JP2009012447A - 射出成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する際に、加熱筒内から成形材料より発生するガス、水分等の排気体を十分に除去することができる射出成形方法を提供する。
【解決手段】 真空状態とした加熱筒内で成形材料27を溶融状態にして金型6のキャビティ6aに射出する射出成形方法において、スクリュ5の軸部5bがシールされ成形材料供給経路がシール可能な加熱筒内を真空ポンプ41により減圧して真空度を6.33kPa以下とするとともに、前記加熱筒内に成形材料を飢餓状態となるように供給して、溶融された成形材料から発生する成分を吸引する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する射出成形方法に関するものである。
加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する射出成形方法においては、加熱筒内で成形材料の溶融に伴ってガス、水分等の成分が発生する。そしてそれらの成分が溶融材料とともに金型キャビティへ射出される結果、成形品の表面にシルバーストリークを発生させる、成形品の変色を惹起させる、金型キャビティ面にガス成分からなる異物を附着させるといった問題が生じていた。前記問題に対応するものとして、特許文献1ないし特許文献4に記載されるような真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する射出成形方法が知られている。前記特許文献1ないし特許文献4における真空度としては、特許文献1では600torr(80.0kPa)、特許文献2では100torr(13.3kPa)、特許文献3では250mmHg(33.3kPa)、特許文献4では50kPaの真空度により吸引を行っていた。しかしこれらの真空度では、成形材料から発生するガス、水分等の成分が加熱筒内から十分に除去できないという問題があった。そしてその結果、成形品に上記の成形品のシルバーストリーク、変色、および金型への異物付着といった問題が完全に解決できなかった。また特許文献1ないし特許文献4では加熱筒の温度制御、可塑化時間、背圧等の成形条件について明確な記載がされていないが、真空度に加えて前記の成形条件を最適な値とすることが出来なかったので、効率的なガス等の排気体の除去を行うことができなかった。また従来では加熱筒後部ゾーンの温度は中部ゾーンと比較して20℃〜30℃程度低くして樹脂の溶融の進行を抑えるのが一般的であった。
特開2005−47050号公報(0036) 特開2001−252946号公報(0010) 特開平6−832号公報(0011) 特開2003−311801号公報(0039)
本発明では上記の問題を鑑みて、真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する際に、加熱筒内から成形材料より発生するガス、水分等の成分を十分に除去することができる射出成形方法を提供することを目的とする。そしてその結果、成形品のシルバーストリーク等の発生を防止することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出成形方法は、真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する射出成形方法において、スクリュの軸部がシールされ成形材料供給経路がシール可能な加熱筒内を真空ポンプにより減圧して真空度を6.33kPa以下とするとともに、前記加熱筒内に成形材料を飢餓状態となるように供給して、溶融された成形材料から発生する成分を吸引することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の射出成形方法は、請求項1において、加熱筒の中部ゾーンの設定温度に対して、ハウジングに最も近い後部ゾーンの設定温度を、マイナス15℃〜プラス15℃の範囲とすることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の射出成形方法は、請求項1または請求項2において可塑化工程においてスクリュに加えられる背圧を2〜8MPaとすることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の射出成形方法は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、金型内において成形品を冷却する冷却時間の40%以上の時間をかけて可塑化工程を行うことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の射出成形方法は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、可塑化工程においてスクリュを回転駆動させて成形材料の可塑化を行うとともに、フィードスクリュを回転駆動させ飢餓状態となるよう成形材料を内孔内に供給することを特徴とする。
本発明の射出成形装置は、真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する射出成形方法において、スクリュの軸部がシールされ成形材料供給経路がシール可能な加熱筒内を真空ポンプにより減圧して真空度を6.33kPa以下とするとともに、前記加熱筒内に成形材料を飢餓状態となるように供給して、溶融された成形材料から発生する成分を吸引するようにしたので、加熱筒内から成形材料より発生するガス、水分等の成分を十分に除去することができ、成形品の不良を減少させることができる。
本実施形態の射出成形方法とそれに使用する射出成形装置について、図1、図2を参照して説明する。図1は、可塑化工程におけるスクリュ正回転時の射出成形装置の断面図である。図2は、可塑化工程におけるスクリュ逆回転時の加熱筒とスクリュの状態を示す断面図である。
射出装置1は、ノズル孔2aを備えたノズル2が前端部に固着され、ハウジング8が後端部に固着された加熱筒3を備える。加熱筒3は溶融樹脂28の圧力に耐えるため所定肉厚の円筒部材であり、ノズルゾーンH1やスクリュヘッドゾーンH2とは別に、スクリュヘッドゾーンH2に隣接する前部ゾーンH3、中部ゾーンH4、ハウジング8に最も近い後部ゾーンH5の各ゾーンにそれぞれ区分されている。そして各ゾーンにはヒータ32と熱電対33がそれぞれ配設され、制御装置30から各ゾーン毎に温度制御可能となっている。そして前記加熱筒3およびハウジング8には、前記ノズル孔2aに連通される内孔29が形成され、該内孔29にはスクリュ5が回転可能かつ前後進可能に配設されている。なお前記加熱筒3の温度制御ゾーンについては3ゾーンに限定されるものではなく、中部ゾーンH4、後部ゾーンH5などがそれぞれ複数の温度制御ゾーンを有するものでもよい。
スクリュ5の前方側には、可塑化工程の際に溶融樹脂28を前方に送り射出時に溶融樹脂28の後方への移動を阻止するリングバルブ4が取付けられている。そしてスクリュ5は、図2に示されるように螺旋条のフライト5aを有し、前方側から軸部5bが大径に形成されたメタリングゾーンM、軸部5bが前方側に向けてテーパー状に拡径されたコンプレッションゾーンC、軸部5bの直径が小径に形成されたフィードゾーンFとなっている。なお本実施例では、スクリュ5のフライト5aがある部分の長さLをフライト5aの直径で除算したL/Dの値が20のものが使用されるが、本発明にはL/Dは18〜30のものが好適に用いられる。なお加熱筒3とスクリュ5の関係では、スクリュ5が最前進位置にある場合、メタリングゾーンMが前部ゾーンH3、コンプレッションゾーンCが中部ゾーンH4、フィードゾーンFが後部ゾーンH5に略対応する。そして中部ゾーンH4が複数の温度制御ゾーンからなる場合、本発明の請求項2において、ハウジングに最も近い後部ゾーンと温度比較される中部ゾーンとは、前記スクリュ5が最前進位置においてフィードゾーンFからコンプレッションゾーンCに切換わった位置から見てノズル側にある最も近い温度制御ゾーンを指す。
ハウジング8の前面には、加熱筒3が固着され、上面には落下口17が穿孔されている。そして前記落下口17の上部には落下筒34が配設されている。そして前記落下筒34を介して成形材料である樹脂ペレット27の搬送量を調節する調節手段31が固着されている。またハウジング8の落下口17の前方には、ハウジング8の温度を調整する温調手段である媒体流路35が配設されている。なお本実施形態では媒体流路35へは通水を行い、ハウジング8は40〜60℃に冷却されるが、ハウジング8または落下筒34を温調して一定温度とするようにしてもよい。またハウジング8の後端側には、スクリュ5の軸部5bを軸支する図示しないベアリングが取付けられるとともに、シール部材36が設けられ、スクリュ5の軸部5b(スクリュ5の軸部5bに別の延長部材が接続されたものを含む)とハウジング8の間隙がシールされている。
そして射出装置1のハウジング8と平行に設けられた可動盤15には、スクリュ5の軸部5bが回転自在かつ軸方向移動不能に取付けられている。そして可動盤15の後面に固着された計量用サーボモータ16の出力軸が、前記スクリュ5の軸部5bの後端部に固着されている。そして可塑化時においては前記計量用サーボモータの回転により成形材料である樹脂ペレット27の可塑化を行う。またハウジング8には射出用サーボモータ9が固定され、プーリ10、ベルト11、プーリ12を介してハウジング8に軸支されたボール螺子13が回転駆動されるようになっている。またボール螺子13は、可動盤15に配設されたボールナット14に挿通され、ボール螺子13の回転駆動により、ハウジング8に対して可動盤15が前後進移動されるようになっている。そして射出時には射出用サーボモータ9の駆動により可動盤15およびスクリュ5が高速で前進移動され、溶融状態の溶融樹脂28を金型6のキャビティ6aに射出する。また可塑化工程の際には射出用サーボモータ9のトルクによりスクリュ5に背圧を付与する。なお本発明の射出装置1の駆動機構は上記に限定されず、別の配置のものや油圧を用いたものでもよい。
調節手段31は、搬送筒18の内部にモータ20によって回転駆動されるフィードスクリュ19が前記スクリュ5と平行に配設されている。また搬送筒18の前記フィードスクリュ19の基部側上面には、成形材料供給経路がシール可能であって樹脂ペレット27を調節手段31に供給する供給手段22が配設されている。また搬送筒18の前方側の上面には、真空手段21への管路37が接続され、前記管路37にはフィルタ44が配設されている。供給手段22は、上面に材料投入口26を有し下面は前記調節手段31に連通する開口を有する筒状の供給筒23と、供給筒23の上部と下部で水平方向に移動して供給筒23の内部空間を開閉自在に区画するシャッタ24,25等からなる。シャッタ24,25の間に形成される貯留室43には、真空手段21への管路38が接続されている。従って成形材料供給経路は、供給手段22、調節手段31、および落下口17から少なくとも形成される。なお本実施形態以外の調節手段により加熱筒内に樹脂ペレットの供給量を制御して供給するようにしてもよい。また調節手段31の搬送筒18または供給手段22の貯留室43を加熱可能とし、その部分で樹脂ペレット27の予備加熱および予備乾燥を行うようにしてもよい。
真空手段21としては、前記管路37,38が合流した管路39に電磁開閉弁40が配設され、前記電磁開閉弁40を介して真空ポンプ41が接続されている。また管路39には加熱筒内の真空度を計測する真空計42が配設されている。本実施形態で用いられる真空ポンプ41は、ルーツ型4段のドライポンプであり、排気速度は910L/min、到達真空度−101kPa(絶対真空度0.33kPa)の能力を有する。なお真空ポンプは回転翼型の油回転ポンプ等を用いてもよい。そして真空ポンプの能力に余裕がある場合は、2台以上の射出成形機に前記真空手段を接続してもよく、大型の射出成形機で加熱筒内の容量が大きい場合は、更に能力の大きい真空ポンプや2台以上の真空ポンプを用いて真空吸引を行ってもよい。ただし現在のところではゲージ圧が大気圧基準(ゲージ圧基準)で−95kPa以下(絶対圧基準で6.33kPa以下)であれば、望ましいガス吸引効果が得られるので、ゲージ圧が−101kPa以下となるような高い真空度を得る真空ポンプはコストとの関係で採用するとオーバースペックとなる。なお真空手段21は落下口17、ハウジング8の内孔におけるスクリュ5の軸部5b近傍など、他の部分において加熱筒内と接続されるものでもよく、フィルタ等を備える。
そして加熱筒3、ハウジング8、落下筒34、搬送筒18、および供給筒23等の接続部は、すべて図示しないOリング等によりシールされている。従って本実施形態ではシャッタ25により区画される部分全体が略同条件で真空化される。よって本発明において「加熱筒内」という場合に、加熱筒3およびハウジング8の内孔29に加え、落下筒34内、搬送筒18内、供給筒23のシャッタ25よりも下部、および管路37,38,39内も含まれる。なお落下筒34にシャッタを設け、該シャッタよりも下部のみを真空化または上部に比べて高真空化してもよい。
次に本実施形態の射出成形方法について説明する。まず射出装置1は、ノズル2及び加熱筒3が制御装置30からヒータ32をON・OFF制御することにより、所定の設定温度に昇温されている。本実施形態では成形に用いる材料は、PPS(ポリフェニレンサルファルドであり、ノズルゾーンH1が320℃、スクリュヘッドゾーンH2が310℃、加熱筒3の前部ゾーンH3が300℃、中部ゾーンH4が300℃、後部ゾーンH5が300℃に温度設定されている。なお本発明では中部ゾーンH4の設定温度に対して、ハウジング8に最も近い後部ゾーンH5の設定温度を、マイナス15℃〜プラス15℃とすることが望ましい。何故ならマイナス15℃以下では樹脂ペレット27の溶融が進行せず、プラス15℃以上では溶融が進行しすぎてフィードゾーンにおける溶融材料の搬送が不安定となる。またこのハウジング8に最も近い後部ゾーンH5の設定温度は、中部ゾーンH4に対してマイナス10℃〜プラス10℃の範囲とすることが更に望ましい。そして次に真空手段21の真空ポンプ41を作動させて加熱筒内を真空引きする。加熱筒内の真空度は真空計42により計測される。本実施形態では真空ポンプ41の能力は前記のように0.33kPaまで到達可能であるが、実質的には加熱筒内の真空度は、僅かなリークがあり大気圧基準(ゲージ圧基準)で−98kPa、絶対圧基準で3.33kPa程度となっている。なお−95kPa(6.33kPa)よりも真空度が低くなる(大気圧に近くなる)と効率的な真空引きができないので、どのような条件でも前記値よりも真空度が低下しないようにする。更には−98kPa(3.33kPa)〜−100kPa(1.33kPa)とすることがより一層望ましい。高真空側の限度を−100kPaとしたのは、−100kPa以下としても成形品の状態に変化はなく、加熱筒のシール構造、真空ポンプの能力と価格のバランス、電気消費量の関係から−100kPa以下とすることが経済的合理性を欠くからである。本実施形態において真空ポンプ41は、原則として成形中に停止されることなく連続作動される。
そして材料投入口26から投入された成形材料である樹脂ペレット27は、閉鎖したシャッタ24の上面に堆積される。次に制御装置30からの信号により、シャッタ25が閉鎖された後、シャッタ24が開放されることにより、シャッタ24の上面に堆積された樹脂ペレット27はシャッタ25の上面に落下して堆積される。そして再びシャッタ24が閉鎖され貯留室43を形成し、前記貯留室43内を真空引きした後、シャッタ25を開放することにより加熱筒内シールが解放されシャッタ25の上面に堆積した樹脂ペレット27は調節手段31に供給される。そして調節手段31のモータ20を駆動させることによりフィードスクリュ19が回転駆動され、前記樹脂ペレット27は前方に運ばれ、落下口17から内孔内へ樹脂ペレット27が供給される。その際シャッタ24又はシャッタ25のいずれかのシャッタが閉鎖されシールされているので、常時加熱筒内の気密を保ちつつ供給手段22によって樹脂ペレット27を供給することが可能となる。
次に可塑化工程について説明する。可塑化工程では、射出装置1が前方に移動され、ノズル2が前回射出された樹脂がキャビティ6aおよびスプル内に残留している金型6のノズルタッチ面に当接され、ノズル孔2aは閉塞されている。なお図示しないシャフトオフバルブでノズル孔が閉塞されるようにしてもよい。そして計量用サーボモータ16の回転とともにスクリュ5が回転駆動(正回転)され、フィードスクリュ19から供給された樹脂ペレット27が、スクリュ5のフライト5aによりフィードゾーンFから前方のコンプレッションゾーンC、メタリングゾーンMへ送られ、リングバルブ4の間を通ってスクリュ5の前方の内孔29内に貯留される。その際制御装置30からの指令により計量用サーボモータ16によるスクリュ5の回転速度は、100r.p.m.に制御され、射出用サーボモータ9によるスクリュ5の背圧は3MPaに制御されている。従って加熱筒3の内孔29での溶融樹脂28の前方への供給は低速で行われる。
なお本発明におけるスクリュ5の回転速度は50〜130r.p.m.程度が望ましく、背圧は2〜8MPa程度が望ましい。この背圧の値は、従来技術の1/3程度であるが、その理由としては、スクリュ5の回転数(回転速度)が遅いので高い背圧をかけると溶融樹脂28をスクリュ5の前方に送ることができなくなることと、加熱筒内を真空化しているので、背圧を低くしてもガス等の排気体が溶融樹脂28に混入しないことが挙げられる。そして溶融状態の溶融樹脂28の背圧が低いことは溶融樹脂28の変質を防止する点で有利である。なお本実施形態の可塑化工程に要する時間(計量用モータ回転開始から逆回転を含む回転停止までの時間)は、18秒となっており、そのうち正回転のみの時間は15秒となっており、従来の2〜4倍となっている。そして本実施形態の金型6内における成形品の冷却時間は、40秒である。なお金型6における成形品の冷却時間(射出終了から型開開始までの時間)に対して、前記可塑化工程に要する時間は40%以上、更に望ましくは50%以上とし、なるべく可塑化工程に要する時間を長くすることが望ましい。その理由は、なるべくゆっくり可塑化工程を行った方がガス等の排気体の真空吸引のために有利であるからである。また通常は可塑化工程に要する時間は、冷却時間内(100%以内)であるが、成形品によっては冷却時間よりも可塑化工程の時間の方が長い場合もあり得る。なお可塑化工程の最後にスクリュ5の逆回転を行うことはより望ましい態様ではあるが必須ではない。
そして前記可塑化工程におけるスクリュ5の回転駆動の間、制御装置30からの指令により調節手段31のモータ20がスクリュ5の回転に同期して回転制御され、1ショット分の樹脂ペレット27を僅かづつ内孔29内に落下させる。このことによりスクリュ5のフィードゾーンFには微量づつ樹脂ペレット27が供給され、前方へ送られるから加熱筒内に樹脂ペレット27および溶融樹脂28が充満していない飢餓状態となるように供給することができる。なお調節手段31であるフィードスクリュ19は、サーボモータで回転されるものでもよい。そしてフィードスクリュ19による樹脂ペレットの供給制御は、時間当りの供給量が算出されており、フィードスクリュ19の回転時間が所定時間に制御されるものや、加熱筒内の樹脂ペレット27の量を反射式のセンサや計量モータのトルクから検出して、フィードスクリュ19のモータの回転時間や回転速度を制御して飢餓率を調節するもの、またはシャッタ24,25の間に形成される貯留室43の開閉のタイミングにより飢餓率を調節するもの等でもよい。なお本発明では飢餓率(加熱筒容積に占める樹脂ペレットの量)は、20〜50%とすることが望ましい。そして本実施形態では、加熱筒3のハウジング8に最も近い後部ゾーンH5が中部ゾーンH4と同温に設定されているので、飢餓状態にて供給された樹脂ペレット27の溶融の進行または従来よりも急速な加熱がフィードゾーンFの落下口17に近い部分から発生する。従って本発明では、樹脂ペレット27から発生するガスを、(1)飢餓状態でフライト5a,5a間の樹脂ペレット27に隙間がある状態で落下口17から真空吸引することができる。(2)加熱筒3のハウジング8に最も近い部分の温度が高いので、従来よりも落下口に近い部分で樹脂ペレット27の溶融がなされ、ガスが発生するので容易に真空吸引することができる。(3)従来よりも高い真空度により落下口17から強力に真空吸引することができる。というメリットがあり、それは成形品に反映される。
そしてフィードゾーンFから溶融し始めた溶融材料である溶融樹脂28は、コンプレッションゾーンCで圧縮されるとともにせん断発熱を受けて溶融樹脂28となり、その割合は搬送が進むにしたがって多くなる。前記のように溶融樹脂28は、フライト5aの正進行(AN)方向の壁面(前側の壁面)から搬送力を受けるので、その前側の壁面に集中して堆積する。溶融樹脂28は、メタリングゾーンMに到達するときには、完全に溶融状態となるとともに、スクリュ5、フライト5a及び内孔29の壁面で形成される空間を空隙なく充填される。なお本実施形態では、全ての樹脂ペレット27が完全に溶融する位置についても、ほとんどの場合において従来よりも後部側(落下口側)となる。
溶融樹脂28は、前記したように、フライト5aの正進行(AN)に対抗する圧力を有しているので、スクリュ5は射出用サーボモータ9がボール螺子13を介して生成する背圧力に抗して後退する。この後退距離は、成形品の容積等に応じて予め設定してあり、スクリュ5はその計量設定値まで到達したときに正回転(RN)を停止して溶融樹脂28の供給が終了する。その後直ちに、スクリュ5は前記供給時の正回転(RN)の回転方向とは反対の逆回転(RR)の回転方向で回転を開始するが、その際に射出用サーボモータ9をサーボロックしてスクリュ5が現位置を保持するようにする。
なお本実施形態でスクリュ5を逆回転させる回転数は4回転であるが、1〜6回転逆回転、更に望ましくは3〜5回転逆回転させることが、ガス等の排気体を除去する際に有利であり、正回転と逆回転を繰り返してもよい。スクリュ5を逆回転させる理由としては、スクリュ5が逆回転(RR)されると、図2に示すように、フライト5aは逆進行(AR)方向に進行し、溶融樹脂28の蓄圧は解除されるとともに、フライト5aの正進行(AN)方向前方の面に集中して堆積していた溶融樹脂28は、その面から混練されつつ離隔する。そのため、溶融樹脂28中に包含されていたガス、水分等の成分が溶融樹脂28から放出される。そして放出された排気体などの成分は、フライト5a,5a間の樹脂ペレット27が疎であって空隙のあるスクリュ5の後部へ流動し、落下口17を経由して真空手段21の真空ポンプ41により真空吸引され排出される。なおスクリュ5の逆回転(RR)の回転速度は、一例として60r.p.m.であるが、回転速度が速い方が排気体は多く放出される傾向がある。その後、ノズル2からの溶融樹脂28の鼻たれを防止するため、スクリュ5を僅か後退させるサックバックの必要がある場合にはそれを行って可塑化工程を終了する。
なお可塑化工程においては、調節手段31のフィードスクリュ19によって行われる樹脂ペレット27の供給は、正回転終了まで行われるが、計量設定値の所定距離手前に到達したときに、比較的低速に切換え、樹脂ペレット27の供給量を減らすようにすると効果的である。ただしスクリュ逆回転時や射出時についても樹脂ペレット27を供給するようにしてもよい。そして可塑化工程が終了すると、成形品の冷却時間の方が長い場合はその終了を待って、型開、成形品取出、型締を行う。その際にノズル2の先端から金型6へ熱が奪われないために射出装置1を一時的に後退させる場合もある。型締が完了すると射出工程(射出・保圧)に移行する。そして射出工程完了によりスクリュ5が前進すると再び可塑化工程に移行する。
本発明にとって特に有用な成形品としては、表面の肌の綺麗さが要求される成形品、ゲート形状等からシルバーストリーク(成形品の表面にできる筋状に銀白色の模様)が発生しやすい成形品、加熱筒内でガス等の排気体が多い成形材料を使用した成形品、および冷却時間が長い肉厚の厚い成形品(成形サイクルを延長する必要がない)等である。また溶融状態とするまでの時間を長くするため計量ストロークがスクリュ径の2倍以下となるような成形品が望ましい。そして本発明は、未乾燥や乾燥時間を減少させた樹脂ペレット、または未乾燥の樹脂ペレットを混ぜたものや、常温の樹脂ペレットを使用してもシルバーストリーク等の不良品の発生を抑えて成形品を成形することができる。
図3に示されるのは、本発明の射出成形方法と従来技術の射出成形方法(真空無しおよび−80kPa程度の低真空)について、加熱筒内の真空度および成形材料の状態を変更して比較テストを行った結果である。使用した射出成形機は型締力350t、射出装置1のスクリュ径60mmのトグル式射出成形機を用い、一般的な金型6を使用して衣裳ケースカバーを成形した。本テストに使用される成形材料は、全てABSであり新材料(バージンペレット)と再生材料(粉砕材料)の配合品、および再生材料のみからなる材料である。そして成形条件については、下記のように統一して、全てのテストを行った。射出装置1の加熱筒3の温度設定は、ノズル220℃、シリンダヘッド220℃、前部ゾーン220℃、中部ゾーン220℃、後部ゾーン210℃とした。また可塑化工程におけるスクリュ5に加えられる背圧は、3MPaとした。そして可塑化工程の時間は、30秒であり、スクリュ5の回転速度は、100r.p.m.とした。またフィードスクリュ19により加熱筒内へ送られる成形材料である樹脂の供給量は、加熱筒内の飢餓率が30%となるように調整した。そして射出時における射出速度は、50mm/secであり、射出率は141.3cc/secで成形を行った。
テスト結果(衣裳ケースカバーの外観目視評価)については、乾燥新材料50%+未乾燥再生材料50%の場合、未乾燥新材料50%+乾燥再生材料50%の場合は、いずれも真空無しの場合と真空度−80kPa(以下いずれもゲージ圧)では明確なシルバーストリークが発生し、真空度−90kPaでも僅かにシルバーストリークが発生した。そして真空度−95kPaでは製品によっては問題のない程度のシルバーストリークとなった。また特に真空度−98kPaでは、シルバーストリークの発生は皆無であって肌の綺麗な成形品が成形された。また未乾燥再生材料100%では真空度−80kPaでは明確なシルバーストリークが発生し、真空度−90kPaでは、僅かにシルバーストリークが発生し、真空度−95kPaと−98kPaでは製品によっては問題のない程度のシルバーストリークとなった。以上のテスト結果から、従来行われていた−80kPa程度までの真空度では、明らかにシルバーストリークが発生し、真空度−90kPaでも僅かにシルバーストリークが発生したが、本発明の−95kPa以下の領域ではいずれも良好な成形品が成形できることが確認された。
なお本テストや他のテストの結果、再生材料は粉砕により表面積が大きくなっているので、新材料と比較して、本発明の射出成形方法がより有効に作用することが確認された。従って例えば成形されたランナやスプルを粉砕装置で粉砕した後、そのまま乾燥せずに成形に用いる(新材料と混合する場合を含む)ことができる。また乾燥材料の比率が50%よりも更に高いものや乾燥材料100%のものでは、より一層肌の綺麗な成形品が成形できる。従って本発明は、未乾燥樹脂を使用することも出来るし、乾燥樹脂を使用して従来よりも優れた成形品を成形することも可能である。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。本実施形態は、本発明は、成形材料が熱可塑性樹脂であるPPS樹脂である場合について説明したが、熱硬化性樹脂、金属材料、セラミックス、含水有機材料等の成形材料にも用いることができる。
可塑化工程におけるスクリュ正回転時の射出成形装置の断面図である。 可塑化工程におけるスクリュ逆回転時の加熱筒とスクリュの状態を示す断面図である。 本発明の射出成形方法と従来技術の射出成形方法について、加熱筒内の真空度を変更して比較テストを行った結果である。
符号の説明
1 射出装置
3 加熱筒
5 スクリュ
6 金型
6a キャビティ
9 射出用サーボモータ
16 計量用サーボモータ
19 フィードスクリュ
21 真空手段
22 供給手段
27 樹脂ペレット
28 溶融樹脂
30 制御装置
31 調節手段
32 ヒータ
41 真空ポンプ
42 真空計
H3 前部ゾーン
H4 中部ゾーン
H5 後部ゾーン
C コンプレッションゾーン
F フィードゾーン
M メタリングゾーン

Claims (5)

  1. 真空状態とした加熱筒内で成形材料を溶融状態にして金型のキャビティに射出する射出成形方法において、
    スクリュの軸部がシールされ成形材料供給経路がシール可能な加熱筒内を真空ポンプにより減圧して真空度を6.33kPa以下とするとともに、前記加熱筒内に成形材料を飢餓状態となるように供給して、溶融された成形材料から発生する成分を吸引する射出成形方法。
  2. 加熱筒の中部ゾーンの設定温度に対して、ハウジングに最も近い後部ゾーンの設定温度を、マイナス15℃〜プラス15℃の範囲とすることを特徴とする請求項1に記載の射出成形方法。
  3. 可塑化工程においてスクリュに加えられる背圧を2〜8MPaとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の射出成形方法。
  4. 金型内において成形品を冷却する冷却時間の40%以上の時間をかけて可塑化工程を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の射出成形方法。
  5. 前記可塑化工程においてスクリュを回転駆動させて成形材料の可塑化を行うとともに、フィードスクリュを回転駆動させ飢餓状態となるよう成形材料を内孔内に供給することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の射出成形方法。
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