JP2009009916A - 触媒層付電解質膜 - Google Patents

触媒層付電解質膜 Download PDF

Info

Publication number
JP2009009916A
JP2009009916A JP2007172702A JP2007172702A JP2009009916A JP 2009009916 A JP2009009916 A JP 2009009916A JP 2007172702 A JP2007172702 A JP 2007172702A JP 2007172702 A JP2007172702 A JP 2007172702A JP 2009009916 A JP2009009916 A JP 2009009916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte membrane
catalyst layer
thickness
recess
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007172702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5109502B2 (ja
Inventor
Rei Hiromitsu
礼 弘光
Yasuki Yoshida
安希 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2007172702A priority Critical patent/JP5109502B2/ja
Publication of JP2009009916A publication Critical patent/JP2009009916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5109502B2 publication Critical patent/JP5109502B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)

Abstract

【課題】接触を十分に良好なものとして、接触抵抗を低減させることにより、より高出力の燃料電池を製造するための触媒層付電解質膜を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の触媒層付電解質膜は、電解質膜の両面に触媒層が配置してなる電解質膜付触媒層であって、(1)当該電解質膜の表面に凹部が形成されており、(2)凹部に触媒層の厚さ方向の一部が入り込んでおり、(3)凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の割合が触媒層全体の厚さ方向の30%以下である、ことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明では、燃料電池に関し、特に電解質膜の両面に触媒層が形成されている触媒層付電解質膜に関する。
燃料電池の一種である固体高分子型燃料電池は、電解質膜として水素イオン伝導性高分子電解質膜を用い、その両面に触媒層、電極基材及びセパレータが順次積層された構造となっている。このうち、電解質膜の両面に触媒層を積層させたもの(即ち触媒層/電解質膜/触媒層の層構成のもの)は触媒層付電解質膜(CCM)と称され、さらに電解質膜の両面に触媒層及びガス拡散基材を順次積層させたもの(即ち、ガス拡散基材/触媒層/電解質膜/触媒層/ガス拡散基材の層構成のもの)は、電極−電解質膜接合体(MEA)と称されている。このようなCCM及びMEAとしては種々のものが提案されている(特許文献1)。
ところで、このCCM及びMEAのうち、電解質膜に触媒層を積層した構造となっているが、この電解質膜と触媒層との接触界面において接触が十分でないため、接触抵抗が高くなってしまう。この接触抵抗が高いと、得られる燃料電池の出力は下がるという問題が生じる。
特公平2−48632号公報
従って、接触を十分に良好なものとして、接触抵抗を低減させることにより、より高出力の燃料電池を製造するためのCCMの提供が望まれている。
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねて来た。その結果、電解質膜の両面に触媒層が特定の構造で形成されていることにより、優れた電池性能を発揮することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は下記の触媒層付電解質膜及び電極−電解質膜接合体に係る。
項1.電解質膜の両面に触媒層が配置してなる電解質膜付触媒層であって、
(1)当該電解質膜の表面に凹部が形成されており、
(2)凹部に触媒層の厚さ方向の一部が入り込んでおり、
(3)凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の割合が触媒層全体の厚さ方向の30%以下である、
ことを特徴とする、触媒層付電解質膜。
項2.凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の厚さが0.1μm〜5μmである、項1に記載の触媒層付電解質膜。
項3.凹部における電解質膜の厚さが、触媒層縁部における電解質膜の厚さの70%以上である、項1又は2に記載の触媒層付電解質膜。
項4.凹部における電解質膜の厚さが、触媒層縁部における電解質膜の厚さの85%以上である、項1又は2に記載の触媒層付電解質膜。
項5.電解質膜の面積が平面視で触媒層の面積よりも大きく、触媒層の周縁から電解質膜が露出するように配置されている、項1〜4のいずれかに記載の触媒層付電解質膜。
項6.項1〜5のいずれかに記載の触媒層付電解質膜を具備する、電極−電解質膜接合体。
触媒層付電解質膜(CCM)
本発明の触媒層付電解質膜は、電解質膜の両面に触媒層が配置してなる電解質膜付触媒層であって、(1)当該電解質膜の表面に凹部が形成されており、(2)凹部に触媒層の厚さ方向の一部が入り込んでおり、(3)凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の一部が触媒層全体の厚さ方向の30%以下である、ことを特徴とする。
本発明では、電解質膜の表面に凹部が形成されている。凹部は、図1に示すように曲面を描いていてもよく、図2に示すように縁部に段差を有していてもよい。
凹部は電解質膜の片面に存在していてもよく、両面に存在していてもよいが、本発明では、特に両面に存在していることが好ましい。また、電解質膜の片面が図1に記載の凹部を有し、他方の片面が図2に記載の凹部を有した構造であってもよい。
本発明では、当該凹部に触媒層の厚さ方向の一部が入り込んでいることを必須とする。
凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の割合は、触媒層全体の厚さ方向の30%以下であり、好ましくは5〜30%であり、より好ましくは5〜15%である。このような構成をとることにより、触媒層と電解質膜が十分に接触することにより触媒層と電解質膜との接触抵抗が低くなり、かつ電池の反応面積が大きくなる。
この割合は触媒層付電解質膜の断面図を走査型電子顕微鏡で(500倍程度)観察し、当該顕微鏡付属の操作画面上の縮尺スケールにより計測することにより算出される。
なお、本発明において、凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ(すなわち電解質膜に形成されている凹部の深さ)は、その厚み(深さ)が均一でない場合、最も厚さが大きい箇所における値をいう。図3では、A部分である。触媒層全体の厚さは、その厚みが均一でない場合、最も厚さが大きい箇所における値をいう。図3では、B部分である。
当該入り込んでいる触媒層の厚さは、具体的には、1μm〜5μm程度であることが好ましく、1μm〜3μmであることがより好ましい。
凹部における電解質膜の厚さは、触媒層縁部における電解質膜の厚さの70%以上であることが好ましい。より好ましくは、触媒層縁部における電解質膜の厚さの85%以上である。上限は限定的でないが、好ましくは90%以下である。このような構成をとることにより、電解質膜の強度を十分に維持したまま、触媒層と電解質膜との接触を良好にすることができる。電解質膜の厚さを70%未満とすると、電解質膜の強度が不足し電池運転中に電解質膜の破れ等が発生するおそれがある。
凹部における電解質膜の厚さは、触媒層付電解質膜の断面図を走査型電子顕微鏡で(500倍程度)観察し、凹部を形成している電解質膜部分のうち最も厚さが小さい箇所を測定したものである。図3においては、C部分を示す。
触媒層の縁部の電解質膜の厚さは、触媒層付電解質膜の断面図を走査電子顕微鏡で(500倍程度)観察し、触媒層の縁部における電解質膜の厚さを測定したものである。図3においては、D部分を示す。
本発明の触媒層付電解質膜は、電解質膜の面積が平面視で触媒層の面積よりも大きく、触媒層の周縁から電解質膜が露出するように配置されていることが好ましい。このような構成をとることにより、露出した電解質膜によりスタッキング時のシールが容易となる。
「平面視で」とは、触媒層付電解質膜を厚さ方向で観察した状態という意味であり、いわゆる平面図で観察した場合を示す。この配置状態を図4に示す。
本発明の触媒層付電解質膜は、触媒層転写フィルムを用いて転写法を行うことにより好適に作製することができる。すなわち、転写基材上に触媒層形成ペースト組成物を塗布及び乾燥することにより得られる触媒層転写フィルムを、触媒層表面が電解質膜に接触させるように配置して熱プレスを行うことにより、電解質膜表面に触媒層を積層させて、作製することができる。このような転写法により作製することにより、走査型電子顕微鏡で本発明の触媒層付電解質膜断面を観察した場合に、電解質膜と触媒層との界面が存在する構造となる。
特に、転写法を行う際、熱プレスにより、形成する触媒層領域に所望の圧力及び温度が掛かるように触媒層を電解質膜に転写するように作製すればよい。これにより、触媒層転写フィルム上に積層されている触媒層が、電解質膜を押し込む(圧縮させる)ため、電解質膜に凹部を設けると同時に当該凹部に触媒層を配置できる。
また、触媒層形成後の電解質膜の厚さが、形成される前の電解質膜の70%以上、好ましくは85%以上となるように加圧すればよい。これにより、電解質膜自体の強度を保ったまま触媒層と電解質膜の接触が十分となる。
熱プレスにより触媒層を積層させる場合、電解質膜の両面を、2枚の触媒層転写フィルムで挟み込み、電解質膜両面同時に2枚の触媒層(カソード触媒層及びアノード触媒層)を積層させてもよい。また、電解膜の一方面に触媒層転写フィルムを押し当て、片面ずつ積層させてもよい。
電解質膜は、触媒転写フィルムに形成された触媒層よりも平面視で大きいものを使用することが好ましい。プレスは適宜冶具等を用いることによりアノード触媒層とカソード触媒層の位置が合うように行なえばよい。
熱プレスの方法は限定的でなく、常法に従って行えばよい。加圧レベルは、通常0.5〜20MPa程度、好ましくは1〜10MPa程度、より好ましくは1〜5MPa程度がよい。加圧面の加熱温度は、通常110〜200℃程度、好ましくは120〜165℃、最も好ましくは25〜140℃である。特に電解質膜のガラス転移点に対し、10〜30℃高い温度で行なうのが良い。
電極‐電解質膜接合体(MEA)
本発明の電極−電解質膜接合体は、上記触媒層付電解質膜の両面に公知又は市販のガス拡散基材を積層させたものである。
ガス拡散基材と触媒層付電解質膜との接合は、例えば熱プレスにより行うことができる。熱プレスは限定的でなく、常法に従って行えばよい。加圧レベルは、通常0.5〜20MPa程度、好ましくは1〜10MPa程度、より好ましくは1〜5MPa程度がよい。また、この加圧の際に、転写不良を避けるために、加圧面を加熱するのが好ましい。加熱温度は110〜200℃、好ましくは120〜165℃がよい。
本発明の電極−電解質膜接合体は、例えば、固体高分子型燃料電池用として好適に用いることができる。
電解質膜
本発明で用いる電解質膜は、水素イオン伝導性のものであれば限定的でなく、公知又は市販のものを使用できる。電解質膜の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」膜、旭硝子(株)製の「Flemion」膜、旭化成(株)製の「Aciplex」膜、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」膜等が挙げられる。電解質膜の膜厚は、通常20μm〜250μm程度、好ましくは20μm〜80μm程度である。
触媒層
触媒層は、触媒担持炭素粒子及び水素イオン伝導性高分子電解質を含有している限り限定的でなく、公知又は市販のものを使用できる。触媒層は、例えば、公知又は市販の水素イオン伝導性高分子電解質含有溶液及び触媒担持炭素粒子等を混合して得られる触媒ペースト組成物を公知又は市販の転写基材等に塗布及び乾燥させることにより、作製することができる。
触媒担持炭素粒子は、固体高分子型燃料電池用等に用いられているものであれば限定的でなく、好ましくは白金触媒担持炭素粒子等である。
水素イオン導電性高分子電解質は限定的でなく、例えば、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂等、炭化水素系のイオン交換樹脂等が挙げられる。具体例としては、デュポン社製の「Nafion」、旭硝子(株)製の「Flemion」、旭化成(株)製の「Aciplex」、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」等が挙げられる。
触媒層の膜厚は通常5μm〜50μm程度、好ましくは10μm〜25μm程度とすればよい。
ガス拡散基材
ガス拡散基材は、導電性を有し、多孔質のものであれば、特に制限されず、公知又は市販のものを使用できる。例えば、カーボンペーパ、カーボンクロス、カーボンフェルト等が挙げられる。膜厚は特に制限されないが、通常は20μm〜400μm程度、好ましくは100μm〜300μm程度である。
本発明の触媒層付電解質膜は、電解質膜と触媒層との接触が良好である。このため、両層間の接触抵抗が低減され、ひいては高出力の燃料電池を得ることができる。
下記に実施例及び比較例を用いて、本発明をさらに詳述する。なお、本発明は下記の実施例に限定されない。
<触媒層転写フィルムの作製>
白金触媒担持炭素粒子(Pt:40wt%、石福金属工業社製、「IFPC40−II」)10g及び5重量%フッ素系高分子電解質溶液(水素イオン伝導性高分子電解質、デュポン社製、溶剤:水、1−プロパノール、メタノール及びエタノール)100gに、蒸留水30g、2−プロパノール50g(キシダ化学社製)及びt−ブタノール50gを配合し、分散機にて攪拌混合することにより、触媒層形成用ペースト組成物を調製した。次に、調製したペースト組成物を、ドクターブレードにより乾燥後の白金量が0.3mgPt/cmになるように、転写基材(ポリエチレンテレフタラートフィルム、東洋紡社製、「E3120」)上に塗布後、大気雰囲気中で95℃の条件で15分間乾燥させることにより、(アノード及びカソード用)触媒層転写フィルムを作製した。
<触媒層付電解質膜の作製>
実施例1
上記で作製したアノード及びカソード用触媒転写フィルムを50mm×50mmに切り出し、当該各触媒層フィルムを100mm×100mmのプロトン伝導性電解質膜(「Nafion112」、Dupont社製、膜厚50μm)を介して対面するように配置し、125℃及び5MPaの条件下で5分間熱プレスすることにより、当該触媒転写フィルム上の触媒層を電解質膜にめり込ませて実施例1の触媒層付電解質膜(アノード触媒層/電解質膜/カソード触媒層の層構造)を作製した。
実施例2
熱プレス時の条件を140℃、5MPa及び5分間とした以外は実施例1と同様にして、実施例2の触媒層付電解質膜を作製した。
比較例1
熱プレス時の条件を125℃、10MPa及び5分間とした以外は実施例1と同様にして、比較例1の触媒層付電解質膜を作製した。
比較例2
熱プレス時の条件を110℃、10MPa及び5分間とした以外は実施例1と同様にして、比較例1の触媒層付電解質膜を作製した。
<電極−電解質膜接合体の作製>
実施例3
ガス拡散基材としてカーボンクロス(「LT−1200N」、E−TEK社製)を51×51mmに2枚切り出し、次いで、当該カーボンクロスを実施例1で作製した触媒層付電解質膜を介して対面するように配置し、125℃及び5MPaの条件下で30秒間熱プレスすることにより、実施例3の電極−電解質膜接合体(ガス拡散基材/アノード触媒層/電解質膜/カソード触媒層/ガス拡散基材の層構造)を作製した。
実施例4
実施例2で作製した触媒層付電解質膜を使用した以外は実施例3と同様にして、実施例4の電極−電解質膜接合体を作製した。
比較例3
比較例1で作製した触媒層付電解質膜を使用し、かつ熱プレス時の温度を150℃とした以外は実施例3と同様にして、比較例3の電極−電解質膜接合体を作製した。
比較例4
比較例2で作製した触媒層付電解質膜を使用し、かつ熱プレス時の温度を150℃とした以外は実施例3と同様にして、比較例4の電極−電解質膜接合体を作製した。
<試験例1>
作製した実施例1〜2及び比較例1〜2の断面SEMを観察した結果、上記図3(b)のような構造であった。
これらの実施例及び比較例の各部分の厚さを走査型電子顕微鏡で(500倍程度)断面観察し、当該顕微鏡付属の操作画面上の縮尺スケールにて測定した。この結果を表1に示す。
Figure 2009009916
<試験例2>
実施例3〜4及び比較例3〜4の単セルによる発電性能試験を行なった。
サンプル(単セル)の電極面積は25cmとし、水素及び空気の利用率をそれぞれ70%及び40%とし、120℃で300mA/cmの条件下で1000時間の連続運転を行なった。結果を図6に示す。
図1は、本発明の触媒層付電解質膜を構成する電解質膜の凹部の例を示す断面図である。 図2は、本発明の触媒層付電解質膜を構成する電解質膜の凹部の例を示す断面図である。 図3は、本発明の触媒層付電解質膜の例を示す断面図である。 図4は、本発明の触媒層付電解質膜の例を示す平面図である。 図5は、実施例3〜4及び比較例3〜4の電極−電解質膜接合体を用いた燃料電池における電圧と時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
1.凹部
2.電解質膜
3.触媒層
A.凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ
B.触媒層全体の厚さ
C.凹部における電解質膜の厚さ
D.触媒層の縁部における触媒層の厚さ

Claims (6)

  1. 電解質膜の両面に触媒層が配置してなる電解質膜付触媒層であって、
    (1)当該電解質膜の表面に凹部が形成されており、
    (2)凹部に触媒層の厚さ方向の一部が入り込んでおり、
    (3)凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の割合が触媒層全体の厚さ方向の30%以下である、
    ことを特徴とする、触媒層付電解質膜。
  2. 凹部に入り込んでいる触媒層の厚さ方向の厚さが0.1μm〜5μmである、請求項1に記載の触媒層付電解質膜。
  3. 凹部における電解質膜の厚さが、触媒層縁部における電解質膜の厚さの70%以上である、請求項1又は2に記載の触媒層付電解質膜。
  4. 凹部における電解質膜の厚さが、触媒層縁部における電解質膜の厚さの85%以上である、請求項1又は2に記載の触媒層付電解質膜。
  5. 電解質膜の面積が平面視で触媒層の面積よりも大きく、触媒層の周縁から電解質膜が露出するように配置されている、請求項1〜4のいずれかに記載の触媒層付電解質膜。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の触媒層付電解質膜を具備する、電極−電解質膜接合体。
JP2007172702A 2007-06-29 2007-06-29 触媒層付電解質膜 Expired - Fee Related JP5109502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172702A JP5109502B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 触媒層付電解質膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172702A JP5109502B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 触媒層付電解質膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009009916A true JP2009009916A (ja) 2009-01-15
JP5109502B2 JP5109502B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40324782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007172702A Expired - Fee Related JP5109502B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 触媒層付電解質膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5109502B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099772A (ja) * 2013-10-15 2015-05-28 旭硝子株式会社 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
KR20180110459A (ko) * 2017-03-29 2018-10-10 류보현 타공판을 구비하여 블록조립이 가능한 용융탄산염 연료전지 모듈
KR20180110460A (ko) * 2017-03-29 2018-10-10 류보현 일체형 용융탄산염 연료전지 및 그 제조방법

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08180887A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Toyota Motor Corp 電解質膜と電極との接合体の製造方法
JPH08185881A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Tokyo Gas Co Ltd 固体高分子型燃料電池及びその製造方法
JPH0963622A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Mitsubishi Electric Corp 固体高分子形燃料電池の製造方法及び固体高分子形燃料電池
JP2000100456A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Aisin Seiki Co Ltd 固体高分子電解質膜と電極の接合体の製造方法及び固体高分子電解質型燃料電池
JP2001520444A (ja) * 1997-10-10 2001-10-30 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 膜電極集成体
JP2002216801A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Honda Motor Co Ltd 高分子電解質型燃料電池及びその製造方法
JP2004164866A (ja) * 2002-11-08 2004-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 燃料電池用触媒層形成シート、触媒層−電解質膜積層体及びこれらの製造方法
JP2004235169A (ja) * 2004-05-21 2004-08-19 Sanyo Electric Co Ltd 固体高分子形燃料電池用電解質膜、その製造方法及び固体高分子形燃料電池
JP2005063832A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Dainippon Printing Co Ltd 触媒層−電解質膜積層体及びその製造方法
JP2005108822A (ja) * 2003-09-12 2005-04-21 Hitachi Ltd 燃料電池用電解質膜とその製造方法及びそれを用いた燃料電池
JP2006331720A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Hitachi Ltd 高分子膜およびその製造方法
JP2007026836A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池の触媒層形成方法及び膜電極接合体
JP2007087728A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Toyota Motor Corp 積層体及びその製造方法並びに燃料電池

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08180887A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Toyota Motor Corp 電解質膜と電極との接合体の製造方法
JPH08185881A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Tokyo Gas Co Ltd 固体高分子型燃料電池及びその製造方法
JPH0963622A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Mitsubishi Electric Corp 固体高分子形燃料電池の製造方法及び固体高分子形燃料電池
JP2001520444A (ja) * 1997-10-10 2001-10-30 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 膜電極集成体
JP2000100456A (ja) * 1998-09-22 2000-04-07 Aisin Seiki Co Ltd 固体高分子電解質膜と電極の接合体の製造方法及び固体高分子電解質型燃料電池
JP2002216801A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Honda Motor Co Ltd 高分子電解質型燃料電池及びその製造方法
JP2004164866A (ja) * 2002-11-08 2004-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 燃料電池用触媒層形成シート、触媒層−電解質膜積層体及びこれらの製造方法
JP2005063832A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Dainippon Printing Co Ltd 触媒層−電解質膜積層体及びその製造方法
JP2005108822A (ja) * 2003-09-12 2005-04-21 Hitachi Ltd 燃料電池用電解質膜とその製造方法及びそれを用いた燃料電池
JP2004235169A (ja) * 2004-05-21 2004-08-19 Sanyo Electric Co Ltd 固体高分子形燃料電池用電解質膜、その製造方法及び固体高分子形燃料電池
JP2006331720A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Hitachi Ltd 高分子膜およびその製造方法
JP2007026836A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池の触媒層形成方法及び膜電極接合体
JP2007087728A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Toyota Motor Corp 積層体及びその製造方法並びに燃料電池

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015099772A (ja) * 2013-10-15 2015-05-28 旭硝子株式会社 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
KR20180110459A (ko) * 2017-03-29 2018-10-10 류보현 타공판을 구비하여 블록조립이 가능한 용융탄산염 연료전지 모듈
KR20180110460A (ko) * 2017-03-29 2018-10-10 류보현 일체형 용융탄산염 연료전지 및 그 제조방법
KR101951101B1 (ko) 2017-03-29 2019-02-21 류보현 타공판을 구비하여 블록조립이 가능한 용융탄산염 연료전지 모듈
KR102005377B1 (ko) 2017-03-29 2019-07-30 류보현 일체형 용융탄산염 연료전지 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5109502B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6723464B2 (en) Membrane-electrode-assembly with solid polymer electrolyte
US8168025B2 (en) Methods of making components for electrochemical cells
EP1721355B1 (en) Membrane electrode unit
US20110183232A1 (en) Structures for gas diffusion electrodes
US20220302486A1 (en) Membrane electrode assembly
JP5153130B2 (ja) 膜電極接合体
JP2008176990A (ja) 燃料電池用膜電極接合体、およびこれを用いた燃料電池
JP2006019300A (ja) 燃料電池用電極,燃料電池,燃料電池用電極の製造方法
CN103563142A (zh) 制备膜电极组件(mea)的改良方法
JP2005056583A (ja) 燃料電池用電解質膜電極接合体、それを用いた燃料電池およびその製造方法
JP5109502B2 (ja) 触媒層付電解質膜
US20100255405A1 (en) Direct methanol fuel cell
JP5439710B2 (ja) 触媒層付電解質膜及びその製造方法
KR101101497B1 (ko) 고온형 연료전지 전극의 제조 방법 및 그 방법에 의해 제조된 막전극 접합체
US8430985B2 (en) Microporous layer assembly and method of making the same
Mehmood et al. Parametric investigation of a high-yield decal technique to fabricate membrane electrode assemblies for direct methanol fuel cells
JP2004119065A (ja) 固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法
JP2006147522A (ja) 膜電極接合体の製造方法、燃料電池および導電性粒子層の製造方法
WO2017154475A1 (ja) 触媒組成物、高分子電解質膜電極接合体の製造方法、および高分子電解質膜電極接合体
US20130157167A1 (en) Alternate material for electrode topcoat
JP5463624B2 (ja) 固体高分子型燃料電池用膜・電極接合体の製造方法
JP4511965B2 (ja) 膜−触媒層接合体の製造方法及び膜−電極接合体の製造方法
JP7203039B2 (ja) 改善された結合力を有する膜電極アセンブリ
KR20170131025A (ko) 수소 저투과성 고분자 전해질막, 및 이를 이용한 막 전극 접합체
JP2009004384A (ja) 固体高分子型燃料電池の膜電極接合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees