JP2009011529A - アクセサリ製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】布や合成皮革等の模様部材を用いた場合でも、模様部材の周辺部分がはみ出すことなく上材料と下材料との間に確実に挟まれ、さらに模様部材のほつれや糸外れ等を生じることなくアクセサリを製造することを可能とするアクセサリ製造装置を提供する。
【解決手段】上材料2と下材料3と模様部材4とからなるアクセサリ1を製造する装置であって、押型アセンブリ12と、押型アセンブリ12の真下に選択的に位置される第1,第2の受型アセンブリ14,16とを備え、押型アセンブリ12と第1の受型アセンブリ14とで、模様部材4の周辺部分4aが押型アセンブリ12と第1の受型アセンブリ14との間に挟持されることなく下方向に曲げられ、押型アセンブリ12と第2の受型アセンブリ16とで、上材料2と下材料3と模様部材4とが一体にされてアクセサリ1が構成される、アクセサリ製造装置11。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば衣類やバッグなどに取付けられるバッジなどのアクセサリを製造するための装置であって、より詳細には、少なくとも上材料と下材料と模様部材とが一体にされ構成されたアクセサリを製造するためのアクセサリ製造装置に関する。
従来、紙巻バッジと称されているバッジが、衣類やバックなどの装飾に用いられている。下記の特許文献1には、従来の紙巻バッジと称されているバッジの一例が示されている。図17は、従来のバッジの加工前の構成部品を示す斜視図であり、図18は、このバッジの断面図である。
図17,18に示すように、従来のバッジ101では、金属板を皿状に加工してなる下材料102と、下材料102に被せられる上材料103とを組み合わせることにより、基本形状が付与されている。
上材料103の表面を覆うように、模様台紙104が取付けられている。模様台紙104は、バッジ101に模様を付与するものであり、表面側に図示のような模様104aが印刷・手書き・写真等により描かれている。模様台紙104は紙からなり、紙からなる模様台紙104を保護するために、透明フィルム105が模様台紙104の表面を覆っている。
下材料102の底面側には、衣類やバッグ等の装着対象物にバッジ101を取付けるための安全ピン106が取付けられている。
バッジ101の組立ては、下記の特許文献1に開示されているアクセサリ製造装置によって、極めて容易に行うことができる。図19に、特許文献1に記載されているアクセサリ製造装置を斜視図で示す。
図19に示すように、アクセサリ製造装置111は、垂直方向に駆動される押型アセンブリ112と、押型アセンブリ112の真下に選択的に位置される第1の受型アセンブリ113および第2の受型アセンブリ114とを備える。第1の受型アセンブリ113は、加工前の上材料103と模様台紙104とを互いにかつ押型アセンブリ112に対して位置決めするものである。
バッジ101の組立てに際しては、先ず、押型アセンブリ112の真下に第1の受型アセンブリ113が位置され、第1の受型アセンブリ113に上材料103及び模様台紙104が置かれる。しかる後、押型アセンブリ112を第1の受型アセンブリ113の方へ下動することにより、模様台紙104の周辺部分が下方向に曲げられ、かつ押型アセンブリ112内に上材料103及び模様台紙104が保持される。具体的には、模様台紙104の周辺部分が押型アセンブリ112の内壁面と、上材料103の端縁部との間に挟まれた状態とされる。
次に、押型アセンブリ112の真下に第2の受型アセンブリ114が位置され、第2の受型アセンブリ114に下材料102が置かれる。しかる後、押型アセンブリ112を第2の受型アセンブリ114の方へ下動することにより、下方向に曲げられた模様台紙104の周辺部分が内側に曲げられる。さらに、模様台紙104の周辺部分が上材料103の周辺部分と下材料102の周辺部分との間に挟まれた状態で、下材料102を抱くように上材料103の端縁部が変形される。このようにして、個人の好みに応じた模様が付されたバッジ101を容易に得ることができる。
特開昭58−218906号公報
近年、斬新なデザインが付されたバッジが強く要望されてきている。しかしながら、従来、バッジ101の模様台紙104は紙で構成されていたため、デザインの選択の範囲に限界があった。
そこで、デザインの選択の幅を広げるために、例えば、紙からなる模様台紙104に代えて、様々な模様が付された布や合成皮革等を用いることが考えられる。
しかしながら、紙からなる模様台紙104に代えて、布や合成皮革などの模様部材104Aを用いた場合には、特許文献1に記載のアクセサリ製造装置111によりバッジを製造すると、図20に示すように、模様部材104Aの周辺部分が、上材料103と下材料102との間に確実に挟まれないことがあった。すなわち、図20に矢印Aを付して示すように、下材料102を抱くように取付けられた上材料103の端縁部から、模様部材104Aの周辺部分の一部がはみ出すことがあった。
さらに、特に布からなる模様部材104Aを用いた場合には、模様部材104Aの周辺部分にほつれや糸外れが生じ易かった。糸外れが生じると、アクセサリ製造装置に111糸が付着し、アクセサリ製造装置111に付着した糸が他のバッジ等にさらに付着することがあった。よって、複数のバッジ等を製造する場合には、次のバッジを製造する前にアクセサリ製造装置111を清掃する必要があったり、得られたバッジ等に糸が付着しているか否かを確認しなければならなかった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、模様部材として布や合成皮革等を用いることができ、該布や合成皮革等の模様部材を用いた場合でも、模様部材の周辺部分がはみ出すことなく上材料と下材料との間に確実に挟まれ、さらに模様部材のほつれや糸外れ等を生じることなくアクセサリを製造することを可能とするアクセサリ製造装置を提供することにある。
本発明によれば、少なくとも、アクセサリの形状を構成する上材料および下材料、ならびに前記上材料の上に置かれアクセサリの模様を構成する模様部材からなり、前記上材料は、周辺部分に下方に向く端縁部を有し、前記模様部材の周辺部分が前記上材料の周辺部分と前記下材料の周辺部分とに挟まれた状態で前記下材料を抱くように前記上材料の端縁部が変形されて、前記上材料と前記下材料と前記模様部材とが一体にされて構成されるアクセサリを製造する装置であって、垂直方向に移動するように駆動される押型アセンブリと、前記押型アセンブリの真下に選択的に位置される第1の受型アセンブリおよび第2の受型アセンブリとを備え、前記押型アセンブリは、垂直方向に移動駆動されるラムと、前記ラムを取囲む形で、前記ラムに対して所定距離だけ垂直方向に移動自在に設けられたシリンダと、前記シリンダの前記ラムに対する移動を禁止する第1の位置、および前記シリンダの前記ラムに対する移動を可能にする第2の位置のいずれか一方を選択的にとる切換部材とを備え、前記第1の受型アセンブリは、加工前の前記上材料と前記模様部材とを互いにかつ前記押型アセンブリに対して位置決めするためのものであり、前記押型アセンブリは、前記第1の受型アセンブリの方へ下動することにより、前記模様部材の周辺部分が下方向に曲げられ、かつ前記模様部材の周辺部分が前記シリンダと前記上材料の端縁部との間に挟まれて保持されることにより前記模様部材と前記上材料とがともに前記シリンダ内で保持されるように構成され、前記押型アセンブリ及び前記第1の受型アセンブリは、前記模様部材の周辺部分が下方向に曲げられる際に、下方に曲げられる前記模様部材の周辺部分を介して対向し合う前記押型アセンブリの下面と前記第1の受型アセンブリの上面との間に、前記模様部材の周辺部分の厚みよりも大きい隙間が形成されるように構成され、前記第2の受型アセンブリは、前記下材料が置かれるベッドと、前記ベースに対して所定距離だけ垂直方向に移動自在に設けられ、かつ前記上材料の端縁部および前記模様部材の下方向に曲げられた周辺部分を内側へ曲げるためのテーパー部を有するスライドと、前記スライドを前記ベースから離れる方向に付勢するばねとを備え、前記押型アセンブリを前記第2の受型アセンブリの方へ下動させることにより、下方向に曲げられた前記模様部材の周辺部分が内側へ曲げられ、さらに下動させると前記ばねの力に抗して前記スライドが押し下げられて前記下材料が前記上材料の実質的に内部へ挿入され、その後前記ラムを下動させることにより、前記模様部材の周辺部分が前記上材料の周辺部分と前記下材料の周辺部分とに挟まれた状態で前記下材料を抱くように前記上材料の端縁部が変形されて、前記上材料と前記下材料と前記模様部材とが一体にされる、アクセサリ製造装置が提供される。
本発明に係るアクセサリ製造装置のある特定の局面では、前記第1の受型アセンブリは、前記上材料及び前記模様部材が置かれるベッドと、前記ベッドに対して所定距離だけ垂直方向に移動自在に設けられたフレームと、前記フレームを前記ベッドから離れる方向に付勢するばねとを備え、前記押型アセンブリのシリンダは、外周側面に下方部分を切り欠いた段差を有し、前記第1の受型アセンブリのフレームは、外周縁に上方向に向く環状突部を有し、前記押型アセンブリを前記第1の受型アセンブリの方へ下動させることにより、前記押型アセンブリのシリンダの外周側面の段差面に、前記第1の受型アセンブリのフレームの環状突部の上面が当接され、かつ前記シリンダの下面と前記環状突部よりも内側の前記フレームの上面との間に、前記模様部材の周辺部分の厚みよりも大きい隙間が形成される。この場合、模様部材の周辺部分が下方向に曲げられる際に、シリンダの下面と環状突部よりも内側のフレームの上面との間の隙間に、模様部材の周辺部分が位置される。よって、模様部材の周辺部分が、シリンダ及びフレームに挟まれずに下方向に曲げられるので、後の加工により、模様部材の周辺部分がはみ出すことなく上材料と下材料との間により一層確実に挟まれる。さらに、模様部材のほつれや糸外れ等の発生をより一層抑制することができる。
本発明に係るアクセサリ製造装置では、押型アセンブリ及び第1の受型アセンブリが、模様部材の周辺部分が下方向に曲げられる際に、下方に曲げられる模様部材の周辺部分を介して対向し合う押型アセンブリの下面と第1の受型アセンブリの上面との間に、模様部材の周辺部分の厚みよりも大きい隙間が形成されるように構成されているので、模様部材として布や合成皮革を用いることができ、該布や合成皮革等の模様部材を用いた場合でも、模様部材の周辺部分がはみ出すことなく上材料と下材料との間に確実に挟まれる。さらに、模様部材のほつれや糸外れ等が生じることなくアクセサリを製造することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置により製造されるアクセサリとしてのバッジの加工前の構成部品の一例を示す斜視図である。図2は、その断面図である。図3及び図4は、本実施形態のアクセサリ製造装置によって製造されたバッジの断面図及び底面図である。
図1〜4に示すように、バッジ1は、基本的には、バッジ1の形状を構成する蓋部材としての上材料2と、底部材としての下材料3と、模様部材4とで構成される。
上材料2は、周辺部分に下方向に向く端縁部2aを有する。下材料3の周辺部分3aは、上方向に向く側壁とされている。上材料2及び下材料3は、金属板を図示のような皿状の形状に加工することにより形成され得る。上材料2及び下材料3としては、金属板に限られず、合成樹脂などを所定の形状に成型したものを用いることもできる。
上材料2の上表面は、模様部材4により覆われている。模様部材4の表面には、模様4bが描かれている。模様部材4としては特に限定されないが、模様が付された紙、布または合成皮革等が挙げられる。模様部材4を保護するために、模様部材4の表面は、カバーフィルムにより覆われていてもよい。カバーフィルムとしては、好ましくはポリエステルなどの透明フィルムが用いられる。
バッジ1の下材料3の底面側には、安全ピン5が取付けられ得る。安全ピン5は、下材料3の底面側の切り起こされた片にかしめられて取付けられている。
図3,4に示すように、模様部材4の周辺部分4aが、下材料3の周辺部分3aと、下材料3を抱くようにして内側に曲げられた上材料2の端縁部2aとの間に挟まれて、それぞれが一体とされ、バッジ1が構成されている。
図5は、本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を示す斜視図である。図5に示すアクセサリ製造装置11を用いて、上述したアクセサリとしてのバッジ1を容易に製造することができる。
アクセサリ製造装置11は、基本的には、基盤13に固定されたアーム17の先端に取付けられ、ハンドル18により上下に移動駆動される押型アセンブリ12と、該押型アセンブリ12の真下に選択的に位置される第1の受型アセンブリ14及び第2の受型アセンブリ16とを備える。第1,第2の受型アセンブリ14,16は、押型アセンブリ12とそれぞれ協同して、異なるアクセサリの加工動作を行うものである。
アーム17の先端内部には、軸19で軸支されたピニオン(図示せず)が設けられている。このピニオンは、ハンドル18で回転され、ピニオンと係合するラック20を上下移動させる。ラック20の下端には、押型アセンブリ12が設けられている。また、基盤13上には、軸21のまわりで水平方向に回転自在にプレート15が設けられている。プレート15に、第1の受型アセンブリ14と第2の受型アセンブリ16とが設けられている。プレート15を水平方向に回転させることにより、第1,第2の受型アセンブリ14,16は水平方向に移動されて、それぞれ選択的に押型アセンブリ12の真下にくるように位置決めされる。
図5では、第1の受型アセンブリ14が、押型アセンブリ12の真下に位置している。この状態でハンドル18を回すと、押型アセンブリ12が下方に移動する。そして、押型アセンブリ12と第1の受型アセンブリ14とでアクセサリの第1の加工動作が行われる。
押型アセンブリ12には、軸支された切換部材22が設けられている。また、プレート15には、第1のポスト23および第2のポスト24が設けられている。切換部材22及び第1,第2のポスト23,24の詳細については後述する。
次に、図5〜図15を参照しつつ、上述した押型アセンブリ12並びに第1,第2の受型アセンブリ14,16の詳細な構成とその動作とを、バッジ1の製造工程に従って述べる。
先ず、図5〜7を参照しつつ、押型アセンブリ12の構成を述べる。
図7に示すように、押型アセンブリ12は、ラック20と直結するラム32と、ラム32を取囲むように設けられたシリンダ34とを備える。ラム32には、突起部36とピストン部39とが形成されている。シリンダ34は、突起部36とピストン部39との間を移動自在にラム32に取付けられている。シリンダ34の外周側面には、下方部分を切り欠いた段差35が形成されている。
図5,7に示す状態では、押型アセンブリ12のシリンダ34に、切換部材22が軸支されている。図5,6に示すように、プレート15を水平方向に回転させると、プレート15に設けられた第1,第2のポスト23,24が切換部材22を水平方向に回転させる。すなわち、押型アセンブリ12の真下に第1の受型アセンブリ14が位置するときは、図5に示すように、切換部材22は第2のポスト24により回転して、シリンダ34のラム32に対する移動を禁止する第1の位置をとる。また、押型アセンブリ12の真下に第2の受型アセンブリ16が位置するときは、図6に示すように、切換部材22は第1のポスト23により回転して、シリンダ34がラム32に対して移動を可能にされた第2の位置をとる。
次に、図7を参照しつつ、第1の受型アセンブリ14の構成を述べる。
第1の受型アセンブリ14は、プレート15に取付けられるベッド44と、ベッド44を取囲む形で設けられたフレーム42と、フレーム42をベッド44から離れる方向に付勢するばね48とを備える。
フレーム42は、ベッド44に対して所定の距離だけ垂直方向に移動自在に設けられている。図7では、フレーム42は、ばね48によりベッド44から離れる方向に付勢されている。このように、外力が加わっていないときは、フレーム42は、その移動範囲の上限に位置する。また、フレーム42の内周側面には、上方部分を切り欠いた段差45が設けられている。フレーム42の上面の外周縁には、上方向に向く環状突部43が設けられている。
ベッド44は、上材料2を位置決めするためのものである。フレーム42は、上材料2の上に置かれる模様部材4を位置決めするためのものである。このように、第1の受型アセンブリ14によって、上材料2と模様部材4とが相互に、かつ押型アセンブリ12に対して位置決めされる。
以下、図5及び図7〜図10を参照して、押型アセンブリ12と第1の受型アセンブリ14との動作を述べる。
図5に示すように、押型アセンブリ12を上げた状態で、第1の受型アセンブリ14を押型アセンブリ12の真下に位置させる。また、図7に示すように、ベッド44上に上材料2が置かれ、該上材料2の上に模様部材4が置かれる。
具体的には、上材料2は、ベッド44に被せるように置かれ、ベッド44の外壁面によって位置決めされる。なお、上材料2の端縁部2aは、フレーム42の段差45に位置される。模様部材4は、フレーム42の環状突部43よりも内側に置かれ、環状突部43の内壁面によって位置決めされる。このとき、模様部材4の周辺部分4aは、環状突部43よりも内側のフレーム42の上方に位置される。
よって、図7に示す状態では、上材料2及び模様部材4は、それぞれベッド44及びフレーム42で位置決めされて、第1の受型アセンブリ14にセットされている。上材料2及び模様部材4は、押型アセンブリ12に対して位置決めされている。
次に、ハンドル18を回して、押型アセンブリ12を押し下げる。このとき、切換部材22は第1の位置にあるので、シリンダ34がラック32とともに押し下げられる。シリンダ34が押し下げられると、図8に示すように、シリンダ34の外周側面の段差35の段差面に、フレーム42の環状突部43の上面が当接される。このとき、シリンダ34の下面34aと、環状突部43よりも内側のフレーム42の上面42aとが、模様部材4の周辺部分4aを介して対向される。また、模様部材4の周辺部分4aを介して対向し合うシリンダ34の下面34aとフレーム42の上面42aとの間に、模様部材4の周辺部分4aの厚みよりも大きい隙間Xが形成される。そして、該隙間Xに模様部材4の周辺部分4aが位置される。
上記隙間Xの間隔は、模様部材4の周辺部分4aの厚みよりも大きければ特に限定されないが、好ましくは0.5〜2mmである。
図8に示す状態から、ハンドル18を回して、押型アセンブリ12を第1の受型アセンブリ14の方へさらに押し下げる。図9に示すように、シリンダ34の段差面にフレーム42の環状突部43の上面が当接されているので、フレーム42が下方向に押され、ばね48の力に抗してフレーム42が押し下げられる。従って、ベッド44がフレーム42に対して突出した形となり、ベッド44がシリンダ34内に挿入される。このとき、隙間Xに位置された模様部材4の周辺部分4aが、下方向に曲げられ、かつシリンダ34の内壁面と上材料2の端縁部2aとに挟まれる。また、模様部材4は、ラム32のピストン部39と上材料2とに挟まれる。なお、上材料2は、ピストン39とベッド44とに挟まれることによって、その湾曲度合いが大きくされる。ピストン39の下面とベッド44の上面との形状を適宜変更することで、上材料2の形状を変えることができる。このようにして、上材料2及び模様部材4に第1の加工が施される。
次に、ハンドル18を回して、押型アセンブリ12を上方向に移動させる。図10に示すように、図7において第1の受型アセンブリ14側にセットされていた上材料2及び模様部材4は、加工された状態で押型アセンブリ12側に保持される。具体的には、曲げ加工された模様部材4の周辺部分4aがシリンダ34の内壁面と上材料2の端縁部2aとの間に挟まれて、摩擦抵抗によって押型アセンブリ12内に模様部材4が保持されるとともに、上材料2も保持される。
ここで、本実施形態に係るアクセサリ製造装置11と、上述した特許文献1に記載の従来のアクセサリ製造装置111との違いについて述べる。
従来のアクセサリ製造装置111を用いてバッジ101を製造する際の、図7,8に対応する状態を図21,22にそれぞれ示す。図21は、押型アセンブリ112の真下に位置された第1の受型アセンブリ113に上材料103及び模様台紙104が置かれた状態を示す図であり、図22は、押型アセンブリ112が第1の受型アセンブリ113に当接された状態を示す図である。
図21,22に示すように、従来のアクセサリ製造装置111では、押型アセンブリ112及び第1の受型アセンブリ113は、模様台紙104の周辺部分104aが下方に曲げられる際に、下方に曲げられる模様台紙104の周辺部分104aを介して対向し合う押型アセンブリ112の下面112aと第1の受型アセンブリ113の上面113aとの間に、隙間が形成されずに、模様台紙104の周辺部分104aが挟持されるように構成されていた。
これは、模様台紙104として紙が用いられていたため、模様台紙104の周辺部分104aが挟持されて、模様台紙104が張られた状態で、模様台紙104の周辺部分104aを下方向に曲げることが好ましいとされていたためである。
しかしながら、仮に紙からなる模様台紙104に代えて布や合成皮革からなる模様部材104Aを用いて、従来のアクセサリ製造装置111によりバッジを製造すると、図20に示したように、模様部材104Aの周辺部分が、上材料103と下材料102との間に確実に挟まれないことがあった。すなわち、下材料102を抱くように取付けられた上材料103の端縁部から、模様部材104Aの周辺部分の一部がはみ出すことがあった。さらに、特に布からなる模様部材104Aを用いた場合には、模様部材104Aの周辺部分にほつれや糸外れが生じ易かった。よって、従来のアクセサリ製造装置111では、布や合成皮革を用いることができなかった。
これに対し、本実施形態に係るアクセサリ製造装置11では、図8に示すように、押型アセンブリ12が第1の受型アセンブリ14に当接されたときに、シリンダ34の下面34aとフレーム42の環状突部43よりも内側の上面42aとの間に、模様部材4の周辺部分4aの厚みよりも大きい隙間Xが形成され、該隙間Xに模様部材4の周辺部分4aが位置される。
すなわち、本実施形態の特徴は、模様部材4の周辺部分4aが下方に曲げられる際に、下方に曲げられる模様部材4の周辺部分4aを介して対向し合う押型アセンブリ12の下面と第1の受型アセンブリ14の上面との間に、模様部材4の周辺部分4aの厚みよりも大きい隙間Xが形成されるように、押型アセンブリ12及び第1の受型アセンブリ14が構成されていることにある。
本実施形態に係るアクセサリ製造装置11では、図8に示す状態において、上記隙間Xが形成され、押型アセンブリ12及び第1の受型アセンブリ14により模様部材4の周辺部分4aが挟持されないので、模様部材4として布や合成皮革等を用いた場合でも、後述の上材料2と下材料3と模様部材4とを一体化させる加工の際に、模様部材4の曲げ加工された周辺部分4aがはみ出すことなく、上材料2と下材料3との間に確実に挟まれる。よって、本実施形態に係るアクセサリ製造装置11では、布や合成皮革等を用いても、模様部材4の周辺部分4aがはみ出すことなくバッジ1を製造することができる。さらに、模様部材4のほつれや糸外れ等が生じるのを抑制することもできる。
もっとも、本実施形態に係るアクセサリ製造装置11では、模様部材4として布や合成皮革に限られず、紙を用いることもできる。
以下、上材料2と下材料3と模様部材4とを一体にしてバッジ1を構成する第2の加工動作について説明する。
先ず、図11を参照しつつ、第2の受型アセンブリ16の構成について述べる。
第2の受型アセンブリ16は、プレート15上に取り付けられるベース54と、ベース54を取囲む形で設けられたスライド52と、スライド52をベース54から離れる方向に付勢するばね58とを備える。
スライド52は、ベース54に対して所定の距離だけ垂直方向に移動自在に設けられている。図11では、スライド52は、ばね58によりベース54から離れる方向に付勢されている。外力が加わっていないときは、スライド52は、その移動範囲の上限に位置する。また、スライド52の上面の内周縁は、テーパー部56が形成されている。テーパー部56は、後に詳述するが、模様部材4の曲げ加工された周辺部分4aと上材料2の端縁部2aとを内側に曲げるために設けられている。スライド52の上面の外周縁には、上方向に向く環状突部53が設けられている。
次に、図6及び図11〜15を参照して、押型アセンブリ12と第2の受型アセンブリ16との動作を述べる。
図6に示すように、押型アセンブリ12は図10に示す状態のままにしておき、プレート15を水平方向に回転させて、押型アセンブリ12の真下に第2の受型アセンブリ16を位置させる。このとき、上述したように、切換部材22は第2の位置をとり、シリンダ34はラム32に対して移動可能とされる。
また、図11に示すように、ベース54上に下材料3が置かれる。このとき、上材料2及び模様部材4は押型アセンブリ12側に保持されている。ここで、バッジ1を構成するのに必要な部品の全てが用いられたことになる。
次に、ハンドル18を回して、押型アセンブリ12を下動させる。このとき、切換部材22は第2の位置にあるので、シリンダ34はラム32に対して移動可能である。従って、ラック20と直結したラム32は、ハンドル18の回転とともに下方に押し下げられる。また、シリンダ34がラム32とともに押し下げられる。シリンダ34が押し下げられると、シリンダ34の外周側面の段差35の段差面に、スライド52の環状突部53の上面が当接される。またシリンダ34の下面34aと、環状突部53よりも内側のスライド52の上面52aとが当接される。シリンダ52は、第2の受型アセンブリ16のスライド52と当接した後は移動しない。よって、押型アセンブリ12のシリンダ34内に保持されていた上材料2及び模様部材4が、ラム32のピストン部39により押し出される。
ピストン部39が押し下げられるにつれて、すなわち上材料2及び模様部材4が押し出されるにつれて、下方向に曲げ加工された模様部材4の周辺部分4aがテーパー部56により、内側に曲げられる。なお、ばね58は付勢する力が充分に大きいので、この動作の間に縮むことなく、スライド52はその移動範囲の上限に位置されたままである。
図12に示す状態から、ハンドル18を回して、押型アセンブリ12をさらに押し下げる。ばね58の付勢力は、上材料2の端縁部2aの曲げこわさよりも小さくされている。そのため、図13に示すように、上材料2の端縁部2aは加工前の状態を保ちつつ、ラム32により押し下げられる上材料2及び模様部材4とともに、ばね58の力に抗してスライド52が押し下げられる。スライド52が押し下げられるにつれて、ベース54の上面高さが、スライド52に対して次第に高くなり、ベース54の上に置かれた下材料3が上材料2内に挿入される。この挿入の際に、下材料3の周辺部分3aよりも内側に曲げられた模様部材4の周辺部分4aが上材料2内に巻入れられる。このとき、ばね58の力に抗して押し下げられたスライド52は、その移動範囲の下限に到達する。
図13に示す状態から、ハンドル18を回して、ラム32をさらに押し下げる。スライド52は、その移動範囲の下限に位置しているので、固定された状態である。従って、図14に示すように、ラム32を押し下げる力により、上材料2の端縁部2aが、スライド52のテーパー部56によって内側に曲げられる。このとき、下材料3が上材料2の内部に位置しているため、上材料2の端縁部2aが、下材料3の周辺部分3aを抱くようにして曲げられる。これと同時に、模様部材4の周辺部分4aが、上材料2の端縁部2aと下材料3の周辺部分3aとに挟まれて、模様部材4と上材料2と下材料3とが一体にされる。
しかる後、ハンドル18を回して、押型アセンブリ12を上方向に移動させる。図15に示すように、上材料2、下材料3及び模様部材4に第2の加工が施されたアクセサリとしてのバッジ1を、第2の押型アセンブリ16上に得ることができる。
図16は、アクセサリ製造装置11により製造され得るアクセサリの他の例の構成部品を示す斜視図である。
図1〜4には、アクセサリとしてのバッジ1を示したが、図16に示すアクセサリは、例えば化粧用のコンパクトなどの蓋60であり、裏面側に鏡が設けられている。蓋60は、基本的には、模様部材4、上材料2及び下材料3Aと、上材料2と下材料3Aとの間に組み入れられる板ばね61および鏡63とからなる。図16において、鏡63の下側の面が鏡面とされている。
下材料3Aは、上述した下材料3とは異なり、鏡63の鏡面を露出するために孔が設けられた環状の形状を有する。下材料3Aの周縁部分は、上述した下材料3と同じ形状とされている。板ばね61は、鏡63を下材料3Aに押し付けてがたつきをなくすためのものである。
以上のような構成部品からなる蓋60も、上述したバッジ1の製造工程と同様の工程で製造される。バッジ1の製造と異なるところは、ベース54の上に下材料3のみを置く代わりに、環状の形状を有する下材料3Aを置き、その上に鏡面を下にして鏡63を置き、さらにその上に板ばね61を置くことである。このようにして製造された蓋60は、表面に模様部材4の模様が見え、裏面には鏡63の鏡面が見られる。
以上のように、本発明によれば、模様部材として紙だけでなく、布や合成皮革を用いることができ、また様々なアクセサリを容易に製造することができるアクセサリ製造装置を提供することができる。
なお、上述の例では、アクセサリとしてバッジ1及び蓋60について述べたが、これに限ることなく、アクセサリの形状を構成する上材料2及び下材料3と、アクセサリの模様を構成する模様部材4とを少なくとも備えるアクセサリであればよい。例えば、アクセサリは、例えばネームバッジ、雑貨、衣類に装着されるボタン等であってもよい。
また、第1の受型アセンブリ14は、フレーム42とベッド44とばね48とで構成されていたが、これに限られず、上材料2及び模様部材4の位置決めが可能とされており、かつ下方に曲げられる模様部材4の周辺部分4aを介して対向し合う押型アセンブリ12の下面と第1の受型アセンブリ14の上面との間に、模様部材4の周辺部分4aの厚みよりも大きい隙間Xが形成されるようにされていればよい。
さらに、切換部材22は、プレート15の回転に連動して動作するように構成されたが、使用者が手動で操作するようにされてもよい。切換部材22は、シリンダ34に取付けられているが、ラム32に取付けられてもよい。第1,第2の受型アセンブリ14,16はプレート15上に設けられていたが、第1の受型アセンブリ44を取り外して、第2の受型アセンブリ16を手動で取付けるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置により製造されるバッジの加工前の構成部品を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置により製造されるバッジの加工前の構成部品を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置により製造されたバッジを示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置により製造されたバッジを示す底面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を示す図であり、押型アセンブリの真下に第1の受型アセンブリが位置された状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を示す図であり、押型アセンブリの真下に第2の受型アセンブリが位置された状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリの真下に位置された第1の受型アセンブリに上材料及び模様部材が置かれた状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリが第1の受型アセンブリに当接された状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、模様部材の周辺部分が下方向に曲げられた状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリが上げられ、押型アセンブリ内に上材料及び模様部材が保持された状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリの真下に位置された第2の受型アセンブリに下材料が置かれた状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示すであり、押型アセンブリが第2の受型アセンブリに当接され、模様部材の周辺部分が内側に曲げられた状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、第2の受型アセンブリ上に置かれた下材料が上材料の内側に位置された状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、下材料を抱くように上材料の端縁部が変形された状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置を用いてアクセサリを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリが上げられ、第2の受型アセンブリ上にアクセサリが構成された状態を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るアクセサリ製造装置により製造されるアクセサリの他の例の加工前の構成部品を示す斜視図。 従来のバッジの加工前の構成部品を示す斜視図。 従来のバッジの断面図。 従来のアクセサリ製造装置を示す斜視図。 従来のアクセサリ製造装置を用いて製造されたバッジの一例を示す底面図。 従来のアクセサリ製造装置を用いてバッジを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリの真下に位置された第1の受型アセンブリに上材料及び模様部材が置かれた状態を示す断面図。 従来のアクセサリ製造装置を用いてバッジを製造する各工程を示す図であり、押型アセンブリが第1の受型アセンブリに当接された状態を示す断面図。
符号の説明
1…バッジ
2…上材料
2a…端縁部
3…下材料
3a…周辺部分
3A…下材料
4…模様部材
4a…周辺部分
4b…模様
5…安全ピン
11…アクセサリ製造装置
12…押型アセンブリ
13…基盤
14…第1の受型アセンブリ
15…プレート
16…第2の受型アセンブリ
17…アーム
18…ハンドル
19…軸
20…ラック
21…軸
22…切換部材
23…第1のポスト
24…第2のポスト
32…ラム
34…シリンダ
34a…下面
35…段差
36…突起部
39…ピストン
42…フレーム
42a…上面
43…環状突部
44…ベッド
45…段差
48…ばね
52…スライド
52a…上面
53…環状突部
54…ベース
56…テーパー部
58…ばね
61…板ばね
63…鏡

Claims (2)

  1. 少なくとも、アクセサリの形状を構成する上材料および下材料、ならびに前記上材料の上に置かれアクセサリの模様を構成する模様部材からなり、前記上材料は、周辺部分に下方に向く端縁部を有し、前記模様部材の周辺部分が前記上材料の周辺部分と前記下材料の周辺部分とに挟まれた状態で前記下材料を抱くように前記上材料の端縁部が変形されて、前記上材料と前記下材料と前記模様部材とが一体にされて構成されるアクセサリを製造する装置であって、
    垂直方向に移動するように駆動される押型アセンブリと、
    前記押型アセンブリの真下に選択的に位置される第1の受型アセンブリおよび第2の受型アセンブリとを備え、
    前記押型アセンブリは、
    垂直方向に移動駆動されるラムと、
    前記ラムを取囲む形で、前記ラムに対して所定距離だけ垂直方向に移動自在に設けられたシリンダと、
    前記シリンダの前記ラムに対する移動を禁止する第1の位置、および前記シリンダの前記ラムに対する移動を可能にする第2の位置のいずれか一方を選択的にとる切換部材とを備え、
    前記第1の受型アセンブリは、加工前の前記上材料と前記模様部材とを互いにかつ前記押型アセンブリに対して位置決めするためのものであり、
    前記押型アセンブリは、前記第1の受型アセンブリの方へ下動することにより、前記模様部材の周辺部分が下方向に曲げられ、かつ前記模様部材の周辺部分が前記シリンダと前記上材料の端縁部との間に挟まれて保持されることにより前記模様部材と前記上材料とがともに前記シリンダ内で保持されるように構成され、
    前記押型アセンブリ及び前記第1の受型アセンブリは、前記模様部材の周辺部分が下方向に曲げられる際に、下方に曲げられる前記模様部材の周辺部分を介して対向し合う前記押型アセンブリの下面と前記第1の受型アセンブリの上面との間に、前記模様部材の周辺部分の厚みよりも大きい隙間が形成されるように構成され、
    前記第2の受型アセンブリは、
    前記下材料が置かれるベースと、
    前記ベースに対して所定距離だけ垂直方向に移動自在に設けられ、かつ前記上材料の端縁部および前記模様部材の下方向に曲げられた周辺部分を内側へ曲げるためのテーパー部を有するスライドと、
    前記スライドを前記ベースから離れる方向に付勢するばねとを備え、
    前記押型アセンブリを前記第2の受型アセンブリの方へ下動させることにより、下方向に曲げられた前記模様部材の周辺部分が内側へ曲げられ、さらに下動させると前記ばねの力に抗して前記スライドが押し下げられて前記下材料が前記上材料の実質的に内部へ挿入され、その後前記ラムを下動させることにより、前記模様部材の周辺部分が前記上材料の周辺部分と前記下材料の周辺部分とに挟まれた状態で前記下材料を抱くように前記上材料の端縁部が変形されて、前記上材料と前記下材料と前記模様部材とが一体にされる、アクセサリ製造装置。
  2. 前記第1の受型アセンブリは、
    前記上材料及び前記模様部材が置かれるベッドと、
    前記ベッドに対して所定距離だけ垂直方向に移動自在に設けられたフレームと、
    前記フレームを前記ベッドから離れる方向に付勢するばねとを備え、
    前記押型アセンブリのシリンダは、外周側面に下方部分を切り欠いた段差を有し、
    前記第1の受型アセンブリのフレームは、外周縁に上方向に向く環状突部を有し、
    前記押型アセンブリを前記第1の受型アセンブリの方へ下動させることにより、前記押型アセンブリのシリンダの外周側面の段差面に、前記第1の受型アセンブリのフレームの環状突部の上面が当接され、かつ前記シリンダの下面と前記環状突部よりも内側の前記フレームの上面との間に、前記模様部材の周辺部分の厚みよりも大きい隙間が形成される、請求項1に記載のアクセサリ製造装置。
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