JP2009015623A - コンパクトフラッシュカードを備えた電気回路基板、コンパクトフラッシュカードと電気回路基板とを備えた記憶装置、コンパクトフラッシュカードの装着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成によってコンパクトフラッシュカードを固定する電気回路基板、コンパクトフラッシュカードと電気回路基板とを備えた記憶装置、コンパクトフラッシュカードを電気回路基板に装着する方法を提供する。
【解決手段】 電気回路基板10は、コンパクトフラッシュカード2が接続されるCFC用コネクタ14を備える。電気回路基板10は、コンパクトフラッシュカード2の一方の主面に設けられた凸部25を収容することができる貫通孔15を備える。コンパクトフラッシュカード2をCFC用コネクタ14に接続したときに、凸部25の少なくとも一部が貫通孔15に挿入される。
【選択図】図1
【解決手段】 電気回路基板10は、コンパクトフラッシュカード2が接続されるCFC用コネクタ14を備える。電気回路基板10は、コンパクトフラッシュカード2の一方の主面に設けられた凸部25を収容することができる貫通孔15を備える。コンパクトフラッシュカード2をCFC用コネクタ14に接続したときに、凸部25の少なくとも一部が貫通孔15に挿入される。
【選択図】図1
Description
本発明はコンパクトフラッシュカードを備えた電気回路基板、コンパクトフラッシュカードと電気回路基板とを備えた記憶装置、コンパクトフラッシュカードを電気回路基板に装着する方法に関する。
従来、ハードディスクドライブ(HDD)と同じ形状の筐体内部に、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFC)を固定した電気回路基板を有するシリコンディスク型記憶装置が知られている。CFCなどのフラッシュメモリを記憶媒体として用いた記憶装置は振動に強い。かかる特徴をシリコンディスク型記憶装置において生かすためには、CFCと電気回路基板との電気的接続が遮断されることがないように、CFCを電気回路基板に確実に固定する必要がある。
電気回路基板にCFCを固定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、電気回路基板と別体に板バネを設け、この板バネによってCFCを固定している。
特開2002‐24770
しかしながら、特許文献1では電気回路基板とは別体で板ばねを設けているため、装置全体の部品点数が増え、そのため装置を製造する工数も増えるという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、簡易な構成によってCFCを固定する電気回路基板、CFCと電気回路基板とを備えた記憶装置、CFCを電気回路基板に装着する方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による電気回路は、コンパクトフラッシュカードが接続されるコネクタを備えた電気回路基板であって、前記電気回路基板は、前記コンパクトフラッシュカードの一方の主面に設けられた凸部を収容することができる溝又は貫通孔を備え、前記凸部は、前記コンパクトフラッシュカードの前記コネクタに接続される側の側面と反対側の側面に沿って前記主面から突出した部分であり、前記コネクタは、前記コンパクトフラッシュカードを前記コネクタに接続したときに、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されるように前記電気回路基板に実装されていることを特徴とする。
また、本発明の記憶装置は、コンパクトフラッシュカードとコンパクトフラッシュカードが接続されるコネクタが実装された電気回路基板とを備えた記憶装置であって、前記電気回路基板は、前記コンパクトフラッシュカードの一方の主面に設けられた凸部を収容することができる溝又は貫通孔を備え、前記凸部は、前記コンパクトフラッシュカードの前記コネクタに接続される側の側面と反対側の側面に沿って前記主面から突出した部分であり、前記コネクタは、前記コンパクトフラッシュカードを前記コネクタに接続したときに、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されるように前記電気回路基板に実装され、前記コンパクトフラッシュカードは、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されることにより、前記コネクタから外れることが抑止されていることを特徴とする。
また、本発明のコンパクトフラッシュカードの装着方法は、コンパクトフラッシュカードが接続されるコネクタが実装された電気回路基板にコンパクトフラッシュカードを装着するコンパクトフラッシュカードの装着方法であって、前記電気回路基板に、前記コンパクトフラッシュカードの一方の主面に設けられた凸部を収容することができる溝又は貫通孔を形成する工程と、前記コネクタを、前記コンパクトフラッシュカードを前記コネクタに接続したときに、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されるように前記電気回路基板に実装する工程と、前記コネクタに前記コンパクトフラッシュカードを接続すると共に、前記凸部の少なくとも一部を前記溝又は貫通孔に挿入する工程とを有し、前記凸部は、前記コンパクトフラッシュカードの前記コネクタに接続される側の側面と反対側の側面に沿って前記主面から突出した部分であることを特徴とする。
コンパクトフラッシュカードの凸部が、電気回路基板の貫通孔又は溝に挿入された状態で、コンパクトフラッシュカードが電気回路基板に装着される。これにより、コンパクトフラッシュカードが装着方向と逆方向へ移動するのを規制できる。また、コンパクトフラッシュカードを固定するために、電気回路基板に溝又は貫通孔を設けるだけでよいため、簡易な構成でコンパクトフラッシュカードを安定して固定できる。
以下、本発明の実施の形態によるシリコンディスク型記憶装置を添付図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のシリコンディスク型記憶装置1を示す断面図である。シリコンディスク型記憶装置1は、筐体5を備えている。筐体5は、例えば、3.5インチHDDの筐体と同じ形状である。筐体5の内部には、電気回路基板10と、電気回路基板10に固定されたCFC2とが設けられている。
図2、3は、CFC2の斜視図である。CFC2は、第1主面23と、第2主面24と、第1側面21と、第2側面22とを有する。第1主面23と第2主面24とは略平行である。第1側面21は第1主面23および第2主面24と交差している。第2側面22は、第1主面23、第2主面24と交差し、第1側面21の反対側に設けられている。第2側面22に沿って延びる凸部25が第2主面24から突出している。第1側面21には複数の接続孔26が形成されている。かかるCFC2の構成は公知である。
図4は、電気回路基板10の正面図である。図5は、図4のI−Iで切断した断面図である。図4、5のように、電気回路基板10は、基板部11と、SATA用ブリッジIC13、CFC用コネクタ14と、SATAコネクタ16とを備えている。基板部11は弾性変形可能な部材からなり、装着面12を有している。装着面12上にSATA用ブリッジIC13、CFC用コネクタ14とが設けられている。尚、装着面12には図示せぬ配線がプリントされており、この配線によってSATAコネクタ16とCFC用コネクタ14とがSATA用ブリッジIC13を介して電気的に接続される。
SATA用ブリッジIC13は、SATAインターフェースに準拠したシリアル信号をCFCインターフェース(ATAインターフェース)に準拠したパラレル信号に変換する。CFC用コネクタ14は、平面視コの字状であり、複数のピン17と、規制部材18とを備える。複数のピン17が、CFC2の接続孔26に挿入されることで、電気回路基板10とCFC2とが電気的に接続される。また、CFC2が電気回路基板10に固定された状態で、規制部材18はCFC2が装着面12に垂直な方向へ移動するのを規制する。
SATAコネクタ16は、SATAインターフェースに準拠したコネクタであり、パーソナルコンピュータなどのホストシステムに接続可能になっている。
基板部11には貫通孔15が、基板長手方向と直交する方向に延設されている。CFC用コネクタ14のピン17が設けられた面と、貫通孔15が延設された方向とは互いに平行である。CFC2のピン17が接続孔26に挿入されたときに、凸部25が貫通孔15に収まる位置に貫通孔15が形成されている。即ち、貫通孔15と、ピン17が設けられた面との距離(図4のd1)は、CFC2の第1側面21と凸部25との距離(図3のd3)と等しい。また、貫通孔15は凸部25を収容可能な大きさである。即ち、基板部11の長手方向における貫通孔15の幅(図4のd2)は、第1側面21から第2側面22に向かう方向における凸部25の幅(図3のd4)以上である。尚、ピン17が設けられた面から貫通孔15までの長さ(図4のd1)を、CFC2の第1側面21から凸部25までの長さ(図3のd3)より短くし、ピン17が設けられた面から貫通孔15までの距離(図4のd1)に貫通孔15の幅(図4のd2)を加えた長さ(d1+d2)を、CFC2の第1側面21から第2側面22までの長さ(d3+d4)より長くした方が、凸部25を貫通孔15に挿入する作業が容易になる。しかし、ピン17が設けられた面から貫通孔15までの距離(図4のd1)に貫通孔15の幅(図4のd2)を加えた長さ(d1+d2)を、CFC2の第1側面21から第2側面22までの長さ(d3+d4)より余り長くすると、電気回路基板10に対するCFC2の固定状態が不安定になる。従って、ピン17が設けられた面から貫通孔15までの距離(図4のd1)に貫通孔15の幅(図4のd2)を加えた長さ(d1+d2)は、CFC2の第1側面21から第2側面22までの長さ(d3+d4)より僅かに長くし、貫通孔15の幅(図4のd2)を凸部25の幅(図3のd4)より少し広くすることが好ましい。このようにすることにより、電気回路基板10に対するCFC2の固定状態が不安定になるのを回避しつつ、凸部25を貫通孔15に挿入する作業を容易にするための遊びをもたせることができる。また、電気回路基板10の長手方向に直交する方向における貫通孔15の長さ(図4のW1)は、凸部25が延設されている長さ(図3のW2)以上である。
図6は、電気回路基板10にCFC2を固定する方法を説明するための断面図である。CFC2を電気回路基板10に固定するには、まず、上述の条件で貫通孔15を形成した電気回路基板10を用意する。次に、CFC2の第2主面24と装着面12とを対向させ、さらにピン17と、接続孔26とを対向させて配置する。次に、電気回路基板10のSATAコネクタ16が設けられている側と反対側の端部を凸部25から離間する方向Aに向けて反らせる。ここで、方向AはCFC2が配置されている側とは反対の方向である。CFC2を装着方向B(電気回路基板10と略平行であって、貫通孔15からピン17が設けられた面に向かう方向)に沿って移動させ、ピン17を接続孔26に挿入する。これにより、CFC2はCFC用コネクタ14と電気的に接続される。そして、方向Aに反らせていた電気回路基板10を元の平面状に戻し、凸部25を貫通孔15に挿入する。これにより、CFC2は、電気回路基板10へ装着される。
以上のシリコンディスク型記憶装置1では、凸部25が貫通孔15に挿入されてCFC2が電気回路基板10へ装着される。これにより装着方向Bと反対の方向へのCFC2の移動が規制され、CFC2は確実に電気回路基板10に固定される。装着状態では、凸部25が装着面12に接触せず、電気回路基板10の装着面12とCFC2の第2主面24とは密着している。これにより、CFC2が装着面12上でガタつくことなく安定した状態で電気回路基板10に保持される。
また、電気回路基板10に形成された貫通孔15によってCFC2を固定しているため、CFC2を固定するための部品を別途追加する必要がない。このため、簡易な構成でCFC2を固定することができる。
また、電気回路基板10を方向Aに向けて反らせた状態でCFC2を装着しているので、装着作業中は、凸部25が電気回路基板10に接触することがなく、円滑にCFC2を装着することができる。
また、上記実施の形態では、貫通孔15を設けるだけでCFC2を固定することができる。そのため、基板部11は、例えば既存の基板に貫通孔15を設けるだけで構成することができる。
本発明によるシリコンディスク型記憶装置は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、貫通孔15の代わりに、電気回路基板10に溝を形成するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、凸部25は貫通孔15に完全に収容される構成であったが、凸部25の一部のみが貫通孔15に挿入される構成であってもよい。つまり、CFC2を電気回路基板10に搭載したときに、CFC2の第2主面24と装着面12との間の隙間は、なるべく小さい方が好ましいが、凸部25の少なくとも一部が貫通孔15に挿入される範囲であれば、CFC2の第2主面24と装着面12との間の距離(隙間の間隔)を適宜設定することができる。
さらに、SATA用ブリッジIC13の変わりにRAIDコントローラICを搭載し、電気回路基板10に複数のCFC2を搭載するようにしてもよい。この場合には、電気回路基板10に複数のCFC用コネクタ14を設け、各CFC用コネクタ14に対応した貫通孔15を形成するようにすればよい。
また、SATAコネクタ16の代わりに、例えばATAコネクタを用いるなど、本発明は様々なコネクタを有した電気回路基板に対して適用可能である。筐体5の形状は3.5インチHDDの形状に限定されず、2.5インチHDDや、独自の形状であってもよい。CFC用コネクタ14の形状も正面視コの字状でなくともよく、CFC2を接続できる形状であればよい。
1 シリコンディスク型記憶装置
2 コンパクトフラッシュカード
10 電気回路基板
14 CFC用コネクタ
15 貫通孔
2 コンパクトフラッシュカード
10 電気回路基板
14 CFC用コネクタ
15 貫通孔
Claims (3)
- コンパクトフラッシュカードが接続されるコネクタを備えた電気回路基板であって、
前記電気回路基板は、前記コンパクトフラッシュカードの一方の主面に設けられた凸部を収容することができる溝又は貫通孔を備え、
前記凸部は、前記コンパクトフラッシュカードの前記コネクタに接続される側の側面と反対側の側面に沿って前記主面から突出した部分であり、
前記コネクタは、前記コンパクトフラッシュカードを前記コネクタに接続したときに、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されるように前記電気回路基板に実装されていることを特徴とする電気回路基板。 - コンパクトフラッシュカードとコンパクトフラッシュカードが接続されるコネクタが実装された電気回路基板とを備えた記憶装置であって、
前記電気回路基板は、前記コンパクトフラッシュカードの一方の主面に設けられた凸部を収容することができる溝又は貫通孔を備え、
前記凸部は、前記コンパクトフラッシュカードの前記コネクタに接続される側の側面と反対側の側面に沿って前記主面から突出した部分であり、
前記コネクタは、前記コンパクトフラッシュカードを前記コネクタに接続したときに、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されるように前記電気回路基板に実装され
前記コンパクトフラッシュカードは、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されることにより、前記コネクタから外れることが抑止されていることを特徴とする記憶装置。 - コンパクトフラッシュカードが接続されるコネクタが実装された電気回路基板にコンパクトフラッシュカードを装着するコンパクトフラッシュカードの装着方法であって、
前記電気回路基板に、前記コンパクトフラッシュカードの一方の主面に設けられた凸部を収容することができる溝又は貫通孔を形成する工程と、
前記コネクタを、前記コンパクトフラッシュカードを前記コネクタに接続したときに、前記凸部の少なくとも一部が前記溝又は貫通孔に挿入されるように前記電気回路基板に実装する工程と、
前記コネクタに前記コンパクトフラッシュカードを接続すると共に、前記凸部の少なくとも一部を前記溝又は貫通孔に挿入する工程とを有し、
前記凸部は、前記コンパクトフラッシュカードの前記コネクタに接続される側の側面と反対側の側面に沿って前記主面から突出した部分であることを特徴とするコンパクトフラッシュカードの装着方法。
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JP2007177091A JP2009015623A (ja) | 2007-07-05 | 2007-07-05 | コンパクトフラッシュカードを備えた電気回路基板、コンパクトフラッシュカードと電気回路基板とを備えた記憶装置、コンパクトフラッシュカードの装着方法 |
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2007
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