JP2009021474A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイシング工程等で発生する基板クラックの影響を半導体装置の回路素子形成領域に及ばないようにする。
【解決手段】Si基板13に回路素子形成領域14と当該回路素子形成領域を覆う表面保護膜16が形成されている。表面保護膜16の端部における膜厚Aが、回路素子形成領域14上の膜厚Bよりも厚くなっている。
【選択図】図1
【解決手段】Si基板13に回路素子形成領域14と当該回路素子形成領域を覆う表面保護膜16が形成されている。表面保護膜16の端部における膜厚Aが、回路素子形成領域14上の膜厚Bよりも厚くなっている。
【選択図】図1
Description
本発明は半導体装置に関する。
近年、半導体装置の高性能化・多様化に伴い、その製造プロセスにおいて、様々な材料が用いられている。新規材料の中には、比誘電率がSiO2より低い、いわゆる「low-k膜」と呼ばれる低誘電率の層間絶縁膜を採用している。この「low-k膜」はSiO2に比べて、吸湿性が高く、かつ機械的強度が低いという特徴を有している。そのため、吸湿性の問題に関しては、半導体チップ毎に回路素子形成領域を取り囲むように、「シールリング」と呼ばれる吸湿防止用のダミーメタルを配置して、外部からの水分の浸入を防止することが一般的に行なわれている。
また、low-k膜の機械的強度が低いために、特に半導体ウエハを個片化するダイシング工程において発生するクラックの影響を受けやすく、当該クラックが回路素子形成領域に及ばないようにすることが、半導体装置の信頼性を維持する上で重要な課題となっている。
特許文献1から3には、ダイシング工程におけるクラック防止に関する技術が開示されている。
特許文献1や特許文献2に記載されている半導体装置の断面図を図12に示す。図はダイシング工程後における半導体チップ端を示す断面模式図であり、回路素子形成領域14とスクライブライン領域12の境界近傍を示している。回路素子形成領域14を覆うように表面保護膜16が形成され、回路素子形成領域14外側の層間絶縁膜21中にはシールリング15が形成されている。ダイシング工程により、層間絶縁膜21端にクラック102が発生するが、スクライブライン領域12に溝101を形成することで、回路素子形成領域14へのクラック102の伝搬を防止している。
特許文献3は、図13に示すように、スクライブライン領域12にレーザにより膜を除去した箇所103を設け、その内側にダイシングすることで、クラックを回路素子形成領域14に及ばないようにしている。
なお、ダイシング工程におけるクラックを防止するための技術ではないが、特許文献4では、チップ外周部にシリコン窒化膜による障壁絶縁膜104が、カバー絶縁膜105と分離するように形成されている(図14)。当該障壁絶縁膜104により、半導体チップを樹脂封止した際の樹脂応力を吸収している。図14における107は熱酸化膜である。
ダイシング工程においては、半導体基板中にクラックが発生する場合がある。ブレードにより半導体ウエハを切断する際に発生する場合や切断後の半導体チップをダイシングテープからピックアップする際に当該チップ同士が接触または干渉することにより発生する場合等がある。図15はダイシング工程後の半導体チップ端を示す断面模式図であり、回路素子形成領域14端とスクライブライン領域12の境界近傍を示している。回路素子形成領域14を覆うように表面保護膜16が形成され、表面保護膜16の端部と回路素子形成領域14の間の層間絶縁膜21中にはシールリング15が形成されている。Si基板13端には、クラック18が発生している。このようなクラック18は、図16に示すように、ダイシング工程後において、半導体チップの中央部に引っ張られるように緩やかな角度で進行する。クラック18の進行は、特に熱処理を含む工程において顕著に生じるが、室温で放置しておいた場合においても生じることがある。結果として、図17に示すように、クラック18はシールリング15を超えて、回路素子形成領域14にまで到達することになり、回路動作に不具合を生じさせる。特に、層間絶縁膜21としてlow-k膜を用いた場合は、low-k膜自身の機械的強度が低いため、クラックも入り易い。
特許文献1から特許文献3が開示する層間絶縁膜に形成する溝の深さは、製造プロセス上、特許文献1または2では5〜10μm、特許文献3では15μm程度が限界である。したがって、これらの技術は層間絶縁膜中に発生するクラックの伝搬防止に対しては有効であるが、Si基板中に発生するクラックに対しては有効ではなかった。Si基板中に当該溝の下を通過するようなクラックが生じると、溝の有無に関わらず、図17と同様なクラック伝播19が生じ、回路素子形成領域14が破壊されることになる。
本発明によれば、半導体基板に形成された回路素子形成領域と、前記回路素子形成領域を覆う表面保護膜と、を有する半導体装置において、前記表面保護膜の端部における膜厚が、前記回路素子形成領域上の膜厚よりも厚くなっている半導体装置、が提供される。
表面保護膜の端部における膜厚が、回路素子形成領域上の膜厚よりも厚くなっているため、当該表面保護膜の応力により、半導体基板端に発生したクラックの進行方向が半導体装置(半導体チップ)の上面端に誘導される形で上向きに変わる。よって、クラックが回路素子形成領域内に伝搬することが防止される。
また、前記半導体装置において、前記回路素子形成領域と前記表面保護膜の端部との間にシールリングを有し、前記表面保護膜の膜厚が前記シールリングの内側よりも外側において厚くなっている半導体装置、が提供される。
このような構成とすることにより、クラックの伝搬はシールリングの外側に誘導される。よって、シールリングへのダメージが防止されるため、当該シールリングの吸湿防止機能を害することにはならない。
さらに、前記半導体装置において、前記表面保護膜の熱膨張係数が前記半導体基板の熱膨張係数よりも高い半導体装置、が提供される。
表面保護膜の熱膨張係数が前記半導体基板の熱膨張係数よりも高いため、本発明の作用効果をより有効に引き出すことができる。例えば、表面保護膜として、半導体基板(Si)よりも熱膨張係数の高いポリイミド膜を用いることができる。
本発明によれば、ダイシング工程等において発生した半導体基板のクラックが回路素子形成領域内に到達することがないため、信頼性に優れた半導体装置を提供することができる。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1から図4を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1から図4を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置(半導体チップ11)の断面模式図である。図1はダイシング工程後の半導体チップ端を示す断面模式図であり、回路素子形成領域14端とスクライブライン領域12の界面近傍を示している。回路素子形成領域14を覆うように表面保護膜16が形成され、表面保護膜16の端部と回路素子形成領域12の間の層間絶縁膜21中にはシールリング15が形成されている。なお、本明細書では、ダイシング工程前の半導体装置を半導体ウエハ、ダイシング工程後の個片化された半導体装置を半導体チップと呼ぶ。
例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)(不図示)が形成されたSi基板13上に、層間絶縁膜21と金属配線からなる配線を含む回路素子形成領域14が形成されている。図では明らかでないが、当該配線はMOSFETに接続されている。また、層間絶縁膜21は配線層数に応じた多層構造となっている。層間絶縁膜21はエッチングストッパ膜等を含む場合がある。層間絶縁膜21にはlow-k膜を用いることができ、配線にはCuを主成分とする金属を用いることができる。図2に示す半導体チップ11全体の平面図のように、シールリング15は回路素子形成領域(不図示)を取り囲むように形成されている。なお、図2では、最外周のシールリング17のみを示している。また、表面保護膜16の外側にはスクライブライン領域12がある。なお、図1は、図2におけるX−X´断面を示している。
表面保護膜16の端部の膜厚(図1において「A」と表示)は、回路素子形成領域14上の表面保護膜の膜厚(同じく「B」と表示)よりも厚くなっている。なお、当該回路素子形成領域14上の表面保護膜16の膜厚は、図1の「B」で示すように、回路素子形成領域14の最外部上における膜厚を指すものとする。図1でのAとBにおける表面保護膜16の膜厚差は、例えば5〜25μmとすることができる。特に表面保護膜16にポリイミドを用いた場合には、全膜厚(A)が30μmを超えると膜中にクラックが生じる場合があるためである。また、膜厚差が5μm未満であると本発明の効果が十分に得られないためである。回路素子形成領域14上での表面保護膜16の膜厚(B)は5〜10umとすることができる。
さらに、表面保護膜16の膜厚が、シールリング15の内側よりも外側において厚くなっている構成とすることもできる。後述するように、このような構成により、シールリング15へのクラック伝播へのダメージを防止することができる。なお、図1にようにシールリング15が複数列ある場合は、最外周のシールリング17の最外端を当該内側と外側の境界とする。
表面保護膜16は、Si基板13よりも熱膨張係数が高い材料を用いることができる。例えば、Si基板の熱膨張係数が3ppm/℃であるのに対し、30〜60ppm/℃であるポリイミド膜を用いることができる。このような構成とすることにより、本発明の作用効果をより有効に引き出すことができる。
次に本発明の作用効果について説明する。図3はダイシング工程後の半導体チップの端部を示す模式図である。18はダイシング工程でSi基板端に発生したクラックを示す。
図4は、その後の熱処理工程等により、クラック伝播19が進行した状態を示している。ここでは、表面保護膜16の端部における膜厚が、回路素子形成領域14上の膜厚よりも厚くなっているため、当該端部の表面保護膜には矢印の方向に応力が働くことになる。したがって、図4のように、半導体チップの端部は矢印の方向に変形し、クラック18の進行方向は半導体チップの上面端に誘導される形で、上向きに変わる。よって、クラック18が回路素子形成領域に伝搬することが防止される。
また、表面保護膜16の膜厚が、シールリング15のうち最外周のシールリング17(最外端)の内側よりも外側(スクライブライン領域12側)で厚くなっていることが好ましい。このようにすることで、クラック伝搬19はシールリング15の外側を伝って進行するため、シールリング15にダメージは加わらず、シールリング15の吸湿防止機能を害することにはならないからである。
さらに、表面保護膜16の熱膨張係数は、Si基板13の熱膨張係数よりも高いことが好ましい。両者の熱膨張係数の差が大きいほど、端部の表面保護膜に加わる応力が大きくなるため、本発明の作用効果をより有効に引き出すことができる。言い換えれば、熱膨張係数が高い表面保護膜を用いれば、熱膨張係数が低い表面保護膜を用いた場合よりも、表面保護膜16の端部と回路素子形成領域上での膜厚差(段差)を少なくすることができる。
なお、low-k膜は層間絶縁膜21内の下層部分のみに用いられ、また、シールリング15も当該下層部分のみに形成される場合があるが、このような場合でも、本願発明の作用効果を得ることできる。
本構造の製造方法には、例えば以下の方法を用いることができる(不図示)。まず、既知の製造プロセスによりSi基板上13にMOSFETを形成し、Low-k膜、SiO2等の層間絶縁膜21を形成する。次いで、既知のCu等を用いたダマシン配線の形成プロセスを用いて、所望の層数の配線を含む回路素子形成領域14を形成する。シールリング15は当該配線形成と同時に行なうことができる。また、ボンディングパッド(不図示)にはAlを用いることができる。
当該半導体ウエハ上に、表面保護膜16として、例えば、感光性ポリイミド膜をコーティングする。膜厚は、端部での表面保護膜16の設計膜厚とする(図1におけるAの膜厚)。その後、既知のフォトリソグラフィ−技術により、第1のマスクを用いて、スクライブライン領域12のポリイミド膜が完全に除去される露光量照射を行う。次いで、第2のマスクを用いて、回路素子形成領域14上に5〜10μm程度の残膜が得られるような比較的低い露光量照射を行なう。その後、現像、加熱硬化する。このような工程により、部分的にポリイミド膜厚に差をつけた半導体ウエハを形成することができる。その後、ダイシング工程により、当該半導体ウエハを個片化して、図1、図2に示すような半導体チップを得ることができる。
(第2の実施の形態)
図5から図9を用いて、本実施の形態に係る半導体装置について説明する。本実施の形態は、表面保護膜の形成方法が異なる点で、第1の実施の形態と相違する。
図5から図9を用いて、本実施の形態に係る半導体装置について説明する。本実施の形態は、表面保護膜の形成方法が異なる点で、第1の実施の形態と相違する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面模式図である。図5はダイシング工程後の半導体チップ端を示す断面模式図であり、回路素子形成領域14端とスクライブライン領域12の境界近傍を示している。回路素子形成領域14を覆うように表面保護膜16が形成され、表面保護膜16の端部と回路素子形成領域12の間の層間絶縁膜21中にはシールリング15が形成されている。
例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)(不図示)が形成されたSi基板13上に、層間絶縁膜21と金属配線からなる配線を含む回路素子形成領域14が形成されている。図では明らかでないが、当該配線はMOSFETに接続されている。また、層間絶縁膜21は配線層数に応じた多層構造となっている。層間絶縁膜21はエッチングストッパ膜等を含む場合がある。層間絶縁膜21にはlow-k膜を用いることができ、配線にはCuを主成分とする金属を用いることができる。シールリング15は、平面視で回路素子形成領域14を取り囲むように形成されている。
表面保護膜16の端部上には追加の表面保護膜20が形成されており、表面保護膜の端部における膜厚(図5において「A」と表示)は、回路素子形成領域14上の表面保護膜16の膜厚(同じく「B」と表示)よりも厚くなっている。なお、当該回路素子形成領域14上の表面保護膜16の膜厚は、「B」で示すように、回路素子形成領域の最外部上における膜厚を指すものとする。図5での追加の表面保護膜20の膜厚は、例えば5〜30μmとすることができる。特に表面保護膜16にポリイミドを用いた場合には、膜厚が30μmを超えると膜中にクラックが生じる場合があるためである。また、膜厚が5μm未満であると本発明の効果が十分に得られないためである。回路素子形成領域14上での表面保護膜16の膜厚(B)は5〜10umとすることができる。
さらに、図5では、表面保護膜16の膜厚が、シールリング15のうち最外周のシールリング17の内側よりも外側において厚くなっている構成としている。このような構成により、シールリング15へのクラック伝播へのダメージを防止することができる。なお、図5にようにシールリング15が複数列ある場合は、最外周のシールリング17の最外端を当該内側と外側の境界とする。
図6から図8を用いて、表面保護膜16、20の形成方法を説明する。図6、7は半導体ウエハの工程断面の模式図であり、図8は表面保護膜16、20形成後の平面図である。図6、7に示す工程断面は、図8に示すY-Y´断面に対応する。
MOSFET(不図示)が形成されたSi基板13上に層間絶縁膜21が形成され、MOSFETに接続される多層配線構造が形成される(不図示)。図6(a)に示すように、当該層間絶縁膜21が形成されたSi基板13上に、表面保護膜16として、例えば感光性ポリイミド膜(ポジ型)を5〜10μm形成する。その後、図6(b)に示すように、スクライブライン領域12のみが開口された第1のマスク23を用いて、露光、現像を行なう。これにより、図6(c)に示すように、スクライブライン領域12の表面保護膜16のみが除去される。その後、図6(d)に示すように、例えば感光性ポリイミド膜22(ネガ型)を5〜30μm塗布する。次いで、図7(a)に示すように、チップ外縁部のみが開口された第2のマスク24を用いて、露光、現像を行なう。すると、感光性ポリイミド膜22のうち感光した部分のみが残り(20)、図7(b)に示すような形状が得られる。その後、加熱硬化を行なう。次いで、ダイシング工程により、当該半導体ウエハ25を個片化し、図9に示すような半導体チップ11を得る。
図9はダイシング工程後の半導体チップ11の端部を示す断面模式図である。図中の18はダイシング工程中にSi基板13中に発生したクラック18を示す。図10は、クラック18がさらに進行した状態を示している。この場合、追加の表面保護膜20が形成されていることに加え、表面保護膜16、20とSi基板13の間の熱膨張係数の差により、追加の表面保護膜20には矢印の方向に応力が働くことになる。したがって、図10のように、半導体チップの端部は矢印の方向に変形し、クラック18の進行方向は半導体チップの上面端に誘導される形で、上向きに変わる。追加の表面保護膜20は最外周のシールリング17の外側に形成されているため、クラック18は最外周のシールリング17の外側に伝搬する。よって、クラック18が回路素子形成領域14に伝搬することが防止される。この場合、シールリング15にもダメージは加わらないため、シールリング15の吸湿防止機能を害することにもならない。
なお、本実施の形態においては、表面保護膜16と追加の表面保護膜20にはいずれもポリイミドを用いたが、追加の表面保護膜20のみに熱膨張係数の高いポリイミド膜を用い、他の表面保護膜16はSiON等の比較的熱膨張係数の小さな膜を用いてもよい。
(第3の実施の形態)
図11を用いて、本実施の形態の係る半導体装置について説明する。本実施の形態は、表面保護膜が厚くなっている領域が半導体チップ外周の角部近傍のみである点において、他の実施の形態と異なる。
図11を用いて、本実施の形態の係る半導体装置について説明する。本実施の形態は、表面保護膜が厚くなっている領域が半導体チップ外周の角部近傍のみである点において、他の実施の形態と異なる。
図11は本実施の形態に係る半導体装置(半導体チップ11)の平面図である。追加の表面保護膜20は半導体チップ11の角部近傍のみに形成している。ダイシング時の応力は特に半導体チップの角部近傍に集中するため、本実施形態では、角部からのクラック伝搬が回路素子形成領域14に及ぶことを防止することができる。追加の表面保護膜20の形状は、図のようにL字型とすることができるが、この形状に限定されるものではない。半導体チップ11の角部を覆うように形成されていればよく、半円状であってもよい。なお、図11において、シールリング15は最外周のシールリング17のみを記載し、回路素子形成領域14の記載は省略している。
製造方法は、例えば、表面保護膜の露光時に用いるマスクパターンを変更するだけで対応することができ、他の実施の形態で説明したいずれの方法も用いることができる。第2の実施の形態における製造方法においては、図7における第2のマスク24として、半導体チップ11の外縁部であって角部近傍のみが開口されたものを用いることができる。
11 半導体チップ
12 スクライブライン領域
13 Si基板
14 回路素子形成領域
15 シールリング
16 表面保護膜
17 最外周のシールリング
18 クラック
19 クラック伝搬
20 追加の表面保護膜
21 層間絶縁膜
22 感光性ポリイミド膜
23 第1のマスク
24 第2のマスク
25 半導体ウエハ
101 溝
102 クラック
103 レーザにより膜を除去した箇所
104 障壁保護膜
105 カバー絶縁膜
106 電極金属
107 熱酸化膜
12 スクライブライン領域
13 Si基板
14 回路素子形成領域
15 シールリング
16 表面保護膜
17 最外周のシールリング
18 クラック
19 クラック伝搬
20 追加の表面保護膜
21 層間絶縁膜
22 感光性ポリイミド膜
23 第1のマスク
24 第2のマスク
25 半導体ウエハ
101 溝
102 クラック
103 レーザにより膜を除去した箇所
104 障壁保護膜
105 カバー絶縁膜
106 電極金属
107 熱酸化膜
Claims (7)
- 半導体基板に形成された回路素子形成領域と、
前記回路素子形成領域を覆う表面保護膜と、を有する半導体装置において、
前記表面保護膜の端部における膜厚が、前記回路素子形成領域上の膜厚よりも厚くなっている半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記回路素子形成領域と前記表面保護膜の端部との間にシールリングを有し、
前記表面保護膜の膜厚が、前記シールリングの内側よりも外側において厚くなっている半導体装置。 - 請求項1または2に記載の半導体装置において、
前記表面保護膜の熱膨張係数が前記半導体基板の熱膨張係数よりも高い半導体装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置において、
前記回路素子形成領域はトランジスタおよびそれに接続された配線を含む半導体装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置において、
前記表面保護膜がポリイミドである半導体装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置において、
前記表面保護膜が厚くなっている領域が半導体装置の角部近傍である半導体装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載された半導体装置において、
前記回路素子形成領域を構成する層間絶縁膜のうち少なくとも1層の比誘電率がSiO2よりも低い膜である半導体装置。
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- 2007-07-13 JP JP2007184115A patent/JP2009021474A/ja active Pending
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