JP3586459B2 - バッチ及びバッチ製造装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本願発明は、文字、絵柄、模様等の表示が付されたバッチ本体と、衣服、帽子等の被装着物に装着可能な止着ピン等の装着手段を備えたバッチ及びそのバッチ製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のバッチは、図21(a),(b)に示すように、文字、絵柄、模様等の表示215が付されたバッチ本体200aと、衣服、帽子等の被装着物に装着可能な止着ピン等の装着手段229とからなる。バッチ本体200aは、裏蓋205と表蓋201とからなり、表蓋201の上面に設けられた模様紙211と透過性を有するカバー体(シート体)213の周囲を表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209で挟み込むようにして形成されている。模様紙211には、文字、絵柄、模様等の表示215が印刷されている。裏蓋205には、止着ピン等の装着手段229を取り付けるための一対の穴261,261等の取付手段260が形成されている。この従来のバッチは、特公昭61−32005号公報に開示されているような製造装置によって製造されていた。
【0003】
係る製造装置は、基盤と、基盤に固定されたアームと、アームの先端に取り付けられ、ハンドルによって上下動する押型アセンブリと、基盤上に回動自在に設けられたプレートと、プレート上に設けられた第1受型アセンブリと第2受型アセンブリとからなる。押型アセンブリは、ハンドルで回転するピニオンと、ピニオンと噛み合うラックによって上下動するようになっている。また、バッチは、裏蓋に止着ピンを取り付けるための一対の穴が形成されていた。
【0004】
上記従来のバッチは、前記裏蓋205に形成されている一対の穴261,261等の取付手段260に装着手段229が固定されるため、バッチ本体200aに付された表示215の向きと、被装着物に装着する止着ピン等の装着手段229の位置関係が一定であり、表示215の向きに対応して装着手段229の取付位置を選択することができないという問題点があった。この従来のバッチを製造する上記従来のバッチ製造装置では、バッチ本体200aを製造する際に、バッチ本体200aに付された表示215の向きと、裏蓋205に形成された一対の穴261,261等の取付手段260の位置関係が不適当になる場合があり(例えば表示215の向きに対して、取付手段260の位置が斜めになる等、図19(c)参照)、係る場合、取付手段260に取り付けられる装着手段229の位置も、表示215の向きに対して不適当であり、装着手段229により被装着物に装着した際、表示215の向きが傾いて不適正になるから、表示215の向きと取付手段260の位置関係を確認しながらバッチ本体200aを製造しなければならず、そのためバッチ本体200aの製造が難しく、面倒であるという問題点があった。また、従来のバッチは、バッチ本体200aに取り付けられる装着手段229が決まっており、複数の装着手段の中から一つを選択して取り付けることができないという問題点があった。
【0005】
上記従来のバッチ製造装置は、強度上の問題から、基盤、アーム等の各部品が鋳物で成形され、重量があり、高価であるという問題点があった。また、アームの押し下げる力がかなり必要であり、その押し下げる力が基盤にかかるため、基盤の置く位置が安定していなければ、作業することができず、不安定な作業台で作業すると、作業台から滑って落下し、壊れる可能性もあった。また、従来のバッ製造装置では、表蓋に取り付ける模様紙の向きと、裏蓋に形成された一対の穴の位置を確認しながらバッチを製造することが難しいという問題点があった。そのため一対の穴に止着ピンをとりつけた際、この止着ピンと模様紙の位置関係が不適当なバッチを製造してしまうという問題点があった。
【0006】
本願発明は、上記問題点に鑑み発明されたものであって、装着手段をバッチ本体に取り付ける際、バッチ本体に付された表示の向きに対応して装着手段の取付位置を選択して取り付けることができる、従来にないバッチを提供することを目的とする。また別の観点では、止着ピン、クリップ、磁性体等の複数の装着手段の中から一つを選択して取り付けることができる、従来にないバッチを提供することを目的とする。さらに別の観点では、本願発明は、上記問題点に鑑み発明されたものであって、軽量で、頑丈で、安価に製造することができ、少ないスペースで且つ設置場所が不安定なところでも作業することができ、子どもでも簡単に使用することができるバッチ製造装置を提供することを目的とする。また、別の観点ではこどもが操作するに際しても、指等をはさんだりすることのない安全性の高いバッチ製造装置を提供することを目的とする。さらに、別の観点ではバッチの所定の加工が達成された後においては、製造装置に無用な負荷がかからないように負荷を解除することができるようにして信頼性を高めたバッチ製造装置を提供することを目的とする。
【発明の開示】
【0007】
上記第1の目的を達成するため、請求の範囲第1項記載のバッチは、略円形の表面板と該表面板より下方に延在する表蓋周縁を有する表蓋と、前記表蓋の表面板上に載置されるシート体と、略円形の裏面板と該裏面板より上方に延在する裏蓋周縁を有する裏蓋であって、該裏蓋周縁と該表蓋周縁との間で前記シート体の周縁を挟持し、前記シート体を前記表面板に密接せしめるように、前記表蓋に嵌着する裏蓋とからなるバッチ本体と、衣服、帽子、バック等の被装着物に装着可能な装着手段であって、前記裏蓋が前記表蓋に嵌着されバッチ本体が形成された後に、前記裏面板を横切る方向に関し、選択的に前記バッチ本体と連結する装着手段とを有する。
【0008】
上記目的を達成するため、請求の範囲記載の本発明のバッチは、前記表蓋の表面板と前記シート体との間に、文字、絵柄、模様若しくはこれらが結合したものの表示が印刷された模様紙が置かれ、前記装着手段が前記裏面板を横切る方向の選択は、装着手段を被装着物の適正位置に装着した場合に於ける前記表示の適正さにより決定される。
【0009】
本発明の別の特徴によれば、本発明にかかるバッチは、文字、絵柄、模様若しくはこれらが結合したものの表示が付されたバッチ本体と、衣服、帽子、バック等の被装着物に装着可能な2種類以上の装着手段と、前記2種類以上の装着手段の一つを選択して、選択した装着手段を前記バッチ本体に連結可能な連結手段とを有する。
【0010】
本発明に別の特徴によれば、本発明にかかるバッチは、装着手段が、止着ピン、クリップ、磁性体の中から選択される。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の別の特徴によれば、本発明のバッチは、前記装着手段の連結は、前記裏面板の略中央部に形成された取付孔と、該取付孔に嵌合する取付軸である。
【0012】
本発明の別の特徴によれば、上記バッチを製造するためのバッチ製造装置が提供される。本発明にかかるバッチ製造装置は、周縁が上方に向く裏蓋と、周縁が下方に向く表蓋とからなり、表蓋の上面に模様紙と透過性を有するカバー体が重ね合わされ、模様紙とカバー体の周囲が表蓋の周縁と裏蓋の周縁に挟み込まれるようにして、表蓋の周縁が折曲されたバッチを製造するバッチ製造装置であって、基台と、基台の上面に往復動可能に設けられた摺動台と、摺動台の往復方向両側に設けられた第1と第2の受け型と、基台の上部に支柱を介して固定された固定部材と、固定部材に設けられた雌ねじ部に螺合して軸方向に移動可能な押圧ネジ軸と、押圧ネジ軸の下端に設けられ、前記第1の受け型又は第2の受け型と接合する押圧型と、押圧ネジ軸の上部に設けられた操作ハンドルとからなり、第1の受け型は、表蓋を載せる第1の載置台と、第1の載置台の周囲に設けられ、模様紙とカバー体を重ねて載せる案内台とで構成され、案内台は弾性部材により上方に付勢されるようにして上下移動自在に設けられており、第2の受け型は、裏蓋を載せる第2の載置台と、第2の載置台の周囲に設けられ、模様紙とカバー体の周囲を表蓋の周縁と裏蓋の周縁に挟み込むようにして、表蓋の周縁を裏蓋の周縁側に折曲させる加工台とで構成され、加工台は弾性部材により上方に付勢されるようにして上下移動自在に設けられており、押圧型は、外層枠と、外層枠内に設けられ、外層枠より浅い内層枠とを有し、内層枠は、外層枠の上部に形成された開口を介して押圧ネジ軸の下端に回動自在に設けられ、さらに押圧型には、第1の受け型又は第2の受け型の位置に応じて、押圧ネジ軸によって押圧される外層枠又は内層枠に切り替える切替部材が設けられ、切替部材は、第1の受け型が押圧型の略真下に位置している時は、外層枠の上端に当接して押圧ネジ軸によって押圧され、摺動台を移動して第2の受け型が押圧型の略真下に位置している時は、外層枠の上端から外れて押圧ネジ軸によって押圧されないようになっており、操作ハンドルを操作して押圧ネジ軸を下方に移動させ、切替部材が押圧ネジ軸によって押圧されると外層枠が下方に移動して第1の受け型の案内台と接触して案内台を弾性部材の弾性に抗して押し下げ、表蓋の周縁に沿って模様紙とカバー体を折り曲げ、切替部材が押圧ネジ軸によって押圧されないと内層枠が下方に移動して第2の受け型の加工台と接触して加工台を弾性部材の弾性に抗して押し下げ、模様紙とカバー体の周囲を表蓋の周縁と裏蓋の周縁に挟み込むようにして、表蓋の周縁を裏蓋の周縁側に折曲させるようにした。
【0013】
本発明の別の特徴によれば、バッチ製造装置は、表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
前記表蓋を供給する表蓋供給部と、
前記裏蓋を供給する裏蓋供給部と、
前記表蓋供給部及び裏蓋供給部とにそれぞれ別個に係合して前記バッチを製造するバッチ製造部と、
前記何れかの供給部と前記製造部が係合位置にある状態において、前記係合位置にある供給部または前記製造部への接近を防止するカバーとを備え、
前記何れかの供給部が製造部との係合位置にあるとき、他方の供給部は前記カバーの外側に位置しており、これによって該他方の供給部に接近可能になっている。
【0014】
製造部は、典型的には、押圧軸の先端に取り付けられるバッチの被加工物品を押圧する押圧型で構成され、供給部は、該被加工物品を押圧型と協働して加工する受け型で構成される。
【0015】
この場合好ましくは、前記基台上に往復動可能に設けられた摺動台をさらに備え、
前記表蓋供給部及び裏蓋供給部は摺動台の往復方向両側に設けられた第1と第2の受け型としてそれぞれ構成されており、
前記摺動台の往復動により第1受け型及び第2受け型が選択的に前記製造部との係合位置に到達できるようになっている。
【0016】
本発明の別の特徴によれば、表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧軸がさらに前進するとき前記反力が所定値を超えないように前記固定軸が前記反力を受けて変位するようになっていることを特徴とするバッチ製造装置が提供される。好ましくは、前記固定部材はポリカーボネートで構成される。
【0017】
この結果、蓋部品の製造部及び供給部には、過大な応力が係ることはなく、装置を損傷させることもない。
【0018】
さらに別の特徴によれば、表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋を供給する表蓋供給部と、
前記表蓋供給部に圧力係合して表蓋を加工する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と
からなり、
前記製造部が供給部に係合した際に前記表蓋と製造部との芯ずれを補償するように製造部と表蓋とが相対移動するように構成されていることを特徴とするバッチ製造装置が提供される。これによって、供給部にバッチの部品である表蓋が被加工物品が供給されたとき、芯がずれていたとしても位置決めがされて芯ずれ修正されて、適正に芯合わせが行われる。この後押圧加工が行われるので、被加工物品の受け型への供給状態に関わらず常に芯ずれのない加工が行われる。
【0019】
好ましくは、前記製造部の前記供給部上の被加工物品との接触部がプラスチック材料で構成される。
【0020】
さらに、本発明の別の特徴によれば、表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記押圧軸の上部に設けられ、押圧軸の前進または後退を操作する操作ハンドルとからなり、
前記押圧軸は前記固定部材に設けられた雌ネジ部に係合する雄ネジを有しており、前記ハンドルの回転操作によって前記前進、後退及び圧力係合を制御するようになっており、前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧軸がさらに前進する方向にハンドルが操作されたとき前記反力が所定値を超えないように前記ハンドルが空転するようになっていることを特徴とするバッチ製造装置が提供される。
【0021】
好ましい態様では、前記ハンドルは、クラッチ機構を介して押圧軸と連結されており、前記ハンドルは所定値以上の回転操作力が加わったとき、押圧軸に対して空転するようになっている。
【0022】
好ましくは、クラッチ機構は、内側部材に放射状に設けられた凹部と、該凹部に収容されたバネと、該バネの先端に設けられた係合部材と、前記外側部材の内側に設けられ、前記係合部材と係合する係合凹部とを有し、常時は、前記係合部材が係合凹部に係合状態になっており、外側部材と内側部材とは一体回転するようになっており、回転操作力が所定値を超えた場合、該回転操作力に起因して前記内側部材の係合部材と外側部材の係合凹部との係合状態が解除され、外側部材が独立して回転するようになっている。
【0023】
なお、前記ハンドルと外側部材とが一体であっても良い。
【0024】
本発明の別の特徴によれば、
表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記押圧軸の上部に設けられ、押圧軸の前進または後退を操作する操作ハンドルとからなり、
前記押圧軸は前記固定部材に設けられた雌ネジ部に係合する雄ネジを有しており、前記ハンドルの回転操作によって前記前進、後退及び圧力係合を制御するようになっており、前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧軸がさらに前進する方向にハンドルが操作されたとき前記反力が所定値を超えないように前記押圧軸及び固定部材のネジの螺合が解除されるようになっていることを特徴とするバッチ製造装置が提供される。
【0025】
さらに本発明の別の特徴によれば、表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記押圧軸が前進して前記製造部と供給部が所定の圧力係合したことを報知する報知手段とを備えたことを特徴とするバッチ製造装置が提供される。これによって操作者は、適正な圧力係合が達成され、表蓋と裏蓋、すなわち被加工物品のかしめ加工が適正を行われたことを聴覚的に知ることができ、したがって、操作者が無駄な作用力を付加する防止することができる。装置の無用な損傷を回避できる。
【0026】
この場合、たとえば、前記報知手段が、前記押圧軸に設けられ、水平方向に延びる移動部と、前記固定部材に設けられた突起部とを有し、前記押圧軸が前進して前記所定の圧力係合を達成したとき前記移動部と突起部との係合に基づいて前記圧力係合が達成されたことの報知が行われる。
【0027】
また、前記製造部と供給部との圧力係合により被加工物品の加工が完了した後、前記押圧軸が後退して前記圧力係合が解除されたことを報知するようにするとさらに好ましい。装置の信頼性をさらに高めることができると考えられるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本願発明に係るバッチの一つの実施の形態を、図11乃至図20に基づいて説明する。バッチ200は、略円形の表面板202と該表面板202より下方に延在する表蓋周縁203を有する表蓋201と、前記表蓋201の表面板202上に載置されるシート体213と、略円形の裏面板206と該裏面板206より上方に延在する裏蓋周縁209を有する裏蓋205であって、該裏蓋周縁209と該表蓋周縁203との間で前記シート体213の周縁を挟持し、前記シート体213を前記表面板202に密接せしめるように、前記表蓋201に嵌着する裏蓋205とからなるバッチ本体200aと、衣服、帽子、バック等の被装着物に装着可能な装着手段229,237,246であって、前記裏蓋205が前記表蓋201に嵌着されバッチ本体200aが形成された後に、前記裏面板206を横切る方向(例えば、X方向、Y方向又はZ方向、図11参照)に関し、選択的に前記バッチ本体200aと連結する装着手段229,237,246とを有する。
【0029】
前記表蓋201の表面板202と前記シート体213との間に、文字、絵柄、模様若しくはこれらが結合したものの表示215が印刷された模様紙211が置かれ、前記装着手段229,237,246が前記裏面板206を横切る方向(例えば、X方向、Y方向又はZ方向、図11参照)の選択は、装着手段229,237,246を被装着物の適正位置に装着した場合に於ける前記表示213の適正さにより決定される。
【0030】
なお、バッチ200は、文字、絵柄、模様若しくはこれらが結合したものの表示215が付されたバッチ本体200aと、衣服、帽子、バック等の被装着物に装着可能な2種類以上の装着手段229,237,246と、前記2種類以上の装着手段229,237,246の一つを選択して、選択した装着手段を前記バッチ本体200aに連結可能な連結手段220,230,240とを有する。
【0031】
装着手段は、止着ピン229、クリップ237、磁性体246の中から選択される。前記装着手段229,237,246の連結は、前記裏面板206の略中央部に形成された取付孔207と、該取付孔207に嵌合する取付軸221,231,241である。
【0032】
さらにバッチについて詳細に説明する。バッチ200は、11に示すように、本体200aと連結手段220と止着ピン(装着手段)229とからなる。本体200aは、表蓋201と、裏蓋205と、模様紙211と、カバー体(シート体)213とからなる。表蓋201は、加工前において、湾曲した表面板202を有し、表蓋周縁203が表面板202に対し下方に向かって略直角に折曲されている。裏蓋205は、加工前において、略中心に取付孔207が形成された裏面板206を有し、裏蓋周縁209が裏面板206に対し上方に向かって略直角以上に折曲され、裏面板206に円形の凹部208が形成されている。
【0033】
模様紙211は、円形の紙であって、文字、絵柄、模様若しくはこれらが結合したものの表示215が印刷されており、雑誌等の切り抜きであっても構わない。カバー体(シート体)213は、透過性を有する薄い合成樹脂素材で形成されている。バッチ本体200aは、表蓋201の上面に模様紙211とカバー体(シート体)213が重ね合わされ、模様紙211とカバー体(シート体)213の周囲が表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209に挟み込まれるようにして、表蓋201の周縁203が折曲されて構成されている。なお、模様紙211を使用せず、カバー体(シート体)213に、文字、絵柄、模様若しくはこれらが結合したものの表示215を直接印刷しても構わない。取付孔207の周縁には、内側に向かって一対の係止爪210、210が突設形成されている。
【0034】
連結手段220は、図14乃至図16に示すように、基板222と、基板222の表面223に形成された略L字状の係止部225と、基板222の裏面226略中央に突設形成された取付軸221と、裏蓋205の略中心に形成された取付孔207とからなる。基板222と係止部225と取付軸221は、合成樹脂によって一体成形されており、前記バッチ本体200aとは別体である。基板222は、係止部225により止着ピン(装着手段)229に取り付けられ、取付軸221が裏蓋205の取付孔207に差し込まれて、裏蓋205の凹部208に嵌合するようにして取り付けられる。
【0035】
このように連結手段220により、バッチ本体200aと止着ピン(装着手段)229を連結する。止着ピン(装着手段)229は、裏面板206を横切る方向(例えば、図11のX方向、Y方向又はZ方向)に取り付けられる。バッチ本体200aに付された表示215の向きを確認しながら、取付軸221を取付孔207に差し込むことによって止着ピン(装着手段)229を取り付けることができるので、止着ピン(装着手段)229の取付方向(例えば、図11のX方向、Y方向又はZ方向)を選択することができる。
【0036】
取付軸221は、取付孔207に差し込むと、取付孔207の周縁に形成された係止爪210,210に係止されて取り付けられる。止着ピン(装着手段)229は、バッチ本体200aに対して回動可能ではあるが、あまり回動させると、係止爪210,210によって取付軸221が削られて、バッチ本体200aから外れやすくなるので、微調整程度にとどめ、できるだけ回動させない方が好ましい。
【0037】
また、連結手段230は、図17、18に示すように、基板232と、基板232の表面233略中央に形成された一対の略U字状の軸受け片234,234と、一対の軸受け片234,234の間に支軸236を介して回動自在に取り付けられ、バネ等の弾性部材238によってその一端237aが基板232に圧接している挟着板237とからなる装着手段の基板232の裏面235略中央に突設形成された取付軸231と、裏蓋205の略中心に形成された取付孔207とにより形成しても良い。この場合も基板232および取付軸231は、合成樹脂により一体成形されており、前記バッチ本体200aとは別体である。挟着板237は、これの一端237aが弾性部材238によって基板232に圧接し、クリップを構成している。
【0038】
基板232は、取付軸231が裏蓋205の取付孔207に差し込まれて、裏蓋205の凹部208に嵌合するようにして取り付けられる。このように連結手段230により、バッチ本体200aと、挟着板237および基板232とからなるクリップ状の装着手段とを連結する。挟着板(装着手段)237は、裏面板206を横切る方向(例えば、図11のX方向、Y方向又はZ方向)に取り付けられる。バッチ本体200aに付された表示215の向きを確認しながら、取付軸231を取付孔207に差し込むことによって挟着板(装着手段)237を取り付けることができるので、挟着板(装着手段)237の取付方向(例えば、図11のX方向、Y方向又はZ方向)を選択することができる。
【0039】
取付軸231は、取付孔207に差し込むと、取付孔207の周縁に形成された係止爪210,210に係止されて取り付けられる。挟着板(装着手段)237は、バッチ本体200aに対して回動可能ではあるが、あまり回動させると、係止爪210,210によって取付軸231が削られて、バッチ本体200aから外れやすくなるので、微調整程度にとどめ、できるだけ回動させない方が好ましい。
【0040】
また、連結手段240は、図19,20に示すように、基板242と、基板242の表面245に接着剤により取り付けられた板状の磁性体246とからなる装着手段の基板242の裏面243略中央に突設形成された取付軸241と、裏蓋205の略中心に形成された取付孔207とにより形成しても良い。この場合も基板242および取付軸241は合成樹脂により一体成形されており、前記バッチ本体200aとは別体である。
【0041】
基板242は、取付軸241が裏蓋205の取付孔207に差し込まれて、裏蓋205の凹部208に嵌合するようにして取り付けられる。このように連結手段240により、バッチ本体200aと板状の磁性体(装着手段)246を連結する。取付軸241は、取付孔207に差し込むと、取付孔207の周縁に形成された係止爪210,210に係止されて取り付けられる。このように、バッチ200は、連結手段220,230,240により、2種類以上の装着手段、例えば止着ピン229,クリップ237,磁性体246の中から一つを選択してバッチ本体200aに連結することができる。
【0042】
次に本願発明に係るバッチを製造するバッチ製造装置の一つの実施の形態を、図1乃至図10に基づいて説明する。バッチ製造装置1は、周縁209が上方に向く裏蓋205と、周縁203が下方に向く表蓋201とからなり、表蓋201の上面に模様紙211と透過性を有するカバー体(シート体)213が重ね合わされ、模様紙211とカバー体(シート体)213の周囲が表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209に挟み込まれるようにして、表蓋201の周縁203が折曲されたバッチ本体200aを製造する。
【0043】
バッチ製造装置1は、基台2と、基台2の上面に往復動可能に設けられた摺動台100と、摺動台100の往復方向両側に設けられた第1と第2の受け型110,140と、基台2の上部に支柱16,17を介して固定された固定部材20と、固定部材20に設けられた雌ねじ部17bに螺合して軸方向に移動可能な押圧ネジ軸30と、押圧ネジ軸30の下端に設けられ、前記第1の受け型110又は第2の受け型140と接合する押圧型40と、押圧ネジ軸30の上部に設けられた操作ハンドル32とからなる。
【0044】
第1の受け型110は、表蓋201を載せる第1の載置台111と、第1の載置台111の周囲に設けられ、模様紙211とカバー体(シート体)213を重ねて載せる案内台125とで構成され、案内台125は弾性部材113により上方に付勢されるようにして上下移動自在に設けられている。
【0045】
第2の受け型140は、裏蓋205を載せる第2の載置台141と、第2の載置台141の周囲に設けられ、模様紙211とカバー体(シート体)213の周囲を表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209に挟み込むようにして、表蓋201の周縁203を裏蓋205の周縁209側に折曲させる加工台155とで構成され、加工台155は弾性部材156により上方に付勢されるようにして上下移動自在に設けられている。
【0046】
押圧型40は、外層枠42と、外層枠42内に設けられ、外層枠42より浅い内層枠51とを有し、内層枠51は、外層枠42の上部に形成された開口43を介して押圧ネジ軸30の下端に回動自在に設けられている。
【0047】
さらに押圧型40には、第1の受け型110又は第2の受け型140の位置に応じて、押圧ネジ軸30によって押圧される外層枠42又は内層枠51に切り替える切替部材80が設けられている。切替部材80は、第1の受け型110が押圧型40の略真下に位置している時は、外層枠42の上端に当接して押圧ネジ軸30によって押圧され、摺動台100を移動して第2の受け型140が押圧型40の略真下に位置している時は、外層枠42の上端から外れて押圧ネジ軸30によって押圧されないようになっている。
【0048】
バッチ製造装置1は、操作ハンドル32を操作して押圧ネジ軸30を下方に移動させ、切替部材80が押圧ネジ軸30によって押圧されると外層枠42が下方に移動して第1の受け型110の案内台125と接触して案内台125を弾性部材113の弾性に抗して押し下げ、表蓋201の周縁203に沿って模様紙211とカバー体(シート体)213を折り曲げ、切替部材80が押圧ネジ軸30によって押圧されないと内層枠51が下方に移動して第2の受け型140の加工台155と接触して加工台155を弾性部材156の弾性に抗して押し下げ、模様紙211とカバー体(シート体)213の周囲を表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209に挟み込むようにして、表蓋201の周縁203を裏蓋205の周縁209側に折曲させるようにしている。
【0049】
さらにバッチ製造装置1について詳細に説明する。基台2は、合成樹脂によって一体成形され、上壁3と、上壁3の周縁に形成された湾曲した周壁5とからなり、上壁3には前後方向に延びる略コ字状のガイド溝6が形成されている。ガイド溝6は、底壁7と、側壁9,10とからなり、側壁9,10の上部にガイド突起9a,10aが形成されている。また、基台2の上壁3裏面略中央には、ガイド溝6を挟んで、ガイド溝6と直交する方向(左右方向)両側に、ガイド溝6の底壁7と略同じ高さのボス11,12が形成されている。ボス11,12には、上壁3まで延びる挿通孔11a,12aが形成されている。
【0050】
基台2のガイド溝6の底壁7には、ガイド溝6と直交する方向(左右方向)に断面略コ字状の補強部材15が設けられている。この補強部材15は、鋼材で形成されている。補強部材15は、ボス11,12と当接し、ボス11,12の挿通孔11a,12aと同じ位置となる両側に穴15a,15bが形成されている。基台2には、断面が略円状の支柱16,17が立設されている。支柱16,17は、鋼材で形成されている。
【0051】
一方の支柱16は、下部に形成された雄ねじ部16aがボス11の挿通孔11a及び補強部材15の穴15aに挿通されてナット18によって締め付けられて、ボス11及び補強部材15に略垂直に固定されている。他方の支柱17は、下部に形成された雄ねじ部17aがボス12の挿通孔12a及び補強部材15の穴15bに挿通されてナット19によって締め付けられて、ボス12及び補強部材15に略垂直に固定されている。
【0052】
基台2の上部には、支柱16,17を介して断面略口状の固定部材20が略水平に固定されている。一方の支柱16は、上部に形成された雄ねじ部16bが固定部材20の一方に形成された穴20aに挿通されてナット21によって締め付けられて、固定部材20を固定している。他方の支柱17は、上部に形成された雄ねじ部17bが固定部材20の他方に形成された穴20bに挿通されてナット22によって締め付けられて、固定部材20を固定している。
【0053】
固定部材20は、略中心に透孔23が形成され、この透孔23と略同一軸心上に雌ネジ部材25が固定して取り付けられている。なお透孔23に直接雌ネジを形成したも構わないのは勿論である。この固定部材20に設けられた雌ネジ部材25には、押圧ネジ軸30が透孔23を通って螺合しており、軸方向に移動可能となっている。この押圧ネジ軸30は、ポリカーボネート等の耐久性、耐摩耗性のある硬質合成樹脂素材によって一体成形されている。押圧ネジ軸30の上部には、取付部31が形成され、この取付部31に操作ハンドル32がネジ33によって固定して取り付けられている。
【0054】
押圧ネジ軸30の下端には、後記第1の受け型又は第2の受け型と接合する押圧型40が設けられている。押圧型40は、略菱形状に形成された上下摺動部材41と、外層枠42と、外層枠42内に設けられ、外層枠42より浅い内層枠51とを有する。外層枠42は、逆さ椀状に形成され、外湾曲部45と、外湾曲部45の上部に形成された外首部46と、外湾曲部45の下部周縁に形成された周壁47と、周壁47の下端に形成された押圧部50からなり、外首部46にガイド孔49が形成され、このガイド孔49が外首部46の上端48に形成された開口43と連通している。
【0055】
内層枠51は、外層枠42の外湾曲部45に嵌合する内湾曲部52と、内湾曲部52の下部周縁に形成され、後記バッチの表蓋201の周縁203に当接する当接縁53と、内湾曲部52の上部に形成され、外首部46のガイド孔49に摺動自在に案内され、外湾曲部45に内湾曲部52が嵌合すると、外首部46の上端48と略同じ位置になる上端58を有する内首部55と、内首部55の上壁56の上端58略中心に形成された突起57と、内首部55の上壁56の略中心に形成され、突起57の上端60まで伸びる透孔59とからなる。
【0056】
前記押圧ネジ軸30は、下端略中心に支軸35が形成され、この支軸35の下端にネジ穴36が形成されている。押圧ネジ軸30の下部には、押圧部材61が設けられている。押圧部材61は、底壁62と、底壁62の周囲に設けられた周壁63と、周壁63の上部に設けられた環状のフランジ部65とからなり、底壁62の中心に透孔66が形成され、押圧ネジ軸30の下部に被せるようにして、支軸35を透孔66に通して、押圧ネジ軸30に回動自在に取り付けられている。
【0057】
さらに押圧ネジ軸30の支軸35は、前記内層枠51の透孔59に通され、支軸35のネジ穴36にネジ69をねじ込むことによって、押圧ネジ軸30の下端に内層枠51が回動自在に設けられている。なお、押圧部材61は、周壁63が内層枠51の内首部55と略同じ外径で形成され、外層枠42の上部に形成された開口43からガイド孔49内に挿入することができるようになっている。従って、内層枠51は、外層枠42の上部に形成された開口43を介して押圧ネジ軸30の下端に回動自在に設けられている。
【0058】
上下摺動部材41は、板状に形成され、左右方向両端に前記支柱16,17に摺動自在に係合する案内凹部71,72が設けられ、この案内凹部71,72により上下方向のみ移動できるように案内される。上下摺動部材41の右端には、これの位置を確認できるようにするための指示板73が一体に形成されている。さらに押圧型40には、第1の受け型又は第2の受け型の位置に応じて、押圧ネジ軸30によって押圧される外層枠42又は内層枠51に切り替える切替部材80が設けられている。
【0059】
押圧型40、外層枠42(又は上下移動部材41)には、軸受け部75が形成され、この軸受け部75に切替部材80がネジ76によって回動自在に取り付けられている。切替部材80は、軸受け部75にネジ76によって回動自在に取り付けられるボス部81と、ボス部81に設けられた第1のアーム部材82と、第1のアーム部材82に設けられ、前記内層枠51の突起57に係合する半環状の係合部83と、第1のアーム部材82と略反対側のボス部81の位置に設けられた第2のアーム部材85とからなり、第2のアーム部材85には長穴状の係合溝86が形成されている。
【0060】
一方の支柱16には、揺動部材90が押圧型40と共に上下動するようにして、揺動自在に設けられている。揺動部材90は、支柱16に取り付けられるボス部91と、ボス部91の一側に設けれた腕部92と、ボス部91の他側に設けられたバネ受けフック93とからなる。腕部92には、係合軸95が略垂直に設けられている。係合軸95は、上部95aが前記切替部材80の係合溝86に係合し、下部95bが上下移動部材41に形成された長穴44から突出する。
【0061】
上下移動部材41の後部には、バネ受けフック96が設けられ、このバネ受けフック96と揺動部材90のバネ受けフック93の間にバネ97が介装され、このバネ97の弾性により、揺動部材90を介して、切替部材80の係合部83が内層枠51の突起57に圧接係合している。
【0062】
基台2のガイド溝6には、摺動台100が往復動可能に設けられている。摺動台100は、ガイド溝6の側壁9,10に形成されたガイド突起9a,10aによって前後方向のみ摺動するようになっている。摺動台100の前端には前壁101が設けられ、前壁101に摘み102が設けられている。摺動台100の後端には後壁103が設けられ、後壁103に摘み104が設けられている。
【0063】
摺動台100の往復方向両側には、第1の受け型110と第2の受け型140が設けられている。第1の受け型110は、表蓋201を載せる第1の載置台111と、第1の載置台111の周囲に設けられ、模様紙211とカバー体(シート体)213を重ねて載せる案内台125とで構成され、案内台125は弾性部材113により上方に付勢されるようにして上下移動自在に設けられている。第1の載置台111は、緩やかに湾曲した上壁115と、上壁115の周縁下部に形成された周壁116と、上壁115の下面略中央に形成された筒状の固定軸117とからなる。
【0064】
第1の載置台111は、周壁116の下部が、摺動台100に設けられた環状のガイド突起118に嵌合し、固定軸117の下端が摺動台100に形成されたボス部119の凹部120に嵌合し、摺動台100裏面から、摺動台100に形成された透孔に通してネジ122を固定軸117にネジ止めし、摺動台100に固定されている。
【0065】
案内台125は、環状に形成されており、上部に模様紙211とカバー体(シート体)213を重ねて載せるリング状の載置部126と、載置部126の周縁に形成され、模様紙211とカバー体(シート体)213の周縁を案内する案内壁127が形成されている。この案内台125の案内壁127には、前記外層枠42の押圧部50が嵌合し、押圧部50が載置部126に圧接するようになっている。また、載置部126の内側下面には、第1の載置台111の周壁116に沿って上下摺動する筒部129が形成されている。
【0066】
さらに案内台125は、前記第1の載置台111の周壁116内を上下動するガイド筒体132を有する。ガイド筒体132は、前記第1の載置台111の固定軸117を摺動自在に挿設する案内孔130を有するボス部131が形成されている。ガイド筒体132の下端と筒部129の下端は、連結片133によって一体的に連結されている。この連結片133は、第1の載置台111の周壁116に上下方向に向かって切り欠かれて形成された長溝135に挿通されている。
【0067】
前記第1の載置台111の上壁115と案内台125の載置部126は、略同じ高さであり、上壁115と載置部126の間に、表蓋201の折曲された周縁203が差し込める隙間136が形成されている。案内台125は、第1の載置台111の固定軸117に巻装されたスプリング(弾性部材)113によって上方に付勢されている。
【0068】
第2の受け型140は、裏蓋205を載せる第2の載置台141と、第2の載置台141の周囲に設けられ、模様紙211とカバー体(シート体)213の周囲を表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209に挟み込むように、表蓋201の周縁203を裏蓋205の周縁209側に折曲させる加工台155とで構成され、加工台155は弾性部材156により上方に付勢されるようにして上下移動自在に設けられている。第2の載置台141は、円形の凹部142が形成された上壁143と、上壁143の周縁下部に形成された周壁145と、上壁143の下面略中央に形成された筒状の固定軸146とからなる。
【0069】
第2の載置台141は、周壁145の下部が、摺動台100に設けられた環状のガイド突起148に嵌合し、固定軸146の下端が摺動台100に形成されたボス部149の凹部150に嵌合し、摺動台100裏面から、摺動台100に形成された透孔に通してネジ152を固定軸146にネジ止めし、摺動台100に固定されている。
【0070】
加工台155は、環状に形成されており、上部に係合段部157が形成され、この係合段部157に金属環159が嵌着されている。この金属環159には、模様紙211とカバー体(シート体)213の周囲を内側に折り込みつつ表蓋201の周縁203と裏蓋205の周縁209に挟み込むようにして、表蓋201の周縁203を裏蓋205に周縁209側に折曲させる傾斜縁160が形成されている。なお、加工台155の上部に、直接傾斜縁160を形成しても構わない。
【0071】
傾斜縁160の上部には、前記外層枠42の押圧部50が嵌合する凹部161が形成されている。係合段部157の下部には、第2の載置台141の周壁145に沿って上下摺動する筒部162が形成されている。さらに加工台155は、前記第2の載置台141の周壁146内を上下動するガイド筒体163を有する。
【0072】
ガイド筒体163は、前記第2の載置台141の固定軸146を摺動自在に挿設する案内孔165を有するボス部166が形成されている。ガイド筒体163の下端と筒部162の下端は、連結片167によって一体的に連結されている。この連結片167は、第2の載置台141の周壁145に上下方向に向かって切り欠かれて形成された長溝169に挿通されている。加工台155は、第2の載置台141の固定軸146に巻装されたスプリング(弾性部材)156によって上方に付勢されている。
【0073】
基台2には、摺動台100の位置決めをするための位置決め部材170が設けられている。位置決め部材170は、ガイド溝6の近傍に設けられ、ねじ173によって取り付けられる弾性板172を有し、弾性板172の下面に係合突起175が形成されている。摺動台100は、弾性板172の係合突起175と係合する第1の係合凹部176と第2の係合凹部177が形成されている。摺動台100の第1の係合凹部176に弾性板172の係合突起175が係合すると、押圧型40の略真下に第1の受け型110が位置し、摺動台100の第2の係合凹部177に弾性板172の係合突起175が係合すると、押圧型40の略真下に第2の受け型140が位置するようになっている。
【0074】
また、第2の受け型140の加工台155の一側には、前記した切替部材80の係合軸95の下部95bと係合する係合突起158が設けられている。係合突起158は、第2の受け型140が押圧型40の略真下に位置すると、切替部材80の係合軸95の下部95bに係合し、半環状の係合部83がバネ97の弾性に抗して、軸受け部75を中心として回動し、押圧型40の内層枠51の突起57から外れるようになっている。
【0075】
180は、カバーである。カバー180は、基台2にねじ等によって取り付けられ、摺動台100の摺動を妨げないように前部と後部に第1と第2の開口181,182が形成され、第1の開口181から第1の受け型110が出没し、第2の開口182から第2の受け型140が出没する。また、カバー180には、上下摺動部材41の指示板73を見ることが出来る長孔が形成され、この長孔から指示板73を視ることによって押圧型40の位置を確認することができる。190は、基台2の裏面に設けられ、補強部材15を覆う下カバーである。
【0076】
次に本願発明に係るバッチ製造装置1の作用について説明する。摺動台100の前壁101に設けられた摘み102を摘んで、カバー180の第1の開口181から第1の受け型110を引き出し、表蓋201を第1の載置台111の上壁115に載せると、周縁203が上壁115と載置部126の間の隙間136に入り込むことになる。次に模様紙211の上にカバー体(シート体)213を重ねてから模様紙211を案内台125の載置部126に載せる。
【0077】
前壁101の摘み102を摘んで摺動台100を押し込むと、摺動台100の第1の係合凹部176に弾性板172の係合突起175が係合し、押圧型40の略真下に第1の受け型110が位置し、第2の受け型140がカバー180の第2の開口182から突出する。操作ハンドル32を一方に回転すると、押圧ネジ軸30が正回転し、押圧ネジ軸30が下方に移動する。押圧ネジ軸30の下部に設けられた押圧部材61が切替部材80の係合部83を介して押圧型40全体、即ち外層枠42及び内層枠51を押し下げる。これに伴って上下摺動部材41も下方に摺動する。
【0078】
外層枠42の押圧部50が、案内台125の案内壁127に嵌合して載置部126に圧接し、案内台125を弾性部材156の弾性に抗して押し下げる。内層枠51は、外層枠42より浅いので、第1の受け型110と接触することがない。案内台125に重ねて載せられたカバー体(シート体)213と模様紙211の周囲が下方に折り曲げられ、第1の載置台111に載せている表蓋201の周縁203に当接する。
【0079】
そして、この押圧型40の押し下げた位置は、指示板73を視ることによって確認することができる。なお、該押圧ネジ軸30と係合して押圧ネジ軸30を前進または後退させるとともに、前記製造部すなわち押圧型40と供給部すなわち第1の受け台110または第2の受け台140との圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材20とは、前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧ネジ軸30がさらに前進するとき前記反力が所定値を超えないように前記固定軸20が前記反力を受けて変位するようになっている。具体的には、固定部材20はポリカーボネートで構成されている。
【0080】
また、上記押圧ネジ軸30は固定部材20に雌ネジ部材25に係合する雄ネジを有しており、前記ハンドルの回転操作によって前記前進、後退及び圧力係合を制御するようになっており、この場合、製造部すなわち押圧型40と供給部すなわち受け台110、140が係合したのち押圧ネジ軸30がさらに前進する方向にハンドル32が操作されたとき前記反力が所定値を超えないように押圧ネジ軸30及び固定部材20とのネジの螺合が解除されるようにしてもよい。たとえば、押圧ネジ軸30のネジを所定位置より下方は形成しないようにすれば、所定位置を超えて押圧ネジ軸30が前進するのを防止することができる。これによって、押圧型40と受け型110あるいは140とが不当に高い接触圧で圧力係合するのを防止できる。
【0081】
つぎに、操作ハンドル32を他方に回転すると、押圧ネジ軸30が逆回転し、押圧ネジ軸30が上方に移動する。これに伴って、押圧型40全体が上方に移動し、上下摺動部材41も上方に摺動する。カバー体(シート体)213と模様紙211の周囲が下方に折り曲げられて周縁203に当接した状態の表蓋201は、外層枠42の周壁47内に挿設されたまま、上方に引き上げられ、第1の受け型110から引き離される。
【0082】
カバー180の第2の開口182から突出している第2の受け型140の第2の載置台141の上壁143に、周縁209を上に向けて、裏蓋205を載せると、止着ピン210を取り付ける取付部207が凹部161によって保護されようにして、周縁209が加工台155の筒部162の内面に案内されて位置決めされる。
【0083】
後壁103の摘み104を摘んで摺動台100を押し込むと、摺動台100の第2の係合凹部177に弾性板172の係合突起175が係合し、押圧型40の略真下に第2の受け型140が位置し、第1の受け型110がカバー180の第1の開口181から突出する。第2の受け型140が押圧型40の略真下に位置すると、係合突起158が切替部材80の係合軸95の下部95bに係合し、半環状の係合部83がバネ97の弾性に抗して、軸受け部75を中心として回動し、押圧型40の内層枠51の突起57から外れる。
【0084】
操作ハンドル32を一方に回転すると、押圧ネジ軸30が正回転し、押圧ネジ軸30が下方に移動する。押圧ネジ軸30の下部に設けられた押圧部材61が押圧型40の内層枠51を押し下げる。内層枠51の当接縁53が表蓋201の上端縁に当接して表蓋201を押し下げていく。表蓋201の周縁203に当接しているカバー体(シート体)213と模様紙211の周囲が加工台155の傾斜縁160に当接して内側に折り曲げられながら、表蓋201の周縁203がこの傾斜縁160に圧接し、加工台155を弾性部材156の弾性に抗して押し下げる。この場合、製造部すなわち、内層枠51の当接縁53と供給部すなわち、加工台155との間で表蓋201と製造部との芯ずれを補償するように製造部の当接縁53と表蓋203とが相対移動するように構成されている。
【0085】
具体的には、表蓋201(被加工物品)との内層枠51の接触部(当接縁53)がプラスチック材料で構成されている。これによって表蓋201の周縁203が加工台155の傾斜縁160に当接したときに、表蓋201と内層枠51の当接縁53との間で滑りが生じ、芯ずれが補償されるようになっている。
【0086】
これは、表蓋201の周縁部外面は下方に湾曲した湾曲面を有しており、前記製造部の内層枠51は前記湾曲面と接触する相補的内面を有する接触部を備えていることにも原因する。
【0087】
加工台155の下端が摺動台100に当接して加工台155が押し下げられなくなると、表蓋201の周縁203が傾斜縁160によってさらに内側に折り曲げられ、カバー体(シート体)213と模様紙211の周囲を裏蓋205の周縁209と表蓋201の周縁203で挟み込むようにしてバッチ本体200aが製造される。
【0088】
操作ハンドル32を他方に回転すると、押圧ネジ軸30が逆回転し、押圧ネジ軸30が上方に移動する。これに伴って、押圧型40全体が上方に移動し、上下摺動部材41も上方に摺動する。第2の受け型140には、バッチ本体200aがそのまま載っている。摺動台100の後壁103に設けられた摘み104を摘んで、カバー180の第2の開口182から第2の受け型140を引き出し、第2の受け型140からバッチ本体200aを簡単に取り出すことができる。
【0089】
上記バッチ製造装置1は、固定部材20、支柱16,17、補強部材15により略ロ字形状の枠を形成しているので、強度を高めており、この強化された枠内でプレス作業させることができる。そのため、固定部材20、支柱16,17、補強部材15以外の部材を合成樹脂による一体成形で形成でき、軽量化を図ることができると共にコストを低く抑えることができ、生産性を高めることができる。
【0090】
また、押圧ネジ軸30を回転させると押圧型40が下がり、相対的に第1の受け型110又は第2の受け型140が上に上がり、押圧型40と第1の受け型110又は第2の受け型140の両方からの挟持圧力によってバッチ本体200aを製造するので、基台2を押しつけることがなく、そのため安定した所に置く必要がなく、不安定な所に置いて、例えば基台2を手で持ちながらでも作業することができる。また、押圧型40を押圧するのに押圧ネジ軸30を利用しているので、作業スペースを小さくすることができる。
【0091】
バッチ本体200aの取付孔207に、前記した連結手段220(又は230、240)の取付軸221(又は231、241)を差し込んで連結し、バッチ200が完成する。この連結は、バッチ本体200aに付された表示215の向きを確認し、衣服のポケット、帽子、バック等の被装着物の適正位置に装着した場合、前記表示215の向きが適当となるように、前記止着ピン229、挟着板237等の装着手段のバッチ本体200aの裏面板206を横切る方向(例えば、図11のX方向、Y方向又はZ方向)を選択して行うことができる。そのため、表蓋201に取り付ける模様紙211に印刷された表示215の向きと、裏蓋205に取り付けられる装着手段229,237,246の位置関係に気を使うことなく、バッチ本体200aを製造することができる。
【0092】
図22ないし図23を参照すると、本発明の他の実施例にかかる操作ハンドルの例が示されている。
【0093】
本例の操作ハンドル32は、前記押圧軸に相対回転不能に結合されたクラッチ機構302を介して押圧ネジ軸30に結合されている。クラッチ機構302は、押圧ネジ軸30に相対回転不能に結合される内側部材301と、その外周に配置され、操作ハンドル32の操作部を構成する外側部材303とを有している。内側部材301の軸芯部には、図22に示すように、本例では六角形断面の押圧ネジ軸30との係合する相補的形状の係合部が設けられており、これによって、内側部材301は、押圧ネジ軸30と相対回転不能になっている。なお内側部材301は、その中央部において、ビスネジ316によって押圧ネジ軸30の頂部に固定されている。これに対して、外側部材303は所定値以上の回転操作力が加わったとき、内側部材301に対して空転するようになっている。なお外側部材303の中央部は円形の凹部が掲載されており、内側部材302及び押圧ネジ軸30の上端部を覆うカバー305が嵌合している。
【0094】
図22に示すようにこのクラッチ機構302は、内側部材301に90°ごとに放射状に設けられた4つの凹部304と、該凹部304に収容されたバネ306と、該バネ306の先端に配置される先端が丸みを持った形状を有する係合コマ307と、前記外側部材303の内側に設けられ、前記係合コマ307の係合部と相補的形状の係合凹部308とを有している。係合コマ307は半径方向外方にバネ306によって外方に付勢されている。したがって、常態では、係合コマ307の先端部は内側部材302の外面から突出して外側部材308の内面に設けられた上記凹部308に係合している。係合凹部308は先細になっており、逆に係合コマは半径方向の内側の部分が張り出した肩部を有しており、この肩部と係合凹部308の規制部とが係合してそれ以上の外方への変位を規制している。さらに内側部材301の下側には、内側部材301と外側部材303とを結合するための板部材317が配置されている。図22に示されるように内側部材301の凹部は上部開放になっており、これに、バネ306及び係合ゴマ307が配置され、その状態でその上に外側部材303がかぶせられ、ビス318によって外側部材303と、板部材317とが結合される。これによって、常時は、前記係合コマ307が外側部材303の係合凹部308に係合状態になっており、外側部材303と内側部材301とは一体回転するようになっており、外側部材303、係合コマ307、内側部材301、押圧ネジ軸30経路で回転操作力が押圧ネジ軸30に伝達される。回転操作力が所定値を超えた場合、この力によって係合コマ307をバネ306の付勢力に抗して内側に押し込まれ、これによって、該回転操作力に起因して前記係合コマ307と係合凹部308との係合状態が解除され、そして外側部材303が内側部材301及び押圧ネジ軸30から独立して回転する。
【0095】
したがって、過大な回転操作力が押圧ネジ軸30にかかることはなく、したがって、製造部と供給部とが所望の圧力係合を達した後は、押圧ネジ軸30さらに前進することが有効に予防され、過大な操作力に基づく不都合を解消することができる。
【0096】
図23に示すように、本例のバッチ製造装置は、製造部(押圧型40)と供給部(受け型140)との動作部分に接近するのを防止するためのカバー180が設けられている。本例のカバー180は、何れかの供給部と前記製造部が係合位置にある状態において、前記係合位置にある供給部または前記製造部への接近を防止するようになっており、何れかの供給部が製造部との係合位置にあるとき、他方の供給部には接近可能になっている。すなわち、第1の受け型110又は第2の受け型140の何れか一方にのみアクセスすることができるようになっている。
【0097】
これによって他方の受け型が製造部との係合位置にあるときには、その受け型に接近することが不可能であることによって安全性を確保することができるとともに、一方の受け型は必ずカバーの外側にあって接近可能であるから、操作者は自由に部品の配置、あるいは取り出し等必要な作業を自由に行うことができる。
【0098】
すなわち、摺動台100の往復動により第1の受け型110及び第2の受け型140が選択的に前記製造部との係合位置に到達できるようになっている。
【0099】
該カバー180は、基台2にねじ等によって取り付けられ、摺動台100の摺動を妨げないように前部と後部に第1と第2の開口181,182が形成され、第1の開口181から第1の受け型110が出没し、第2の開口182から第2の受け型140が出没する。また、カバー180には、上下摺動部材41の指示板73を見ることが出来る長孔が形成され、この長孔から指示板73を視ることによって押圧型40の位置を確認することができる。
【0100】
図24ないし図26を参照すると、本発明の変形例について説明すると前記押圧ネジ軸30が前進して前記製造部と供給部が所定の圧力係合したことを報知する報知手段が設けられる。
【0101】
この報知手段は、前記押圧ネジ軸30に設けられ、水平方向に延びる移動部と、前記固定部材20に設けられた突起部とを有し、前記押圧ネジ軸30が前進して前記所定の圧力係合を達成したとき前記移動部と突起部との係合に基づいて前記圧力係合が達成されたことの報知が行われるようになっている。
【0102】
本例の移動部は本押圧ネジ軸30に固定された円筒状の支持部311、該支持部311から水平方向に延びる板バネ309及び該板バネ309の先端に設けられたハンマー部材310とを有する。突起部は、固定部材20に設けられ、固定部材から垂直上方に延びる棒状部312と、該棒状部312の上端部に設けられ、周縁部が薄くなって鋭利になるにように拡がるほぼ円盤形状の拡大部313とから構成される。この場合、拡大部313は、半径方向に延びかつ斜め下方に延びる切頭円錐状傾斜面314と、半径方向に延びかつ斜め上方に延びる切頭円錐状傾斜面315とを備えている。そして、前記押圧ネジ軸30が前進すると、前記移動部のビスネジで構成されるハンマー部材310が拡大部313の傾斜面314に当たり、押圧ネジ軸30の前進とともに、板バネ309が撓みつつハンマー部材310が拡大部313の傾斜面414に乗り上げる。さらに押圧ネジ軸30が前進すると、ハンマー部材310は、拡大部313を乗り越えてバネ力により下方にスナップ回動して固定部材20の上面に打ち付け、これによる打音が発生する。このとき、製造部とバッチの被加工物品の供給部とは所定の圧力係合を達成している。これによって操作者には、適正な圧力係合が達成されたことが報知されるのである。すなわち、操作者は、上記打音を聞いたとき、被加工物品の加工が完了したことを知ることができ無用な操作力はかけなくて済む。装置も無用な負荷を受けないので、部品の損傷等、不測の支障を有効に防止することができる。
【0103】
そして、製造部と供給部との圧力係合により被加工物品の加工が完了した後、押圧ネジ軸30が後退するととき、バネ部材309が拡大部313の傾斜面315に乗り上げ、乗り越すときに擦過音が発生する。この音を聞くことによって操作者は,製造部と供給部との圧力係合が解除されたことを知ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
以上説明してきたように、本願発明に係るバッチは、衣服、帽子、バック等の被装着物に装着可能な止着ピン、クリップ等の装着手段の取付位置を、バッチ本体に付された文字、絵柄等の表示の向きを確認しながら、バッチ本体の裏面板を横切る方向を選択して、バッチ本体に連結できるので、バッチ本体に付された表示の向きに対応して、被装着物に装着する止着ピン等の装着手段の取付位置を選択することができるという効果がある。そのため、従来のバッチ製造装置では、バッチ本体を製造する際に、バッチ本体に付された表示の向きと、装着手段の位置関係を確認しながら製造しなければならなかったが、本願発明のバッチの構成により、表示の向きと装着手段の位置関係を確認しながら製造するといった手間が省け、製造が容易となり、表示の向きと装着手段の位置関係が不適当な不良品を製造することがなくなるという効果がある。
【0105】
また、本願発明に係るバッチは、バッチ本体に、止着ピン、クリップ、磁性体等の複数の装着手段の中から一つを選択して取り付けることができるので、衣服、帽子、バック等の被装着物に合わせて取り付け方を選択することができるという効果がある。
【0106】
本願発明に係るバッチ製造装置は、固定部材、支柱、補強部材により略ロ字形状の枠を形成して強度を高めており、この強化された枠内でプレス作業させることができるので、固定部材、支柱、補強部材以外の部材を合成樹脂により成形でき、軽量化を図ることができると共にコストを低く抑えることができ、生産性を高めることができるという効果がある。また、押圧ネジ軸を回転させると押圧型が下がり、相対的に第1の受け型又は第2の受け型が上に上がり、押圧型と第1の受け型又は第2の受け型の両方からの挟持圧力によってバッチを製造するので、基台を机等の設置台に押し付けなくても使用することができ、そのため安定した所に設置する必要がなく、不安定な所で、例えば基台を手で持ちながらでも作業することができるという効果がある。さらにまた、押圧型を押圧するのに押圧ネジ軸を利用しているので、作業スペースを小さくすることができるという効果がある。このように、丈夫で、軽量化、少スペース化を図ることができ、不安定な場所でも無理な力を必要とせず作業することができるので、子どもでも簡単に使用することができるという効果がある。加えて、子どもが操作するに際しても、指等をはさんだりすることがないため安全性が高く、また、バッチの所定の加工が達成された後においては、製造装置に無用な負荷がかからないように負荷が解除されるため、故障が少なく信頼性が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【図1】図1は、本願発明に係るバッチ製造装置の第1の受け型を示す全体正面断面図である。
【図2】図2は、図1の動きを説明する全体正面断面図である。
【図3】図3は、本願発明に係るバッチ製造装置の第2の受け型を示す全体正面断面図である。
【図4】図4は、図3の動きを説明する全体正面断面図である。
【図5】図5は、本願発明に係るバッチ製造装置の全体側面断面図である。
【図6】図6は、図5の全体平面図である。
【図7】図7は、バッチ製造装置の動きを説明する上から視た全体斜視図である。
【図8】図8は、バッチ製造装置の動きを説明する上から視た全体斜視図である。
【図9】図9は、バッチ製造装置のカバーを外した状態の斜視図である。
【図10】図10は、バッチ製造装置のカバーを外した状態の図9とを異なる状態の斜視図である。
【図11】図11は、本願発明に係るバッチを示す全体分解斜視図である。
【図12】図12は、図11組立全体斜視図である。
【図13】図13は、図12の側面断面図である。
【図14】図14は、本願発明に係るバッチの装着手段の一つの実施の形態を示す斜視図である。
【図15】図15は、図14の装着手段を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図16】図16は、図15の装着手段を裏蓋に取り付けたバッチ全体の側面断面図である。
【図17】図17は、本願発明に係るバッチの装着手段の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図18】図18は、図17の装着手段を裏蓋に取り付けたバッチ全体の側面断面図である。
【図19】図19は、本願発明に係るバッチの装着手段の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図20】図20は、図19の装着手段を裏蓋に取り付けたバッチ全体の側面断面図である。
【図21】図21は、従来のバッチを説明する説明図である。
【図22】図22は、ハンドルに設けられるクラッチ機構の分解斜視図である。
【図23】図23は、クラッチ機構を含む本発明の1実施例にかかるバッチ製造装置の断面図である。
【図24】図24は、ハンドルに報知手段の移動部材が設けられた状態を示す斜視図である。
【図25】図25は、固定部材に報知手段の突起を設けた状態を示す斜視図である。
【図26】図26は、報知手段の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0108】
1・・バッチ製造装置、2・・基台、3・・上壁、5・・周壁、6・・ガイド溝、7・・底壁、9・・側壁、9a・・ガイド突起、10・・側壁、10a・・ガイド突起、11・・ボス、11a・・挿通孔、12・・ボス、12a・・挿通孔、15・・補強部材、15a・・穴、15b・・穴、16・・支柱、16a・・雄ねじ部、16b・・雄ねじ部、17・・支柱、17a・・雄ねじ部、17b・・雄ねじ部、18・・ナット、19・・ナット、20・・固定部材、20a・・穴、20b・・穴、21・・ナット、22・・ナット、23・・透孔、25・・雌ネジ部材、30・・押圧ネジ軸、31・・取付部、32・・操作ハンドル、33・・ネジ、35・・支軸、36・・ネジ穴、40・・押圧型、41・・上下摺動部材、42・・外層枠、43・・開口、44・・長穴、45・・外湾曲部、46・・外首部、47・・周壁、48・・上端、49・・ガイド孔、50・・押圧部、51・・内層枠、52・・内湾曲部、53・・当接縁、55・・内首部、56・・上壁、57・・突起、58・・上端、59・・透孔、60・・上端、61・・押圧部材、62・・底壁、63・・周壁、65・・フランジ部、66・・透孔、69・・ネジ、71・・案内凹部、72・・案内凹部、73・・指示板、75・・軸受け部、76・・ネジ、80・・切替部材、81・・ボス部、82・・第1のアーム部材、83・・係合部、85・・第2のアーム部材、86・・係合溝、90・・揺動部材、91・・ボス部、92・・腕部、93・・バネ受けフック、95・・係合軸、95a・・上部、95b・・下部、96・・バネ受けフック、97・・バネ、100・・摺動台、101・・前壁、102・・摘み、103・・後壁、104・・摘み、110・・第1の受け型、111・・第1の載置台、113・・弾性部材、115・・上壁、116・・周壁、117・・固定軸、118・・ガイド突起、119・・ボス部、120・・凹部、122・・ネジ、125・・案内台、126・・載置部、127・・案内壁、129・・筒部、130・・案内孔、131・・ボス部、132・・ガイド筒体、133・・連結片、135・・長溝、136・・隙間、140・・第2の受け型、141・・第2の載置台、142・・凹部、143・・上壁、145・・周壁、146・・固定軸、148・・ガイド突起、149・・ボス部、150・・凹部、152・・ネジ、155・・加工台、156・・弾性部材(スプリング)、157・・係合段部、159・・金属環、160・・傾斜縁、161・・凹部、162・・筒部、163・・ガイド筒体、165・・案内孔、166・・ボス、167・・連結片、169・・長溝、170・・位置決め部材、172・・弾性板、173・・ねじ、175・・係合突起、176・・第1の係合凹部、177・・第2の係合凹部、180・・カバー、181・・第1の開口、182・・第2の開口、190・・下カバー、200・・バッチ、200a・・バッチ本体、201・・表蓋、202・・表面板、203・・周縁、205・・裏蓋、206・・裏面板、207・・取付孔、208・・凹部、209・・周縁、210・・係止爪、211・・模様紙、213・・カバー体(シート体)、215・・表示、220・・連結手段、221・・取付軸、222・・基板、223・・表面、225・・係止部、226・・裏面、227・・掛止部、228・・ピン、229・・止着ピン(装着手段)、230・・連結手段、231・・取付軸、232・・基板、233・・表面、234・・軸受け片、235・・裏面、236・・支軸、237・・挟着板(装着手段)、237a・・一端、238・・弾性部材、239・・軸受け片、240・・連結手段、241・・取付軸、242・・基板、243・・裏面、245・・表面、246・・磁性体(装着手段)、260・・取付手段、261・・穴、X・・横切る方向、Y・・横切る方向、Z・・横切る方向、301・・内側部材、302・・クラッチ機構、303・・外側部材、304・・凹部、305・・カバー、306・・バネ、307・・係合コマ、308係合凹部、309・・板バネ、310・・ハンマー部材、311・・支持部、312・・棒状部、312・・拡大部、314・・切頭円錐状傾斜面、315・・切頭円錐状傾斜面、317・・板部材、318・・ビス。
Claims (14)
- 表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
前記表蓋を供給する表蓋供給部と、
前記裏蓋を供給する裏蓋供給部と、
前記表蓋供給部及び裏蓋供給部とにそれぞれ別個に係合して前記バッチを製造するバッチ製造部と、
前記何れかの供給部と前記製造部が係合位置にある状態において、前記係合位置にある供給部または前記製造部への接近を防止するカバーとを備え、
前記何れかの供給部が製造部との係合位置にあるとき、他方の供給部は前記カバーの外側に位置しており、これによって該他方の供給部に接近可能になっていることを特徴とするバッチ製造装置。 - 前記基台上に往復動可能に設けられた摺動台をさらに備え、
前記表蓋供給部及び裏蓋供給部は摺動台の往復方向両側に設けられた第1と第2の受け型としてそれぞれ構成されており、
前記摺動台の往復動により第1受け型及び第2受け型が選択的に前記製造部との係合位置に到達できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のバッチ製造装置。 - 表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧軸がさらに前進するとき前記反力が所定値を超えないように前記固定軸が前記反力を受けて変位するようになっていることを特徴とするバッチ製造装置。 - 前記固定部材がポリカーボネートで構成されていることを特徴とする請求項3に記載のバッチ製造装置。
- 表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋を供給する表蓋供給部と、
前記表蓋供給部に圧力係合して表蓋を加工する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と
からなり、
前記製造部が供給部に係合した際に前記表蓋と製造部との芯ずれを補償するように製造部と表蓋とが相対移動するように構成されていることを特徴とするバッチ製造装置。 - 前記製造部と前記供給部が係合した際の前記製造部と被加工物品との接触部がプラスチック材料で構成されていることを特徴とする請求項5に記載のバッチ製造装置。
- 表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記押圧軸の上部に設けられ、押圧軸の前進または後退を操作する操作ハンドルとからなり、
前記押圧軸は前記固定部材に設けられた雌ネジ部に係合する雄ネジを有しており、前記ハンドルの回転操作によって前記前進、後退及び圧力係合を制御するようになっており、前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧軸がさらに前進する方向にハンドルが操作されたとき前記反力が所定値を超えないように前記ハンドルが空転するようになっていることを特徴とするバッチ製造装置。 - 前記ハンドルは、クラッチ機構を介して押圧軸と連結されており、前記ハンドルは所定値以上の回転操作力が加わったとき、押圧軸に対して空転するようになっていることを特徴とする請求項7に記載のバッチ製造装置。
- 前記クラッチ機構は、内側部材に放射状に設けられた凹部と、該凹部に収容されたバネと、該バネの先端に設けられた係合部材と、前記外側部材の内側に設けられ、前記係合部材と係合する係合凹部とを有し、常時は、前記係合部材が係合凹部に係合状態になっており、外側部材と内側部材とは一体回転するようになっており、回転操作力が所定値を超えた場合、該回転操作力に起因して前記内側部材の係合部材と外側部材の係合凹部との係合状態が解除され、外側部材が独立して回転するようになっていることを特徴とする請求項8に記載のバッチ製造装置。
- 前記ハンドルと外側部材とが一体であることを特徴とする請求項7に記載のバッチ製造装置。
- 表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記押圧軸の上部に設けられ、押圧軸の前進または後退を操作する操作ハンドルとからなり、
前記押圧軸は前記固定部材に設けられた雌ネジ部に係合する雄ネジを有しており、前記ハンドルの回転操作によって前記前進、後退及び圧力係合を制御するようになっており、前記製造部と供給部が圧力係合したのち前記押圧軸がさらに前進する方向にハンドルが操作されたとき前記反力が所定値を超えないように前記押圧軸及び固定部材のネジの螺合が解除されるようになっていることを特徴とするバッチ製造装置。 - 表蓋と裏蓋とを有するバッチを製造するバッチ製造装置であって、
基台と、
前記基台上に設けられ、前記表蓋または裏蓋を供給する供給部と、
前記供給部に圧力係合してバッチを製造する製造部と、
前記製造部を前記供給部に対して前進または後退させて前記圧力係合を確立しまたは解除させるための押圧軸と、
該押圧軸と係合して前記押圧軸を前進または後退させるとともに、前記製造部と供給部との前記圧力係合による反力を支持するように基台に連結されている固定部材と、
前記押圧軸が前進して前記製造部と供給部が所定の圧力係合したことを報知する報知手段とを備えたことを特徴とするバッチ製造装置。 - 前記報知手段が、前記押圧軸に設けられ、水平方向に延びる移動部と、前記固定部材に設けられた突起部とを有し、前記押圧軸が前進して前記所定の圧力係合を達成したとき前記移動部と突起部との係合に基づいて前記圧力係合が達成されたことの報知が行われることを特徴とする請求項12に記載のバッチ製造装置。
- 前記製造部と供給部との圧力係合により被加工物品の加工が完了した後、前記押圧軸が後退して前記圧力係合が解除されたことを報知するようになったことを特徴とする請求項12に記載のバッチ製造装置。
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