JP5399683B2 - 表示装置及び電子機器 - Google Patents
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加えて、表示装置は、補強部材の全体が、平面視において延在部と重なっていることから、補強部材が、従来のような延在部を挟んで画素領域の反対側にはみ出ることがないので、補強部材を含めた表示装置の小型化、軽量化を図ることができる。
また、表示装置は、補強部材と光学部材とが離間しているので、補強部材と光学部材との熱膨張の差に起因する互いの干渉がなく、光学部材に光学的影響を与える虞がない。
加えて、電子機器は、補強部材の全体が、平面視において延在部と重なっていることから、補強部材が、従来のような延在部を挟んで画素領域の反対側にはみ出ることがないので、補強部材を含めた表示装置の小型化、軽量化を図ることができる。
図1は、本発明にかかる表示装置の一例である液晶表示装置の第1の実施形態の斜視図である。図2は、図1に示す矢印方向Xから見た部分側面断面図である。図3は、液晶表示装置の構成を示す構成図であり、図3(a)は斜視図、図3(b)は、図3(a)のA−A’線での断面図である。なお、図2では、便宜的にハッチングを省略している。
この液晶表示装置100は、液晶パネル3と、液晶パネル3を収容する保持体としてのフレーム(図示略)と、を有している。液晶パネル3は、互いに対向する基板1と基板2とを有している。基板1と基板2は、どちらも透光性を有するガラスやプラスチックから構成される。なお、本実施形態では、基板1は用語「対向部材」に含まれる。
本実施形態では、複数の画素電極12の一つと、一つの画素電極12に対応する対向電極11の部分と、それらの間の液晶層と、が画素領域14である。画素領域14は、文字や画像などを表示するための単位部分である。そして、複数の画素領域14が、基板1と基板2との間で、基板1または基板2の平面に平行にマトリクス状に並んでいる。
なお、基板1の面1bに設けられた偏光板6の境界部9側の一端部6xは、本実施形態では基板1の一端部1xまで形成され、基板2の面2bに設けられた偏光板7の境界部9側の一端部7xは、境界部9まで形成されている。
このように、スペーサ20は、接着、粘着、またはその他の方法を用いて基板2の面2bに設けられている。スペーサ20は、例えば、ステンレス鋼、構造用鋼などの金属で構成されている。
そのような場合、フレームに他の光学部材や液晶パネル3を収容する際に、高さh1と高さh2とが異なってしまうと、他の光学部材との間で段差が形成され、がたつきが生じる虞がある。ただし、本発明においては、これら他の光学部材を設けることは必須ではないので、高さh1と高さh2とが異なっても良い。
このことから、液晶表示装置100は、この変形に伴う応力に起因する基板2の延在部10の割れなどの損傷を抑制できる。
加えて、液晶表示装置100は、補強部材22の全体が、平面視において延在部10と重なっていることから、補強部材22が、従来のような延在部10を挟んで画素領域14の反対側にはみ出ることがないので、補強部材22を含めた液晶表示装置100の小型化、軽量化を図ることができる。
また、液晶表示装置100は、基板2の面2bに偏光板7が設けられていることから、偏光板7の剛性が加わることにより、基板2の割れなどの損傷を更に抑制することができる。
図4は、本発明にかかる表示装置の一例である液晶表示装置の第2の実施形態の構成を示す構成図である。図4(a)は、斜視図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B’線での断面図である。
この液晶表示装置100xが第1の実施形態における構成と異なる部分は、偏光板7の一端部7xの位置であり、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
一般的に、補強部材22に含まれるスペーサ20の材料としての金属材料は、熱伝導率が他の樹脂材料などより高いため、第1の実施形態のように補強部材22と偏光板7の一端部7xとが接していると偏光板7に熱が伝わり易い。
したがって、第2の実施形態の液晶表示装置100xは、補強部材22の一端部20xと偏光板7の一端部7xとを離間させることによって、補強部材22から偏光板7に熱が伝わることを確実に防止することができる。
図5は、本発明にかかる表示装置の一例である液晶表示装置の第1の変形例を示す斜視図である。上記各実施形態では、補強部材22が延在部10における面2bの全域を覆っていた。
しかし、これに限られるものではなく、本変形例の液晶表示装置100yでは、基板2の延在部10が撓もうとすることを低減させるという観点から、補強部材22の形状が、平面視において、延在部10の外周に沿った枠状に形成されている。
このことから、液晶表示装置100yは、延在部10における面2bの全域を覆うように形成された上記各実施形態と比較して、所望の剛性を維持しつつ補強部材22の軽量化を図ることができる。
図6は、本発明にかかる表示装置の一例である液晶表示装置の第2の変形例を示す斜視図である。上記各実施形態では、補強部材22は、基板2の端部2xと境界部9とを結ぶ方向と直交する方向(以下、幅方向と表記する)において、基板2の延在部10の幅方向全幅に亘って設けられていた。
しかし、これに限られるものではなく、本変形例の液晶表示装置100zでは、補強部材22が基板2の延在部10の幅方向の一部に設けられている構成としている。液晶表示装置100zは、このように基板2の幅方向の一部で補強部材22を設けることとしても、補強部材22の剛性により延在部10の変形が抑制され、変形に伴う応力を低減できる。
このことから、液晶表示装置100zは、変形に伴う応力に起因する基板2の延在部10の割れなどの損傷を抑制できる。
また、液晶表示装置100zでは、補強部材22をドライバIC5と平面的に重なる領域とドライバIC5とは平面的に重ならない領域とに跨った領域に設けるようにしても良い。ドライバIC5が複数設けられている場合には、それぞれのドライバIC5と平面的に重なるように、若しくは平面的に重ならないように補強部材22を一つ、若しくは複数設けるようにしても良い。より好ましくは、基板2の延在部10の変形に伴う応力が、面2aに実装されているドライバIC5にも伝わることを考慮すると、補強部材22は、外形がドライバIC5より大きい、即ち、補強部材22はドライバIC5を全て覆う程度の大きさであることが好ましい。
これによれば、液晶表示装置100wは、延在部10の補強が必要な複数の箇所のそれぞれに、補強部材22を設けることができる。
上記各実施形態、及び各変形例に係る液晶表示装置を備えた電子機器の具体例について図8を参照して説明する。
有機ELディスプレイ装置60は、ガラスなどの基板61と、基板61上に形成された配線層18’と、配線層18’上に形成された複数の陽極63と、複数の陽極63に対応している陰極64と、複数の陽極63と陰極64との間にそれぞれ位置した複数の発光層62と、離間部材69と、封止部材70と、対向部材としての保護部材65と、を備えている。
また、延在部66の基板61の面61aとは反対側の面61b側には、平面視において、その全体が延在部66に重なるように補強部材22’が設けられている。なお、補強部材22’は補強部材22と同様にスペーサ20’と接着部材21’とを含んでいる。もちろんスペーサ20’単体で補強部材22’とすることもできる。
このことから、有機ELディスプレイ装置60は、この変形に伴う応力に起因する基板61の延在部66の割れなどの損傷を抑制できる。
Claims (2)
- 第1の面及び前記第1の面の反対側の第2の面を有する基板と、
前記基板の前記第1の面に対向して設けられる少なくとも一つの対向部材と、
前記基板と、前記少なくとも一つの対向部材との間に配置された画素領域と、
前記基板の前記第2の面に設けられた金属で構成される補強部材と、
前記補強部材と離間して前記基板の前記第2の面に設けられた光学部材と、を備え、
前記基板は、前記少なくとも一つの対向部材と平面視において重なる領域と、前記領域から延在されている延在部と、を有し、
前記補強部材の全体が前記延在部における前記第2の面の全域を覆っている表示装置。 - 請求項1記載の表示装置を備えた電子機器。
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