JP4987670B2 - 電子機器及びホルダ - Google Patents
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Description
このような問題に対して、筐体に形成された開口からHDDを挿抜することができる電子機器(データストレージ装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、各コネクタが公差内の最小値で製造されている場合には、HDDユニットにおける開口側の端部(コネクタから離間する側の端部)は、当該収納空間の奥側(コネクタ側)に位置する。このような場合、フランジ部とシャーシとの当接状態によっては、各コネクタ同士が適切に接続されない可能性がある。
一方、各コネクタが公差内の最大値で製造されている場合には、当該端部は収納空間の手前側(開口側)に位置することとなる。このような場合、フランジ部とシャーシとの間に不要な隙間が生じ、HDDユニットのねじ固定が適切に行われない可能性がある。
本発明によれば、ハードディスクドライブ装置を保持するホルダが、電子機器本体の開口内に挿入された状態で、ホルダ本体の底面部に沿ってスライダをスライドさせると、開口の外側に設けられた固定部に当該スライダが固定され、ホルダは電子機器本体に固定される。この状態では、ホルダ本体の底面部に設けられたボスは、ガイド溝の傾斜部に位置する。このため、開口内の接続部、及び、ハードディスク装置の接続端子のそれぞれの寸法公差の累積(累積公差)により、当該接続部及び接続端子を互いに接続した状態でのハードディスクドライブ装置及びホルダ本体の位置が、設計センター位置より奥側又は手前側にずれた場合でも、ホルダの挿入方向に沿ってスライダをスライドさせると、ボスが挿通する傾斜部の傾斜に沿ってスライダが、当該挿入方向に対する直交方向に移動する。これにより、当該累積公差によるばらつきを吸収して、固定部に固定可能な位置にスライダを位置させることができる。
従って、ハードディスクドライブ装置の交換を行う際に、接続部及び交換されるハードディスク装置の接続端子の累積公差に関らず、電子機器本体にホルダ及びハードディスクドライブ装置を、適切かつ確実に固定することができる。また、固定した際にホルダ及びハードディスクドライブ装置が電子機器本体に対してスライドして抜けてしまうことを規制することができる。更に、ハードディスクドライブ装置の固定は、当該装置が固定されたホルダを開口に挿入し、前述のようにスライドさせたスライダを固定部にて固定するだけでよいので、当該ハードディスク装置の取り付けを簡易に行うことができる。
すなわち、スライダが電子機器本体に固定される位置では、ボスはガイド溝の傾斜部に位置する。このため、接続端子及び接続部の累積公差により、これらが互いに接続された際のホルダ本体の位置が設計センター位置からずれた場合でも、ホルダの挿入方向に沿う方向、及び、当該挿入方向に対する直交方向にスライダがスライドすることで、当該累積公差によるばらつきを吸収して、当該スライダを電子機器本体に固定する位置に位置付けることができる。
また、この際、ホルダの挿入方向に対する反対方向、及び、当該挿入方向に対する直交方向へのホルダ本体のスライド、すなわち、ボスのスライドを、当該ボスが挿通する傾斜部により規制することができ、更に、傾斜部の傾斜方向へのホルダ本体のスライドを、接続部と接続端子との接続により規制することができる。
従って、接続端子及び接続部の累積公差に関らず、ホルダを電子機器本体の開口内に簡易かつ適切に固定することができ、当該ホルダを固定した際には、ホルダ本体及びハードディスクドライブ装置が電子機器本体に対してスライドして脱落してしまうことを防ぐことができる。
ここで、ボス及びガイド溝がそれぞれ1つのみである場合には、当該ボスを中心としてスライダが回動してしまう場合があり、スライダのスライドが円滑に行われないだけでなく、スライダ固定後にホルダ本体が回動してしまう可能性がある。
これに対し、本発明では、ホルダ本体及びスライダが、ボス及びガイド溝をそれぞれ複数有していることにより、スライダ及びホルダ本体の一方に対する他方の回動を規制することができる。従って、スライダのスライドを円滑に行うことができるだけでなく、開口内でのホルダ及びハードディスクドライブ装置の姿勢を安定化することができる。
ここで、傾斜部の内径とは、当該傾斜部を形成する斜辺間の最短の寸法を示す。
本発明によれば、第1ガイド溝及び第2ガイド溝の各傾斜部と、当該ガイド溝を挿通する各ボスとの一方に対する他方のスライド時のがた付きを最小限に抑制することができる。従って、スライダを固定した際の当該スライダ及び電子機器本体に対するホルダ本体のスライドを一層確実に規制することができる。また、これにより、電子機器本体にホルダを一層確実に固定することができ、ハードディスクドライブ装置の電子機器本体からの抜けを確実に防止することができる。
ここで、延出部の内径とは、前述の傾斜部の内径と同様に、当該延出部を形成し、かつ、互いに対向する各辺の最短の寸法を示す。
本発明によれば、ホルダの挿入方向に沿ってそれぞれ直列に配置された第3ガイド溝及び第4ガイド溝の各延出部内にボスが位置する場合に、ホルダの挿入方向及び当該挿入方向に対する反対方向にスライドする際のスライダの揺動を最小限に抑えることができる。従って、ホルダ本体に対するスライダのがた付きを抑制することができる。
ここで、傾斜部の傾斜角が0°に近付くと、電子機器本体に固定されたスライダにより、ホルダの挿入方向に対する直交方向へのホルダ本体のスライドは十分に規制されるものの、当該挿入方向に対する反対方向へのホルダ本体のスライドを十分に規制することが困難となる。
一方、傾斜部の傾斜角が90°に近付くと、ホルダの挿入方向に対する反対方向へのホルダ本体のスライドは十分に規制されるものの、電子機器本体へのスライダの固定時における当該挿入方向に対する直交方向へのスライダの移動量が大きくなる。このため、ホルダが大型化する可能性がある。
〔情報処理装置の構成〕
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1を示す斜視図である。
本実施形態に係る情報処理装置1は、使用者が操作するコントローラ(図示省略)からの指示に応じて、光ディスク、各種半導体メモリカード及びHDD(Hard Disk Drive)、更には、ネットワークから情報を取得し、当該情報を処理する電子機器である。そして、この情報処理装置1は、当該情報に含まれる画像データ及び音声データを再生するほか、当該情報に含まれるプログラムを実行する。また、この情報処理装置1は、光ディスク、半導体メモリカード及びHDDへの情報の記録を行う。このような情報処理装置1は、情報の処理結果を、画像表示装置、音声出力装置及びネットワーク上のコンピュータ(それぞれ図示省略)に出力する。
このような情報処理装置1は、図1に示すように、外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3とを備えて構成されている。
外装筐体2は、合成樹脂製の筐体であり、上部を形成するアッパーケース21と、下部を形成するロアーケース22とを備えている。
このうち、アッパーケース21は、略半円柱状に形成され、正面側には、光ディスクを挿抜するためのディスク挿入口211が形成されている。
ロアーケース22は、略半円筒状と略直方体形状とを組み合わせた形状に形成されている。このロアーケース22の正面側には、前述のコントローラを接続するための端子を露出させる開口221が形成されている。また、このロアーケース22におけるアッパーケース21側とは反対側の面と、側面222には、設置面に設置されるゴム製の脚部223が設けられている。更に、当該側面222には、HDDユニット4を装置本体3に取り付けるための開口224が形成されており、当該開口224は、蓋部材(図示省略)により閉塞される。
図2は、装置本体3の構成の一部を示す縦断面図である。詳述すると、図2は、HDDユニット4と、装置本体3の収納部31及びコネクタ32とを示す縦断面図である。
装置本体3は、本発明の電子機器本体に相当し、詳しい図示を省略したが、情報処理装置1全体の制御及び前述の情報処理を行う回路基板である制御装置と、当該制御基板による制御下で駆動するディスク装置と、これら各装置を冷却する冷却装置と、駆動電力を供給する電源装置とを備えている。また、装置本体3には、図2に示すように、開口224に接続され、かつ、HDDユニット4を収納する収納部31が設けられている。
図3は、HDDユニット4を示す斜視図である。なお、HDD5については、二点鎖線にて示している。
HDDユニット4は、図3に示すように、情報を記録するHDD(ハードディスクドライブ装置)5と、当該HDD5を保持するホルダ6とを備えている。
このうち、HDD5は、本実施形態では、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格に準拠した接続端子であるコネクタ(信号入出力用コネクタ及び電源コネクタ)51(図2参照)を有する2.5インチ型のHDDとして構成されている。このHDD5は、コネクタ51が設けられた側が、挿入方向A1側となるように、ホルダ6に固定される。なお、HDD5のコネクタは、コネクタ32との対応が取れていれば、ATA(Advanced Technology Attachment)規格等、他の規格に準拠したものでもよく、また、HDD5のサイズは、2.5インチ型に限らず、3.5インチ型でも他のサイズでもよい。
図4は、ホルダ6を示す平面図である。
ホルダ6は、収納部31の断面形状に合わせた断面視略逆台形状を有する箱型部材であり、板金を折曲加工することで形成されている。このホルダ6は、図4に示すように、ホルダ本体7と、当該ホルダ本体7にスライド自在に取り付けられるスライダ8とを備えている。
ホルダ本体7は、HDD5の底面に対向し、かつ、挿入方向A1に沿う底面部71と、当該HDD5の側面を覆う一対の側面部72と、HDD5のコネクタ51側とは反対側の面を覆う平坦な正面部73とを備えている。そして、ホルダ本体7における平面側、及び、背面側には、開口が形成されており、当該開口を介してホルダ本体7にHDD5が取り付けられる。また、当該開口を介して、HDD5のコネクタ51が背面側に露出する。
このうち、一対の側面部72は、それぞれ起立方向の先端側に向かうに従って、底面部71の外側に向かって傾斜した形状を有している。
ガイドレール711は、挿入方向A1に沿って、底面部71における収納部31に対向する側に突出するように形成されている。これらガイドレール711は、収納部31のガイド溝に嵌り込み、ホルダ6の収納部31へのスライドを案内する。
4つの支持部713は、底面部71から切り起こして形成され、HDD5の底面を支持する。これら支持部713は、各起立部712から底面部71の中央寄りの位置に、HDD5に対向する側に突出するように形成されている。
押さえ部714は、底面部71に沿って配置されたスライダ8が、当該底面部71から外れないように押さえる。
スライダ8は、ホルダ本体7、ひいてはホルダ6を装置本体3に固定するものであり、底面部71に沿ってスライド自在にホルダ本体7に取り付けられている。このスライダ8は、底面部71に沿って配置される板状のスライド部81と、当該スライド部81における抜き方向A2側の端部から、HDD5から離間する側に、スライド部81に対して直角に延出するフランジ部82とを備えている。
このうち、フランジ部82には、当該フランジ部82を貫通する長孔821が形成されている。この長孔821は、幅方向A3が長手方向となるように形成されている。そして、この長孔821は、ホルダ本体7を装置本体3に固定する際に、収納部31のねじ孔3141に螺合するねじSが挿通する。
これらガイド溝9A〜9Cは、傾斜部9A1,9B1,9C1と、これら傾斜部9A1〜9C1の挿入方向A1側の端部から延出する延出部9A2,9B2,9C2と、当該傾斜部9A1〜9C1の抜き方向A2側の端部から延出する延出部9A3,9B3,9C3とを有している。
より詳しくは、コネクタ32,51が互いに接続され、かつ、スライダ8が固定位置にあるときに、ボス74A〜74Cが、それぞれ傾斜部9A1〜9C1における挿入方向A1及び幅方向A3の中央に位置するように、当該傾斜部9A1〜9C1は設計されている。このため、コネクタ32,51の累積公差によるばらつきにより、HDD5及びホルダ本体7の位置が、収納部31における奥側(挿入方向A1側)又は手前側(抜き方向A2側)に位置している場合でも、スライダ8が固定位置にある場合には、ボス74A〜74Cは、傾斜部9A1〜9C1内に位置するように設定され、固定されたスライダ8に対するホルダ本体7及びHDD5のスライド(抜き方向A2及び幅方向A3へのスライド)を規制する。なお、このようなスライダ8の規制については、後に詳述する。
延出部9A2〜9C2,9A3〜9C3は、それぞれ、HDDユニット4を収納部31内に収納する際に、スライダ8を操作させることを使用者に認識させるためのものである。すなわち、図5に示すように、ホルダ本体7に対してスライダ8が挿入方向A1側に位置する場合には、スライダ8の長孔821(図3)と、装置本体3のねじ孔3141(図2)との位置が合わないため、図6に示すように、当該スライダ8を引き出した上で、HDDユニット4を収納部31に収納させる操作を、使用者に認識させる。また、HDDユニット4を収納部31に収納し終えた場合には、図4において示したように、引き出したスライダ8をホルダ本体7に対して押し込み、フランジ部82を延出部314に当接させてねじSにより固定させる操作を、使用者に認識させる。
延出部9A2,9A3,9B2,9B3は、それぞれの内径(幅方向A3の寸法)がボス74A,74Bの外径と略同じとなるように形成され、延出部9C2,9C3は、それぞれの内径がボス74Cの外径より僅かに大きくなるように形成されている。すなわち、延出部9A2,9A3,9B2,9B3の内径は、ボス74A,74Bの設計上の外径と、ボス74A,74B及びガイド溝9A,9Bの加工精度上の最小クリアランスとを加算した寸法に設定されている。また、延出部9C2,9C3の内径は、ボス74Cの設計上の外径と、ボス74C及びガイド溝9Cの加工精度上の最小クリアランスと、ガイド溝9A〜9C及びボス74A〜74Cの累積公差とを加算した寸法に設定されている。
従って、これらガイド溝9A〜9Cのうち、ボス74Aの設計上の外径と、ボス74A及びガイド溝9Aの加工精度上の最小クリアランスとを加算した寸法を内径として有するガイド溝9Aが、スライダ8及びホルダ本体7の相対的なスライドにおける基準のガイド溝となる。
図7は、スライダ8が固定位置にある場合のボス74Aとガイド溝9Aとの位置関係を示す模式図である。具体的に、図7における中央には、収納部31における設計時のホルダ本体7の位置にホルダ本体7が位置する場合のボス74Aとガイド溝9Aとの位置関係が実線にて示されている。また、図7における左側及び右側には、コネクタ32,51の累積公差によるばらつきにより、設計センター位置よりホルダ本体7が挿入方向A1側及び抜き方向A2側に位置する場合のボス74Aとガイド溝9Aとの位置関係が、それぞれ二点鎖線及び破線にて示されている。
前述のように、スライダ8のフランジ部82と収納部31の延出部314とが当接して、当該スライダ8を固定位置に配置させた場合、ボス74A〜74Cは、各傾斜部9A1〜9C1内に位置している。
このようにして、HDD5及びホルダ本体7のスライダ8に対するスライドが規制されるので、コネクタ32,51の寸法公差の範囲内での累積公差によるばらつきに依らずに、スライダ8が固定される装置本体3からのHDD5及びホルダ本体7の抜けを防止することができる。
(1)スライダ8をガイド溝9A〜9Cに沿ってスライドさせることで、コネクタ32,51の寸法公差の範囲内での累積公差によるばらつきに関らず、当該スライダ8のフランジ部82を収納部31の延出部314に当接させて、スライダ8を固定位置に配置させることができる。この際、ホルダ本体7のボス74A〜74Cは、各傾斜部9A1〜9C1内に位置するので、スライダ8を装置本体3に固定した場合には、ホルダ本体7及びHDD5の抜き方向A2及び幅方向A3のスライドを規制することができる。また、傾斜部9A1〜9C1の傾斜方向へのホルダ本体7及びHDD5のスライドは、コネクタ32,51同士の接続により規制することができる。従って、コネクタ32,51の累積公差によるばらつきに関らず、スライダ8のフランジ部82を収納部31内に、簡易かつ適切に固定することができる。また、スライダ8を固定した際には、ホルダ本体7及びHDD5が、スライダ8及び収納部31に対してスライドして装置本体3から脱落してしまうことを防ぐことができる。
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、ホルダ本体7の底面部71には、3つのボス74A〜74Cが形成され、スライダ8には、3つのガイド溝9A〜9Cが形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、ボス及び当該ボスが挿通するガイド溝の数は、適宜設定してよい。
Claims (8)
- 開口を有する電子機器本体と、ハードディスクドライブ装置と、前記ハードディスクドライブ装置を保持して、前記開口内に収納されるホルダとを備えた電子機器であって、
前記ハードディスクドライブ装置は、
前記開口への前記ホルダの挿入方向先端側に接続端子を有し、
前記電子機器本体は、
前記開口内における前記挿入方向先端側に前記接続端子と前記挿入方向に沿って接続される接続部と、
前記開口の外側に設けられ、前記ホルダを固定する固定部とを有し、
前記ホルダは、
前記挿入方向に沿う底面部、及び、前記底面部から起立し、かつ、前記ハードディスクドライブ装置を固定する起立部を備えるホルダ本体と、
前記底面部に沿ってスライド自在に前記ホルダ本体に設けられ、かつ、前記固定部に固定されるスライダとを有し、
前記底面部は、前記スライダに対向する方向に突出するボスを有し、
前記スライダは、前記ボスが挿通し、当該スライダのスライドを案内するガイド溝を有し、
前記ガイド溝は、前記挿入方向に対して傾斜した傾斜部を有し、
前記ボスは、前記スライダが前記固定部にて固定される位置にあるときに、前記傾斜部に位置することを特徴とする電子機器。 - 電子機器本体の開口内に設けられた接続部に当該開口への挿入方向先端側で接続される接続端子を有するハードディスクドライブ装置を保持して、前記開口内に収納されるホルダであって、
当該ホルダの前記開口への挿入方向に沿う底面部、及び、前記底面部から起立し、かつ、前記ハードディスク装置を固定する起立部を備えるホルダ本体と、
前記底面部に沿ってスライド自在に前記ホルダ本体に設けられ、かつ、前記電子機器本体に固定されるスライダとを有し、
前記底面部は、前記スライダに対向する方向に突出するボスを有し、
前記スライダは、前記ボスが挿通し、当該スライダのスライドを案内するガイド溝を有し、
前記ガイド溝は、前記挿入方向に対して傾斜した傾斜部を有し、
前記ボスは、前記スライダが前記電子機器本体に固定される位置にあるときに、前記傾斜部に位置することを特徴とするホルダ。 - 請求項2に記載のホルダにおいて、
前記底面部は、前記ボスを複数有し、
前記スライダは、前記ガイド溝を複数有することを特徴とするホルダ。 - 請求項3に記載のホルダにおいて、
前記複数のガイド溝のうちの第1ガイド溝及び第2ガイド溝の前記各傾斜部の内径は、前記第1ガイド溝及び前記第2ガイド溝をそれぞれ挿通する前記ボスの設計上の外径と、当該ボス及び前記ガイド溝の加工精度上の最小クリアランスとを加算した寸法であることを特徴とするホルダ。 - 請求項3又は請求項4に記載のホルダにおいて、
前記複数のガイド溝は、
前記傾斜部における前記挿入方向側及び当該挿入方向とは反対方向側の少なくとも一方の端部に接続され、かつ、前記挿入方向及び前記反対方向に沿って前記端部から離間する方向に延出する延出部を有することを特徴とするホルダ。 - 請求項5のいずれかに記載のホルダにおいて、
前記複数のガイド溝のうちの第3ガイド溝及び第4ガイド溝は、それぞれ前記挿入方向に沿う直線上に設けられ、
前記第3ガイド溝及び前記第4ガイド溝の前記各延出部の内径は、当該延出部を有する前記ガイド溝を挿通する前記ボスの設計上の外径と、当該ボス及び前記ガイド溝の加工精度上の最小クリアランスとを加算した寸法であることを特徴とするホルダ。 - 請求項6に記載のホルダにおいて、
前記第3ガイド溝及び前記第4ガイド溝のうちのいずれか一方の前記傾斜部の寸法は、当該ガイド溝を挿通する前記ボスの設計上の外径と、当該ボス及び前記ガイド溝の加工精度上の最小クリアランスとを加算した寸法であり、いずれか他方の前記傾斜部の内径は、前記一方の傾斜部の寸法に、前記複数のボス及び前記複数のガイド溝の累積公差を加算した寸法であることを特徴とするホルダ。 - 請求項2から請求項7のいずれかに記載のホルダにおいて、
前記傾斜部は、前記挿入方向に対して略45°傾斜していることを特徴とするホルダ。
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