JP2009011614A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】停止スイッチを利用して充分な演出効果の得られる報知演出が行えるスロットマシンの提供。
【解決手段】ストップスイッチ150 の押圧操作の際に押圧される部位に形成される被押圧部151 を、複数の被覆プレート156 に分割し、これらの被覆プレート156 を集合位置及び分離位置の一方から他方へ摺動可能にし、さらに、ロータリーソレノイド158 で駆動する。当否抽選で当選した際に、被覆プレート156 を分離位置に移動させ、遊技者がストップスイッチ150 を操作する際の指の感触等も変化させる。これにより、遊技者が回転リール40を見つめ続けていても、当否抽選で当選したことを感触で遊技者に気付かせることができ、ストップスイッチ150 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リールと、回転している回転リールの回転を停止させる操作を行う停止スイッチとを備え、回転リールが回転している状態で、遊技者が停止スイッチを操作して回転リールを停止させた際に、所定の組合せにすることができれば入賞となる遊技を行うスロットマシンに関する。
従来から、人々に娯楽を提供する遊技機としてスロットマシンが利用されている。スロットマシンは、複数種類の図柄が記されるとともに回転駆動可能に設けられた複数の回転リールを備えたものであり、遊技者は、複数の回転リールに設けられた複数種類の図柄を所定の組合せに揃える遊技を遊技者に行わせるものとなっている。
すなわち、遊技者がメダルをスロットマシンに投入した後、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが一斉に回転駆動され、この後、ストップボタンを適宜押圧操作すると、ストップボタンに対応した回転リールが適宜停止するようになっている。そして、回転リールが停止した際に、リール窓内に表示された複数の図柄が特定の組合せに揃ったときに入賞となり、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルがスロットマシンから遊技者に払い出されることとなる。
このようなスロットマシンでは、遊技が行われる毎に内部で遊技の当否に係る当否抽選が内部で行われ、この当否抽選で当選することにより、所定の当選役に対応した当選フラグが成立し、これにより、当該当選役に入賞することが可能となる。換言すると、当否抽選で当選することにより初めて、リール窓内に所定の組合せの図柄を停止させることができるようになっている。
そして、遊技毎に行われる当否抽選で、大きな利益が得られる特別入賞に対応した当選役、例えば、ボーナスゲームに当選して、ボーナスゲームに対応する当選フラグが成立すると、遊技者は、その遊技の成り行きにより、ボーナスゲームへの入賞が可能となる。
このため、このように大きな利益の得られる可能性がある当選フラグが成立したら、その旨を遊技中の遊技者に知らせるために、装飾用のランプを点滅あるいは連続的に点灯させる等、所定の報知演出が行われるようになっている。
このような報知演出としては、回転リールを停止させる際に押圧操作される停止スイッチとしての停止ボタンの押圧ストロークを変化させ、これにより、当否抽選で当選したことを報知する報知演出を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに詳しく説明すると、当否抽選で所定の当選役、例えば、ボーナスゲームに当選すると、ソレノイド等の操作機を作動させて停止ボタンを押圧方向へ退かせることで、停止ボタンの押圧ストロークを短縮し、これから停止ボタンの押圧操作を行うであろう遊技者に対して、停止ボタンの押圧操作する際に、停止ボタンの押圧ストロークが短くなっていることに気付かせ、これにより、ボーナスゲーム等への当選を報知する報知演出を行うようになっている。
このように停止ボタンの押圧ストロークの変化で、報知演出を行うようにすれば、目押しを行うために、回転リールの回転している図柄表示窓を凝視し、遊技者が回転リール以外のもの、例えば、液晶表示装置等の演出装置を見ることがなくても、停止ボタンを押圧操作するときの感覚が変化するので、これにより、ボーナスゲーム等への当選を遊技者に知らせることができる。
特開2007−29632号(図7)
前述のようなスロットマシンでは、停止ボタンの押圧ストロークが元々短いので、当否抽選で当選したことを報知する報知演出を行う際に、停止ボタンの押圧ストロークの変化量を充分確保することができず、遊技者が当選に気付くか否かが微妙な報知演出となり、遊技を盛り上げるための報知演出としては、その演出効果が充分得られないおそれがある、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、停止スイッチを利用して充分な演出効果の得られる報知演出が行えるスロットマシンを提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、周面に複数種類の図柄(61)が記された複数の回転リール(40)と、これらの回転リール(40)の回転を停止させる際に操作される複数の停止スイッチ(150,250,350,450,550,650) と、遊技が行われる毎に、遊技の当否に係る当否抽選を行う当否抽選手段(90)とを備え、遊技が行われる毎に前記複数の回転リール(40)を回転駆動するとともに、前記当否抽選手段(90)が当否抽選を行い、当否抽選で所定の当選役に当選した状態で、遊技者が前記複数の停止スイッチ(150,250,350,450,550,650) を操作して、当選役に対応した図柄(61)の組合せが示される位置に前記複数の回転リール(40)を停止させることができた場合に入賞となるスロットマシン(1)であって、前記停止スイッチ(150,250,350,450,550,650) の押圧操作の際に押圧される部位に形成されているとともに、複数の被覆プレート(156,256,356,456,556,656)に分割された被押圧部(151,251,351,451,551,651)と、前記複数の被覆プレート(156,256,356,456,556,656)のそれぞれを所定の二位置の一方から他方へ移動可能に支持する支持手段(157,257,357,457)と、前記複数の被覆プレート(156,256,356,456,556,656)を所定の二位置の一方から他方へ移動させる駆動手段(158,358,458,558A,558B,658)と、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段(158,358,458,558A,558B,658)に前記複数の被覆プレート(156,256,356,456,556,656)を所定の二位置の一方から他方へ移動させる制御手段(23)とが設けられていることを特徴とする。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記支持手段(157,257,357) として、前記複数の被覆プレート(156,256,356) の各々が互いに寄せ集まる集合位置、及び、互いに離れる分離位置との二位置間について移動可能に支持するものが採用され、前記複数の被覆プレート(156,256,356) の裏側には、前記複数の被覆プレート(156,256,356) が集合位置に配置されている状態では、これらの被覆プレート(156,256,356) に隠蔽され、前記複数の被覆プレート(156,256,356) が分離位置に配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部(159,259,359) が設けられ、前記制御手段(23)は、所定の当選役に当選すると、前記掩蔽被押圧部(159,259,359) の押圧操作が可能となるように、前記駆動手段(158, 358)に前記複数の被覆プレート(156,256,356) を前記集合位置から前記分離位置へ移動させて、前記掩蔽被押圧部(159,259,359) を露出させるように形成されたものであることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記被押圧部(151, 351)として、円形に形成されたものが採用され、前記複数の被覆プレート(156, 356)の各々は、円形に形成された前記被押圧部(151, 351)を、その中心を通る線で分割した扇形に形成されたものであり、前記支持手段(157, 357)は、前記被押圧部(151, 351)の中心に寄せ集まる集合位置、及び、前記被押圧部(151, 351)の中心から径方向に離隔した分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレート(156,256,356) の各々を移動可能に支持するものであることを特徴とするものである。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項3記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記複数の停止スイッチ(150, 350)の各々が、当該スロットマシン(1)の前面を形成する前扉(3)の前面壁部(51)の裏側に配置され、前記複数の停止スイッチ(150, 350)のそれぞれに応じて当該前面壁部(51)に開口された各操作孔(52)を通って、前記複数の停止スイッチ(150, 350)の各被押圧部(151, 351)が前記前扉の外側に突出し、前記支持手段(157, 357)は、前記掩蔽被押圧部(159, 359)を隠蔽する集合位置、及び、前記掩蔽被押圧部(159, 359)を露出させる分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレート(156, 356)を摺動可能に支持するものものであることを特徴とするものである。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、前述した請求項2記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記被押圧部(251) として、円形に形成されたものが採用され、前記複数の被覆プレート(256) の各々は、円弧状に湾曲した湾曲辺(256A)を有するとともに、この湾曲辺(256A)側が凹み、且つ、当該湾曲辺(256A)の一端側に向かって次第に細くなっていく略鉤爪形に形成されたプレートであり、前記支持手段(257) は、前記被押圧部(251) の押圧される被押圧面と略直角に交差する支持軸(257C)で、前記複数の被覆プレート(256) の各々の湾曲辺(256A)の他端側を軸支し、前記被覆プレート(256) の各湾曲辺(256A)の一端側が前記被押圧部(251) の中央に寄せ集まる集合位置、及び、前記被覆プレート(256) の各湾曲辺(256A)の一端側が前記被押圧部(251) の外周縁部分に移動し、前記複数の被覆プレート(256) が円形の開口を形成する分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレート(256) の各々を回動可能に支持するものであることを特徴とする。
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、前述した請求項5記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記複数の停止スイッチ(250) の各々が、当該スロットマシン(1)の前面を形成する前扉の前面壁部(51)の裏側に配置され、前記複数の停止スイッチ(250) のそれぞれに応じて当該前面壁部(51)に開口された各操作孔(52)を通じて、前記複数の停止スイッチ(250) の各被押圧部(251) が押圧操作可能となったものであり、前記支持手段(257) は、前記掩蔽被押圧部(259) を隠蔽する集合位置、及び、前記掩蔽被押圧部(259) を露出させる分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレート(256) を回動可能に支持するものものであることを特徴とする。
(請求項7)
(特徴点)
請求項7記載の発明は、前述した請求項2記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項7記載の発明は、前記被押圧部(351) として、円形に形成されたものが採用され、前記複数の被覆プレート(356) の各々は、前記被押圧部(351) を、その中心を通る線で分割した扇形に形成されたものであり、前記支持手段(357) は、前記被押圧部(351) の押圧される被押圧面と平行に配置された支持軸(357B)で、前記複数の被覆プレート(356) の円弧状となった端縁部分を軸支し、前記被覆プレート(356) の扇状の中心角部分が前記被押圧部(351) の中央に寄せ集まる集合位置、及び、前記被覆プレート(356) の扇状の中心角部分が前記被押圧部(351) の周縁から外側に離隔した分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレート(356) の各々を回動可能に支持するものであることを特徴とする。
ここで、被覆プレートとして、扇形としての半円形のものを採用することができ、また、このような被覆プレートを採用した場合には、被押圧部の押圧される被押圧面と平行に配置された支持軸で、半円形の被覆プレートを回動可能に支持する支持手段を採用し、これにより、半円形にされた一対の被覆プレートを観音開き式に回動可能としてもよい。
(請求項8)
(特徴点)
請求項8記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項8記載の発明は、前記支持手段(457) として、前記複数の被覆プレート(456, 556)が前記被押圧部(451, 551)の押圧される被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、この平坦位置で前記複数の被覆プレート(456, 556)が形成する略平面から逸脱する逸脱位置との二位置間について、前記複数の被覆プレート(456, 556)を移動可能に支持するものが採用され、前記制御手段(23)は、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段(458) に前記複数の被覆プレート(456, 556)を前記平坦位置から前記逸脱位置へ移動させ、前記被押圧部(451, 551)の被押圧面の形状を変化させるように形成されたものであることを特徴とする。
(請求項9)
(特徴点)
請求項9記載の発明は、前述した請求項8記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項9記載の発明は、前記支持手段(457) の前記逸脱位置として、前記平坦位置で前記複数の被覆プレート(456) が形成する略平面から外側へ突出する突出位置が設定され、前記制御手段(23)は、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段(458) に前記複数の被覆プレート(456) を前記平坦位置から前記突出位置へ移動させることにより、前記被押圧部(451) の被押圧面の形状を平坦な形状から外側へ突き出た形状へ変化させるものであることを特徴とする。
(請求項10)
(特徴点)
請求項10記載の発明は、前述した請求項8記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項10記載の発明は、前記支持手段(457) の前記逸脱位置として、前記平坦位置で前記複数の被覆プレート(556) が形成する略平面から内側へ引っ込む没入位置が設定され、前記制御手段(23)は、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段(558A, 558B)に前記複数の被覆プレート(556) を前記平坦位置から前記没入位置へ移動させることにより、前記被押圧部(551) の被押圧面の形状を平坦な形状から内側へ凹んだ形状へ変化させるものであることを特徴とする。
(請求項11)
(特徴点)
請求項11記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項11記載の発明は、前記支持手段(457) として、前記複数の被覆プレート(656) が前記被押圧部(651) の押圧される被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、この平坦位置で前記複数の被覆プレート(656) が形成する略平面から外側へ突出する突出位置との二位置間について、前記複数の被覆プレート(656) を移動可能に支持するものが採用され、前記駆動手段(658) は、前記複数の被覆プレート(656) が形成する略平面よりも先端が外側へ前進する前進位置、及び、当該略平面よりも先端が内側へ後退する後退位置の二位置間を移動可能に設けられるとともに、当該駆動手段(658) が発生する駆動力により前記前進位置及び前記後退位置の二位置間を往復駆動される棒状のプランジャー(658A)を備えたものとされ、前記複数の被覆プレート(656) は、前記駆動手段(658) の前記プランジャー(658A)と係合し、当該プランジャー(658A)が前記前進位置まで駆動されると、前記平坦位置から前記突出位置へ移動し、当該プランジャー(658A)が前記後退位置まで駆動されると、前記突出位置から前記平坦位置へ移動するように形成されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、停止スイッチの押圧操作の際に押圧される部位に形成される被押圧部を、複数の被覆プレートに分割し、これらの被覆プレートを所定の二位置の一方から他方へ移動可能に支持する支持手段と、前述の二位置の一方から他方へ複数の被覆プレートを移動させる駆動手段と、所定の当選役に当選すると、駆動手段に複数の被覆プレートを前述の二位置の一方から他方へ移動させる制御手段とを設け、遊技における当否に係る当否抽選で当選すると、被押圧部の形状が変化するので、当否抽選で当選したことを遊技者に視覚を通じて報知することができる。
また、停止スイッチの形状が変化するので、遊技者が停止スイッチを操作する際の指の感触等も変化させることことができ、この感触の変化により、遊技者は、停止スイッチの形状変化を知ることができるので、当否抽選で当選したことを遊技者に触覚を通じて報知することもできる。
従って、当否抽選で当選した際に複数の被覆プレートを移動させて報知演出を行うので、当否抽選で当選したことを遊技者に確実に気付かせることができ、これにより、遊技を盛り上げるための報知演出として、その演出効果が充分得られるようになり、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、複数の被覆プレートの各々が互いに寄せ集まる集合位置、及び、互いに離れる分離位置との二位置間について移動可能となるように、当該複数の被覆プレートを支持手段に支持させ、さらに、複数の被覆プレートが集合位置に配置されている状態では、これらの被覆プレートに隠蔽され、複数の被覆プレートが分離位置に配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部を設けたので、当否抽選で所定の当選役に当選した際には、被覆プレートに隠蔽された掩蔽被押圧部を露出させることができる。
ここで、被押圧部の表面と、掩蔽被押圧部の表面とで押圧の際における感触が著しく異なるようにしておけば、押圧操作時の感触の変化で当否抽選で当選したことを知らせるにあたり、感触が変化したことを遊技者が確実に気付くようになり、これにより、当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知できるうえ、遊技を盛り上げるための報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点から、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、円形に形成された被押圧部の中心を通る線で当該被押圧部を分割した扇形となるように、複数の被覆プレートの各々を形成し、さらに、被押圧部の中心に寄せ集まる集合位置、及び、被押圧部の中心から径方向に離隔した分離位置の二位置間について移動可能となるように、複数の被覆プレートを支持手段に支持させたので、当否抽選で所定の当選役に当選した際には、複数の被覆プレートが被押圧部の中心から径方向へ花の咲くように開くように移動するようになる。
このため、当否抽選で当選したことを知らせる報知演出を行うにあたり、複数の被覆プレートを集合位置から分離位置へ移動させることにより、停止スイッチの外観について、その形状を変化させるだけでなく、全体の寸法も大きく変化させることができ、これにより、視覚によって当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知できるうえ、被覆プレートが花の咲くように開くことから、報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点からも、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、複数の停止スイッチをスロットマシンの前扉の裏側に配置し、前扉の前面壁部に開口した操作孔を通って、その被押圧部を前扉の外側に突出させるようにしたので、停止スイッチに形成されている被押圧部及び被覆プレート以外の殆どすべての部分が前扉の裏側に配置され、停止スイッチのスイッチ本体等の電気素子部分、及び、被覆プレートを駆動する駆動手段を前扉の裏側に隠蔽することができ、これにより、遊技者等によって停止スイッチのスイッチ本体及び駆動手段が悪戯されることがなくなり、停止スイッチ及び駆動手段の動作異常や故障の発生を防止することができ、従って、被覆プレートを移動させて報知演出を行うようにしても、スロットマシンの稼働率を維持することができ、この点からも、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項5の効果)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、円弧状に湾曲した湾曲辺を有するとともに、この湾曲辺側が凹み、且つ、当該湾曲辺の一端側に向かって次第に細くなっていく略鉤爪形に各被覆プレートを形成し、被押圧部の押圧される被押圧面と略直角に交差する支持軸で、各被覆プレートの湾曲辺の他端側を軸支することにより、被覆プレートの各湾曲辺の一端側が被押圧部の中央に寄せ集まる集合位置、及び、被覆プレートの各湾曲辺の一端側が被押圧部の外周縁部分に移動し、これらの被覆プレートが円形の開口を形成する分離位置の二位置間について、複数の被覆プレートの各々を回動可能となるようにしたので、複数の被覆プレートを集合位置から分離位置へ向かって回動させると、複数の被覆プレートが囲んでいる中央開口がカメラの絞り部分の如く徐々に開くようになり、被押圧部の表面の色彩と、掩蔽被押圧部の表面の色彩とを視覚的に著しく異なるようにしておけば、見る者に対して、掩蔽被押圧部の表面の色彩があたかも円形に広がって行くように感じさせることができる。
このため、当否抽選において当選した際に、複数の被覆プレートの各々を回動させ、掩蔽被押圧部の表面を徐々に大きく露出させていくことにより、見る者に対して、掩蔽被押圧部があたかも円形に広がって行くように感じさせることができ、これにより、当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知することができ、しかも、報知演出の演出効果をさらに一層高めることもできるようになり、従って、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項6の効果)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項5記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、複数の停止スイッチをスロットマシンの前扉の裏側に配置し、前扉の前面壁部に開口した操作孔を通じて、その被押圧部の押圧操作が行えるようにしたので、停止スイッチの殆どすべての部分が前扉の裏側に配置され、停止スイッチのスイッチ本体等の電気素子部分、被覆プレートを移動可能に支持する支持手段、及び、被覆プレートを駆動する駆動手段を前扉の裏側に隠蔽することができ、これにより、遊技者等によって停止スイッチのスイッチ本体、支持手段及び駆動手段が悪戯されることがなくなり、停止スイッチ、支持手段及び駆動手段の動作異常や故障の発生を防止することができ、従って、被覆プレートを移動させて報知演出を行うようにしても、スロットマシンの稼働率を維持することができ、この点からも、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項7の効果)
請求項7記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、被押圧部の中心を通る線で当該被押圧部を分割した扇形に各被覆プレートを形成し、被押圧部の押圧される被押圧面と平行に配置された支持軸で被覆プレートの円弧状となった端縁部分を軸支し、このような支持軸で軸支することで、被覆プレートの扇形の中心角部分が被押圧面と略直交する円の周縁に沿って回動可能とし、これにより、被覆プレートの扇状の中心角部分が、互いに被押圧部の中央に寄せ集まる集合位置と、被押圧部の周縁から外側に離隔した分離位置との二位置間について回動できるようにしたので、当否抽選で所定の当選役に当選した際には、複数の被覆プレートが立体的に回動して花の咲くように開くようになる。
このため、当否抽選で当選したことを知らせる報知演出を行うにあたり、複数の被覆プレートを集合位置から分離位置へ移動させることにより、停止スイッチの外観について、その形状を変化させるだけでなく、全体の寸法も大きく変化させることができ、これにより、視覚によって当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知できるうえ、被覆プレートが立体的に回動して花の咲くように開くことから、報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点からも、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項8の効果)
請求項8記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8記載の発明によれば、被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、前述の略平面から逸脱する逸脱位置との二位置間について移動できるように、支持手段に各被覆プレートを支持させ、さらに、複数の被覆プレートを平坦位置から逸脱位置へ移動させるようにしたので、所定の当選役に当選した際に、被押圧部の被押圧面の形状を、平坦なものから立体的なものへと変化させることがき、これにより、押圧操作時の感触を変化させることができる。
従って、当否抽選で当選したことを知らせるにあたり、被押圧部の被押圧面の形状が変化したこと、及び、被押圧部の被押圧面の感触が変化したことで遊技者に当選を報知する、換言すると、視覚及び触覚の両方で当選の報知が行え、当該当選を遊技者に確実に報知でき、且つ、遊技を盛り上げるための報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点から、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(請求項9の効果)
請求項9記載の発明によれば、上記した請求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項9記載の発明によれば、平坦位置において複数の被覆プレートが形成する略平面から外側へ突出する突出位置が、その逸脱位置として設定された支持手段を採用したので、所定の当選役に当選した際に、被押圧部の被押圧面の形状を、平坦なものから外側に突出する形状に変化させることができる。
このため、報知演出を行うにあたり、被押圧部の被押圧面を平坦な形状から外側へ突出し、当該スロットマシンで遊技している遊技者以外の者にも視認可能な形状に変化させることができ、当該スロットマシンで遊技している遊技者だけでなく、その他の者にも当選を報知でき、この点で、遊技を盛り上げるための報知演出の演出効果をさらに一層高めることができる。
(請求項10の効果)
請求項10記載の発明によれば、上記した請求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項10記載の発明によれば、平坦位置において複数の被覆プレートが形成する略平面から内側へ引っ込む没入位置が、その逸脱位置として設定された支持手段を採用したので、所定の当選役に当選した際に、被押圧部の被押圧面の形状を、平坦なものから内側へ凹んだ形状に変化させることができる。
このため、報知演出を行うにあたり、被押圧部の被押圧面を平坦な形状から内側へ凹ませ、当該スロットマシンで遊技している遊技者以外の者には、視認し難い形状に変化させることができ、当該遊技者以外の者に知られないように、当該スロットマシンで遊技している遊技者のみに触覚により明確に当選の報知を行うことができる。
(請求項11の効果)
請求項11記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項11記載の発明によれば、複数の被覆プレートが略平面を形成する平坦位置、及び、この平坦位置で複数の被覆プレートが形成する略平面から外側へ突出する突出位置との二位置間に移動可能となるように、当該複数の被覆プレートを支持手段に支持させ、さらに、駆動手段の駆動力で前進位置及び後退位置の二位置間を往復駆動される棒状のプランジャーを当該駆動手段に設け、このプランジャーを前進位置に移動させることで、複数の被覆プレートを平坦位置から突出位置へ移動させるようにしたので、駆動手段として、電磁石を利用した操作機が採用できるようになり、駆動手段を簡単な構造にできるうえ、そのサイズを容易に小型化することができる。
従って、被押圧部の被押圧面の形状を、平坦なものから外側に突出する形状に変化させるようにしても、駆動手段のサイズが大きくなることがなく、全体の大きさに余裕がない停止スイッチに、被覆プレートを駆動する駆動手段を組み込むことが実現可能となり、これにより、停止スイッチを利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5には、本発明の第1実施形態が示されている。図1は、本第1実施形態に係るスロットマシンの全体を示す正面図、図2は、本第1実施形態に係る停止スイッチを示す図1のII−II線における断面図、図3は、本第1実施形態に係る停止スイッチを正面から見た正面図、図4は、本第1実施形態に係る被覆プレートを駆動するための駆動機構の概略を示す正面図、図5は、本第1実施形態に係る制御装置を示すブロック図である。
(スロットマシン1の概要)
本第1実施形態に係るスロットマシン1は、複数の回転リール40の各々に記された複数種類の図柄が所定の組合せとなるように、回転している回転リール40を停止させる遊技を行うものである。
このようなスロットマシン1は、図1に示すように、当該スロットマシン1の各種装置を収納するために、正面形状が長方形となった箱状の本体キャビネット2を備えたものとなっている。本体キャビネット2は、正面全体が開口された箱状の部材である。そして、本体キャビネット2には、その開口を塞ぐための前扉3が回動可能に設けられている。
前扉3の上下方向における中央部分は、スロットマシン1の遊技操作を行うための操作部4となっている。この操作部4には、次のような操作用の手段が設けられている。
すなわち、操作部4の図1中右端近傍には、前扉3の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴3Aと、遊技用メダルが投入されるメダル投入口18とが設けられている。
操作部4の図1における中央部分には、回転リール40の回転を停止させるストップスイッチ150 が設けられている。このストップスイッチ150 の図1中左端上方には、メダル投入口18に投入されたメダルのうち該遊技に賭けるメダルの枚数を設定するためのベットスイッチ16が設けられている。また、ストップスイッチ150 の図1中左側には、遊技動作を開始させるために操作されるとともに、操作されるとスタート信号を発信するスタートスイッチ30が設けられている。換言すると、スタートスイッチ30は、操作されると回転リール40の回転を開始させるものとなっている。このスタートスイッチ30の図1中左端上方には、貯留されているメダルを払い戻させるための精算スイッチ17が設けられている。
このような操作部4の下方には、文字及び図の少なくとも一方からなる標章、例えば、スロットマシン1の機種名を鮮明に表示するための下パネル3Bが設けられている。この下パネル3Bの裏側には、下パネル3Bを後方から照らす図示しないバックライト装置が設けられている。さらに、下パネル3Bの下方には、払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け部3Cが設けられている。
操作部4の上方には、横方向に細長い長方形状に形成された図柄表示窓13が設けられている。図柄表示窓13は、本体キャビネット2の内部に収納された回転リール40の図柄61を遊技者に見せるための窓である。
図柄表示窓13の上方には、動画の表示までもが可能となった液晶パネル型の表示装置66A が設けられている。
これらの表示装置66A 及び図柄表示窓13の周囲には、表示装置66A 及び図柄表示窓13の図1中左方、上方、右方を囲むように、逆U字形に配列された装飾ランプ部66B が設けられている。
また、前扉3の上方左右の角隅近傍には、種々の音声を出力するためのスピーカ66C が設けられている。
これらの装飾ランプ部66B 及びスピーカ66C は、各遊技毎にスロットマシン1の内部で行われる当否抽選で、所定の当選役に対応した当選フラグが成立した際に行われる報知演出を行うための演出手段66となっている。
この演出手段66は、遊技者に当選フラグが成立すると、例えば、ボーナスフラグが成立すると、装飾ランプ部66B を点灯又は点滅させる、スピーカ66C から当選音を発生させる等のいずれか一つを単独で作動させる、若しくは、これら二つ以上、又は、全部を同時に作動させることにより、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。なお、ボーナスフラグ等の当選フラグが成立すると、表示装置66A も、その旨を画面に映し出された文字や映像で表示し、この表示により、遊技者に当選フラグの成立を報知する報知演出を行うようになっている。
本体キャビネット2の内部には、次のような遊技用の装置が設けられている。
すなわち、図柄表示窓13の裏側には、前述の三個の回転リール40を回転可能に支持するとともに、各回転リール40を回転駆動する図示しないモータを備えたリールユニット60が設けられている。
また、本体キャビネット2の内部においてメダル投入口18の下方には、当該メダル投入口18に投入されたメダルの真贋を判定するメダルセレクタ15が設けられている。
下パネル3Bの裏側には、メダルセレクタ15が真正なものと判定したメダルを貯留するとともに、貯留しているメダルを遊技者へ払い出すことができるホッパーユニット65が設けられている。
リールユニット60は、図示しない枠体と、この枠体に支持された前述の図示しない三個のモータと、各々のモータの出力軸に結合された三個の回転リール40とを備えたものである。そして、三個の回転リール40の各々は、その周面に複数種類の図柄61が、例えば、合計21個の図柄61が記されたものとなっている。
ここで、操作部4の中央部分に設けられている三個のストップスイッチ150 は、本発明に基づく停止スイッチであり、三個の回転リール40のそれぞれに対応して設けられ、該当する回転リール40の回転を停止させる際に操作されるものとなっている。
(ストップスイッチ150)
ストップスイッチ150 は、図2に示すように、遊技者等によって押圧操作される被押圧部151 が形成された可動部152 と、内部の電気的接続が遮断状態から導通状態となる電気回路が形成された本体部153 とを備えたものとなっている。そして、ストップスイッチ150 は、その本体部153 がスロットマシン1の前面を形成している前扉3の前面壁部51の裏側に配置され、各ストップスイッチ150 に応じて当該前面壁部51に開口された各操作孔52を通って、その被押圧部151 が前扉3の外側に突出するようになっている。
ストップスイッチ150 の本体部153 は、可動部152 を図2中上下方向に進退可能に支持するものである。
ストップスイッチ150 の可動部152 は、被押圧部151 に前面壁部51から突出したその内部に設けられているコイルスプリング等の弾性体により本体部153 から遠ざかる方向へ付勢されている。
そして、ストップスイッチ150 の可動部152 は、被押圧部151 に押圧力が加えられていない状態では、図2(A)に示すように、前面壁部51の表面から所定の寸法だけ離れた遮断位置αに被押圧部151 が配置されるようになっている。ストップスイッチ150 は、被押圧部151 が遮断位置αに配置されていると、本体部153 の内部の接続状態が遮断状態となるように形成されている。
一方、ストップスイッチ150 の可動部152 は、被押圧部151 に前述の弾性体の弾性力よりも強い押圧力が加えられると、本体部153 に近づく方向へ移動し、図2(B)に示すように、遮断位置αよりも前面壁部51の表面に近い導通位置βまで達するようになっている。ストップスイッチ150 は、被押圧部151 が導通位置βまで到達すると、本体部153 の内部の接続状態が導通状態となるように形成されている。
ここで、ストップスイッチ150 の被押圧部151 は、複数(例えば、6個)の被覆プレート156 に分割されたものである。
そして、ストップスイッチ150 には、図2〜図4に示すように、複数の被覆プレート156 のそれぞれを所定の二位置の一方から他方へ移動可能に支持する支持手段としての支持フレーム157 と、これらの被覆プレート156 を所定の二位置の一方から他方へ移動させる駆動手段としてのロータリーソレノイド158 とが設けられている。
さらに具体的に説明すると、被押圧部151 は、図2及び図3に示すように、スロットマシン1の正面から見た形状が、円形に形成されたものである。
複数の被覆プレート156 の各々は、円形に形成された被押圧部151 を、その中心を通る線で分割した扇形に形成されたものである。
支持フレーム157 は、複数の被覆プレート156 のすぐ裏側に配置されるとともに、図3に示すように、円形に形成された固定プレート157A、及び、この固定プレート157Aの裏側に配置されるとともに、図4に示すように、固定プレート157Aとほぼ同じ大きさの円形に形成された可動プレート157Bを互いに重ね合わせたものである。
このうち、固定プレート157Aは、可動部152に回転不能に設けられたものである。
この固定プレート157Aには、図3に示すように、被覆プレート156 に応じて複数の長孔157Cが設けられている。これらの長孔157Cは、固定プレート157Aの径方向の中間位置において、当該径方向に延びるとともに、固定プレート157Aの周方向に等間隔に配置されたものとなっている。
一方、被覆プレート156 の各々には、固定プレート157Aの該当する長孔157Cの内部に挿通される係合突起156Aが設けられている。被覆プレート156 各々は、その係合突起156Aが長孔157Cに案内されて固定プレート157Aの径方向に移動可能となっている。
ここで、複数の被覆プレート156 及び固定プレート157Aの一方には、各被覆プレート156 移動方向に延びる図示しない回り止め用の溝が設けられている。
また、複数の被覆プレート156 及び固定プレート157Aの他方には、前述の回り止め用の溝の内部に挿入される図示しない回り止め用の突起が設けられている。
被覆プレート156 は、固定プレート157Aの径方向に移動する際に、係合突起156Aを中心に回転しないように、前述の溝及び突起が互いに係合するようになっている。
可動プレート157Bは、可動部152に固定されたロータリーソレノイド158 の駆動軸158Aに取り付けられることにより、可動部152に回動可能に設けられたものである。
この可動プレート157Bには、図4に示すように、被覆プレート156 に応じて複数の湾曲長孔157Dが設けられている。これらの湾曲長孔157Dは、可動プレート157Bの径方向の中間位置において、当該径方向に対して斜めに交差する方向に湾曲しながら延びるとともに、固定プレート157Aの周方向に等間隔に配置されたものとなっている。
そして、被覆プレート156 の係合突起156Aは、固定プレート157Aの長孔157Cを通って、可動プレート157Bの湾曲長孔157Dの内部に挿通されるようになっている。
そして、可動プレート157Bは、図4(A)に示すように、被覆プレート156 の係合突起156Aが長孔157Cの径方向内側の端部に配置された状態において、ロータリーソレノイド158 によって図4中反時計方向に回転駆動されると、湾曲長孔157Dの内部に挿入された係合突起156Aを固定プレート157Aの径方向外側に移動させるようになっている。
反対に、可動プレート157Bは、図4(B)に示すように、被覆プレート156 の係合突起156Aが長孔157Cの径方向外側の端部に配置された状態において、ロータリーソレノイド158 によって図4中時計方向に回転駆動されると、係合突起156Aを固定プレート157Aの径方向内側に移動させるようになっている。
これにより、複数の被覆プレート156 は、図3(A)の如く、各々が互いに寄せ集まる集合位置γ(図2の矢印参照)と、図3(B)の如く、互いに離れる分離位置δ(図2の矢印参照)との二位置間について移動可能となっている。
以上において、支持フレーム157 は、複数の被覆プレート156 の各々が互いに寄せ集まる集合位置γ、及び、互いに離れる分離位置δとの二位置間について移動可能に支持するものとなっている。
また、複数の被覆プレート156 の裏側には、図3(A)の如く、複数の被覆プレート156 が集合位置γに配置されている状態では、これらの被覆プレート156 に隠蔽され、視認することができないが、図3(B)の如く、複数の被覆プレート156 が分離位置δに配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部159 が設けられている。
ここで、掩蔽被押圧部159 と、被押圧部151とでは、遊技者等が指先で押圧操作を行う際に指先の感触が異なるように、押圧される部位の表面状態が相違している。
例えば、掩蔽被押圧部159 として、押圧される部位の表面が滑らかに仕上げられたものを採用できるとともに、被押圧部151として、押圧される部位の表面に細かい突起が多数形成され、ざらざらした感触の表面を備えたものが採用できる。
なお、複数の被覆プレート156 は、少なくとも表面がゴム等の柔軟性を有する材質で形成され、これにより、移動中の被覆プレート156 に、遊技者の指等が触れても、被覆プレート156 が遊技者を何ら傷つけることがなく、安全性が確保されるようになっている。
(スロットマシン1の制御装置20)
次に、スロットマシン1の制御装置20について説明する。
図5には、スロットマシン1に係る制御系統の概略構成が示されている。図5において、制御装置20は、マイクロコンピュータを利用したCPU並びにROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御や遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされたものである。
ここで、制御装置20の特徴を簡単に説明すると、制御装置20は、遊技が行われる毎に遊技の当否に係る当否抽選を行うために、後述する当否抽選手段90を備え、この当否抽選手段90による当否抽選で所定の当選役に対応した当選フラグが成立すると、遊技者に対して当該当選役への入賞を可能にするものである。また、制御装置20は、当該当選フラグが成立した際に、当該当選フラグが成立した旨を報知するために用意された複数種類の内定演出の中から一の内定演出を選択し、選択した一の内定演出を所定の確率で行うように形成されたものでもある。

制御装置20は、信号の受信や送信を行うために、図示しない信号入力部及び制御信号出力部を備えている。
このうち、信号入力部には、図5に示すように、前述したメダルセレクタ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、及び、ストップスイッチ150 等の遊技者による操作により信号を出力する機器が電気的に接続されている。
一方、制御信号出力部には、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出手段66、表示装置66A 、及び、ロータリーソレノイド158 等の能動的に動作する装置が電気的に接続されている。これにより、制御装置20は、遊技者の操作や遊技の結果に対応して、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出手段66、表示装置66A 、及び、ロータリーソレノイド158 等の動作制御が行えるようになっている。
このような制御装置20には、インストールされている前述のソフトウェアにより、スタートスイッチ30及びストップスイッチ150 の操作に対応した回転リール40の動作制御を含んだスロットマシン1の遊技全般を制御する遊技制御装置21と、当選フラグの成立を報知する内定演出等の演出を行うために、ロータリーソレノイド158 以外の装置、例えば、演出手段66及び表示装置66A 等を制御する演出制御手段22と、ストップスイッチ150 で内定演出を行うために、ロータリーソレノイド158 を制御するストップスイッチ演出制御手段23とが設けられている。
(遊技制御装置21)
このうち、遊技制御装置21は、図5の如く、ボーナスフラグ等の当選フラグが何ら成立していない状態で行われる通常遊技における遊技動作を制御する通常遊技制御手段70と、ボーナスゲーム等に入賞すると行われる特別遊技の遊技動作を制御する特別遊技制御手段80と、遊技が行われる毎に遊技の当否に係る当否抽選を行うための当否抽選手段90とを備えたものとなっている。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、図柄61の蹴飛ばし引き込み等を含む回転リール40の起動及び停止を制御する駆動制御機能と、ボーナスフラグ等の特別当選フラグ成立の権利の持ち越しを制御する持ち越し制御機能と、フラグ成立の権利が持ち越しがなされない小役に入賞した際にメダルを払い出す払い出し制御機能とを備えている。
通常遊技制御手段70は、駆動制御機能により、メダル投入口18にメダルが投入されたこと、ベットスイッチ16の操作によりメダルが投入(ベット)されたこと、及び、前遊技で「再遊技(Replay)」となった場合において前遊技から所定時間が経過したことのいずかかの条件が満たされると、スタートスイッチ30の操作を契機に、三個の回転リール40に対して一斉に回転を開始させるようになっている。
そして、通常遊技制御手段70は、駆動制御機能により、三個のストップスイッチ150 のそれぞれが操作されると、操作されたストップスイッチ150 に対応する回転リール40の回転を停止させるようになっている。
これらのストップスイッチ150 が三個すべて操作し終えた後に、三個の回転リール40の回転が全て停止し、図柄表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された当選役である小役を構成する複数の図柄61が揃うと、通常遊技制御手段70は、払い出し制御機能により、ホッパーユニット65に対して所定枚数のメダルを払い出させる。
ここで、スロットマシン1の遊技全般における当選役としては、入賞すると、メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞に対応する当選役と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞に対応する当選役と、メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」に対応する当選役とが準備されている。
これらの当選役のうち、当否抽選手段90による当否抽選の結果がいずれかの一の当選役となった場合、通常遊技制御手段70は、その当選役に対応した当選フラグを成立させるようになっている。
また、当否抽選手段90による当否抽選の結果が特別入賞に対応する当選である場合に、特別当選フラグ、いわゆるボーナスフラグが成立し、且つ、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60に設けられた回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の組合せである特別入賞図柄(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致していることを条件に入賞となり、スロットマシン1の遊技は、遊技者に有利な特別遊技に移行するようになっている。
このように当否抽選手段90の抽選により特別当選フラグが成立したものの、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別入賞図柄と一致していない場合、当該遊技では、特別遊技に移行することはない。この場合、通常遊技制御手段70は、特別当選フラグ成立の権利を、それ以後の遊技に持ち越すように、特別当選フラグの成立状態を維持するように制御を行うようになっている。そして、それ以後の遊技で、遊技者が停止図柄の組み合わせを特別入賞図柄と一致させることができれば、特別当選フラグ成立の権利が持ち越されていることから、特別遊技に移行するようになっている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞できなかった場合、不成立の状態に戻り、当選フラグ成立の権利が次の遊技への持ち越されることはない。
以上において、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ150 の操作タイミングの適否によるものである。
具体的には、通常遊技制御手段70は、ストップスイッチ150 を操作した後、190ms以内に回転リール40を停止させるようになっており、ストップスイッチ150 を操作した後、ストップスイッチ150 を操作したほぼその時点の位置だけでなく、190ms以内に停止可能となる回転リール40の円周上の引き込み可能範囲内における任意の位置にも停止させることが可能となっている。
換言すると、通常遊技制御手段70は、停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれている場合には、停止するまでの時間を遅らせて、有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで回転リール40を停止させるように制御を行うようになっている。
なお、ストップスイッチ150 の操作タイミングが不適切である等により、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、成立した当選フラグ対応する入賞図柄が含まれていない場合には、有効入賞ライン上に、入賞図柄を引き込んで停止することは不可能となっている。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、通常遊技とは異なる特別遊技における遊技動作を制御するものとなっている。
すなわち、スロットマシン1には、特別遊技として、特定導入遊技(BBゲーム)、特定遊技(RBゲーム)及び特定入賞遊技(JACゲーム)が設定されている。
ここで、BBゲームは、スロットマシン1の遊技における最も大きな役であり、複数回数のRBゲームが行える特別遊技である。
RBゲームは、所定回数の入賞が達成されるまで最大回数を限度に複数回のJACゲームが行える特別遊技である。また、RBゲームは、BBゲームに移行した際にBBゲームの一環として行われる場合、及び、BBゲームの一環ではなく単独で行われる場合のいずれの状況でも行われる。
JACゲームは、RBゲーム中に行われ、入賞するとメダルの払い出しが遊技者に対して行われる特別遊技となっている。
なお、特別遊技としては、BBゲーム、RBゲーム及びJACゲームに限定されるものではなく、さらに、表示装置66A 等を利用して指示した順番でストップスイッチ150 を操作すると入賞に至るATゲーム等を追加してもよい。
このような特別遊技は、通常遊技の実行中に当否抽選手段90により特別当選フラグが成立した状態で、遊技者の操作により停止した停止図柄が前述の特別入賞図柄と一致すると、開始されるものとなっている。
例えば、BBゲームは、通常遊技において、ビッグボーナスフラグが成立した状態で、「7」等の図柄が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65が所定枚数のメダルの払い出しを行うが、このメダルの払い出しとともに開始されるようになっている。
特別遊技制御手段80には、図4に示すように、BBゲームにおける遊技動作を制御する特定導入遊技制御手段81と、RBゲームにおける遊技動作を制御する特定遊技制御手段82とが設けられている。
特定導入遊技制御手段81は、BBゲームに移行した当初、小役の入賞の可能性がある通常遊技と同様の遊技動作の制御を行い、RBゲームに移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃うと、その後、RBゲームの遊技動作の制御を行うものである。
具体的には、特定導入遊技制御手段81は、RBゲームに移行するまでは、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって遊技を開始させ、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しを行わせるようになっている。
従って、特定導入遊技制御手段81は、RBゲームに移行するまでは、通常遊技と同様に、当否抽選手段90に小役を含めた抽選を毎回行わせるようになっている。
ここで、BBゲームは、通常、当該BBゲームにおいてRBゲームの実施回数が所定の最大回数(例えば、3回)に達する、或いは、当該BBゲームにおいて通常遊技と同様の遊技の実施回数が所定の最大回数(例えば、30回)に達すると、終了するようになっている。
このため、特定導入遊技制御手段81は、BBゲームが終了するまで、複数回のRBゲームを行うように制御を行い、1回目のRBゲームが終了した後は、通常遊技と同様の遊技動作が行われるように、その遊技動作を制御するようになっている。
また、BBゲームを終了させる条件は、当該BBゲームで行われたRBゲームの回数、或いは、通常遊技と同様の遊技の回数が、予め設定された最大回数に達したことに限らず、遊技者に払い出されたメダル枚数が予め設定された最大枚数に達したことでもよい。換言すると、BBゲームにおいて、遊技者に払い出されたメダル枚数が予め設定された最大枚数に達したら、BBゲームを終了するようにしてもよい。
特定遊技制御手段82は、RBゲームに移行すると、1枚のメダル投入で遊技を開始させた後、当該遊技の動作を制御するようになっている。具体的には、特定遊技制御手段82は、遊技者が1枚のメダルを投入し、回転リール40の回転駆動を開始させた後、回転リール40を停止した際に、所定の図柄が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞とし、所定枚数のメダルをホッパーユニット65に払い出させるように遊技動作を制御するものとなっている。
ここで、RBゲームは、入賞するとメダルの払い出しがなされるJACゲームが予め定められた最大回数(例えば、12回)を越えない範囲で行われ、そのうち、予め定められた最大入賞回数(例えば、8回)の入賞が可能である。
すなわち、RBゲームは、JACゲームの実施回数が最大回数に達した時、或いは、JACゲームの実施における入賞回数が最大入賞回数に達した時のいずれか早い時に終了するようになっている。
(当否抽選手段90)
当否抽選手段90は、予め定めた抽選確率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当否抽選手段90による抽選結果が当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞となり、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
この当否抽選手段90には、図2に示すように、当否抽選用の乱数を発生させる乱数発生手段91と、この乱数発生手段91が発生した乱数を所定の条件で抽出する乱数抽出手段92と、当否判定の際に当選領域が参照される当否判定テーブル93と、この当否判定テーブル93に基づいて当否判定を行う判定手段94とが設けられている。
乱数発生手段91は、予め設定された所定の数値領域内(例えば、十進数で0〜999の範囲内)で、当否抽選用の乱数を発生させるものである。
乱数抽出手段92は、予め設定された所定の条件が達成されたことを契機に、例えば、スタートスイッチ30が操作されたことを契機に、乱数発生手段91によって次々発生される乱数の中から一の乱数を抽出し、抽出した乱数を抽出乱数データとするものである。
当否判定テーブル93は、乱数発生手段91がとりうる乱数の全領域における所定の箇所に、BBゲーム等の各入賞役に対応した当選役の各々を決定する当選領域がそれぞれ割り当てられたものである。当否判定テーブル93としては、各当選役の当選する確率である抽選確率データが互いに異なる複数種類のものが用意されている。
判定手段94は、各遊技に対応した抽選確率データを有する当否判定テーブル93を選択し、選択した当否判定テーブル93と、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データとに基づいて、当否の判定及び当選の場合には当選役を決定するものである。具体的には、判定手段94は、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データと、選択した当否判定テーブル93における各当選領域の当否判定領域データとを照合し、乱数抽出手段92が抽出した抽出乱数データに一致する当否判定領域データが属する当選領域から、当否の判定及び当選役の決定を行うものである。
(演出制御手段22)
演出制御手段22は、特別当選フラグが成立した際に、当該特別当選フラグが成立したことを報知する報知演出等の演出であって、ストップスイッチ150 以外の装置を利用する演出を行うために、装飾ランプ部66B 及びスピーカ66C 等を含む演出手段66、並びに、表示装置66A 等の装置を制御するものである。
さらに説明すると、演出制御手段22は、当否抽選手段90が当否抽選によりボーナスフラグである特別当選フラグを成立させた際に、当該当否抽選手段90から出力されるボーナスフラグの状態を示すステータス信号を受信し、このステータス信号の受信を契機に、複数種類の報知演出のなかから一の報知演出を選択する抽選を行うようになっている。
この際、演出制御手段22の抽選の結果としては、演出手段66及び表示装置66A 等の装置を利用して報知演出を行うことだけでなく、ストップスイッチ150 を利用した報知演出を行うことや、報知演出を何ら行わないことも含まれている。
演出制御手段22は、演出手段66及び表示装置66A 等の装置を利用して報知演出を行うことが抽選により選択された場合には、演出動作の制御を行うが、報知演出を何ら行わないこと、又は、ストップスイッチ150 を利用する報知演出を行うことが選択された場合には、演出動作の制御を行わないようになっている。
(ストップスイッチ演出制御手段23)
ストップスイッチ演出制御手段23は、当否抽選手段90による当否抽選で当選し、且つ、演出制御手段22の抽選により、ストップスイッチ150 を利用する報知演出を行うことが選択された場合、ストップスイッチ150 を利用する報知演出を行うためにロータリーソレノイド158 の動作制御を行うものである。
具体的には、ストップスイッチ演出制御手段23は、演出制御手段22の抽選により、ストップスイッチ150 を利用する報知演出を行うことが選択されると、複数の被覆プレート156 を集合位置γから分離位置δへ移動させるように、ロータリーソレノイド158 の動作制御を行うようになっている。これにより、ストップスイッチ150 は、掩蔽被押圧部159 が露出され、掩蔽被押圧部159 の押圧操作が可能となっている。
なお、ストップスイッチ演出制御手段23は、回転リール40がすべて停止してから所定時間が経過すると、複数の被覆プレート156 を分離位置δから集合位置γへ移動させ、掩蔽被押圧部159 を隠蔽するように、ロータリーソレノイド158 の動作制御を行うようになっている。
以上において、ストップスイッチ演出制御手段23は、駆動装置であるロータリーソレノイド158 に複数の被覆プレート156 を所定の二位置である集合位置γ及び分離位置δの一方から他方へ移動させる制御手段となっている。
また、ストップスイッチ演出制御手段23は、所定の当選役に当選すると、掩蔽被押圧部159 の押圧操作が可能となるように、ロータリーソレノイド158 に複数の被覆プレート156 を集合位置γから分離位置δへ移動させて、掩蔽被押圧部159 を露出させるように形成されたものとなっている。
なお、ストップスイッチ演出制御手段23は、演出制御手段22の抽選により、ストップスイッチ150 を利用する報知演出を行うことが選択されなかった場合には、演出動作の制御を何ら行わないようになっている。
次に、本第1実施形態に係る制御装置20によって行われる遊技動作の制御処理である遊技制御処理と、ストップスイッチ150 を利用した報知演出の処理であるストップスイッチ演出処理とについて図6〜図9を参照しながら説明する。なお、本第1実施形態に係る制御装置20において、遊技制御処理及びストップスイッチ演出処理は、並列処理される。そこで、先に、遊技制御処理について説明した後に、ストップスイッチ演出処理についての説明を行う。
スロットマシン1の電源が投入されると、遊技制御処理及びストップスイッチ演出処理が開始され、スロットマシン1のゲームが開始される。この際、遊技制御処理は、図6の如く、ステップS1000から処理が開始される。
すなわち、図6に示すように、ステップS1000において、メダルの投入により操作が可能となったスタートスイッチ30の操作を検知する検知処理が行われ、スタートスイッチ30が操作されて、スタートスイッチ30の内部接点が閉じると、これに対応して、遊技スタート時の音声を出力する処理を開始する等、スタートスイッチ30の操作に対応した処理も行われ、この後、次のステップS1100へ進む。
ステップS1100において、当否抽選手段90により当否抽選処理が行われる。この後、次のステップS1200に進み、このステップS1200で、回転リール40の回転駆動を開始させてから、次のステップS1300に進む。
ステップS1300では、ストップスイッチ150 の操作を検知する検知処理が行われる。すなわち、ステップS1300において、遊技者によってストップスイッチ150 が操作されて、ストップスイッチ150 の内部接点が閉じたことが検知されると、次のステップS1400へ進む。ステップS1400では、回転リール40の回転停止処理が行われ、これにより、回転リール40が停止し、この後、次のステップS1500へ進む。
ステップS1500では、三個の回転リール40に対応するすべてのストップスイッチ150 の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ150 がすべて操作されたと判定された場合、次のステップS1600へ進む。
一方、ステップS1500で、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ150 がすべて操作されていないと判定された場合、ステップS1300に戻る。
ステップS1600において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合には、次のステップS1700へ進み、ステップS1700で、入賞図柄に対応する枚数のメダルが払い出された後、一回分の遊技が終了する。
一方、ステップS1600で、入賞していないと判定された場合、ステップS1700をスキップして、一回分の遊技が終了する。
次に、前述の遊技制御処理におけるステップS1100の当否抽選処理について、図7を参照しながら、さらに詳しく説明する。
まず、図7に示すように、ステップS1110において、当否抽選手段90の乱数発生手段91により発生された乱数の中から乱数抽出手段92によって乱数が抽出され、この抽出処理が完了したら、次のステップS1120へ進む。
ステップS1120において、抽出された乱数が乱数抽出手段92の内部に記憶され、この後、次のステップS1130へ進み、ステップS1130で、判定手段94により、抽出された乱数と、当否判定テーブル93の当否判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップS1140に進む。
ステップS1140において、判定手段94により、抽出された乱数が、当否判定テーブル93のどの当選領域に含まれるかが判定され、これにより当選役についての評価が行われ、この評価が完了したら、次のステップS1150へ進む。
ステップS1150では、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。この設定が完了すると、当否抽選処理が終了する。
続いて、前述の遊技制御処理におけるステップS1400のリール回転停止処理について、図8を参照しながら、さらに詳しく説明する。
まず、図8に示すように、ステップS1410において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合には、次のステップS1420へ進み、反対に、蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合には、ステップS1440へ進む。
ステップS1420では、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる、換言すると、図柄を1個ずつ蹴飛ばす蹴飛ばし処理を行い、この後、次のステップS1430へ進む。
ステップS1430では、ステップS1420において蹴飛ばされた最後の図柄が延べ4個目に達したか否かが判定される。このステップS1430で、ストップスイッチ150 を操作した後、最後に蹴飛ばされた図柄が延べ4個目に達したと判定された場合には、ステップS1460へ進み、反対に、最後に蹴飛ばされた図柄が延べ4個目に達していないと判定された場合には、ステップS1410に戻る。
一方、ステップS1410において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定されたため、ステップS1440に進んだ場合には、ステップS1440において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。
そして、ステップS1440で、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップS1450へ進み、反対に、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップS1460へジャンプする。
ステップS1450では、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、ステップS1450で、引き込み設定が達成されたと判定された場合には、ステップS1460へ進み、反対に、ステップS1450で、引き込み設定が達成されていないと判定された場合には、ステップS1420へ進む。
ステップS1460では、回転リール40の回転を停止させる停止処理が行われ、このステップS1460における停止処理の完了をもって、リール回転停止処理が終了する。
次いで、本第1実施形態に係るストップスイッチ150 を利用して報知演出を行うストップスイッチ演出処理について図9を参照しながら説明する。
前述のように、スロットマシン1の電源が投入されると、遊技制御処理及びストップスイッチ演出処理が開始され、スロットマシン1のゲームが開始される。この際、ストップスイッチ演出処理は、図9の如く、ステップS2100から処理が開始される。
すなわち、図9に示すように、まず、ステップS2100において、当否抽選手段90による当否抽選で所定の当選役、例えば、BBゲームに当選したか否かが判定される。
そして、ステップS2100で、所定の当選役に当選したと判定された場合には、次のステップS2200へ進む一方、ステップS2100で、所定の当選役に当選したと判定されなかった場合には、当該ステップS2100をもってストップスイッチ演出処理が完了する。
ステップS2200では、演出制御手段22による報知演出を選択する抽選で、ストップスイッチ150 を利用した報知演出が選択されたか否かが判定される。
そして、ステップS2200で、ストップスイッチ150 を利用した報知演出が選択されたと判定された場合には、次のステップS2300へ進む一方、ステップS2200で、ストップスイッチ150 を利用した報知演出が選択されたとの判定がなされなかった場合には、当該ステップS2200をもってストップスイッチ演出処理が完了する。
ステップS2300では、ストップスイッチ150 に設けられている被押圧部151 を展開するストップスイッチ150 の展開演出処理を行う。すなわち、ステップS2300では、ロータリーソレノイド158 の作動により、複数の被覆プレート156 を集合位置γから分離位置δへ移動させ、これにより、ストップスイッチ150 の被押圧部151 を展開し、掩蔽被押圧部159 を露出させる被押圧部151 の展開演出処理を行う。
そして、複数の被覆プレート156 がすべて分離位置δに到達したら、被押圧部151 の展開演出処理は完了し、次のステップS2400へ進む。
ステップS2400では、複数設けられている回転リール40が全部停止したか否かが判定される。ステップS2400で、回転リール40が全部停止したと判定された場合には、次のステップS2500へ進む一方、ステップS2400で、回転リール40が全部停止したと判定されなかった場合には、当該ステップS2400をもってストップスイッチ演出処理が完了する。
ステップS2500では、被押圧部151 を展開して行っていた被押圧部151 の展開演出を終了する終了処理を行う。すなわち、ステップS2500では、ロータリーソレノイド158 の作動により、複数の被覆プレート156 を分離位置δから集合位置γへ移動させ、複数の被覆プレート156 で掩蔽被押圧部159 を隠蔽する。
そして、複数の被覆プレート156 がすべて集合位置γに到達したら、被押圧部151 の展開演出を終了させる終了処理は完了し、以上により、ステップS2100から開始された一連のストップスイッチ演出処理が完了する。
(第1実施形態の効果)
前述のような本第1実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、ストップスイッチ150 の押圧操作の際に押圧される部位に形成される被押圧部151 を、複数の被覆プレート156 に分割し、これらの被覆プレート156 を所定の二位置(集合位置γ及び分離位置δ)の一方から他方へ移動可能に支持する支持手段である支持フレーム157 と、前述の二位置の一方から他方へ複数の被覆プレート156 を移動させる駆動手段であるロータリーソレノイド158 と、所定の当選役に当選すると、ロータリーソレノイド158 に複数の被覆プレート156 を前述の二位置の一方から他方へ移動させる制御手段であるストップスイッチ演出制御手段23とを設け、遊技における当否に係る当否抽選で当選すると、被押圧部151 の形状が変化するので、当否抽選で当選したことを遊技者に視覚を通じて報知することができる。
また、ストップスイッチ150 の形状が変化するので、遊技者がストップスイッチ150 を操作する際の指の感触等も変化させることことができ、この感触の変化により、遊技者は、ストップスイッチ150 の形状変化を知ることができるので、当否抽選で当選したことを遊技者に触覚を通じて報知することもできる。
従って、当否抽選で当選した際に複数の被覆プレート156 を移動させて報知演出を行うことにより、遊技者が回転リール40を見つめ続けているために、スロットマシン1の他の部分に視線を移すことがなくても、当否抽選で当選したことを遊技者に確実に気付かせることができ、これにより、遊技を盛り上げるための報知演出として、その演出効果が充分得られるようになり、ストップスイッチ150 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
また、複数の被覆プレート156 の各々が互いに寄せ集まる集合位置γ、及び、互いに離れる分離位置δとの二位置間について移動可能となるように、当該複数の被覆プレート156 を支持フレーム157 に支持させ、さらに、複数の被覆プレート156 が集合位置γに配置されている状態では、これらの被覆プレート156 に隠蔽されるとともに、複数の被覆プレート156 が分離位置δに配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部159 を設けたので、当否抽選で所定の当選役に当選した際には、被覆プレート156 に隠蔽された掩蔽被押圧部159 を露出させることができる。
ここで、被押圧部151 の表面と、掩蔽被押圧部159 の表面とで押圧の際における感触が著しく異なるようにしておけば、押圧操作時の感触の変化で当否抽選で当選したことを知らせるにあたり、感触が変化したことを遊技者に確実に気が付かせることができ、これにより、当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知できるうえ、遊技を盛り上げるための報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点から、ストップスイッチ150 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
さらに、円形に形成された被押圧部151 の中心を通る線で当該被押圧部151 を分割した扇形となるように、複数の被覆プレート156 を形成し、さらに、被押圧部151 の中心に寄せ集まる集合位置γ、及び、被押圧部151 の中心から径方向に離隔した分離位置δの二位置間について移動可能となるように、複数の被覆プレート156 を支持フレーム157 に支持させたので、当否抽選で所定の当選役に当選した際には、複数の被覆プレート156 が被押圧部151 の中心から径方向へ花の咲くように開くように移動するようになる。
このため、当否抽選で当選したことを知らせる報知演出を行うにあたり、複数の被覆プレート156 を集合位置γから分離位置δへ移動させることにより、ストップスイッチ150 の外観について、その形状を変化させるだけでなく、全体の寸法も大きく変化させることができ、これにより、視覚によって当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知できるうえ、被覆プレート156 が花の咲くように開くことから、報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点からも、ストップスイッチ150 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
また、複数のストップスイッチ150 をスロットマシン1の前扉3の裏側に配置し、前扉3の前面壁部51に開口した操作孔52を通って、その被押圧部151 を前扉3の外側に突出させるようにしたので、ストップスイッチ150 に形成されている被押圧部151 及び被覆プレート156 以外の殆どすべての部分が前扉3の裏側に配置され、ストップスイッチ150 の電気素子部分を含むスイッチ本体としての本体部153 、及び、被覆プレート156 を駆動するロータリーソレノイド158 を前扉3の裏側に隠蔽することができ、これにより、遊技者等によってストップスイッチ150 の本体部153 及びロータリーソレノイド158 が悪戯されることがなくなり、ストップスイッチの本体部153 及びロータリーソレノイド158 の動作異常や故障の発生を防止することができ、従って、被覆プレート156 を移動させて報知演出を行うようにしても、スロットマシン1の稼働率を維持することができ、この点からも、ストップスイッチ150 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(第2実施形態)
図10〜図12には、本発明の第2実施形態が示されている。図10は、本第2実施形態に係る停止スイッチを示す断面図、図11は、本第2実施形態に係る停止スイッチを正面から見た正面図、図12は、本第2実施形態に係る被覆プレートを駆動するための駆動機構の概略を示す正面図である。
なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同様の装置や部位等には、同一符号を付し、その説明を省略又は簡略する。
(ストップスイッチ250)
本第2実施形態は、前記第1実施形態における直線的に摺動する被覆プレート156 を、被押圧部251 の表面に沿って回動する被覆プレート256 としたものである。換言すると、本第2実施形態に係る被覆プレート256 は、カメラにおいてレンズから入ってくる光の量を調節する装置である絞り機構を応用したものである。
すなわち、本第2実施形態に係るスロットマシン1には、前記第1実施形態と同様に、停止スイッチとしてのストップスイッチ250 が複数設けられている。
これらのストップスイッチ250 の各々には、前記第1実施形態と同様に、図10の如く、遊技者等によって押圧操作される可動部152 と、遮断状態及び導通状態の一方から他方へ電気的に切りかわる本体部153 とが設けられている。
また、これら複数のストップスイッチ250 の各々は、スロットマシン1の前面を形成している前扉3の前面壁部51の裏側に配置されている。
ここで、前面壁部51には、各ストップスイッチ250 に応じて開口された操作孔52が設けられている。これら複数のストップスイッチ250 の各々は、各操作孔52を通じて、その可動部152 に形成された被押圧部251 が押圧操作可能となっている。
ストップスイッチ250 の可動部152 は、被押圧部251 に押圧力が加えられていない状態では、図10(A)に示すように、前面壁部51の表面から所定の寸法だけ離れた遮断位置αに被押圧部251 が配置されるようになっている。
一方、ストップスイッチ250 の可動部152 は、被押圧部251 に前述の弾性体の弾性力よりも強い押圧力が加えられると、本体部153 に近づく方向へ移動し、図10(B)に示すように、遮断位置αよりもさらに前面壁部51の表面から離れた導通位置βまで達するようになっている。
ここで、ストップスイッチ250 の被押圧部251 は、複数(例えば、6個)の被覆プレート256 に分割されたものである。
そして、ストップスイッチ250 には、図11に示すように、複数の被覆プレート256 のそれぞれを所定の二位置の一方から他方へ移動可能に支持する支持手段としての支持フレーム257 と、これらの被覆プレート256 を所定の二位置の一方から他方へ移動させる駆動手段としてのロータリーソレノイド158 とが設けられている。
さらに具体的に説明すると、被押圧部251 は、スロットマシン1の正面から見た形状が、円形に形成されたものである。
複数の被覆プレート256 の各々は、図11(A)の如く、円弧状に湾曲した湾曲辺256Aを有するとともに、この湾曲辺256A側が凹み、且つ、当該湾曲辺256Aの一端側に向かって次第に細くなっていく略鉤爪形に形成されたプレートである。
支持フレーム257 は、複数の被覆プレート256 のすぐ裏側に配置されるとともに、図11に示すように、円形の環状に形成された固定リング257Aと、図11及び図12に示すように、固定リング257Aの内側の同心位置に配置されるとともに、円板状に形成された可動プレート257Bとを備えたものとなっている。
このうち、固定リング257Aは、可動部152に移動不能に固定されたものとなっている。
固定リング257Aには、図11に示すように、被覆プレート156 に応じて複数の回動支持軸257Cが設けられている。これらの回動支持軸257Cは、それぞれが被押圧部251 の遊技者等に押圧される被押圧面と略直角に交差する支持軸となっており、固定リング257Aの外周縁近傍において当該固定リング257Aの周方向に等間隔に配置されたものとなっている。
ここにおいて、支持フレーム257 は、複数設けられた回動支持軸257Cの各々で、複数の被覆プレート256 の各々の湾曲辺256Aの他端側を軸支し、図11(B)に示すように、被覆プレート256 の各湾曲辺256Aの一端側が被押圧部251 の中央に寄せ集まる集合位置、及び、図11(A)に示すように、被覆プレート256 の各湾曲辺256Aの一端側が被押圧部251 の外周縁部分に移動し、複数の被覆プレート256 が円形の開口を形成する分離位置の二位置間について、複数の被覆プレート256 を回動可能に支持するものとなっている。
また、複数の被覆プレート256 の各々には、図11の如く、裏側の可動プレート257Bと重なり合う範囲内に収まるように、その湾曲辺256Aの他端側から一端側へ向かって延びる長孔256Bが形成されている。
一方、可動プレート257Bには、被覆プレート156 の長孔256Bのそれぞれに応じて、複数の係合突起257Dが設けられている。これらの係合突起257Dの各々は、対応する被覆プレート156 に設けられている長孔256Bの内部に挿通され、この長孔256Bの内部から当該被覆プレート156 と係合するようになっている。
そして、可動プレート257Bは、可動部152に固定されたロータリーソレノイド158 の駆動軸158Aに取り付けられ、ロータリーソレノイド158 を介して可動部152に回動可能に取り付けられている。
このような可動プレート257Bは、図11(A)に示すように、可動プレート257Bが分離位置に配置されている状態、換言すると、被覆プレート256 に設けられている長孔256Bの端部のうち、回動支持軸257Cから離れた方の端部に、その係合突起257Dが配置された状態において、図12(A)に示すように、ロータリーソレノイド158 によって図12中時計方向に可動プレート257Bが回転駆動されると、係合突起257Dによって反時計方向へ押圧されて、分離位置から集合位置へ向かって回動するようになっている。
反対に、可動プレート257Bは、図11(B)に示すように、可動プレート257Bが集合位置に配置されている状態、換言すると、被覆プレート256 に設けられている長孔256Bの端部のうち、回動支持軸257Cに近い方の端部に、その係合突起257Dが配置された状態において、図12(B)に示すように、ロータリーソレノイド158 によって図12中反時計方向に可動プレート257Bが回転駆動されると、係合突起257Dによって時計方向へ押圧されて、分離位置から集合位置へ向かって回動するようになっている。
ここで、複数の被覆プレート256 の裏側には、図11(B)の如く、複数の被覆プレート156 が集合位置に配置されている状態では、これらの被覆プレート256 に隠蔽され、視認することができないが、図11(A)の如く、複数の被覆プレート256 が分離位置に配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部259 が設けられている。
ここで、掩蔽被押圧部259 と、被押圧部251とでは、遊技者等が指先で押圧操作を行う際に指先の感触が異なるように、押圧される部位の表面状態が相違している。
また、掩蔽被押圧部259 と、被押圧部251とでは、その表面が視覚的に著しく異なる色彩で着色されている。
(第2実施形態の効果)
このような本第2実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の効果を達成できるほか、次のような効果を付加できる。
すなわち、円弧状に湾曲した湾曲辺256Aを有するとともに、この湾曲辺256A側が凹み、且つ、当該湾曲辺256Aの一端側に向かって次第に細くなっていく略鉤爪形に各被覆プレート256 を形成し、被押圧部251 の押圧される被押圧面と略直角に交差する回動支持軸257Cで、各被覆プレート256 の湾曲辺256Aの他端側を軸支することにより、被覆プレート256 の各湾曲辺256Aの一端側が被押圧部251 の中央に寄せ集まる集合位置、及び、被覆プレート256 の各湾曲辺256Aの一端側が被押圧部251 の外周縁部分に移動し、これらの被覆プレート256 が円形の開口を形成する分離位置の二位置間について、複数の被覆プレート256 の各々を回動可能となるようにしたので、複数の被覆プレート256 を集合位置から分離位置へ向かって回動させると、複数の被覆プレート256 が囲んでいる中央開口を開くにあたり、カメラの絞り部分の如く徐々に開くことができる。ここで、被押圧部251 の表面の色彩と、掩蔽被押圧部259 の表面の色彩とが視覚的に著しく異なっていることから、複数の被覆プレート256 を分離位置へ向かって回動させると、見る者に対して、掩蔽被押圧部259 の表面の色彩があたかも円形に広がって行くように感じさせることができる。
このため、当否抽選において当選した際に、複数の被覆プレート256 の各々を回動させ、掩蔽被押圧部259 の表面を徐々に大きく露出させていくことにより、見る者に対して、掩蔽被押圧部259 があたかも円形に広がって行くように感じさせることができ、これにより、当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知することができ、しかも、報知演出の演出効果をさらに一層高めることもできるようになり、従って、ストップスイッチ250 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
また、複数のストップスイッチ250 をスロットマシン1の前扉3の裏側に配置し、前扉3の前面壁部51に開口した操作孔52を通じて、その被押圧部251 の押圧操作が行えるようにしたので、ストップスイッチ250 の殆どすべての部分が前扉3の裏側に配置され、ストップスイッチ250 の本体部153 の電気素子部分、被覆プレート156 を回動可能に支持する支持フレーム257 、及び、被覆プレート256 を駆動するロータリーソレノイド158 等を前扉3の裏側に隠蔽することができ、これにより、遊技者等によってストップスイッチ250 の本体部153 、支持フレーム257 及びロータリーソレノイド158 が悪戯されることがなくなり、ストップスイッチ250 の本体部153 、支持フレーム257 及びロータリーソレノイド158 の動作異常や故障の発生を防止することができ、従って、被覆プレート156 を移動させて報知演出を行うようにしても、スロットマシン1の稼働率を維持することができ、この点からも、ストップスイッチ250 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(第3実施形態)
図13〜図15には、本発明の第3実施形態が示されている。図13は、本第3実施形態に係る停止スイッチを示す断面図、図14は、本第3実施形態に係る停止スイッチを正面から見た正面図、図14は、本第3実施形態に係る被覆プレートを駆動するための駆動機構の概略を示す拡大断面図である。
なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同様の装置や部位等には、同一符号を付し、その説明を省略又は簡略する。
(ストップスイッチ350)
本第3実施形態は、前記第1実施形態における直線的に摺動する被覆プレート156 を、観音開き式の扉のように回動する被覆プレート356 としたものである。
すなわち、本第3実施形態に係るスロットマシン1には、前記第1実施形態と同様に、停止スイッチとしてのストップスイッチ350 が複数設けられている。
そして、図13及び図14に示すように、ストップスイッチ350 の可動部152 には、遊技者等によって押圧操作される部位である被押圧部351 が設けられ、この被押圧部351 は、二つの被覆プレート356 に分割されたものとなっている。
また、ストップスイッチ350 の可動部152 には、被覆プレート356 のそれぞれを所定の二位置の一方から他方へ移動可能、具体的には、回動可能に支持する支持手段として一対の支持部357 が設けられ、されに、被覆プレート356 を所定の二位置の一方から他方へ移動させる駆動手段として、後述するロータリーソレノイド358 が設けられている。
さらに具体的に説明すると、被押圧部351 は、スロットマシン1の正面から見た形状が、円形に形成されたものである。
そして、被覆プレート356 の各々は、被押圧部351 を、その中心を通る線で分割した扇形(半円形)に形成されたものとなっている。被覆プレート356 は、図14に示すように、当該円弧状の周縁部の中央近傍において周縁から内側へ略矩形状に凹んだ一対の切り欠き部356Aを備えている。
支持部357 は、被押圧部351 の周縁部分において、被覆プレート356 の切り欠き部356Aに応じた位置に配置されるとともに、図14に示すように、被覆プレート356 の切り欠き部356Aの内部に収納されるように、可動部152 の表面に突設された一対のボス部357Aを備えたものとなっている。そして、支持部357 には、被覆プレート356 の円弧状に形成された周縁部の中央近傍部分と、一対のボス部357Aとの両方を貫通する回転軸357Bが設けられている。この回転軸357Bは、遊技者等により押圧される被押圧部351 の被押圧面と平行に配置された支持軸となっている。
このような支持部357 は、この回転軸357Bで、被覆プレート356 の円弧状に形成された周縁部の中央近傍部分を回動可能に軸支している。
ここにおいて、半円形の扇状に形成された被覆プレート356 は、その円弧状となった端縁部分が回転軸357Bに軸支されている。これにより、被覆プレート356 は、扇状の中心角部分、すなわち、円弧の直線部分となる弦側の端部が大きくな弧を描いて回動するようになっている。
換言すると、被覆プレート356 は、図13(A)及び図14(A)に示すように、その弦側の端部が被押圧部351 の中央に寄せ集まる集合位置γ、及び、図13(B)及び図14(B)に示すように、当該弦側の端部が被押圧部351 の周縁から外側に離隔した分離位置δの二位置間について回動可能となっている。
また、被覆プレート356 の円弧状に形成された周縁部の中央部分には、図14に示すように、両側の切り欠き部356Aよりも小さく凹んだ凹部356Bが形成されている。この凹部356Bには、図15に示すように、可動部152 の内部に向かって延びる棒状のリンク部材352 の一端が収納されている。リンク部材352 の当該一端は、その両側に配置された被覆プレート356 の側壁部分に回転自在に連結されている。
リンク部材352 は、前述したロータリーソレノイド358 の駆動力を被覆プレート356 まで伝達し、当該駆動力で被覆プレート356 を回動させるものである。
可動部152 の内部には、前述したロータリーソレノイド358 と、このロータリーソレノイド358 に回転駆動される一対の歯車353 とが設けられている。
このうち、ロータリーソレノイド358 の出力軸358Aには、ピニオン・ギア358Bが取り付けられている。
また、一対の歯車353 は、互いに噛み合っているとともに、その一方がロータリーソレノイド358 の出力軸358Aに取り付けられたピニオン・ギア358Bと噛み合っている。そして、これらの歯車353 の各々の回転軸には、それぞれクランクアーム354 の基端が固定され、各クランクアーム354 の先端には、リンク部材352 の他端がそれぞれ回転自在に連結されている。
このような一対の被覆プレート356 は、図15に示すように、当該被覆プレート356 が集合位置γに配置されている状態において、ロータリーソレノイド358 の出力軸358Aが、図15中反時計方向に回転すると、集合位置γから分離位置δへ向かって回動するようになっている。
反対に、一対の被覆プレート356 は、図15において二点鎖線で示すように、当該被覆プレート356 が分離位置δに配置されている状態において、ロータリーソレノイド358 の出力軸358Aが、図15中時計方向に回転すると、分離位置δから集合位置γへ向かって回動するようになっている。
ここで、複数の被覆プレート356 の裏側には、図15の如く、複数の被覆プレート356 が集合位置γに配置されている状態では、これらの被覆プレート356 に隠蔽され、視認することができないが、複数の被覆プレート356 が分離位置δに配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部359 が設けられている。
ここで、掩蔽被押圧部359 と、被押圧部351(被覆プレート356 )とでは、遊技者等が指先で押圧操作を行う際に指先の感触が異なるように、押圧される部位の表面状態が相違している。
また、被覆プレート356 が分離位置δに配置されている状態で押圧される掩蔽被押圧部359 及び露出される被覆プレート356 の裏側面と、被覆プレート356 が集合位置γに配置されている状態で押圧される被押圧部351となる被覆プレート356 の表側の面とでは、その表面が視覚的に著しく異なる色彩で着色されている。
さらに、掩蔽被押圧部359 の表面には、一対の被覆プレート356 が集合位置γに配置されている状態において、これら一対の被覆プレート356 の表側の面が平面を形成するように、各被覆プレート356 の弦側の端部を支持する突条359Aが突設されている。
(第3実施形態の効果)
このような本第3実施形態によれば、前記第1及び第2実施形態と同様の効果を達成できるほか、次のような効果を付加できる。
すなわち、被押圧部351 の中心を通る線で当該被押圧部351 を分割した半円形の扇形に各被覆プレート356 を形成し、被押圧部351 の遊技者等に押圧される被押圧面と平行に配置された回転軸357Bで被覆プレート356 の円弧状となった端縁部分を軸支し、このような回転軸357Bで軸支することで、被覆プレート356 の扇形の中心角部分が被押圧面と略直交する円の周縁に沿って回動可能とし、これにより、被覆プレート356 の扇状の中心角部分が、互いに被押圧部351 の中央に寄せ集まる集合位置γと、被押圧部351 の周縁から外側に離隔した分離位置δとの二位置間について回動できるようにしたので、当否抽選で所定の当選役に当選した際には、複数の被覆プレート356 が立体的に回動して花の咲くように開くようになる。
このため、当否抽選で当選したことを知らせる報知演出を行うにあたり、複数の被覆プレート356 を集合位置γから分離位置δへ移動させることにより、ストップスイッチ350 の外観について、その形状を変化させるだけでなく、全体の寸法も大きく変化させることができ、これにより、視覚によって当否抽選で当選したことを遊技者に確実に報知できるうえ、被覆プレート356 が立体的に回動して花の咲くように開くことから、報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点からも、ストップスイッチ350 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
(第4実施形態)
図16及び図17には、本発明の第4実施形態が示されている。図16は、本第4実施形態に係る停止スイッチを正面から見た正面図、図17は、本第4実施形態に係る停止スイッチを示す断面図である。
なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同様の装置や部位等には、同一符号を付し、その説明を省略又は簡略する。
(ストップスイッチ450)
本第4実施形態は、前記第1実施形態における分離位置δで平面的に配列される被覆プレート156 を、分離位置δで立体的に配列される被覆プレート456 としたものである。
すなわち、本第4実施形態のストップスイッチ450に設けられている被押圧部451 は、図16に示すように、スロットマシン1の正面から見た形状が、円形に形成されたものである。そして、この被押圧部451 には、その被覆プレート456 が形成される領域として、図16の如く、正六角形の領域451Aが設けられている。
この領域451Aに設けられている被覆プレート456 の各々は、被押圧部451 の中心を通る線で領域451Aを分割した正三角形に形成されたものとなっている。各被覆プレート456 は、円形に形成された被押圧部451 の周縁に沿った辺である基端辺が、支持手段であるヒンジ部457 を介して被押圧部451 に取り付けられている。
このヒンジ部457 は、被覆プレート456 を軸支する回転軸(図示略)として、遊技者等により押圧される被押圧部451 の被押圧面と平行に配置された回転軸を備えている。そして、このようなヒンジ部457 は、その回転軸で、被覆プレート456 の基端辺を回動可能に軸支している。
ここで、正三角形に形成された被覆プレート456 は、その基端辺がヒンジ部457 に回動可能に支持され、基端辺と対向する頂点である回動端が大きな弧を描いて回動するようになっている。これにより、複数の被覆プレート456 の各々は、図16及び図17(A)に示すように、互いの回動端が被押圧部451 の中央に寄せ集まる平坦位置、及び、互いの回動端が被押圧部451 の中央から斜め上方に離隔した逸脱位置の二位置間について回動可能となっている。
換言すると、支持手段であるヒンジ部457 は、図17(A)に示すように、複数の被覆プレート456 が、被押圧部451 の押圧される被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、図17(B)に示すように、前述の平坦位置で複数の被覆プレート456 が形成する略平面から逸脱する逸脱位置、換言すると、略平面から突出する突出位置との二位置間について、複数の被覆プレート456 を移動可能に支持するものとなっている。
被押圧部451 の内部には、所定容積の駆動手段収納室451Bが設けられ、この駆動手段収納室451B内にゴム製の風船等からなる可変容積体458 が設けられている。
可変容積体458 は、前述した平坦位置及び突出位置の二位置間について、複数の被覆プレート456 を駆動する駆動手段である。
より詳しく説明すると、可変容積体458 は、内部の気圧が外部と等圧の状態では、駆動手段収納室451Bの内部に収納される容積を有し、内部に圧搾空気が供給されると、その一部が駆動手段収納室451Bの外側へはみ出すものとなっている。
一方、複数の被覆プレート456 の各々は、図示しないトーションバネ等の弾性体と係合し、平坦位置に向かって戻る方向の付勢力が加えられたものとなっている。
複数の被覆プレート456 は、可変容積体458 内の気圧が外部と等圧の場合には、図17(A)に示すように、図示しないトーションバネ等の弾性体の弾性力により、平坦位置に配置されるようになっている。そして、可変容積体458 は、内部に圧搾空気が供給されると、図17(B)に示すように、膨張し、複数の被覆プレート456 を平坦位置から突出位置へ駆動するようになっている。
複数の被覆プレート456 が突出位置に到達すると、これらの被覆プレート456 が被押圧部451 の押圧される被押圧面から突出して、当該被押圧面を突出面456Aに変形させるようになっている。
この際、前述したストップスイッチ演出制御手段23は、当否抽選手段90の抽選で所定の当選役、例えば、BBゲームが当選すると、可変容積体458 に複数の被覆プレート456 を平坦位置から突出位置へ移動させ、被押圧部451 の被押圧面の形状を変化させるように形成されたものとなっている。
(第4実施形態の効果)
このような本第4実施形態によれば、前記第1〜第3実施形態と同様の効果を達成できるほか、次のような効果を付加できる。
すなわち、被押圧部451 の被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、前述の略平面から逸脱する突出位置との二位置間について移動できるように、ヒンジ部457 に各被覆プレート456 を回動可能に支持させ、さらに、可変容積体458 で複数の被覆プレート456 を平坦位置から突出位置へ移動させるようにしたので、所定の当選役に当選した際に、被押圧部451 の被押圧面の形状を、平坦なものから立体的なものへと変化させることがき、これにより、押圧操作時の感触を変化させることができる。
従って、当否抽選で当選したことを知らせるにあたり、被押圧部451 の被押圧面の形状が変化したこと、及び、被押圧部451 の被押圧面の感触が変化したことで遊技者に当選を報知する、換言すると、視覚及び触覚の両方で当選の報知が行え、当該当選を遊技者に確実に報知でき、且つ、遊技を盛り上げるための報知演出の演出効果をさらに一層高めることができ、この点から、ストップスイッチ450 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を実現することができる。
また、平坦位置において複数の被覆プレート456 が形成する略平面から外側へ突出する逸脱位置を突出位置にされたヒンジ部457 を採用したので、所定の当選役に当選した際に、被押圧部451 の被押圧面の形状を、平坦なものから外側に突出する形状に変化させることができる。
このため、報知演出を行うにあたり、被押圧部451 の被押圧面を平坦な形状から外側へ突出し、当該スロットマシン1で遊技している遊技者以外の者にも視認可能な形状に変化させることができ、当該スロットマシン1で遊技している遊技者だけでなく、その他の者にも当選を報知でき、この点で、遊技を盛り上げるための報知演出の演出効果をさらに一層高めることができる。
(第5実施形態)
図18には、本発明の第5実施形態が示されている。図18は、本第5実施形態に係る停止スイッチを示す断面図である。なお、以下の説明において、前記第4実施形態と同様の装置や部位等には、同一符号を付し、その説明を省略又は簡略する。
(ストップスイッチ550)
本第5実施形態は、前記第4実施形態における逸脱位置で略平面から突出する被覆プレート456 を、逸脱位置で略平面の内側へ没入する被覆プレート556 としたものである。
すなわち、本第5実施形態の被覆プレート556 の各々は、前記第4実施形態における被覆プレート456 と同様に、円形に形成された被押圧部551 の中心を通る線で、当該被押圧部551 に設けられた正六角形の領域(図示略)を分割した正三角形状のものである。
各被覆プレート556 は、被押圧部551 の周縁に沿った辺である基端辺が、ヒンジ部457 を介して被押圧部551 に取り付けられている。
ここで、正三角形に形成された被覆プレート556 は、その基端辺がヒンジ部457 に回動可能に支持され、これにより、これにより、複数の被覆プレート556 の各々は、図18(A)に示すように、互いの回動端が被押圧部551 の中央に寄せ集まる平坦位置、及び、互いの回動端が被押圧部551 の中央から斜め下方に離隔した逸脱位置の二位置間について回動可能となっている。
換言すると、支持手段であるヒンジ部457 は、図18(A)に示すように、複数の被覆プレート556 が、被押圧部551 の押圧される被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、図18(B)に示すように、前述の平坦位置で複数の被覆プレート556 が形成する略平面から逸脱する逸脱位置、換言すると、略平面の内側へ没入する没入位置との二位置間について、複数の被覆プレート556 を移動可能に支持するものとなっている。
被押圧部551 の内部には、図18中上下方向に摺動可能に設けられたピストン部材558Aと、このピストン部材558Aを図18中上下方向に駆動するために、楕円形に形成されたカム558Bとが備えられている。このうち、カム558Bは、図示しないロータリーソレノイドにより回転駆動させられるものとなっている。
一方、複数の被覆プレート556 の各々は、図示しないトーションバネ等の弾性体と係合し、没入位置に向かう方向の付勢力が加えられたものとなっている。
上述したピストン部材558A、カム558B及び図示しないロータリーソレノイドは、複数の被覆プレート556 を駆動する駆動手段となっている。
すなわち、複数の被覆プレート556 は、図17(B)に示すように、カム558Bの短軸が図中上下方向に沿っている場合には、図示しないトーションバネ等の弾性体の弾性力により、没入位置に配置されるようになっている。
カム558Bは、複数の被覆プレート556 が没入位置に配置される状態で、図示しないロータリーソレノイドにより回転駆動されると、図示しないトーションバネ等の弾性体の弾性力に抗して、複数の被覆プレート556 を駆動させるようになっている。そして、カム558Bは、図17(A)に示すように、その長軸が上下方向に沿った回転位置まで回転すると、これにより、複数の被覆プレート556 を没入位置から平坦位置へ到達させるものとなっている。
また、カム558Bは、複数の被覆プレート556 が平坦位置に配置されている状態で、図示しないロータリーソレノイドが作動すると、回転して長軸から短軸へ向かってピストン部材558Aとの係合位置を変え、図示しないトーションバネ等の弾性体によって、複数の被覆プレート556 を平坦位置から没入位置まで移動させるようになっている。
ここにおいて、複数の被覆プレート556 は、没入位置に到達すると、被押圧部451 の押圧される被押圧面の形状を、平坦な形状から内側へ凹んだ形状へ変化させるものとなっている。
(第5実施形態の効果)
このような本第5実施形態によれば、前記第4実施形態と同様の効果を達成できるほか、次のような効果を付加できる。
すなわち、平坦位置において複数の被覆プレート556 が形成する略平面から内側へ引っ込む没入位置が、その逸脱位置として設定されたヒンジ部457 で複数の被覆プレート556 を支持するようにしたので、所定の当選役に当選した際に、被押圧部551 の被押圧面の形状を、平坦なものから内側へ凹んだ形状に変化させることができる。
このため、報知演出を行うにあたり、被押圧部551 の被押圧面を平坦な形状から内側へ凹ませ、当該スロットマシン1で遊技している遊技者以外の者には、視認し難い形状に変化させることができ、当該遊技者以外の者に知られないように、当該スロットマシン1で遊技している遊技者のみに触覚により明確に当選の報知を行うことができる。
(第6実施形態)
図19には、本発明の第6実施形態が示されている。図19は、本第6実施形態に係る停止スイッチを示す断面図である。なお、以下の説明において、前記第4実施形態と同様の装置や部位等には、同一符号を付し、その説明を省略又は簡略する。
(ストップスイッチ650)
本第6実施形態は、前記第4実施形態における圧搾空気で駆動する可変容積体458 を、電力で駆動するソレノイド658 としたものである。
すなわち、本第5実施形態に係るストップスイッチ650 に設けられている被覆プレート656 の各々は、前記第4実施形態における被覆プレート456 と同様に、基端辺がヒンジ部457 を介して被押圧部651 に取り付けられている。
また、被覆プレート656 の各々は、図示しないトーションバネ等の弾性体と係合し、平坦位置に向かって戻る方向の付勢力が加えられたものとなっている。
ここで、被押圧部651 の内部には、前述したソレノイド658 が設けられている。このソレノイド658 は、所定の二位置間を移動可能に設けられた棒状のプランジャー658Aを備えたものとなっている。
さらに詳しく説明すると、プランジャー658Aは、図19(A)に示すように、平坦位置に配置されている複数の被覆プレート656 が形成する略平面よりも先端が内側へ後退する後退位置、及び、図19(B)に示すように、前述の略平面よりも先端が外側へ前進する前進位置の二位置間を移動可能に設けられている。
また、ソレノイド658 の内部には、プランジャー658Aを後退位置に向かって付勢するコイルバネ等の弾性体が設けられている。
以上のようなプランジャー658Aを備えたソレノイド658 は、電力が供給されると、プランジャー658Aを後退位置から前進位置に移動させ、電力の供給が断たれると、プランジャー658Aを前進位置から後退位置へ戻すように形成されている。
また、複数の被覆プレート656 は、ソレノイド658 のプランジャー658Aと係合し、当該プランジャー658Aが前進位置まで移動すると、図19(B)の如く、平坦位置から突出位置へ移動する一方、プランジャー658Aが後退位置まで戻ると、図19(A)の如く、突出位置から平坦位置へ移動するように形成されている。
(第6実施形態の効果)
このような本第6実施形態によれば、前記第4実施形態と同様の効果を達成できるほか、次のような効果を付加できる。
すなわち、複数の被覆プレート656 が略平面を形成する平坦位置、及び、この平坦位置で複数の被覆プレート656 が形成する略平面から外側へ突出する突出位置との二位置間について移動可能となるように、当該複数の被覆プレート656をヒンジ部475 に支持させ、さらに、ソレノイド658 の駆動力、及び、図示しないトーションバネ等の弾性体の弾性力を利用して、前進位置及び後退位置の二位置間についてプランジャー658Aを往復駆動するようにしたので、駆動手段の構造全体を簡単なものにできるうえ、非常に小型でも充分な駆動力を発揮するソレノイド658 が駆動手段として採用でき、そのサイズを容易に小型化することができ、ひいては、複数の被覆プレート656 を駆動手段で駆動するようにしても、ストップスイッチ650 が大型化することを未然に防止することができる。
従って、被押圧部651 の被押圧面の形状を、平坦なものから外側に突出する形状に変化させるようにしても、駆動手段のサイズが大きくなることがなく、全体の大きさに余裕がないストップスイッチ650 に、被覆プレート656 を駆動する駆動手段を組み込むことが実現可能となり、これにより、ストップスイッチ650 を利用して充分な演出効果が得られる報知演出を容易に実現することができる。
なお、本発明は、前記第1〜第6実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、前記実施形態では、当選フラグが成立しない場合には、報知演出を行わないようにしていたが、当選フラグが成立しない場合についても、報知演出を行うようにしてもよい。
また、演出の対象となる報知内容としては、ボーナスゲームに対応した特別当選フラグが成立したことに限らず、遊技における当選役小役に対応した当選フラグが成立したことを報知するために、報知演出を行ってもよい。
本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの全体を示す正面図である。 前記第1実施形態に係る停止スイッチを示す図1のII−II線における断面図である。 前記第1実施形態に係る停止スイッチを正面から見た正面図である。 前記第1実施形態に係る被覆プレートの駆動機構の概略を示す正面図である。 前記第1実施形態に係る制御装置を示すブロック図である。 前記第1実施形態の遊技制御処理を説明するためのフローチャートである。 前記第1実施形態の当否抽選処理を説明するためのフローチャートである。 前記第1実施形態のリール回転停止処理を説明するためのフローチャートである。 前記第1実施形態の停止スイッチ演出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る停止スイッチを示す図2に相当する図である。 前記第2実施形態に係る停止スイッチを示す図3に相当する図である。 前記第2実施形態に係る停止スイッチを示す図4に相当する図である。 本発明の第3実施形態に係る停止スイッチを示す図2に相当する図である。 前記第3実施形態に係る停止スイッチを示す図3に相当する図である。 前記第3実施形態に係る被覆プレートを駆動の駆動機構の概略を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る停止スイッチを示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る停止スイッチを示す図2に相当する図である。 本発明の第5実施形態に係る停止スイッチを示す図2に相当する図である。 本発明の第6実施形態に係る停止スイッチを示す図2に相当する図である。
符号の説明
1 スロットマシン
3 前扉
23 制御手段としてのストップスイッチ演出制御手段
40 回転リール
51 前面壁部
52 操作孔
61 図柄
90 当否抽選手段
150,250,350,450,550,650 ストップスイッチ(停止スイッチ)
151,251,351,451,551,651 被押圧部
156,256,356,456,556,656 被覆プレート
157,257 支持手段としての支持フレーム
158,358 駆動手段としてのロータリーソレノイド
159,259,359 掩蔽被押圧部
256A 湾曲辺
257C 支持軸としての回動支軸
357B 支持軸としての回転軸
357 支持手段としての支持部
457 支持手段としてのヒンジ部
458 駆動手段としての可変容積体
558A 駆動手段を形成するピストン部材
558B 駆動手段を形成するカム
658 駆動手段としてのソレノイド
658A プランジャー

Claims (11)

  1. 周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リールと、これらの回転リールの回転を停止させる際に操作される複数の停止スイッチと、遊技が行われる毎に、遊技の当否に係る当否抽選を行う当否抽選手段とを備え、遊技が行われる毎に前記複数の回転リールを回転駆動するとともに、前記当否抽選手段が当否抽選を行い、当否抽選で所定の当選役に当選した状態で、遊技者が前記複数の停止スイッチを操作して、当選役に対応した図柄の組合せが示される位置に前記複数の回転リールを停止させることができた場合に入賞となるスロットマシンであって、
    前記停止スイッチの押圧操作の際に押圧される部位に形成されているとともに、複数の被覆プレートに分割された被押圧部と、
    前記複数の被覆プレートのそれぞれを所定の二位置の一方から他方へ移動可能に支持する支持手段と、
    前記複数の被覆プレートを所定の二位置の一方から他方へ移動させる駆動手段と、
    所定の当選役に当選すると、前記駆動手段に前記複数の被覆プレートを所定の二位置の一方から他方へ移動させる制御手段と、
    が設けられていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記支持手段は、前記複数の被覆プレートの各々が互いに寄せ集まる集合位置、及び、互いに離れる分離位置との二位置間について移動可能に支持するものであり、
    前記複数の被覆プレートの裏側には、前記複数の被覆プレートが集合位置に配置されている状態では、これらの被覆プレートに隠蔽され、前記複数の被覆プレートが分離位置に配置されている状態では、表側に露出される掩蔽被押圧部が設けられ、
    前記制御手段は、所定の当選役に当選すると、前記掩蔽被押圧部の押圧操作が可能となるように、前記駆動手段に前記複数の被覆プレートを前記集合位置から前記分離位置へ移動させて、前記掩蔽被押圧部を露出させるように形成されたものであることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記被押圧部は、円形に形成されたものであり、
    前記複数の被覆プレートの各々は、円形に形成された前記被押圧部を、その中心を通る線で分割した扇形に形成されたものであり、
    前記支持手段は、前記被押圧部の中心に寄せ集まる集合位置、及び、前記被押圧部の中心から径方向に離隔した分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレートの各々を移動可能に支持するものであることを特徴とする請求項2記載のスロットマシン。
  4. 前記複数の停止スイッチの各々は、当該スロットマシンの前面を形成する前扉の前面壁部の裏側に配置され、それぞれに応じて当該前面壁部に開口された各操作孔を通って、その被押圧部が前記前扉の外側に突出しているものであり、
    前記支持手段は、前記掩蔽被押圧部を隠蔽する集合位置、及び、前記掩蔽被押圧部を露出させる分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレートを摺動可能に支持するものものであることを特徴とする請求項3記載のスロットマシン。
  5. 前記被押圧部は、円形に形成されたものであり、
    前記複数の被覆プレートの各々は、円弧状に湾曲した湾曲辺を有するとともに、この湾曲辺側が凹み、且つ、当該湾曲辺の一端側に向かって次第に細くなっていく略鉤爪形に形成されたプレートであり、
    前記支持手段は、前記被押圧部の押圧される被押圧面と略直角に交差する支持軸で、前記複数の被覆プレートの各々の湾曲辺の他端側を軸支し、前記被覆プレートの各湾曲辺の一端側が前記被押圧部の中央に寄せ集まる集合位置、及び、前記被覆プレートの各湾曲辺の一端側が前記被押圧部の外周縁部分に移動し、前記複数の被覆プレートが円形の開口を形成する分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレートの各々を回動可能に支持するものであることを特徴とする請求項2記載のスロットマシン。
  6. 前記複数の停止スイッチの各々は、当該スロットマシンの前面を形成する前扉の前面壁部の裏側に配置され、それぞれに応じて当該前面壁部に開口された各操作孔を通じて、その被押圧部が押圧操作可能となったものであり、
    前記支持手段は、前記掩蔽被押圧部を隠蔽する集合位置、及び、前記掩蔽被押圧部を露出させる分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレートを回動可能に支持するものものであることを特徴とする請求項5記載のスロットマシン。
  7. 前記被押圧部は、円形に形成されたものであり、
    前記複数の被覆プレートの各々は、前記被押圧部を、その中心を通る線で分割した扇形に形成されたものであり、
    前記支持手段は、前記被押圧部の押圧される被押圧面と平行に配置された支持軸で、前記複数の被覆プレートの円弧状となった端縁部分を軸支し、前記被覆プレートの扇状の中心角部分が前記被押圧部の中央に寄せ集まる集合位置、及び、前記被覆プレートの扇状の中心角部分が前記被押圧部の周縁から外側に離隔した分離位置の二位置間について、前記複数の被覆プレートの各々を回動可能に支持するものであることを特徴とする請求項2記載のスロットマシン。
  8. 前記支持手段は、前記複数の被覆プレートが前記被押圧部の押圧される被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、この平坦位置で前記複数の被覆プレートが形成する略平面から逸脱する逸脱位置との二位置間について、前記複数の被覆プレートを移動可能に支持するものであり、
    前記制御手段は、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段に前記複数の被覆プレートを前記平坦位置から前記逸脱位置へ移動させ、前記被押圧部の被押圧面の形状を変化させるように形成されたものであることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  9. 前記支持手段の前記逸脱位置は、前記平坦位置で前記複数の被覆プレートが形成する略平面から外側へ突出する突出位置とされ、
    前記制御手段は、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段に前記複数の被覆プレートを前記平坦位置から前記突出位置へ移動させることにより、前記被押圧部の被押圧面の形状を平坦な形状から外側へ突き出た形状へ変化させるものであることを特徴とする請求項8記載のスロットマシン。
  10. 前記支持手段の前記逸脱位置は、前記平坦位置で前記複数の被覆プレートが形成する略平面から内側へ引っ込む没入位置とされ、
    前記制御手段は、所定の当選役に当選すると、前記駆動手段に前記複数の被覆プレートを前記平坦位置から前記没入位置へ移動させることにより、前記被押圧部の被押圧面の形状を平坦な形状から内側へ凹んだ形状へ変化させるものであることを特徴とする請求項8記載のスロットマシン。
  11. 前記支持手段は、前記複数の被覆プレートが前記被押圧部の押圧される被押圧面となる略平面を形成する平坦位置、及び、この平坦位置で前記複数の被覆プレートが形成する略平面から外側へ突出する突出位置との二位置間について、前記複数の被覆プレートを移動可能に支持するものであり、
    前記駆動手段は、前記複数の被覆プレートが形成する略平面よりも先端が外側へ前進する前進位置、及び、当該略平面よりも先端が内側へ後退する後退位置の二位置間を移動可能に設けられるとともに、当該駆動手段が発生する駆動力により前記前進位置及び前記後退位置の二位置間を往復駆動される棒状のプランジャーを備えたものとされ、
    前記複数の被覆プレートは、前記駆動手段の前記プランジャーと係合し、当該プランジャーが前記前進位置まで駆動されると、前記平坦位置から前記突出位置へ移動し、当該プランジャーが前記後退位置まで駆動されると、前記突出位置から前記平坦位置へ移動するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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