JP2006065998A - ヘッドユニットおよびサーボライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 品種の異なるテープに容易に対応できるヘッドユニットおよびサーボライタを提供することを課題とする。
【解決手段】 磁気テープMTの走行をガイドする2つのガイド部41,42と、前記ガイド部44,44の間に配設され、磁気テープMTに摺接してサーボ信号を書き込む複数のヘッド41,42と、複数のヘッド41,42のうち、一のヘッドのみが磁気テープMTに前記サーボ信号を書き込むように切り換える切換機45とを有するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気ヘッドをトラッキング制御するため、テープにサーボ信号を書き込むヘッドユニットおよびサーボライタに関する。
近年、磁気テープは、高密度記録化が進んでおり、コンピュータバックアップ用では400ギガバイト程度の記憶容量を有するものがある。そのために、磁気テープには幅方向に数百本のデータトラックが形成されている。したがって、データトラックの幅は非常に狭くなっており、隣接するデータトラック間も非常に狭くなっている。そのため、磁気ヘッドの記録/再生素子をデータトラックにトレースさせるため、予め磁気テープにサーボ信号を書き込んでおき、磁気ヘッドでこのサーボ信号を読み取りつつ、磁気ヘッドの位置(磁気テープの幅方向の位置)をサーボ制御している(特許文献1参照)。
前記サーボ信号を書き込むサーボライタは、磁気テープの品種によって多種多様である。そのため、あるサーボライタを品種の異なる磁気テープに転用する場合は、走行系、サーボライトヘッド、検査ヘッド等を、当該品種に対応するものに交換しなければならない。
特開平8−30942号公報(段落0021、図3)
しかしながら、各部品の交換作業には精度が要求されることから、時間と手間を要するものであった。そして、その間、サーボライタを停止させなければならないため、品種の異なる磁気テープへの転用時に行う交換作業により、磁気テープの生産性が悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、品種の異なるテープに容易に対応できるヘッドユニットおよびサーボライタを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、テープの走行をガイドする2つのガイド部と、前記ガイド部の間に配設され、前記テープに摺接してサーボ信号を書き込む複数のヘッドと、複数の前記ヘッドのうち、一のヘッドのみが前記テープに前記サーボ信号を書き込むように切り換える切換手段とを有することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、テープの品種を変更するときは、複数のヘッドのうち、その品種に対応する一のヘッドに切換手段で切り換える。テープは、ガイド部にガイドされ、前記ヘッドに摺接しながら走行する。これにより、テープは、その品種に対応した前記ヘッドによって信号を書き込まれる。これにより、品種の異なるテープに容易に対応することができ、生産性を向上させることができる。なお、ヘッドの切換手段は、電気的な切換手段であってもよいし、機械的な切換手段であってもよい。また、複数のヘッドは、テープ幅方向に互いにずれて配設されている場合も含むものとする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る磁気ヘッドユニットにおいて、前記ヘッドは、そのテープ摺接部が、上流側と下流側の前記テープに略同一角度で接触すべく、各ヘッドの前記テープ摺接部が異なる方向を向いていることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、テープ摺接部が、上流側と下流側のテープに略同一角度で接触するように異なる方向を向いているので、テープはテープ摺接部に確実に摺接し、ヘッドは信号の書込みを確実に行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の磁気ヘッドユニットにおいて、複数の前記ヘッドのうち、隣接するヘッドに張設される前記テープの長さと、前記ガイド部から隣接するヘッドに張設される前記テープの長さは均等であることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、隣接するヘッドに張設されるテープの長さと、ガイド部から隣接するヘッドに張設されるテープの長さが均等であるので、テープの振動によって発生するノイズや書込信号に乗るノイズが特定の周波数に絞られ、ノイズの発生源を追及しやすくなる。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の磁気ヘッドユニットにおいて、複数の前記ヘッドをテープ幅方向に互いにずらして保持するヘッド保持部を有し、前記切換手段は、前記ヘッド保持部を前記テープ幅方向にスライドさせるスライド機構であることを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、複数のヘッドを互いにテープ幅方向にずらしているので、ヘッド保持部をスライド機構でテープ幅方向にスライドさせると、複数のヘッドのうち任意のヘッドのみがテープ走行路に配置される。これによって、任意のヘッドに機械的に切り換えられる。なお、スライド機構は、例えば、リニアガイド等を用いた公知のスライド機構である。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の磁気ヘッドユニットにおいて、前記ヘッド保持部は、複数の前記ヘッドの上流側または下流側の前記テープの走行をガイドするセラミックガイドを保持していることを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、セラミックガイドがヘッドの近傍に保持されているので、ヘッドに対するテープのラップ角を適切にでき、ヘッドの磨耗が抑えられる。
請求項6に係る発明は、送出リールから送り出したテープを巻取リールで巻き取って走行させるテープ走行系と、前記送出リールと前記巻取リールの間に配設されるヘッドユニットとを有するサーボライタであって、前記ヘッドユニットは、テープの走行をガイドする2つのガイド部と、前記ガイド部の間に配設され、前記テープに摺接してサーボ信号を書き込む複数のヘッドと、複数の前記ヘッドのうち、一のヘッドのみが前記テープに書込みできるように切り換える切換手段とを有することを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、テープの品種を変更するときは、複数のヘッドのうち、その品種に対応する一のヘッドに切換手段で切り換える。送出リールから送り出されたテープは、ガイド部にガイドされ、前記ヘッドに摺接しながら走行し、巻取リールに巻き取られる。つまり、テープは、その品種に対応した前記ヘッドに摺接し、サーボ信号を書き込まれる。これにより、品種の異なるテープに容易に対応することができ、生産性を向上させることができる。なお、ヘッドの切換手段は、電気的な切換手段であってもよいし、機械的な切換手段であってもよい。
本発明に係るヘッドユニットおよびサーボライタによれば、品種の異なるテープに容易に対応することができ、生産性を向上させることができる。また、同一のヘッドユニットおよびサーボライタで多品種のテープを容易に生産できるので、設備投資を抑制することができる。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るサーボライタの構成図である。
サーボライタ1は、主に、送出リール2、巻取リール3、書込ヘッドユニット4(ヘッドユニット)、読取ヘッドユニット5、コントローラ6を備えている。また、サーボライタ1は、図示しない電源装置、巻取リール3の駆動装置、磁気テープMTをクリーニングするクリーニング装置、磁気テープMTの張力を所定値に調整するための張力調整装置T、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR等も装備している。
送出リール2では、サーボ信号の書き込み前に幅広のウェブ原反から製品幅に裁断された磁気テープMTが大径巻のパンケーキでセットされており、サーボ信号の書き込み時に磁気テープMTを送り出している。送出リール2から送り出された磁気テープMTは、ガイドローラR等に案内されて、書込ヘッドユニット4、読取ヘッドユニット5に搬送される。そして、書込ヘッドユニット4でサーボ信号が書き込まれた磁気テープMTは、読取ヘッドユニット5で検査され、ガイドローラR等に案内されて巻取リール3まで搬送される。巻取リール3は、図示しない駆動装置に回転駆動され、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMTを巻き取っている。
なお、送出リール2、巻取リール3を駆動する駆動装置、ガイドローラRが特許請求の範囲にいうテープ走行系に相当する。
図2は、書込ヘッドユニットを底面側から見た斜視図、図3(a)は、書込ヘッドユニットの正面断面図、(b)は、書込ヘッドユニットの底面図である。
図2に示すように、書込ヘッドユニット4は、第1のヘッド41、第2のヘッド42と、ヘッド41,42を保持するヘッド保持部43と、このヘッド保持部43の磁気テープMTの走行方向両側に配設されるガイド部44,44とを有し、さらに、図1に戻って示すように、第1または第2のヘッド41,42にそれぞれ電流を供給する書込用ドライバ45,46と、書込用ドライバ45,46の接続を切り換える切換器47(切換手段)とが組み込まれている。
ヘッド41,42は、サーボ信号を書き込むための磁気ヘッドであり、磁束を発生するためのコイル(図示せず)を備えるとともに、ヘッドギャップ(図示せず)が形成されている。これらのヘッド41,42は2種類の磁気テープMTにそれぞれ対応するものであり、書込ヘッドユニット4では、磁気テープMTの品種に応じて、いずれか一方のヘッド41(または42)のみにサーボ信号を書き込ませることができるようになっている。
なお、本実施形態では、書込ヘッドユニット4は、2つのヘッド41,42を有するものとしたが、本発明のヘッドユニットはこれに限定されず、他種類(3種類以上)の磁気テープMTに対応できるように、3つ以上のヘッドを有するものであってもよい。
切換器47は、磁気テープMTの品種に対応する書込用ドライバ45(または46)のみに書込信号を送信するようになっている。そして、その書込用ドライバ45(または46)から、品種に対応したヘッド41(または42)のコイルに記録パルス電流が供給され、これにより発生するヘッドギャップからの漏れ磁束によって磁気テープMTにサーボ信号が書き込まれる。
ヘッド保持部43は、図3(a)に示すように、ヘッド41,42のラップ角βが10°以下の任意の角度になるように傾けて各ヘッド41,42を保持している。また、ヘッド保持部43は、磁気テープMTが摺接する各ヘッド41,42のテープ摺接部41a,42aと磁気テープMTとがなす角度が同一となるように、ヘッド41,42を保持している。つまり、図3(a)に示すテープ摺接部41a(42a)の法線と、ヘッド41(42)の上流、下流の磁気テープMTとがなす角度αが同一となっており、各ヘッド41,42のテープ摺接部41a,42aは異なる方向を向いている。これにより、ヘッド41,42に磁気テープMTを確実に摺接させることができるため、磁気テープMTにサーボ信号を確実に書き込むことができる。なお、本実施形態では、各ヘッド41,42のテープ摺接部41a,42aの法線と、磁気テープMTとがなす角度をすべて同一の角度αとしたが、各ヘッド41,42はそれぞれ異なる角度で保持されるものであってもよい。
また、図3(b)に示すように、ヘッド保持部43は、ヘッド41とヘッド42の間に張設される磁気テープMTの長さL1と、上流側のガイド部44とこれに隣接するヘッド41の間に張設される磁気テープMTの長さL1と、下流側のガイド部44とこれに隣接するヘッド42の間に張設される磁気テープMTの長さL1が全て均等であるようにヘッド41,42を保持している。これにより、磁気テープMTの振動によって発生するノイズやサーボライト信号に乗るノイズが特定の周波数に絞られ、ノイズの発生源を追及しやすくなる。なお、本実施形態のヘッド保持部43を、各ヘッド41,42を別々に保持するヘッド保持部として構成し、各々の保持角度や配置間隔を調節できる機構(図示せず)にしてもよい。
図2に戻って示すように、ガイド部44,44は、磁気テープMTを案内するガイド面44aと、このガイド面44aを挟んでガイド面44aの幅方向端部から下方(図面手前側)に向けて延びる上フランジ44bおよび下フランジ44cとを備えて構成されている。ガイド面44aは、磁気テープMTの記録面に滑らかに摺動させるため円弧状になっており、ガイド面44aのパネルサイド1a側の端部には磁気テープMTの走行方向に沿わせて下フランジ44cが形成される。また、ガイド面44aのヒューマンサイド側の端部には、上フランジ44bが形成されている。このガイド部44,44の間に、前記したヘッド保持部43に保持された2つのヘッド41,42が配設されている。
また、図1に戻って示すように、読取ヘッドユニット5は、書込ヘッドユニット4で書き込んだサーボ信号の検査を行う検査ヘッドであり、書込ヘッドユニット4の下流側に設けられる。読取ヘッドユニット5の構造は、前記した書込ヘッドユニット4の構造と略同一であるため、その説明を省略する。ここで、図1の読取ヘッドユニット5における符号51,52は、2種類の磁気テープMTにそれぞれ対応する第1のヘッドと第2のヘッドである。また、読取ヘッドユニット5のヘッド51,52には、磁気テープMTに書き込まれたサーボ信号を、ヘッド51,52で読み取るための読取用ドライバ53,54と、磁気テープMTの品種に応じて読取用ドライバ53,54を切り換える切換器55が接続されている。
ちなみに、読取ヘッドユニット5を書込ヘッドユニット4と同一の構造とすることで、書込ヘッドユニット4に摺接する磁気テープMTの走行状態を、読取ヘッドユニット5でも同一条件で再現することができ、正確な検査を行うことができる。
コントローラ6は、サーボライタ1の各動作を制御する装置であり、CPU(Central Processing Unit)や各種記憶装置等を備えている。コントローラ6では、磁気テープMTの品種情報を受信し、この品種情報に基づいて、切換器47,55に信号を送信する。そして、この信号に基づき、切換器47では、品種に対応したヘッド41,42でサーボ信号の書き込みができるように書込用ドライバ45,46に書込信号を送信し、また同様に、切換器55では、品種に対応したヘッド51,52でサーボ信号の読み取りができるように、読取用ドライバ53,54に読取信号を送信するようになっている。また、その他、コントローラ6では、サーボ信号を書き込む際の磁気テープMTの走行速度を一定にするために、図示しない駆動装置のモータ電流を制御するためのモータ電流信号を生成し、駆動装置に送信している。
以上のように構成されるサーボライタ1の作動開始時においては、パンケーキ(磁気テープMT)に貼付されたバーコードやICタグ等を図示しないリーダで読み取り、磁気テープMTの品種情報をコントローラ6が受信する。コントローラ6は、受信した品種情報に基づいて切換器47,55に信号を送信する。これに従い、切換器47では、磁気テープMTの品種に対応した任意の書込用ドライバ45(または46)に書込信号を送信し、また、同様に、切換器55では、任意の読取用ドライバ53(または54)に読取信号を送信する。これによって、磁気テープMTの品種に対応したヘッド41(または42)でサーボ信号を書き込むことができるように切り換えられ、または、品種に対応したヘッド51(または52)でサーボ信号を読み取るようにヘッドが切り換えられる。
一方、送出リール2には、前記パンケーキがセットされ、その磁気テープMTの先端が巻取リール3の巻心へ結合される。磁気テープMTは、ガイドローラR等に案内されながら駆動装置によって駆動される巻取リール3に巻き取られて走行する。そして、走行する磁気テープMTに、その品種に対応したヘッド41(または42)によってサーボ信号が書き込まれ、その後、その品種に対応したヘッド51(または52)によってサーボ信号が読み取られて品質評価等の検査が行われる。
以上によれば、本実施の形態において、以下の効果を得ることができる。
サーボライタ1は、サーボライタ1自体を長時間停止させることなく、品種の異なる磁気テープMTに容易に対応させることができるため、磁気テープMTの生産性を向上させることができる。また、一種類のサーボライタ1で、多品種の磁気テープMTに対応することができるため、設備投資を抑制することができる。
また、ヘッド41,42の磁気テープMTに摺接する部分が、上流側と下流側の磁気テープMTに同一の角度αで接触するように配設されているので、磁気テープMTはヘッド41,42に確実に摺接し、ヘッド41,42はサーボ信号の書込みを確実に行うことができる。さらに、ヘッド41とヘッド42の間に張設される磁気テープMTの長さL1と、上流側のガイド部44とこれに隣接するヘッド41の間に張設される磁気テープMTの長さL1と、下流側のガイド部44とこれに隣接するヘッド42の間に張設される磁気テープMTの長さL1が全て均等であるようにヘッド41,42を保持するように調整しているので、磁気テープMTの振動によって発生するノイズやサーボライト信号に乗るノイズが特定の周波数に絞られ、ノイズの発生源を追及しやすくなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実施される。例えば、書込ヘッドユニット4を次のように変更して実施することもできる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図4(a)は、本発明の第2の実施形態に係る書込ヘッドユニットの正面断面図、(b)は、書込ヘッドユニットの底面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
前記第1の実施形態では、書込ヘッドユニット4のヘッド41,42を切換器47で電気的に切り換える構成としたが、第2の実施形態では、ヘッド71,72を機械的に切り換えられる書込ヘッドユニット7とした。
図4(a),(b)に示すように、書込ヘッドユニット7は、第1のヘッド71、第2のヘッド72と、セラミックガイド73,74と、ヘッド71,72およびセラミックガイド73,74を保持するヘッド保持部75と、このヘッド保持部75の磁気テープMTの走行方向両側に配設されるガイド部44,44とを有し、さらに、ヘッド71,72に電流を供給する書込用ドライバ(図示せず)と、ヘッド保持部75を磁気テープ幅方向にスライドさせるスライド機構(図示せず)とを備えている。
ヘッド71,72は、サーボ信号を書き込むための磁気ヘッドであり、磁束を発生するためのコイル(図示せず)を備えるとともに、ヘッドギャップ(図示せず)が形成されている。これらのヘッド71,72は2種類の磁気テープMTにそれぞれ対応するものであり、書込ヘッドユニット7では、磁気テープMTの品種に応じて、いずれか一方のヘッド71(または72)のみにサーボ信号を書き込ませることができるようになっている。
図4(b)に示すように、ヘッド保持部75には、磁気テープMTの走行方向に並んでヘッド71とセラミックガイド73が保持されており、また、ヘッド71およびセラミックガイド73から磁気テープMTの幅方向に互いにずれた位置に、セラミックガイド74とヘッド72が磁気テープMTの走行方向に並んで保持されている。
前記ヘッド71とヘッド72、また、セラミックガイド73とセラミックガイド74は同一条件でヘッド保持部75に保持されるものであるので、図4(a)に図示されるヘッド71およびセラミックガイド74とヘッド保持部75の関係について説明する。
ヘッド保持部75は、図4(a)に示すように、ヘッド71のラップ角βが10°以下の任意の角度になるように傾けてヘッド71を保持している。また、ヘッド保持部75は、ヘッド71のテープ摺接部71aと磁気テープMTとがなす角度が同一となるように、ヘッド71を保持している。つまり、図4(a)に示すテープ摺接部71aの法線と、ヘッド71の上流、下流の磁気テープMTとがなす角度αが同一となっている。これにより、ヘッド71に磁気テープMTを確実に摺接させることができるため、磁気テープMTにサーボ信号を確実に書き込むことができる。また、セラミックガイド74も同様に上流、下流の磁気テープMTに同一角度γで接触するように保持されている。このようにヘッド71の近傍にセラミックガイド74が保持されていることで、ヘッド71のラップ角βを適切にでき、ヘッド71の磨耗が抑えられる。
また、図4(b)に示すように、ヘッド保持部75は、ヘッド71とセラミックガイド73の間に張設される磁気テープMTの長さL2と、上流側のガイド部44とこれに隣接するヘッド71の間に張設される磁気テープMTの長さL2と、下流側のガイド部44とこれに隣接するセラミックガイド73の間に張設される磁気テープMTの長さL2が全て均等であるようにヘッド71とセラミックガイド73を保持するように調整している。これにより、磁気テープMTの振動によって発生するノイズやサーボライト信号に乗るノイズが特定の周波数に絞られ、ノイズの発生源を追及しやすくなる。
そして、ヘッド保持部75は、例えば、リニアガイド等を用いた公知のスライド機構により、磁気テープMTの幅方向にスライドできるようになっている。ヘッド保持部75が、スライド機構によってスライドさせられることで、第1のヘッド71を磁気テープMTの走行路に配置したり、第2のヘッド72を磁気テープMTの走行路に配置したりすることができる。これにより、磁気テープMTの品種に対応したヘッド71またはヘッド72に切り換えることができる。
以上によれば、本実施の形態において、以下の効果を得ることができる。
書込ヘッドユニット7は、品種の異なる磁気テープMTに容易に対応することができるため、磁気テープMTの生産性を向上させることができる。
また、ヘッド71,72の磁気テープMTに摺接する部分が、上流側と下流側の磁気テープMTに同一の角度αで接触するように配設されているので、磁気テープMTはヘッド71,72に確実に摺接し、ヘッド71,72はサーボ信号の書込みを確実に行うことができる。さらに、ヘッド71とセラミックガイド73の間に張設される磁気テープMTの長さL2と、上流側のガイド部44とこれに隣接するヘッド71の間に張設される磁気テープMTの長さL2と、下流側のガイド部44とこれに隣接するセラミックガイド73の間に張設される磁気テープMTの長さL2が全て均等であるようにヘッド71,72およびセラミックガイド73,74を保持するように調整しているので、磁気テープMTの振動によって発生するノイズやサーボライト信号に乗るノイズが特定の周波数に絞られ、ノイズの発生源を追及しやすくなっている。
書込ヘッドユニット7において、セラミックガイド73,74がヘッド71,72の近傍に保持されているので、ヘッド71,72のラップ角を適切にでき、ヘッド71,72の磨耗が抑えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実施される。前記実施形態では、書込ヘッドユニット7について説明したが、この書込ヘッドユニット7の構成を、サーボ信号を読み取る読込ヘッドユニットにも適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るサーボライタの構成図である。 書込ヘッドユニットを底面側から見た斜視図である。 (a)は、書込ヘッドユニットの正面断面図、(b)は、書込ヘッドユニットの底面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る書込ヘッドユニットの正面断面図、(b)は、書込ヘッドユニットの底面図である。
符号の説明
1 サーボライタ
2 送出リール
3 巻取リール
4,7 書込ヘッドユニット
5 読取ヘッドユニット
6 コントローラ
41,42 ヘッド
43 ヘッド保持部
44 ガイド部
47 切換器
51,52 ヘッド
55 切換器
71,72 ヘッド
73,74 セラミックガイド
75 ヘッド保持部
MT 磁気テープ

Claims (6)

  1. テープの走行をガイドする2つのガイド部と、
    前記ガイド部の間に配設され、前記テープに摺接してサーボ信号を書き込む複数のヘッドと、
    複数の前記ヘッドのうち、一のヘッドのみが前記テープに前記サーボ信号を書き込むように切り換える切換手段と
    を有することを特徴とするヘッドユニット。
  2. 前記ヘッドは、そのテープ摺接部が上流側と下流側の前記テープに略同一角度で接触すべく、各ヘッドの前記テープ摺接部が異なる方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
  3. 複数の前記ヘッドは、前記テープ走行方向に並んで配設され、複数の前記ヘッドのうち隣接するヘッドに張設される前記テープの長さと、前記ガイド部から隣接する前記ヘッドに張設されるテープの前記長さは均等であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッドユニット。
  4. 複数の前記ヘッドを互いにテープ幅方向にずらして保持するヘッド保持部を有し、
    前記切換手段は、前記ヘッド保持部を前記テープ幅方向にスライドさせるスライド機構であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
  5. 前記ヘッド保持部は、複数の前記ヘッドの上流側または下流側の前記テープの走行をガイドするセラミックガイドを保持していることを特徴とする請求項4に記載のヘッドユニット。
  6. 送出リールから送り出したテープを巻取リールで巻き取って走行させるテープ走行系と、前記送出リールと前記巻取リールの間に配設されるヘッドユニットとを有するサーボライタであって、
    前記ヘッドユニットは、テープの走行をガイドする2つのガイド部と、前記ガイド部の間に配設され、前記テープに摺接してサーボ信号を書き込む複数のヘッドと、複数の前記ヘッドのうち、一のヘッドのみが前記テープに前記サーボ信号を書き込むように切り換える切換手段とを有することを特徴とするサーボライタ。
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JP2009026373A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Tdk Corp ヘッド装置、ドライブ装置および記録再生方法
CN102484547A (zh) * 2009-09-01 2012-05-30 松下电器产业株式会社 数字广播发送装置、数字广播接收装置以及数字广播收发系统

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