JP2009020273A - 電気光学装置の製造方法及び電気光学装置並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外形寸法を大きくすることなく、外部へ静電気を確実に逃すことのできる横電界方式の電気光学装置の製造方法を提供する。
【解決手段】電気光学装置の製造方法は、電気光学パネル製作工程と、導電層形成工程と、光学部材形成工程と、導電部材塗布工程と、保護膜除去工程と、を備える。導電部塗布工程は、保護膜の張り出し領域側の端部から第1の基板の接地用端子にかけて導電部材を塗布することで、導電層と接地用端子とを電気的に接続する。次いで、保護膜除去工程は、保護膜を光学部材より取り除く。保護膜の張り出し領域側の端部に付着した導電部材を取り除くことができ、導電部材を必要な領域(導電層の張り出し領域側の端部と接地用端子を結ぶ領域)にのみ的確に塗布することができる。このようにすることで、光学部材により覆われない導電層の端部の寸法をできる限り小さくすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、各種情報の表示に用いて好適な電気光学装置の製造方法に関する。
近年、電気光学装置の一例として、横電界方式の液晶装置が脚光を浴びている。この方式は、液晶に印加する電界の方向を基板に略平行とする方式であり、TN(Twisted Nematic)方式などと比較して視覚特性の向上を図ることができるという利点がある。このような横電界方式の液晶装置としては、IPS((In−Plane Switching)方式、又は、FFS(Fringe Field Switching)方式といった液晶装置が知られている。この横電界方式の液晶装置では、相互に対向して配置される一対の基板間に液晶が挟持されてなり、櫛歯形状の画素電極と、その画素電極との間で電界を発生させる共通電極とが同一の基板上に設けられて構成される。
しかしながら、このような横電界方式の液晶装置では、外部からの静電気等により電極を有しない基板に電荷が帯電した場合に、電極を有する基板と電極を有しない基板との間においても不要な電界が発生してしまい、適切な表示ができなくなってしまう恐れがある。
そこで、このような課題を改善することが可能な横電界方式の液晶装置の一例が特許文献1に記載されている。
かかる特許文献1に記載の液晶装置は、上側基板において、透明基板と偏光板の間に、導電性の微粒子が散在された粘着層を介在させた構成を有する。この粘着層は、外部からの静電気等の帯電に対してシールドを行う導電膜として機能するものとされており、これにより、この液晶装置では、液晶パネルの表面の外部から静電気等の高い電位が加わった場合にあっても、表示の異常の発生を防止することができるとされている。
特許第2758864号公報
上記の特許文献1には、前記の課題を改善することが可能ないくつかの形態例が挙げられているが、その形態例のうち、一つの形態例では、ケーブルを用いて、下側基板に設けられたアース端子と、上側基板の偏光板の液晶層側に設けられた導電層とを接地するようにしている。
この態様の場合、ケーブルと導電層とを接続するために、その接続部分に対応する導電層の領域を確保する必要がある。特に、ケーブルと導電層とを接続するために導電ペーストを用いた場合には、導電ペーストが流動性を有するため、導電層上に塗布される導電ペーストと偏光板とが接触する可能性がある。
そこで、このような態様では、導電ペーストの持つ流動性を考慮して、前記接続部分に対応する導電層の領域を大きくする必要がある。そうすると、この態様では、その領域を確保するために上側基板の寸法(「寸法」:ケーブルの引き出し方向に対応する長さ、以下同様)を大きくしなければならず、それに応じて下側基板の寸法も大きくなり、ひいてはTN(Twisted Nematic)方式又はVA(Virtical Alignment)方式の液晶装置と比較して前記液晶装置の外形寸法が大きくなってしまう可能性がある。そうすると、このような液晶装置が搭載される電子機器等の寸法の制約等により、電子機器等に対する、当該液晶装置の搭載度が低下してしまうといった課題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、外形寸法を大きくすることなく、外部へ静電気を確実に逃すことのできる横電界方式の電気光学装置の製造方法及び電気光学装置並びにその電気光学装置を用いた電子機器を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電気光学装置の製造方法では、一方の面に共通電極と画素電極と接地用端子とを備える第1の基板と、第2の基板とを、前記一方の面を前記第2の基板に対向させて、前記第1の基板が前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を形成するとともに、前記接地用端子が前記張り出し領域に配置されるように貼り合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間に電気光学物質を狭持して電気光学パネルを製作する電気光学パネル製作工程と、前記第2の基板の前記電気光学物質とは反対の面に導電層を形成する導電層形成工程と、前記第2の基板の前記導電層の上に、前記張り出し領域側に位置する前記導電層の端部の少なくとも一部が露出するように、前記導電層側の面とは反対側の面に保護膜が貼付されている光学部材を配置する光学部材配置工程と、前記保護膜の前記張り出し領域側の端部の少なくとも一部から前記第1の基板の前記接地用端子にかけて導電部材を塗布することで、前記導電層と前記接地用端子とを電気的に接続する導電部材塗布工程と、前記保護膜を前記光学部材より取り除く保護膜除去工程と、を備える。
上記の電気光学装置の製造方法によれば、まず、電気光学パネル製作工程は、一方の面に共通電極と画素電極と接地用端子とを備える第1の基板と、第2の基板とを、前記一方の面を第2の基板に対向させて、前記第1の基板が前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を形成するとともに、接地用端子が前記張り出し領域に配置されるように貼り合わされ、第1の基板と第2の基板との間に電気光学物質を狭持して電気光学パネルを製作する。好適な例では、電気光学パネルは、画素電極と共通電極との間において電界を発生させる横電界方式とすることができる。
次いで、導電層形成工程は、第2の基板の電気光学物質とは反対の面に導電層を形成する。次いで、光学部材形成工程は、第2の基板の導電層の上に、張り出し領域側に位置する導電層の端部の少なくとも一部が露出するように、導電層側の面とは反対側の面に保護膜が貼付されている光学部材を配置する。次いで、導電部塗布工程は、保護膜の前記張り出し領域側の端部の少なくとも一部から第1の基板の前記接地用端子にかけて導電部材を塗布することで、導電層と接地用端子とを電気的に接続する。次いで、保護膜除去工程は、保護膜を光学部材より取り除く。
この電気光学装置の製造方法によれば、導電部材塗布工程において、保護膜の張り出し領域側の端部から第1の基板の接地用端子にかけて、導電部材を塗布した後、保護膜除去工程において、保護膜を光学部材より取り除くことで、保護膜の張り出し領域側の端部に付着した導電部材を取り除くことができ、導電部材を必要な領域(導電層の張り出し領域側の端部と接地用端子を結ぶ領域)にのみ的確に塗布することができる。このようにすることで、光学部材により覆われない導電層の端部の寸法をできる限り小さくすることができる。その結果、電子機器等に搭載するに際して要求される電気光学装置の外形寸法の制約を受け難くなり、電子機器等に対する、この横電界方式の電気光学装置の搭載度を高めることができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記導電部材塗布工程の後、前記導電部材を乾燥させる導電部材乾燥工程を有し、前記導電部材が乾燥した後に、前記保護膜除去工程を実施することを特徴とする。これにより、保護膜の張り出し領域側の端部に付着した導電部材を取り除くことができる。
上記の電気光学装置の好適な実施例は、前記保護膜除去工程の後、別の保護膜を貼付する保護膜貼付工程を有すことを特徴とする。
上記の電気光学装置の製造方法の他の一態様は、前記光学部材配置工程は、前記光学部材の前記張り出し領域側の端面に撥水加工を施した後、前記第2の基板の前記導電層の上に前記光学部材を配置する。このようにすることで、導電部材が光学部材の端面より前記光学部材内に浸潤することを防ぐことができ、光学部材の光学的な特性が劣化するのを防ぐことができる。
本発明の他の観点では、電気光学装置は、第1の基板と、前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板とに狭持された電気光学物質と、前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、前記第1の基板は前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出す領域を有すると共に、前記張り出し領域の前記第2の基板側の面に形成された接地用端子と、前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、前記第2の基板の前記導電層の上に、前記張り出し領域側に位置する前記導電層の端部の少なくとも一部が露出するように配置されている光学部材と、前記導電層の前記張り出し領域側の露出している端部の少なくとも一部から前記第1の基板の前記接地用端子にかけて塗布されている導電部材と、を備え、前記導電層と前記接地用端子とは、前記導電部材を介して電気的に接続されており、前記光学部材の前記張り出し領域側の端面には、撥水加工が施されている。この電気光学装置は、導電部材が光学部材の端面より前記光学部材内に浸潤することを防ぐことができ、光学部材の光学的な特性が劣化するのを防ぐことができる。
上記の電気光学装置の他の一態様は、第1の基板と、前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板とに狭持された電気光学物質と、前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、前記第1の基板は前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を有するとともに、前記張り出し領域の前記第2の基板側の面に形成された接地用端子と、前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、前記第2の基板の前記導電層の上に、前記張り出し領域側に位置する前記導電層の端部の少なくとも一部が露出するように配置されている光学部材と、前記導電層の前記張り出し領域側の露出している端部の少なくとも一部から前記第1の基板の前記接地用端子にかけて塗布されている導電部材と、を備え、前記導電層と前記接地用端子とは、前記導電部材を介して電気的に接続されており、前記導電部材は前記光学部材の前記張り出し領域側の端面に沿って接触して配置されている。この電気光学装置では、導通部材の接触面積を大きくとると共に、光学部材の上面に導通部材がかからなくて済むので、導通性と視認性とを向上させることができる。
本発明の他の観点では、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を電気光学装置の一例としての液晶装置に適用したものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る液晶装置100の断面図である。図2は、第1実施形態に係る液晶装置100の平面図を示す。図1は、図2の液晶装置100の切断線A−A’に沿った断面図を示す。
液晶装置100は、主に、照明装置10と、液晶パネル20より構成される。照明装置10は、主に、導光板11と光源部15より構成される。電気光学パネルの一例としての液晶パネル20は、導光板11の上面側に対向して配置される。また、照明装置10は、導光板11の下面側に反射シート14を備える。
光源部15は、導光板11の端面に配置され、点光源である複数のLED16を備える。各LED16から出射された光Lは、導光板11の端面より導光板11内へ入る。導光板11において、光Lは、導光板11の上下面の間で反射を繰り返すことにより方向を変え、液晶パネル20へ向けて出射する。
液晶パネル20は、導光板11の発光面積とほぼ同一の表示面積を有する。液晶パネル20は、ガラスなどの透光性を有する一対の第1の基板1及び第2の基板2を、枠状のシール材3を介して貼り合わされ、その内部に液晶層4が封入されて構成される。ここで、図1及び図2に示すように、第1の基板1は、第2の基板2の一辺2a側から外側へ張り出す張り出し領域30を有している。
第1の基板1の液晶層4側と反対側の外面上には、偏光板12bが配置されている。一方、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上には、偏光板12aが配置されている。偏光板12aの第2の基板側と反対側の外面上には、保護膜17が配置されている。後に詳しく述べるが、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上には、例えば、ITO(Indium−tin−oxide)などの透明導電部材よりなる導電層13が形成されている。張り出し領域30側に位置する導電層13の端部13aは偏光板12aから露出している。導電層13の端部13aとFPC(Flexible Printed Circuit)22のグランド配線GNDとは、第1の基板1の張り出し領域30の、第2の基板2側の表面1a上に設けられた導電部材26及び接地用端子27(図2を参照)を通じて電気的に接続されている。導電部材26としては、例えば、導電ペーストなどの流動性を有する導電部材が用いられる。
照明装置10と液晶パネル20との間には、図示しない光学シートとして、例えば、拡散シートやプリズムシートなどが設けられる。拡散シートは、導光板11より出射された光Lを全方位に拡散させる役割を有する。プリズムシートは、光Lを液晶パネル20に向けて集光する役割を有する。
ここで、液晶パネル20の内部構造について説明する。図3(a)に、表示の最小単位となる1つのサブ画素に対応する液晶パネル20の拡大断面図を示す。なお、図3(a)では、便宜上、説明に必要な最小限の要素のみ図示している。
第1実施形態に係る液晶パネル20は、横電界方式の一例としてのFFS方式の液晶パネルであるが、これに限定されず、本発明は、相互に対向する一対の基板のうち、一方の基板に対して、後述する共通電極5及び画素電極8が形成される構造を備えるIPS方式を含む各種の横電界方式の液晶装置に対しても適用可能である。即ち、本発明では、液晶パネル20は横電界方式であればよく、その具体的な構成に限定はない。
液晶パネル20は、一対の第1の基板1及び第2の基板2の間に液晶を挟持して構成されている。第1の基板1の液晶層4側の内面上であって、後述する画素電極8と平面的に重なる位置には、ITOなどの透明導電部材により共通電極5が形成されている。共通電極5の液晶層4側の内面上には、アクリル樹脂などの透光性を有する絶縁材料よりなる絶縁層7が全面に亘って形成されている。絶縁層7の液晶層4側の内面上には、ITOなどの透明導電部材よりなる画素電極8が形成されている。なお、画素電極8等の液晶層4側の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。一方、第2の基板2の液晶層4側の内面上には、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかからなる着色層6が形成されている。着色層6の液晶層4側の内面上には、オーバーコート層9が形成されている。なお、オーバーコート層9の液晶層4側の内面上には、図示しない配向膜が形成されている。
図3(b)は、図3(a)の切断線B−B’に沿ったサブ画素の平面図を示す。なお、図3(b)では、便宜上、説明に必要な最小限の要素のみ図示している。図3(b)に示すように、画素電極8は、櫛歯状の平面形状をなしており、一定の間隔をおいて配置された直線状の櫛歯部分8aを有する。なお、本発明では、図示を省略しているが、画素電極8は所定の位置でスイッチング素子の一例としてのTFT(Thin Film Transistor)素子と電気的に接続されている。そして、この液晶パネル20は、画素電極8の各櫛歯部分8aと共通電極5との間で電界(第1の基板1の面に対して略平行であって、櫛歯部8aと交差する方向に生じるフリンジフィールド)Eを発生させる。なお、本発明では、スイッチング素子を設けることは必須ではない。
図1及び図2に戻り説明を続けると、第1の基板1の張り出し領域30の液晶層4側の表面1a上には、COG(Chip On Glass)等の技術を用いて、液晶駆動用のドライバIC21が実装されている。液晶パネル20の張り出し領域30側の端部には、可撓性を有する基板の一例としてのFPC(Flexible Printed Circuit)22が配置されている。また、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上には、例えば、表示領域内のスイッチング素子等を構成する金属材料を用いて金属膜を形成又は成膜し、その金属膜をフォトエッチング法などによりパターニング形成することで、配線23、24、25、並びに、接地用端子27が形成されている。配線23は、例えばゲート線(図示略)やソース線(図示略)などであり、ドライバIC21の出力側の端子(図示略)と電気的に接続されている。配線24は、ドライバIC21の入力側の端子(図示略)及びFPC22の出力側の端子(図示略)に夫々電気的に接続されている。配線25は、共通電極5及びドライバIC21の出力側の共通電位用端子(COM端子)と夫々電気的に接続されている。接地用端子27は、配線27aを有し、当該配線27aはFPC22のグランド配線GNDと電気的に接続されている。このため、接地用端子27は、電気的に接地されている。
かかる横電界方式の液晶パネル20では、電界Eの大きさを制御することにより、液晶層4における液晶分子の配向状態を変化させ、表示画面における階調を変化させる。
一般的に、横電界方式の液晶パネルでは、第1の基板1の液晶層4側の内面上にのみ、画素電極8及び共通電極5といった電極が形成され、第2の基板2の液晶層4側の内面上には、電極が形成されない。そのため、例えば、外部からの静電気などによって、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上に設置されている偏光板12aの表面に電荷が帯電してしまうと、第1の基板1と第2の基板2の間においても不要な電界が発生してしまい、液晶層4の液晶分子は、この電界の影響を受けてしまう。その結果、液晶パネル20は、適切な表示を行うことができなくなってしまう。
そこで、このような課題を改善するため、第1実施形態に係る液晶装置100では、先に述べたように、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上に導電層13を形成し、その導電層13の端部13aと、電気的に接地された接地用端子27とを電気的に接続する。これにより、外部からの静電気などによって、偏光板12aの表面に電荷が帯電した場合でも、その帯電した電荷は、導電部材26、接地用端子27、接地用端子27の配線27a及びFPC22のグランド配線GNDを通じて外部へと逃される。よって、前記の静電気に起因して第1の基板1と第2の基板2との間において不要な電界が発生するのを防ぐことができ、適切な表示を行うことが可能となる。
さらに、これに加えて、第1実施形態では、上記したように当該液晶装置100の外形寸法が大きくなることを防止するため、液晶装置100の製造方法に工夫を凝らしている。
以下、図2、図4及び図5を参照して、比較例と比較した、この点に関する本発明の特徴的な点について詳述する。図4は、図2の切断線D−D’に沿った液晶装置100の要部断面図である。図5は、図4に対応する比較例に係る液晶装置の要部断面図である。
まず、比較例に係る液晶装置の構成及びその課題について説明する。なお、以下では、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
比較例では、第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上には電気的に接地された接地用端子27が形成されていると共に、第2の基板2の液晶層4側と反対側の外面上には導電層13が形成されており、さらに導電層13の第2の基板2側と反対側の外面上には偏光板12aが配置されている。そして、張り出し領域30側に位置する導電層13の端部13aは偏光板12aから露出しており、導電層13の端部13aと接地用端子27とは、導電ペーストなどの流動性を有する導電部材26xを用いて電気的に接続されている。
かかる構成を有する比較例では、上記したのと同様の原理に基づき、第1の基板1と第2の基板2との間において、前記の静電気に起因した不要な電界が発生するのを防ぐことができ、適切な表示を行うことが可能である。
しかしながら、比較例では次のような課題が残されている。
即ち、比較例に係る液晶装置の製造過程では、導電層13の端部13aと接地用端子27とを、流動性を有する導電部材26xを用いて電気的に接続した際に、当該導電部材26xが導電層13の端部13aの不必要な領域、例えば第2の基板2の一辺2a側に対して逆側の偏光板12aの面上にまで拡散又は流動してしまう恐れがある。そうすると、これを原因として偏光板12aの光学的な特性に悪影響を及ぼす恐れがある。そこで、このような課題の発生を防止するため、比較例では、偏光板12aから外部へ露出させる導電層13の寸法(第2の基板2の一辺2aと直交する方向に対応する長さ)d1を大きくすることで、導電部材26xを用いた導電層13の端部13aと接地用端子27との接続の際に、導電部材26xが偏光板12aの面上にまで拡散又は流動することを防止するようにしている。ここで、偏光板12aから外部へ露出させる導電層13の寸法d1は、少なくとも1mm以上に設定される。このため、比較例では、その寸法d1を大きくするために第2の基板2の寸法(図2の寸法d2に対応する長さ)を大きくしなければならず、それに応じて第1の基板1の寸法(図2の寸法d3に対応する長さ)も大きくなり、ひいては、TN(Twisted Nematic)方式又はVA(Virtical Alignment)方式の液晶装置と比較して当該液晶装置の外形寸法(図2の寸法d3に対応する長さ)が大きくなってしまう可能性がある。そうすると、比較例では、電子機器等に搭載するに際して要求される液晶装置の外形寸法の制約によって、電子機器等に対する、当該液晶装置の搭載度が低下してしまうといった課題がある。
そこで、第1実施形態では、このような課題が生じることを防止するため、液晶装置100の製造方法に工夫を凝らしている。第1実施形態に係る液晶装置100の製造方法を用いることで作製された液晶装置100は、図4に示すように、偏光板12aから外部へ露出させる導電層13の寸法(第2の基板2の一辺2aと直交する方向に対応する長さ)d1を、比較例に係る液晶装置と比較して、小さくすることができる。このようにすることで、上記の課題が生じることを防止することができる。以下に、第1実施形態に係る製造方法について、具体的に述べることとする。
(第1実施形態に係る製造方法)
次に、図1〜図4、図6〜図8を参照して、第1実施形態に係る液晶装置100の製造方法について説明する。なお、以下では、本発明の特徴的な製造方法についてのみ説明する。
図6は、第1実施形態に係る液晶装置100の製造方法を示すフローチャートである。図7及び図8は、第1実施形態に係る液晶装置100の製造工程を示す要部断面図である。
まず、液晶パネル20を製作する(液晶パネル製作工程P11)。具体的には、この液晶パネル製作工程P11では、図1、図3に示すように、特に、一方の面に、共通電極5と、共通電極5上に形成された絶縁層7と、絶縁層7上に形成され、共通電極5との間で電界Eを発生させる画素電極8と、配線23、24、25と、後述するFPC22のグランド配線GNDに接続されることで、電気的に接地される配線27aを含む接地用端子27と、を有する第1の基板1と第2の基板2を準備し、前記一方の面を第2の基板2に対向させるとともに、接地用端子27が第2の基板2の一辺2a側から外側へ張り出した第1の基板1の張り出し領域30の表面1a上に配置されるように枠状のシール材3を介して貼り合わされ、第1の基板1と第2の基板2との間に液晶層4が挟持されるように、枠状のシール材3の内側に液晶層4を封入することにより上記した液晶パネル20を製作する。
次に、導電層13を形成する(導電層形成工程P12)。具体的には、この導電層形成工程P12では、図1に示すように、第2の基板2の液晶層4側とは反対側の外面上にITO等の透明導電部材よりなる導電層13を形成する。
次に、偏光板12a及び12bを取り付ける(偏光板取り付け工程P13)。具体的には、図1及び図7(a)に示すように、第2の基板2の導電層13の上に、張り出し領域30側に位置する導電層13の端部13aの少なくとも一部が外部に(即ち、偏光板12aから)露出するように、導電層13の第2の基板2側とは反対側の外面上に光学部材の一例としての偏光板12aを取り付けると共に、第1の基板1の液晶層4側とは反対側の外面上に偏光板12bを取り付ける。ここで、偏光板12aから外部へ露出させる導電層13の寸法d1は、1mm未満、特に好適には0.2mmに設定される。なお、偏光板12aの導電層13側の面とは反対側の面の全面には、予め、保護膜17が貼付されている。
次に、図7(b)に示すように、導電部材26を塗布する(導電部材塗布工程P14)。具体的には、保護膜17の張り出し領域30側の端部の少なくとも一部から第1の基板1の接地用端子27にかけて、導電ペーストなどの導電部材26を塗布して、導電層13の端部13aと接地用端子27とを導電部材26を通じて電気的に接続する。そして、導電部材乾燥工程として、導電部材26を乾燥させることにより硬化させる。具体的には、例えば、20分間自然放置するか、又は、2液性の熱硬化タイプの導電部材の場合には、80℃以下で30分間乾燥させる。
次に、図8(a)に示すように、導電部材26の硬化後、保護膜17を偏光板12aより取り除く(保護膜除去工程P15)。このようにすることで、保護膜17の張り出し領域30側の端部に付着した導電部材26aを取り除くことができる。この後、図8(b)に示すように、偏光板12aの導電層13側の面とは反対側の面の全面に、新たな保護膜17newを貼付することにより(保護膜貼付工程P16)、第1実施形態に係る液晶装置100は完成する。
以上の各製造工程を経て、図1乃至図4に示される液晶装置100が製造される。
この製造方法によれば、導電部材塗布工程P14において、保護膜17の張り出し領域30側の端部の少なくとも一部から第1の基板1の接地用端子27にかけて、導電部材26を塗布した後、保護膜除去工程P5において、保護膜17を偏光板12aより取り除くことで、保護膜17の張り出し領域30側の端部に付着した導電部材26aを取り除くことができ、導電部材26を必要な領域(導電層13の張り出し領域30側の端部13aと接地用端子27を結ぶ領域)にのみ的確に塗布することができる。このようにすることで、偏光板12aにより覆われない導電層13の端部13aの寸法(第2の基板2の一辺2aと直交する方向に対応する長さ)d1をできる限り小さくすることができる。例えば、偏光板12aにより覆われない導電層13の端部13aの寸法d1は、1mm未満、好適には、0.2mmに設定される。これにより、図2において、第2の基板2の寸法(第2の基板2の一辺2aと直交する方向に対応する長さ)d2が大きくなることを防止でき、これに応じて第1の基板1の寸法(第2の基板2の一辺2aと直交する方向に対応する長さ)d3も大きくなることを防止できる。よって、図2において、液晶装置100の外形寸法(第2の基板2の一辺2aと直交する方向に対応する長さ)d3が大きくなることを防止でき、液晶装置100の狭額縁化を図ることができる。その結果、電子機器等に搭載するに際して要求される液晶装置の外形寸法の制約を受け難くなり、電子機器等に対する、この横電界方式の液晶装置100の搭載度を高めることができる。
図9は、第1実施形態に係る液晶装置100の拡大平面図を示す。図9に示すように、第1実施形態に係る液晶装置100では、張り出し領域30の第2の基板2側の面に形成された接地用端子27と、第2の基板2の液晶層4と反対側の面に形成された導電層13と、第2の基板2の導電層13の上に、張り出し領域30側に位置する導電層13の端部の少なくとも一部が露出するように配置されている偏光板12aと、導電層13の張り出し領域30側の露出している端部の少なくとも一部から第1の基板1の接地用端子27にかけて塗布されている導電部材26と、を備え、導電層13と接地用端子27とは、導電部材26を介して電気的に接続されており、導電部材26は偏光板12aの張り出し領域30側の端面に沿って接触して配置されている。つまり、偏光板12aの上面に導通部材26がかかっていない。この電気光学装置では、導通部材26の接触面積を大きくとると共に、偏光板12aの上面に導通部材がかからなくて済むので、導通性の向上と共に視認性も向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る液晶装置100aの製造方法について図10を用いて説明する。図10は、図2の切断線D−D’に沿った第2実施形態に係る液晶装置100aの要部断面図である。なお、第2実施形態に係る液晶装置100aの断面図及び平面図は、第1実施形態で述べた図1及び図2と同様であり、第2実施形態に係る液晶装置100aのサブ画素に対応する断面図及び平面図も、第1実施形態で述べた図3と同様である。
先に述べた第1実施形態に係る液晶装置100では、図4に示したように、導電部材26は、偏光板12aの張り出し領域30側の端面に接する構造となっていた。ここで、導電部材26として用いられる導電ペーストは、成分として、銀などの金属や樹脂の他に溶剤を含有する。そのため、導電部材26が偏光板12aの端面に接した状態が継続すると、時間の経過と共に、導電部材26は、導電部材26自体が含有する溶剤によって、偏光板12aの端面より偏光板12a内に浸潤してしまい、これにより、偏光板12aの光学的な特性に悪影響を及し、偏光板12aの光学的な特性の劣化が生じる恐れがある。
そこで、第2実施形態に係る液晶装置100aでは、第1実施形態に係る液晶装置100と異なり、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaには、撥水加工が施されることとする。このようにすることで、図10に示すように、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaは、導電部材26を撥水することができ、導電部材26が偏光板12aの端面12aaより偏光板12aに浸潤することを防ぐことができる。また、第1実施形態に係る液晶装置100では、図4の破線で囲まれた部分に示すように、角部26tが生じるのに対し、第2実施形態に係る液晶装置100では、偏光板12aの端面12aaが導電部材26を撥水することにより、図10に示すように、角部が生じるのを防ぐことができる。
(第2実施形態に係る製造方法)
次に、図11〜図14を参照して、第2実施形態に係る液晶装置100aの製造方法について説明する。なお、以下では、本発明の特徴的な製造方法についてのみ説明する。
図11は、第2実施形態に係る液晶装置100aの製造方法を示すフローチャートである。図12乃至図14は、第2実施形態に係る液晶装置100aの製造工程を示す要部断面図である。
液晶パネル製作工程P21及び導電層形成工程P22は、第1実施形態に係る液晶装置100の製造方法における液晶パネル製作工程P11及び導電層形成工程P12と同様の工程なので、説明を省略する。
次に、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaに撥水加工を施す(偏光板撥水工程P23)。具体的には、図12(a)に示すように、偏光板12aを液晶パネル20に取り付ける前に、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaに撥水加工を施す。なお、偏光板12aの保護膜17側の面とは反対側の面に形成されている粘着層18は、偏光板12aを液晶パネル20に取り付けるためのものであり、偏光板12aが液晶パネル20に取り付けられるまでは、剥離紙19によって、その粘着面が覆われている。剥離紙19は、偏光板12aが液晶パネル20に取り付ける際に除去される。撥水加工は、保護膜17と、偏光板12aと、粘着層18と、剥離紙19とが積層されたものの端面Pst(偏光板12aの端面12aaを含む)に施される。
次に、図12(b)に示すように、偏光板12a及び12bを取り付け(偏光板取り付け工程P24)、図13(a)に示すように、導電部材26を塗布する(導電部材塗布工程P25)。偏光板取り付け工程P24及び導電部材塗布工程P25は、第1実施形態に係る液晶装置100の製造方法における偏光板取り付け工程P13及び導電部材塗布工程P14と同様の工程なので、説明を省略する。
ここで、図13(a)に示すように、導電部材26が塗布されると、先に述べたように、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaには撥水加工が施されているので、図13(b)に示すように、導電部材26は、保護膜17の張り出し領域30側の端部に付着した導電部材26aを残して、偏光板12aの端面12aaに対して撥水される。その後、導電部材乾燥工程として、導電部材26を乾燥させることにより硬化させる。
次に、図14(a)に示すように、導電部材26の硬化後、保護膜17を偏光板12aより取り除く(保護膜除去工程P26)。このようにすることで、保護膜17の張り出し領域30側の端部に付着した導電部材26aを取り除くことができる。この後、図14(b)に示すように、偏光板12aの導電層13側の面とは反対側の面の全面に、新たな保護膜17newを貼付することにより(保護膜貼付工程P27)、第2実施形態に係る液晶装置100aは完成する。
この製造方法によれば、偏光板撥水工程P23において、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaに撥水加工を施すことにより、導電部材塗布工程P25において、導電部材26は、保護膜17の張り出し領域30側の端部に付着した導電部材26aを残して、偏光板12aの端面12aaに対して撥水される。このようにすることで、導電部材26が偏光板12aの端面12aaより偏光板12a内に浸潤することを防ぐことができる。つまり、第2実施形態に係る液晶装置100aの製造方法では、第1実施形態で述べた効果、即ち、偏光板12aにより覆われない導電層13の端部13aの寸法d1をできる限り小さくすることができるという効果に加えて、偏光板12aの光学的な特性の劣化を防ぐことができる。また、偏光板12aの端面12aaが導電部材26を撥水することにより、第1実施形態に係る液晶装置100で生じていた角部が生じるのを防ぐことができる。
なお、偏光板撥水工程P23では、偏光板12aの張り出し領域30側の端面12aaに撥水加工が施されるとしているが、これに限られるものではなく、加えて、偏光板12aの4辺全てにおける端面に撥水加工が施されるとしてもよい。このようにする理由は、以下の通りである。即ち、一般的な偏光板では、トリアセチルセルロール(TAC)でラミネートされているが、水分が偏光板の端面より吸収されると、TACが加水分解されてしまい、偏光板の腐食を招いてしまう。そこで、偏光板12aの4辺全てにおける端面に撥水加工を施すとすることで、水分が偏光板の端面より吸収されるのを防ぐこととする。これにより、TACの加水分解の発生を抑えることができ、偏光板12aが腐食するのを防ぐことができる。
[電子機器]
次に、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100aを適用可能な電子機器の具体例について図15を参照して説明する。
まず、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100aを、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図15(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100aをパネルとして適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100aを、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図15(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明の各実施形態に係る液晶装置100、100aを適用した表示部724を備える。
なお、本発明の実施形態に係る液晶装置100、100aを適用可能な電子機器としては、図15(a)に示したパーソナルコンピュータや図15(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
各実施形態に係る液晶装置の断面図。 各実施形態に係る液晶装置の平面図。 各実施形態に係る液晶装置のサブ画素に対応する断面図及び平面図。 第1実施形態に係る液晶装置の導電層と接地用端子の接続構造を示す断面図。 比較例に係る液晶装置の導電層と接地用端子の接続構造を示す断面図。 第1実施形態に係る液晶装置の製造方法を示すフローチャート。 第1実施形態に係る液晶装置の製造工程を示す断面図。 第1実施形態に係る液晶装置の製造工程を示す断面図。 第1実施形態に係る液晶装置の拡大平面図。 第2実施形態に係る液晶装置の導電層と接地用端子の接続構造を示す断面図。 第2実施形態に係る液晶装置の製造方法を示すフローチャート。 第2実施形態に係る液晶装置の製造工程を示す断面図。 第2実施形態に係る液晶装置の製造工程を示す断面図。 第2実施形態に係る液晶装置の製造工程を示す断面図。 本発明の液晶装置を適用した電子機器の斜視図。
符号の説明
1 第1の基板、 2 第2の基板、 2a 一辺、 4 液晶層、 5 共通電極、 8 画素電極、 12a、12b 偏光板、 13 導電層、 13a 導電層の端部、 17 保護膜、 20 液晶パネル、 21 ドライバIC、 22 FPC、 26 導電部材、 27 接地用端子、 27a 配線、 30 張り出し領域、 100、100a 液晶装置

Claims (7)

  1. 一方の面に共通電極と画素電極と接地用端子とを備える第1の基板と、第2の基板とを、前記一方の面を前記第2の基板に対向させて、前記第1の基板が前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を形成するとともに、前記接地用端子が前記張り出し領域に配置されるように貼り合わされ、前記第1の基板と前記第2の基板との間に電気光学物質を狭持して電気光学パネルを製作する電気光学パネル製作工程と、
    前記第2の基板の前記電気光学物質とは反対の面に導電層を形成する導電層形成工程と、
    前記第2の基板の前記導電層の上に、前記張り出し領域側に位置する前記導電層の端部の少なくとも一部が露出するように、前記導電層側の面とは反対側の面に保護膜が貼付されている光学部材を配置する光学部材配置工程と、
    前記保護膜の前記張り出し領域側の端部の少なくとも一部から前記第1の基板の前記接地用端子にかけて導電部材を塗布することで、前記導電層と前記接地用端子とを電気的に接続する導電部材塗布工程と、
    前記保護膜を前記光学部材より取り除く保護膜除去工程と、を備えることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記導電部材塗布工程の後、前記導電部材を乾燥させる導電部材乾燥工程を有し、前記導電部材が乾燥した後に、前記保護膜除去工程を実施することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記保護膜除去工程の後、別の保護膜を貼付する保護膜貼付工程を有すことを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 前記光学部材配置工程は、前記光学部材の前記張り出し領域側の端面に撥水加工を施した後、前記第2の基板の前記導電層の上に前記光学部材を配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板とに狭持された電気光学物質と、
    前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、
    前記第1の基板は前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を有するとともに、前記張り出し領域の前記第2の基板側の面に形成された接地用端子と、
    前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、
    前記第2の基板の前記導電層の上に、前記張り出し領域側に位置する前記導電層の端部の少なくとも一部が露出するように配置されている光学部材と、
    前記導電層の前記張り出し領域側の露出している端部の少なくとも一部から前記第1の基板の前記接地用端子にかけて塗布されている導電部材と、を備え、
    前記導電層と前記接地用端子とは、前記導電部材を介して電気的に接続されており、
    前記光学部材の前記張り出し領域側の端面には、撥水加工が施されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板とに狭持された電気光学物質と、
    前記第1の基板の前記電気光学物質側の面に形成された共通電極及び画素電極と、
    前記第1の基板は前記第2の基板の一端から外側に張り出す張り出し領域を有するとともに、前記張り出し領域の前記第2の基板側の面に形成された接地用端子と、
    前記第2の基板の前記電気光学物質と反対側の面に形成された導電層と、
    前記第2の基板の前記導電層の上に、前記張り出し領域側に位置する前記導電層の端部の少なくとも一部が露出するように配置されている光学部材と、
    前記導電層の前記張り出し領域側の露出している端部の少なくとも一部から前記第1の基板の前記接地用端子にかけて塗布されている導電部材と、を備え、
    前記導電層と前記接地用端子とは、前記導電部材を介して電気的に接続されており、
    前記導電部材は前記光学部材の前記張り出し領域側の端面に沿って接触して配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項5または6に記載の電気光学装置を表示部として備えることを特徴とする電子機器。
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