JP2007141686A - ロック構造及び子基板の親基板への装着方法 - Google Patents

ロック構造及び子基板の親基板への装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低背化を実現しつつ、子基板と親基板との確実なロックを実現することのできるロック構造を提供する。
【解決手段】子基板の一端部以外の端部に装着されるロック部材を備え、一端部がカードエッジコネクタに挿入された子基板を、一端部側を中心にして回動して、子基板に装着されたロック部材を、固定部材に固定することにより、子基板を親基板に略平行な状態に保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、子基板を親基板に電気的に接続するカードエッジコネクタと共に用いられ、子基板を親基板に保持するためのロック構造及び子基板を親基板に装着する方法に関する。
メモリモジュールその他のカード(子基板)を回路基板(親基板)に電気的に接続するためのカードエッジコネクタとともに用いられ、カードを回路基板に保持する構造としては、例えば特許文献1に示すラッチがある。
このラッチは、回路基板に実装されるカードエッジコネクタとは別個に設けられ、回路基板において、カードエッジコネクタと対向する位置に実装される。このラッチは、カードの長手方向端部に相当する位置において、いったん上方に突出した後に、カードエッジコネクタ側へ延びるように形成、配置されたラッチ部を備えている。
カードは、コンタクトが設けられた一端部をカードエッジコネクタに挿入され、この一端部側を中心に回転させることにより、他端部側がラッチ部に誘い込まれ、内部に係止される。これにより、カードは、上方への移動が規制され、回路基板と略平行な状態でロックされる。
特開2004−235142号公報
しかしながら、上述のラッチにおいては、カードの誘い込みとロックを実現するために、ラッチ部の位置を、ロックした後のカードの上面位置より高く設定する必要があった。このため、ラッチの低背化は困難であった。これは、カードエッジコネクタとラッチが一体となったコネクタでも同様である。
さらに、上述のラッチのようにラッチ部によりカードを係止する構造においては、ラッチ部内へカードを嵌め込むとき、及び、取り外すときに、カードとラッチ部とが互いに摺動する。このため、カードが傷ついたり、カードとラッチ部との摺擦によりカードから生じた粉状物、片状物により接触不良が発生することがあった。
また、ラッチを小型化すると、以下に述べるように、カードの挿入性とロック強度を両立させることが困難となるとともに、カードの挿入力が高くなるおそれが強い。まず、カード挿入性を高めるためには、例えば、ラッチ部にカードを誘い込むための傾斜面を形成する場合がある。しかし、傾斜面を設けたとしても、ラッチを小型化したことにより、カードとの摺動によるラッチ部の変形量が小さくなるため、カードをラッチ内に挿入するための力が大きくなり、挿入性が低下する。また、カードのロック強度については、これを高めるためにラッチ部を構成するばねの強度を高めることが考えられる。しかし、ラッチの小型化によりラッチ部の長さを十分確保することができないため、カードをラッチ内に挿入するための力が大きくなってしまう。このようにカードの挿入力が大きくなると、カードの挿入及び取り外しのときに、カードに不要な負荷がかかり、カードの変形や破損の原因となる。
さらにまた、従来のラッチでは、カードのカードエッジコネクタへの挿入が完了するまで、ラッチとカードとを接地させることができなかった。このため、作業者や、カード及び回路基板が装着されるアプリケーションが帯電した状態で、手作業等により子基板の装着した場合に、子基板が電気的損傷を受ける虞があった。
上記課題を解決するために、本発明のロック構造は、親基板に実装されたカードエッジコネクタに一端部が挿入される子基板を保持するためのロック構造であって、子基板の一端部以外の端部に装着されるロック部材を備え、一端部がカードエッジコネクタに挿入された子基板を、一端部側を中心にして回動して、子基板に装着されたロック部材を、固定部材に固定することにより、子基板を親基板に略平行な状態に保持することを特徴としている。
上記ロック部材は、子基板の複数の位置に装着することができる。
上記ロック部材は、本体部から互いに略平行に延びる保持部と腕部を備え、保持部と腕部とにより一端部以外の端部を挟着することにより、子基板に装着するとよい。
上記固定部材は、親基板に実装したものであってもよいし、親基板の部材の一部を用いても良い。さらに、親基板及び子基板が装着されるアプリケーションの部材の一部を用いることもできる。また、固定部材は、親基板とは別個の基板に実装することもできる。
上記ロック部材は、本体部と、この本体部と略平行に延びるばね部と、を備え、固定部材は平板状の支持部を備え、本体部とばね部により支持部を挟着することにより、子基板を親基板に保持することができる。
本発明の装着方法は、上記子基板の一端部を、親基板に実装されたカードエッジコネクタに挿入する工程と、子基板の一端部以外の端部にロック部材を装着する工程と、子基板の一端部がカードエッジコネクタに挿入された子基板を、一端部側を中心にして回動して、子基板に装着されたロック部材を固定部材に固定して、子基板を親基板に対して略平行な状態とする工程と、を備えることを特徴としている。
本発明によると、一端部がカードエッジコネクタに挿入された状態の子基板に装着されたロック部材を、親基板に対して固定することにより、子基板を親基板に対して略平行な状態に保持することができる。したがって、子基板を誘い込むための部材を必要とせず、かつ、子基板を親基板にロックした後で、子基板の上面より高い位置に子基板の上方への移動を規制する部材を配置する必要がない。このため、低背化を実現することができるとともに、子基板と親基板との確実なロックを実現することができる。
また、子基板の交換時に子基板に摺擦する、従来のラッチのような部材がないため、子基板へのダメージがなく、接触不良の発生を抑止できる。さらに、子基板の挿入力を低減できるとともに、子基板へ負荷(応力)がかかることを防止できる。
また、グランド部が形成された子基板及び金属製のロック部材を用いた場合は、子基板の交換作業中においても接地させることができるため、子基板が電気的損傷することを抑止できて好ましい。
さらに、親基板上に実装する必要があるのは固定部材又はそれに相当する部材のみですむため、従来のラッチに比べて、親基板上でロック構造のための実装占有面積を低減することができる。また、固定部材は金属以外の材料でも形成できるため、配線禁止領域を低減することができる。
以下、本発明にかかる実施形態を図面を参照しつつ詳しく説明する。
本実施形態にかかるロック構造10は、メモリモジュールその他のカード(子基板)40を回路基板(親基板)50に電気的に接続するカードエッジコネクタ60と共に用いられるものであって、ロック部材20と固定部材30とを2個ずつ備える。カード40は、その後方端部(一端部)41(図5)がカードエッジコネクタ60に挿入され、後方端部41と対向する前方端部(他端部)42にロック部材20が装着された状態(図1(a))から、後方端部41側を中心にしてカード40を親基板50に向かって回動し、ロック部材20を固定部材30に固定することにより、カード40を回路基板50に略平行な状態に保持(ロック)することができる(図1(b))。
図2に示すロック部材20は、本体部21、腕部22、23、保持部24、及び、ばね部25を備え、例えば、りん青銅(Cu−Sn系銅合金)、ベリリウム銅(Cu−Be系銅合金)、チタン銅(Cu−Ti系銅合金)、コルソン系銅合金(Cu−Ni−Si系銅合金)その他の銅合金やステンレス鋼の順送金型によるスタンピング成形により形成し、その表面に、例えば、金、銅−錫、又は、錫−鉛によるめっき処理を施したものである。カード40に装着されたときにカード40の厚さ方向(図5のD方向)に延びる本体部21の上部両端からは、腕部22、23が、同一面内においてカード40の長手方向(図5のL方向)に沿って互いに平行に延設されている。本体部21の下部中央からは、腕部22、23と平行な面内においてカード40の長手方向に沿って保持部24が延設されている。保持部24の長手方向略中央には、腕部22、23側へ突出する係合凸部241が設けられている。本体部21の上部中央からは、本体部21とともに側面視略U字状となり、本体部21と略平行に延びるばね部25が設けられている。また、ばね部25の本体部21側の面の下方には、本体部21側へ突出するロック凸部251が設けられている。
本体部21、ばね部25、腕部22、23、及び保持部24は、先端に誘い込み部を形成したり、先端に行くほど板厚が小さくなるようなテーパー形状となっていることが好ましい。このような形態とすることにより、本体部21とばね部25との間へ固定部材30の支持部32を誘い込みやすくなり、腕部22、23と保持部24との間へカード40を誘い込みやすくなる。上述のように、腕部22、23をばね部25の両側に形成すると、ロック部材20のための材料取りにおいて有利である。なお、ロック部材20は樹脂を成形することにより形成することもできる。
また、ロック部材20は、複数個を一体にした形態でもよい。そのような形態としては、例えば、絶縁体からなるホルダーに複数個のロック部材20を嵌入又は圧入することもできる。これらのうち嵌入する形態では、ホルダーは複数個のロック部材20から着脱可能であって、カード40へのロック部材20の挟着時には保持治具として機能して、ロック部材20のカード40への装着作業を容易にすることができ、装着が終了したところでロック部材20から分離することができる。これに対して、圧入する形態では、ホルダーは複数個のロック部材20と一体化されており、カード40へのロック部材20の挟着時に保持治具として機能するだけでなく、ロック部材20のカード40への装着後は、ロック部材20を外部から絶縁することができる。
また、保持部24を腕部22、23の一方より幅広に形成すると、ロック部材20をカード40に対して安定して装着させることができるため好ましい。上述のロック部材20では2本の腕部22、23を設けたが、カード40に対する装着状態が安定していれば、その本数、その幅の大小関係は任意に設定することができる。
図3に示す固定部材30は、実装部31及び支持部32を側面視略L字状に形成したものである。この固定部材30は、例えば、りん青銅(Cu−Sn系銅合金)、ベリリウム銅(Cu−Be系銅合金)、チタン銅(Cu−Ti系銅合金)、コルソン系銅合金(Cu−Ni−Si系銅合金)その他の銅合金やステンレス鋼の順送金型によるスタンピング成形により形成し、その表面に、例えば、金、銅−錫、又は、錫−鉛によるめっき処理を施してなるものである。
実装部31には、その幅方向中央に上方に突出した凸部311が形成されている。固定部材30は、実装部31の上面を吸着して、実装部31の下面を回路基板50の上面にはんだ付けすることにより実装される。このとき、実装部31に凸部311が形成されているため、実装部31の強度を高めることができるとともに、実装後の剥離強度も向上させることができる。
平板状の支持部32は、固定部材30が回路基板50上に実装されたときに、実装部31の端部から略直角に立ち上がるように形成されている。支持部32には、支持部32を本体部21及びばね部25で挟着したときにロック凸部251を受容することのできる貫通したロック孔部321が穿設されている。
なお、支持部32は、先端に行くほど板厚が小さくなるようなテーパー形状を備えていることが好ましい。テーパー形状とすることにより、本体部21とばね部25との間へ支持部32を誘い込みやすくなる。また、ロック孔部321は、ロック凸部251を受容できれば、有底の凹部でもよい。また、固定部材30は、複数個を一体にしたものでもよく、略中央部に吸着面を設けると実装作業上好ましい。固定部材30は、カードエッジコネクタ60が実装された基板(回路基板50)とは別な基板や、アプリケーションの一部に実装されてもよく、さらには、ロック部材20を保持できれば、固定部材30に代えて、回路基板50上のほかの部材、カード40及び回路基板50が装着されるアプリケーションの筐体の一部、回路基板50及びカード40以外の基板を用いることもできる。
ロック部材20、及び、対応する固定部材30は、必要とするロック強度や、耐落下衝撃性に応じて、カード40及び回路基板50に対して、任意の位置に、任意の個数だけ、任意の間隔で配置することができる。上述の実施形態では、ロック部材20を前方端部42の両端に一つずつ配置したが、ロック部材20と固定部材30が対応していれば、例えば、ロック部材20を前方端部42の中央に一つだけ配置してもよいし、3つ以上配置してもよい。また、後方端部41及び前方端部42以外の端部や、下面45上に配置することもできる。
図4に示すカードエッジコネクタ60は、略直方体状の絶縁性のハウジング62と、ハウジング62の長手方向(図4における左右方向)に沿った2列状に取り付けられた複数のコンタクト64、65と、を備える。ハウジング62には、カード40を受容するための受容凹部66が、その前面から凹設されている。受容凹部66内には、ハウジング62の長手方向中央からずれた位置に、カード40の逆差しを防止するための突起部67が形成されている。ハウジング62は、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成される。
2列状のコンタクト64、65は、金属板を打ち抜き加工することにより形成され、ハウジング62の後方側からハウジング62に圧入固定され、受容凹部66内に先端が延出する。コンタクト64、65は、受容凹部66内にカード40が受容されたときに、カード40の上面44(図5参照)の後方端部41側に設けられた接触部(不図示)にコンタクト64が、カード40の下面45の後方端部41側に設けられた接触部(不図示)にコンタクト65が、それぞれ接触するように配置されている。ハウジング62の幅方向両端(図4における紙面直交方向)からはテール部68(図6参照)が外側へ延出しており、このテール部68を回路基板50にはんだ付けすることによりカードエッジコネクタ60は回路基板50に固定される。
図5に示すカード40は、例えば、Mini-PCI Express規格のカード、SO-DIMM(Small Outline Dual-in-line Memory Module)その他の周知のメモリモジュールであって、略平板状の形状を有している。カードエッジコネクタ60に挿入される後方端部41側の上面44及び下面45には、後方端部41の幅方向(同図のW方向)に並んだ複数の接触部(不図示)が設けられている。なお、接触部は周知形状であるため図示を省略している。後方端部41には、カード40がハウジング62内に挿入されたときに突起部67が嵌入する切り欠き部410が形成されている。後方端部41と対向する前方端部42の幅方向両端部には、カード40を厚さ方向に貫通する係合孔部46、47が、それぞれ設けられている。
つづいて、カード40の回路基板50への装着手順について、図6〜図8を参照しつつ説明する。まず、カードエッジコネクタ60及び固定部材30を回路基板50上に実装する。カードエッジコネクタ60は、テール部68を所定位置にはんだ付けすることにより、回路基板50上に固定する。固定部材30は、カード40の前方端部42側に装着されたロック部材20に対応する位置に、実装部31を回路基板50上にはんだ付けすることにより、回路基板50上に固定する(図6)。
一方、カード40の前方端部42の両端部にはロック部材20が装着される。ロック部材20は、腕部22及び腕部23と、保持部24と、で前方端部42を挟着するとともに、係合凸部241がカード40の係合孔部46、47内に嵌入することにより、カード40に固定される(図7、図8(c))。
なお、ロック部材20のカード40への装着は、カード40をカードエッジコネクタ60へ挿入する前でもよいし、挿入後であってもよい。また、腕部22及び腕部23と、保持部24との間隔を調整し、又は、ロック部材20を構成する材料の変更により、ロック部材20を、カード40に対して自由度を持って装着させると、ロック部材20と固定部材30との位置ズレを容易に吸収させることができる。また、ロック部材20は、例えばはんだ付けにより、カード40に固定してもよい。あるいはカード40に係合孔部46、47が形成されていない状態では、腕部22、23と保持部24との弾性力(カード40を挟持する力)で保持させてもよく、この場合においても、固定部材と係合することでカード40を固定することができる。さらに、アプリケーションの部材の一部に一体に設けてもよい。
次に、後方端部41よりも前方端部42の方が回路基板50から離間した、回路基板50に対して傾いた状態で、カード40の後方端部41をハウジング62内へ挿入する(図8(a))。このとき、後方端部41は、コンタクト64の列とコンタクト65の列とで挟まれるように挿入される。これにより、後方端部41の上面44側に設けた接続部がコンタクト64と、下面45側に設けた接続部がコンタクト65と、それぞれ電気的に接続される。このときはまだ、カード40は回路基板50に対して回動可能な非ロック状態である。なお、カード40の挿入の際には、カードエッジコネクタ60に形成された突起部67がカード40に形成された切り欠き部410に入り込む。よって、カード40を上下面逆さまにして挿入したとしても、突起部67及び切り欠き部410は幅方向中央からずれた位置に形成されているため、突起部67が切り欠き部410に入り込まず、カード40の逆差しを防止することができる。
つづいて、後方端部41側を中心として、前方端部42側を回路基板50へ近づけるように、カード40と回路基板50とが略平行となるまで、カード40を回動する。この間、まず、本体部21とばね部25との間に支持部32が挿入される。カード40をさらに回動すると、支持部32に設けたロック孔部321内に、ばね部25からカードエッジコネクタ60側へ突出するロック凸部251が嵌入し、ロック部材20と固定部材30とが係合される。このとき、カード40と回路基板50とは互いに平行となる。さらに、ロック部材20の弾性力により、支持部32が本体部21とばね部25とで挟持され、かつ、ロック凸部251がロック孔部321内に保持される。これにより、カード40が回路基板50に対してロックされて、カード40の移動が規制される(図8(b)、(c))。以上により、カード40の回路基板50への装着が完了する。
ロック部材20と固定部材30が係合することによるロック状態は、ばね部25を本体部21から離間するように引きつつ、ロック部材20及び前方端部42を回路基板50から離間する方向に持ち上げることにより、解除することができる。
また、ばね部25の弾性力や、ロック凸部251とロック孔部321との係合する寸法を調整することにより、ロック状態からカード40の前方端部42を引き上げることで解除させることも可能である。
以上のように、本実施形態のロック構造では、後方端部41がカードエッジコネクタ60に挿入された状態のカード40を回動して、カード40に装着されたロック部材20を、回路基板50の固定部材30に対して固定することにより、カード40を回路基板50に対して略平行な状態に保持(ロック)することができる。したがって、カード40を誘い込むための部材が必要でなく、かつ、カード40を回路基板50にロックした後で、カード40の上面44より高い位置にカード40の移動を規制する部材を配置する必要がない。このため、低背化、及び、カード40と回路基板50との確実なロックを同時に実現することができる。
また、従来のラッチのように、カード40の交換時にカード40に摺擦する部材がないため、カード40へのダメージがなく、接触不良の発生を抑止できる。さらに、カード40の挿入力を低減できるとともに、カード40へ負荷(応力)がかかることを防止できる。
カード40としてMini-PCI Express規格のもののようにグランド部が形成されているものを用い、ロック部材20を金属で形成した場合は、カード40の交換作業中に接地させることができる。
さらに、回路基板50上に実装する必要があるのは固定部材30又はそれに相当する部材のみですむため、従来のラッチに比べて、回路基板50上でロック構造のための実装占有面積を低減することができる。また、固定部材30は金属以外の材料でも形成できるため、配線禁止領域を低減することができる。
また、本実施形態にかかるロック構造は、後方端部41及び前方端部42の長さの方が、これらを結ぶ距離より長い横長タイプのカード40に適用できることはもちろん、従来のラッチでは対応が困難であった縦長タイプにも容易に適用することができる。従来のラッチでは、ラッチの外形拡大によるコスト増大、スペース上の問題、リフロー時のアライメント管理、実装機対応の可否その他の問題があったが、本実施形態にかかるロック構造ではこのような問題がないからである。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
本発明の実施形態に係るロック構造の構成を示す斜視図であって、(a)は非ロック状態を、(b)はロック状態を示す図である。 (a)は本発明の実施形態に係るロック部材の構成をばね部側前方から見た斜視図、(b)は保持部側下方から見た斜視図である。 (a)は本発明の実施形態に係る固定部材の構成を実装部側後方から見た斜視図、(b)は支持部側前方から見た斜視図である。 (a)は本発明の実施形態に係るカードエッジコネクタの構成を示す正面図、(b)はその背面図である。 本発明の実施形態に係るカード40の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る回路基板にカードエッジコネクタ及び固定部材を装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るカードにロック部材を装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るカードを回路基板にロックするまでの工程を示す図であって、(a)は非ロック状態を示す側面図、(b)はロック状態を示す側面図、(c)はロック凸部及びロック孔部を通る拡大縦断面図である。
符号の説明
10 ロック構造
20 ロック部材
21 本体部
22 腕部
23 腕部
24 保持部
25 ばね部
30 固定部材
31 実装部
32 支持部
40 カード(子基板)
41 後方端部(一端部)
42 前方端部(他端部)
50 回路基板(親基板)
60 カードエッジコネクタ

Claims (9)

  1. 親基板に実装されたカードエッジコネクタに一端部が挿入される子基板を保持するためのロック構造であって、
    前記子基板の前記一端部以外の端部に装着されるロック部材を備え、
    前記一端部が前記カードエッジコネクタに挿入された前記子基板を、前記一端部側を中心にして回動して、前記子基板に装着された前記ロック部材を、固定部材に固定することにより、前記子基板を前記親基板に略平行な状態に保持することを特徴とするロック構造。
  2. 前記ロック部材は、前記子基板の複数の位置に装着される請求項1記載のロック構造。
  3. 前記ロック部材は、本体部から互いに略平行に延びる保持部と腕部を備え、前記保持部と前記腕部とにより前記一端部以外の端部を挟着することにより、前記子基板に装着される請求項1又は請求項2記載のロック構造。
  4. 前記固定部材は前記親基板に実装されている請求項1〜3のいずれか1項記載のロック構造。
  5. 前記固定部材は前記親基板の部材の一部である請求項1〜3のいずれか1項記載のロック構造。
  6. 前記固定部材は、前記親基板及び前記子基板が装着されるアプリケーションの部材の一部である請求項1〜3のいずれか1項記載のロック構造。
  7. 前記固定部材は、前記親基板とは別個の基板に実装されている請求項1〜3のいずれか1項記載のロック構造。
  8. 前記ロック部材は、本体部と、この本体部と略平行に延びるばね部と、を備え、前記固定部材は平板状の支持部を備え、前記本体部と前記ばね部により前記支持部を挟着することにより、前記子基板を前記親基板に保持する請求項1〜7のいずれか1項記載のロック構造。
  9. 子基板の一端部を、親基板に実装されたカードエッジコネクタに挿入する工程と、
    前記子基板の前記一端部以外の端部にロック部材を装着する工程と、
    前記子基板の一端部が前記カードエッジコネクタに挿入された前記子基板を、前記一端部側を中心にして回動して、前記子基板に装着された前記ロック部材を固定部材に固定して、前記子基板を前記親基板に対して略平行な状態とする工程と、
    を備えることを特徴とする子基板の親基板への装着方法。
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