JP2009008280A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】開扉装置を庫内に設けた冷蔵庫において、開扉装置の凍結を防止する。
【解決手段】開扉装置24におけるソレノイド29のコイル27に、所定のタイミングで、通常の開扉動作時の電圧の半分の電圧を印加する。これにより、コイル27が発熱して開扉装置24を温めるので、その凍結が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、マグネットガスケットにより閉鎖状態に保持される貯蔵室の扉を開放するための開扉装置を備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫においては、大型化の傾向が著しく、これに伴い冷蔵室や冷凍室などの貯蔵室を開閉する扉も大型化している。冷蔵庫の扉は、通常、扉の周辺部に設けられたマグネットガスケットの吸着力により閉鎖状態に保持されるように構成されている。従って、扉が大型化すると、マグネットガスケットの総延長が長くなり、その分、開扉操作に必要な力が増大する。そこで、開扉操作に必要な力を軽減するために、例えば電磁ソレノイドのような電動駆動源を用いて扉を開放する電動アシスト方式の開扉装置が考えられ(例えば、特許文献1)、現に実用化されている。
なお、本発明とは直接の関係はないが、特許文献2には、冷蔵庫の自動製氷装置において、貯水タンクから製氷皿に給水するための給水路にソレノイドを駆動源とする給水弁を設け、常には、ソレノイドを給水弁の開駆動時と逆極性にて通電することにより、ソレノイドを給水路の凍結防止用のヒータとして利用することが開示されている。
特開2001−280827号公報 特開2006−275348号公報
開扉装置を庫外に配置できる場合は良いが、扉の位置によっては、庫内に配置しなければならない場合がある。ところが、開扉装置を庫内に配置すると、庫内冷気に晒されている開扉装置に、開扉時に庫内に侵入した外気の湿気などが結露して凍結し、開扉動作不能となる恐れがある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、開扉装置の凍結を防止できる冷蔵庫を提供することにある。
本発明は、庫内に配置された開扉装置の凍結を防止するために、開扉装置の電動駆動源に開扉動作時よりも低電圧にて通電する低電圧印加手段を設けたことを特徴とする。
電動駆動源に低電圧にて通電するので、その通電に伴う電動駆動源の発熱によって開扉装置の凍結が防止される。
以下、本発明を実施形態により具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図5は本発明の第1の実施形態を示す。図3および図4に示すように、本実施形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体1に、貯蔵室として、上部に位置する冷蔵室2、下部に位置する冷凍室3、それら冷蔵室2と冷凍室3との間の左右に位置する製氷室4と小冷凍室5を設けてなる。なお、本実施形態において、野菜室は、冷蔵室2内に引き出し可能に配置された野菜ケース(図示せず)によって構成されている。
上記冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱6とプラスチック製の内箱7との間に断熱材8を充填して構成され、内箱7内が上記各貯蔵室2〜5とされている。そして、冷蔵庫本体1には、各貯蔵室2〜5の前面開口部を開閉する扉9〜12が設けられている。これら扉9〜12のうち、冷蔵室2の扉9は観音開き式とされ、冷凍室3、製氷室4および小冷凍室5の扉10〜12はいずれも引き出し式とされている。
冷蔵室2の観音開き式の扉9は、図示しないヒンジによって回動可能に支持され、冷凍室3、製氷室4および小冷凍室5の引き出し式の扉10〜12は、図示しないレールによって前後方向に移動可能に支持されている。引き出し式の扉10〜12の裏面には、コ字形の保持枠13が固定され、その保持枠13に食品を収納する容器14が着脱可能に保持されている。そして、それら容器14は、扉10〜12の引き出しに伴って貯蔵室から引き出される。
冷凍室3、製氷室4および小冷凍室5は、同じ温度帯にあることから、互いに連通されている。これら冷凍室3、製氷室4および小冷凍室5の奥方には、前後二重のカバー15a,15bが設けられている。後側のカバー15bは、冷蔵庫本体1の背壁との間に冷却器室16を形成しており、その冷却器室16の内部には、冷却器17と冷気循環用のファン18とが設けられている。そして、ファン18が回転すると、冷却器17により冷却された冷気が前側のカバー15aに形成された複数個の吹出口19から冷凍室3、製氷室4および小冷凍室5へと供給され、各室3〜5を冷却した後の空気は、カバー15bに形成された吸入口20から再び冷却器室16に戻されて冷却器17により冷却される、というように循環する。なお、冷蔵室2は、別の冷却器によって冷却される。
上記のように循環する空気が冷却器17によって冷却される際、その空気中に含まれる水分が冷却器17に霜となって付着する。この霜は冷却器17の冷却能力を低下させるため、冷却器17の下方に除霜ヒータ21が設けられていて当該除霜ヒータ21の発熱によって霜を融かすようにしている(除霜)。この除霜によって生じた水(除霜水)は、冷却器室16の底部の排水口22から外部の蒸発皿(図示せず)に排出されるようになっている。
さて、前記各扉9〜12の裏側周辺部には、マグネットガスケット23が装着されており、各扉9〜12が閉鎖状態にあるとき、マグネットガスケット23が冷蔵庫本体1に吸着し、その吸着力でもって各扉9〜12が閉鎖状態に保持されように構成されている。これら扉9〜12のうち、冷蔵室2の扉9と冷凍室3の扉10は、比較的大形で、そのマグネットガスケット23の総延長も長いため、その分、吸着力が大きく、開扉操作に大きな力が必要となる。
そこで、冷蔵庫本体1の外上面および庫内に、それぞれ冷蔵室2の扉9、冷凍室3の扉10に開放助力を与えるための開扉装置24が設けられている。これらの開扉装置24は、取り付け位置が異なるだけでいずれも同じ構成であるので、以下では、本発明に直接関係する冷凍室3の扉10の開扉装置24につき説明する。
即ち、冷凍室3、製氷室4および小冷凍室5とは、同じ温度帯にあるため、互いに連通されている。ただ、冷蔵庫本体1の前面開口部においては、冷凍室3と製氷室4、小冷凍室5との間を分ける前横枠25aが設けられ、また、製氷室4と小冷凍室5との間を分ける前縦枠25bが設けられている。従って、前横枠25aの後方は、食品の収容に寄与し得ないスペースとなっており、このスペースの左右方向中央部には、前横枠25aと前カバー15aとの間に掛け渡すようにして設けられた取り付け部材26が配設されている。そして、この幅狭で前後に長尺な取り付け部材26の下部に、前記開扉装置24が取り付けられている。従って、開扉装置24は、このデッドスペースを利用して配設された形態となっている。
開扉装置24は、取り付け枠26に固定された円筒状コイル27と、このコイル27内に移動可能に設けられた可動鉄心28とからなるソレノイド29を電動駆動源としている。可動鉄心28は圧縮ばね30によって後方に付勢されて常にはコイル27内から後方に突出した後退位置にある。この可動鉄心28の前端部には、下方に偏心した押し出しロッド31が連結されており、この押し出しロッド31は、前横枠25aの下方を通って冷凍室3の扉10の裏面上部に近接している。
そして、コイル27が通電されると、コイル27の磁気吸引力によって可動鉄心28が前方に移動して押し出しロッド31によって冷凍室3の扉10を前方に押す。すると、扉10がマグネットガスケット23の吸着力に抗して開放方向である前方に押し出されるようになっている。
一方、扉10には可動ハンドル10aが取り付けられている。また、扉10には、可動ハンドル10aが引っ張り操作されたとき、オンされる例えば常閉型のマイクロスイッチからなる開扉スイッチ32(図5参照)が設けられている。また、冷蔵庫本体1側には、扉10の開閉状態を検出するための扉スイッチ33(図5参照)が設けられている。この扉スイッチ33は、例えば扉10が閉鎖位置にあるとき、オフ信号を出力し、それ以外のときには、オン信号を出力する常開型のマイクロスイッチから構成されている。
図5は開扉装置24の制御に関連する電気的構成を示すブロック図である。この図5において、制御装置34は、例えばマイクロコンピュータを主体とするもので、この制御装置34には、冷凍サイクルの圧縮機35、冷気循環用の前記ファン18を駆動するファンモータ36、前記除霜ヒータ21、冷却器17の温度を検出する冷却器用温度センサ37、前記開扉スイッチ32、前記扉スイッチ33、PWM形成回路38、タイマ回路39が接続されている。
上記PWM形成回路38は、主としてスイッチング素子から構成される駆動回路40を介して開扉装置24のコイル27を通断電制御するものである。このPWM形成回路38は、制御装置34からデューティ信号を受けると、そのデューティ信号に応じたオンデューティにてコイル27を通断電制御する。本実施例では、制御装置34は、PWM形成回路38に対し、0.5,1のいずれかのデューティ信号を出力する。
そして、PWM形成回路38は、1のデューティ信号の場合、コイル27に通常の駆動電圧を印加し、これにより可動鉄心28がコイル27の磁気吸引力によって前方に移動する。デューティ信号が0.5の場合、PWM形成回路38は、コイル27に通常の駆動電圧の半分の電圧を印加する。このときには、コイル27の磁気吸引力は弱く、可動鉄心28が前方に移動することはないが、コイル27は、ジュール熱を発生し、開扉装置24を暖める。従って、PWM形成回路38は、電動駆動源であるソレノイド29のコイル27に低電圧通電する低電圧印加手段として機能する。
前記タイマ回路39は、複数の計時部と積算計時部とを有している。このうち、積算計時部は、制御装置34による圧縮機35の運転時間を積算する。また、各計時部は制御装置34からのカウント開始指令によってタイマカウントを開始するように構成されている。
次に上記構成の作用を説明する。まず、圧縮機35の運転は、冷凍室3の温度に基づいて行われる。つまり、冷凍室3内が所定のオン温度以上になると、これを図示しない冷凍室用温度センサが検出する。すると、制御装置34が圧縮機35を起動させると共に、ファンモータ36を起動させる。これにより、冷却器17により冷却された冷気が冷凍室3、製氷室4、小冷凍室5に供給される。この冷気供給により、冷凍室3が所定のオフ温度以下になると、これを図示しない冷凍室用温度センサが検出するので、制御装置34は、圧縮機35およびファンモータ36を停止させる。
そして、タイマ回路39による圧縮機35の運転積算時間が所定時間に達すると、制御装置34は、除霜ヒータ21に通電して冷却器17に付着した霜を溶解させる除霜運転を行う。この除霜運転により冷却器17に付着した霜がなくなると、冷却器17の温度が所定のプラス温度以上となるので、冷却器用温度センサ37が所定のプラス温度以上を検出したとき、制御装置34は、除霜ヒータ21を断電して除霜運転を終了させる。
一方、冷凍室3の扉10を開放すべくハンドル10aに手を掛けて引っ張ると、ハンドル10aが開扉スイッチ32をオンさせる。すると、制御装置34がPWM形成回路38にオンデューティが1のデューティ信号を出力するため、開扉装置24のコイル27が通常の駆動電圧にて通電される。このとき、制御装置34は、タイマ回路39の計時部を動作させて所定時間、例えば1〜2秒カウントする間だけコイル27に通電するように構成されている。
そして、このコイル27の通電により、可動鉄心28がコイル27に吸引されて前方に移動し、押し出しロッド31を介して扉10を前方に押す。すると、扉10がマグネットガスケット23の磁気吸引力に抗して前方に移動し、マグネットガスケット23を冷蔵庫本体1から引き離す。このため、後はハンドル10aを軽く引くだけで扉10を全開位置まで引き出すことができる。この扉10の開放は、扉スイッチ33によって検出される。そして、扉スイッチ33によって扉10の開放が検出されたときには、制御装置34は、冷気循環用のファンモータ36を断電して冷気が開放前面から逃げ出ないようにする。
さて、開扉装置24のコイル27は、扉10を開放させるとき以外は、図2のフローチャートに示すタイミングにて低電圧通電される。この低電圧通電によりコイル27はジュール熱を発生し、開扉装置24を暖めて当該開扉装置24が冷凍室3内の冷気により凍結しないようになされる。このコイル27を低電圧通電する運転を、以下では凍結防止運転ということとする。
図2の凍結防止運転のフローチャートの実行に入ると、まず、制御装置34は、前回の凍結防止運転終了から所定時間以上経過したか否かを判断する(ステップS1)。開扉装置24が設置された冷凍室3内は、マイナス温度にあるため、前回の凍結防止運転終了から所定時間以上経過すると、開扉装置24も低温度となり、着霜を生じやすい状態になる。このため、前回の凍結防止運転から所定時間以上経過したときには(ステップS1で「YES」)、制御装置34は、開扉装置24のコイル27に低電圧にて通電し、凍結防止運転を開始する(ステップS6)。
前回の凍結防止運転終了から所定時間以上経過していない場合(ステップS1で「NO」)でも、冷却運転開始状態、つまり圧縮機35の通電時、または圧縮機35への通電から所定時間経過前であるときには、制御装置34は、凍結防止運転を開始させる(ステップS2で「YES」、ステップS6)。冷却運転開始状態では、未だ冷却器17はそれ程冷えておらず、霜が付きにくい状態にある。このときには、冷凍室3内の冷気により冷やされている開扉装置24の方に着霜を生じ易い。このため、冷却運転開始状態にあるときに凍結防止運転を開始することは、開扉装置24の凍結防止に効果がある。
冷却開始状態になくても、除霜中にある場合であって除霜開始から所定時間以上経過した場合には、制御装置34は、凍結防止運転を開始する(ステップS2で「NO」、ステップS3で「YES」、ステップS4で「YES」、ステップS6)。除霜開始から所定時間以上経過すると、冷却器17に付着していた霜が溶かされて湿度の高い状態になるため、開扉装置24に霜が付着しやすくなる。このため、除霜開始から所定時間以上経過した時点で凍結防止運転を開始し、開扉装置24の着霜を防止する。
除霜中で、除霜開始から所定時間経過前であっても(ステップS3で「YES」、ステップS4で「NO」)、冷却器用温度センサ37が所定温度以上を検出した場合、制御装置34は、凍結防止運転を開始する(ステップS5で「YES」、ステップS6)。冷却器17の着霜量が少ない場合には、除霜開始から所定時間経過前であっても、霜が解け、その除霜水の蒸発によって冷凍室3内の湿度が高くなる場合がある。霜の溶解は、冷却器用温度センサ37の温度上昇によって分るので、冷却器用温度センサ37が所定温度以上を検出した場合、凍結防止運転を開始するようにしているのである。
以上のようにして凍結防止運転を開始し、この凍結防止運転が所定時間行われると、制御装置34は、凍結防止運転を停止する(ステップS7で「YES」、ステップS8)。凍結防止運転が所定時間継続されると、開扉装置24は、コイル27の発熱により暖められる。このため、それ以上、コイル27に通電し続けることは、かえって無駄な通電となるので、凍結防止運転が所定時間継続されると、そこでコイル27を断電するようにしているのである。
このように本実施形態によれば、所定のタイミングで開扉装置24のコイル27が低電圧にて通電されて発熱し、これにより開扉装置24を温めて凍結しないようにするので、開扉装置24が凍結によって動作不良を生ずるという不具合を効果的に防止することができる。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態は、除霜後の凍結防止運転の開始タイミングを定めたものである。即ち、前回の凍結防止運転の停止から所定時間以上経過した場合(ステップA1で「YES」)、冷却運転開始状態にある場合(ステップA2で「YES」)、前述の第1の実施形態と同様に凍結防止運転を開始する。
更に、本実施形態では、前回の凍結防止運転の停止から所定時間未満(ステップA1で「NO」)で、冷却運転開始状態にない場合(ステップA2で「NO」)であっても、除霜後に冷気循環用のファン18が回転している場合には、制御装置34は、凍結防止運転を開始する(ステップA3で「YES」、ステップS4で「NO」、ステップA6)。除霜終了すると、冷却器室16内の湿度は除霜水の蒸発によって高くなっている。そして、冷却運転の開始などにより、ファン18が回転すると、冷却器室16内の湿気を含んだ空気が冷凍室3内に送られ、開扉装置24に着霜を生じ易くなる。
このため、除霜終了後に凍結防止運転を開始することは、開扉装置24の凍結防止に効果があり、特に本実施形態のようにファン18の回転により凍結防止運転を開始させた場合には、実際に冷凍室3内に湿気を含む空気が送られたときに限ってコイル27に通電するので、実際に開扉装置24が凍結する恐れが生じたときに凍結防止運転を開始させることとなり、無駄な通電を行うことがない。
(第3の実施形態)
図7は本発明の第3の実施形態を示す。この第3の実施形態が前記第1の実施形態と異なるところは、扉10の開放に応じて凍結防止運転を開始させるところにある。即ち、本実施形態では、制御装置34は、扉スイッチ33が扉10の開閉を検出すると、その開放のたびに図示しない開扉カウンタ(開扉回数カウント手段)を1ずつカウントアップしてゆく。また、制御装置34は、扉スイッチ33により扉10が開放されていた時間をタイマ回路39によりカウント(開扉時間カウント手段)させると共に、その開放時間を積算して記憶させる(開扉時間積算手段)ように構成されている。
そして、図7に示すように、扉10が開放され、開扉カウンタのカウント数が所定回数以上になると、制御装置34は、凍結防止運転を開始する(ステップB3で「YES」、ステップB4で「YES」、ステップB7)。つまり、扉10が開放されると、その都度、外気が冷凍室3内に侵入する。外気は湿気を含んでいるので、その湿気が開扉装置24に触れて結露して氷結したり、霜となって付着したりする。このため、開扉回数が所定回数以上になってときに凍結防止運転を開始することは、開扉装置24の凍結防止に効果がある。
また、扉10の開放回数が所定回数に達していなくとも、扉10が開放状態にあった総時間(扉開放積算時間)が所定時間以上になると、制御装置34は、凍結防止運転を開始する(ステップB4で「NO」、ステップB5で「YES」、ステップB7)。
更に、扉開放積算時間が所定時間に達していなくても、扉10が開放されたままにある連続開放時間が所定時間以上になった場合には、制御装置34は、凍結防止運転を開始する(ステップB5で「NO」、ステップB6で「YES」、ステップB7)。
このように、扉10の総開放時間が所定時間以上となったり、或いは1回の扉10の開放でも、開放されたままの時間が所定時間以上になったりすると、開扉装置24が凍結し易くなるので、このようなタイミングで凍結防止運転に入ることは、その凍結防止に効果がある。
(第4の実施形態)
図8は本発明の第4の実施形態を示す。この実施形態が前述の第1の実施形態と異なるところは、開扉装置24の温度を検出する開扉装置用温度センサと冷凍室3または冷却器室16内の湿度を検出する湿度センサを設け、これら開扉装置用温度センサの検出温度、湿度センサの検出湿度によって凍結防止運転の終了タイミングを定めたところにある。
即ち、凍結防止運転が開始された後、所定時間以上経過した時点で凍結防止運転を終了す(ステップC7で「YES」、ステップC11)るが、所定時間経過前であっても、開扉装置用温度センサの検出温度が所定温度以上である場合には、開扉装置24の凍結の恐れはないので、制御装置34は、凍結防止運転を終了させる(ステップC7で「NO」、ステップC8で「YES」、ステップC11)。
また、開扉装置用温度センサの検出温度が所定温度未満であっても、湿度センサの検出湿度が所定湿度未満である場合には、冷凍室3内の湿気は少なく、開扉装置24が凍結する恐れがないので、制御装置34は、凍結防止運転を終了させる(ステップC8で「NO」、ステップC9で「YES」、ステップC11)。
更に、開扉スイッチ32が扉10のハンドル10aの引き操作を検出した場合、開扉装置24のコイル27は通常の駆動電圧で通電され、発熱するので、このときには、凍結防止運転を終了する(ステップC9で「NO」、ステップC10で「YES」、ステップC11)。
(第5の実施形態)
図9は本発明の第5の実施形態を示す。この実施形態が前述の第1の実施形態と異なるところは、制御装置34に書き換え可能なメモリ手段として、電気的に消去可能なEEPROM41を接続したところにある。このEEPROM41には、第1の実施形態でいえば、ステップS1の所定時間、ステップS4の所定時間、ステップS5の所定温度、ステップS7の所定時間、また、第2の実施形態でいえば、ステップA5の所定温度、ステップA7の所定温度、第3の実施形態でいえば、ステップB2の圧縮機35の運転開始からの所定時間以内を冷却開始状態とした場合の所定時間、ステップB4の所定回数、ステップB5の所定時間、ステップB6の所定時間、第4の実施形態でいえば、ステップC8の所定温度、ステップC9の所定湿度などの数値が記憶されており、これらの記憶数値は、変更できるようになっている。これにより、実情に応じて上記の数値を変更することによって、凍結防止運転を過不足なく行うことができるようになる。
(その他の実施形態)
本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
凍結防止運転を行う開扉装置24は、冷凍室3内に設けられたものに限られず、凍結の恐れのある庫内部分に配設された開扉装置について、本発明の凍結防止運転を適用することができる。
開扉装置24に低電圧を印加する手段としては、PWM方式によるものに限られない。商用交流電源を変圧器により降圧してコイル27に印加する構成としても良い。また、商用交流電電を位相制御により低電圧にしてコイル27に印加する構成であっても良い。
開扉装置24の電動駆動源としては、ソレノイド29に限られない。例えば、電動駆動源としてモータを用い、その回転を例えばラックとピニオンによって直線運動に変換して扉10を開放する構成としても良い。この場合の凍結防止運転は、モータのコイルに低電圧を印加することによって行うものである。
本発明の第1の実施形態を示すもので、開扉装置周辺部分の縦断側面図 開扉装置の凍結防止運転についての制御内容を示すフローチャート 一部破断して示す冷蔵庫の側面図 冷蔵庫の正面図 電気的構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態を示す図2相当図 本発明の第3の実施形態を示す図2相当図 本発明の第4の実施形態を示す図2相当図 本発明の第5の実施形態を示す図5相当図
符号の説明
図面中、1は冷蔵庫本体、3は冷凍室(貯蔵室)、10は扉、17は冷却器、18はファン、21は除霜ヒータ、23はマグネットガスケット、25は開扉装置、27はコイル、28は可動鉄心、29はソレノイド(電動駆動源)、31は押し出しロッド、32は開扉スイッチ、33は扉スイッチ、34は制御装置、35は圧縮機、38はPWM形成回路(低電圧印加手段)、41はEEPROM(メモリ手段)を示す。

Claims (21)

  1. 冷蔵庫本体の前面開口部を開閉する扉を、電動駆動源を備えた開扉装置によって開扉動作させるようにした冷蔵庫において、
    前記開扉装置を庫内に配置すると共に、前記開扉装置の凍結を防止するために、前記電動駆動源に開扉動作時よりも低電圧にて通電する低電圧印加手段を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前回の低電圧通電の終了から所定時間経過したことで開始することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電の開始時点は、冷却器による庫内冷却の開始時点、または冷却器による庫内冷却の開始から所定時間後であることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電の通電は、冷却器に付着した霜を除去するための除霜中に通電することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 冷却器の温度を検出する温度センサを備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電の開始は、前記冷却器に付着した霜を除去する除霜中であって前記温度センサが所定温度以上を検出したことで開始されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、冷却器に付着した霜を除去するための除霜中であって、当該除霜開始から所定時間経過後に開始されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、冷却器に付着した霜を除去する除霜が終了した後に開始されることを特徴とする請求項1または6のいずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 冷却器の温度を検出する温度センサを備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記冷却器に付着した霜を除去する除霜が終了した後であって、前記温度センサが所定温度以上を検出したことで開始されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、冷却器に付着した霜を除去する除霜が終了した後であって、前記冷却器により冷却された空気を開扉装置が配設された貯蔵室に送るファン装置の運転が開始されたことにより開始されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の冷蔵庫。
  10. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、開扉装置が配置された貯蔵室の扉が開かれたことで開始されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の冷蔵庫。
  11. 開扉装置が配置された貯蔵室の扉の開閉を検出する扉開閉検出手段を備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記開扉装置が配置された前記貯蔵室の前記扉の開閉回数が、前記電動駆動源への通電終了時から所定回数に達した時点で開始されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の冷蔵庫。
  12. 開扉装置が配置された貯蔵室の扉の開閉を検出する扉開閉検出手段を備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記開扉装置が配置された前記貯蔵室の前記扉の開放時間の積算値が、前回の前記電動駆動源への低電圧通電の終了から積算して所定時間に達したことで開始されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の冷蔵庫。
  13. 開扉装置が配置された貯蔵室の扉の開閉を検出する扉開閉検出手段を備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記開扉装置が配置された前記貯蔵室の前記扉の連続開放時間が、所定時間に達したことで開始されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の冷蔵庫。
  14. 低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、低電圧通電の開始から所定時間以上経過したことで終了されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の冷蔵庫。
  15. 開扉装置の温度を検出する温度センサを備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記開扉装置の前記温度センサが所定温度以上を検出したことで終了されることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の冷蔵庫。
  16. 開扉装置が設けられた貯蔵室の湿度を検出する湿度センサを備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記湿度センサが所定湿度以下を検出したことで終了されることを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載の冷蔵庫。
  17. 使用者により操作されて開扉装置に開扉動作させるための開扉操作スイッチを備え、
    低電圧印加手段による電動駆動源への低電圧通電は、前記開扉操作スイッチが操作されたことで終了されることを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載の冷蔵庫。
  18. 請求項2,3,6,12ないし14のいずれかに記載の冷蔵庫において、
    所定時間は、書き換え可能なメモリ手段に記憶され、変更可能となっていることを特徴とする冷蔵庫。
  19. 請求項5,8,15のいずれかに記載の冷蔵庫において、
    所定温度は、書き換え可能なメモリ手段に記憶され、変更可能となっていることを特徴とする冷蔵庫。
  20. 請求項11記載の冷蔵庫において、
    所定回数は、書き換え可能なメモリ手段に記憶され、変更可能となっていることを特徴とする冷蔵庫。
  21. 請求項16記載の冷蔵庫において、
    所定湿度は、書き換え可能なメモリ手段に記憶され、変更可能となっていることを特徴とする冷蔵庫。
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