圧力室38の圧力はそれだけ低下する。
逆に隙間が小さければ、パイロット水路42を通じて圧力室38から抜け出る水の量が少なくなり、相対的に圧力室38の圧力が高くなる。
従って主弁体27の開弁時における開弁位置、即ち上昇位置は、流量調節軸58の上下位置によって決定される。即ち主弁体27は、開弁時の上昇位置が流量調節軸58の上下方向の進退移動に追従して決定される。
一方流量調節軸58の位置が下方にあると、主弁体27の開度が小となって、主弁24を通過する水の流量が小となる。
この流量調節軸58は、主弁体27を開弁させた状態の下で上下方向に移動操作し、位置調節することが出来る。
而して主弁体27を開弁させた状態で流量調節軸58を操作し、これを図中上下方向に進退移動させると、これに追従するようにして主弁体27が図中上下方向に移動し、流量を変化させる。このときには主弁24は流量調節弁としても働く。
68はその主体をなす弁体で、ここでは弁体68はピストン式の弁体とされている。
弁体68は、シール部材(ここではOリング)70によるシールの下でボデー20の嵌合孔72に上下に水密且つ摺動可能に嵌合されている。
弁体68は、図中上向きに立ち上がる円筒部78を有しており、その円筒部78の上端部が、流路を絞る絞り部として働くようになっている。
この弁体68の図中下面は、1次側流路32の1次側圧力P1を図中上向きに受ける1次側受圧面80をなしており、また図中上面は、2次側流路34の2次側圧力P2を図中下向きに受ける2次側受圧面82をなしている。
尚、コイルばね84は下端を弁体68の2次側受圧面82に当接させ、また上端を前記の円筒部30から内向きに突出したばね受86に当接させている。
上記のように弁体68は、1次側流路32の1次側圧力P1を図中上向きに受けており、また2次側流路34の2次側圧力P2を図中下向きに受けている。これに加えてコイルばね84の付勢力を図中下向きに受けている。
即ち、給水圧の変動等によって1次側流路32の1次側圧力P1が増大すると、定差圧弁66の弁体68がその増大した1次側圧力P1によって図中上向きに押される。
すると円筒部78上端部の絞り部による2次側流路34に対する絞りが大となって、2次側流路34の2次側圧力P2が増大する。そして弁体68はその移動により上昇した2次側圧力P2と1次側圧力P1とが釣り合う位置で移動停止する。
そのようにして弁体68は1次側圧力P1と2次側圧力P2との差圧ΔPを常に一定に保つように動作する。
従って上記式(1)から導かれるように、主弁24を通過する水の流量は主弁24の開度に応じて一定流量となる。
従ってこの実施形態では、吐水部10のセンサ54前方に手を差し出して吐水口12から吐水させたとき、主弁24の開度に応じた一定流量で吐水口12から吐水させることができる。
この例は、定差圧弁66の弁体68に対して図中下向きに付勢力を作用させるコイルばね84に加えて、弁体68をこれとは逆方向である図中上向きに付勢するコイルばね88を設けている。
但しコイルばね88の付勢力は、コイルばね84の付勢力よりも弱いものとされており、その差の付勢力が弁体68に対し全体として図中下向きに及ぼされている。
この調節軸90もまた、図中下面に工具係合用の係合溝64が設けられている。
これに応じて1次側圧力P1と2次側圧力P2との差圧、詳しくは定差圧弁66にて一定とされる差圧ΔPの大きさを変化させることができる。
そしてこれにより、式(1)から明らかなように、主弁24の同じ弁開度の下で、これを通過する水の流量を微調節することが可能となる。
この例において、ゴム製のダイヤフラム膜93を保持する硬質樹脂製の保持部材95には立上り形状の円筒部78が設けられ、この円筒部78が、ボデー20の嵌合孔94に水密に且つ上下に摺動可能に嵌合され、上下移動時の案内が行われるようになっている。
尚この円筒部78には、嵌合孔94の下側において円筒部78の内側の空間と外側の空間とを連通させ、その外側の空間に2次側圧力P2を導く通孔96が形成されている。
従ってこの実施形態では、図4における流量調節軸58の如き
流量調節部材は設けられていない。
この例は、円筒部102とダイヤフラム膜104とで定差圧弁66の弁体68を構成し、そしてダイヤフラム膜104の図中上側且つ円筒部102の外側に2次側流路34を形成し、ダイヤフラム膜104に対し、2次側流路34の2次側圧力P2と、ダイヤフラム膜104の図中下側の圧力室74の1次側圧力P1を互いに逆向きに作用させ、また2次側流路34内に配置したコイルばね84による付勢力を弁体68に対し図中下向きに及ぼすようになした例である。
この例においても、弁体68の図中上下移動により1次側圧力P1と2次側圧力P2との差圧が一定に保たれ、電磁弁22における主弁24を通過する水の流量が定流量化される。
尚、2次側流路34の水は円筒部102の図中上端を乗り越えて、円筒部102の内側の出側流路36を通じ図中下向きに流出する。
図8の例では、図4における1次側流路32と2次側流路34との主弁24に対する位置関係が逆位置となっている。
尚、97は入側流路でその内部の圧力はP0であり、1次側流
路32の1次側圧力はP1,2次側流路34の2次側圧力はP2である。
従ってこの例では、弁体68の図中下面が2次側圧力P2を図中上向きに受ける2次側受圧面82となり、また図中上面が1次側圧力P1を図中下向きに受ける1次側受圧面80をなしている。
この例においても、弁体68の図中上下移動により1次側圧力P1と2次側圧力P2との差圧を一定に保持し、そのことによって
電磁弁22の主弁24を通過する水の流量を主弁24の開度に応じて定流量化する。
ここでは給水路14C上の定流量弁装置16と、給水路14H上の定流量弁装置16とによって、水と湯との流量が定流量化された上で、それらが混合部98で混合され、その混合水が吐水部100に送られて、吐水口12から吐水される。
22 電磁弁
24 主弁
32 1次側流路
34 2次側流路
44 パイロット弁
46 パイロット弁体
54 センサ
58 流量調節軸
66 定差圧弁
68 弁体
80 1次側受圧面
82 2次側受圧面
84 コイルばね
Claims (5)
- (イ)主弁を有する吐止水弁と
(ロ)(a)一方の面が該吐止水弁の主弁に対する1次側流路の1次側圧力を受ける1次側受圧面とされ、反対側の他方の面が該主弁に対する2次側流路の2次側圧力を受ける2次側受圧面とされた弁体、及び(b)該弁体に対して該2次側圧力の作用方向に付勢力を作用させるばね、を有し、該弁体の移動により流路に対する絞りを変えることで前記1次側圧力と2次側圧力との差圧を一定に保ち、前記主弁を通過する水の流量を該主弁の開度に応じて定流量化する定差圧弁と
を備えて成る定流量弁装置。 - 請求項1において、前記吐止水弁がパイロット弁を有し、該パイロット弁の弁体の移動に追従して前記主弁の弁体を移動させるパイロット式吐止水弁であることを特徴とする定流量弁装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記定差圧弁の弁体が前記2次側流路中に設けられ、前記2次側圧力が高くなると該2次側流路に対する絞りを大とする方向に移動して該2次側圧力を高め、以て前記1次側圧力と2次側圧力との前記差圧を一定に保つようになしてあることを特徴とする定流量弁装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記ばねの付勢力の調節手段を備えていることを特徴とする定流量弁装置。
- 請求項1〜4の何れかにおいて、前記吐止水弁がセンサによる人体感知に基づいて自動的にオン・オフする自動水栓の電磁弁であることを特徴とする定流量弁装置。
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