JP2009019535A - エンジンの始動燃料制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】始動時に燃料を増量すると共に、始動を繰り返すような場合に過濃混合気となって始動困難になってしまうことを回避する。
【解決手段】始動時の燃料増量のために始動燃料を供給する始動燃料供給通路18に電磁弁7を設け、クランキング開始時から第1の所定時間でありかつエンジンが所定のカウント数回転する間だけ燃料増量処理を行い、始動失敗時には第1の所定時間終了時から第2の所定時間が経過する間は電磁弁を開弁しない。再始動において第2の所定時間の計時期間に入った場合には燃料が増量されず、連続再始動において混合気の過濃を防止できる。第2の所定時間経過後には回転検出開始に応じて第1のタイマによる計時が行われるため、再び始動燃料の増量による始動制御を行うことができる。これにより、過濃混合気となることなく、繰り返し始動燃料増量による始動制御を実行することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、機関の始動時に増量した始動燃料を供給し、始動後には始動燃料を停止するようにしたエンジンの始動燃料制御装置に関するものである。
従来、エンジン(内燃機関)の冷間始動時に例えば通常の燃料供給通路とは別個に始動燃料供給通路を設け、その通路を電磁弁により開閉可能にし、開弁時には始動燃料供給通路を介して燃料を増量し、始動時には開弁して増量された燃料(始動燃料)を供給し、エンジン始動後(運転状態)には始動燃料の供給を停止するようにした始動燃料供給方式のエンジンの始動燃料制御装置がある(例えば特許文献1参照。)。
実願平1−96630号のマイクロフィルム
上記したような始動燃料制御装置にあっては、確実に運転状態になったら燃料増量を止める必要があり、例えばエンジンの雰囲気温度を感熱素子で検出し、運転状態になったことを所定値以上の温度上昇により判断し、その場合にはそれ以上の燃料増量制御を止めるようにしたものがあった。しかしながら、始動が失敗して再始動を繰り返すような場合には、再始動の度に燃料増量を繰り返すと過濃混合気となってしまい、エンジンの始動が困難になるという問題があった。
このような課題を解決して、始動時に燃料を増量すると共に、始動を繰り返すような場合に過濃混合気となって始動困難になってしまうことを回避することを実現するために本発明に於いては、機関の低温始動時に燃料供給通路を介して供給される燃料よりも多くの燃料を吸気道に供給するべく当該燃料供給通路とは別個に始動燃料を供給するための始動燃料供給通路と、前記始動燃料供給通路を開閉する電磁弁と、前記電磁弁を開閉弁する制御を行う電磁弁制御回路とを有するエンジンの始動燃料制御装置において、前記機関のクランキング開始を検出するクランキング開始検出手段と、前記機関の回転を検出する回転検出手段と、前記クランキングの開始時から前記機関の回転を所定値カウントする回転カウント手段と、前記機関の回転の検出開始時から第1の所定時間を計時する第1のタイマと、前記第1の所定時間の計時終了時から第2の所定時間を計時する第2のタイマとを有し、前記電磁弁制御回路が、前記第2の所定時間を計時している間は前記第1のタイマによる計時を禁止すると共に、前記第1のタイマにより前記第1の所定時間を計時している間であってかつ前記回転カウント手段により前記回転をカウントしている間は前記電磁弁を開弁させる制御を行うものとした。
特に、前記機関の温度を検出する温度検出手段を有し、前記制御回路は、前記機関の温度が運転状態に相当する所定温度以上になった場合には前記電磁弁を閉弁させると良い。また、前記回転角度検出手段が、前記所定の回転角度を等分割した間隔の複数のパルスを発生するパルス発生手段と、前記パルスの開始から所定のパルス数を検出するパルス検出手段とを有すると良い。
このように本発明によれば、機関の回転をカウントする回転カウント手段と、回転検出開始時から第1の所定時間を計時する第1のタイマとを設けたことから、始動時に燃料を増量する制御において、第1のタイマの計時中であって所定のカウント数に至るまでカウントしている間に電磁弁を開弁して始動燃料の増量を行い、その第1の所定時間の計時終了時から第2のタイマにより第2の所定時間を計時して、第2の所定時間の計時中にあっては、回転がカウントされても第1のタイマの計時を行わないようにしたことから、第2の所定時間の計時中にあっては上記条件が不成立のため電磁弁が開弁されないため、始動失敗による再始動において第2の所定時間の計時期間に入った場合には燃料が増量されず、連続再始動において混合気が過濃になってしまうことを防止できる。第2の所定時間経過後には回転検出開始に応じて第1のタイマによる計時が行われるため、再び始動燃料の増量による始動制御を行うことができる。これにより、過濃混合気となることなく、繰り返し始動燃料増量による始動制御を実行することができる。
特に、機関の温度検出を行うことにより、運転停止後の始動にあっては機関が暖まっている状態であり、その場合には冷間始動とはならないため、特に始動燃料の増量を行う必要が無いことから、機関の温度が所定温度(冷間始動に該当しない温度)以上の場合には電磁弁を閉弁して始動燃料の増量を行わない。これにより、過濃混合気による運転となることを防止することができる。
また、回転角度検出をパルス信号の検出で行うことにより、所定の回転角度の範囲をパルス数で設定でき、制御を簡単かつ容易に行うことができると共に、回転角度検出開始のタイミングも確実になり電磁弁の開弁タイミングの制御も確実に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された機関としての小型エンジンの概略を示す模式図である。図に示されるエンジン(内燃機関)1にあっては、その吸気ポートに接続された気化器2により運転に必要な混合気が供給されるようになっている。
なお、図1において、エンジン1のクランク軸方向端面(図の表面)の外側には、クランク軸に同軸に固着されたフライホイール3が配設されていると共に、フライホイール3の外周面に臨むようにされた制御ユニット4が固設されている。制御ユニット4には、外部電源としてのバッテリ5と、点火プラグ6と、気化器2に取り付けられた電磁弁7とが電気的に接続されている。
図2に気化器2及び始動制御系統の概略を示す。図において、気化器2の本体11内には吸気道11aが貫通状態に形成され、その吸気道11aを直交して横切るように円柱状の回動弁体12が設けられている。回動弁体12は、上記吸気道11aを横切る向きの軸線回りに回動自在かつその軸線方向(直交方向)に変位し得るように、本体11に形成された円筒状の弁体支持室11b内に受容されている。回動弁体12にはその軸線に直交する混合気通路12aが形成されており、回動弁体12の回動量に応じて吸気道11aと混合気通路12aとの開通度(開弁量)が変化するようになっている。
回動弁体12に同軸に固設された回動弁体軸が本体11の外部(図示例では上側)に突出し、その突出端にはレバー13が固着されている。レバー13には図示されないスロットルワイヤが連結されており、レバー13の回動により回動弁体12が回動する。また、レバー13は本体11の上端面との間で回動に応じて軸線方向変位するようにカム係合しており、カム係合によるレバー13の変位に応じて回動弁体12が軸線方向に変位する。
本体11の図における底部にはダイアフラム式の燃料調整機構14が設けられており、本体11内の下部の適所には外部の燃料タンク15から燃料を吸い上げて燃料調整機構14のダイアフラムにより仕切られた燃料調圧室内に送り込むためのダイヤフラムポンプからなる燃料ポンプ16が設けられている。なお、燃料ポンプ16の駆動力はエンジン1のクランク室の脈動圧を利用するものであって良い。
本体11内には、回動弁体12に対して同軸でありかつ混合気通路12a内に突出するようにされた燃料ノズル17が設けられており、燃料ノズル17と燃料調整機構14の燃料調圧室14aとが連通している。なお、燃料調圧室14aから燃料ノズル17に至る燃料通路11cと燃料ノズル17とにより燃料供給通路が構成されている。燃料ノズル17には、燃料ノズル17に対向するように回動弁体12に同軸に固設された燃料調整針弁8が突入している。この燃料調整針弁8が上記した回動弁体12の軸線方向変位により一体的に変位することにより、燃料ノズル17の周壁の適所に設けられた燃料噴出口(図示せず)の開口量が調節されて、開弁開度に応じた燃料噴出量が得られる。
このようにしてロータリ弁式気化器が構成されている。なお、本発明が適用される気化器にあっては、図示例のロータリ弁式気化器に限らず、燃料と空気とを混合してエンジンに供給する種々の形式の気化器が対象となる。
さらに、気化器2にあっては、本発明に基づく始動時の燃料増量のための構造が設けられており、以下に示す。上記燃料調圧室14aに連通する始動燃料供給通路18が吸気道11aの回転弁体12の下流側(エンジン1の吸気ポート側)と連通しており、その始動燃料供給通路18の途中に電磁弁7が設けられている。
電磁弁7は制御ユニット4内に設けられた電磁弁制御回路21により開閉弁制御される。制御ユニット4内には点火制御回路22と温度検出回路23とが設けられている。
なお、制御ユニット4と一体的にE字形状のブラケット24が設けられており、ブラケット24の各アーム部分に発電コイル25・イグニッションコイル26・回転センサ用コイル27・CDI用エキサイタコイル28が設けられている。ブラケット24は各コイル25〜28の鉄心となり、各鉄心の突出端がフライホイール3の外周面に対して所定の隙間をもって対峙するようにされている。
フライホイール3には、その外周面に臨む位置に周方向に所定の間隔に配置された2片のポールピース(継鉄)29a・29bが取り付けられている。両ポールピース29a・29b間には磁石Mgが設けられており、両ポールピース29a・29bのフライホイール3の外周面に臨む部分が互いに異極となる。なお、両ポールピース29a・29bの周方向位置にあっては、点火時期に対応させさせた位置であって良い。また、フライホイール3の径方向について両ポールピース29a・29b及び磁石Mgとは相反する側にはバランス用の重りWが固着されている。
フライホイール3の回転によりブラケット24の鉄心部分に対して両ポールピース29a・29bが横切ることによりコイルに電圧波形が生じる。各コイルに生じる電圧波形に基づいて回転や点火時期を検出することができる。上記回転センサ用コイル27と両ポールピース29a・29bとにより回転検出手段が構成されている。
また、エンジン1の適所には、エンジン1の雰囲気温度を検出するためのサーミスタであって良い温度センサ31が配設されている。なお、温度センサ31を制御ユニット4内に配置しても良い。そして、エンジン1のクランキングは、制御ユニット4に接続された始動スイッチ32をオンすることにより、図示されないスタータモータを駆動して行われる。このクランキング構造にあっては公知のスタータモータを用いたものであって良く、その詳しい説明は省略する。制御ユニット4は、始動スイッチ32のオン信号の入力によりクランキング開始を判断することができ、クランキング開始検出手段として作用する。
次に、図3の制御ブロック図を参照して制御系について示す。上記した点火制御回路22には、回転センサ用コイル27からの電圧信号をパルス波に成形する波形成形回路22aと、波形成形回路22aから出力される回転パルス信号に基づいて点火信号・クランキング信号・回転パルス信号を出力する第1のIC回路22bと、第1のIC回路22bからの点火信号に応じてイグニッションコイル26に点火信号を出力するCDI回路22cとが設けられている。
上記した電磁弁制御回路21には、第1のIC回路22bからのクランキング信号が入力する第2のIC回路21aと、電磁弁7を開閉弁駆動する電磁弁駆動回路21bとが設けられている。第2のIC回路21a内には、第1のタイマTM1と第2のタイマTM2とが設けられている。第1のタイマTM1は回転パルス信号の入力開始時から第1の所定時間を計時し、第2のタイマTM2は第1のタイマTM1の計時終了時から第2の所定時間を計時する。
第2のIC回路21aにあっては、第1のタイマTM1により第1の所定時間を計時している間に第1のタイマ計時信号を電磁弁駆動回路21bに出力し、第2のタイマTM2による第2の所定時間の計時中にあっては第1のタイマTM1による計時を禁止する。そして、電磁弁駆動回路21bにあっては、第1のタイマ計時信号の入力かつ第1のIC回路22bからの回転パルス信号の入力のアンド条件が成立している間にて電磁弁7に対して開弁信号を出力し、その他の場合には閉弁信号を出力する。
また、上記した温度検出回路23には温度センサ31からのセンサ信号が入力している。温度検出回路23は、センサ信号に基づいてIC回路で処理可能に変換した温度検出信号を第2のIC回路21aに出力する。
なお、電磁弁制御回路21はバッテリ5から供給される電圧を電源電圧として駆動可能になっている。バッテリ5の充電は発電コイル25の発生電圧により行われるものであって良い。したがって、上記タイマTM1・TM2は常時作動可能である。それに対して、点火制御回路22は、発電コイル25から供給される電圧を電源電圧として駆動可能になっているため、エンジン1の回転中にのみ動作し、エンジン1の停止毎にリセットされる。
このようにして構成された気化器の自動始動装置の作動要領について図4のタイムチャートを参照して以下に示す。先ず、始動スイッチ32をオンして、図示されないスタータを起動してエンジン1をクランキングする。なお、始動スイッチ32をオンしている間クランキングが行われ、オフにするとクランキングは停止されるものとする。クランキングによりフライホイール3が回転するため、回転センサ用コイル27に電圧信号が回転に応じて発生し、クランキングしている間、図の2段目に示されるように回転パルス信号Cが発生する。図の回転パルス信号Cは、波形成形回路22aの出力信号である。
第1のIC回路22bにはクランキングの回転による回転パルス信号Cが入力するが、第1のIC回路22bから電磁弁駆動回路21bに出力される信号は図の3段目に示されるように、上記回転パルス信号Cの3パルス分となる電磁弁駆動信号Dとして出力される。図では5パルス分の回転パル信号Cが入力しているが、その開始時から3パルスを内部で積算処理し、3パルス分の電磁弁駆動信号Dとする。
また、第1のIC回路22bから第2のIC回路21aにも回転パルス信号Cに応じた信号が出力されるが、その出力開始時から第2のIC回路21aでは第1のタイマTM1の計時を開始する。その第1の所定時間T1としては、例えばユーザの使用実態の調査などに基づいて一般的な始動操作における始動失敗で2回目の始動を行うのに相当する時間であって良い。第2のIC回路21aでは、その第1の所定時間T1となる開弁信号Aを電磁弁駆動回路21bに出力する。
電磁弁駆動回路21bにあっては、開弁信号Aと電磁弁駆動信号Dとのアンド(論理和)処理を行って、電磁弁7に対して開弁駆動信号を出力する。したがって、図4に示されるように開弁信号Aが出力されている間での電磁弁駆動信号Dが出力されている間だけ電磁弁7の開弁駆動信号が出力される。
また、第2のIC回路21aにあっては、第1の所定時間T1の終了時から第2のタイマTM2による第2の所定時間T2の計時を開始する。この第2の所定時間T2としては、例えば始動失敗により過濃混合気が供給されたままとなった場合に、続けて燃料増量を行って所謂かぶりになってしまうことを防止して、エンジン1内を通常状態に戻すことができる時間であって良い。この時間設定は実験データなどに基づいて決めることができる。
この第2の所定時間T2の間にあっては、第1のタイマTM1の計時開始が防止される。したがって、図4に示されるように、第2の所定時間T2の間に電磁弁駆動信号Dが出力されても、電磁弁駆動回路21bから開弁駆動信号は出力されない。これにより、始動燃料の増量は行われず、混合気が希薄になって、過濃混合気による繰り返しの始動が防止される。
第2の所定時間T2が終了すると、第1のタイマTM1に対する計時停止が解除されるため、次の電磁弁駆動信号Dの開始のタイミングで第1のタイマTM1による計時が開始される。これにより、上記と同じ条件で電磁弁駆動信号Dが出力されている間の電磁弁7の開弁が行われる。図4の右側部分に示されるように、この開弁信号Aの出力中にエンジン1が始動した場合にはエンジン1の回転速度が高まるため、その回転速度が所定値(アイドリング回転)以上になったことを例えば第1のIC回路22b内に設けた回転速度判定回路JCnにより判定して、その場合には電磁弁駆動信号Dの出力を停止して、通常の運転状態とする。
また、上記制御要領について図5のフロー図を参照して以下に示す。このフローの処理としては例えば第2のIC回路21aによるプログラム処理であって良い。ステップST1でクランキングか否かを判別する。この判別は上記回転パルス信号Cの有無であって良い。クランキング有りと判定された場合にはステップST2に進み、クランキングでは無いと判定された場合にはステップST1に戻る。なお、クランキングの判断として、回転パルス信号Cが所定時間以上発生しない(点火制御回路22のリセット)場合にクランキング無しとしても良い。
ステップST2ではタイマ(TM1・TM2)が起動中であるか否かを判別する。起動中では無い場合にはステップST3に進み、そこではタイマ(TM1・TM2)を起動状態にするする。第1のタイマTM1は計時開始し、第2のタイマTM2は上記したように第1のタイマTM1の計時終了のタイミングを待つスタンバイ状態となる。
ステップST3の次、またはステップST2で起動中と判定された場合にはステップST4に進み、そこでは第1のタイマTM1による計時(t)が第1の所定時間T1未満か否(タイムアップ)かを判別する。タイムアップした(t>=TM1)と判定された場合にはステップST1に戻り、タイムアップしていない(t<TM1)と判定された場合にはステップST5に進む。
ステップST5では温度検出回路23によりエンジン温度thが設定温度Td未満か否かを判別する。この設定温度Tdはエンジン1が燃料増量することなく始動可能である温度である。エンジン温度thが設定温度Tdに達していない(冷間)と判定された場合にはステップST6に進み、設定温度以上であると判定された場合にはステップST1に戻る。
ステップST6では電磁弁7を開弁し、ステップST7に進む。ステップST7でクランキング回数(エンジン回転カウント数)Ncが所定値Nd未満であるか否かを判別する。この所定値は上記したように3回であって良いが、3回に限られるものではなく、エンジン特性などに応じて任意に設定して良い。クランキング回数Ncが所定値Ndに至らない場合にはステップST8に進む。
ステップST8では、ステップST4と同様に第1のタイマTM1による計時tが第1の所定時間T1未満か否かを判別し、タイムアップしていない(t<TM1)と判定された場合にはステップST9に進む。ステップST9ではステップST5と同様にエンジン温度thが設定温度Td未満か否かを判別し、エンジン温度thが設定温度Tdに達していない(冷間)と判定された場合にはステップST7に戻る。
上記ステップST7でクランキング回数(エンジン回転カウント数)Ncが所定値Ndに達したと判定された場合、またはステップST8でタイムアップした(t>=TM1)と判定された場合、またはステップST9でエンジン温度thが設定温度Td以上であると判定された場合にはそれぞれステップST10に進む。
ステップST10では電磁弁7を閉弁し、ステップST11に進む。ステップST11では第2のタイマTM2の計時tが第2の所定時間T2以上(タイムアップ)であるか否かを判別する。タイムアップしたと判定された場合にはステップST1に戻り、タイムアップしていないと判定された場合にはステップST12に進む。ステップST12ではタイマ(TM1・TM2)の作動を終了し、ステップST1に戻る。
本発明が適用された小型エンジンの小型エンジンの概略を示す模式図である。 気化器及び始動制御系の概略を示す図である。 本発明に基づく制御回路の要部を示ブロック図である。 本発明に基づくタイムチャートを示す図である。 本発明に基づくフローを示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 気化器
4 制御ユニット
5 バッテリ
7 電磁弁
11a 吸気道
18 始動燃料供給通路
21 電磁弁制御回路
22 点火制御回路
23 温度検出回路
25 発電コイル
27 回転センサ用コイル
31 温度センサ
32 始動スイッチ
TM1 第1のタイマ
TM2 第2のタイマ
JCn 回転速度判定回路

Claims (3)

  1. 機関の低温始動時に燃料供給通路を介して供給される燃料よりも多くの燃料を吸気道に供給するべく当該燃料供給通路とは別個に始動燃料を供給するための始動燃料供給通路と、前記始動燃料供給通路を開閉する電磁弁と、前記電磁弁を開閉弁する制御を行う電磁弁制御回路とを有するエンジンの始動燃料制御装置において、
    前記機関のクランキング開始を検出するクランキング開始検出手段と、前記機関の回転を検出する回転検出手段と、前記クランキングの開始時から前記機関の回転を所定値カウントする回転カウント手段と、前記機関の回転の検出開始時から第1の所定時間を計時する第1のタイマと、前記第1の所定時間の計時終了時から第2の所定時間を計時する第2のタイマとを有し、
    前記電磁弁制御回路が、前記第2の所定時間を計時している間は前記第1のタイマによる計時を禁止すると共に、前記第1のタイマにより前記第1の所定時間を計時している間であってかつ前記回転カウント手段により前記回転をカウントしている間は前記電磁弁を開弁させる制御を行うことを特徴とするエンジンの始動燃料制御装置。
  2. 前記機関の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記制御回路は、前記機関の温度が運転状態に相当する所定温度以上になった場合には前記電磁弁を閉弁させることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの始動燃料制御装置。
  3. 前記回転角度検出手段が、前記所定の回転角度を等分割した間隔の複数のパルスを発生するパルス発生手段と、前記パルスの開始から所定のパルス数を検出するパルス検出手段とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの始動燃料制御装置。
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