JP2009007158A - 容器分岐装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給ガイド4から揺動ガイド8内に導入された容器Bが揺動ガイド8内でふらつくことなく、安定して搬送されるようにする。
【解決手段】容器Bを直立した状態で搬送する搬送コンベヤ2と、この搬送コンベヤ2上に配置され、両側のガイド部材4a、4bによって搬送される容器Bを案内する供給ガイド4と、供給ガイド4の下流側に配置され、上流端の支点6を中心に揺動する揺動ガイド8とを備えており、供給ガイド4の排出部4Bが、搬送コンベヤ2による容器Bの搬送方向(X方向)に対して斜めに配置されるとともに、揺動ガイド8を、揺動ガイド8の中心軸線Nが前記支点6の中心から搬送方向下流へ伸びる線上Lを跨がないように揺動させるようにしており、さらに、揺動ガイド8の中間部に屈曲部8cを設けている。
【選択図】図7

Description

本発明は、一列で搬送されてきた容器を、揺動式のガイドによって多列に振り分ける容器分岐装置に関するものである。
一列で供給されてきた多数の容器を、揺動ガイド内に導入し、この揺動ガイドを揺動させることにより、下流側に配置された複数列の分岐ガイドに振り分ける容器分岐装置は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された発明に係る分岐装置は、以下のように構成されている。すなわち、容器(52)を連続的に搬送するコンベヤ(2)上に、これらの容器(52)を一列の状態に保持して案内する固定ガイド(4)が配置され、この固定ガイド(4)の先端(下流端)に導入ガイド(6)が配置されている。導入ガイド(6)は、連結ピン(14)を支点として下流側が搬送コンベヤ(2)上を左右に揺動できるようになっている。
前記導入ガイド(6)の下流側に移動ガイド(16)が接続されている。この移動ガイド(16)は、導入ガイド(6)寄りの揺動部(18)と、この揺動部(18)の下流側に連結された直進部(19)とから構成されている。移動ガイド(16)の直進部(19)は、振り分け機構(移動ガイドの駆動手段)(20)によって前後左右へ移動可能になっている。揺動部(18)は、直進部(19)のX軸方向(搬送コンベヤ(2)の進行方向)に追従して進退動し、また、直進部(19)のY軸方向(搬送コンベヤ(2)の進行方向に対して左右方向)の移動に伴って、下流端(直進部(19)との連結部)が搬送コンベヤ(2)の進行方向に対して左右に揺動するようになっている。
搬送コンベヤ(2)上の前記振り分け機構(20)の下流側に、振り分けられた容器(52)を受け入れる分岐部(60)が設けられている。この分岐部(60)は、複数の列(分岐レーン)(60a)、(60b)を有しており、一列で搬送されてきた多数の容器(52)を二つのレーン(60a)、(60b)に交互に振り分けるようになっている。
特開2001−139136号公報(第3−5頁、図9)
前記特許文献1に記載された発明の構成では、容器を一列で搬送してくる供給側の固定ガイド(4)は、下流側の排出部が、搬送コンベヤ(2)の搬送方向と平行になるように配置されている。従って、容器(52)は固定ガイド(4)間を、両側から規制されることなくフリーな状態で搬送されてくる。この状態から揺動する導入ガイド(6)内に導入されると、導入ガイド(6)の揺動に伴って左右両側のガイド部材に衝突しながら進行することになるため、容器(52)がふらつき、倒びんや噛み込みが発生するという問題があった。
このような状態を図8により簡単に説明する。搬送コンベヤ102上を搬送される容器Bは、この搬送コンベヤ102の搬送方向(矢印A参照)と平行に配置された供給コンベヤ104の両側ガイド部材104a、104b間を、これら両側のガイド部材104a、104bに規制されることなくフリーな状態で搬送される。供給ガイド104の排出部側に連続して配置された揺動ガイド108は、その上流端106を支点にして下流側が揺動するようになっており、図8(b)に示すように、搬送コンベヤ102の搬送方向Aと平行な状態にあるときには、供給ガイド104に案内されていたときと同様に両側のガイド部材108a、108bに規制されず、フリーな状態で搬送される。
しかしながら、例えば、図8(a)に示すように、揺動ガイド108が搬送コンベヤ102の搬送方向Aに対して左側(図8の上方)に揺動したときには、供給ガイド104a、104b間を直進してきた容器Bは、揺動ガイド108の右側のガイド部材108bに衝突する。すると、その反動で、その容器Bは左側のガイド部材108aに当たり、再び右側のガイド部材108b、左側のガイド部材108aと繰り返し左右のガイド部材108a、108bに衝突しながら前進することになる。また、逆に図8(c)に示すように、揺動ガイド108が搬送コンベヤ102の搬送方向右側に揺動しているときには、供給ガイド104に案内されて直進してきた容器Bは、先ず、揺動ガイド108の左側のガイド部材108aに当たり、続いて、右側、左側、右側と交互に両側のガイド部材108a、108bに衝突しながら前進することになる。従って、前述のように倒びんや噛み込みが発生するという問題が生ずる。
また、特許文献1に記載された発明の揺動ガイド108は、形状が直線である。この発明のような分岐装置の処理能力を向上させようとすると、つまり容器Bの搬送速度を速くしようとすると、揺動ガイド108の振り角度を小さくしなければならない。同じ振り角度のままで搬送速度が速くなると容器Bがふらついて噛み込みや倒びんの原因となってしまう。そのためには振り角度を小さくして、揺動ガイドの長さを長くする必要があり、分岐装置全体が長大化してしまうという問題が発生する。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、供給ガイドから揺動ガイドに導入された容器が、常に片側のガイド部材に沿って流れるようにして、倒びんや噛み込みが発生することを防止することを目的とするものである。
また、揺動ガイドの振り角度を小さくしても、装置全体を長くすることなく、処理能力を向上させることができる容器分岐装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、容器の底面を支持して搬送する搬送コンベヤと、この搬送コンベヤ上に配置され、搬送される容器の両側をガイド部材によって案内する供給ガイドと、この供給ガイドの下流側に連続して配置され、上流端を支点として揺動する揺動ガイドとを備え、前記供給ガイドの排出部から排出され、揺動ガイド内に送り込まれた容器を、揺動ガイドを揺動させることにより、下流側に配置された分岐ガイドに振り分ける容器分岐装置において、前記供給ガイドの排出部を搬送コンベヤの搬送方向に対して斜めに配置するとともに、揺動ガイドを、揺動ガイドの中心軸線が前記支点の中心から搬送方向下流へ伸びる線上を跨がないように揺動させることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記揺動ガイドの途中に屈曲部を設けたことを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記揺動ガイドの屈曲部よりも下流側に、搬送方向に沿って伸縮する伸縮部を設けたことを特徴とするものである。
本発明の容器分岐装置は、供給ガイドの排出部を、搬送コンベヤの搬送方向に対して斜めに配置するとともに、この供給ガイドの出口側に連続して配置された揺動ガイドを、揺動ガイドの中心軸線が前記支点の中心から搬送方向下流へ伸びる線上を跨がないように揺動させるようにしているので、容器が常に同一側のガイド部材に案内されて搬送されるため、安定した搬送が可能になり、搬送中のふらつきによる倒びんや、噛み込み等が発生するおそれがない。また、揺動ガイドの途中に屈曲部を設けているので、揺動ガイドの長さを長くすることなく、処理能力を向上させることができる。
搬送コンベヤ上に載せて搬送する容器を、この搬送コンベヤ上に配置された供給ガイドの両側ガイド部材によって両側から案内して、供給ガイドの下流側に設けた揺動ガイドに導入し、揺動ガイドの揺動によって下流側の分岐ガイドに振り分けるようにしており、特に、供給ガイドの排出部を搬送コンベヤの搬送方向に対して斜めに配置するとともに、揺動ガイドを、揺動ガイドの中心軸線が前記支点の中心から搬送方向下流へ伸びる線上を跨がないように揺動させるようにしたことにより、容器が、揺動ガイドを構成する両側ガイド部材の一方に沿って流れるようになり、搬送中の容器のふらつきを防止するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る容器分岐装置の平面図、図2はその側面図である。この容器分岐装置は、容器B(後に説明する図7参照)を直立させた状態で搬送する搬送コンベヤ2と、この搬送コンベヤ2によって搬送される容器Bを両側のガイド部材4a、4bによって案内する固定の供給ガイド4と、この供給ガイド4の下流側に連続して配置され、上流端の支点6を中心に揺動する揺動ガイド8とを備えている。そして、この揺動ガイド8の下流側に、複数(この実施例では6本)の搬送レーン10a、10b、10c、10d、10e、10fを有する分岐ガイド10が配置されており、前記供給ガイド4および揺動ガイド8に案内されて一列で搬送されてきた容器Bがこの分岐ガイド10の各搬送レーン10a〜10fに、所定本数ずつ振り分けられる。
供給ガイド4は、搬送される容器Bの直径よりもやや広い間隔で配置された両側のガイド部材4a、4bを備えている。両ガイド部材4a、4bは、上下二段のガイドプレート4aa、4ab、4ba、4bb(図2参照)から構成されている。この供給ガイド4は、上流部4Aが搬送コンベヤ2の搬送面の一方の側部側(図1の上方側)に、この搬送コンベヤ2の搬送方向と平行して配置されている。また、下流側の排出部4Bは、前記搬送コンベヤ2の搬送方向に対して斜めに配置されている。この供給ガイド4の排出部4Bの容器出口は、搬送コンベヤ2の中央部よりも、前記上流部4Aの配置されている側部側に近い位置に開口している。
供給ガイド4の下流側の排出部4Bに連続して揺動ガイド8が配置されている。この揺動ガイド8は、前記供給ガイド4と同様に、搬送される容器Bの直径よりもやや広い間隔で配置された両側ガイド部材8a、8bを備えている。揺動ガイド8の各ガイド部材8a、8bは、搬送コンベヤ2の上方に配置された取付部材12A、12Bに、複数の縦方向ブラケット14を介して吊り下げられた上下2本の平行なガイドバー8aa、8ab、8ba、8bbを備えている。前記取付部材12Aの上流端は、支持台16上に配置された支点ピン6によって回転自在に支持されており、この支点ピン6を中心に下流側が所定角度揺動できるようになっている。揺動ガイド8は、そのほぼ中央部8cでく字状に折り曲げられており、上流部8Aに対して下流部8B側が、前記供給ガイド4の上流部4Aが配置されている方向(図1の上方側)を向けられている。この中央の屈曲部8cは、容器Bがスムーズに流れるように湾曲した形状を有している。揺動ガイド8はその長さが長いので、中間の屈曲部8cに、中折れを防ぐ目的でローラ20が設けられており、支持台22上に移動可能に支持されている。
前記揺動ガイド8の下流部8Bに、一部をオーバーラップさせて伸縮部24が設けられている。この伸縮部24は、揺動ガイド8の両側ガイド部材8a、8bとほぼ同じ間隔で配置された両側ガイド部材24a、24bを備えている。さらに、これら両側ガイド部材24a、24bの下流端に、搬送コンベヤ2の搬送方向と平行に配置された直線部26が連結されている。この直線部26も、前記各ガイド部材8a、8b、24a、24bと同様の間隔で配置された両側のプレート部26a、26bを備えている。
伸縮部24の下流端に連結された直線部26が、後に説明する可動スタンド28とともに搬送コンベヤ2の搬送方向(以下、この方向をX方向と呼ぶ)に向かって進退動するとともに、この可動スタンド28に対して相対移動して、搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向(以下、この方向をY方向と呼ぶ)に往復動するようになっており、前記X方向の進退動により伸縮部24が伸縮し、Y方向の往復動により前記直線部26が分岐部10の各搬送レーン10a〜10fの前方を順次移動する。
前記可動スタンド28の上方に、この可動スタンド28とともにX方向に進退動し、かつ、Y方向に移動可能な移動プレート30が連結されている(図3および図4参照)。伸縮部24の両側ガイド部材24a、24bは、前記移動プレート30上に固定された支点軸32に回転可能に支持された取付部材34に、複数の縦方向ブラケット36を介して吊り下げられている。各ガイド部材24a、24bは、それぞれ、上下3本の平行なガイドバー24aa、24ab、24ac、24ba、24bb、24bcを備えている。これらガイドバー24aa、24ab、24ac、24ba、24bb、24bcは、揺動ガイド8の下流部のガイドバー8aa、8ab、8ba、8bbと上下に接する状態で配置されており、揺動ガイド8のガイドバー8aa、8ab、8ba、8bbに沿って揺動ガイド8の下流部8Bの延長線上を進退動する。
直線部26の両側プレート部26a、26bは、前記伸縮部24の両側ガイド部材24a、24bのガイドバー24aa、24ab、24ac、24ba、24bb、24bcに連結ピン29(図1参照)を介して連結されており、この連結ピン29を中心に相対的に回動することができる。このプレート部26a、26bは、前記移動プレート30を介して可動スタンド28に連結されており、X方向には可動スタンド28と一体的に進退動し、Y方向には、移動プレート30とともに可動スタンド28に対し相対的に往復動できるようになっている。
前記直線部26は、縦方向の連結部材40を介して前記移動プレート30に結合されている(図4参照)。また、可動スタンド28の上面には、搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)と直交する方向(Y方向)を向けた2本のレール42が取り付けられており、前記移動プレート30の下面に固定した2個のスライダ44がこれら2本のレール42にそれぞれ係合している。従って、伸縮部24の下流端に連結された直線部26は、可動スタンド28が搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)に移動すると、前記レール42および移動プレート30のスライダ44を介して可動スタンド28と一体的にX方向に移動し、また、後に説明するように移動プレート30が可動スタンド28上を搬送コンベヤの搬送方向と直交する方向(Y方向)に移動すると、移動プレート30のスライダ44が可動スタンド28上のY方向のレール42に沿って移動するので、直線部30は水平な移動プレート30とともに、可動スタンド28に対して左右方向(Y方向)に移動する。
次に、可動スタンド28をX方向およびY方向に移動させる構成について説明する。図5および図6に示すように、搬送コンベヤ2の搬送面2aの下方に、ベース46上に配置された上面が長方形のフレーム48が、その長手方向を搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)に向けて設置されている。このフレーム48の両側部48a、48b上に、搬送コンベヤ2の搬送方向と平行なレール50、52が設置されている。これら両側のレール50、52を横断して可動スタンド28が設置されている。可動スタンド28の一方(図5の下方)の脚部に一対のスライダ54が固定されており、前記一方のレール52に係合し、レール52に沿って搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)に向かって進退動する。この可動スタンド28の他方(図5の上方)の脚部には一対のローラ56が取り付けられており、可動ヘッド28の移動時にはこれらのローラ56がレール50上を移動する。
搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)に向けて平行に配置された両側のレール50、52の中間に、可動スタンド28を搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)に進退動させる駆動機構が設けられている。この実施例では、長方形フレーム48上の上流側(図5および図6の左方)と下流側(同図の右方)にそれぞれ配置されたプーリ58、60と、中央部の下方側に配置された一対のプーリ62、64と、これら下方側のプーリ62、64の中間の下方に設置されたモータ(X方向駆動モータ)66の駆動軸に固定されているプーリ68とに掛け回されたベルト70に、前記可動スタンド28の下面が連結されている。前記X方向駆動モータ66の駆動により、前記ベルト70を往復走行させることにより、可動スタンド28をX方向に進退動させることができる。可動スタンド28がX方向に進退動すると、この可動スタンド28に移動プレート30を介して連結されている直線部26がX方向に進退動し、さらに、直線部26の両側プレート26a、26bに連結ピン29を介して連結されている伸縮部24の両側ガイド部材24a、24bが、X方向に進退動する。
また、伸縮部24の先端(下流端)に連結された直線部26をY方向に往復動させる機構は、図3および図4に示すように、搬送コンベヤ2の搬送面2aよりも上方に設置された長方形のフレーム72上に設置されている。この上方の長方形フレーム72も、前記搬送コンベヤ2の下方に設置された長方形フレーム48と同様に、その長手方向を搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)に向けて設置されている。
搬送コンベヤ2の搬送面2aの上方に設置された長方形フレーム72上の下流端(図3および図4の右端)寄りに、搬送方向と直交する方向(Y方向)のレール74が設置されている。また、上流端(同図の左端)に、上下のローラ76を支持する支持プレート78が、前記上流側のY方向レール74と平行に取り付けられている。搬送コンベヤ2の搬送面2aよりも上方に設置された長方形フレーム72の、上流端寄りと下流端に設けられたレール74および支持プレート78の間に渡って、搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)を向いた長い取付プレート80が配置されている。この取付プレート80の下流側の端部(レール74側の端部)には、スライダ82が取り付けられており、前記レール74に係合してレール74上をY方向に移動できるようになっている。一方、取付プレート80の上流側端部には、上下一対のローラ76が2組設けられており、各上下ローラ76が前記支持プレート78を上下から挟んでいる。従って、取付プレート80の下流端のスライダ82がレール74上を移動する際に、取付プレート80の他端(上流側の端部)は、ローラ76が支持プレート78に案内されて移動する。
前記取付プレート80の上面にX方向に延びるレール84が取り付けられている。このX方向レール84には、スライダ86が係合しており、このスライダ86がレール84に沿ってX方向に移動できるようになっている。このスライダ86には、前記直線部26が連結されている水平な移動プレート30が縦方向のブラケット88を介して連結されている。従って、取付プレート80がY方向に移動すると、スライダ86およびブラケット88を介して水平な移動プレート30がY方向に移動し、さらに、移動プレート30に連結部材40を介して連結されている直線部26がY方向に移動する。また、可動スタンド28とともに前記直線部26がX方向に移動する際には、前記スライダ86がレール84に沿って移動することによりガイドされる。
搬送面2aの上方側に配置された長方形フレーム72の一方の側部(図3の下方の側部72b)寄りの、下流側端部にY方向駆動モータ90が設置され、このY方向駆動モータ90に、X方向に延びる駆動軸92が接続されて回転駆動される。この駆動軸92の、前記Y方向レール74が設けられている位置と、上流端寄りの位置とに、それぞれ駆動プーリ94A、94Bが取り付けられている。また、長方形フレーム72の他方の側部(図3の上方の側部72a)の、前記各駆動プーリ94A、94Bに対応する位置にそれぞれ従動プーリ96A、96Bが配置されている。Y方向レール74の両側に配置された2つのプーリ(駆動プーリ94A、従動プーリ96A)と、上流寄りに配置された2つのプーリ(駆動プーリ94B、従動プーリ96B)に、それぞれベルト98A、98Bが掛け回され、Y方向駆動モータ90の駆動により駆動軸92が回転すると、両ベルト98A、98Bが、Y方向に走行する。そして、Y方向のレール74上に配置されたベルト98Aに、前記取付プレート80に固定されたスライダ82が連結され、他方のベルト98Bに取付プレート80の他端が連結されており、両ベルト98A、98Bが同時に同方向に走行することにより、取付プレート80がY方向に移動する。
揺動ガイド8および伸縮部24の下流側に配置されている分岐ガイド10は、この実施例では、ガイド部材によって仕切られた6列の搬送レーン10a、10b、10c、10d、10e、10fを有しており、前記揺動ガイド8の揺動に伴って、伸縮部24の下流端に設けられた直線部26から排出された容器Bが、所定本数ずつ各搬送レーン10a、10b、10c、10d、10e、10fに順次振り分けられて送り込まれる。
以上の構成に係る容器分岐装置の作動について、前記図1〜図6および供給ガイド4から揺動ガイド8へ容器Bの受け渡しを行う受渡部の動作を示す図7(a)、(b)、(c)により説明する。この容器分岐装置の運転開始時には、X方向駆動モータ66の駆動により、揺動ガイド8の下流側に接続されている伸縮部24を最も収縮させた状態にするとともに、伸縮部24の先端(下流端)の直線部26を、Y方向駆動モータ90によって最初に分岐させるレーン(この実施例では第1搬送レーン10a)上に位置させておく(図1の上方に位置している揺動ガイド8および伸縮部24参照)。この状態から搬送コンベヤ2を駆動して容器Bの搬送を開始する。
搬送コンベヤ2によって搬送されてくる容器Bは、この搬送コンベヤ2上に配置された供給ガイド4の両側ガイド部材4a、4bに案内されて一列で前進する。供給ガイド4は、上流部4Aが搬送コンベヤ2の一方の側部(図1の上方の側部)側に、搬送コンベヤ2の搬送方向(X方向)と平行して配置されており、この上流部4Aに続く排出部4Bは、前記側部側から搬送コンベヤ2の中央部方向に向けて斜めに配置されている。従って、搬送コンベヤ2に底部を支持されて搬送されている容器Bは、搬送方向(X方向)に前進しようとしているにもかかわらず、供給ガイド4によって強制的に方向を変えられるので、供給ガイド4の両側ガイド部材4a、4bのうち、図1の上方に位置するガイド部材4aに案内されながら斜め方向に前進する(図7(a)、(b)、(c)参照)。
供給ガイド4の排出部4b先端の容器出口から排出された容器Bは、供給ガイド4に連続して配置されている揺動ガイド8の両ガイド部材8a、8b間に導入される。揺動ガイド8は、その中心軸線N(図7(c)に記載した符号参照)が、前記支点6の中心から搬送方向下流へ伸びる線Lを跨がないように揺動させるようにしており、供給コンベヤ4の一方のガイド部材4aのみに案内されてきた容器Bは、揺動ガイド8に受け渡された後も、同じ側(図1および図7の上方側)のガイド部材8aのみに案内されて搬送される。なお、図7に示す実施例では、揺動ガイド8の中心軸線Nが供給ガイド4の排出部4Bの延長線Mを越えない範囲で揺動させるようにしている(図7(b)、(c)参照)。このように、揺動ガイド8の上流部8Aでは、容器Bが図1の上方に位置するガイド部材8aのみに案内されて搬送されるので、従来の構成のように搬送中の容器Bがふらついて両側のガイド部材8a、8bに当たりながら前進することはなく、安定して搬送することができ、倒びんや噛み込み等のトラブルが発生するおそれがない。
揺動ガイド8内に導入された容器Bは、揺動ガイド8の上流部8Aから屈曲部8cを通過して下流部8Bに入り両側ガイド部材8a、8b間を搬送される。屈曲部8cは湾曲形状をしており、容器Bはこの屈曲部8cをスムーズに通過して上流部8Aから下流部8Bに移動する。伸縮部24は後退して揺動ガイド8の下流部8Bにオーバーラップした状態になっており、容器Bはこの伸縮部24を通過して直線部26に入る。このようにして揺動ガイド8からその下流側の伸縮部24に送られた容器Bは、伸縮部24先端に連結された直線部26の、X方向の進退動およびY方向の往復動により、分岐ガイド10の各搬送レーン10a〜10fに所定個数ずつ振り分けて送り込む。この実施例では、揺動ガイド8をく字状に折り曲げてあるので、揺動ガイド8の揺動する方向が、前記供給ガイド4の排出部4Bの延長線上から、搬送コンベヤ2の搬送方向に対する傾斜角が大きくなる方向だけであっても、前記直線部26を、搬送コンベヤ2上に均等に配置されている分岐ガイド10の各搬送レーン10a〜10fに対向させることが可能である。
直線部26をX方向に前進させて分岐ガイド10のいずれかの搬送レーン10a〜10fに接近させる際には、図6に示すX方向駆動モータ66を駆動して、プーリ58、60、62、64、68に掛け回されているベルト70の、可動スタンド28が取り付けられている上面側を、図5および図6の右方向に走行させる。可動スタンド28が各図の右方向に移動すると、可動スタンド28の上方に配置された移動プレート30が、その下面に取り付けられているスライダ44と可動スタンド28の上面に固定されている2本のY方向のレール42との係合により、可動スタンド28と一体的にX方向に移動し、この移動プレート30に連結部材40を介して連結されている直線部26が一体的にX方向に前進する。このとき、移動プレート30の上面に縦方向のブラケット88を介して取り付けられているスライダ86が、取付プレート80上のX方向のレール84に係合しているので、このX方向のレール84に案内される。
また、揺動ガイド8および伸縮部24を一つの搬送レーン10a〜10fから他の搬送レーン10a〜10fに移動(Y方向の移動)させる場合には、上方の長方形フレーム72上に固定されているY方向駆動モータ90を駆動して、駆動軸92を回転させ、この駆動軸92に取り付けられている2個の駆動プーリ94A、94Bおよび逆側に配置されている2個の従動プーリ96A、96Bに掛け回されている2本のベルト98A、98Bを走行させる。これらベルト98A、98B間には、X方向の取付プレート80が連結されている。この取付プレート80は、その一端に設けたスライダ82がX方向のレール74に係合し、他端の2箇所のローラ76が支持プレート78を上下から挟持しており、取付プレート80が両端をレール74と支持プレート78に案内されてY方向に移動する。この取付プレート80がY方向に移動すると縦方向のブラケット88を介して連結されている移動プレート30が、さらに、移動プレート30に連結部材40を介して連結されている直線部26がY方向に移動する。この移動時には、移動プレート30の下面に固定されたスライダ44が可動スタンド28の上面に固定されたY方向のレール42に沿って移動することにより、可動スタンド28に対して相対移動することが可能になっている。
なお、前記伸縮部24の先端に連結された直線部26をX方向に進退動させ、また、Y方向に横移動させる際の、動作のタイミング、動作順序等の制御は、例えば、前記特許文献1に開示された制御装置等により行うことができる。
容器分岐装置の平面図である。(実施例1) 容器分岐装置の側面図である。 容器分岐装置の揺動ガイドを揺動させる機構を示す平面図である。 容器分岐装置の揺動ガイドを揺動させる機構を示す側面図である。 容器分岐装置の伸縮部を伸縮させる機構を示す平面図である。 容器分岐装置の伸縮部を伸縮させる機構を示す側面図である。 供給ガイドから揺動ガイドへ容器を受け渡す部分での容器の動きを説明する説明図である。 従来の分岐装置での、供給ガイドから揺動ガイドへ容器を受け渡す部分での容器の動きを説明する説明図である。
符号の説明
2 搬送コンベヤ
4 供給ガイド
4a 供給ガイドのガイド部材
4b 供給ガイドのガイド部材
4B 供給ガイドの排出部
6 揺動ガイドの支点
8 揺動ガイド
8c 揺動ガイドの屈曲部
10 分岐ガイド
24 伸縮部

Claims (3)

  1. 容器の底面を支持して搬送する搬送コンベヤと、この搬送コンベヤ上に配置され、搬送される容器の両側をガイド部材によって案内する供給ガイドと、この供給ガイドの下流側に連続して配置され、上流端を支点として揺動する揺動ガイドとを備え、
    前記供給ガイドの排出部から排出され、揺動ガイド内に送り込まれた容器を、揺動ガイドを揺動させることにより、下流側に配置された分岐ガイドに振り分ける容器分岐装置において、
    前記供給ガイドの排出部を搬送コンベヤの搬送方向に対して斜めに配置するとともに、揺動ガイドを、揺動ガイドの中心軸線が前記支点の中心から搬送方向下流へ伸びる線上を跨がないように揺動させることを特徴とする容器分岐装置。
  2. 前記揺動ガイドの途中に屈曲部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器分岐装置。
  3. 前記揺動ガイドの屈曲部よりも下流側に、搬送方向に沿って伸縮する伸縮部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の容器分岐装置。
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