JP2009023049A - 切削装置および切削方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な作業効率を実現し得る切削装置を提供する。
【解決手段】切削装置10は、ワーク30を切削する刃具140、ベルトコンベア20、およびベルトコンベアのベルト23に電荷を付与する帯電手段50を有する。切削装置は、ベルトコンベアが、ワークの切削で生ずる切屑38を、静電気力によりベルトに吸着することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】切削装置10は、ワーク30を切削する刃具140、ベルトコンベア20、およびベルトコンベアのベルト23に電荷を付与する帯電手段50を有する。切削装置は、ベルトコンベアが、ワークの切削で生ずる切屑38を、静電気力によりベルトに吸着することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、切削装置および切削方法に関する。
回転付勢したドリルやエンドミル等の切削用刃具により、ワークを加工するとき、摩擦熱が、ワークと刃具との間で生ずる。熱を除去しないまま加工を続けると、変形や表面荒れがワークに生じたり、加工精度が低下したりする。
このような不具合を回避するために、切削装置は、一般的に、切削油を切削箇所に供給したり、空気を切削箇所に吹きつけたりしながら、ワークの切削を行う(例えば、特許文献1。)。
特開2003−260627号公報
しかし、ワークの切削加工では、上述のような、切削箇所への切削油の供給あるいは空気の吹きつけ等の影響により、切屑が散らばり易い。このため、切屑の回収が、困難であるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、良好な作業効率を実現し得る、切削装置および切削方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の切削装置は、ワークを切削する刃具、ベルトコンベア、およびベルトコンベアのベルトに電荷を付与する帯電手段を有する。切削装置は、ベルトコンベアが、ワークの切削で生ずる切屑を、静電気力によりベルトに吸着することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の切削方法は、ワークの切削で生ずる切屑を、ベルトコンベアのベルトに、静電気力により吸着して、搬送することを特徴とする。
本発明の切削装置は、ベルトが、切屑を吸着するため、切屑の散らばりを抑制し、効率良く切屑を回収することができる。したがって、本発明の切削装置は、良好な作業効率を実現し得る。
本発明の切削方法は、ワークの切削で生ずる切屑を、ベルトに吸着するため、切屑の散らばりを抑制し、効率良く切屑を回収することができる。したがって、本発明の切削方法は、良好な作業効率を実現し得る。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施形態に係るトリミング装置10(切削装置)を説明するための概略図、図2は図1に示す主軸ヘッド部100を説明するための断面図、図3は図2に示すエンドミル(刃具)140を説明するための断面図である。
図1を参照して、トリミング装置10は、インストパネル内装部品(ワーク)30を切削するための主軸ヘッド部100、インストパネル内装部品30の切削により生ずる切屑38を回収するためのベルトコンベア20を有する。また、トリミング装置10は、ベルトコンベア20のベルト23を帯電させるための帯電ブラシ(帯電手段)50、およびベルト23を除電するための除電ブラシ(除電手段)60を有する。除電ブラシ60は、除電はけ62が、スイッチ64に電気的に接続している。さらに、トリミング装置10は、ベルトコンベア20が搬送した切屑38を入れる収容箱40、インストパネル内装部品30を支持する受け台70、および受け台70に対してインストパネル内装部品30を押圧するパッド75を有する。また、トリミング装置10は、主軸ヘッド部100等に所定の動作をさせるための制御装置部(不図示)を有する。
インストパネル内装部品30は、表皮層32、発泡層34、および芯材36の3層構造を有する。表皮層32は、例えばウレタンである。発泡層34は、例えばウレタンフォームである。芯材36は、例えばポリプロピレンである。
インストパネル内装部品30の切屑38を回収するベルトコンベア20は、切屑38を搬送するベルト23、ベルト23を駆動するドライビングプーリ22、およびドライビングプーリ22と協働しベルト23を支持するテールプーリ24を有する。
トリミング装置10は、ベルトコンベア20を、油圧シリンダにより、制御装置部からの信号に基づいて、インストパネル内装部品30の切削箇所に近接離間させることができる。ベルトコンベア20は、ドライビングプーリ22が、切削箇所の近傍に位置し、テールプーリ24が、切屑38を入れる収容箱40の近傍に位置する。
ベルト23は、無端状であり、ドライビングプーリ22の回転により回転する。ベルト23は、2層構造を有し、ベルト23の表面をなす絶縁層が、基材表面に密着している。基材の材質および絶縁層の材質は、樹脂である。絶縁層の材質は、インストパネル内装部品30の材質より帯電列上位であり、プラスの静電気が帯電し易い材質である。例えば、絶縁層の材質は、シリコンゴムやナイロンである。
ベルト23には、帯電ブラシ50が、帯電はけ55で接触している。また、ベルト23には、除電ブラシ60が、除電はけ62で接触している。帯電はけ55および除電はけ62は、適度な導電性を有する、金属線または導電性樹脂繊維である。帯電ブラシ50は、帯電はけ55が、電圧印加状態である。
次に、図2を参照して、インストパネル内装部品30を切削する主軸ヘッド部100について説明する。主軸ヘッド部100は、刃具としてのエンドミル140、エンドミル140を保持するバイトホルダ130、エンドミル140に回転運動と超音波振動とを付与する超音波スピンドル160、および、超音波スピンドル160とバイトホルダ130とを支持するカバー150を有する。なお、超音波スピンドル160には、超音波スピンドル160を回転付勢する駆動装置(不図示)が、接続している。
超音波スピンドル160は、電圧の印加により超音波振動する圧電素子110、および圧電素子110の超音波振動を伝達するホーン120を有する。圧電素子110は、ピエゾ素子110である。ホーン120は、ピエゾ素子110に当接している。超音波スピンドル160には、ホーン120の先端で、バイトホルダ130が、螺合している。バイトホルダ130は、エンドミル140のシャンクを挿通するための穴136を有し、焼ばめにより、エンドミル140を保持している。
超音波スピンドル160とバイトホルダ130とを支持するカバー150は、筒状の形状を有し、超音波スピンドル160およびバイトホルダ130を、空洞内に収容している。カバー150は、カバー150の内面151に沿ってベアリングを保持し、バイトホルダ130および超音波スピンドル160を、回動自在に支持している。
カバー150には、給気管80および排気管85が、継ぎ手155,157を介して連結している。給気管80には、空気(冷却媒体)を圧送するポンプ90が、接続している。給気管80は、カバー150内での空気の流通経路をなす給気溝153に連通している。同様に、排気管85は、カバー150内での空気の流通経路をなす排気溝154に連通している。給気溝153および排気溝154は、カバー150の周方向に沿って延在している。
カバー150は、シールベアリング152を、給気溝153を挟む位置および排気溝154を挟む位置に有する。シールベアリング152は、給気溝153内を流れる空気の漏れ、および排気溝154内を流れる空気の漏れを、防止している。
図3を参照して、エンドミル140は、空気が流れる流路145を、内部に有する。流路145は、バイトホルダ130の給気孔132および排気孔134を通じて、カバー150の給気溝153および排気溝154に連通している。流路145は、エンドミル140内部において、エンドミル140の長手方向に延在し、刃先側からシャンク側に向かって折り返す構造を有する。
次に、実施形態に係るトリミング装置10の作用について説明する。
トリミング装置10は、エンドミル140を超音波振動および回転運動させながら、主軸ヘッド部100を移動させ、受け台70およびパッド75により固定したインストパネル内装部品30を切削し、整形する。このとき、ポンプ90が、空気を、エンドミル140内に供給する。空気は、カバー150の給気溝153からエンドミル140内部の流路145に流入し、流路145内を流通した後、排気溝154を通ってカバー150の外へ出る。
切削で生ずる切屑38は、ベルトコンベア20が、静電気力により、帯電したベルト23に吸着して、搬送する。ベルトコンベア20のベルト23は、ドライビングプーリ22の回転によって移動するとき、帯電ブラシ50と擦れることにより、回転方向に沿って順次帯電する。
インストパネル内装部品30の切削時、切削箇所とベルト23との間の距離は、ベルト23の電荷で、切屑38を吸着することができる距離であれば良く、適宜設定することができる。
切削開始から所定時間経過した後、スイッチ64は、制御装置部からの信号を受け、除電はけ62とアースとを電気的に接続する。所定時間は、ベルト23が吸着した切屑38が、ベルト23と除電はけ62との当接位置25に到達するまでにかかる時間である。
この時間は、ベルト23が切屑38を吸着する吸着位置21から除電はけ62の当接位置25までのベルト23の長さ、および、ベルト23の移動速度に応じて、制御装置部が、設定する。ベルト23が切屑38を吸着する吸着位置21とは、ベルト23において、切削箇所とベルト23との距離が最短になる位置である。
アースに電気的に接続した除電はけ62は、ベルト23の電荷を除去し、除去した電荷を、アースに放出する。ベルト23の除電にともない、切屑38は、ベルトコンベア20のテールプーリ24側から収容箱40に落下する。
次に、上記実施形態に係るトリミング装置10の効果を説明する。
実施形態に係るトリミング装置10は、帯電したベルト23が、切削で生ずる切屑38を、静電気力により吸着するため、切屑38の散らばりを抑制し、効率良く切屑38を回収することができる。したがって、トリミング装置10は、良好な作業効率を実現し得る。
実施形態に係るトリミング装置10は、エンドミル140が、回転運動するとともに超音波振動するため、回転運動のみにより切削する場合に比べ、切屑38を細かくすることができる。切屑38が細かいため、実施形態に係るトリミング装置10は、帯電したベルト23が、切屑38を吸着し易い。
実施形態に係るトリミング装置10は、エンドミル140が、空気が流れる流路145を、内部に有する。このため、トリミング装置10は、エンドミル140とインストパネル内装部品30との摩擦熱を、空気により除去することができ、熱によるエンドミル140への切屑38の付着を、抑制することができる。したがって、実施形態に係るトリミング装置10は、エンドミル140に付着した切屑38に起因する、インストパネル内装部品30の損傷を抑制することができる。
また、空気による熱の除去により、実施形態に係るトリミング装置10は、切屑38のエンドミル140への付着だけでなく、熱による切屑38同士の付着も抑制することができる。したがって、エンドミル140を冷却しない場合に比べ、切屑38が細かく、実施形態に係るトリミング装置10は、帯電したベルト23が、切屑38を吸着し易い。
さらに、上述したように切屑38が細かいため、実施形態に係るトリミング装置10は、エンドミル140への切屑38の絡まりを、抑制することができる。したがって、実施形態に係るトリミング装置10は、絡まった切屑38に起因する、インストパネル内装部品30の損傷を抑制することができる。
実施形態に係るトリミング装置10は、エンドミル140が、空気が流れる流路145を、内部に有する。この流路145は、エンドミル140を貫通することなく、エンドミル140内部において刃先側からシャンク側へ向かって折り返す構造を有する。このため、トリミング装置10は、冷却媒体を切削箇所に供給することによる、切屑38の飛散を防止することができる。したがって、実施形態に係るトリミング装置10は、効率良く切屑38を回収することができる。
次に、本発明の実施形態に係るトリミング方法(切削方法)について説明する。
図4は、実施形態に係るトリミング方法を説明するための流れ図である。なお、以下では、上で説明した部材には同一符号を付し、説明は省略する。
まず、ドライビングプーリ22に接続したモータ(不図示)が、制御装置部からの信号を受け、ドライビングプーリ22を回転させる。ドライビングプーリ22の回転により、ベルト23およびテールプーリ24が、回転する(S1)。この後、ポンプ90が、空気の圧送を開始する(S2)。空気は、給気管80を通り、カバー150内の給気溝153から、エンドミル140内部の流路145に流入し、流路145内を流通した後、排気溝154を通ってカバー150の外へ出る。
エンドミル140への空気の供給を開始した後、超音波スピンドル160が、始動する(S3)。具体的には、駆動装置(不図示)が、超音波スピンドル160を回転付勢するとともに、超音波スピンドル160のピエゾ素子110が、電圧印加状態となる。エンドミル140は、超音波スピンドル160の回転により、回転し、ピエゾ素子110の超音波振動により、超音波振動する。
超音波スピンドル160の始動後、スイッチ64が、制御装置部からの信号を受け、除電はけ62とアースとの電気的接続を切断する(S4)。除電はけ62が、非接地状態となるため、ベルト23は、帯電ブラシ50と擦れることにより、帯電する。
スイッチ64が、除電はけ62とアースとの電気的接続を切断した後、トリミング装置10は、パッド75および受け台70により固定したインストパネル内装部品30を、回転運動および超音波振動するエンドミル140により切削し、整形する(S5)。このとき、トリミング装置10は、主軸ヘッド部100を、制御装置部からの信号に基づき、移動させる。ベルトコンベア20は、主軸ヘッド部100に追従して移動し、ベルト23が、切削で生ずる切屑38を、静電気力により吸着する(S5)。
切削開始後、ベルト23上の切屑38が、除電はけ62とベルト23との当接位置25に到達する前に、トリミング装置10は、超音波スピンドル160を回転付勢する駆動装置(不図示)への通電、およびピエゾ素子110への印加を、停止する(S6)。また、このとき、トリミング装置10は、主軸ヘッド部100の移動も停止する(S6)。
駆動装置への通電、ピエゾ素子110への印加、および主軸ヘッド部100の移動を停止した後、スイッチ64が、制御装置部からの信号を受け、除電はけ62とアースとを電気的に接続する(S7)。除電ブラシ60は、ベルト23上の電荷を、除電はけ62により除去し、アースに放出する。
S7において、スイッチ64が制御装置部からの信号を受けるのは、切削開始から所定時間経過後である。この所定時間は、ベルト23が、切屑38を、除電はけ62とベルト23との当接位置25まで搬送するのにかかる時間である。つまり、吸着した切屑38が、ベルト23上にたまったら、スイッチ64は、制御装置部からの信号を受け、除電ブラシ60とアースとを電気的に接続する。
所定時間は、制御装置部が、切屑38の吸着位置21から除電はけ62の当接位置25までのベルト23の長さ、および、ベルト23の移動速度に応じて、設定する。
除電はけ62とアースとの電気的接続の後、所定の間に、収容箱40が、ベルトコンベア20のテールプーリ24側から落下する切屑38を、収容する(S8)。なお、この所定の間に、収容箱40は、ベルト上の切屑38を、全て収容する。
切屑38の収容後、制御装置部が、トリミングを終了するかしないかを判断する(S9)。トリミングを継続する場合、トリミング装置10は、再度、上で述べた超音波スピンドル160の始動(S3)から切屑38の収容(S8)までを実行する。トリミング装置10は、この作業を、制御装置部がトリミング終了と判断するまで繰り返す。
次に、上記実施形態に係るトリミング方法の効果を説明する。
実施形態に係るトリミング方法は、インストパネル内装部品30の切削時、切屑38を、帯電したベルト23に静電気力により吸着するため、切屑38の散らばりを抑制し、効率良く切屑38を回収することができる。したがって、実施形態に係るトリミング方法は、良好な作業効率を実現し得る。
実施形態に係るトリミング方法は、回転運動および超音波振動するエンドミル140が、インストパネル内装部品30を切削するため、回転運動のみをするエンドミル140により切削する場合に比べ、切屑38を細かくすることができる。切屑38が細かいため、実施形態に係るトリミング方法は、切屑38を、帯電したベルト23に吸着させ易い。
実施形態に係るトリミング方法は、空気が内部を流通するエンドミル140が、インストパネル内装部品30を切削する。このため、実施形態に係るトリミング方法は、エンドミル140とインストパネル内装部品30との間で生ずる摩擦熱を、空気により除去し、熱によるエンドミル140への切屑38の付着を、抑制することができる。したがって、実施形態に係るトリミング方法は、エンドミル140に付着した切屑38に起因する、インストパネル内装部品30の損傷を抑制することができる。
また、実施形態に係るトリミング方法は、摩擦熱を除去することにより、切屑38のエンドミル140への付着だけでなく、熱による切屑38同士の付着も抑制することができる。したがって、エンドミル140を冷却しない場合に比べ、切屑38が細かく、実施形態に係るトリミング方法は、切屑38を、帯電したベルト23に吸着させ易い。
さらに、上述のように切屑38が細かいため、実施形態に係るトリミング方法は、エンドミル140への切屑38の絡まりを、抑制することができる。したがって、実施形態に係るトリミング方法は、絡まった切屑38に起因する、インストパネル内装部品30の損傷を抑制することができる。
実施形態に係るトリミング方法は、エンドミル140内部の流路145に空気を流通させることにより、インストパネル内装部品30とエンドミル140との摩擦熱を除去している。この流路145は、エンドミル140を貫通することなく、エンドミル140内で刃先側からシャンク側へ折り返す構造を有しているため、実施形態に係るトリミング方法は、冷却媒体による、切屑38の飛散を防止することができる。したがって、実施形態に係るトリミング方法は、効率良く切屑38を回収することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、実施形態に係るトリミング装置10は、帯電手段が、帯電ブラシ50であるが、これのみでなく、帯電ローラであってもよい。除電手段は、除電ブラシ60のみでなく、除電ローラであってもよい。また、ワークは、インストパネル内装部品30のみでなく、ドアトリム等の樹脂成形体であってもよい。さらに、冷却媒体は、空気のみでなく、水や切削油等の種々の代替手段を使用することができる。
10 トリミング装置(切削装置)、
20 ベルトコンベア、
21 吸着位置、
22 ドライビングプーリ、
23 ベルト、
24 テールプーリ、
25 当接位置、
30 インストパネル内装部品(ワーク)、
32 表皮層、
34 発泡層、
36 芯材、
38 切屑、
40 収容箱、
50 帯電ブラシ(帯電手段)、
55 帯電はけ、
60 除電ブラシ(除電手段)、
62 除電はけ、
64 スイッチ、
70 受け台、
75 パッド、
80 給気管、
85 排気管、
90 ポンプ、
100 主軸ヘッド部、
140 エンドミル(刃具)。
20 ベルトコンベア、
21 吸着位置、
22 ドライビングプーリ、
23 ベルト、
24 テールプーリ、
25 当接位置、
30 インストパネル内装部品(ワーク)、
32 表皮層、
34 発泡層、
36 芯材、
38 切屑、
40 収容箱、
50 帯電ブラシ(帯電手段)、
55 帯電はけ、
60 除電ブラシ(除電手段)、
62 除電はけ、
64 スイッチ、
70 受け台、
75 パッド、
80 給気管、
85 排気管、
90 ポンプ、
100 主軸ヘッド部、
140 エンドミル(刃具)。
Claims (12)
- ワークを切削する刃具と、
前記刃具による前記ワークの切削で生ずる切屑を搬送するベルトコンベアと、
前記ベルトコンベアのベルトに電荷を付与する帯電手段と、
当該帯電手段に対して前記ベルトの進行方向下流に配設され、前記ベルトの電荷を除去する除電手段と、を有し、
前記ベルトコンベアが、前記切屑を、前記電荷の静電気力により前記ベルトに吸着し、前記除電手段が、前記ワークの切削開始から所定時間経過後に、前記電荷を除去することを特徴とする切削装置。 - 前記刃具が、冷却媒体が流れる流路を内部に有するエンドミルであることを特徴とする請求項1に記載の切削装置。
- 前記エンドミルの流路が、前記エンドミル内部において、刃先側からシャンク側に向かって折り返す構造を有することを特徴とする請求項2に記載の切削装置。
- 前記刃具が、当該刃具に超音波振動および回転運動を付与する超音波振動スピンドルに接続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の切削装置。
- 前記帯電手段が、帯電ブラシであり、当該帯電ブラシおよび前記ベルトが擦れることにより、前記ベルトが帯電することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の切削装置。
- 前記所定時間は、前記切屑が、前記ベルトに吸着されてから、前記除電手段に到達するまでにかかる時間であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の切削装置。
- 帯電手段によりベルトコンベアのベルトに電荷を付与し、当該電荷の静電気力により、刃具によるワークの切削で生ずる切屑を、前記ベルトに吸着して、前記切屑を前記ベルトコンベアにより搬送し、前記ワークの切削開始から所定時間経過後に、前記帯電手段に対して前記ベルトの進行方向下流に配設された除電手段により、前記電荷を除去することを特徴とする切削方法。
- 前記刃具が、流路を内部に有するエンドミルであり、冷却媒体を前記流路に流しながら、前記エンドミルにより前記ワークを切削することを特徴とする請求項7に記載の切削方法。
- 前記エンドミルの前記流路が、前記エンドミルの内部において、刃先側からシャンク側に向かって折り返す構造を有し、冷却媒体を前記流路に流しながら、前記エンドミルにより前記ワークを切削することを特徴とする請求項8に記載の切削方法。
- 前記刃具が、当該刃具に超音波振動および回転運動を付与する超音波振動スピンドルに接続し、前記刃具が、回転運動および超音波振動しながら、前記ワークを切削することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の切削方法。
- 前記帯電手段が、帯電ブラシであり、当該帯電ブラシが、前記ベルトと擦れることにより、前記ベルトが帯電することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の切削方法。
- 前記所定時間は、前記切屑が、前記ベルトに吸着されてから、前記除電手段に到達するまでにかかる時間であることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の切削方法。
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CN110757231A (zh) * | 2018-07-28 | 2020-02-07 | 宁国市金优机械配件有限公司 | 一种用于机械加工废料收集装置 |
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2007
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