JP2009024378A - 落石防護柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】中小規模落石対応用としての作用を十分に果たし得ると共に、施工性が良く、比較的安価に製作可能の落石防護柵を提供すること。
【解決手段】間隔を置いて立設された支柱と、各支柱に設けられる上部及び下部サポートロープ保持具と、サポートロープ保持具に保持され支柱間に架け渡された上側及び下側サポートロープと、これらサポートロープに支持され支柱間に張設されたネットとを有する落石防護柵において、サポートロープ5a,5bは、サポートロープ保持具4a,4bに延在方向へ横移動自在に支持され、端部支柱3a,3dの外側方の位置でアンカー7に固定され、所定以上の張力を受けたときに、一定のブレーキ力を及ぼしながらサポートロープの延伸を許容するブレーキ装置8,9を、端部支柱の近傍からアンカーまでの間の範囲に有し、ネット6は金網で形成され、落石防護柵の谷側に配置され、上方縁部及び下方縁部がサポートロープに横滑り移動可能に係合しているようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、山の斜面、道路わき、鉄道わきなどに設置される落石防護柵に係る。
日本はその地勢的な特異性のため、落石や土砂崩落などによる、道路、鉄道、家屋などへ多大な被害を及ぼす自然災害に見舞われやすい。そのため、そのような自然災害による被害を未然に防ぐための様々な対策が講じられている。
落石に関しては、コンクリート構造の洞門や擁壁など、剛構造の構築物を設ける場合と、鋼製ネットおよび該ネットを一定の高さに保持する複数本の離間支柱を基本構成とする柔構造の落石防護柵を設けて対処する場合とがある。
柔構造の落石防護柵の中には、鋼製リングから構成されたネットを用いた大規模落石対応の落石防護柵があり、また、例えば特開平6−173221号公報(特許文献1)に記載されているような、ワイヤロープを菱形網状に組み、ワイヤロープの交差箇所をUクリップ等の挟持具で締結して形成したワイヤネットを支柱間に張設した中小規模落石対応の落石防護柵がある。
特開平6−173221号公報
落石の発生頻度は、落石のもたらすエネルギーが100KJ程度以下の中小規模落石の方が、それ以上のエネルギーを発生する大規模落石の場合に比較して断然多く、そのため中小規模落石対応の防護柵が数多く設置されている。
このような中小規模落石対応防護柵として従来提案されているものは、落石がネットに衝突した際、衝突による応力がネットの落石衝突箇所およびその周辺に局部的に集中し、そのような応力集中箇所でネットが部分的に破損することを回避するため、ワイヤロープを補強材として用いるか、あるいは特許文献1に記載のようにワイヤネットが使用される。
使用されるワイヤロープは、落石による部分的応力集中に対応できるよう比較的強靭で高強度のものが選択される。しかしながら、そのようなワイヤロープはネット重量を増大させ、ネット価格を増大させる。ネット重量が増大すると施工性が悪くなり施行コストも高くなる。ネット価格の増大は必然的に落石防護柵のコスト高を招く。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、中小規模落石対応用としての作用を十分に果たし得ると共に、施工性が良く、比較的安価に製作可能の落石防護柵を提供することである。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明は、傾斜地盤に間隔を置いて立設された複数本の支柱と、各支柱の上部と下部に設けられた上部及び下部サポートロープ保持具と、これら上部及び下部サポートロープ保持具にそれぞれ保持され支柱間に架け渡された上側及び下側サポートロープと、これら上側及び下側サポートロープに支持され上記支柱間に張設されたネットとを有する落石防護柵において、
上記上側及び下側サポートロープは、
上記上部及び下部サポートロープ保持具に延在方向へ横移動自在に支持されており、
上記複数本の支柱のうち端部にある端部支柱の外側方の位置で上記地盤に設置されたアンカーに結合されており、
これらサポートロープが所定の大きさ以上の張力を受けたときに、一定のブレーキ力を及ぼしながらこれらサポートロープの延伸を許容するブレーキ装置を、上記端部支柱の近傍から上記アンカーまでの間の範囲に有しており、
上記ネットは、
金網で形成され、
上記支柱の谷側に配置され、
上方縁部及び下方縁部がそれぞれ上記上側及び下側サポートロープに横滑り移動可能に取り付けられている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、落石が金網に衝突したときに、金網が支柱の谷側に配置されていることによって、金網全体が落石衝突箇所を頂点として谷側へ膨出し、落石の衝撃エネルギーは落石衝突箇所から金網内を伝播して周辺に拡がって行く。
金網の上下縁部に達した衝撃エネルギーは、その一部がこれら上下縁部を上側及び下側サポートロープ上で落石衝突箇所の上方及び下方の箇所へ引き寄せるように作用し、その結果、この上下縁部は上側及び下側サポートロープ上をカーテン状に横滑りし、それによって金網はその全体が落石衝突箇所の方向へ寄り集まるように弾性変形してエネルギー吸収のために働く。
衝撃エネルギーは、更に金網の上下縁部から上側及び下側サポートロープへ伝達され、両サポートロープに引張力をもたらす。この引張力がブレーキ装置におけるブレーキ力を凌駕する大きさである場合には、このブレーキ力に応じた衝撃エネルギー吸収が行われる。ブレーキ装置が作動したことにより上側サポートロープ又は下側サポートロープ又はそれら両方が延伸すると、これら上側及び下側サポートロープは、上部及び下部サポートロープ保持具に延在方向へ横移動自在に支持されているので、延伸による長さ増加分に相当して落石衝突箇所の両側の支柱間において谷側へ引き出された状態に湾曲変形し、この湾曲変形が金網全体の落石衝突箇所へ向けての弾性変形度合いを更に増大させる。
このように、請求項1に記載の発明によれば、金網の落石衝突箇所のみで落石の衝撃を受け止めるのではなく、また、直ちにブレーキ装置が作動して衝撃エネルギーの吸収を行うのではなく、ブレーキ装置の作動が終わるまでの過程で次々にもたらされる金網の弾性変形の全体によって衝撃エネルギーの大半が吸収されるので、ネットが金網のみで形成されているにもかかわらず、中小規模の落石に十分に対応することができ、それと共に、金網のみをネットとして使用するので、落石防護柵を比較的安価に製作することができ、また落石防護柵の設置作業も比較的容易に行える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の落石防護柵において、上記金網は、上記上側及び下側サポートロープに巻装されたつる巻ばねを介して上記上側及び下側サポートロープに支持されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、つる巻ばねが螺旋構成であることにより、つる巻ばねの各コイル部分が上側および下側サポートロープに対し斜行した状態で係合し、その結果、落石衝突箇所に向けて変形する際の金網の上側および下側サポートロープ上でのカーテン様横滑り移動が容易になり、また、金網の上方縁部及び下方縁部との各連結箇所でこれら連結箇所に生じている応力の大きさに応じて、つる巻ばねが上側および下側サポートロープから引き出されるので、金網はバランスのとれた状態で変形することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の落石防護柵において、上記つる巻ばねは、上記支柱の近傍に、付加的つる巻ばねを絡み合わせた状態で支持しており、上記金網の上方及び下方縁部は、上記支柱の近傍で、上記付加的つる巻ばねに係合していることを特徴とする。
一般的な傾向として、金網に対し落石が衝突すると支柱付近の金網部分には他の部分に比較して大きな応力が生じ易い。請求項3に記載の発明によれば、支柱の近傍では、つる巻ばねが付加的つる巻ばねを絡み合わされた2重つる巻ばね構成となっており、支柱近傍で金網部分に及ぼされる大きな応力に応じて2重つる巻ばねも上側サポートロープ及び/又は下側サポートロープから大きく延出し、それによって金網は支柱近傍で大きく弾性変形することができ、この弾性変形によって大きな応力に対応することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の落石防護柵において、上記端部支柱には、その上部と下部との間に、縦サポートロープが装架してあり、上記金網は、その側方縁部が、上記縦サポートロープに上下方向へ滑り移動可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、金網の側方縁部が縦サポートロープに上下方向へ滑り移動可能に取り付けられていることにより、側方縁部においても金網への落石の衝撃力が金網全体の変形をもたらすように作用し、金網の一部箇所への応力集中を防止する効果が更に高められる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の落石防護柵において、上記端部支柱は、上記外側方の位置で上記地盤に設置されたアンカーに固定された側方ロープにより、内側方への傾倒が抑止されるように支持されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、落石防護柵が落石の衝撃を受けた時に上側サポートロープに生じる張力によって端部支柱が受ける落石衝突箇所方向への大きな引き倒し力に抗して、端部支柱を直立状態に維持することができる。
本発明によれば、落石の衝撃を受けた際、金網全体の大きな弾性変形によってバランスよくこの衝撃の大半を受け止め、それによって金網の落石衝突箇所への応力集中を回避して同箇所の破断を防止できる落石防護柵を比較的安価に提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の最良の実施形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1〜図7は第1実施形態による落石防護柵を示しており、図1はこの落石防護柵の斜視図、図2は支柱の拡大尺斜視図、図3はブレーキ装置の拡大尺斜視図、図4はこの落石防護柵における上側サポートロープと金網との連結部を示す部分的拡大尺斜視図、図5は図1中のV−V線による断面図、図6はこの落石防護柵が落石を受け止めたときの状態を示す斜視図、図7は図6中のVII−VII線による断面図である。
図1に示すように、第1実施形態による落石防護柵1は、傾斜地盤Gに斜面を横切る方向に間隔を置いて設けられた基礎2上に立設された4本の支柱3a〜3dと、これら各支柱の上部に設けられた上部サポートロープ保持具4aおよび下部に設けられた下部サポートロープ保持具4bと、上部サポートロープ保持具4aに保持され支柱3a〜3d間に架け渡された上側サポートロープ5a、および下部サポートロープ保持具4bに保持され支柱3a〜3d間に架け渡された下側サポートロープ5bと、上側および下側サポートロープ5a,5bに支持され支柱3a〜3d間に張設されたネット6とを有している。
図2は、支柱3a〜3dの具体的構成を示している。図2は落石防護柵1の端部に配置された支柱3aを示しているが、その基本的構成は他の支柱3b〜3dの場合も同様である。図2に示すように、支柱3aの本体はH形鋼によって構成され、このH形鋼の下端には鋼製プレート31がH形鋼に直交して溶接により取り付けられている。この鋼製プレート31は地盤Gに設置されたコンクリート基礎2(図1)の上面に配置され、その際、鋼製プレート31に形成されている挿通孔に、コンクリート基礎2に植設されたボルト32が挿通される。次いで、鋼製プレート31上に突出しているボルト上部にナット33が螺合され、このナットを締め込むことにより鋼製プレート31がコンクリート基礎2に取り付けられ、支柱3aがコンクリート基礎2上に立設される。鋼製プレート31と支柱3aとの間には、支柱3aの山側に、支柱3aを補強するための補強材34が取り付けられている。
上記支柱3a〜3dは、例えば、2〜3mの高さを有し、6〜10mの支柱間隔で設置される。
上部及び下部サポートロープ保持具4a,4bは、図2に示すように、支柱3aに取り付けられたシャックルにて構成されている。支柱3aへのシャックル4a,4bの取付けは、シャックルのボルト受部の間に差し渡されるボルトを支柱3aに設けた挿通孔へ係合させることによって行われ、その際、上側サポートロープ5aおよび下側サポートロープ5bを挿通するためのシャックルのループ部が支柱3aの谷側に位置するようシャックルの取付け位置が定められる。
上側サポートロープ5aは鋼製ワイヤロープであることが好ましく、上シャックル4aのループ部に延在方向へ横移動自在に挿通され、支柱3a〜3d間に架け渡される。このように支柱間に架け渡された上側サポートロープ5aは、その両端部が端部支柱3a,3dの外側方で地盤Gに打設されたアンカー7に結合されている(図1)。また、上側サポートロープ5aは、アンカー7と端部支柱3a,3dとの間に、上側サポートロープ5aが所定の大きさ以上の張力を受けたときに、一定のブレーキ力を及ぼしながら上側サポートロープの延伸を許容する上部ブレーキ装置8を有している。
下側サポートロープ5bも同様に鋼製ワイヤロープであることが好ましく、下シャックル4bのループ部に延在方向へ横移動自在に挿通され、支柱3a〜3d間に架け渡される。このように支柱間に架け渡された下側サポートロープ5bも、その両端部が端部支柱3a,3dの外側方で上記アンカー7に結合されており、また、アンカー7と端部支柱3a,3dとの間に、下側サポートロープ5bが所定の大きさ以上の張力を受けたときに、一定のブレーキ力を及ぼしながら下側サポートロープ5bの延伸を許容する下部ブレーキ装置9を有している。
図3は、これらブレーキ装置8,9の具体的な一例を示している。これらブレーキ装置8,9は実質的に同様の構成を有しているので、以下、上部ブレーキ装置8について説明し、下部ブレーキ装置9については、上部ブレーキ装置8と同様の部分に「9」で始まる符号を上部ブレーキ装置8に関する符号の横に括弧付きで併記して詳細な説明を省略する。
図示のように、上部ブレーキ装置8は、ループ管8aと緊締部材8bとより成っており、ループ管8aには上側サポートロープ5aが(ループ管9aには下側サポートロープ5bが)挿通されている。ループ管8aの両端部は側部を接して並列状態に重なり合っており、この重なり合っている部分の中央範囲が緊締部材8bによって掴持されている。したがって、これら両端部は緊締部材8bによって掴持されている部分で相互に摩擦接触し、また緊締部材8bとの間でも摩擦接触している。
ループ管8aは鋼性管であることが好ましいが、他の金属材料、若しくは場合によってはプラスチック材料で製作してもよい。また、上側サポートロープ5aとループ管8aとの接続は、上述のようにループ管8aに上側サポートロープ5aを挿通させて行う代わりに、上側サポートロープ5aをループ管8aとの接続箇所で分断し、この分断部において、上側サポートロープ5aの一方の端部をループ管8aの一方の端部に、他方の端部をループ管8aの他方の端部に接続することによって行ってもよい。この接続は例えば溶接によって行われる。
上部ブレーキ装置8は以下のように作用する。すなわち、落石防護柵1のネット6が落石の衝撃を受け、この衝撃がネット6から上側サポートロープ5aに伝達してこの上側サポートロープに張力が発生し、その張力がループ管端部の摩擦接触部による摩擦力を凌駕すると、それら摩擦力に応じたブレーキ力がもたらされる。また、その際ループ管8aが縮径するが、その縮径変形を生じさせる張力に相当するブレーキ力ももたらされる。これらブレーキ力は落石のエネルギーの一部を吸収する。また、上側サポートロープ5aはループ管8aの縮径に伴って、径縮小分に相当する長さだけ延伸する。
ループ管8aの径を適宜選択することにより、上側サポートロープ5aの延伸量の上限を所望の値に設定することができ、また、ループ管8aの材料および肉厚を適宜選択することによりブレーキ力を所望の大きさにすることができる。また、図3ではループ管が一巻きである場合が示されているが、2重巻き又はそれ以上の巻数であってもよい。また、上部ブレーキ装置8として、上記ループ管8aを用いたもの以外にも、従来公知の様々な形態のものが利用可能である。
上記ネット6は金網より成っており、この金網は、例えば太さ(若しくは直径φ)が3mm〜5mm、素線引張強度が約1700N/mm2の高張力硬鋼線で製作され、15cm未満の網目(メッシュ)を有する菱形金網である。高張力硬鋼線製の金網は高強度の上に比較的軽量であり、搬送や張設作業の際取り扱いやすい。
支柱3a〜3dへの金網6の張設は、金網6の上方縁部の網目6aに上側サポートロープ5aを挿通し(図4)、同様に下方縁部の網目(図示せず)に下側サポートロープ5bを挿通すること、及び上側サポートロープ5aを上部サポートロープ保持具4aに、下側サポートロープ5bを下部サポートロープ保持具4bに挿通することを支柱間及び支柱ごとに交互に行うことによって達成される。上部及び下部サポートロープ保持具4a,4bが、それぞれ支柱3a〜3dの谷側に位置していることにより、金網6は図5に示すように支柱3a〜3dの谷側(図5の左側、図1では奥が山側、手前が谷側)に張設された状態になる。
金網6と上側及び下側サポートロープ5a,5bとの係合を上述のように行う代わりに、両者をシャックル(図示せず)を介して間接的に連結してもよい。すなわちサポートロープ5a,5bと金網上下縁部の各網目とをサポートロープ5a,5bに対して滑り移動可能に取り付けられたシャックルを用いて連結する。
何れにしてもサポートロープ5a,5bと金網上下縁部の網目との間の係合または連結は、サポートロープ5a,5bに対し金網6がカーテンのように自由に横滑り移動可能であるように行われる。
金網6の側方縁部は、図1及び図2に示すように、端部支柱3a,3dに取り付けた縦サポートロープ10に保持されている。図2に具体的に示すように、縦サポートロープ10は、端部支柱3a(3d)の上端および下端にそれぞれ取り付けられた上シャックル11aと下シャックル11bとの間に環状に架け渡されたワイヤロープによって形成されている。金網6の側方縁部と縦サポートロープ10との係合は、図1に示すように、当該側方縁部の網目に縦サポートロープ10を挿通することによって行われ、その際、縦サポートロープ10に対して金網側方縁部が縦滑り移動可能になされる。この係合方法に代えて、縦サポートロープ10と金網側方縁部の網目とをシャックル(図示せず)によって連結するようにしてもよい。この場合、シャックルは縦サポートロープ10に対して縦滑り移動可能になされる。
図1に示すように、落石防護柵1は端部支柱3a,3dの外側方すなわち金網6がある側と反対側に側方ロープ12を有しており、この側方ロープ12はその下方端部が上記アンカー7に結合され、上方端部が図2に示すように上シャックル11aに結合されている。この側方ロープ12は、落石防護柵1が端部支柱3a,3d間で落石の衝突による衝撃を受けた時に、上側サポートロープ5aに生じる大きな張力によって端部支柱3a,3dが落石衝突箇所方向へ引き倒されないように、即ち端部支柱3a,3dの直立状態が維持されるように作用する。
次に、上記第1実施形態による落石防護柵1の作用について説明する。
図6は、この落石防護柵1が、図1の矢印Yの方向へ山側から転落してきた落石Rの衝撃を受けたときの様子を概略的に示している。金網6は、支柱3a〜3dの谷側に張設されているので、図7にも示すように、落石衝突箇所で最も膨出した状態で全体が谷側へ張り出し、落石の衝撃エネルギーは落石衝突箇所から金網6内を伝播して周辺に拡がる。
金網6の上下縁部に達した衝撃エネルギーは、その分力がこれら上下縁部を上側及び下側サポートロープ5a,5b上で落石衝突箇所の上方及び下方の箇所へ引き寄せるように作用し、その結果、この上下縁部は上側及び下側サポートロープ5a,5b上をカーテン状に横滑りし、それによって金網6はその全体が落石衝突箇所の方向へ寄り集まるように弾性変形してエネルギー吸収のために働き、落石衝突箇所へエネルギーが集中するのを阻止する。(なお、図6において、金網6の網目が一部で大きく変化しているように描かれているが、実際には各網目の大きさは多少の差異が生じるにしても、略均一である。)
衝撃エネルギーは、更に金網6の上下縁部から上側及び下側サポートロープ5a,5baへ伝達され、両サポートロープに引張力をもたらす。この引張力がブレーキ装置8、9における摩擦力を凌駕し、ループ管8a,9aを縮径させる大きさである場合には、それら摩擦力とループ管縮径が衝撃エネルギーの一部を吸収する。ループ管8a,9aの縮径に伴って上側及び下側サポートロープ5a,5bが延伸するが、これら上側及び下側サポートロープは、上部及び下部サポートロープ保持具4a,4bに延在方向へ横移動自在に支持されているので、上記延伸による長さ増加分に相当して落石衝突箇所の両側の支柱3b,3c間において谷側へ引き出された状態に湾曲変形し、この湾曲変形が金網全体の落石衝突箇所へ向けての弾性変形度合いを更に増大させる。
金網6は、その側方縁部においても縦サポートロープ10に対し縦滑り移動可能であるように係合若しくは連結されており、この構成によって金網全体の弾性変形の自由度が更に大きくなると共に、バランスのよい弾性変形がもたらされる。
このように、本発明によれば、落石の衝撃エネルギーが一気にブレーキ装置8,9に伝達されるのではなく、衝撃エネルギーがブレーキ装置8,9まで伝達される過程で、金網6の変形を次々に行わせる構成により、その都度エネルギーの吸収と分散が行われ、この吸収と分散が全体的にバランスよく行われる。その結果、金網6が部分的に破断するというような状況の発生は回避され、また金網のみをネットとして使用しているので、ネット張設作業が比較的簡単になり、また落石防護柵を比較的安価に製作することができる。
[第2の実施の形態]
図8〜図10は本発明の第2実施形態による落石防護柵を示しており、図8はこの落石防護柵の左半部の正面図、図9は図8中のA部の拡大尺斜視図、図10は図8中のB部の拡大尺斜視図である。
第2実施形態による落石防護柵50は、上側及び下側サポートロープと金網との結合部の構成以外は第1実施形態による落石防護柵1と同様であり、従って落石防護柵1のものと同一の部材には同じ符号を付し、具体的な説明は省略する。
第2実施形態によれば、落石防護柵50は上側サポートロープ5aと金網6の上縁部との結合、及び下側サポートロープ5bと金網6の下縁部との結合がつる巻ばね(ヘリックススプリング)によって行われている。
図9に示すように、上側サポートロープ5aにはつる巻ばね51が緩く巻き付いた状態で巻装されており、このつる巻ばね51には、支柱3a〜3d(図1)の近傍において付加的つる巻ばね52がつる巻ばね51に絡み合わされた状態で取り付けられている。
金網6の上縁部は、支柱の近傍の範囲を除き、図9に示すようにつる巻ばね51に係合若しくは連結されており、支柱の近傍の範囲では、図10に示すように、付加的つる巻ばね52に係合若しくは連結されている。
つる巻ばね51,52は、ばね鋼など高強度、高弾性の材料で製作され、上側サポートロープ5aの外径の略2〜3倍のコイル内径を有し、金網6の上縁部における屈曲部のピッチpと略同じコイルピッチを有している。
つる巻ばね51は、支柱3a〜3dの近傍以外の中間範囲では、図9に示すように、金網6の上縁部の網目にコイル毎に順次挿通されている。つる巻ばね51の両端部は端部支柱3a,3d(図1)の付近で上側サポートロープ5aに溶接や他の固着手段により固着されている。
また、付加的つる巻ばね52は、支柱の近傍の範囲において、図10に示すように、金網6の上縁部の網目にコイル毎に順次挿通されている。付加的つる巻ばね52の両端部はつる巻ばね51に溶接や他の固着手段により固着されている。
上述のような上側サポートロープ5aにおけるつる巻ばね51と付加的つる巻ばね52の構成及び金網6の上縁部との係合若しくは連結は、下側サポートロープ5bについても同様であり同様に行われる。
次に、上記第2実施形態による落石防護柵50の作用について説明する。
上記第1実施形態による落石防護柵1の場合と同様に、落石が金網6に衝突した際、金網は落石衝突箇所で最も膨出した状態で全体が谷側へ張り出す。
落石の衝撃エネルギーは落石衝突箇所から金網内を周辺の方向へ伝達して行き、その際金網6の上下縁部は落石衝突箇所に寄った方向へ引き寄せられるような力の作用を受け、それによってつる巻ばね51が上側及び下側サポートロープ5a,5bに対し横滑りし、従って金網6の上下縁部が上側及び下側サポートロープ5a,5bに対して横移動する。
この横移動と共に金網6の上下縁部とつる巻ばね51の各コイルとの連結箇所においては、これら連結箇所に生じている応力の大きさに応じて、図11に示すように、つる巻ばね51が上側及び下側サポートロープ5a,5bから半径方向へ弾性的に引き伸ばされ、従って金網6はその上下縁部の横移動とつる巻ばね51の引き伸ばし弾性変形とによってバランスのとれた状態で大きく変形する。
更に、支柱3a〜3dの近傍範囲においては、付加的つる巻ばね52がつる巻ばね51に絡み合った状態で係合しており、金網6の上方及び下方縁部がこの付加的つる巻ばね52に連結されているので、金網6の上方及び下方縁部と付加的つる巻ばね52との各連結部に生じている応力に応じて、図12に示すように、つる巻ばね51及び付加的つる巻ばね52が上側および下側サポートロープ5a,5bから半径方向へ引き伸ばされ、そのようなつる巻ばね51及び付加的つる巻ばね52の複合的な延出によって金網6は支柱付近で更に大きく変形することができる。
図11及び図12に示すような変形は、落石衝突箇所及びその近辺で特に顕著に発生する。
金網6の側方縁部と縦サポートロープ10との間の係合による作用、ブレーキ装置8,9の作用については上記第1実施形態の場合と同様である。
第2実施形態の落石防護柵50によれば、金網6は第1実施形態の場合に比較して、つる巻ばね51,52が作用する分だけ更に大きく変形可能であり、その際その変形は全体にバランス良く行われ、落石のエネルギーを金網全体で受ける作用効果が更に増大する。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、つる巻ばね51,52のコイルのピッチは金網の上下縁部の網目のピッチと同じでなくてもよい。
また、上記第1及び第2実施の形態の落石防護柵を1スパンとし、複数のスパンを横に連ねて1つの長い落石防護柵としてもよい。その場合、上部ブレーキ装置8は端部支柱3a又は3dの頂部付近に配置される。その場合、上部ブレーキ装置8は端部支柱3a又は3dの内側、すなわちアンカー7が設けてある側とは反対の側に配置してもよい。
本発明の第1実施形態による落石防護柵の斜視図である。 落石防護柵の構成要素である支柱の斜視図である。 ブレーキ装置の斜視図である。 図1の落石防護柵における上側サポートロープと金網との連結部を示す部分的斜視図である。 図1中のV−V線による断面図である。 図1の落石防護装置が落石を受け止めたときの状態を示す斜視図である。 図6中のVII−VII線による断面図である。 本発明の第2実施形態による落石防護柵の部分的正面図である。 図8中のA部の拡大斜視図である。 図8中のB部の拡大斜視図である。 図8の落石防護柵が落石の衝撃を受けたときの、図8中のXI−XI線断面と同様の、つる巻ばねが一重である金網部分の概念的縦断面図である。 同じく図8中のXII−XII線断面と同様の、つる巻ばねが二重になっている金網部分の概念的縦断面図である。
符号の説明
1 落石防護柵
2 基礎
3,3a〜3d 支柱
4a 上部サポートロープ保持具
4b 下部サポートロープ保持具
5a 上側サポートロープ
5b 下側サポートロープ
6 金網
7 アンカー
8 上部ブレーキ装置
9 下部ブレーキ装置
10 縦サポートロープ
11a 上シャックル
11b 下シャックル
12 側方ロープ
50 落石防護柵
51 つる巻ばね
52 付加的つる巻ばね

Claims (5)

  1. 傾斜地盤に間隔を置いて立設された複数本の支柱と、各支柱の上部と下部に設けられた上部及び下部サポートロープ保持具と、これら上部及び下部サポートロープ保持具にそれぞれ保持され支柱間に架け渡された上側及び下側サポートロープと、これら上側及び下側サポートロープに支持され前記支柱間に張設されたネットとを有する落石防護柵において、
    前記上側及び下側サポートロープは、
    前記上部及び下部サポートロープ保持具に延在方向へ横移動自在に支持され、
    前記複数本の支柱のうち端部にある端部支柱の外側方の位置で前記地盤に設置されたアンカーに結合され、
    これらサポートロープが所定の大きさ以上の張力を受けたときに、一定のブレーキ力を及ぼしながらこれらサポートロープの延伸を許容するブレーキ装置を、前記端部支柱の近傍から前記アンカーまでの間の範囲に有しており、
    前記ネットは、
    金網で形成され、
    前記支柱の谷側に配置され、
    上方縁部及び下方縁部がそれぞれ前記上側及び下側サポートロープに横滑り移動可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする落石防護柵。
  2. 前記金網は、前記上側及び下側サポートロープに巻装されたつる巻ばねを介して前記上側及び下側サポートロープに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の落石防護柵。
  3. 前記つる巻ばねは、前記支柱の近傍に、付加的つる巻ばねを絡み合わせた状態で支持しており、
    前記金網の上方及び下方縁部は、前記支柱の近傍で、前記付加的つる巻ばねに係合している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の落石防護柵。
  4. 前記端部支柱には、その上部と下部との間に、縦サポートロープが装架してあり、
    前記金網は、その側方縁部が、前記縦サポートロープに上下方向へ滑り移動可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の落石防護柵。
  5. 前記端部支柱は、前記外側方の位置で前記地盤に設置されたアンカーに固定された側方ロープにより、内側方への傾倒が抑止されるように支持されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の落石防護柵。
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