JP2009010642A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者がスタートキーを手で操作した後で、書籍のような立体的な原稿を手でプラテンに押さえつけてから、原稿の画像を読み取ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】使用者は、プラテンカバー21を開けて原稿をプラテン23に載置し、スタートキー15を操作してから、所定時間が経過するまでに、プラテン23に載置されている原稿を手で押さえる。開閉検出部22が、プラテンカバー21が開いていることを検出している場合、スタートキー15が操作され、且つ、原稿検出部24がプラテン23上の原稿を検出したとき、CPU10は、タイマ16に経過時間の計時を開始させ、計時した経過時間が所定時間以上である場合は、光学読取部25に、プラテン23上の原稿画像の読取りを開始させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラテンに載置されている原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
フラット・ベッド・スキャナのような画像読取装置は、スタートキーと、透光性を有し、原稿が載置されるプラテンと、プラテンに対して開閉自在に設けてあるプラテンカバーとを備え、スタートキーが操作されると、プラテンに載置されている原稿の画像の読取りを即座に開始する。
記録用紙のように平面的な原稿の画像を読み取る場合、画像読取装置の使用者は、原稿をプラテンに載置してからプラテンカバーを閉じて、プラテンカバーによって原稿が押さえられている状態で、スタートキーを操作する。
一方、書籍のように立体的な原稿の画像を読み取る場合、使用者はプラテンカバーを開けて、プラテンに載置した原稿を使用者自身の手で押さえている状態で、スタートキーを操作する。このため、一方の手で原稿を押さえながら他方の手でスタートキーを操作する必要があり、原稿のズレ、浮き等が生じて、画像の正確な読取りが阻害されることがある。
ところで、従来、最初の原稿がプラテンに載置され、スタートキーが操作された場合に、この原稿の画像を読み取り、次の原稿がプラテンに載置されたときに、この原稿のサイズを検出し、検出結果が最初の原稿の原稿サイズと同一であると、所定時間経過後にこの原稿の画像を自動的に読み取る画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−167494号公報
特許文献1に開示されている画像形成装置のような画像読取装置は、連続的に原稿画像の読取り作業を行なう場合に何度もスタートキーを操作する手間が省けるものの、少なくとも最初の1回はスタートキーを操作する必要がある。
このため、原稿の押さえとスタートキーの操作とを同時的に使用者の手で行なわねばならず、原稿のズレ、浮き等が生じて、画像の正確な読取りが阻害されることがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、読取開始命令が入力されてから所定時間以上経過した場合に原稿画像の読取りを開始する構成とすることにより、使用者がスタートキーを手で操作した後で、原稿を手でプラテンに押さえつけてから、原稿の画像を読み取ることができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、読取開始命令が入力された後、原稿が載置されたことを検出してから所定時間以上経過した場合に原稿画像の読取りを開始する構成とすることにより、スタートキーを操作してからプラテンに原稿を載置することができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、読取開始命令が入力された後、プラテンカバーが開けられている場合は所定時間以上経過した場合に原稿画像の読取りを開始し、プラテンカバーが閉じられている場合は即座に原稿画像の読取りを開始する構成とすることにより、プラテンカバーの開/閉に応じて、原稿画像の読取りを遅延するか否かを自動的に切り替えることができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、原稿画像の読取りを開始するまでの時間を報知する構成とすることにより、原稿画像の読取りがどの程度まで遅延されるか使用者に報知することができる画像読取装置を提供することにある。
第1発明に係る画像読取装置は、読取開始命令が入力される入力手段と、所定タイミングからの経過時間を計時する計時手段と、プラテンに載置されている原稿の画像を読み取る読取手段とを備える画像読取装置において、前記計時手段が計時した経過時間が所定時間以上であるか否かを判定する判定手段を備え、前記計時手段は、前記入力手段に前記読取開始命令が入力された場合に経過時間を計時するようにしてあり、前記読取手段は、前記判定手段が所定時間以上であると判定した場合に読取りを開始するようにしてあることを特徴とする。
第2発明に係る画像読取装置は、前記原稿の有無を検出する原稿検出手段を更に備え、前記計時手段は、前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿有りを検出した場合に、前記読取開始命令が入力されてからの経過時間を計時し、前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿無しを検出した場合に、該原稿無しを検出した後で前記原稿検出手段が原稿有りを検出してからの経過時間を計時するようにしてあり、前記判定手段は、前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿有りを検出した場合に、前記計時手段が計時した経過時間が第1の所定時間以上であるか否かを判定し、前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿無しを検出した場合に、前記計時手段が計時した経過時間が第2の所定時間以上であるか否かを判定するようにしてあることを特徴とする。
第3発明に係る画像読取装置は、前記プラテンに対して開閉自在に設けてあり、前記原稿を押さえる場合に閉じられるプラテンカバーの開/閉を検出する開閉検出手段を更に備え、前記計時手段は、前記開閉検出手段が開を検出している場合に計時を開始するようにしてあり、前記開閉検出手段が閉を検出している場合は前記計時手段による計時を禁止して前記読取手段が読取りを開始するようにしてあることを特徴とする。
第4発明に係る画像読取装置は、前記計時手段が計時を開始した後、前記読取手段が読取りを開始するまでの時間を報知する報知手段を備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、読取開始命令が入力された場合に、プラテンに載置されている原稿の画像を即座に読み取らないよう、原稿画像の読取り開始が所定時間遅延される。
具体的には、入力手段、計時手段、読取手段及び判定手段を備え、所定タイミングからの経過時間を計時する計時手段は、入力手段に読取開始命令が入力された場合に経過時間を計時する(例えば、入力手段に読取開始命令が入力された時点からの経過時間を計時する)。判定手段は、計時手段が計時した経過時間が所定時間以上であるか否かを判定し、所定時間以上であると判定した場合に、読取手段が、プラテンに載置されている原稿の画像を読み取り始める。
使用者は、書籍のように立体的な原稿をプラテンに載置し、入力手段に対して読取開始命令を入力(例えばスタートキーを操作)してから、所定時間が経過するまでに、プラテンに載置されている原稿を手で押さえる。つまり、使用者は、原稿の押さえと読取開始命令の入力とを同時的に行なう必要がない。
第2発明にあっては、読取開始命令が入力され、且つ、プラテンに原稿が載置された場合に、原稿画像の読取り開始が所定時間遅延される。
このために、原稿検出手段は、プラテンに載置されている原稿の有無を検出する。
入力手段に読取開始命令が入力され、且つ、原稿検出手段が原稿有りを検出した(即ち原稿検出手段が、プラテンに載置されている原稿が有ることを検出した)場合、計時手段は、読取開始命令が入力されてからの経過時間を計時し、判定手段は、計時手段が計時した経過時間が第1の所定時間以上であるか否かを判定する。読取手段は、判定手段が第1の所定時間以上であると判定した場合に、プラテンに載置されている原稿の画像を読み取り始める。
使用者は、原稿をプラテンに載置し、入力手段に対して読取開始命令を入力してから、所定時間が経過するまでに、プラテンに載置されている原稿を手で押さえる。
入力手段に読取開始命令が入力され、且つ、原稿検出手段が原稿無しを検出した(即ち原稿検出手段が、プラテンに載置されている原稿が無いことを検出した)場合、計時手段は、このように原稿無しを検出した後で原稿検出手段が原稿有りを検出してからの経過時間を計時し、判定手段は、計時手段が計時した経過時間が第2の所定時間以上であるか否かを判定する。読取手段は、判定手段が第2の所定時間以上であると判定した場合に、プラテンに載置されている原稿の画像を読み取り始める。
ここで、第1の所定時間及び第2の所定時間は、互いに異なっていてもよく、等しくてもよい。
使用者は、入力手段に対して読取開始命令を入力し、次いで、書籍のように立体的な原稿をプラテンに載置してから、所定時間が経過するまでに、プラテンに載置されている原稿を手で押さえる。つまり、使用者は、原稿の押さえと読取開始命令の入力とを同時的に行なう必要がない。
第3発明にあっては、プラテンカバーが開いており、且つ、読取開始命令が入力された場合に、原稿画像の読取り開始が所定時間遅延される。
更に詳細には、プラテンカバーは、プラテンに対して開閉自在に設けてあり、プラテンに載置されている原稿を押さえる場合に閉じられる。
開閉検出手段は、プラテンカバーの開/閉を検出し、開閉検出手段が、プラテンカバーが開いていることを検出した場合は、計時手段が計時を開始する。即ち原稿画像の読取り開始を遅延させる。
一方、開閉検出手段が、プラテンカバーが閉じていることを検出した場合は、計時手段が計時を開始せず(即ち原稿画像の読取り開始を遅延させず)、読取手段が読取りを即座に開始する。
使用者は、書籍のように立体的な原稿の画像を読み取る場合はプラテンカバーを開けて、入力手段に対して読取開始命令を入力してから、プラテンに載置されている原稿を手で押さえる。この場合、原稿画像の読取りは所定時間遅延される。
一方、使用者は、記録用紙のように平面的な原稿の画像を読み取る場合はプラテンカバーを閉じて、プラテンカバーによって原稿が押さえられている状態で、入力手段に対して読取開始命令を入力する。この場合、原稿画像の読取りは即座に実行される。
第4発明にあっては、計時手段が計時を開始した後、報知手段が、読取手段が原稿画像の読取りを開始するまでの時間を報知する。
例えば、計時手段が計時した経過時間に基づき、判定手段が判定基準とする所定時間に至るまでの残り時間を算出して、算出した残り時間を、文字、記号等を用いた表示、又は音声を用いた告知によって使用者に告知する。或いは、入力手段に読取開始命令が入力された(又は入力手段に読取開始命令が入力され、且つ、原稿検出手段が、プラテン上に原稿が無いことを検出した後で、原稿が載置されたことを検出した)ときから、原稿画像の読取りを開始するまで、予め設定されている音楽を出力し続ける。
第1発明の画像読取装置による場合、使用者が、入力手段に対して読取開始命令を入力してから、原稿画像の読取りが始まる前に、プラテンに載置されている原稿を手で押さえることができるため、原稿のズレ、浮き等を抑制して、原稿が正しくプラテンに載置されている状態で、読取手段が原稿の画像を正確に読み取ることができる。
即ち、原稿のズレ、浮き等による原稿画像の読取りの失敗を抑制しつつ、使用者の原稿読取作業を簡便にして、使用者の利便性を向上させることができる。
第2発明の画像読取装置による場合、使用者が、まずプラテンに原稿を載置し、次いで入力手段に対して読取開始命令を入力してから、原稿画像の読取りが始まる前に、プラテンに載置されている原稿を手で押さえることができる。同様に、まず入力手段に対して読取開始命令を入力し、次いでプラテンに原稿を載置してから、原稿画像の読取りが始まる前に、プラテンに載置されている原稿を手で押さえることもできる。つまり、原稿を載置してから読取開始命令を入力(又は読取開始命令を入力してから原稿を載置)するという作業手順に固定されていないため、作業者の利便性を向上させることができる。
第3発明の画像読取装置による場合、読取開始命令が入力された後、プラテンカバーが開いていることを検出した場合は、原稿画像の読取り開始を遅延させ、プラテンカバーが閉じていることを検出した場合は、原稿画像の読取りを即座に開始するため、プラテンカバーの開/閉に応じて、原稿画像の読取りを遅延するか否かを自動的に切り替えることができる。つまり、使用者が読み取り遅延の実行の許否をいちいち入力する必要がないため、作業者の利便性を向上させることができる。
第4発明の画像読取装置による場合、原稿画像の読取りが開始されるまでの時間を使用者に報知することができる。つまり、原稿画像の読取りがどの程度まで遅延されるのかを使用者に報知することができるため、使用者が、原稿画像の読取りが開始されるまでに原稿を手で押さえることができる。また、原稿画像の読取りが開始されるタイミングがわからずに、原稿を手で押さえ続ける使用者が苛々したり不安感を覚えたりすることがない。以上のことから、作業者の利便性を向上させることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置としてのMFPの構成を示すブロック図である。
図中1はMFPであり、MFP1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、インターネットファクシミリ機能等、複数の機能を有するデジタル複合機(Multi Functional Peripheral )である。以下では、MFP1のスキャナ機能及びコピー機能に係るMFP1の各部を主に説明する。
図1に示すように、MFP1は、CPU10、ROM11、RAM12、表示部13、操作部14、タイマ16、インタフェース(以下、I/Fという)17、フラット・ベッド・スキャナ(以下、FBSという)2、画像メモリ26及び画像形成部27を備え、操作部14にはスタートキー15が設けられている。また、FBS2にはプラテンカバー21、開閉検出部22、プラテン23、原稿検出部24及び光学読取部25が設けられている。
CPU10はMFP1の制御中枢であり、RAM12を作業領域として用い、ROM11に記憶された制御プログラム及びデータに従って装置各部を制御し、各種処理を実行する。
また、MFP1はI/F17を介して図示しないLANに接続されており、このLANに接続されているサーバ、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)等と、所定のプロトコルに従った通信を行なうことが可能である。
更に、タイマ16は、CPU10に制御されて所定タイミングからの経過時間を計時する計時手段として機能する。
表示部13は液晶パネルを用いてなり、操作部14は、ハードキーと表示部13に積層してあるタッチパネル上にCPU10によって設けられるソフトキーとを用いてなる各種ファンクションキーを備える。操作部14のスタートキー15はハードキーを用いてなるが、ソフトキーであってもよい。
表示部13は、CPU10に制御されて、例えばMFP1の作動状態、使用者に対する入力指示、操作部14のタッチパネルに設けられたソフトキーの位置を示す画像等を表示し、MFP1の使用者は、表示部13を見ながら操作部14の各種ファンクションキーを操作することによって、各種の作動命令を入力する。スタートキー15が操作された場合は、読取開始命令が入力される。このようなスタートキー15は、CPU10に制御されて入力手段として機能する。
FBS2はMFP1本体の上部に設けられており、記録用紙のように平面的な原稿、又は書籍のように立体的な原稿が載置される平板状のプラテン23が略水平に配されている。プラテン23は、例えばガラスを用いてなり、透光性を有する。
プラテンカバー21は矩形状の圧板であり、プラテン23の上面に対して開閉自在に設けてある。使用者は手動でプラテンカバー21を開けてプラテン23に原稿を載置し、又はプラテン23から原稿を取り去る。また、プラテンカバー21は、プラテン23に載置された平面的な原稿を押さえる場合に閉じられ、立体的な原稿を押さえる場合には開けられて、この原稿は使用者が手で押さえる。なお、立体的な原稿を押さえる場合にプラテンカバー21を使用してもよく、平面的な原稿を手で押さえてもよい。
開閉検出部22は、例えば接触センサを用いてなり、プラテンカバー21の近傍に配されて、プラテンカバー21の開/閉を検出する開閉検出手段として機能する。このために開閉検出部22は、例えばプラテンカバー21が開けられている場合は開放信号をCPU10へ出力し、プラテンカバー21が閉じられている場合はCPU10への開放信号の出力を停止する。
原稿検出部24は、例えば光センサを用いてなり、プラテン23の下側に配されて、プラテンカバー21に載置されている原稿の有無を検出する原稿検出手段として機能する。このために原稿検出部24は、例えばプラテンカバー21に原稿が載置されている場合は載置信号をCPU10へ出力し、プラテンカバー21に原稿が載置されていない場合はCPU10への載置信号の出力を停止する。
光学読取部25はCCDを用いてなり、プラテン23の下側に配されて、プラテンカバー21に載置されている原稿の画像を光学的に読み取って、この画像の画像データを出力するように構成されている。このような光学読取部25は、CPU10に制御されて読取手段として機能する。
光学読取部25から出力された画像データは、図示しない画像処理部へ送られて所定の画像処理を施される。画像処理が施された画像データは、DRAMを用いてなる画像メモリ26に記憶される。画像形成部27は、電子写真方式のプリント装置と、このプリント装置へ記録用紙、OHPシート等を供給する給紙装置とで構成されており、画像メモリ26に記憶された画像データに基づいて記録用紙、OHPシート等に画像を形成する。
MFP1がスキャナとして機能する場合、画像データはI/F17を介して外部のPCへ送信される。MFP1がコピー機として機能する場合、画像データは画像形成部27で画像を形成するために用いられる。
MFP1は、スタートキー15の操作後、所定時間だけ遅延してから原稿画像の読取りを行なう遅延モードと、スタートキー15の操作後、即座に原稿画像の読取りを行なう即時モードとを有し、この2種類のモードを、開閉検出部22の検出結果(即ちプラテンカバー21の開/閉)に応じて自動的に切り替えるよう構成されている。このため、使用者が2種類のモードの切替え命令をMFP1に入力する必要はない。
図2は、本発明の実施の形態に係るMFPのCPUが実行する画像読取処理の手順を示すフローチャートである。
CPU10は、開閉検出部22から開放信号が入力されているか否かを判定することによって、プラテンカバー21が開けられているか否かを判定する(S11)。
プラテンカバー21が閉じられている場合(S11でNO)、CPU10は、スタートキー15が操作されたか否かを判定し(S12)、操作されていない場合(S12でNO)、S12の処理を繰り返す。
スタートキー15が操作された場合(S12でYES)、CPU10は即座に、光学読取部25を制御して、プラテン23に載置されている原稿の画像を読み取る(S13)。S13の処理完了後、CPU10は、読み取った画像データの画像処理、外部のPCへの送信、画像メモリ26に対する記憶、画像形成部27での画像形成等を適宜に実行してから、画像読取処理を終了する。
プラテンカバー21が開けられている場合(S11でYES)、CPU10は、スタートキー15が操作されたか否かを判定し(S14)、操作されていない場合(S14でNO)、S14の処理を繰り返す。
スタートキー15が操作された場合(S14でYES)、CPU10は、タイマ16を制御して、スタートキー15が操作されてからの経過時間の計時を開始し(S15)、原稿検出部24から載置信号が入力されているか否かを判定することによって、プラテンカバー21に載置されている原稿が有るか否かを判定する(S16)。
プラテンカバー21に載置されている原稿が有る場合(S16でYES)、CPU10は、タイマ16が計時した経過時間を所定の第1時間(例えば15秒)から減算することによって、原稿画像の読取りが開始されるまでの残り時間を算出し(S17)、算出した残り時間を報知する(S18)。S18の処理では、CPU10はS17で算出した残り時間を表示部13に表示させる。
S18の処理完了後、CPU10は、タイマ16が計時した経過時間が第1時間以上であるか否かを判定し(S19)、第1時間未満である場合は(S19でNO)、処理をS17へ戻す。
ここで、例えば、S18にて、残り時間の長さに応じた棒グラフが表示部13に表示される場合、S17〜S19の処理を繰り返すことによって、残り時間が短くなるにつれて徐々に短くなる棒グラフが表示部13に表示される。使用者は、棒グラフの長さと棒グラフが短くなる速さとを視認することによって、残り時間を感覚的に把握する。
一方、タイマ16が計時した経過時間が第1時間以上である場合(S19でYES)、CPU10はタイマ16を制御して計時を終了し(S20)、処理をS13へ移して、プラテン23に載置されている原稿の画像を光学読取部25に読み取らせる。
ところで、プラテンカバー21に載置されている原稿が無い場合(S16でNO)、CPU10はタイマ16を制御して計時を終了し(S21)、再び、原稿検出部24から載置信号が入力されているか否かを判定することによって、プラテンカバー21に載置されている原稿が有るか否かを判定する(S22)。
プラテンカバー21に載置されている原稿が無い場合(S22でNO)、まだプラテンカバー21に原稿が載置されていないため、CPU10は、S22の処理を繰り返す。
プラテンカバー21に載置されている原稿が有る場合(S22でYES)、プラテンカバー21に原稿が載置されたため、CPU10は、原稿検出部24が原稿有りを検出してからの経過時間、即ちプラテンカバー21に原稿が載置されてからの経過時間の計時を開始する(S23)。
S23の処理完了後、CPU10は、タイマ16が計時した経過時間を所定の第2時間(例えば30秒)から減算することによって、原稿画像の読取りが開始されるまでの残り時間を算出し(S24)、算出した残り時間を報知する(S25)。
S25の処理完了後、CPU10は、タイマ16が計時した経過時間が第2時間以上であるか否かを判定し(S26)、第2時間未満である場合は(S26でNO)、処理をS24へ戻し、第2時間以上である場合は(S26でYES)、処理をS20へ移してタイマ16の計時を終了させ、最後にS13へ移して、プラテン23に載置されている原稿の画像を光学読取部25に読み取らせる。ここで、S24及びS25夫々の処理は、S17及びS18の処理と略同様である。
このような画像読取処理のS19及びS26におけるCPU10は、判定手段として機能する。また、S18及びS25における表示部13は、CPU10に制御されて報知手段として機能する。
なお、本実施の形態においては第1時間と第2時間とが異なる場合を例示したが、例えば両方とも30秒でもよい。
以上のような画像読取処理におけるMFP1は、本発明に係る画像読取装置として機能する。また、この画像読取処理において、遅延モードとはS14〜S25の処理を適宜に実行してからS13の処理を実行することであり、即時モードとはS12及びS13の処理を実行することである。
なお、使用者が2種類のモードの切替え命令をMFP1に入力する構成であってもよく、この場合、S11の処理を、遅延モードの実行命令が入力された場合にS14を実行し、即時モードの実行命令が入力された場合はS12を実行する処理に置き換えればよい。
最後に、MFP1をスキャナ又はコピー機として機能させる場合の使用者の作業手順について説明する。
平面的な原稿の画像を読み取らせる場合、使用者は、プラテンカバー21を開けて、プラテン23に原稿を載置してからプラテンカバー21を閉め、最後にスタートキー15を操作する。使用者がスタートキー15を操作すると、MFP1は即座に光学読取部25による原稿画像の読取りを開始する。
立体的な原稿の画像を読み取らせる場合、使用者は、プラテンカバー21を開けて、プラテン23に原稿を載置してからスタートキー15を操作する。原稿の載置後、使用者がスタートキー15を操作すると、原稿画像の読取りを開始するまでの残り時間が表示部13に表示される。使用者は、表示部13に表示される残り時間を確認しながら、プラテン23に載置されている原稿を手で押さえる。表示部13に表示される残り時間が“0”を示したとき、光学読取部25による原稿画像の読取りが開始される。
又は、立体的な原稿の画像を読み取らせる場合、使用者は、プラテンカバー21を開けて、スタートキー15を操作してから、プラテン23に原稿を載置する。スタートキー15の操作後、使用者がプラテン23に原稿を載置すると、原稿画像の読取りを開始するまでの残り時間が表示部13に表示される。使用者は、表示部13に表示される残り時間を確認しながら、プラテン23に載置されている原稿を手で押さえる。表示部13に表示される残り時間が“0”を示したとき、光学読取部25による原稿画像の読取りが開始される。
なお、タイマ16で経過時間を計時する構成に限らず、例えば、CPU10が自身に入力されるクロックを計数することで経過時間を計時する構成でもよい。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置としてのMFPの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るMFPのCPUが実行する画像読取処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 MFP(画像読取装置)
10 CPU
13 表示部(報知手段)
15 スタートキー(入力手段)
16 タイマ(計時手段)
21 プラテンカバー
22 開閉検出部(開閉検出手段)
23 プラテン
24 原稿検出部(原稿検出手段)
25 光学読取部(読取手段)

Claims (4)

  1. 読取開始命令が入力される入力手段と、
    所定タイミングからの経過時間を計時する計時手段と、
    プラテンに載置されている原稿の画像を読み取る読取手段と
    を備える画像読取装置において、
    前記計時手段が計時した経過時間が所定時間以上であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記計時手段は、前記入力手段に前記読取開始命令が入力された場合に経過時間を計時するようにしてあり、
    前記読取手段は、前記判定手段が所定時間以上であると判定した場合に読取りを開始するようにしてあることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿の有無を検出する原稿検出手段を更に備え、
    前記計時手段は、
    前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿有りを検出した場合に、前記読取開始命令が入力されてからの経過時間を計時し、
    前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿無しを検出した場合に、該原稿無しを検出した後で前記原稿検出手段が原稿有りを検出してからの経過時間を計時するようにしてあり、
    前記判定手段は、
    前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿有りを検出した場合に、前記計時手段が計時した経過時間が第1の所定時間以上であるか否かを判定し、
    前記入力手段に前記読取開始命令が入力され、且つ、前記原稿検出手段が原稿無しを検出した場合に、前記計時手段が計時した経過時間が第2の所定時間以上であるか否かを判定するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記プラテンに対して開閉自在に設けてあり、前記原稿を押さえる場合に閉じられるプラテンカバーの開/閉を検出する開閉検出手段を更に備え、
    前記計時手段は、前記開閉検出手段が開を検出している場合に計時を開始するようにしてあり、
    前記開閉検出手段が閉を検出している場合は前記計時手段による計時を禁止して前記読取手段が読取りを開始するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記計時手段が計時を開始した後、前記読取手段が読取りを開始するまでの時間を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像読取装置。
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JP2010181662A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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