JP2005106331A - 自動製氷機付き冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯水容器の給水孔を開閉する弁体の開閉をソレノイドの作動によって行い製氷皿へ製氷用水を供給する場合、ソレノイドと弁体を連絡する連結レバーが必要であり、連結レバーの取り付け領域の確保が必要となり、連結レバーに給水タンクからの製氷用水がかかるため、連結レバーの下側に水受け皿が必要。このため製氷用水を供給する開閉弁機構が複雑化し、給水装置が複雑化する。本発明は、このような連結レバーを設けない構成とすることにより、製氷用水を供給する開閉弁機構の小型化を図るものである。
【解決手段】 貯水容器は製氷皿へ製氷用水を供給する開閉弁機構を備え、開閉弁機構は、横軸線方向に延びた円形断面の通水路を横軸線方向の移動にて開閉する磁石付き円形断面の栓体を備え、この磁石とその周辺に配置したコイルによってステッピングモータ機構を構成し、栓体の回転に伴って栓体が通水路に対して前進と後退を行う構成である。
【選択図】 図9

Description

本発明は、冷蔵庫内に設置した貯水容器から自動製氷機の製氷皿へ製氷用水を供給する自動製氷機付き冷蔵庫に関する。
冷蔵庫本体内に冷蔵室が上部に位置するように冷凍室と冷蔵室が仕切り壁にて区画され、前記冷蔵室に配設された給水タンクの製氷用水が前記仕切り壁を貫通した給水管を通して前記冷凍室に配設された自動製氷機の製氷容器へ供給される自動製氷機付き冷蔵庫がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものは、給水タンクの製氷用水の供給をポンプによらずに、自然落下方式による製氷用水の供給方式とするために、給水タンクの底部に形成した給水孔を開閉する弁体を設けている。この弁体の開閉機構として、中間部を軸支持された連結レバーの一端がこの弁体に対応し、連結レバーの他端がソレノイドに連結されている。このソレノイドの作動によって連結レバーが回動して弁体を押し上げることにより、給水タンクの底部に形成した給水孔を開いて製氷容器へ給水する。この給水量は、ソレノイドを作動させる時間幅によって調節する構成である。
特開2001−311574号公報
このように特許文献1の発明は、給水孔を開閉する弁体の開閉をソレノイドの作動によって行う場合、連結レバーが必要であり、この連結レバーの取り付け領域の確保が必要となる。そして、この連結レバーに給水タンクからの製氷用水がかかるため、図示のようにこの連結レバーの下側に水受け皿が必要となる。このため、製氷用水を供給する開閉弁機構が複雑化し、冷蔵室に設けられる給水装置が複雑化する。本発明は、このような点に鑑みて、このような連結レバーを設けない構成とすることにより、製氷用水を供給する開閉弁機構の小型化を図ることができる給水装置を提供するものである。
第1の発明は、貯水容器から給水管を通して自動製氷機の製氷皿へ製氷用水が供給される自動製氷機付き冷蔵庫において、前記貯水容器は前記給水管への製氷用水の供給を制御する開閉弁機構を備えた給水部を有し、この開閉弁機構は、横軸線方向に延びた円形断面の通水路と、前記横軸線方向の移動にて前記通水路を開閉する円形断面の栓体を備え、この栓体に設けた永久磁石とその周辺に配置したコイルとによってこのコイルへ供給されるパルス電力によって前記栓体が正逆両回転するステッピングモータ機構を構成し、前記栓体の回転に伴って前記栓体が前記通水路を開閉するよう前進と後退を行う構成であることを特徴とする。
第2の発明は、前記通水路と前記栓体は、前記貯水容器内に向けてその直径が徐々に小さくなる円錐形状をなし、前記通水路の内面と前記栓体の外面には、前記栓体が前記通水路に前進したとき相互に噛み合って前記製氷用水を遮断し、前記栓体が前記通水路から後退したときにはその噛み合いが外れて前記製氷用水の通路を形成する螺旋状シール部を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、前記通水路は円錐形状内面をなし、前記栓体は円錐形状外面をなし、前記栓体が前記通水路に前進したときこの内面と外面の面接触にて前記製氷用水を遮断し、前記栓体が前記通水路から後退したときにはこの内面と外面が離れて前記製氷用水の通路を形成し、前記貯水容器と前記栓体には前記栓体が回転しつつ前進と後退を行う螺旋状部を形成したことを特徴とする。
第4の発明は、前記栓体は前記貯水容器に漏水防止状態に組み込まれ、前記コイルは前記磁石に対応する位置で前記冷蔵庫の本体側に設けられ、前記貯水容器は前記栓体と共に前記冷蔵庫の本体から取り外し自在に設けたことを特徴とする。
第1の発明では、開閉弁機構をステッピングモータ機構の採用によってコンパクト化できる。そして、栓体が螺旋状に回転して開閉するため、貯水容器を冷蔵庫から取り出して注水する場合や冷蔵庫へ収納する場合に栓体が邪魔にならず、外力によって開閉弁機構が外れて水漏れが生じる等の問題もない。また、開閉弁機構が横軸線方向であるため、横軸線方向のうちの前後方向に開閉弁機構を配置することができるため、冷蔵庫内の有効利用と取り出し操作の容易さを考慮して、貯水容器を前後方向に長い箱形状に形成する場合に有効である。
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、栓体と通水路との螺旋状部が開閉弁の作用と栓体の前進と後退の二つの役目を一箇所で達成できる機構となる。
第3の発明では、第1の発明の効果に加えて、開閉弁の作用部分は栓体と通水路の円錐形状部が行い、円柱状部が栓体の前進と後退の作用部分を担うため、第2の発明に比して二つの役目部分の形成がしやすくなる。
第4の発明では、第1の発明の効果に加えて、栓体は貯水容器内に組み込まれていてコイルとは分離状態であるため、コイルが貯水容器に設けられた場合に必要なコネクタが不要であり、耐水性に優れ、貯水容器の着脱自在な構造に適するものとなる。
本発明は、自動製氷機の製氷皿へ製氷用水を供給する際の貯水容器の開閉弁機構は、横軸線方向に延びた円形断面の通水路と、この横軸線方向の移動にて前記通水路を開閉する円形断面の栓体を備え、この栓体に設けた永久磁石とその周辺に配置したコイルとによってこのコイルへ供給されるパルス電力によって前記栓体が正逆両回転するステッピングモータ機構を構成し、前記栓体の回転に伴って前記栓体が前記通水路に対して前進と後退を行う構成であり、以下に本発明の実施例を記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明冷蔵庫の正面図、図2は本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図、図3は本発明冷蔵庫の縦断側面図、図4は本発明の貯水容器の斜視図、図5は本発明の貯水容器を冷蔵庫内の所定位置に設置した状態の説明図、図6は本発明の開閉弁機構が閉じた状態の説明断面図、図7は本発明の開閉弁機構が開いた状態の説明断面図である。
本発明に係る冷蔵庫1は、前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。その一つとして、冷蔵庫本体2は外箱(外壁板)2Aと内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造であり、冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、冷凍室5、野菜室4が区画形成されている。
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の冷蔵室扉10にて開閉される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレールとローラによる支持装置18によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。冷凍室5の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の扉12にて閉塞されているが、野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対して前後方向へ引き出し可能に支持した容器を扉12と共に前方へ引き出される引き出し式とする構成でもよい。
20は冷凍サイクルの冷媒の圧縮機、21は冷凍サイクルの冷媒の凝縮器である。22は凝縮器21の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器21上に載置して冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。圧縮機20、凝縮器21、蒸発皿22は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室23に設置されている。24は冷凍室5の背面部に形成した冷却器室26に設置した冷媒の蒸発器(冷却器)である。25は蒸発器(冷却器)24で冷却した冷気を冷凍室5、冷蔵室3、野菜室4へ循環する送風機である。27は蒸発器(冷却器)24の除霜用ガラス管ヒータである。蒸発器(冷却器)24の除霜水は、排水管を通って蒸発皿22へ導かれてそこで蒸発する。
上部に位置する冷蔵室3とその下部に位置する冷凍室5とは断熱仕切り壁28にて区画されており、断熱仕切り壁28は、インジェクション成形の合成樹脂製上板29とインジェクション成形の合成樹脂製下板30との間に、予め所定形状に成形された発泡スチロール等の断熱材31が挟持された断熱構造をなしている。このような断熱仕切り壁28は、冷蔵庫本体2の内箱(内壁板)2Bの左右側壁に前後方向に形成した溝と、内箱(内壁板)2Bの後壁に形成した前面開口の溝に冷蔵庫本体2の前面開口部から挿入されて取り付けられる構成である。
32は冷蔵庫本体2の背壁の前面側に配設した冷蔵室3の背壁部材であり、合成樹脂製背面板とその裏側に取り付けた発泡スチロール等の断熱材との組み合わせ構成され、冷蔵室3の背面側に上下方向の冷気供給通路35と、その左右両側に冷気通路35Aを形成している。
断熱仕切り壁28の後部には、断熱仕切り壁28を上下に貫通した冷気供給通路36が形成され、冷気供給通路36は、その下部が送風機25から供給される冷気の導入部であり、上部が冷気供給通路35に連通した配置である。冷気供給通路36にはダンパ装置50が取り付けられている。ダンパ装置50は、冷蔵室3の温度を感知するセンサの温度感知に基づき制御回路部によって冷気供給通路36を開閉する動作をする。このダンパ装置50の開閉動作によって、冷蔵室3は所定の温度に制御される。
9は後述の自動製氷機7へ供給する製氷用水を貯める貯水容器(給水容器ともいう)であり、冷蔵室3内に区画壁45で仕切って形成された小室46に配置されており、冷蔵室3の前面扉10を開くことによって前方へ取り出すことができる。小室46は冷蔵室3と同様の冷蔵温度である。
冷凍室3内には前面開口の製氷室6が区画板47によって区画形成され、冷凍温度に保たれる製氷室6内には上部に自動製氷機7が配置され、その自動製氷機7の下方には上面開口の貯氷容器8が配置されている。自動製氷機7は電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bを備えている。製氷室6は扉12を開くことによってその前面開口は開放され、貯氷容器8を前方へ取り出し可能である。
製氷用水は、後述のように貯水容器9から自然落下方式によって断熱仕切り壁28を貫通した給水管51を通って自動製氷機7の製氷皿7Bへ供給される。製氷皿7Bは、長手方向を列方向として4個2列、5個2列、又は6個2列のように複数の製氷小室に区分されて8乃至12個の角型氷が作られる合成樹脂製である。また、貯氷容器8は、白色、透明、半透明又はその他の色の合成樹脂製であり、奥行きが左右幅に比して長い上面開口の箱状である。
冷蔵庫1は、圧縮機20で圧縮した冷媒を凝縮器21で凝縮した後、膨張弁又はキャピラリチューブを通して減圧し、蒸発器(冷却器)24で蒸発させて圧縮機20へ帰還せしめ、再び圧縮機20で圧縮して同じ循環を繰り返す冷凍システムを構成する。蒸発器(冷却器)24で冷却した冷気は送風機25によって矢印のように循環する。即ち、送風機25から送出される冷気は冷凍室5の背壁上部の冷気吹き出し口37から冷凍室5と製氷室6へ供給され、冷凍室5の背壁下部の冷気吸込み口38から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。また、送風機25から送出される冷気は、冷気供給通路36を通って冷気供給通路35へ供給され、冷気供給通路35の左右両側に形成した冷気通路35Aに連通して冷蔵室3の背壁32に形成した冷気吹き出し口39から冷蔵室3へ供給される。
冷蔵室3へ供給された冷気は、冷蔵室3の背壁32の一側下部に形成した冷気吸込み口40から吸い込まれて、冷凍室5の後方に形成した冷気通路41を下方に流れて野菜室4の後部に開口した冷気吹き出し口42から野菜室4に吹き出す。野菜室4に吹き出した冷気は、野菜容器15内の野菜等を冷却して野菜室4の上部又は野菜室4の後部に開口した冷気吸込み口43から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。
貯水容器9は、横幅に比して奥行きが長い矩形状の上面開口を形成したタンク本体9Aに、タンク本体9Aの上面開口を開閉自在に塞ぐようにタンク本体9Aに嵌め合わされたカバー9Bとで構成している。カバー9Bに一部には、開閉自在な蓋9Eによって閉じられた注水口9Cを形成している。
貯水容器9は、カバー9Bをタンク本体9Aに取り付けた状態において、底面の前後方向リブ9Dを断熱仕切り壁28に載せ、スライドさせて小室46内に挿入することによって所定位置に保持される。この貯水容器9の保持機構として、断熱仕切り壁28の合成樹脂製上板29から上方へ若干突出した弾性部材71が貯水容器9の底部の前部に係止する構成である。貯水容器9は、前方へ引くことによって弾性部材71を下方へ押しつつ小室46から取り出すことができる。
貯水容器9が弾性部材71に係止されて所定位置に保持されたとき、冷蔵室3の背壁32の内側に設けたスイッチ73がONするようになり、このスイッチ73のONに基づき制御回路部によって後述の製氷サイクルが始動可能となる。
断熱仕切り壁28の上板29には給水管51の入口部に相当する製氷用水の受け部51Aが形成され、貯水容器9の後部には、製氷用水の受け部51Aと対応する底部に開閉弁機構60を備えた給水部61を有する。給水部61はタンク本体9Aの後部底部に形成され、貯水容器9内の製氷用水の入口61Aと製氷用水の出口61Bとの間に開閉弁機構60が配置された構成である。貯水容器9が冷蔵庫1内の小室46の所定位置に収納されたとき、製氷用水の出口61Bが製氷用水の受け部51Aの上方に対応する。
この開閉弁機構60は、製氷用水の入口61Aと出口61Bとの間に横軸線HL方向に延びた円形断面の通水路62と、横軸線HL方向への移動にて通水路62を開閉する磁石64付き円形断面の栓体63を備える。この栓体63の後部に設けた円形断面の永久磁石64とその周辺に配置したコイル65とによって、このコイル65へ供給されるパルス電力によって回転磁界を発生させて、栓体63を正逆両回転するステッピングモータ機構を構成している。栓体63は回転に伴って栓体63が通水路62に対して前進と後退を行う構成である。
この構成の具体例を説明する。通水路62はタンク本体9Aの後部底部に横軸線HL方向に沿って形成されており、通水路62と栓体63の双方は、貯水容器9内に向けてその直径が徐々に小さくなる円錐形状をなし、通水路62の円錐形状内面と栓体63の円錐形状外面には、それぞれ螺旋状シール部62A、63Aを備えている。これによって、栓体63が横軸線HL方向に通水路62を前進したとき、通水路62の螺旋状シール部62Aと栓体63の螺旋状シール部63Aが相互に噛み合って製氷用水を遮断し、栓体63が通水路62から後退したときには、螺旋状シール部62Aと栓体63の螺旋状シール部63A相互の噛み合いが外れて製氷用水が流れる通路を形成する構成である。
円錐形状の栓体63は、その後部に栓体63の大径部をなすように円柱状の永久磁石64が一体に設けられている。タンク本体9Aの後部底部には、内側が円形断面の円筒状ハウジング67が横軸線HL方向に形成され、円筒状ハウジング67内には永久磁石64が前後方向に移動自在に嵌り合っている。66は円柱状の永久磁石64を横軸線HL方向に貫通して栓体63へ延びた支持軸であり、栓体63の横軸線HL方向の中心には支持軸66の外周に形成した螺子部と螺合するネジ孔63Cが形成され、これらによって、栓体63の正転及び逆転によって栓体63が前進と後退をする案内部を構成する。
なお、支持軸66の外周に形成した螺子部と螺合するネジ孔63Cとの関係からなる案内部に代えて、永久磁石64の外周に螺子部を形成し、この螺子部と螺合する螺子部を円筒状ハウジング67の内面に形成することによって、栓体63が前進と後退をする案内部を構成するものでもよい。
ハウジング67の後端開口は、水密シール用パッキン69を介してハウジング67に螺合するキャップ68によって開閉自在である。支持軸66はこのキャップ68に設けられている。キャップ68を取り外すことにより、栓体63をハウジング67の後端開口から貯水容器9外に取り出すことができるため、栓体63と通水路62とを清掃することが容易となる。
コイル65は、永久磁石64を取り囲む配置であり、ハウジング67を取り囲むように貯水容器9外にあって、冷蔵庫本体2側に設けられた背壁部材32に形成した円筒状の窪み部32Aの外周に配置された構成である。これによって、コイル65へ製氷用水がかかることはなく、次に述べるコネクタも不要である。なお、コイル65は、ハウジング67の外周に取り付けることができるが、その場合は、冷蔵庫本体2側の給電線とコイル65との間を着脱自在なコネクタで接続し、貯水容器9を小室46から取り外し可能とする必要がある。
自動製氷機7の製氷運転は、冷蔵庫1に設けた制御回路部によって制御される製氷工程と脱氷工程から構成される。通水路62の螺旋状シール部62Aと栓体63の螺旋状シール部63Aが相互に噛み合って製氷用水を遮断している状態において、貯水容器9に製氷用水を注入し、製氷用水が所定量注入された状態において、貯水容器9を小室46内へ挿入し、所定位置に保持された状態でスイッチ73がON状態となる。この状態において、手動操作にて始動スイッチをONすると製氷工程が開始する。貯水容器9が小室46内の所定位置に保持された状態で、ハウジング67は背壁部材32に形成した円筒状の窪み部32A内に収まった状態である。
製氷工程の開始によって、冷蔵庫1に設けた制御回路部によってコイル65へパルス電力が供給される。このパルス電力は所定の大きさと所定の幅を有する連続したパルス電圧が用いられ、このパルス電圧の印加によって回転磁界が生じて磁石64に正方向回転力を与え、磁石64と一体の栓体63が支持軸66に沿って通水路62内を後退する。所定時間のパルス電圧の印加によって通水路62の螺旋状シール部62Aから栓体63の螺旋状シール部63Aが離れるため、通水路62の螺旋状シール部62Aと栓体63との間に製氷用水が流れる通路を形成され、この通路を通って貯水容器9内の製氷用水が製氷用水の出口61Bから製氷用水の受け部51Aへ導入され、給水管51を通って製氷皿7Bへ供給される。
製氷皿7Bへ供給される製氷用水の量は、コイル65へ印加されるパルス電圧と同じ電圧のパルス数を前記制御回路部のカウンタ機能部にてカウントし、そのカウントが所定値になった後(通水路62の螺旋状シール部62Aと栓体63との間に製氷用水が流れる通路を形成された状態)に、栓体63を逆回転するために、コイル65へ逆向きのパルス電圧を印加して磁石64に逆方向回転力を与え、磁石64と一体の栓体63が支持軸66に沿って通水路62内を前進して通水路62の螺旋状シール部62Aと栓体63の螺旋状シール部63Aとが噛み合う状態となる。この噛み合い状態によって、製氷皿7Bへの製氷用水の供給が断たれ、製氷皿7Bへの製氷用水の供給が終了する。これによって所定量の製氷用水が製氷皿7Bへ供給されたこととなる。
栓体63の前進と後退の距離は、前記制御回路部のカウンタ機能部にてパルス電圧のパルス数をカウントし、そのカウントが所定値になったことによって制御できる。また、他の方法としては、栓体63が前進又は後退して、栓体63がそれ以上前進又は後退しない状態で生じるコイル65の過負荷電流を検出部で検出したとき、コイル65への通電を停止する方法もある。
このようにして製氷皿7Bへ所定量の水が自然落下にて自動給水された状態で製氷が行われ、前記制御回路部のタイマ手段によって一定時間経過したとき、又は氷の形成を製氷皿センサが製氷皿7Bの低下した温度を検知したとき、前記制御回路部によって脱氷工程が開始し、電動機構7Aが始動して製氷皿7Bを反転して捻り、製氷皿7B内の氷を下方の貯氷容器8へ落下せしめた後、製氷皿7Bを復帰させ、再び上記のようにコイル65へ通電して給水して製氷工程に入る製氷運転サイクルを行う。
なお、安全のために、貯水容器9が水の補充のため等で冷蔵庫外に取り外されている状態等では、スイッチ73がOFFとなり、前記始動スイッチをONしても製氷工程が開始せず、コイル65への通電もないため、製氷用水の供給が行われない。
通水路62と栓体63とを合成樹脂製とすることによって、合成樹脂製螺旋状シール部62A、63A相互の噛み合いが達成され、製氷用水の遮断が良好となる。なお、更に螺旋状シール部62A、63A相互の噛み合いを良好にするために、栓体63の螺旋状シール部63Aを柔軟性に形成することができる。
図8、図9は実施例2に係る本発明冷蔵庫の開閉弁機構の説明図である。図1乃至図7と同一機能部分は同一符合で表示している。この冷蔵庫1及び給水容器9は、図1乃至図5に示すものと同様である。以下、図8、図9の構成と作用について説明する。
図8は実施例2に係る本発明の開閉弁機構が閉じた状態の説明断面図、図9は実施例2に係る本発明の開閉弁機構が開いた状態の説明断面図である。この実施例では、通水路62の内面は、貯水容器9内に向けてその直径が徐々に小さくなる円錐形状の内面62Bを形成し、栓体63の外面は、貯水容器9内に向けてその直径が徐々に小さくなる円錐形状の外面63Bを形成している。通水路62の円錐形状内面62Bと栓体63の円錐形状外面63Bは平滑面であり、栓体63が通水路62に対して前進と後退をする場合の案内部は、通水路62の円錐形状内面62Bの後部に連なる円柱状部に形成した螺旋状部62Dと、栓体63の円錐形状内面63Bの後部に連なる円柱状部に形成した螺旋状部63Dとの噛み合いによって達成している。
この構成において、貯水容器9が冷蔵庫1内の所定位置に収納された状態では、実施例1と同様に、コイル65への正方向パルス電圧の印加によって生じる回転磁界によって栓体63が回転し、栓体63が通水路62から後退して、通水路62の円錐形状内面62Bと栓体63の円錐形状外面63Bとの相互当接が解除され、通水路62の内面と栓体63との間に製氷用水が流れる通路が形成される。この通路を通って貯水容器9内の製氷用水は、製氷用水の出口61Bから製氷用水の受け部51Aへ導入され、給水管51を通って製氷皿7Bへ供給される状態となる。また、コイル65への逆方向パルス電圧の印加によって生じる回転磁界によって栓体63が回転し、栓体63が通水路62に前進して、通水路62の円錐形状内面62Bと栓体63の円錐形状外面63Bとが相互に当接して面接触し、製氷用水の通路を遮断する状態となる。
栓体63の後部の磁石64は、ハウジング67の後端開口から後方へ突出して、貯水容器9が小室46内の所定位置に保持された状態で、磁石64は背壁部材32に形成した円筒状の窪み部32A内に収まった状態である。貯水容器9を小室46から取り外した状態で、磁石64を手で回すことによって、栓体63をハウジング67の後端開口から貯水容器9外に取り出すことができるため、栓体63と通水路62とを清掃することが容易となる。必要に応じて、通水路62と栓体63とのシールを形成すればよい。
本発明は、自動製氷機付き冷蔵庫であるが、冷蔵室、冷凍室の配置関係は上記形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の冷蔵庫の形態に適用できるものである。
本発明冷蔵庫の正面図である。(実施例1) 本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図である。(実施例1) 本発明冷蔵庫の縦断側面図である。(実施例1) 本発明の貯水容器の斜視図である。(実施例1) 本発明の貯水容器を冷蔵庫内の所定位置に設置した状態の説明図である。(実施例1) 本発明の開閉弁機構が閉じた状態の説明断面図である。(実施例1) 本発明の開閉弁機構が開いた状態の説明断面図である。(実施例1) 本発明の開閉弁機構が閉じた状態の説明断面図である。(実施例2) 本発明の開閉弁機構が開いた状態の説明断面図である。(実施例2)
符号の説明
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
4・・・野菜室
5・・・冷凍室
6・・・製氷室
7・・・自動製氷機
7B・・製氷皿
8・・・貯氷容器
9・・・貯水容器
9A・・タンク本体
9B・・カバー
24・・冷却器
25・・送風機
28・・冷蔵室と冷凍室の断熱仕切り壁
29・・断熱仕切り壁の上板
30・・断熱仕切り壁の下板
31・・断熱材
51・・給水管
51A・・製氷用水受け部
60・・・開閉弁機構
61・・・給水部
61A・・製氷用水入口
61B・・製氷用水出口
62・・・通水部
62A・・通水部の螺旋状シール部
62B・・通水部の円錐形状内面
62D・・螺旋状部
63・・・栓体
63A・・栓体の螺旋状シール部
63B・・栓体の円錐形状外面
63D・・螺旋状部
64・・・磁石
65・・・コイル
66・・・支持軸

Claims (4)

  1. 貯水容器から給水管を通して自動製氷機の製氷皿へ製氷用水が供給される自動製氷機付き冷蔵庫において、前記貯水容器は前記給水管への製氷用水の供給を制御する開閉弁機構を備えた給水部を有し、この開閉弁機構は、横軸線方向に延びた円形断面の通水路と、前記横軸線方向の移動にて前記通水路を開閉する円形断面の栓体を備え、この栓体に設けた永久磁石とその周辺に配置したコイルとによってこのコイルへ供給されるパルス電力によって前記栓体が正逆両回転するステッピングモータ機構を構成し、前記栓体の回転に伴って前記栓体が前記通水路を開閉するよう前進と後退を行う構成であることを特徴とする自動製氷機付き冷蔵庫。
  2. 前記通水路と前記栓体は、前記貯水容器内に向けてその直径が徐々に小さくなる円錐形状をなし、前記通水路の内面と前記栓体の外面には、前記栓体が前記通水路に前進したとき相互に噛み合って前記製氷用水を遮断し、前記栓体が前記通水路から後退したときにはその噛み合いが外れて前記製氷用水の通路を形成する螺旋状シール部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
  3. 前記通水路は円錐形状内面をなし、前記栓体は円錐形状外面をなし、前記栓体が前記通水路に前進したときこの内面と外面の面接触にて前記製氷用水を遮断し、前記栓体が前記通水路から後退したときにはこの内面と外面が離れて前記製氷用水の通路を形成し、前記貯水容器と前記栓体には前記栓体が回転しつつ前進と後退を行う螺旋状部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
  4. 前記栓体は前記貯水容器に漏水防止状態に組み込まれ、前記コイルは前記磁石に対応する位置で前記冷蔵庫の本体側に設けられ、前記貯水容器は前記栓体と共に前記冷蔵庫の本体から取り外し自在に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動製氷機付き冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150135759A1 (en) * 2013-11-21 2015-05-21 Dongbu Daewoo Electronics Corporation Refrigerator

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