JP2009023302A - 加硫用ビードリング及びタイヤ加硫装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 空気入りタイヤの性能、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能な加流用ビードリング、及び、この加流用ビードリングを有するタイヤ加硫装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、未加硫タイヤ11を加硫成型するタイヤ加硫装置1に設けられるビードリング7(加流用ビードリング)であって、未加硫タイヤ11のビード部11Cにおけるビードシート部11aを成型する位置(ビードシート成型位置7A)に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材15を備えることを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明は、未加硫タイヤ11を加硫成型するタイヤ加硫装置1に設けられるビードリング7(加流用ビードリング)であって、未加硫タイヤ11のビード部11Cにおけるビードシート部11aを成型する位置(ビードシート成型位置7A)に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材15を備えることを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、未加硫タイヤを加硫成型するタイヤ加硫装置に設けられる加硫用ビードリング、及び、この加硫用ビードリングを有するタイヤ加硫装置に関する。
従来から、該空気入りタイヤに起因する車両への振動や騒音を改善するために、該空気入りタイヤに加わる振動力である加振力を低減することにより、ユニフォミティーを向上させることが必要とされている。このユニフォミティーとして、寸法の不均衡(すなわち、真円度)を示すラジアルランアウト(RRO)や、上下力の変動を示すラジアルフォースバリエーション(RFV)、横力の変動を示すラテラルフォースバリエーション(LFV)、前後力の変動を示すタンジェンシャルフォースバリエーション(TFV)などが知られている。
なお、ラジアルランアウト(RRO)とは、空気入りタイヤを無負荷で低速回転させて際に回転軸が上下方向に振れる変化量(単位−mm)である。また、ラジアルフォースバリエーション(RFV)やラテラルフォースバリエーション(LFV)、タンジェンシャルフォースバリエーション(TFV)は、各々空気入りタイヤに荷重をかけ、回転軸を高さ一定として回転させた際に回転軸が作用する上下方向・前後方向等の荷重変動(単位−N)である。
ところで、一般的に、空気入りタイヤは、未加硫タイヤ(いわゆる、生タイヤやグリーンタイヤ)がタイヤ加硫装置にて加硫されることにより製造される(例えば、特許文献1参照)。このとき、上述したユニフォミティーを向上させるためには、未加硫タイヤから空気入りタイヤに加硫成型される際が重要である。
特に、空気入りタイヤの真円度を確保してユニフォミティーを向上させるためには、タイヤ加硫装置に設けられ、かつ、リング周方向で一体的に連なる加流用ビードリングの真円度を確保することが重要である。つまり、未加硫タイヤを加硫成型する際、タイヤ加硫装置の金型を閉じたときに、未加硫タイヤの中心軸であるタイヤ中心軸と、加流用ビードリングの中心軸であるリング中心軸とをできる限り一致させることが重要である。
特開2005−349791号公報(第2頁−第3頁、第2図)
しかしながら、上述した加流用ビードリングでは、該加流用ビードリングの先端部の直径と、未加硫タイヤのビード部におけるビードコアの直径との差が小さく、必ずしも未加硫タイヤのビードコアは、真円とは限らなかった。
特に、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入する際、タイヤ周方向上に小さく、真円でない金型に、真円の加流用ビードリングを通して、互いのタイヤ中心軸とリング中心軸とを一致させる作業が必要であった。
このため、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入するときや、タイヤ加硫装置の金型を閉じたときに、タイヤ中心軸とリング中心軸とを一致させことは容易でなく、また、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入する精度を維持することが必要不可欠であった。
つまり、未加硫タイヤを加硫成型する際の工数が多大なものとなり、結果として、タイヤ中心軸とリング中心軸とが一致しない空気入りタイヤが生産されるケースがあり、空気入りタイヤの性能、特に、ユニフォミティーを向上させることが難しく、また、スクラップの発生の一要因ともなっていた。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、空気入りタイヤの性能、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能な加流用ビードリング、及び、この加流用ビードリングを有するタイヤ加硫装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴に係る発明は、未加硫タイヤを加硫成型するタイヤ加硫装置に設けられる加硫用ビードリングであって、未加硫タイヤのビード部におけるビードシート部を成型する位置に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材を備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、未加硫タイヤのビード部におけるビードシート部を成型する位置に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材を備えていることによって、タイヤ加硫装置の金型を閉じたときに、未加硫タイヤの中心軸であるタイヤ中心軸と、加流用ビードリングの中心軸であるリング中心軸とを容易に一致させることができ、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入する精度を維持することができる。
これにより、未加硫タイヤを加硫成型する際の工数が低減し、結果として、タイヤ中心軸とリング中心軸とが一致しない空気入りタイヤが生産されるケースをも低減させることができる。つまり、空気入りタイヤの性能、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能となる。
その他の特徴に係る発明は、回動部材では、ビードシート部が加硫成型された際、前記ビードシート部を成型するビード成型面のリング回転軸に対する角度である成型面角度(θ)が小さいことを要旨とする。
かかる特徴によれば、ビードシート部が当接した際、成型面角度(θ)が小さいこと、すなわち、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入する前は、成型面角度(θ)が大きいことによって、タイヤ中心軸とリング中心軸とが容易に一致しつつ、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入し易くすることができる。
つまり、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入する際に、未加硫タイヤのビード部におけるビードコアを広げる(乗り越えさせる)必要がなくなり、未加硫タイヤ(特に、ビードコア)の変形させることをなくすことも可能となる。これにより、空気入りタイヤの性能(例えば、操縦安定性や耐摩耗性)、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能となる。
その他の特徴に係る発明は、回動部材が、ホイール周方向に10〜20個に分割されることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、回動部材が、回動軸により軸支されていることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、回動部材が、バネ部材により前記回動軸を介して回動可能に付勢されることを要旨とする。
その他の特徴に係る発明は、未加硫タイヤのビード部を成型する加硫用ビードリングを有するタイヤ加硫装置であって、加硫用ビードリングが、未加硫タイヤのビード部におけるビードシート部を成型する位置に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材を備えることを要旨とする。
本発明によれば、空気入りタイヤの性能、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能な加流用ビードリング、及び、この加流用ビードリングを有するタイヤ加硫装置を提供することができる。
次に、本発明に係るタイヤ加硫装置の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(タイヤ加硫装置の構成)
まず、本実施の形態に係るタイヤ加硫装置の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係るタイヤ加硫装置を示す一部断面図である。
まず、本実施の形態に係るタイヤ加硫装置の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係るタイヤ加硫装置を示す一部断面図である。
図1に示すように、タイヤ加硫装置1(金型)は、一対のサイドモールド3と、セクターモールド5と、加流用ビードリング(以下、ビードリング7)と、ブラダー9とによって大略構成されている。なお、タイヤ加硫装置1には、一対のサイドモールド3やセクターモールド5、ビードリング7が密着した際に、内部に未加硫タイヤ11(カーカス層やベルト層は省略)を格納可能な加硫空間13が形成される。
一対のサイドモールド3は、未加硫タイヤ11のサイド部11Aを加硫成型することにより空気入りタイヤのサイド部を形成するものである。この一対のサイドモールド3は、空気入りタイヤのサイド部を形成するサイド内周面3aを有し、円盤状をなしている。
セクターモールド5は、未加硫タイヤ11のトレッド部11Bを加硫成型することにより空気入りタイヤのトレッド部(不図示)を形成するものである。このセクターモールド5は、空気入りタイヤのトレッド部を形成するセクター内周面5aを有し、径方向へ移動可能な複数の円弧状のセグメントから構成されている。
ビードリング7は、未加硫タイヤ11のビード部11Cを加硫成型することにより空気入りタイヤのビード部(不図示)を形成するものである。このビードリング7は、未加硫タイヤ11のビード部11Cにおけるビードシート部11aを成型する位置(以下、ビードシート成型位置7A)に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材15を備えている。なお、回動部材15の詳細については、後述する。
ブラダー9は、ピストンや制御シリンダ(不図示)により、タイヤ加硫装置1、すなわち、サイド内周面3aやセクター内周面5a、後述するビード成型面15Aに未加硫タイヤ11を押し付けるものである。すなわち、このブラダー9により未加硫タイヤ11がタイヤ加硫装置1に押し付けられながら加硫されることによって、空気入りタイヤ(不図示)が製造されることとなる。
(回動部材の構成)
次に、上述した回動部材の構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係る回動部材のみを示す斜視図であり、図3は、本実施の形態に係るビードリングを示す一部側面図であり、図4は、本実施の形態に係る回動部材の回動状態を示す一部拡大断面図である。
次に、上述した回動部材の構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係る回動部材のみを示す斜視図であり、図3は、本実施の形態に係るビードリングを示す一部側面図であり、図4は、本実施の形態に係る回動部材の回動状態を示す一部拡大断面図である。
図2〜図4に示すように、回動部材15は、ホイール周方向に10〜20個に分割されている。この回動部材15は、アルミニウムやスチール等の一般的なモールド材料により形成されている。
回動部材15は、回動軸17により軸支されている。なお、回動軸17は、該回動軸17の端部を支持する軸受19によりビードリング7(すなわち、ビードシート成型位置7A)に固定されている。
回動部材15には、回動軸17が挿通可能な挿通孔15a、バネ部材21の一方の端部21aが挿通可能な挿通溝15bが形成されている。この回動部材15は、複数(図面では2つ)のねじりコイルバネからなるバネ部材21により、回動軸17を介して回動可能に付勢されている。
回動部材15は、図4に示すように、ビードシート部11aが当接した際、ビードシート部11aを成型するビード成型面15Aのリング回転軸(図4では、リング回転軸と平行な線S)に対する角度である成型面角度(θ)が小さい。すなわち、回動部材15は、図4(a)に示すように、ビードシート部11aが当接するまでは、成型面角度(θ)が大きく、図4(b)に示すように、ビードシート部11aが当接した際(加硫成型後を含む)に、成型面角度(θ)が小さくなる。
(作用・効果)
以上説明した本実施の形態に係るビードリング7(加硫用ビードリング)及びタイヤ加硫装置1によれば、ビードシート成型位置7Aに回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材15を備えていることによって、タイヤ加硫装置1の金型を閉じたときに、未加硫タイヤ11の中心軸であるタイヤ中心軸と、ビードリング7の中心軸であるリング中心軸とを容易に一致させることができ、タイヤ加硫装置1の金型に未加硫タイヤ11を挿入する精度を維持することができる。
以上説明した本実施の形態に係るビードリング7(加硫用ビードリング)及びタイヤ加硫装置1によれば、ビードシート成型位置7Aに回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材15を備えていることによって、タイヤ加硫装置1の金型を閉じたときに、未加硫タイヤ11の中心軸であるタイヤ中心軸と、ビードリング7の中心軸であるリング中心軸とを容易に一致させることができ、タイヤ加硫装置1の金型に未加硫タイヤ11を挿入する精度を維持することができる。
これにより、未加硫タイヤ11を加硫成型する際の工数が低減し、結果として、タイヤ中心軸とリング中心軸とが一致しない空気入りタイヤが生産されるケースをも低減させることができる。つまり、空気入りタイヤの性能(例えば、操縦安定性や耐摩耗性)、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能となる。
また、ビードシート部11aが当接した際、成型面角度(θ)が小さいこと、すなわち、タイヤ加硫装置1の金型に未加硫タイヤ11を挿入する前は、成型面角度(θ)が大きいことによって、タイヤ中心軸とリング中心軸とが容易に一致しつつ、タイヤ加硫装置の金型に未加硫タイヤを挿入し易くすることができる。
つまり、タイヤ加硫装置1の金型に未加硫タイヤ11を挿入する際に、未加硫タイヤ11のビード部11Cにおけるビードコア11bを広げる(乗り越えさせる)必要がなくなり、未加硫タイヤ11(特に、ビードコア11b)の変形させることをなくすことも可能となる。これにより、空気入りタイヤの性能、特に、ユニフォミティーを向上させることができ、スクラップの発生を軽減することが可能となる。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、回動部材15は、複数のねじりコイルバネからなるバネ部材21により回動可能に付勢されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図5(a)及び図5(b)に示すように、1つのねじりコイルバネからなるバネ部材21により回動可能に付勢されていてもよく、ねじりコイルバネ以外のバネ部材(例えば、板バネやコイルバネ、ねじりバネ)により回動可能に付勢されていても勿論よい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例及び実施例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤを、ユニフォミティー測定用リムホイール(以下、リムホイール)に装着して行った試験結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
各リムホイールの幅は“9.00インチ”であり、各リムホイールに装着される空気入りタイヤのサイズは“TBR 315/80R225 R227Hz”であり、各空気入りタイヤの内圧は“700kPa”である。
比較例に係るタイヤ加硫装置では、回動部材が設けられていなく、未加硫タイヤのビード部におけるビードシート部が当接する当接面のリング回転軸に対する角度であるリングベース角度が21.5度に設定されている。
実施例に係るタイヤ加硫装置では、回動部材が設けられており、該回動部材における回動外面角度(θ)が、未加硫タイヤが挿入されるまでは45.0度に設定され、未加硫タイヤが挿入された後は21.5度まで回動する。
この比較例及び実施例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤを用いて行ったラジアルランアウト(RRO)の平均値、ラジアルランアウト(RRO)の最大バラツキ、ラジアルフォースバリエーション(RFV)の平均値、ラジアルフォースバリエーション(RFV)の最大バラツキについて、表1を用いて説明する。
<ラジアルランアウト(RRO)の平均値>
JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。なお、本試験では、同一の空気入りタイヤで繰り返し測定を5回行い、これを1セットとし、計5セット行った際のラジアルランアウト(RRO)の平均値を求めた。
JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。なお、本試験では、同一の空気入りタイヤで繰り返し測定を5回行い、これを1セットとし、計5セット行った際のラジアルランアウト(RRO)の平均値を求めた。
この結果、実施例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤは、比較例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤと比べて、ラジアルランアウト(RRO)の平均値が小さいため、ラジアルランアウト(RRO)に優れていることが分かった。
<ラジアルランアウト(RRO)の最大バラツキ>
JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。なお、本試験では、同一の空気入りタイヤで繰り返し測定を5回行い、これを1セットとし、計5セット行った際のラジアルランアウト(RRO)の値のバラツキの平均値を求めた。
JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。なお、本試験では、同一の空気入りタイヤで繰り返し測定を5回行い、これを1セットとし、計5セット行った際のラジアルランアウト(RRO)の値のバラツキの平均値を求めた。
この結果、実施例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤは、比較例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤと比べて、ラジアルランアウト(RRO)の最大バラツキが小さいため、ラジアルランアウト(RRO)に優れていることが分かった。
<ラジアルフォースバリエーション(RFV)の平均値>
ラジアルランアウト(RRO)の平均値の試験と同様に、JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。
ラジアルランアウト(RRO)の平均値の試験と同様に、JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。
この結果、実施例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤは、比較例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤと比べて、ラジアルフォースバリエーション(RFV)の平均値が小さいため、ラジアルフォースバリエーション(RFV)に優れていることが分かった。
<ラジアルフォースバリエーション(RFV)の最大バラツキ>
ラジアルランアウト(RRO)の最大バラツキの試験と同様に、JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。
ラジアルランアウト(RRO)の最大バラツキの試験と同様に、JASOC607のユニフォミティー測定法に基づき、荷重24350Nを負荷した空気入りタイヤをユニフォミティー測定装置に当てながら回転させて、トレッドセンター部の半径をレーザーで測定した。
この結果、実施例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤは、比較例に係るタイヤ加硫装置により加硫成型された空気入りタイヤと比べて、ラジアルフォースバリエーション(RFV)の最大バラツキが小さいため、ラジアルフォースバリエーション(RFV)に優れていることが分かった。
1…タイヤ加硫装置、3…サイドモールド、3a…サイド内周面、5…セクターモールド、5a…セクター内周面、7…ビードリング(加硫用ビードリング)、7A…ビードシート成型位置、9…ブラダー、11…未加硫タイヤ、11A…サイド部、11B…トレッド部、11C…ビード部、11a…ビードシート部、11b…ビードコア、13…加硫空間、15…回動部材、15A…ビード成型面、15a…挿通孔、15b…挿通溝、17…回動軸、19…軸受、21…バネ部材、21a…一方の端部
Claims (6)
- 未加硫タイヤを加硫成型するタイヤ加硫装置に設けられる加硫用ビードリングであって、
前記未加硫タイヤのビード部におけるビードシート部を成型する位置に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材を備えることを特徴とする加硫用ビードリング。 - 前記回動部材は、前記ビードシート部が当接した際、前記ビードシート部を成型するビード成型面のリング回転軸に対する角度である成型面角度(θ)が小さいことを特徴とする請求項1に記載の加硫用ビードリング。
- 前記回動部材は、ホイール周方向に10〜20個に分割されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加硫用ビードリング。
- 前記回動部材は、回動軸により軸支されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の加硫用ビードリング。
- 前記回動部材は、バネ部材により前記回動軸を介して回動可能に付勢されることを特徴とする請求項4に記載の加硫用ビードリング。
- 未加硫タイヤのビード部を成型する加硫用ビードリングを有するタイヤ加硫装置であって、
前記加硫用ビードリングは、前記未加硫タイヤのビード部におけるビードシート部を成型する位置に回動可能に設けられ、かつ、リング周方向に複数分割される回動部材を備えることを特徴とするタイヤ加硫装置。
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Cited By (1)
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JP2021062590A (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-22 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ製造装置及びビードリング |
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2007
- 2007-07-23 JP JP2007191055A patent/JP2009023302A/ja active Pending
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