JP2009007570A - ボールペン用水性インキ組成物 - Google Patents

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Abstract

【目的】 キャップをしないで、ペン先を開放にしたまま放置した場合、書き出しのカスレを極力抑制したボールペン用水性インキ組成物。
【構成】 着色剤と、粘度調整剤と、水溶性有機溶剤と、水と、N−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸塩とを少なくとも含有するボールペン用水性インキ組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、キャップをしないで、ペン先を開放にしたまま放置した場合、書き出しのカスレを極力抑制したボールペン用水性インキ組成物に関する。
従来、ボールペンは、繊維製ペン先や樹脂製ペン先を有する筆記具に比べて、比較的細い筆跡が得られると共に、長期間使用してもペン先の摩耗やつぶれなどによる筆跡幅の変化が少ないことから広く使用されている。
近年、インキ収容管に直接剪弾減粘性インキを充填したボールペンが知られている。この剪弾減粘性インキは、ペン先からのインキ漏れや適切なインキ吐出量を得る等の目的で、粘度調整剤を使用している。この粘度調節剤は非筆記時には比較的高粘度であり、ペン先からのインキ洩れを抑制し、筆記時には回転するボールの剪弾力によって粘度が低下する所謂剪弾減粘性により、滑らかにインキを吐出させることができる。
インキに剪断減粘性を付与する粘度調整剤としては、剪断減粘性の大きい多糖類が好適に用いられ、キサンタンガムを使用した例(特許文献1参照)、ウェランガムを使用した例(特許文献2参照)、サクシノグリカンを使用した例(特許文献3参照)が開示されている。
特開昭59−74175号公報(第1頁、特許請求の範囲) 特開平4−214782号公報(第3頁第3欄5行) 特開平6−88050号公報(第2頁第1欄41行〜46行)
インキの粘度を高くする目的で用いる粘度調整剤は、分子鎖が長く複雑に絡み合った状態となり、分子間力も強く働く。特に、多糖類はその分子鎖に多くの水酸基を持っており、そのため親水性が高く、水と親和して溶解状態になる。しかも分子間での水素結合により、強い分子間力が働く3次元構造を作り高粘度となるが、高剪断力によりこの構造が壊され低粘化することによりインキは滑らかに吐出される。しかし、キャップをしないで、ペン先を開放にしたまま放置した場合、ペン先表面にあるインキ中の水が揮散すると、粘度調整剤の分子鎖の分子間力はより強まるので、初筆カスレしやすくなる。長時間に及ぶと筆記不能となってしまう場合もある。上記公報に記載されている発明の実施例は、せん断減粘性の大きい多糖類で、分子鎖に数多くの水酸基があるため、ペン先で良溶媒の水が揮散すると分子鎖同士の水素結合により、強い分子間力が働くので、ボールの回転が阻害され書き始めよりカスレやすくなる。長時間にわたりペン先が開放状態で放置された場合、著しいカスレ更には筆記不能になりやすい。
本発明は、着色剤と、粘度調整剤と、水溶性有機溶剤と、水と、N−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸塩とを少なくとも含有するボールペン用水性インキ組成物を要旨とするものである。
粘度調整剤を含んだインキにN−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸塩を用いると、何故ペン先を開放状態にしても、カスレが発生しないかは定かではないが、粘度調整剤近傍にN−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸塩のカルボン酸が多数存在すると、水が一部揮散しても、静電的な反発力により、分子間力は弱められるので、カスレ難くなるものと推察される。
使用される着色剤としては、従来公知の酸性染料、塩基性染料、直接染料といった水溶性染料や顔料を使用することができる。
酸性染料としては、C.I.アシッドブルー1、塩基性染料としては、C.I.ベーシックブルー7、直接染料としては、C.I.ダイレクトブルー86、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.ダイレクトオレンジ8等が挙げられる。
顔料としては、従来公知の顔料を使用することが出来、具体例として、ファーネストブラック、コンタクトブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群青、紺青、コバルトブルー、チタンイエロー、ターコイズ、モリブデートオレンジ、酸化チタン等の無機顔料、C.I.PIGMENT RED2、同3、同5、同17、同22、同38、同41、同48:2、同48:3、同49、同50:1、同53:1、同57:1、同58:2、同60、同63:1、同63:2、同64:1、同88、同112、同122、同123、同144、同146、同149、同166、同168、同170、同176、同177、同178、同179、同180、同185、同190、同194同206、同207、同209、同216、同245、C.I.PIGMENT ORANGE 5、同10、同13、同16、同36、同40、同43、C.I.PIGMENT VIOLET 19、同23、同31、同33、同36、同38、同50、C.I.PIGMENT BLUE 2、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:5、同16、同17、同22、同25、同60、同66、C.I.PIGMENT BROWN 25、同26、C.I.PIGMENT YELLOW 1、同3、同12、同13、同24、同93、同94、同95、同97、同99、同108、同109、同110、同117、同120、同139、同153、同166、同167、同173C.I.PIGMENT GREEN 7、同10、同36等の有機顔料等が挙げられる。これらは、1種もしくは2種以上混合して用いることが出来る。
更に着色剤としての顔料は、分散剤を併用することが好ましい。分散剤としては、従来一般に用いられている水溶性もしくは水可溶性樹脂や、アニオン系もしくはノニオン系の界面活性剤などを用いることができる。その使用量は、水性組成物全量に対して1重量%以上、20重量%以下が好ましい。
また、市販の水分散タイプの顔料は取扱性や生産性が高まるので好ましく用いられる。水分散タイプの具体例としては、チバスペシャリティケミカルズ(株)製のunisperseシリーズ、クラリアントジャパン(株)製のHostfineシリーズ、大日本インキ化学工業(株)製のDisperseシリーズ、Ryudyeシリーズ、東洋インキ(株)製のRio Fastシリーズ、EM Colorシリーズ、山陽色素(株)製のEmacolシリーズ、Sandyeシリーズ、冨士色素(株)製のFUJI SP シリーズ、住化カラー(株)製のPoluxシリーズ、(以上、無機、有機顔料の分散体)、日本蛍光(株)製のNKWシリーズ、東洋ソーダ(株)製のコスモカラーシリーズ、シンロイヒ(株)製のシンロイヒ・カラーベースシリーズ(以上、蛍光顔料の分散体)等が挙げられる。これらは1種又は2種以上混合して使用することもできるものである。
粘度調整剤として、グァーガム及びその誘導体、キサンタンガム、ウエランガム、ラムザンガム、アルカシーガム、ゼータシーガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、サクシノグルカン等の天然系高分子や、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース系高分子、ポリビニルピロリドン等が使用できる。
特に、少なくともグルクロン酸を構成単糖に含む多糖類は、顔料の沈降を抑止し、インキに剪断減粘性を付与できるので好ましい。具体的にはケルザン、ケルザンS、ケルザンF、ケルザンAR、ケルザンM、ケルザンD(以上、三晶(株)製)、コージン、コージンF、コージンT、コージンK(以上、(株)興人製)等のキサンタンガム、K1A96(三晶(株)製)等のウエランガム、K1A112、K7C2433(以上、三晶(株)製)等のラムザンガム、アルカシーガム、ゼータシーガム(伯東(株)製)が挙げられる。
そして、本発明における少なくともグルクロン酸を構成単糖に含む天然多糖類の使用量は、インキ全量に対して0.05重量%以上1.00重量%以下が好ましい。0.10重量%未満では、ゲル構造が弱すぎて、顔料が沈降する場合がある。一方、1.00重量%を越えた場合、粘度が高くなり過ぎるため、筆跡の中心部が抜けやすくなる。
天然多糖類の分子鎖には多く水酸基があり、分子鎖同士が水素結合により強固に結合している。そのため、該天然多糖類は水に対する溶解性が悪くなっているので、水に対する溶解性をあげてボールペン用インキに剪断減粘性をより醸し出すためには、80℃や90℃といった高温で溶解させるか、或いは高剪断力を有する機械を用いて溶解することが有効である。但し、高剪断力すぎると分子鎖が切断され逆効果となってしまう場合がある。
水溶性有機溶剤は、ペン先でのインキ乾燥防止、低温時、インキの凍結防止などの目的で使用する。具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、チオジエチレングリコール、グリセリン等や、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、トリエタノールアミン等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は、単独或は混合して使用することができる。その使用量はインキ組成物全量に対して10重量%以上、60重量%以下が好ましい。
水は主溶剤として用いる。
本発明に用いるN−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸塩は、ボールへのインキの追従が良く、中抜けのない一様な筆跡を得るために用いる。その使用量は固形分として、インキ全量に対し、0.5重量%以上、5.0重量%以下が好ましい。0.5重量%未満では効果が発現され難く、5.0重量%を越えるとインキが泡立ちやすくなる。
具体的なものとしては、アミノフォーマーFLMS−P1(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸モノナトリウム塩)、同FLDS−L(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウム塩)(以上 旭化成ケミカルズ(株)製)が挙げられる。尚、N−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸はナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アミン塩などあらかじめ塩にしたものをインキに用いても、N−脂肪酸アシル−L−グルタミン酸とアルカリをインキ配合時に併用することによってインキ中で塩にして用いてもよく、その場合のアルカリの具体的な例としては水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
さらに、尿素、エチレン尿素、チオ尿素などの湿潤剤や、ベンゾチアゾリン系、オマジン系などの防腐剤、ベンゾトリアゾールなどの防錆剤、顔料を被筆記面に定着させるためにスチレン−アクリル共重合体やそのアルカリ塩、酢酸ビニル系やアクリル系やスチレン−アクリル系の樹脂等のエマルジョン、水酸化ナトリウムや2,2−アミノメチル−1,3−プロパンジオール、ジエタノールアミン等のpH調整剤、シリコーン系エマルジョン等の消泡剤といった種々の添加剤を必要に応じて使用することもできる。
本発明のインキ組成物を製造するに際しては、従来知られている種々の方法が採用できる。
例えば、高剪断力を有するヘンシェルミキサー等の撹拌機に水と多糖類を入れ撹拌溶解した後、ボールミル、ビーズミル、ロールミル等の分散機により分散した顔料やその他残りの成分を入れ、さらに混合撹拌することにより容易に得られる。脱泡機による泡の除去やろ過機による粗大物のろ過等を必要に応じて行っても良い。
(粘度調整剤溶液1)
イオン交換水 46.5重量部
エチレングリコール 25.0重量部
プロクセルGXL(防黴剤、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、ICIジャパン(株)製) 0.5重量部
グァーガム(三晶(株)製) 8.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで30分撹拌溶解後、取り出し、粘度調整剤溶液を得た。
(粘度調整剤溶液2)
イオン交換水 72.5重量部
エチレングリコール 25.0重量部
プロクセルGXL 0.5重量部
ゼータシーガム(伯東(株)製) 2.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、2800rpmで60分間撹拌溶解後、取り出し、粘度調整剤溶液を得た。
(粘度調整剤溶液3)
イオン交換水 70.5重量部
エチレングリコール 25.0重量部
プロクセルGXL 0.5重量部
KIA112(ウエランガム、三唱(株)製) 5.0重量部
上記成分をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmにて30分間撹拌溶解後、取り出し、増粘剤溶液を得た。
(粘度調整剤溶液4)
イオン交換水 73.5重量部
エチレングリコール 25.0重量部
プロクセルGXL 0.5重量部
アルカシーガム(伯東(株)製) 1.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、2800rpmで60分間撹拌溶解後、取り出し、粘度調整剤溶液を得た。
(実施例1)
イオン交換水 18.2重量部
プロピレングリコール 6.0重量部
グリセリン 14.0重量部
ベンゾトリアゾール 0.4重量部
コートサイドS(防黴剤、武田薬品工業(株)製) 0.1重量部
TSA739(消泡剤、シリコーンエマルジョン、GE東芝シリコーン(株)製)
0.1重量部
アミノフォーマーFLDS−L(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウムの25%水溶液、旭化成ケミカルズ(株)製) 18.0重量部
ジョンクリルJ734(スチレン・アクリル系樹脂エマルジョン、ジョンソンポリマー(株)製) 1.0重量部
FUJI SP BLACK 8970(顔料分散体、冨士色素(株)製)
25.0重量部
サルコシネートOHのナトリウム塩の20%水溶液(潤滑剤、オレイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 5.0重量部
ジエタノールアミン(pH調整剤) 0.2重量部
粘度調整剤溶液1 12.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1300rpmで30分間混合撹拌し、取り出した。その後、ろ過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して黒色のボールペン用水性インキを得た。
(実施例2)
イオン交換水 27.2重量部
エチレングリコール 10.0重量部
グリセリン 10.0重量部
ベンゾトリアゾール 0.4重量部
コートサイドS 0.1重量部
TSA739 0.1重量部
アミノフォーマーFLDS−L 5.0重量部
ジョンクリル450(スチレン・アクリル系樹脂エマルジョン、ジョンソンポリマー(株)製) 2.0重量部
FUJI SP RED 5653(顔料分散体、冨士色素(株)製)
25.0重量部
フォスファノールRB410のナトリウム塩の20%水溶液(潤滑剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、東邦化学(株)製) 5.0重量部
ジエタノールアミン 0.2重量部
粘度調整剤溶液2 15.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで60分間攪拌後、取り出した。その後、ろ過を行い、実施例1と同様に脱泡して赤色のボールペン用水性インキを得た。
(実施例3)
イオン交換水 26.2重量部
プロピレングリコール 10.0重量部
グリセリン 10.0重量部
ベンゾトリアゾール 0.4重量部
コートサイドS 0.1重量部
TSA739 0.1重量部
アミノフォーマーFLMS−P1のナトリウム塩の20%水溶液(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸モノナトリウム、旭化成ケミカルズ(株)製) 10.0重量部
ジョンクリルJ775(スチレン・アクリル系樹脂エマルジョン、ジョンソンポリマー(株)製) 5.0重量部
FUJI SP BLUE 6474(顔料分散体、冨士色素(株)製)
18.0重量部
FUJI SP VIOLET 9602(顔料分散体、冨士色素(株)製)
2.0重量部サルコシネートOHのナトリウム塩の20%水溶液(潤滑剤、オレイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 5.0重量部
トリエタノールアミン 1.2重量部
粘度調整剤溶液3 12.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1300rpmで30分間攪拌後、取り出した。その後、ろ過を行い、実施例1と同様に脱泡して青色のボールペン用水性インキを得た。
(実施例4)
イオン交換水 17.2重量部
プロピレングリコール 12.0重量部
グリセリン 15.0重量部
ベンゾトリアゾール 0.4重量部
コートサイドS(防黴剤、武田薬品工業(株)製) 0.1重量部
TSA739(消泡剤、シリコーンエマルジョン、GE東芝シリコーン(株)製)
0.1重量部
アミノフォーマーFLDS−L(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウムの25%水溶液 旭化成ケミカルズ(株)製) 10.0重量部
ジョンクリルJ734(スチレン・アクリル系樹脂エマルジョン、ジョンソンポリマー
(株)製) 1.0重量部
FUJI SP BLACK 8970(顔料分散体、冨士色素(株)製)
25.0重量部
サルコシネートOHのナトリウム塩の20%水溶液(潤滑剤、オレイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 5.0重量部
ジエタノールアミン(pH調整剤) 0.2重量部
粘度調整剤溶液4 14.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、2800rpmで30分間混合撹拌し、取り出した。その後、ろ過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して黒色のボールペン用水性インキを得た。
(実施例5)
イオン交換水 57.1重量部
プロピレングリコール 10.0重量部
グリセリン 10.0重量部
ベンゾトリアゾール 0.4重量部
コートサイドS(防黴剤、武田薬品工業(株)製) 0.1重量部
TSA739(消泡剤、シリコーンエマルジョン、GE東芝シリコーン(株)製)
0.1重量部
アミノフォーマーFLDS−L(N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ジナトリウムの25%水溶液 旭化成ケミカルズ(株)製) 5.0重量部
Daiwa Blue #1(C.I.アシッド ブルー 9、ダイワ化成(株)製)
2.0重量部
Water Yellow #6C(C.I.アシッド イエロー 42、オリエント化学工業(株)製) 1.8重量部
サルコシネートOHのナトリウム塩の20%水溶液(潤滑剤、オレイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 5.0重量部
トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.5重量部
粘度調整剤溶液4 8.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1300rpmで30分間混合撹拌し、取り出した。その後、ろ過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して緑色のボールペン用水性インキを得た。
(比較例1)
実施例1において、アミノフォーマーFLDS−Lを除き、その分イオン交換水を増やした以外は実施例1と同様になして黒色のボールペン用水性インキを得た。
(比較例2)
実施例2において、アミノフォーマーFLDS−Lを除き、その分イオン交換水を増やした以外は実施例2と同様になして赤色のボールペン用水性インキを得た。
(比較例3)
実施例3において、アミノフォーマーFLMS−P1のナトリウム塩の20%水溶液を除き、その分イオン交換水を増やした以外は実施例3と同様になして青色のボールペン用水性インキを得た。
(比較例4)
実施例4において、アミノフォーマーFLDS−Lを除き、その分イオン交換水を増やした以外は実施例4と同様になして黒色のボールペン用水性インキを得た。
(比較例5)
実施例5において、アミノフォーマーFLDS−Lを除き、その分イオン交換水を増やした以外は実施例5と同様になして緑色のボールペン用水性インキを得た。
実施例1〜5及び比較例1〜5で得たインキ組成物をステンレス製のボールペンチップ(ボール素材:超硬合金、ボール径:0.7mm)からなるぺんてる(株)製ハイブリッド(製品符号K105)のリフィル(インキ収容管材質:ポリプロピレン)に約0.8g充填し、インキ界面に上記K105に使用されている逆流防止体組成物を層状に配置した後に、ペン先が外側を向くように遠心処理を施し脱泡して、試験用ボールペンを作成した。
(初筆カスレ試験)
作成した試験用ボールペンを直線で150mm筆記した後、キャップをしないで横向きで1日及び7日放置する。1日後及び7日後、同様に筆記し、書き出しからの筆跡状態を確認し、インキのないカスレた長さを測定する。

Claims (1)

  1. 着色剤と、粘度調整剤と、水溶性有機溶剤と、水と、N−脂肪酸アシル−L−アスパラギン酸塩とを少なくとも含有するボールペン用水性インキ組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4011991A1 (de) * 2020-12-10 2022-06-15 Clariant International Ltd Fettsäureamide von aminodicarbonsäuren und deren salzen als dispergiermittel für pigmentpräparationen

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