JP2009020272A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気光学パネルにプローブを接触させることなく、導通検査を行うことが可能な電気光学装置を提供する。
【解決手段】上記の電気光学装置は、第1の基板と、第2の基板と、導電層と、フレキシブル基板と、複数の接地用端子と、複数の導電部材と、複数の導通パッドと、を備えている。複数の接地用端子は、フレキシブル基板上の複数の配線の一端と夫々電気的に接続されている。複数の導電部材は、複数の接地用端子と導電層の張り出し領域側の端部における複数の位置とが夫々導通するように形成されている。複数の導通パッドは、フレキシブル基板上の複数の配線の他端と夫々導通されている。複数の導通パッドのうち、少なくとも1つの導通パッドの電位は、グランド電位とされる。これにより、導通パッド間にプローブを接触させて電流を流すことにより、導電層とグランド電位とされた導通パッドとの間の導通検査を行うことができる。
【選択図】図4
【解決手段】上記の電気光学装置は、第1の基板と、第2の基板と、導電層と、フレキシブル基板と、複数の接地用端子と、複数の導電部材と、複数の導通パッドと、を備えている。複数の接地用端子は、フレキシブル基板上の複数の配線の一端と夫々電気的に接続されている。複数の導電部材は、複数の接地用端子と導電層の張り出し領域側の端部における複数の位置とが夫々導通するように形成されている。複数の導通パッドは、フレキシブル基板上の複数の配線の他端と夫々導通されている。複数の導通パッドのうち、少なくとも1つの導通パッドの電位は、グランド電位とされる。これにより、導通パッド間にプローブを接触させて電流を流すことにより、導電層とグランド電位とされた導通パッドとの間の導通検査を行うことができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、各種情報の表示に用いて好適な電気光学装置に関する。
近年、電気光学装置の一例として、横電界方式の液晶装置が脚光を浴びている。この方式は、液晶に印加する電界の方向を基板に略平行とする方式であり、TN(Twisted Nematic)方式などと比較して視覚特性の向上を図ることができるという利点がある。このような横電界方式の液晶装置としては、IPS((In−Plane Switching)方式、又は、FFS(Fringe Field Switching)方式といった液晶装置が知られている。この横電界方式の液晶装置では、相互に対向して配置される一対の基板間に液晶が挟持されてなり、櫛歯形状の画素電極と、その画素電極との間で電界を発生させる共通電極とが同一の基板上に設けられて構成される。
しかしながら、このような横電界方式の液晶装置では、外部からの静電気等により電極を有しない基板に電荷が帯電した場合に、電極を有する基板と電極を有しない基板との間においても不要な電界が発生してしまい、適切な表示ができなくなってしまう恐れがある。
そこで、このような課題を改善することが可能な横電界方式の液晶装置の一例が特許文献1に記載されている。
かかる特許文献1に記載の液晶装置は、上側基板において、透明基板と偏光板の間に、導電性の微粒子が散在された粘着層を介在させた構成を有する。この粘着層は、外部からの静電気等の帯電に対してシールドを行う導電膜(以下、「導電層」と称することもある)として機能するものとされている。これにより、この液晶装置では、液晶パネルの表面の外部から静電気等の高い電位が加わった場合にあっても、表示の異常の発生を防止することができるとされている。
上記の特許文献1には、前記の課題を改善することが可能ないくつかの形態例が挙げられているが、その形態例のうち、一つの形態例では、ケーブルを用いて、下側基板に設けられたアース端子と、上側基板の偏光板の液晶層側に設けられた導電層とを接地するようにしている。このとき、ケーブルと導電層とを接続するために、その接続部分に対応する導電層の領域が確保される。接続部分に対応する導電層の領域とは、具体的には、偏光板で覆われていない導電層の露出した端部の領域である。
この態様の場合、導電層とアース端子とが確実に導通しているかどうかが重要な点となる。そこで、上記の液晶装置の製造過程において、導電層とアース端子とが確実に導通しているか否かを検査する導通検査が行われる。具体的には、導通検査は、接続部分に対応する導電層の領域とアース端子の夫々にプローブを接触させ、導電層に接触させたプローブより電流を流して、アース端子に接触させたプローブで当該電流を検出することにより行われる。
しかしながら、接続部分に対応する導電層の領域の大きさは、液晶装置の外形寸法をなるべく小さくするという要請により、より狭くする必要がある。そのため、接続部分に対応する導電層の領域の大きさが、プローブの先端の直径よりも狭くなった場合には、プローブを接続部分に対応する導電層の領域に接触させることが困難となり、たとえ、プローブを接触させることができたとしても、偏光板や液晶パネルの基板に傷を付けてしまうという問題があった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、電気光学パネルにプローブを接触させることなく、導通検査を行うことが可能な電気光学装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電気光学装置は、第1の基板と、前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板とに挟持された電気光学物質と、前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、前記第1の基板が前記第2の基板の一辺から外側へ張り出す張り出し領域と、前記張り出し領域の前記第2の基板側の面上に一端が取り付けられたフレキシブル基板と、前記第1の基板の前記張り出し領域の前記第2の基板側の面上に形成され、前記フレキシブル基板上の複数の配線の一端と夫々電気的に接続された複数の接地用端子と、前記複数の接地用端子と前記導電層の前記張り出し領域側の端部における複数の位置とが夫々導通するように形成された複数の導電部材と、を備え、前記フレキシブル基板上に形成され、前記フレキシブル基板上の複数の配線の他端と夫々電気的に接続された複数の導通パッドを有し、前記複数の導通パッドのうち、少なくとも1つの導通パッドの電位は、グランド電位に接続される。
上記の電気光学装置は、例えば、液晶装置であり、第1の基板と、前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板とに挟持された電気光学物質と、前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、前記第1の基板の前記第2の基板の一辺から外側へ張り出す張り出し領域と、前記張り出し領域の前記第2の基板側の面上に一端が取り付けられたフレキシブル基板と、を備える。
また、上記の電気光学装置は、複数の接地用端子と、複数の導電部材と、複数の導通パッドと、を備えている。前記複数の接地用端子は、前記第1の基板の前記張り出し領域の前記第2の基板側の面上に形成され、前記フレキシブル基板上の複数の配線の一端と夫々電気的に接続されている。前記複数の導電部材は、前記複数の接地用端子と前記導電層の前記張り出し領域側の端部における複数の位置とが夫々導通するように形成されている。前記複数の導通パッドは、前記フレキシブル基板上の複数の配線の他端と夫々電気的に接続されている。前記複数の導通パッドのうち、少なくとも1つの導通パッドの電位は、グランド電位に接続される。
この電気光学装置によれば、前記フレキシブル基板上に、グランド電位とされた導通パッドとは別に、前記導電層と電気的に接続された導通パッドを備える。当該導通パッドは、前記導電層と電気的に接続されているので、当該導通パッドとグランド電位とされた導通パッドとにプローブを接触させて電流を流すことにより、前記導電層とグランド電位とされた導通パッドとの間の導通検査を行うことができ、前記導電層の前記張り出し領域側の端部にプローブを接触させる必要がなくなる。これにより、前記導電層の前記張り出し領域側の端部にプローブを接触させることによる前記第2の基板への傷の付着を防ぐことができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記複数の導通パッドのうちグランド電位に接続されない導通パッドは、前記フレキシブル基板上で前記フレキシブル基板上の複数の配線とは異なる導電部材によって、前記グランド電位に接続される導通パッドに接続されることにより、のグランド電位とされる。このようにすることで、前記複数の導通パッドと夫々電気的に接続されている前記複数の配線を介して、前記第2の基板の表面に帯電した電荷を外部へ逃がすことができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記フレキシブル基板は、前記一端が前記第1の基板の前記張り出し領域に取り付けられた後、他端が前記第1の基板の前記電気光学物質と反対側の面側に折り返され、前記複数の導通パッドは、前記第1の基板の前記電気光学物質と反対の面側に対向している。これにより、前記複数の導通パッドが外部の電子機器と接触して短絡するのを防ぐことができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記第1の基板及び前記第2の基板が収納される外枠を備え、前記複数の導通パッドは、前記フレキシブル基板の他端が前記外枠の外部へ引き出されることにより、前記外枠より露出している。このようにすることで、前記導電層の張り出し領域側の端部が前記外枠で覆われていたとしても、前記導電層と前記複数の導通パッドの間の導通検査を行うことができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記外枠が導電性であり、前記複数の導通パッドは、前記外枠と導通している。このようにすることで、前記複数の導通パッドの電位は、グランド電位となるので、前記複数の導通パッドをグランド配線に電気的に接続する必要はなくなる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記フレキシブル基板は、前記外枠の外部へ引き出された後、前記他端が前記第1の基板の前記電気光学物質と反対の面側に折り返され、前記複数の導通パッドは、前記外枠の底面の外側と接触している。このように、前記複数の導通パッドは前記外枠の底面と接触することにより導通して、前記複数の導電パッドの電位は、グランド電位となる。また、前記複数の導通パッドが外部の電子機器と接触して短絡するのを防ぐことができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記複数の導通パッドが、前記フレキシブル基板の前記外枠の表面と対向する面とは反対側の面に位置している場合には、前記外枠の表面と対向する面側に複数の導通部を形成し、当該複数の導通部がスルーホールを介して前記複数の導通パッドに接続されることにより、前記外枠の表面と前記複数の導通パッドとが夫々電気的に接続されている。
上記の電気光学装置の他の一態様は、前記複数の導通パッドは、前記フレキシブル基板の他端に形成され、前記フレキシブル基板の他端は、外部の電子機器と接続され、前記複数の導通パッドの電位は、前記外部の電子機器によって、グランド電位とされる。これによっても、前記複数の導通パッドと夫々電気的に接続されている前記複数の配線を介して、前記第2の基板の表面に帯電した電荷を外部へ逃がすことができる。また、グランド電位とされていない前記導通パッドとグランド配線との間を電気的に接続する工程を設ける必要がなくなる。
本発明の他の観点では、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を電気光学装置の一例としての液晶装置に適用したものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る液晶装置100の断面図である。図2は、第1実施形態に係る液晶装置100の平面図を示す。図1は、図2の液晶装置100の切断線A−A’に沿った断面図を示す。
図1は、第1実施形態に係る液晶装置100の断面図である。図2は、第1実施形態に係る液晶装置100の平面図を示す。図1は、図2の液晶装置100の切断線A−A’に沿った断面図を示す。
液晶装置100は、主に、照明装置10と、液晶パネル20より構成される。照明装置10は、主に、導光板11と光源部15より構成される。電気光学パネルの一例としての液晶パネル20は、導光板11の上面側に対向して配置される。また、照明装置10は、導光板11の下面側に反射シート14を備える。
光源部15は、導光板11の端面に配置され、点光源である複数のLED16を備える。各LED16から出射された光Lは、導光板11の端面より導光板11内へ入る。導光板11において、光Lは、導光板11の上下面の間で反射を繰り返すことにより方向を変え、液晶パネル20へ向けて出射する。
液晶パネル20は、導光板11の発光面積とほぼ同一の表示面積を有する。液晶パネル20は、ガラスなどの透光性を有する一対の第1の基板1及び第2の基板2を、枠状のシール材3を介して貼り合わされ、その内部に液晶層4が封入されて構成される。ここで、図1及び図2に示すように、第1の基板1は、第2の基板2の一辺2a側から外側へ張り出す張り出し領域30を有している。
第1の基板1の液晶層4側と反対側の外面上には、偏光板12bが配置されている。一方、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上には、偏光板12aが配置されている。後に詳しく述べるが、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上には、例えば、ITO(Indium−tin−oxide)などの透明導電部材よりなる導電層13が形成されている。偏光板12aは、正確には、第2の基板2の面上に形成された導電層13の面上に配置されている。張り出し領域30側に位置する導電層13の端部13aは偏光板12aから露出している。
照明装置10と液晶パネル20との間には、図示しない光学シートとして、例えば、拡散シートやプリズムシートなどが設けられる。拡散シートは、導光板11より出射された光Lを全方位に拡散させる役割を有する。プリズムシートは、光Lを液晶パネル20に向けて集光する役割を有する。
ここで、液晶パネル20の内部構造について説明する。図3(a)に、表示の最小単位となる1つのサブ画素に対応する液晶パネル20の拡大断面図を示す。なお、図3(a)では、便宜上、説明に必要な最小限の要素のみ図示している。
第1実施形態に係る液晶パネル20は、横電界方式の一例としてのFFS方式の液晶パネルであるが、これに限定されず、本発明は、相互に対向する一対の基板のうち、一方の基板に対して、後述する共通電極5及び画素電極8が形成される構造を備えるIPS方式を含む各種の横電界方式の液晶装置に対しても適用可能である。即ち、本発明では、液晶パネル20は横電界方式であればよく、その具体的な構成に限定はない。
液晶パネル20は、一対の第1の基板1及び第2の基板2の間に液晶を挟持して構成されている。第1の基板1の液晶層4側の内面上であって、後述する画素電極8と平面的に重なる位置には、ITOなどの透明導電部材により共通電極5が形成されている。共通電極5の液晶層4側の内面上には、アクリル樹脂などの透光性を有する絶縁材料よりなる絶縁層7が全面に亘って形成されている。絶縁層7の液晶層4側の内面上には、ITOなどの透明導電部材よりなる画素電極8が形成されている。なお、画素電極8等の液晶層4側の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。一方、第2の基板2の液晶層4側の内面上には、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかからなる着色層6が形成されている。着色層6の液晶層4側の内面上には、オーバーコート層9が形成されている。なお、オーバーコート層9の液晶層4側の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。
図3(b)は、図3(a)の切断線B−B’に沿ったサブ画素の平面図を示す。なお、図3(b)では、便宜上、説明に必要な最小限の要素のみ図示している。図3(b)に示すように、画素電極8は、櫛歯状の平面形状をなしており、一定の間隔をおいて配置された直線状の櫛歯部分8aを有する。なお、本発明では、図示を省略しているが、画素電極8は所定の位置でスイッチング素子の一例としてのTFT(Thin Film Transistor)素子と電気的に接続されている。そして、この液晶パネル20は、画素電極8の各櫛歯部分8aと共通電極5との間で電界(第1の基板1の面に対して略平行であって、櫛歯部8aと交差する方向に生じるフリンジフィールド)Eを発生させる。なお、本発明では、スイッチング素子を設けることは必須ではない。
図4は、液晶装置100の張り出し領域30における拡大平面図である。第1の基板1の張り出し領域30の液晶層4側の表面1a上には、COG(Chip On Glass)等の技術を用いて、液晶駆動用のドライバIC21が実装されている。液晶パネル20の張り出し領域30側の端部には、可撓性を有するフレキシブル基板の一例としてのFPC(Flexible Printed Circuit)22が配置されている。具体的には、FPC22の一端が、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上に取り付けられている。また、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上には、例えば、表示領域内のスイッチング素子等を構成する金属材料を用いて金属膜を形成又は成膜し、その金属膜をフォトエッチング法などによりパターニング形成することで、配線23、24、25、27xa、27xb、並びに、接地用端子27a、27bが形成されている。配線23は、例えばゲート線(図示略)やソース線(図示略)などであり、ドライバIC21の出力側の端子(図示略)と電気的に接続されている。配線24は、ドライバIC21の入力側の端子(図示略)及びFPC22の出力側の端子(図示略)に夫々電気的に接続されている。配線25は、共通電極5及びドライバIC21の出力側の共通電位用端子(COM端子)と夫々電気的に接続されている。接地用端子27aは、配線27xaの一端と電気的に接続され、当該配線27xaの他端は、FPC22の配線28aの一端と電気的に接続されている。即ち、接地用端子27aは、FPCの配線28aの一端と電気的に接続されている。また、接地用端子27bは、配線27xbの一端と電気的に接続され、当該配線27xbの他端は、FPC22の配線28bの一端と電気的に接続されている。即ち、接地用端子27bは、FPC22の配線28bの一端と電気的に接続されている。
接地用端子27a、27bは、導電部材26a、26bの夫々を介して導電層13の端部13aにおける2つの位置の夫々と電気的に接続されている。導電部材26a、26bとしては、例えば、導電ペーストや導電テープなどの導電部材が用いられる。
FPC22上には、導通パッド29a、29bが形成されている。導通パッド29aは、グランド配線GNDと電気的に接続されていると共に、FPC22の配線28aの他端とも電気的に接続されている。導通パッド29bは、FPC22の配線28bの他端と電気的に接続されている。導通パッド29a、29bの大きさは、後に述べる導通検査を行う際において、プローブが接触することが可能な大きさ、即ち、プローブの先端の直径よりも大きくなっている。
かかる横電界方式の液晶パネル20では、電界Eの大きさを制御することにより、液晶層4における液晶分子の配向状態を変化させ、表示画面における階調を変化させる。
一般的に、横電界方式の液晶パネルでは、第1の基板1の液晶層4側の内面上にのみ、画素電極8及び共通電極5といった電極が形成され、第2の基板2の液晶層4側の内面上には、電極が形成されない。そのため、例えば、外部からの静電気などによって、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上に設置されている偏光板12aの表面に電荷が帯電してしまうと、第1の基板1と第2の基板2の間においても不要な電界が発生してしまい、液晶層4の液晶分子は、この電界の影響を受けてしまう。その結果、液晶パネル20は、適切な表示を行うことができなくなってしまう。
そこで、このような課題を改善するため、第1実施形態に係る液晶装置100では、先に述べたように、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上に導電層13を形成し、その導電層13の端部13aと、電気的に接地された接地用端子27aとを、導電部材26aを介して電気的に接続する。これにより、外部からの静電気などによって、偏光板12aの表面に電荷が帯電した場合でも、その帯電した電荷は、導電部材26a、接地用端子27a、配線27xa、FPC22における、配線28a及びグランド配線GNDを通じて外部へと逃される。よって、前記の静電気に起因して第1の基板1と第2の基板2との間において不要な電界が発生するのを防ぐことができ、適切な表示を行うことが可能となる。
上述したことから分かるように、横電界方式の液晶装置では、偏光板に帯電した電荷を外部へと確実に逃がすために、導電層とFPCのグランド配線との間が確実に導通しているか否かが重要な点となる。そこで、一般的な液晶装置の製造工程では、導電層とFPCの配線とが確実に導通しているか否かを検査する導通検査が行われる。導通検査は、具体的には、導電層の露出している端部と、グランド配線と接続されている導通パッドとの夫々にプローブを接触させ、導電層の露出している端部に接触させたプローブより電流を流して、グランド配線と接続されている導通パッドに接触させたプローブで当該電流を検出することにより行われる。
しかしながら、横電界方式の液晶装置100では、TN(Twisted Nematic)方式又はVA(Virtical Alignment)方式の液晶装置と比較して、外形寸法が大きくなってしまうことを防ぐため、偏光板12aから外部へ露出させる導電層13の端部13aの寸法d1は、なるべく小さい方が望ましい。具体的には、導電層13の端部13aの寸法d1は、0.2mm程度とされるのが好適である。この場合、プローブの先端の直径(0.3mm程度)と比較して、導電層13の端部13aの寸法は小さくなるため、プローブを導電層13の端部13aに接触させることは難しくなる。この場合、プローブを導電層13の端部13aに接触させようとすると、偏光板12aや第2の基板2に傷を付けてしまう。
そこで、第1実施形態に係る液晶装置100では、このような課題が生じることを防ぐために、先に述べたように、FPC22上には、グランド配線GNDと電気的に接続されている導通パッド29aの他に、導通パッド29bが設けられている。また、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上には、接地用端子27aとは別に、導通パッド29bと電気的に接続された接地用端子27bが設けられている。接地用端子27bも、設置用端子27aと同様にして、導電部材26bを介して導電層13の露出している端部13aと電気的に接続されている。
第1実施形態に係る液晶装置100の導通検査の方法について図5を用いて具体的に説明する。図5は、第1実施形態に係る液晶装置100の張り出し領域30における拡大平面図であり、導通検査の方法を示す模式図である。図5において、破線矢印Pvは、プローブ間における電流の流れる経路を示している。この導通検査は、例えば、検査装置によって行われる。
まず、検査装置は、プローブ31aを導通パッド29aに接触させ、プローブ31bを導通パッド29bに接触させる。その後、検査装置は、プローブ31bより電流を流す。プローブ31bから流された電流は、破線矢印Pvに示すように、FPC22上の配線28b、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上の配線27xb、接地用端子27b、導電部材26b、導電層13、導電部材26a、接地用端子27a、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上の配線27xa、FPC22上の配線28aの順番に通過して導通パッド29aに至る。破線矢印Pvで示す経路上において導通されていない部分が発生していない限り、導通パッド29aに接触しているプローブ31aは、プローブ31bから流された電流を検出することができる。プローブ31aが、プローブ31bより流された電流を検出した場合には、検査装置は、破線矢印Pvで示す経路が導通していると判定することができるので、導電層13と導電パッド29aの間が確実に導通していると判定することができる。即ち、この場合、検査装置は、FPC22のグランド配線GNDとの間が確実に導通していると判定することができる。
つまり、第1実施形態に係る液晶装置100の導通検査の方法では、導通パッド29bは、FPC22上の配線28b、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上の配線27xb、接地用端子27b、導電部材26bを介して、導電層13と電気的に接続されているので、検査装置は、導通パッド29aと導通パッド29bとにプローブを接触させて電流を流すことにより、導電層13と導通パッド29aとの間の導通検査を行うことができる。これにより、導電層13の端部13aにプローブを接触させる必要がなくなる。即ち、第1実施形態に係る液晶装置100の導通検査の方法を用いることにより、導電層13の端部13aにプローブを接触させることによる偏光板12aや第2の基板2への傷の付着を防ぐことができる。
図6は、第1実施形態に係る液晶装置100の張り出し領域30における拡大平面図であり、導通検査終了後における模式図である。
上述の導通検査が終了した場合には、導通パッド29bと導通パッド29aとの間を、導電部材28xxを介して電気的に接続することで、導通パッド29bをグランド配線GNDと電気的に接続する。導電部材28xxとしては、例えば、導電テープが用いられる。このようにすることで、偏光板12aの表面に帯電した電荷は、導電部材26a、接地用端子27a、配線27xa、配線28a、グランド配線GNDを通じて外部へと逃されるだけでなく、導電部材26b、接地用端子27b、配線27xb、配線28b、導電部材28xx、グランド配線GNDを通じても外部へと逃される。これにより、第1実施形態に係る液晶装置100は、偏光板12aの表面に帯電した電荷を、導電部材26a、接地用端子27a、配線27xa、配線28a、グランド配線GNDを通じてのみ外部へ逃がすよりも、確実に、偏光板12aの表面に帯電した電荷を外部へ逃がすことができる。
以上に述べたことから分かるように、第1実施形態に係る液晶装置100では、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上に形成され、FPC22上の配線28a、28bの一端と夫々接続された接地用端子27a、27bと、接地用端子27a、27bと導電層13の張り出し領域30側の端部13aにおける2つの位置とが夫々導通するように形成された導電部材26a、26bと、を備える。また、第1実施形態に係る液晶装置100では、FPC22上に形成され、FPC22上の配線28a、28bの他端と夫々電気的に接続された導通パッド29a、29bを有し、導通パッド29aの電位は、グランド電位とされる。
第1実施形態に係る液晶装置100によれば、外部からの静電気などによって、偏光板12aの表面に電荷が帯電した場合でも、その帯電した電荷は、導電部材26a、接地用端子27a、配線27xa、FPC22における、配線28a及びグランド配線GNDを通じて外部へと逃される。よって、前記の静電気に起因して第1の基板1と第2の基板2との間において不要な電界が発生するのを防ぐことができ、適切な表示を行うことが可能となる。特に、第1実施形態に係る液晶装置100では、FPC22上に、導通パッド29aとは別に、導電層13と電気的に接続された導通パッド29bを備える。導通パッド29bは、導電層13と電気的に接続されているので、導通パッド29aと導通パッド29bとにプローブを接触させて電流を流すことにより、導電層13と導通パッド29aとの間の導通検査を行うことができ、導電層13の端部13aにプローブを接触させる必要がなくなる。これにより、導電層13の端部13aにプローブを接触させることによる偏光板12aや第2の基板2への傷の付着を防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る液晶装置100aについて図7を用いて説明する。図7は、第2実施形態に係る液晶装置100aの張り出し領域30における拡大平面図である。なお、第2実施形態に係る液晶装置100aの断面図は、第1実施形態で述べた図1と同様であり、第2実施形態に係る液晶装置100aのサブ画素に対応する断面図及び平面図も、第1実施形態で述べた図3と同様である。
次に、第2実施形態に係る液晶装置100aについて図7を用いて説明する。図7は、第2実施形態に係る液晶装置100aの張り出し領域30における拡大平面図である。なお、第2実施形態に係る液晶装置100aの断面図は、第1実施形態で述べた図1と同様であり、第2実施形態に係る液晶装置100aのサブ画素に対応する断面図及び平面図も、第1実施形態で述べた図3と同様である。
先に述べた第1実施形態に係る液晶装置100では、導電層13と導通パッド29aとの間の導通検査が終了した場合において、導通パッド29bとグランド配線GNDとの間を、導電部材28xxを介して電気的に接続することで、導通パッド29bをグランド配線GNDと電気的に接続するとしていた。しかしながら、この場合には、導通検査後に、導通パッド29bとグランド配線GNDとの間を、導電部材28xxを介して電気的に接続する工程を別に設ける必要がある。
そこで、第2実施形態に係る液晶装置100aでは、導通パッド29a、29bは、FPC22の他端に形成されるとし、導通パッド29a、29bの電位は、FPC22の他端と接続された外部の電子機器40によって、グランド電位にされるとする。具体的には、導通パッド29a、29bにプローブを接触することにより導通検査が行われた後、FPC22の他端は、外部の電子機器40と接続される。このとき、導通パッド29a、29bは、外部の電子機器40と接続されるFPC22の他端側の端子として機能する。FPC22が外部の電子機器40と接続されると、外部の電子機器40は、導通パッド29a、29bの電位をグランド電位とする。このようにすることで、確実に、偏光板12aの表面に帯電した電荷を外部へ逃がすことができると共に、導通パッドとグランド配線との間を、導電部材を用いて電気的に接続する工程を設ける必要がなくなる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る液晶装置100bについて図8、図9を用いて説明する。図8は、第3実施形態に係る液晶装置100bの平面図である。図9は、第3実施形態に係る液晶装置100bのFPC22が取り付けられている側の拡大断面図である。第3実施形態に係る液晶装置100bは、第1実施形態に係る液晶装置100aが金属製の外枠50xで覆われたものである。ただし、第3実施形態に係る液晶装置100bでは、第1実施形態に係る液晶装置100と異なり、導電パッド29aは、グランド配線に接続されていない。
次に、第3実施形態に係る液晶装置100bについて図8、図9を用いて説明する。図8は、第3実施形態に係る液晶装置100bの平面図である。図9は、第3実施形態に係る液晶装置100bのFPC22が取り付けられている側の拡大断面図である。第3実施形態に係る液晶装置100bは、第1実施形態に係る液晶装置100aが金属製の外枠50xで覆われたものである。ただし、第3実施形態に係る液晶装置100bでは、第1実施形態に係る液晶装置100と異なり、導電パッド29aは、グランド配線に接続されていない。
外枠50xは、主に、箱状の箱部と、当該箱部に覆い被せられる蓋部と、より構成される。箱部には、照明装置10、及び、液晶パネル20が収納される。蓋部には、偏光板12aと略同じ大きさの開口部が設けられている。箱部に照明装置10及び液晶パネル20が収納された後、当該箱部には蓋部が覆い被せられる。このようにして、図8に示すように、液晶パネル20における開口部50xwより露出している偏光板12a以外の部分は、外枠50xによって覆われる。ただし、図8、図9に示すように、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上に取り付けられているFPC22の一端は、外枠50x内部にあるものの、FPC22の他端は、外枠50xの側面より外部へ引き出されており、FPC22上に形成されている導通パッド29a、29bも、外枠50xより外部へ引き出されて露出している。接続面22aは、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上に取り付けられているFPC22の面である。FPC22の一端では、接続面22aに、配線28a、28bの端子が形成されている。接続面22aにおいて、配線28a、28bの端子は、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上の配線27xa、27xbの端子と接続されている。
第3実施形態に係る液晶装置100bでは、図8に示すように、導電層13の張り出し領域30側の端部13aも、外枠50xで覆われている。そのため、導通検査時においては、たとえ、導電層13の張り出し領域30側の端部13aが、プローブを接触させることが可能な大きさであったとしても、プローブを導電層13の張り出し領域30側の端部13aに接触させることはできない。しかしながら、第3実施形態に係る液晶装置100bでは、導通パッド29a、29bが、外枠50xより外部へ引き出されているため、第1実施形態で述べたように、導通パッド29aと導通パッド29bとにプローブを接触させて電流を流すことにより、導電層13と導通パッド29aとの間の導通検査を行うことができる。
さらに、第3実施形態に係る液晶装置100bでは、第1実施形態に係る液晶装置100と異なり、導通パッド29a、29bは外枠50xと導通されることとする。このようにすることで、例えば、外枠50xを携帯電話などの電子機器のグランド配線と接続等しておくことで、導通パッド29a、29bの電位は、グランド電位となるので、導通パッド29aをグランド配線GNDに電気的に接続する必要はなくなる。
具体的には、第3実施形態に係る液晶装置100bでは、導通検査終了後において、例えば、図9に示すように、FPC22は、第1の基板1の張り出し領域30側の端面で折り返され、導通パッド29a、29bは、第1の基板1の張り出し領域30の表面1aに取り付けられているFPC22の接続面22aと同じ側の面に形成されていると共に、外枠50xの底面50xdと対向している。このようにすることで、導通パッド29a、29bは、外枠50xの底面50xdと接触することができ、外枠50xと導通される。これにより、導通パッド29a、29bの電位はグランド電位となる。このようにすることで、偏光板12aの表面に帯電した電荷は、導電部材26a、接地用端子27a、配線27xa、配線28a、導通パッド29a、外枠50xを通じて外部へと逃されると共に、導電部材26b、接地用端子27b、配線27xb、配線28b、導通パッド29b、外枠50xを通じても外部へと逃される。
また、導通パッド29a、29bがFPC22の接続面22aとは反対側の面に形成されている場合において、外部の電子機器がFPC22の接続面22aとは反対側の面に対向して設置されていると、導通パッド29a、29bが外部の電子機器と対向して接触して短絡する恐れがある。従って、上述のように、FPC22は、第1の基板1の張り出し領域30側の端面で折り返され、導通パッド29a、29bがFPC22の接続面22aと同じ側の面に形成されるとすることで、当該外部の電子機器と対向することはなくなるので、当該外部の電子機器と接触して短絡するのを防ぐことができる。
なお、この場合、導通パッド29a、29bは、外枠50xの底面50xdと接触するとしているが、導通パッド29a、29bが接触するのは底面50xdに限られるものではない。即ち、導通パッド29a、29bは、外枠50xの表面上であれば、どの位置と接触しても、上述の効果を得られることができるのは言うまでもない。
なお、導通パッド29a、29bが、第1の基板1の張り出し領域30の表面1aに取り付けられているFPC22の接続面22aとは反対側の面に形成され、導通パッド29a、29bが、外枠50xの表面と対向する面とは反対側の面に位置している場合には、FPC22に形成されたスルーホールを介して、接続面22a側の面、すなわち外枠50xの表面と対向する面に導通部を形成し、スルーホール及び導通部を介して外枠50xの表面と導通パッド29a、29bとが夫々電気的に接続されるとしてもよい。これによっても、導通パッド29a、29bは、外枠50xの表面と接触することができるので、外枠50xと導通される。
[変形例]
次に、上述の各実施形態に係る液晶装置100の変形例について述べる。
次に、上述の各実施形態に係る液晶装置100の変形例について述べる。
第3実施形態に係る液晶装置100では、FPC22は、第1の基板1の張り出し領域30側の端面で折り返され、導通パッド29a、29bは、第1の基板1の張り出し領域30の表面1aに取り付けられているFPC22の接続面22aと同じ側の面に形成されていると共に、外枠50xの底面50xdと対向しているとされているが、これに限られるものではない。例えば、図10に示すように、金属製の外枠50xが存在しない場合(例えば、第1実施形態に係る液晶装置100の場合)であっても、FPC22は、第1の基板1の張り出し領域30側の端面で折り返され、導通パッド29a、29bは、第1の基板1の張り出し領域30の表面1aに取り付けられているFPC22の接続面22aと同じ側の面に形成されていると共に、第1の基板1に対向しているとされるのが望ましい。即ち、FPC22は、一端が第1の基板1の張り出し領域30に取り付けられた後、他端が第1の基板1の液晶層4と反対の面側に折り返され、導通パッド29a、29bは、第1の基板1の液晶層4と反対の面側に対向しているのが望ましい。なぜならば、このようにしても、外部の電子機器と接触して短絡するのを防ぐ効果を得られることができるからである。
また、上述の各実施形態では、導通パッド29a、29b、配線28a、28b、配線27xa、27xb、接地用端子27a、27b、導電部材26a、26bは夫々、ドライバIC21を挟んで設けられるとしているが、これに限られるものではなく、代わりに、ドライバIC21の右側もしくは左側のどちらか一方に集中して設けるとしてもよいのは言うまでもない。また、導通パッド29a、29b、配線28a、28b、配線27xa、27xb、接地用端子27a、27b、導電部材26a、26bについて、夫々を区別しないときには、導通パッド29、配線28、配線27x、接地用端子27、導電部材26として示すとすると、上述の各実施形態では、導通パッド29、配線28、配線27x、接地用端子27、導電部材26は、夫々、符号a、bで示すように、2つずつ設けられるとしていたが、これに限られるものではない。代わりに、導通パッド29、配線28、配線27x、接地用端子27、導電部材26は、夫々、3つ以上設けられる、即ち、導通パッド29と導電層13を結ぶ経路として3つ以上の経路が設けられるとしてもよいのは言うまでもない。
[電子機器]
次に、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100a、100bを適用可能な電子機器の具体例について図11を参照して説明する。
次に、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100a、100bを適用可能な電子機器の具体例について図11を参照して説明する。
まず、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100a、100bを、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図11(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100a、100bをパネルとして適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100a、100bを、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図11(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100a、100bを適用した表示部724を備える。
なお、本発明の実施形態に係る液晶装置100、100a、100bを適用可能な電子機器としては、図11(a)に示したパーソナルコンピュータや図11(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
1 第1の基板、 2 第2の基板、 2a 一辺、 4 液晶層、 5 共通電極、 8 画素電極、 12a、12b 偏光板、 13 導電層、 13a 導電層の端部、 20 液晶パネル、 21 ドライバIC、 22 FPC、 26 導電部材、 27 接地用端子、 27x、28 配線、 29 導電パッド、 30 張り出し領域、 100、100a、100b 液晶装置
Claims (9)
- 第1の基板と、
前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板とに挟持された電気光学物質と、
前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、
前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、
前記第1の基板が前記第2の基板の一辺から外側へ張り出す張り出し領域と、
前記張り出し領域の前記第2の基板側の面上に一端が取り付けられたフレキシブル基板と、
前記第1の基板の前記張り出し領域の前記第2の基板側の面上に形成され、前記フレキシブル基板上の複数の配線の一端と夫々電気的に接続された複数の接地用端子と、
前記複数の接地用端子と前記導電層の前記張り出し領域側の端部における複数の位置とが夫々導通するように形成された複数の導電部材と、を備え、
前記フレキシブル基板上に形成され、前記フレキシブル基板上の複数の配線の他端と夫々電気的に接続された複数の導通パッドを有し、前記複数の導通パッドのうち、少なくとも1つの導通パッドの電位は、グランド電位に接続されることを特徴とする電気光学装置。 - 前記複数の導通パッドのうちグランド電位に接続されない導通パッドは、前記フレキシブル基板上で前記フレキシブル基板上の複数の配線とは異なる導電部材によって、前記グランド電位に接続される導通パッドに接続されることにより、グランド電位とされることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- 前記フレキシブル基板は、前記一端が前記第1の基板の前記張り出し領域に取り付けられた後、他端が前記第1の基板の前記電気光学物質と反対の面側に折り返され、
前記複数の導通パッドは、前記第1の基板の前記電気光学物質と反対の面側に対向していることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。 - 前記第1の基板及び前記第2の基板が収納される外枠を備え、
前記複数の導通パッドは、前記フレキシブル基板の他端が前記外枠の外部へ引き出されることにより、前記外枠より露出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 前記外枠が導電性であり、前記複数の導通パッドは、前記外枠と導通していることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
- 前記フレキシブル基板は、前記外枠の外部へ引き出された後、前記他端が前記第1の基板の前記電気光学物質と反対の面側に折り返され、
前記複数の導通パッドは、前記外枠の底面の外側と接触していることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。 - 前記複数の導通パッドが、前記フレキシブル基板の前記外枠の表面と対向する面とは反対側の面に位置している場合には、
前記外枠の表面と対向する面側に複数の導通部を形成し、当該複数の導通部がスルーホールを介して前記複数の導通パッドに接続されることにより、前記外枠の表面と前記複数の導通パッドとが夫々電気的に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。 - 前記複数の導通パッドは、前記フレキシブルの他端に形成され、
前記フレキシブル基板の他端は、外部の電子機器と接続され、
前記複数の導通パッドの電位は、前記外部の電子機器によって、グランド電位とされることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部として備えることを特徴とする電子機器。
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