JP2009012819A - 包装材料及びこの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用に供される形態として巻取り原反とする場合、両側端をきれいに揃えた状態でロール状に巻き取ることができる包装材料及びこの製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係る包装材料1は、長尺なシート本体2に対し、長手方向に沿って帯状に延びる襞部3を幅方向の少なくとも一箇所に備え、襞部3がシート本体2と重なる部分の厚みに対応して、シート本体2のうち、襞部3の基端から襞部3とは反対側に、襞部3と平行する帯状の厚み調整部4が設けられる。具体的には、所定幅の折返部5が形成されるよう、長尺なシート素材1aが幅方向に折り込まれ、折返部5によってシート素材1aが重なる部分を襞部3に相当する部分を除いて一体化することにより、襞部3と共に厚み調整部4が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、包装材料及びこの製造方法に関し、詳しくは、連続供給のために長尺となっており且つ長手方向に沿って帯状に延びる襞部を備える包装材料及びこの製造方法に関し、例えばピロー包装機用の包装材料に適している。
この種の包装材料として、ピロー包装機用のものが特許文献1により公知となっている。かかる包装材料は、所定幅の山折り部が形成されるよう、長尺なシート素材を幅方向に折り込み、該山折り部をヒートシール等した上で襞部とするものであり、例えば、幅方向の四箇所に襞部を形成することにより、物品や食品をピロー包装した際、包装体があたかもサイドガセット付きの包装袋を呈するようにするものである。
特開2007−8512号公報
しかしながら、上記包装材料は、ピロー包装機にかけられる前(使用に供される前)は、ロール状に巻き取って巻取原反として保管されることが一般的であるが、襞部のない平滑な通常の包装材料と違い、襞部によって厚みに局所的な偏りが生じるため、巻取り安定性が欠け、両側端をきれいに揃えた状態でロール状に巻き取ることが難しい。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、ピロー包装機用の包装材料としてのみならず、広く一般的な包装材料を対象とするものではあるが、包装材料が何れの用途であっても、使用に供される形態として巻取原反とする場合には、両側端をきれいに揃えた状態でロール状に巻き取ることができる包装材料及びこの製造方法を提供することを課題とするものである。
本発明に係る包装材料は、上記課題を解決すべくなされたもので、長尺なシート本体に対し、長手方向に沿って帯状に延びる襞部を幅方向の少なくとも一箇所に備える包装材料において、襞部がシート本体と重なる部分の厚みに対応して、シート本体のうち、襞部の基端から襞部とは反対側に、襞部と平行する帯状の厚み調整部が設けられる。
かかる構成によれば、厚みが増す部分(増厚部)は、襞部のあるところに加え、厚み調整部のあるところとなるため、襞部だけの場合と比べて増厚部の幅が広くなり、その結果、厚みの局所的な偏りが緩和される。そして、そうなると、包装材料をロール状に巻き取る際、包装材料が幅方向に蛇行したり、斜行したり、あるいは、なだれ現象を起こして横ずれするといった不具合が無くなる(巻取り安定性が向上する)ため、使用に供される形態として巻取原反とする場合には、両側端をきれいに揃えた状態でロール状に巻き取ることが可能となる。
上記した従来の包装材料においても、襞部を幅の広いものとすることにより、巻取り安定性を高めることは可能である。しかしながら、襞部は、包装材料が包装体とされた状態で、包装体の外部構成となるものであり、ある程度のデザイン的な制約を受けるものであるから、襞部の幅が広くなり過ぎると、見栄えが悪くなり、ひいては商品価値を損ないかねない。即ち、従来の包装材料にあっては、外観デザイン性と巻取り安定性とは相反する概念であって、両立は困難であった。これに対し、本発明に係る包装材料は、襞部の幅の設定とは独立して、厚み調整部の幅の設定を自由に行うことができるため、外観デザイン性と巻取り安定性を両立させることができる。
ここで、本発明に係る包装材料は、所定幅の折返部が形成されるよう、長尺なシート素材が幅方向に折り込まれ、折返部によってシート素材が重なる部分を襞部に相当する部分を除いて一体化することにより、襞部と共に厚み調整部が形成される構成を採用することができる。
その場合、折返部の幅は、襞部の幅と厚み調整部の幅の和に相当するものであるのが好ましい。
また、本発明に係る包装材料は、一つの形態として、襞部は、幅方向の四箇所に設けられ、物品を収納する包装体を形成する際、内側の二つの襞部間におけるシート本体が包装体の正面部に充当され、外側の襞部及びこれと隣り合う内側の襞部間における各シート本体が包装体の側面部に充当され、外側の襞部の外側における各シート本体が包装体の背貼り部分を含めた背面部に充当される構成を採用することができる。
あるいは、別の形態として、襞部は、幅方向の三箇所に設けられ、物品を収納する包装体を形成する際、外側の一方の襞部及び内側の襞部間におけるシート本体が包装体の正面部に充当され、外側の他方の襞部及び内側の襞部間におけるシート本体と、外側の一方の襞部の外側におけるシート本体とが包装体の側面部に充当され、外側の他方の襞部の外側におけるシート本体が包装体の背面部に充当される構成を採用することができる。
あるいは、さらに別の形態として、襞部は、幅方向の二箇所に設けられ、物品を収納する包装体を形成する際、二つの襞部間におけるシート本体が包装体の正面部に充当され、襞部の外側における各シート本体が包装体の側面部及び背貼り部分を含めた背面部に充当される構成を採用することができる。
そして、包装材料の製造方法としては、適宜のものが考えられるが、その一つとして、長尺なシート本体に対し、長手方向に沿って帯状に延びる襞部を幅方向の少なくとも一箇所に備える包装材料の製造方法において、所定幅の折返部が形成されるよう、長尺なシート素材を幅方向に折り込み、折返部によってシート素材が重なる部分を幅方向の一端側を除いて一体化することにより、除かれた部分を襞部とし、しかも、一体化された部分が襞部の厚みに対応した厚み調整部となるようにする方法が挙げられる。
以上の如く、本発明によれば、厚み調整部を襞部に対応して設けることにより、襞部だけの場合と比べて増厚部の幅が広くなり、その結果、厚みの局所的な偏りが緩和されるため、巻取り安定性が向上し、使用に供される形態として巻取原反とする場合、両側端をきれいに揃えた状態でロール状に巻き取ることが可能となる。
以下、本発明に係る包装材料の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1(a)に示す如く、本実施形態に係る包装材料1は、ピロー包装機に対して連続供給するための長尺となっており、且つピロー包装機に対して連続供給する形態として、ロール状に巻き取って巻取原反とされる。また、本実施形態に係る包装材料1は、長尺なシート本体2に対し、長手方向に沿って帯状の襞部3を幅方向の四箇所に備えると共に、シート本体2のうち、襞部3の基端から襞部3とは反対側に、襞部3と平行する帯状の厚み調整部4(図中の網掛け部分)を備える。
そして、図1(a)のX部拡大図である同図(b)に示す如く、襞部3及び厚み調整部4がシート本体2と重なる部分(図中の襞部3は、斜めに傾斜し、シート本体2から離間しているが、通常はシート本体2から離間可能にしてシート本体2と重なっている)は、シート本体2の厚み(即ち、包装材料1に用いられる長尺なシート素材1aの厚み)よりも厚みが増す部分(増厚部)となっている。本実施形態においては、襞部3の幅が5mmであり、厚み調整部4の幅が10mmであるため、増厚部5の幅は、襞部3の幅と厚み調整部4の幅を足した15mmであり、また、増厚部5の厚さは、シート素材1aが三重に重なることで、シート素材1aの厚みの三倍である。
そして、同図(b)を概念的に示した同図(c)に示す如く、襞部3及び厚み調整部4は、シート素材1aを、折返部5が形成されるように(即ち、シート素材1aが幅方向の断面視でZ字状となるように)幅方向に折り込み、且つ、折返部5によってシート素材1aが三重に重なる部分を、襞部3に相当する部分を除いて熱溶着する(図中の領域6)ことにより、形成される。折返部5の幅は、襞部3の幅と厚み調整部4の幅の和に相当する。従って、一方の山折り部7で構成される襞部3は、シート本体2から突出した形態となる一方、他方の山折り部8で構成される厚み調整部4(熱溶着領域6と一致する部分)は、シート本体2のうち、襞部3が設けられている側のシート面とは反対面側にて、シート本体2と一体的に接合された形態となる。
尚、本実施形態においては、襞部3及び厚み調整部4を除いた部分のシート素材1aがシート本体2であり、これは決して幅方向に連続するものではない(即ち、襞部3及び厚み調整部4を除いた部分のシート素材1aだけに着目すれば、当該シート素材1aは襞部3の基端にて二つに分断されている)が、仮想的に連続したものとみなすことができ、また、本発明は、包装材料の幅方向に亘ってシート本体が物理的に連続するものと、仮想的に連続するものの、何れも意図する。
襞部3と共に厚み調整部4を形成するためには、公知の折込機を用いればよい。その折込機には、例えば、ガイドプレート基板と、その両側に設けられる内側にくの字に屈曲形成された折り返し案内板と、その折り返し案内板に対して外側から嵌入状態で配設される打ち込み板等を備えたものを用いることができる。
この場合、折り込み形態としては、図2(a)の状態から同図(b)に示す如く、襞部3の幅と厚み調整部4の幅の和に相当する幅(即ち、折返部5の幅)の山折り部を形成し、同図(c)に示す如く、それを寝かせることにより、シート素材1aを三重に重ねる形態や、図3(a)の状態から同図(b)に示す如く、シート素材1aを一方側に折り返し、同図(c)に示す如く、さらにそれを襞部3の幅と厚み調整部4の幅の和に相当する幅(即ち、折返部5の幅)を残して反対側に折り返すことにより、シート素材1aを三重に重ねる形態や、図4(a)の状態から同図(b)に示す如く、シート素材1aの一部をシート面に沿って折り込んでいき、同図(c)に示す如く、襞部3の幅と厚み調整部4の幅の和に相当する幅(即ち、折返部5の幅)にまで折り込みを到達させることにより、シート素材1aを三重に重ねる形態等、種々の形態を採り得る。
そして、折込機の下流側には、公知の溶着機を設ければよい。その溶着機は、例えば、加熱ローラと押えローラを備えたものであればよく、その両ローラ間に熱溶着領域6を通過させ、押圧力の作用下で加熱処理することによって、シート本体2と一体的に接合される厚み調整部4を連続的に形成することができる。
図5は、具体的な包装材料1の例を示す。当該包装材料1に用いられるシート素材1aとして430mmの幅のものを用い、折り込み前のシート素材1aは、同図(a)に示す如く、各部位に区画される。詳しくは、一方の側端から他方の側端にかけて、シート本体2(15mm幅の一方の背貼り部分を含めた一方の背面部):55mm、襞部3(外側の一方の襞部):5mm幅×2=10mm、厚み調整部4(外側の一方の厚み調整部):15mm幅×2=30mm、シート本体2(幅方向中間位置に谷折り線が設定される一方の側面部=一方のサイドガセット部):40mm、厚み調整部4(内側の一方の厚み調整部):15mm幅×2=30mm、襞部3(内側の一方の襞部):5mm幅×2=10mm、シート本体2(正面部):80mm、襞部3(内側の他方の襞部):5mm幅×2=10mm、厚み調整部4(内側の他方の厚み調整部):15mm幅×2=30mm、シート本体2(幅方向中間位置に谷折り線が設定される他方の側面部=他方のサイドガセット部):40mm、厚み調整部4(外側の他方の厚み調整部):15mm幅×2=30mm、襞部3(外側の他方の襞部):5mm幅×2=10mm、シート本体2(15mm幅の他方の背貼り部分を含めた他方の背面部):55mm、のそれぞれに区画される。
そのようなシート素材1aを適宜折り込むと、同図(b)のようになり、必要な箇所(四箇所に設けられる厚み調整部4に応じて四箇所の熱溶着領域6,…)を接合した後、ロール状に巻き取って巻取原反とされる。あるいは、同図(c)のように、さらに二つのサイドガセット部を谷折りにして包装材料1を折り畳んだ状態にしてから、ロール状に巻き取って巻取原反としてもよい。
このようにして形成された包装材料1は、ピロー包装機にかけられて、同図(d)に示す如く、内側の二つの襞部3,3間におけるシート本体2が正面部に充当され、外側の襞部3及びこれと隣り合う内側の襞部3間における各シート本体2が側面部に充当され、外側の襞部3の外側における各シート本体2が背貼り部分を含めた背面部に充当される包装体が形成される。尚、同図(c)、(d)において、熱溶着領域6が熱溶着された状態は記載していない。
ピロー包装機としては、一般に使用されているものを適用することができる。即ち、例えば、巻取原反を繰り出し自在に装着できるホルダ、巻取原反から繰り出されたシートを筒状に成形するためのフォーマ、物品を搬送するためのコンベヤ、背貼りを行うための縦シーラ、シートの前後を溶断シールするための横シーラ等を備えたピロー包装機であれば、包装材料1からピロー包装体を製造することができる。尚、包装材料1の供給方向(送り方向)については、包装材料1を横方向に送る横ピロー方式に限定されることなく、縦方向に送る縦ピロー方式であってもよい。
このような包装体にあって、襞部3は、包装体の外部構成となるものであり、エッジがすっきりとしたシャープな外観と剛性感のある見栄えがよくなる(外観デザイン性に優れる)。一方、厚み調整部4は、包装材料1が包装体とされた状態では、包装体の内部構成となるものであり、包装体となる前の、ロール状に巻き取って巻取原反とされる場合、襞部3だけの場合よりも増厚部の幅が拡張されることにより、巻取り安定性に優れる。
以上、本実施形態に係る包装材料1によれば、襞部3を設けることによる外観デザイン性と、厚み調整部4を設けることによる巻取り安定性とを両立させることができる。
尚、本発明に係る包装材料は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、シート本体2の幅方向の四箇所に襞部3を設ける例について説明したが、襞部3の数は四本に限定されない。即ち、図6に示す如く、襞部3が三本設けられる包装材料を用い、外側の一方の襞部3及び内側の襞部3間におけるシート本体2が正面部に充当され、外側の他方の襞部3及び内側の襞部3間におけるシート本体2と、外側の一方の襞部3の外側におけるシート本体2とが側面部に充当され、外側の他方の襞部3の外側におけるシート本体2が背面部に充当され、外側の一方の襞部3及び外側の他方の襞部3の外側における各シート本体2の側端部同士が包装体の角部に位置する状態で熱溶着等により接合され(いわゆる「サイド合わせ」)、それが他の襞部3と同様、包装体の角部における柱状部となる包装体であってもよいし、あるいは、図7に示す如く、襞部3が二本設けられる包装材料を用い、二つの襞部3,3間におけるシート本体2が正面部に充当され、襞部3の外側における各シート本体2が側面部及び背貼り部分を含めた背面部に充当される包装体であってもよい。尚、図6、7は、図5(c)、(d)と同様、熱溶着領域6が熱溶着された状態は記載していない。
また、襞部3が四本設けられる包装材料であっても、上記実施形態のような背貼り部分にて包装材料1の両側端を長手方向に沿って接合する場合に限定されず、図8に示す如く、外側の一方の襞部の外側におけるシート本体2を無くし、且つ、外側の他方の襞部3の外側におけるシート本体2の側端を、外側の一方の襞部3やそれに対応して設けられた厚み調整部4と熱溶着等により接合される包装体であってもよい。尚、図8も、図6、7と同様、熱溶着領域6が熱溶着された状態は記載していない。
また、上記実施形態においては、襞部3は、シート素材1aが山折りされているだけで、熱溶着等によって接合されていないが、襞部3のシート素材1a,1a同士を熱溶着等により接合して剛性をさらに高めるようにしてもよい。この場合、襞部3の熱溶着処理と厚み調整部4の熱溶着処理とを同時に行ってもよいし、分けて行ってもよい。前者の場合、襞部3に相当する部分とシート本体2との間に熱溶着防止用の例えばプレートを挿入した状態で、襞部3に相当する部分と厚み調整部4に相当する部分とを同時に熱溶着する方法が採用可能である。後者の場合も、襞部3を熱溶着処理する方法としては、襞部3に相当する部分とシート本体2との間に熱溶着防止用プレートを挿入した状態で、襞部3に相当する部分を熱溶着する方法が挙げられる。
また、上記実施形態においては、特に言及していないが、襞部3及び厚み調整部4を形成するための折り込み処理は、全ての箇所を同時に行ってもよいし、一箇所ずつ行っていってもよい。この点については、熱溶着処理も同様で、全ての箇所を同時に行ってもよいし、一箇所ずつ行っていってもよい。また、全ての箇所に対して折り込み処理を終えた後、熱溶着処理を行ってもよいし、一箇所ずつ折り込み処理と熱溶着処理とを行っていってもよい。さらには、各箇所において、熱溶着処理を一回で済ませるのではなく、複数回に分けてもよい。
また、上記実施形態においては、厚み調整部4が熱溶着等によりシート本体2と全面的に接合され、従って、熱溶着領域6が厚み調整部4と一致するようになっているが、熱溶着領域6を厚み調整部4よりも幅狭に設定してもよい。極端に言えば、襞部3の基端部分(即ち、襞部3と厚み調整部4との境界部分)を熱溶着等により線状に接合するだけで、厚み調整部4がシート本体2と全面的に一体化しないながらも、厚み調整部4としての機能は実現される。また、これらの観点から、熱溶着領域6は、長手方向に連続していることも必須ではなく、断続的(例えば、スポット的)であってもよい。
また、上記実施形態においては、シート素材として、両面ヒートシール性のある合成樹脂製のフィルムを用いているが、これに限定されず、紙材、紙質シート等なんでもよい。尚、何れのシート素材であっても、ヒートシール性を有していれば、一体化の手段(接合手段)としては、熱溶着が好ましいが、これに限定されず、接着剤を用いた接着、化学作用による溶着等、公知の接合手段を適宜選択し得る。ヒートシール性を有しないシート素材であれば、熱溶着以外の接合手段が選択されるのは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、折返部を一つだけにしているが、互いに重なるようにして複数形成してもよい。その場合、襞部3と厚み調整部4とは厚さが同じにはならないが、特に問題にはならない。
また、上記実施形態においては、一枚のシート素材1aを幅方向に適宜折り込んで、シート本体2、襞部3及び厚み調整部4を形成するが、複数のシート素材を、シート本体2の箇所、襞部3の箇所あるいは厚み調整部4の箇所にて幅方向で繋ぎ合わせてもよい。従って、場合によっては、襞部3は、上記実施形態の如く、山折り部でなく、単枚であることもあり得る。
また、上記実施形態においては、シート本体2、襞部3及び厚み調整部4を一枚のシート素材1aから一体的に形成するが、厚み調整部4の相当箇所に帯状のフィルムを貼着し、これを厚み調整部としてもよい。但し、シート本体2のうち、襞部3が設けられている側のシート面に帯状のフィルムを貼着すると、厚み調整部4は、包装材料1が包装体とされた状態で、包装体の外部構成となる。厚み調整部4を包装体の内部構成とするためには、シート本体2のうち、襞部3が設けられている側のシート面とは反対側のシート面に貼着するのが好ましい。
また、上記実施形態においては、襞部3は、シート本体2の長手方向に沿って連続しているが、ところどころ分断されていても構わない。
また、本発明は、包装材料をロール状に巻き取って巻取原反とする場合に顕著な効果を奏するが、保管態様として、巻取原反にすることは必須ではない。
本実施形態に係る包装材料であって、(a)は、ロール状に巻き取った状態の斜視図、(b)は、(a)のX部拡大図、(c)は、(b)の概念図、を示す。 同包装材料の製造工程の一部であるシート折り込み工程の一例を説明する図であって、(a)は、折り込み前の状態、(b)は、山折り部を形成した状態、(c)は、山折り部を寝かせて折り込みを完了した状態、を示す。 同包装材料の製造工程の一部であるシート折り込み工程の他の例を説明する図であって、(a)は、折り込み前の状態、(b)は、一方側に折り返した状態、(c)は、さらに反対側に折り返して折り込みを完了した状態、を示す。 同包装材料の製造工程の一部であるシート折り込み工程のさらに他の例を説明する図であって、(a)は、折り込み前の状態、(b)は、平行に折り込んでいく状態、(c)は、折り込みを完了した状態、を示す。 同包装材料の製造工程〜使用状態を説明する図であって、(a)は、折り込み前の状態、(b)は、包装材料として完成した状態、(c)は、包装材料を折り畳んだ状態、(d)は、物品を包装する状態、を示す。 他実施形態に係る包装材料の正面図であって、(a)は、包装材料として完成した状態、(b)は、物品を包装する状態、を示す。 別の他実施形態に係る包装材料の正面図であって、(a)は、包装材料として完成した状態、(b)は、物品を包装する状態、を示す。 さらに別の他実施形態に係る包装材料の正面図であって、(a)は、包装材料として完成した状態、(b)は、物品を包装する状態、を示す。
符号の説明
1 巻取り原反
1a シート素材
2 シート本体
3 襞部
4 厚み調整部
5 折返部
6 熱溶着領域(接合領域)

Claims (7)

  1. 長尺なシート本体に対し、長手方向に沿って帯状に延びる襞部を幅方向の少なくとも一箇所に備える包装材料において、襞部がシート本体と重なる部分の厚みに対応して、シート本体のうち、襞部の基端から襞部とは反対側に、襞部と平行する帯状の厚み調整部が設けられることを特徴とする包装材料。
  2. 所定幅の折返部が形成されるよう、長尺なシート素材が幅方向に折り込まれ、折返部によってシート素材が重なる部分を襞部に相当する部分を除いて一体化することにより、襞部と共に厚み調整部が形成される請求項1に記載の包装材料。
  3. 折返部の幅は、襞部の幅と厚み調整部の幅の和に相当する請求項2に記載の包装材料。
  4. 襞部は、幅方向の四箇所に設けられ、物品を収納する包装体を形成する際、内側の二つの襞部間におけるシート本体が包装体の正面部に充当され、外側の襞部及びこれと隣り合う内側の襞部間における各シート本体が包装体の側面部に充当され、外側の襞部の外側における各シート本体が包装体の背貼り部分を含めた背面部に充当される請求項1〜3の何れか1項に記載の包装材料。
  5. 襞部は、幅方向の三箇所に設けられ、物品を収納する包装体を形成する際、外側の一方の襞部及び内側の襞部間におけるシート本体が包装体の正面部に充当され、外側の他方の襞部及び内側の襞部間におけるシート本体と、外側の一方の襞部の外側におけるシート本体とが包装体の側面部に充当され、外側の他方の襞部の外側におけるシート本体が包装体の背面部に充当される請求項1〜3の何れか1項に記載の包装材料。
  6. 襞部は、幅方向の二箇所に設けられ、物品を収納する包装体を形成する際、二つの襞部間におけるシート本体が包装体の正面部に充当され、襞部の外側における各シート本体が包装体の側面部及び背貼り部分を含めた背面部に充当される請求項1〜3の何れか1項に記載の包装材料。
  7. 長尺なシート本体に対し、長手方向に沿って帯状に延びる襞部を幅方向の少なくとも一箇所に備える包装材料の製造方法において、所定幅の折返部が形成されるよう、長尺なシート素材を幅方向に折り込み、折返部によってシート素材が重なる部分を幅方向の一端側を除いて一体化することにより、除かれた部分を襞部とし、しかも、一体化された部分が襞部の厚みに対応した厚み調整部となることを特徴とする包装材料の製造方法。
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