JP2009010149A - 接続端子及びこれを用いたパッケージ並びに電子装置 - Google Patents

接続端子及びこれを用いたパッケージ並びに電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電磁波による影響を抑制し、且つ接地電位を安定化させることのできる接続端子及びこれを用いたパッケージ並びに電子装置を提供すること。
【解決手段】
誘電体からなる平板部3bと、誘電体からなるとともに、該平板部3b上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体3aを介して接合された立壁部3cと、前記立壁部3cに設けられた第1シールド部材21と、前記第1シールド部材21と前記線路導体3aとの間に配されるとともに、前記第1シールド部材21と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体11と、を具備してなる。
また、好ましくは、前記第1シールド部材21と前記第1接地導体11との距離は前記周波数の波長よりも短いことを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続端子及びにこれを用いたパッケージ並びに電子装置に関する。
従来、電子部品をパッケージ内部に気密封止して収納した電子装置の一例を図7に示す。
図7において、パッケージを構成する部材は、基体101と、枠体102と、枠体102に形成された入出力端子103とを具備する。
基体101は、金属製であり、上側主面に電子部品105の載置部101aが形成される。
枠体102は、四角枠状の金属部材102aと入出力端子103から成り、基体101の上側主面に載置部101aを囲繞するように設けられる。
入出力端子103は、絶縁体から成り、枠体102の内外を電気的に導通する線路導体103aを有する。
入出力端子103の取付部102bは、入出力端子103が嵌着され、金属部材102aの下部の隣接する2つの角部間が切り欠かれて成る。
入出力端子103は、2つの角部に位置する互いに対向する一対の端面103eの取付部102aに沿った部位および基体101に沿った部位に金属層103dが被着されている(例えば、特許文献1参照)。
このように入出力端子103の端面に金属層103dが被着されることにより、金属層103dが線路導体103aに対する接地電位として機能するようになる。
特開2006−66867号公報
しかしながら、従来のパッケージにおける金属層103dは、枠体102を構成する金属部材102aおよび金属製の基体101と同一電位の接地導体、いわゆるケースグランドとなっており、このようなケースグランドにおいては、接地電位に外部からの電磁波ノイズが吸収されるため、金属層103dの接地電位が不安定となる場合があった。
また、近年、電子部品がより高周波の電気信号で作動するようになってきており、線路導体103aを伝送する電気信号も高周波化している。線路導体103aを伝送する電気信号が高周波となると、接地電位が不安定である場合、反射損失等の伝送損失が大きくなり高周波信号を効率良く伝送できない問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は電磁波による影響を抑制し、且つ接地電位を安定化させることのできる接続端子及びこれを用いたパッケージ並びに電子装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の接続端子は、誘電体からなる平板部と、誘電体からなるとともに、該平板部上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された立壁部と、前記立壁部に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体と、を具備してなるものである。
また、請求項2に記載の接続端子は、請求項1に記載の接続端子であって、前記第1シールド部材と前記第1接地導体との距離は前記周波数の波長よりも短いことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の接続端子は、請求項1又は請求項2に記載の接続端子であって、前記第1接地導体は、前記立壁部の誘電体を介して前記線路導体と対向する部位に積層されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の接続端子は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の接続端子であって、前記第1接地導体は、前記立壁部のうち前記線路導体の線路方向と交わる側面に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の接続端子は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の接続端子であって、前記第1シールド部材は、前記立壁部のうち前記線路導体の線路方向と交わる側面に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の接続端子は、請求項4又は請求項5に記載の接続端子であって、前記第1接地導体及び前記第1シールド部材は、前記側面に設けられた切欠部に被覆されていることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の接続端子は、請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の接続端子であって、前記切欠部の形状は前記立壁部を上面視して矩形または扇形であり、複数の前記切欠部に挟まれた前記立壁部のエッジ部は、鈍角であることを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の接続端子は、請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の接続端子であって、前記側面に設けられた前記第1シールド部材及び前記第1接地導体は、キャスタレーションによって形成されてなることを特徴とするものである。
また、請求項9に記載の接続端子は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の接続端子であって、前記平板部上に、前記線路導体と隣り合って配された第2接地導体を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項10に記載の接続端子は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の接続端子であって、前記立壁部の上面に第2シールド部材が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項11に記載の接続端子は、請求項10に記載の接続端子であって、前記第2シールド部材と前記第1シールド部材とは、前記立壁部内部に設けられたビアホールにより導通してなることを特徴とするものである。
また、請求項12に記載の接続端子は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の接続端子であって、前記立壁部の誘電体はセラミックスであることを特徴とするものである。
請求項13に記載のパッケージは、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の接続端子と、キャビティを有する基体の壁部に前記キャビティに通じる開口部を有した容器体と、を備え、前記開口部に前記接続端子が接合されてなるものである。
請求項14に記載の電子装置は、請求項13に記載のパッケージと、前記キャビティ内部に搭載された電子素子と、前記壁部上面に接合された蓋体と、を具備してなるものである。
請求項15に記載のパッケージは、基板と、誘電体からなるとともに、前記基板上面の周囲を囲うようにして接合された平板部と、誘電体からなるとともに、前記平板部上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された立壁部と、を有する枠体と、を備え、前記枠体は、前記立壁部に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体とを有することを特徴とするものである。
請求項16に記載のパッケージは、誘電体からなる基板と、誘電体からなるとともに、前記基板上面の周囲を囲うように設けられ、且つ所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された枠体と、を備え、前記枠体は、その表面に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体とを有することを特徴とするものである。
請求項17に記載の電子装置は、請求項15又は請求項16に記載のパッケージと、前記基板上であって前記枠体で囲まれた領域に載置された電子素子と、前記枠体上面に接合された蓋体と、を具備してなるものである。
本発明の接続端子は、誘電体からなる平板部と、誘電体からなるとともに、該平板部上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された立壁部と、前記立壁部に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体と、を具備してなることから、線路導体を伝搬する電気信号が10GHzを超えるような高周波電気信号の場合にインピーダンス値が増加した場合であっても、外部ノイズが線路導体を伝搬する電気信号に及ぼす影響を第1シールド部材で抑制できるとともに、第1シールド部材と第1接地導体とは電気的に絶縁していることから第1接地導体は外部ノイズの影響を受けにくく、安定した接地電位を維持できる。それゆえ、インピーダンス特性の整合性を維持することができる。
また、前記第1シールド部材と前記第1接地導体との距離は前記周波数の波長よりも短いことが好ましく、線路導体を伝搬する周波数に起因した電界が、第1シールド部材と線路導体との間に発生しても、第1接地導体と第1シールド部材との距離は線路導体を伝搬する周波数の波長よりも短いことから、第1接地導体と第1シールド部材とで囲まれる空間内で上記電界が共振することを抑制できる。すなわち、第1接地導体と第1シールド部材とで囲まれる空間内を、線路導体を伝搬する周波数よりも高い周波数で共振するようにしたことから、上記電界の共振によって生じたノイズが線路導体へ加わることを抑制できる。
また、前記第1接地導体は、前記立壁部の誘電体を介して前記線路導体と対向する部位に積層されていることが好ましく、線路導体から発生した電界を効果的に第1接地導体に導くことができるとともに、第1シールド部材に帯電した電荷が第1接地導体を介して線路導体に与える影響を抑制することができる。
また、前記第1接地導体は、前記立壁部のうち前記線路導体の線路方向と交わる側面に設けられていることが好ましく、線路導体を伝搬する所定周波数の電気信号が立壁部の内部に放出された場合であっても、立壁部のうち線路導体の線路方向と交わる側面で反射させて閉じ込めることができるため、伝送損失を抑制することができる。
また、前記第1シールド部材は、前記立壁部のうち前記線路導体の線路方向と交わる側面に設けられていることが好ましく、立壁部のうち線路導体の線路方向と交わる側面で電磁遮蔽効果(シールド効果)が得られるため、インピーダンス整合を効果的に得ることができる。それゆえ、安定した所定周波数の電気信号を得ることができる。
また、前記第1接地導体及び前記第1シールド部材は、前記側面に設けられた切欠部に被覆されていることが好ましく、切欠部を形成することにより側面を正面視したときに、第1接地導体及び第1シールド部材が同一面積である場合であっても、その表面積は切欠部を有していないよりも切欠部を有する方が広く形成できるため、より効果的に電磁遮蔽効果(シールド効果)や、線路導体を伝搬する所定周波数の電気信号の閉じ込め効果を得ることができる。
また、前記切欠部の形状は前記立壁部を上面視して矩形または扇形であり、複数の前記切欠部に挟まれた前記立壁部のエッジ部は、鈍角であることが好ましく、エッジ部に応力が加わった場合であっても、複数の切欠部に挟まれた立壁部のエッジ部は鈍角であるため、応力を効果的に分散させてエッジ部に応力集中が生じることを抑制できる。
また、前記側面に設けられた前記第1シールド部材及び前記第1接地導体は、キャスタレーションによって形成されてなることが好ましく、第1シールド部材及び第1接地導体がキャスタレーションによって切欠部に均一な厚みで被覆することができるため、接続端子に熱が加わった場合であっても、第1シールド部材及び第1接地導体の厚みが異なる部位において、その熱膨張によって接続端子に局所的に応力が加わることを抑制できる。
また、前記平板部上に、前記線路導体と隣り合って配された第2接地導体を備えたことが好ましく、線路導体を伝搬する所定周波数の電気信号を平板部上面方向に対しても反射させて閉じ込めることができるため、より伝送損失を抑制することができる。
また、前記立壁部の上面に第2シールド部材が設けられていることが好ましく、立壁部の上面でも電磁遮蔽効果(シールド効果)が得られるため、インピーダンス整合を一層効果的に得ることができる。
また、前記第2シールド部材と前記第1シールド部材とは、前記立壁部内部に設けられたビアホールにより導通してなることが好ましく、後に電子装置とするために、立壁部上に蓋体をロウ材等で接合する場合においても、立壁部のうち線路導体の線路方向と交わる側面と上面との間は誘電体が露出しているため上記側面にロウ材が流れ出しにくく、電子装置製造の面で作業性が向上するため好ましい。
また、前記立壁部の誘電体はセラミックスであることが好ましく、樹脂やガラス等の他の誘電体材料に比べ気密信頼性が高いセラミックスを用いることで立壁部の内外の気密信頼性を向上することができる。
本発明のパッケージは、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の接続端子と、キャビティを有する基体の壁部に前記キャビティに通じる開口部を有した容器体と、を備え、前記開口部に前記接続端子が接合されてなるものであり、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体を伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
本発明の電子装置は、請求項13に記載のパッケージと、前記キャビティ内部に搭載された電子素子と、前記壁部上面に接合された蓋体と、を具備してなることから、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体を伝搬する電気信号が信頼性の高いものとすることができる。また、当該パッケージ周囲に他の電子装置が載置している場合であっても、パッケージ内部の電子素子が発生する電界は、第1シールド部材及び第1接地導体で吸収されるため、他の電子装置に悪影響を与えることを抑制することができる。
本発明の他のパッケージは、基板と、誘電体からなるとともに、前記基板上面の周囲を囲うようにして接合された平板部と、誘電体からなるとともに、前記平板部上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された立壁部と、を有する枠体と、を備え、前記枠体は、前記立壁部に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体とを有することにより、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体を伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
また、本発明の他のパッケージは、誘電体からなる基板と、誘電体からなるとともに、前記基板上面の周囲を囲うように設けられ、且つ所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された枠体と、を備え、前記枠体は、その表面に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体とを有することにより、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体を伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
本発明の他の電子装置は、請求項15又は請求項16に記載のパッケージと、前記基板上であって前記枠体で囲まれた領域に載置された電子素子と、前記枠体上面に接合された蓋体と、を具備してなることから、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体を伝搬する電気信号が信頼性の高いものとすることができる。さらに、当該パッケージ周囲に他の電子装置が載置している場合であっても、パッケージ内部の電子素子が発生する電界は、第1シールド部材及び第1接地導体で吸収されるため、他の電子装置に悪影響を与えることを抑制することができる。
本発明の接続端子及びこれを用いたパッケージ並びに電子装置について、以下に詳細に説明する。
図1(a)、図1(b)は本発明の電子装置の一例を示す斜視図である。また、図2は図1(a)、図1(b)のX−X’線における断面図である。
図1中、1は基体、2は枠体、3は接続端子、4は蓋体、5は電気素子、6は電気的接続手段、7は熱電変換冷却装置から成る基台、11〜13は接地導体、21〜23はシールド部材、100はシールリング、300はシールド用部材である。
例えば、主に基体1、枠体2、接続端子3で構成したパッケージのキャビティ内部に電子素子5を収納して、枠体2上に蓋体4を接合することで電子装置とすることができる。なお、図面に施したクロスハッチング線は、金属の層が形成されている部分であることを示し、その領域が断面領域を示すものではない。
<接続端子>
接続端子3は、例えば長方形の誘電体から成る平板部3bの上面の一方の長辺から他方の長辺にかけてタングステン(W),モリブデン(Mo),マンガン(Mn)等のメタライズ層によって所定周波数の電気信号が伝送される線路導体3aが形成され、この平板部3b上に線路導体3aを介して誘電体からなる立壁部3cが形成されている。
線路導体3aは、例えば、W,Mo等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、平板部3bとなるセラミック生成形体の上面に、予め従来周知のスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておき、焼成することにより形成される。
平板部3bおよび立壁部3cは、アルミナ(Al)質セラミックス,窒化アルミニウム(AlN)質セラミックス,ムライト(3Al・2SiO)質セラミックス等の誘電体から成り、好ましくは、セラミックグリーンシート積層法によって形成されるのがよい。すなわち、樹脂やガラス等の他の誘電体材料に比べ気密信頼性が高いセラミックスを用いることで接続端子3内外の気密信頼性を向上することができる。
例えば、接続端子3がAl質焼結体の場合は、Al,酸化珪素(SiO),酸化マグネシウム(MgO),酸化カルシウム(CaO)等の原料粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤等を混合添加してペースト状とし、ドクターブレード法やカレンダーロール法を採用することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を形成する。しかる後に、平板部3bの上面に線路導体3aとなるW,Mo,Mn等の金属粉末に適当なバインダ,溶剤を混合してなる導体ペーストを、セラミックグリーンシートの所定位置にスクリーン印刷法等によって所定パターンに印刷塗布することによって、平板部3bの上面に線路導体3aとなる導体ペースト層を形成する。さらに、平板部3b上に導電ペーストを介して立壁部3cをドクターブレード法やカレンダーロール法を採用することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を形成する。
このセラミックグリーンシートに平板部3bおよび立壁部3cの外形と成る適当な打ち抜き加工を施した後に、このグリーンシートを複数枚積層し、約1600℃の温度で焼成することによって接続端子3が作製される。
セラミックグリーンシート積層法によって形成されることによって、容易に所定形状の接続端子3を形成することができ、製造効率の良い接続端子3を提供することができる。
ここで、本発明の特徴部分は、この接続端子3に第1シールド部材21及び第1接地導体11を備える点にあるため、以下に詳細に説明する。
(第1シールド部材)
第1シールド部材21は、立壁部3cに設けられており、立壁部3cの内外を電磁遮蔽(シールド)することができる。すなわち、第1シールド部材21でパッケージ外部から内部に侵入しようとする電磁波を吸収し、パッケージ内部に収納された電子素子5が電磁波により誤作動等するのを防止することができる。また、第1シールド部材21は、線路導体3a及び後述する第1接地導体11乃至第3接地導体13と絶縁された状態で設けられていることから、第1シールド部材21で吸収された電磁波が線路導体3aおよび第1接地導体11乃至第3接地導体13にノイズとして載ってしまうことを防止できる。
具体的には、第1シールド部材21は、立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面に設けられていることが好ましく、立壁部3cのうち、特に外部からの電磁波の影響を受け易い線路導体3aの線路方向と交わる側面で電磁遮蔽効果(シールド効果)が得られるため、インピーダンス整合を効果的に得ることができる。それゆえ、安定した所定周波数の電気信号を得ることができる。
なお、立壁部3cの上面に、さらに第2シールド部材22が設けられていることが好ましく、立壁部3cの上面でも電磁遮蔽効果(シールド効果)が得られるため、インピーダンス整合を一層効果的に得ることができる。
また、接続端子3の誘電体が露出する部分には、シールド用部材300が線路導体3aや接地導体11〜13と接続しないようにして設けられていることが好ましく、誘電体が露出する箇所での電磁遮蔽効果(シールド効果)を得られ、インピーダンス整合をより効果的に得ることができる。このシールド用部材300はシールド部材21〜23と接続するようにして設けられていても良い。
また、第1シールド部材21乃至第3シールド部材23は、線路導体3aと同様にW,Mo,Mn等のメタライズ層を従来周知のスクリーン印刷等によって形成してもよいし、後述するキャスタレーションにより形成してもよい。
(第1接地導体)
第1接地導体11は、第1シールド部材21と線路導体3aとの間に配されるとともに、第1シールド部材21と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するためのものである。すなわち、第1接地導体11に外部回路から接地電位を供給することで、従来技術で示したパッケージにおけるケースグランドのように、接地電位に電磁波によるノイズが載ることを防止することができる。その結果、線路導体3aを伝送する電気信号に反射損失等の伝送損失が発生するのを防止でき、電気信号を効率良く伝送できる。
具体的には、第1接地導体11は、立壁部3cの誘電体を介して線路導体3aと対向する部位に積層されていることが好ましく、線路導体3aから発生した電界を効果的に第1接地導体11に導くことができるとともに、第1シールド部材21に帯電した電荷が第1接地導体11を介して線路導体3aに与える影響を抑制することができる。
また、第1接地導体11は、立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面に設けられていることが好ましく、線路導体3aを伝搬する所定周波数の電気信号が立壁部3cの内部に放出された場合であっても、立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面で反射させて閉じ込めることができるため、伝送損失を抑制することができる。
なお、平板部3b上に、さらに線路導体3aと隣り合って配された第2接地導体12を備えることが好ましく、線路導体3aを伝搬する所定周波数の電気信号を平板部3b上面方向に対しても反射させて閉じ込めることができるため、より伝送損失を抑制することができる。
また、第1接地導体11乃至第3接地導体13は、線路導体3aと同様にW,Mo,Mn等のメタライズ層を従来周知のスクリーン印刷等によって形成してもよいし、後述するキャスタレーションにより形成してもよい。
さらに、外部回路(不図示)とは、本発明に係る電子装置内部に搭載されるIC等の電子素子5に設けられた接地部位と、他の電子装置に搭載された電子素子、又は電子装置が搭載される基板に設けられた接地部位とを電気的に接続するものである。
以上、本発明において第1シールド部材21と第1接地導体11とを備えることにより、線路導体3aを伝搬する電気信号が10GHzを超えるような高周波電気信号の場合にインピーダンス値が増加した場合であっても、外部ノイズが線路導体3aを伝搬する電気信号に及ぼす影響を第1シールド部材21で抑制できるとともに、第1シールド部材21と第1接地導体11とは電気的に絶縁していることから第1接地導体11は外部ノイズの影響を受けにくく、安定した接地電位を維持できる。それゆえ、インピーダンス特性の整合性を維持することができる。
また、第1シールド部材21と第1接地導体11との距離は線路導体3aに伝送される所定周波数の電気信号の波長よりも短いことが好ましく、線路導体3aを伝搬する周波数に起因した電界が、第1シールド部材21と線路導体3aとの間に発生しても、第1接地導体11と第1シールド部材21との距離は線路導体3aを伝搬する周波数の波長よりも短いことから、第1接地導体11と第1シールド部材21とで囲まれる空間内で上記電界が共振することを抑制できる。すなわち、第1接地導体11と第1シールド部材21とで囲まれる空間内を、線路導体3aを伝搬する周波数よりも高い周波数で共振するようにしたことから、上記電界の共振によって生じたノイズが線路導体3aへ加わることを抑制できる。
(切欠部の形成方法)
ここで、第1シールド部材21及び第1接地導体11の形成方法について以下に詳細に説明する。
図3(a)、図3(b)は本発明に係る実施の形態の他の例を示し、切欠部の要部拡大斜視図である。
図3(a)において、3cは立壁部、21は切欠部に設けられた第1シールド部材、22は立壁部上面に設けられた第2シールド部材、23は、立壁部に積層された第3シールド部材である。若しくは、11は切欠部に設けられた第1接地導体、12は第2接地導体、13は立壁部3c、若しくは平板部3bに積層された第3接地導体であってもよい。
図3(a)に示すように、第1シールド部材21及び第1接地導体11は、立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面に設けられた切欠部に被覆されていることが好ましく、切欠部を形成することにより側面を正面視したときに、第1接地導体11及び第1シールド部材21が同一面積である場合であっても、その表面積は切欠部を有していないよりも切欠部を有する方が広く形成できるため、より効果的に電磁遮蔽効果(シールド効果)や、線路導体3aを伝搬する所定周波数の電気信号の閉じ込め効果を得ることができる。
図3(b)において、30はビアホール、21は第1シールド部材、22は第2シールド部材、23は第3シールド部材である。
図3(b)に示すように、第2シールド部材22と第1シールド部材21とは、立壁部内部に設けられたビアホール30により導通してなることが好ましく、後に電子装置とするために、立壁部3c上に蓋体4をロウ材等で接合する場合においても、立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面と上面との間には、誘電体が露出しているため上記側面にロウ材が流れ出しにくく、電子装置製造の面で作業性が向上する。
また、切欠部の形状は立壁部3cを上面視して矩形または扇形であり、複数の切欠部に挟まれた立壁部3cのエッジ部は、鈍角であることが好ましく、エッジ部に応力が加わった場合であっても、複数の切欠部に挟まれた立壁部3cのエッジ部は鈍角であるため、応力を効果的に分散させてエッジ部に応力集中が生じることを抑制できる。
さらに、この切欠部は立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面に設けられた第1シールド部材21及び第1接地導体11は、キャスタレーションによって形成されてなることが好ましく、第1シールド部材21及び第1接地導体11がキャスタレーションによって切欠部に均一な厚みで被覆することができるため、接続端子3に熱が加わった場合であっても、第1シールド部材21及び第1接地導体11の厚みが異なる部位において、その熱膨張により接続端子3に局所的に応力が加わることを抑制できる。
またさらに、立壁部3cのうち線路導体3aの線路方向と交わる側面を平面視したときに、ビアホール30は、第1シールド部材21が形成されていない部位に設けることにより、より一層電磁遮蔽効果(シールド効果)を得ることができるため好ましい。
ここで、キャスタレーションによって、第1シールド部材21及び第1接地導体11を形成する手順を図4(a)〜(c)に基づいて説明する。
まず、図4(a)に示すように、立壁部3cとなるセラミックグリーンシート30に例えば四角形状の貫通穴33を金型にて打ち抜き形成する。
次に、図4(b)に示すように、貫通穴33裏面から貫通穴33内部を吸引した状態で、セラミックグリーンシート30表面側からスクリーン印刷等で貫通穴33内部に導体ペーストを垂れ込ませ、貫通穴33の内面全体にキャスタレーション導体と成るW,Mo,Mn等の金属粉末に適当なバインダ,溶剤を混合してなる導体ペースト33aを付着させる。
最後に、図4(c)に示すように、四角形状の貫通穴33を切断して貫通穴33を2分割するとともに立壁部3cの外形形状となるように金型にて打ち抜き形成してキャスタレーションを形成することができる。
なお、キャスタレーションの形成は立壁部3cに限られるものではなく、同様の手法により平板部3bに設けてもよい。
以上のようにして、形成されたキャスタレーションが形成されたセラミックグリーンシートを、例えば図5に示す分解斜視図ように各部材を積層させることにより、本発明に係る接続端子を形成することができる。なお、図5では図示していないが、立壁部3cにおいて、第1接地導体11はセラミックグリーンシート上に線状に設けられているが、セラミックグリーンシート上の略全面に設けられてもよい。また、立壁部3cにおいて、シールド部材はキャスタレーションが形成されたセラミックグリーンシートの下面の略全面に設けられてもよい。
<パッケージ>
次に、上述した接続端子3を用いたパッケージについて以下に説明する。
本発明に係るパッケージの一実施形態は、上述した接続端子3と、キャビティを有する基体の壁部2(枠体)の部分にこのキャビティに通じる開口部を有した容器体とを備え、この開口部に接続端子3が接合されてなるものである。
このような構成によれば、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体3aを伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
容器体は、ステンレス鋼(SUS),銅(Cu),銅(Cu)−タングステン(W),銅(Cu)−モリブデン(Mo),鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)合金等の金属から成る。
この容器体は、金属のインゴットを圧延加工やプレス加工,切削加工等の金属加工を施すことにより所定形状に一体成形してもよいし、容器体の底部を成す基板1と壁部2(枠体)とを別々に準備し、この基板1の上面に銀(Ag)−銅(Cu)ロウ等のロウ材を介して壁部2(枠体)を接合してもよい。この場合、壁部2(枠体)と基板1との接合は基板1上面と壁部2(枠体)の下面とを、基板1上面に敷設したプリフォーム状のAg−Cuロウ等のロウ材を介して接合される。
壁部2(枠体)には、電子素子5と外部回路とを電気的に接続する接続端子3を挿着するための開口部が形成される。
なお、例えば電子素子5として半導体レーザ(LD),フォトダイオード(PD)等の電子素子5を収納する場合のパッケ−ジにおいては、壁部2(枠体)の一部に電子素子5と光結合するための光伝送路である光信号入出力窓が形成されている。
また、容器体は、その表面に耐蝕性に優れかつロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的には厚さ0.5〜9μmのNi層と、厚さ0.5〜5μmの金(Au)層とを順次メッキ法により被着させておくのがよく、容器体が酸化腐食するのを有効に防止できるとともに、容器体上面に電子素子5を強固に接着固定することができる。
<電子装置>
最後に、上述したパッケージを用いた電子装置について以下に説明する。
本発明に係るパッケージは、上述したパッケージと、キャビティ内部に搭載された電子素子5と、壁部2(枠体)上面に接合された蓋体4と、を具備してなるものである。
このような構成によれば、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体3aを伝搬する電気信号が信頼性の高いものとすることができる。また、当該電子装置の周囲に他の電子装置が載置されている場合であっても、パッケージ内部の電子素子が発生する電界は、第1シールド部材及び第1接地導体で吸収されるため、他の電子装置に悪影響を与えることを抑制することができる。
<他の実施形態>
以下、本発明に係る他の実施形態について説明する。
例えば、図6(a)に示すように、基板1と、誘電体からなるとともに、基板1の周囲を囲うようにして接合された平板部3bと、誘電体からなるとともに、平板部3b上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体3aを介して接合された立壁部3cと、を有する枠体2と、を備え、枠体2は、立壁部3cに設けられた第1シールド部材21と、第1シールド部材21と電気的に絶縁されるとともに、外部回路と電気的に接続され、且つ、第1シールド部材21と線路導体3aとの間に配された第1接地導体11とを有するパッケージとしてもよい。
このような構成によれば、基板1の周囲に平板部3bが位置するため、基板1と平板部3bとの位置合わせが容易になる。また、上述したように、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体3aを伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
また、図6(b)に示すように、基板1と、誘電体からなるとともに、基板1上面の周囲を囲うようにして接合された平板部3bと、誘電体からなるとともに、平板部3b上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体3aを介して接合された立壁部3cと、を有する枠体2と、を備え、枠体2は、立壁部3cに設けられた第1シールド部材21と、
第1シールド部材21と線路導体3aとの間に配されるとともに、第1シールド部材21と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体11とを有するパッケージとしてもよい。
このような構成によれば、基板1上の周囲に平板部3bを位置合わせすることができるため、基板1と平板部3bとの位置合わせが容易になる。また、上述したように、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体3aを伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
さらに、図6(c)に示すように、誘電体からなる基板1と、誘電体からなるとともに、基板1上面の周囲を囲うように設けられ、且つ所定周波数の電気信号が伝送される線路導体3aを介して接合された枠体2と、を備え、枠体2は、その表面に設けられた第1シールド部材21と、第1シールド部材21と線路導体3aとの間に配されるとともに、第1シールド部材21と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体11とを有するパッケージとしてもよい。
このような構成によれば、上述した基板1を別途用意しなくとも、パッケージを構成することができるため、製造コストを下げることができる。また、上述したように、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体3aを伝搬する電気信号を信頼性の高いものにすることができる。
以上のような、本発明の他の実施形態に係るパッケージを用いることにより、電子装置を構成することができる。すなわち、本発明の他の実施形態に係るパッケージと、基板1上であって枠体2で囲まれた領域に載置された電子素子5と、枠体2上面に接合された蓋体4と、を具備してなるものである。
このような構成によれば、インピーダンス特性の整合性を維持し、線路導体3aを伝搬する電気信号が信頼性の高いものとすることができる。さらに、当該パッケージ周囲に他の電子装置が載置している場合であっても、パッケージ内部の電子素子5が発生する電界は、第1シールド部材21及び第1接地導体11で吸収されるため、他の電子装置に悪影響を与えることを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等支障ない。
(a)、(b)は本発明に係る実施の形態の一例を示す斜視図である。 図1(a)、図1(b)のX−X’線における断面図である。 (a)は本発明の一実施形態を示す要部拡大斜視図であり、(b)は本発明の他の実施の形態を示す要部拡大斜視図である。 本発明の接続端子に係る製造工程を示し、(a)〜(c)は立壁部となるセラミックグリーンシートの平面図である。 本発明の接続端子に係る積層順序を示す分解斜視図である。 (a)〜(c)は本発明のパッケージに係る他の実施形態を示す図である。 従来の電子装置の例を示す図である。
符号の説明
1:基板
1a:載置部
2:壁部(枠体)
3:接続端子
3a:線路導体
3b:平板部
3c:立壁部
4:蓋体
5:電子素子
6:電気的接続手段
7:基台
11:第1接地導体
12:第2接地導体
13:第3接地導体
21:第1シールド部材
22:第2シールド部材
23:第3シールド部材
30:ビアホール
100:シールリング
300:シールド用部材

Claims (17)

  1. 誘電体からなる平板部と、
    誘電体からなるとともに、該平板部上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された立壁部と、
    前記立壁部に設けられた第1シールド部材と、
    前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体と、
    を具備してなる接続端子。
  2. 前記第1シールド部材と前記第1接地導体との距離は前記周波数の波長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の接続端子。
  3. 前記第1接地導体は、前記立壁部の誘電体を介して前記線路導体と対向する部位に積層されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接続端子。
  4. 前記第1接地導体は、前記立壁部のうち前記線路導体の線路方向と交わる側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の接続端子。
  5. 前記第1シールド部材は、前記立壁部のうち前記線路導体の線路方向と交わる側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の接続端子。
  6. 前記第1接地導体及び前記第1シールド部材は、前記側面に設けられた切欠部に被覆されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の接続端子。
  7. 前記切欠部の形状は前記立壁部を上面視して矩形または扇形であり、複数の前記切欠部に挟まれた前記立壁部のエッジ部は、鈍角であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の接続端子。
  8. 前記側面に設けられた前記第1シールド部材及び前記第1接地導体は、キャスタレーションによって形成されてなることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の接続端子。
  9. 前記平板部上に、前記線路導体と隣り合って配された第2接地導体を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の接続端子。
  10. 前記立壁部の上面に第2シールド部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の接続端子。
  11. 前記第2シールド部材と前記第1シールド部材とは、前記立壁部内部に設けられたビアホールにより導通してなることを特徴とする請求項10に記載の接続端子。
  12. 前記立壁部の誘電体はセラミックスであることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の接続端子。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の接続端子と、
    キャビティを有する基体の壁部に前記キャビティに通じる開口部を有した容器体と、
    を備え、前記開口部に前記接続端子が接合されてなるパッケージ。
  14. 請求項13に記載のパッケージと、
    前記キャビティ内部に搭載された電子素子と、
    前記壁部上面に接合された蓋体と、
    を具備してなる電子装置。
  15. 基板と、
    誘電体からなるとともに、前記基板上面の周囲を囲うようにして接合された平板部と、誘電体からなるとともに、前記平板部上に所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された立壁部と、を有する枠体と、
    を備え、
    前記枠体は、前記立壁部に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体とを有することを特徴とするパッケージ。
  16. 誘電体からなる基板と、
    誘電体からなるとともに、前記基板上面の周囲を囲うように設けられ、且つ所定周波数の電気信号が伝送される線路導体を介して接合された枠体と、
    を備え、
    前記枠体は、その表面に設けられた第1シールド部材と、前記第1シールド部材と前記線路導体との間に配されるとともに、前記第1シールド部材と電気的に絶縁され、外部回路と電気的に接続するための第1接地導体とを有することを特徴とするパッケージ。
  17. 請求項15又は請求項16に記載のパッケージと、
    前記基板上であって前記枠体で囲まれた領域に載置された電子素子と、
    前記枠体上面に接合された蓋体と、
    を具備してなる電子装置。
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