JP2009015965A - サーボパターン記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボパターンの記録精度を向上し得るサーボパターン記録装置を提供する。
【解決手段】トラッキングサーボ用のサーボパターンを磁気テープに記録する磁気ヘッドと、磁気テープの走行経路における磁気ヘッドの配設位置の上流側および下流側にそれぞれ配設されて磁気テープをガイドする一対のガイドローラ13,13とを備え、ガイドローラ13は、シャフト21(軸部)と、シャフト21に対して回転自在に取り付けられてその周面32で磁気テープを支持する円筒状のローラ本体22と、シャフト21およびローラ本体22の間に配設されたベアリング機構(エアベアリング機構)とを備えて構成され、ローラ本体22は、周面32にローラ本体22の回転方向に沿って形成された溝33を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気テープにトラッキングサーボ用のサーボパターンを記録するサーボパターン記録装置に関するものである。
この種のサーボパターン記録装置として、特開2005−332455号公報にサーボライタが開示されている。このサーボライタでは、送出リールおよび巻取リールの間のテープ走行経路上にサーボライトヘッドを配設して、このサーボライトヘッドを介してサーボパターン(サーボ信号)を磁気テープに記録する構成が採用されている。また、このサーボライタでは、磁気テープをサーボライトヘッドに沿わせて走行させるためのテープガイドが上記のテープ走行経路におけるサーボライトヘッドの上流側および下流側に配設されている。この場合、テープガイドは、磁気テープにおけるテープ幅方向への振れを抑制するためのフランジが設けられて、支持部材に対して回転自在に取り付けられている。また、上記の支持部材は、両テープガイドの間の長さ(間隔)を調整するためのスライダにボルト等によって固定されている。このサーボライタでは、所定のセンサ信号に基づいて制御部がスライダを移動させて両テープガイドの間隔を調整する。これにより、テープ走行経路を走行させられている磁気テープが、両テープガイドによってサーボライトヘッドの表面に沿うようにして支持されて、サーボライトヘッドによって磁気テープにサーボパターンが記録される。
特開2005−332455号公報(第4−10頁、第1−2図)
ところが、従来のサーボライタには、以下の問題点がある。すなわち、従来のサーボライタでは、支持部材に対して回転自在に取り付けたテープガイドによって磁気テープをサーボライトヘッドの表面に沿わせるようにして支持する構成が採用されている。したがって、このサーボライタでは、テープ走行経路を走行している磁気テープが、サーボライトヘッドの近傍において、テープガイドの周面に密着するようにして支持された状態となる。この場合、この種のサーボライタによるサーボパターンの記録処理時においては、磁気テープが非常に速い速度でテープ走行経路を走行させられる。このため、テープガイドの周面と磁気テープの裏面(サーボライトヘッドに対向させられる面とは逆側の面)との間に周囲の空気が巻き込まれて、磁気テープがテープガイドに対して非接触状態となることがある。このような状態においては、磁気テープがそのテープ幅方向においてテープガイドに対して位置ずれし易くなり、本来は磁気テープの長さ方向に沿って真っ直ぐに記録されるべきサーボパターンが、磁気テープの長さ方向において蛇行するように記録されることとなる。したがって、従来のサーボライタでは、テープガイドの周面と磁気テープの裏面との間に空気が巻き込まれることに起因してサーボパターンが蛇行するようにして記録されて記録精度が低下するという問題点がある。
また、従来のサーボライタでは、上記したように、支持部材に対してテープガイドが回転自在に取り付けられている。この場合、支持部材やテープガイドには、その成形時において極く小さな歪みが生じている。したがって、テープガイドの1回転当りにおいて、テープガイドが回転し易い回転位置とテープガイドが回転し難い回転位置とが生じることとなる。このため、磁気テープを支持しているテープガイドに周期的な振動が発生して、この振動が磁気テープに伝達される結果、サーボパターンの記録位置に極く小さな位置ずれが生じることがある。このように、従来のサーボライタには、テープガイドに生じる振動に起因して、サーボパターンの記録精度が低下するという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、サーボパターンの記録精度を向上し得るサーボパターン記録装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係るサーボパターン記録装置は、トラッキングサーボ用のサーボパターンを磁気テープに記録する磁気ヘッドと、前記磁気テープの走行経路における前記磁気ヘッドの配設位置の上流側および下流側にそれぞれ配設されて当該磁気テープをガイドする一対のガイドローラとを備え、前記ガイドローラが、軸部と、当該軸部に対して回転自在に取り付けられてその周面で前記磁気テープを支持する円筒状のローラ本体と、前記軸部および前記ローラ本体の間に配設されたベアリング機構とを備えて構成され、前記ローラ本体が、前記周面に当該ローラ本体の回転方向に沿って形成された溝を備えている。
また、本発明に係るサーボパターン記録装置は、前記周面に並んで形成された複数の前記溝を前記ローラ本体が備えている。
さらに、本発明に係るサーボパターン記録装置は、前記ベアリング機構がエアベアリングで構成されている。
本発明に係るサーボパターン記録装置では、軸部と、軸部に対して回転自在に取り付けられてその周面で磁気テープを支持する円筒状のローラ本体と、軸部およびローラ本体の間に配設されたベアリング機構とを備えてガイドローラが構成されると共に、ローラ本体の周面にその回転方向に沿って溝が形成されている。このため、本発明に係るサーボパターン記録装置によれば、サーボパターンの記録処理時において磁気テープが高速走行させられることでガイドローラ(ローラ本体)の周面と磁気テープとの間に周囲の空気が巻き込まれたとしても、この空気を溝内に移動させて磁気テープを周面に密着させた状態を維持することができる。したがって、このサーボパターン記録装置によれば、ガイドローラ(ローラ本体)に対して磁気テープがそのテープ幅方向で移動する事態を回避することができるため、磁気テープに対してその長さ方向において真っ直ぐなサーボパターンを記録することができる結果、記録精度を十分に向上させることができる。また、このサーボパターン記録装置によれば、ガイドローラの軸部とローラ本体との間にベアリング機構を設けたことにより、ローラ本体の回転に伴って振動が生じる事態を回避することができる。したがって、このサーボパターン記録装置によれば、ローラ本体の回転時に磁気テープに対して振動が伝達される事態が回避される結果、テープガイドが支持部材に直接取り付けられている従来のサーボライタと比較して、サーボパターンの記録精度を十分に向上させることができる。
また、本発明に係るサーボパターン記録装置によれば、ローラ本体の周面に複数の溝を並べて形成したことにより、ガイドローラ(ローラ本体)の周面と磁気テープとの間に周囲の空気が巻き込まれたとしても、この空気をよりスムーズに各溝内に移動させることができる結果、磁気テープを周面に密着させた状態を確実に維持することができる。したがって、このサーボパターン記録装置によれば、ガイドローラ(ローラ本体)に対して磁気テープがそのテープ幅方向で移動する事態を確実に回避することができる。
さらに、本発明に係るサーボパターン記録装置によれば、エアベアリングによってベアリング機構を構成したことにより、機械式のベアリング機構(例えば、ボールベアリング機構や、ローラベアリング機構)で構成するのと比較して、軸部とローラ本体との間に部品の接触部位が存在しない分だけ、軸部に対してローラ本体を一層スムーズに回転させることができ、この結果、ローラ本体の回転に伴う振動の発生を確実に回避することができる。
以下、本発明に係るサーボパターン記録装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、サーボライタ1の構成について説明する。図1に示すサーボライタ1は、本発明に係るサーボパターン記録装置の一例であって、磁気ヘッド2、テープ送り機構3、駆動制御部4、パルス信号発生部5、操作部6、エア供給部7および主制御部8を備えて、磁気テープ100にサーボパターン(図示せず)を記録可能に構成されている。この場合、サーボパターンは、磁気テープ100に対するデータの記録や磁気テープ100に記録されている記録データの再生を行う記録再生装置(図示せず)において記録再生ヘッドのトラッキングを制御するために用いられるトラッキングサーボ制御用のパターンであって、一例として、磁気テープ100の長さ方向に沿って規定された5本の真っ直ぐな帯状のサーボバンド(図示せず)にそれぞれ記録される。なお、各データバンドは、複数(一例として、176本)のデータトラックによって構成される。磁気ヘッド2は、パルス信号発生部5から出力されるパルス信号Spに従って磁気テープ100にサーボパターンを記録する。
テープ送り機構3は、サーボパターンを記録する磁気テープ100(サーボパターンが未記録の磁気テープ100)が巻回された送り側テープリール10aから、サーボパターンの記録が完了した磁気テープ100を巻き取る巻き取り側テープリール10bに磁気テープ100をテープ送りする機構であって、キャプスタン11a、ピンチローラ11b、モータ12a〜12c、ガイドローラ13,13,14,14を備えて構成されている。モータ12aは、駆動制御部4の制御に従って送り側テープリール10aを回転させることで送り側テープリール10aから磁気テープ100を送り出す。モータ12bは、駆動制御部4の制御に従って巻き取り側テープリール10bを回転させることで磁気テープ100を巻き取り側テープリール10bに巻き取る。モータ12cは、駆動制御部4の制御に従ってキャプスタン11aを所定の回転速度で回転させることにより、キャプスタン11aとピンチローラ11bとの間に挟み込まれている磁気テープ100を所定の速度で移動させる(つまり磁気テープ100の移動速度を制御する)。なお、本明細書において参照する各図における矢印Aは、磁気テープ100に対するサーボパターンの記録処理時に磁気テープ100が移動させられる方向(テープ走行方向)を示している。
ガイドローラ13,13は、本発明における「一対のガイドローラ」に相当し、図2に示すように、図示しないサーボライタ1の正面パネルに固定されたシャフト21と、シャフト21の先端部21aに取り付けられたローラ本体22と、シャフト21からのローラ本体22の脱落を規制するキャップ23とを備えて構成されている。この場合、このガイドローラ13では、シャフト21における先端部21aの周面と、ローラ本体22の内面との間の隙間Sにエア供給部7から圧縮空気が供給されることで、シャフト21とローラ本体22との間(隙間Sの部位)にエアベアリング機構が形成される構成が採用されている。シャフト21は、本発明における軸部に相当し、一例として、ステンレス材や銅合金材等で円柱状に形成されている。この場合、先端部21aは、その外径L1が10mm程度となるように形成されている。また、シャフト21には、上記の隙間Sに圧縮空気を供給するためのエア供給孔21bが形成されている。
一方、ローラ本体22は、ステンレス材やアルミニウム合金材等で全体として円筒状に形成されると共に、その筒長方向の両端部には、鍔31がそれぞれ形成されている。この場合、ローラ本体22は、その内径L2がシャフト21における先端部21aの外径L1よりも僅かに大きくなるように(一例として、0.05mm以下の範囲内で外径L1よりも大きくなるように)形成され、これにより、シャフト21(先端部21a)との間に極く小さな隙間S(この例では、0.025mm以下の範囲内の隙間)が生じるように構成されている。また、ローラ本体22における周面32(磁気テープ100の当接面)には、その回転方向に沿って複数の溝33が形成されている。この場合、周面32に形成する溝33としては、図3に示す溝33aのような角溝(断面形状が方形状の溝)、図4に示す溝33bのような丸溝(断面形状が半円形状の溝)、および図5に示す溝33cのような三角溝(V溝:断面形状がV字状の溝)のうちの任意の溝を採用することができる。なお、本明細書において参照する各図においては、複数本の一例として5本の溝33が周面32に形成されている例を図示しているが、ローラ本体22の周面32に形成する溝33の本数については、これに限定されるものではない。キャップ23は、シャフト21の先端部21a側の端面に例えば図示しないボルトによって固定されている。
このガイドローラ13,13は、図6,7に示すように、磁気テープ100のテープ走行経路における磁気ヘッド2の上流側および下流側(磁気ヘッド2の近傍)に配設されて、磁気テープ100の移動に伴って回転させられつつ、磁気テープ100を磁気ヘッド2の記録面に沿わせるようにして支持する。一方、図1に示すように、ガイドローラ14,14は、磁気テープ100のテープ走行経路に配設されて、磁気テープ100を所定の走行方向に案内する。この場合、このガイドローラ14としては、上記のガイドローラ13と同様の構成(シャフト21、ローラ本体22およびキャップ23を備えた構成)や、後述するガイドローラ13A(図8参照)と同様の構成を採用することもできるし、従来のサーボライタにおけるテープガイドと同様の構成を採用することもできる。また、図1では、2つのガイドローラ14,14を図示しているが、実際には、磁気テープ100の走行経路の形状(磁気テープ100の取り回し形状)に応じて、さらに多くの(2つ以上の)ガイドローラ14が配設されている。
駆動制御部4は、主制御部8の制御から出力される制御信号S1に従ってモータ12a,12b,12cの動作を制御する。パルス信号発生部5は、主制御部8から出力される制御信号S2に従って磁気ヘッド2にパルス信号Spを出力する。操作部6は、各種のスイッチやキーを備えて構成され、これらのスイッチやキーの操作に応じた操作信号S0を出力する。エア供給部7は、主制御部8から出力される制御信号S3に従って、ガイドローラ13,13に圧縮空気を供給する。主制御部8は、サーボライタ1を総括的に制御する。具体的には、主制御部8は、操作部6から出力される操作信号S0に従い、駆動制御部4、パルス信号発生部5およびエア供給部7を制御する。
次に、サーボライタ1を用いて磁気テープ100にサーボパターンを記録する際のサーボライタ1の各部の動作について説明する。
まず、操作部6を操作して、磁気テープ100の移動速度(テープスピード)、サーボパターンのピッチ等の各種の記録条件を設定した後に、記録処理の開始を指示する。この際には、主制御部8が、操作部6から出力された操作信号S0に従い、まず、エア供給部7に制御信号S3を出力することで、ガイドローラ13,13に圧縮空気を供給させる。これにより、エア供給部7から供給された圧縮空気がシャフト21のエア供給孔21bを通過してシャフト21の先端部21aとローラ本体22との間の隙間Sに吹き出される。この結果、シャフト21(先端部21a)とローラ本体22とが非接触状態(フローティング状態)となり、隙間Sの部位にエアベアリング機構が構成される。次いで、主制御部8は、駆動制御部4に制御信号S1を出力することにより、モータ12a〜12cの回転制御を開始させる。
この際に、駆動制御部4は、モータ12cを制御してキャプスタン11aを所定の回転速度で回転させることにより、設定されたテープスピードで磁気テープ100を移動させる。また、駆動制御部4は、モータ12aおよびモータ12b制御して送り側テープリール10aおよび巻き取り側テープリール10bを所定の回転速度で回転させることにより、磁気テープ100のテープスピードに応じて磁気テープ100の送り出し、および巻き取りを実行させる。次いで、主制御部8は、パルス信号発生部5に制御信号S2を出力することにより、パルス信号Spの出力を開始させる。これにより、磁気ヘッド2を介してパルス信号Spに応じたサーボパターンが磁気テープ100に記録される(書き込まれる)。
この場合、このサーボライタ1では、ガイドローラ13におけるローラ本体22の周面32にローラ本体22の回転方向に沿って(すなわち、磁気テープ100の移動方向に沿って)複数の溝33が形成されている。したがって、送り側テープリール10aから巻き取り側テープリール10bに向かって磁気テープ100が高速走行させられている状態において、ローラ本体22の周面32と磁気テープ100の裏面との間に周囲の空気が巻き込まれたとしても、この空気がローラ本体22の周面32と磁気テープ100の裏面との間から周面32に沿って溝33内に瞬時かつスムーズに移動する結果、ローラ本体22の周面32と磁気テープ100の裏面とが密着した状態が維持される。したがって、ガイドローラ13(ローラ本体22)に対して磁気テープ100がそのテープ幅方向で移動する事態が回避されて、磁気テープ100に対してその長さ方向で真っ直ぐなサーボパターンが記録される。
また、このサーボライタ1では、ガイドローラ13におけるシャフト21(先端部21a)とローラ本体22との間の隙間Sに圧縮空気が供給されることで、シャフト21とローラ本体22との間にエアベアリング機構が構成されている(シャフト21に対してローラ本体22がフローティングした状態となっている)。したがって、シャフト21やローラ本体22に極く小さな歪みが生じていたとしても、シャフト21に対してローラ本体22が回転する際に、振動が生じる事態が回避されて、ローラ本体22がスムーズに回転する。この結果、磁気ヘッド2の近傍において磁気テープ100に対して振動が伝達される事態が回避されて、従来のサーボライタと比較して、サーボパターンの記録精度を十分に向上させることが可能となっている。
このように、このサーボライタ1では、シャフト21(軸部)と、シャフト21に対して回転自在に取り付けられてその周面32で磁気テープ100を支持する円筒状のローラ本体22と、シャフト21およびローラ本体22の間の隙間Sに配設されたベアリング機構(この例では、エアベアリング機構)とを備えてガイドローラ13が構成されると共に、ローラ本体22が、その周面32にその回転方向に沿って形成された溝33を備えている。このため、このサーボライタ1によれば、サーボパターンの記録処理時において磁気テープ100が高速走行させられることでガイドローラ13(ローラ本体22)の周面32と磁気テープ100との間に周囲の空気が巻き込まれたとしても、この空気を溝33内に移動させて磁気テープ100を周面32に密着させた状態を維持することができる。したがって、このサーボライタ1によれば、ガイドローラ13(ローラ本体22)に対して磁気テープ100がそのテープ幅方向で移動する事態を回避することができるため、磁気テープ100に対してその長さ方向において真っ直ぐなサーボパターンを記録することができる結果、記録精度を十分に向上させることができる。また、このサーボライタ1によれば、ガイドローラ13のシャフト21とローラ本体22との間にベアリング機構(この例ではエアベアリング機構)を構成したことにより、ローラ本体22の回転に伴って振動が生じる事態を回避することができる。したがって、このサーボライタ1によれば、ローラ本体22の回転時に磁気テープ100に対して振動が伝達される事態が回避される結果、テープガイドが支持部材に直接取り付けられている従来のサーボライタと比較して、サーボパターンの記録精度を十分に向上させることができる。
また、このサーボライタ1によれば、ローラ本体22が、その周面32に並べて形成した複数の溝33を備えたことにより、ガイドローラ13(ローラ本体22)の周面32と磁気テープ100との間に周囲の空気が巻き込まれたとしても、この空気をよりスムーズに各溝33内に移動させることができる結果、磁気テープ100を周面32に密着させた状態を確実に維持することができる。したがって、このサーボライタ1によれば、ガイドローラ13(ローラ本体22)に対して磁気テープ100がそのテープ幅方向で移動する事態を確実に回避することができる。
さらに、このサーボライタ1によれば、エアベアリングによって本発明におけるベアリング機構を構成したことにより、機械式のベアリング機構(例えば、ボールベアリング機構や、ローラベアリング機構)で構成するのと比較して、シャフト21とローラ本体22との間に部品の接触部位が存在しない分だけ、シャフト21に対してローラ本体22を一層スムーズに回転させることができ、この結果、ローラ本体22の回転に伴う振動の発生を確実に回避することができる。
なお、本発明は上記の構成に限定されない。例えば、エア供給部7から供給される圧縮空気によってシャフト21に対してローラ本体22をフローティングさせるエアベアリング機構を介してシャフト21にローラ本体22を取り付けたガイドローラ13を例に挙げて説明したが、本発明におけるガイドローラの構成は、上記のエアベアリング機構を備えた構成に限定されない。具体的には、例えば、図8に示すガイドローラ13Aのように、シャフト21とローラ本体22との間にボールベアリング24を配設した構成を採用することもできる。なお、同図に示すガイドローラ13Aにおいて前述したガイドローラ13と同一の構成要素については同一の符号を付して重複する説明を省略する。このガイドローラ13Aによれば、ボールベアリング24を配設したことにより、シャフト21に対してローラ本体22をスムーズに回転させることができる結果、ローラ本体22の回転に伴って振動が生じる事態を回避することができる。
したがって、このガイドローラ13Aを備えたサーボライタ1によれば、ローラ本体22の回転時に磁気テープ100に対して振動が伝達される事態を回避することができる結果、テープガイドが支持部材に直接取り付けられている従来のサーボライタと比較して、サーボパターンの記録精度を十分に向上させることができる。なお、上記のガイドローラ13Aにおいて、ボールベアリング24に代えてローラベアリング(図示せず)を配設することもできる。
サーボライタ1の構成を示す構成図である。 ガイドローラ13の構成を示す一部断面側面図である。 周面32に溝33aが形成されたローラ本体22の側面図である。 周面32に溝33bが形成されたローラ本体22の側面図である。 周面32に溝33cが形成されたローラ本体22の側面図である。 サーボライタ1における磁気ヘッド2およびガイドローラ13,13の近傍を下側から見た平面図である。 サーボライタ1における磁気ヘッド2およびガイドローラ13,13の近傍の正面図である。 ガイドローラ13Aの構成を示す一部断面側面図である。
符号の説明
1 サーボライタ
2 磁気ヘッド
3 テープ送り機構
4 駆動制御部
5 パルス信号発生部
7 エア供給部
8 主制御部
10a 送り側テープリール
10b 巻き取り側テープリール
11a キャプスタン
11b ピンチローラ
12a〜12c モータ
13,13A ガイドローラ
21 シャフト
21a 先端部
21b エア供給孔
22 ローラ本体
23 キャップ
24 ボールベアリング
31 鍔
32 周面
33,33a〜33c 溝
100 磁気テープ
S 隙間

Claims (3)

  1. トラッキングサーボ用のサーボパターンを磁気テープに記録する磁気ヘッドと、前記磁気テープの走行経路における前記磁気ヘッドの配設位置の上流側および下流側にそれぞれ配設されて当該磁気テープをガイドする一対のガイドローラとを備え、
    前記ガイドローラは、軸部と、当該軸部に対して回転自在に取り付けられてその周面で前記磁気テープを支持する円筒状のローラ本体と、前記軸部および前記ローラ本体の間に配設されたベアリング機構とを備えて構成され、
    前記ローラ本体は、前記周面に当該ローラ本体の回転方向に沿って形成された溝を備えているサーボパターン記録装置。
  2. 前記ローラ本体は、前記周面に並んで形成された複数の前記溝を備えている請求項1記載のサーボパターン記録装置。
  3. 前記ベアリング機構は、エアベアリングで構成されている請求項1または2記載のサーボパターン記録装置。
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