JP6678877B2 - 搬送装置 - Google Patents

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達也 稲村
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隆 植村
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薫 梶原
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Description

この発明は、本体と次の工程の間に設けられた中継手段との間で搬送物を円滑に受け渡す搬送装置に関する。
この種のものとして、特許文献1に記載された搬送装置が知られている。
この搬送装置は、図6に示すように、搬送手段としての本体1と、他の工程へ中継する中継手段としての板部材2とを備えている。
上記本体1は、一対の伝動回転体3にネットコンベアベルト4が掛け渡され、上記伝動回転体3を回転させて、上記ネットコンベアベルト4に載せられた搬送物Sを搬送方向5に搬送するものである。
また、この本体1の搬送方向5の下流側には、上記板部材2が搬送物Sを他の工程へ中継するために設けられている。そして、この板部材2は、上記ネットコンベアベルト4の搬送面4aとほぼ同じ高さに設けられている。
上記本体1と板部材2との間には、上記ネットコンベアベルト4の可動を妨げないように、所定の間隔6が設けられている。
上記搬送装置では、搬送物Sを直立させた姿勢のまま、次の工程に送り出すために、本体1の走行速度と同期させた頭押え装置7が、上記本体1の搬送方向5の下流側における上方に設けられている。
この頭押え装置7は、図示しない動力源に接続された一対の回転体7a,7bに、無端ベルト7cを掛け渡して構成される。このような頭押え装置7は、搬送されてきた搬送物Sの頭部を押えながら無端ベルト7cを走行させる。
この頭押え装置7の下流端は、上記板部材2の手前に位置するように配置されており、搬送物Sが上記板部材2の手前で頭押え装置7から離れるようにしている。
もし、上記頭押え装置7が、上記板部材2よりも少しでも搬送方向5の前方に飛び出していると、上記本体1を通過した搬送物Sの頭だけが、頭押え装置7に押えられることになるので、この搬送物Sが前のめりになって倒れてしまう。
なお、本体1の終端と、搬送物Sを離す頭押え装置7の終端とを完全に一致させることは、部品の寸法誤差や組み付け誤差等を考慮するとほとんど不可能なので、安全を見込んで上記頭押え装置7の終端が上記本体1の終端よりも搬送方向5の後方に位置させている。
そして、上記頭押え装置7から離れた搬送物Sは、後続の搬送物Sに押し出されて中継手段である板部材2に送られる。
一方、除水装置や除塵装置にも上記した搬送装置が用いられる。例えば、除水装置は、水洗いをした搬送物Sの搬送過程で圧縮エアを吹き付けて、水滴を吹き飛ばすものである。
このような除水装置では、搬送過程における搬送物Sの全面に圧縮エアを吹き付けるため、搬送経路の上方、側方及び下方にエアノズルを設けている。
上記ネットコンベアベルト4の下方にもエアノズルを設けるため、上記除水装置では、網目の粗いネットコンベアベルト4が用いられ、上記下方に設けたエアノズルからの圧縮エアが、搬送物Sの底側にまんべんなく吹き付けられるようにしている。
この網目の粗いネットコンベアベルト4を示したのが図7である。
図7に示したネットコンベアベルト4は、ある程度の高い張力を有するとともに、ネットの伸びが少ないタイプで、搬送物Sの重さや圧縮エアの風圧にも耐えられるようにしているが、その具体的な構成は次のとおりである。
上記ネットコンベアベルト4は、扁平ならせん状に折り曲げた複数本の線材9を、上記搬送方向5に並べるとともに、これら隣り合う線材9の折返し部9aに連結棒8を串刺し状に貫通させて、各線材9を連結している。そして、上記連結棒8の両端を図示していないローラチェーンに固定している。
上記のようにしたネットコンベアベルト4は、折返し部9aを挟んで表側と裏側との間や連結棒8と折返し部9aとの間に段差ができるので、ネットコンベアベルト4に載せた搬送物Sが多少不安定になる傾向はあるが、網目を粗くできるので、ネットコンベアベルト4の下方に設けたエアノズルからの圧縮エアを、搬送物Sの底側にまんべんなく吹き付ける機能が優先されている。
特開2004−323210号公報 特開平10−250816号公報
従来の搬送装置では、中継手段である板部材2の手前で搬送物Sが頭押え装置7から離れてしまうので、頭押え装置7から離れたのちは、搬送物Sにわずかでも衝撃が作用すると、それが倒れてしまうという問題があった。
特に、ネットコンベアベルト4を用いた場合には、本体1から上記板部材2に乗り移る際に、搬送物Sが転倒しやすい場合があった。
例えば、ネットコンベアベルト4は、上記伝動回転体3の曲面に差し掛かったとき、線材8の折返し部9aが上方に突き出したりして搬送面4aに段差が生じてしまう。特に、除水装置等における上記ネットコンベアベルト4は、それに載せた搬送物Sの不安定さはある程度容認せざるを得ないが、上記のように伝動回転体3の近辺では、上記段差の影響もあってその不安定さがさらに顕著になる。
このような状況の中で、上記板部材2の手前で搬送物Sが上記頭押え装置7から離れてしまえば、上記搬送物Sはますます不安定な状態に置かれることになり、搬送時のちょっとした振動等でも転倒してしまう。
もし、搬送過程で搬送物Sが倒れると、それに連続して後続の搬送物Sも倒れてしまうので、場合によっては、生産ラインを止めなければならないという大きなトラブルにまで発展することもあった。
いずれにしても、従来の搬送装置は、ネットコンベアベルト4を用いなければならない除水装置には利用できないというように用途が限定される問題があった。
また、ネットコンベアベルト4は、伝動回転体3に沿って走行する際に、折返し部9aが最大回転軌跡を描くことになる。したがって、中継手段となる板部材2はこの最大回転軌跡よりも離さなければならないが、その分、上記板部材2と上記本体1との間に大きな間隔6ができてしまう。
上記板部材2の手前で、搬送物Sが頭押え装置7から離れてしまえば、上記搬送物Sが大きな間隔6に落ち込むか、あるいはそれにつまずいて倒れてしまう。
このような理由からも、従来の搬送装置を、ネットコンベアベルト4を用いた除水装置や除塵装置に用いることができないというように用途が限定される問題があった。
また、頭押え装置7は、本体1の走行速度と同期させなければならないために、装置全体が複雑になり、それがコストアップの要因になるという問題もあった。
なお、圧縮エアを吹き付けてゴミを吹き飛ばす除塵装置にも上記搬送装置が用いられるが、この除塵装置でもネットコンベアベルト4が用いられる。したがって、除塵装置においても、上記除水装置と同様の問題があった。
この発明の目的は、除水装置や除塵装置のように網目の粗いネットコンベアベルトを用いた場合にも、上記搬送物が転倒することを防止する搬送装置を提供することである。
第1の発明は、一対の伝動回転体に無端搬送帯を掛け渡すとともに筒状の搬送物を搬送する本体と、この本体と次の工程との間に設けられた中継手段とが設けられた搬送装置を前提としている。そして、上記本体の搬送方向下流側における一方の伝動回転体の上方に傾き抑制手段が設けられるとともに、この傾き抑制手段は搬送方向に静止状態を保ち、かつ非駆動に設けられている。
また、上記傾き抑制手段は、上記本体の搬送方向に整列するとともに、その軸が上記搬送方向に直交するように設けられた搬送方向に整列した複数のローラからなり、上記無端搬送帯上の搬送物の頭部と上記傾き抑制手段のローラとの間隔は、上記搬送物の高さに対応させるとともに、上記搬送物の頭部と上記ローラとの間に隙間を維持している。
そして、上記搬送物が傾いたとき当該搬送物の頭部が上記ローラに接触して当該搬送物の傾きが抑制される一方、上記搬送物の搬送方向先端が上記本体と上記中継手段との間隔を越えて少なくとも上記中継手段の始端に達するまでの間、上記傾き抑制手段のローラがこの搬送物の傾きを抑制するようにしている。
なお、上記の傾きを抑制するとは、搬送物がある程度傾いたときに、上記傾き抑制手段が初めて搬送物の上部と接触してそれ以上傾かないようにすることである
また、この発明で筒状の搬送物とは、缶のような円筒状の容器や、ビンやペットボトルのような円錐状の容器、角筒状の容器が含まれる。そして、筒状の搬送物は、缶やビンのように重心の高いものだけでなく、ゼリーの容器など、重心の低い搬送物も含まれる。
そして、中継手段には、コロや固定された棒又は板などの部材を用いることができる。さらに、中継手段は、動力機構を用いたものを利用しても良い。
第2の発明は、上記傾き抑制手段が、複数のローラからなり、これらローラが上記本体の搬送方向に整列するとともに、これらローラの軸が上記搬送方向に直交するように設けられている。
第3の発明は、上記中継手段が複数のコロを備えたコロコンベアから構成されている。これらコロが上記本体の搬送方向に整列するとともに、これらコロの軸が上記搬送方向に直交するように設けられている。そして、上記コロコンベアが次の工程に向かって斜め下方に連続するように設置されている。
また、上記傾き抑制手段は、搬送物の搬送方向先端が複数のコロに達するまでの間、搬送物の傾きを抑制するようにしている。
第1の発明によれば、傾き抑制手段は、搬送物の搬送方向先端が上記間隔を越えて少なくとも上記中継手段の始端に達するまでの間、搬送物の傾きを抑制しているので、例えば、無端搬送帯にネットコンベアベルトを用いた場合であっても、本体から中継手段に乗り移る際に搬送物が転倒するようなことがない。
上記のように、搬送過程で搬送物が転倒することがなくなったので、搬送物が転倒して生産ラインを止めるなどの大きなトラブルが回避される。
また、無端搬送帯にネットコンベアベルトを用いて、そのネットコンベアベルトと中継手段との間に大きな間隔が形成された場合であっても、搬送物がその間隔を越えるまで、傾き抑制手段で搬送物の傾きを抑制するようにしているので、搬送物が大きな間隔に落ち込むか、あるいはそれにつまずいて倒れてしまうことがない。
さらに、上記傾き抑制手段は、従来のように本体と走行速度を同期させる必要がないので、装置全体が簡単になる。また、傾き抑制手段には動力も必要ないので、コストが大幅に軽減される。
さらに、傾き抑制手段に回転自在なローラを用いたので、上記搬送物とローラとが接触したとしても、その接触部分が搬送方向にスムーズに移動する。このように接触部分がスムーズに移動するので、本体の搬送速度に対して搬送物の頭部の移動速度が遅くなったりしない。もし、上記接触部分がスムーズに移動せず、本体の搬送速度に対して搬送物の頭部の移動速度が遅くなれば、搬送物は仰向けに倒れてしまう。
しかし、この発明では、傾き抑制手段に回転自在なローラを用いたので、搬送物が仰向けに倒れるようなことはない。
の発明によれば、上記傾き抑制手段は、搬送物の搬送方向先端が複数のコロに達するまでの間、搬送物の傾きを抑制するようにしているので、コロとコロとの間で搬送物がつまずいて転倒することがない。
搬送装置を示した概略図である。 搬送装置を搭載する除水装置を示した斜視図である。 傾き抑制手段に係る構成のみを示した斜視図である。 傾き抑制手段に係る構成を下からみた拡大底面図である。 傾き抑制手段を取り付けた装置を搬送方向の下流側からみた拡大側面図である。 従来の搬送装置を示した概略図である。 従来の搬送装置で用いたネットコンベアベルトを示した拡大平面図である。
図1〜5は、この発明の搬送装置を除水装置に搭載した実施形態を示すものである。このような除水装置は、プラントの機械と機械との間に、後から組み込まれる場合が多く、次の工程へ搬送物Sを円滑に引き渡すことが求められている。
この実施形態では、図1に示すように、除水装置の基台10に、この発明の搬送装置の本体1を搭載するとともに、この本体1は、図7に示した従来と全く同一のネットコンベアベルト4を用いている。すなわち、この発明の無端搬送帯であるネットコンベアベルト4を一対の伝動回転体3,3’に掛け渡し、図示しない動力源によって上記伝動回転体3,3’を回転させて、ネットコンベアベルト4の搬送面4aに載せられた搬送物Sを搬送方向5へ搬送するようにしている。
そして、上記ネットコンベアベルト4にも、上記伝動回転体3の曲面に沿ったとき、線材8の折返し部9aが上方に突き出したりして搬送面4aに段差が生じたり、伝動回転体3の近辺では、上記段差の影響もあってその不安定さがさらに顕著になるという問題を抱えている。
なお、上記ネットコンベアベルト4の構成は、従来の構成と同一なので、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように、除水装置の基台10には、上記したように搬送装置の本体1が搭載されるが、この基台10には、ネットコンベアベルト4の搬送面4aの下方に第1噴射ユニット11が設けられるとともに、この第1噴射ユニット11に対向する位置に第2噴射ユニット12が設けられている。
上記第1噴射ユニット11には、図示しない複数の下側ノズルが備えられており、これら下側ノズルが、搬送される搬送物Sの底面に向かって、圧縮エアを吹き付けるようにしている。
また、上記基台10には、上記第1噴射ユニット11に対向する位置に、基台10に対して開閉可能にした第2噴射ユニット12が設けられている。
上記第2噴射ユニット12は、それを基台10に対して閉じたとき、上記本体1の搬送面4aと第2噴射ユニット12の天井面13とが対向するようにしている。そして、この天井面13には、上記基台10の上方から下方に向かって圧縮エアを噴射する複数の上側ノズル14が設けられている。
上記第1噴射ユニット11に設けられた下側ノズルと第2噴射ユニット12に設けられた上側ノズル14とは上下において対向するとともに、第1噴射ユニット11と第2噴射ユニット12との対向間隔を、除水処理を施す処理エリアDとしている。
また、上記第2噴射ユニット12の上記天井面13には上側ノズル14とは別の横方向ノズル15が設けられている。
この横方向ノズル15は、上記処理エリアDを通過する搬送物Sを挟むように取り付けられている。
なお、上記第1噴射ユニット11及び上記第2噴射ユニット12では、開口を搬送物Sに直接向ける直射ノズルと、圧縮エアが供給されたとき開口を自動的に回転させる旋回ノズルとが使用されている。これら直射ノズルと旋回ノズルとは、除水処理目的にあわせて自由に組み合わされる。
さらに、搬送装置の本体1で搬送される搬送物Sは、上記処理エリアDで除水された後、この処理エリアDの下流に連続する誘導エリアGに搬送されるようにしている。
なお、この誘導エリアGとは、ネットコンベアベルト4の下流側であって、上記処理エリアDと、後述するこの発明の中継手段であるコロコンベア16との間に設けられるエリアである。
この誘導エリアGの下流端には、搬送物Sを次の工程に引き渡す中継手段としての複数のコロからなるコロコンベア16が設けられている。このコロコンベア16は、図1に示すように、ネットコンベアベルト4の搬送方向5に連続するとともに、次の工程に向かって斜め下方に傾斜して設けられている。
上記コロコンベア16を次の工程に向かって斜め下方に傾斜させたので、上記搬送物Sがコロコンベア16に乗り移ったとき、上記搬送物Sはその自重によって、次の工程へ自動的に送り出される。
そして、この実施形態では、ネットベルトコンベア4を用いたので、上記コロコンベア16はこの最大回転軌跡よりも離して設置しなければならない。その分、上記コロコンベア16とネットコンベアベルト4との間には大きな間隔6ができてしまう。
このように大きな間隔6ができるので、上記ネットコンベアベルト4で搬送されてきた搬送物Sは、上記大きな間隔6に落ち込むか、あるいはそれにつまずいて倒れてしまう。しかし、この実施形態では、次に説明する傾き抑制手段Rを設けたので、搬送物Sが倒れることなく、スムーズに搬送されるようになる。
図1に示すように、搬送装置の本体1における搬送方向5の下流側であって一方の伝動回転体3の上方には、搬送物Sの傾きを抑制する傾き抑制手段Rが設けられている。
上記傾き抑制手段Rは、図3に示すように、保持部材18に設けた複数のローラ17からなる。そして、上記保持部材18は、天井板18bの両側に対向片18a,18aを設けるとともに、これら対向片18a,18a間に上記複数のローラ17を回転自在にかけ渡してなる。
このようにした傾き抑制手段Rは、上記したように本体1の搬送方向5の下流側における一方の伝動回転体3の上方に設けられるが、この傾き抑制手段Rを支持する支持機構Hの構成は次のとおりである。
除水装置の基台10であって、ネットベルトコンベア4の搬送面4aよりも側方に、一対の支持片19a,19aを固定して起立させるとともに、それら支持片19a,19aを平行にして互いに対向させている。
そして、上記支持片19a,19aの上端には、それらの対向方向に折り曲げられた折曲片19b,19bが設けられている。
上記折曲片19b,19b間には、平面部20aの両側に起立部20b,20bを備えたチャンネル状の前後方向調節部材20が、上記ネットコンベアベルト4の搬送方向5を跨ぐようにして掛け渡されている。
そして、この前後方向調節部材20には、図4に示すように、前後方向の位置を調節するための長孔21,21が上記平面部20aに形成され、これら長孔21,21を貫通するボルト22,22を介して、上記前後方向調節部材20が折曲片19b,19bに固定されている。しかも、これら長孔21,21は、その長軸方向を上記搬送方向5とほぼ平行にしている。
したがって、上記ボルト22,22を緩めて前後方向調節部材20を、長孔21,21に沿って前後に移動することによって、搬送方向5に対する前後方向調節部材20の前後位置を調節できる。
また、上記のようにした前後方向調節部材20のそれぞれの起立部20b,20bの外側面には、上下方向調節プレート23,23が取り付けられている。これら上下方向調節プレート23,23のそれぞれには、図5に示すように、上下方向の位置を調節するための一対の長孔24,24が形成され、これら長孔24,24を貫通するボルト25,25を介して、上下方向調節プレート23,23が上記起立部20b,20bに固定されている。しかも、これら長孔24,24は、その長軸方向を上記搬送方向5とほぼ直交する上下方向に向けている。
したがって、上記ボルト25,25を緩めて上下方向調節プレート23,23を、上記起立部20b,20bに沿って上下移動することによって、上下方向調節プレート23,23の上下位置を調節できる。
さらに、上記上下方向調節プレート23,23の下端は、先に説明した保持部材18の天井板18bに固定されている。
したがって、傾き抑制手段Rは、上下方向調節プレート23,23を介して前後方向調節部材20に取り付けられ、この前後方向調節部材20は支持片19aに支持されることになる。
このことからも明らかなように、上記支持片19a、前後方向調節部材20及び上下方向調節プレート23,23が相まって、傾き抑制手段Rの支持機構Hを構成するとともに、前後に移動可能にした前後方向調節部材20及び上下方向調節プレート23,23が相まって、傾き抑制手段Rの位置調節機構を構成する。
上記のように支持機構Hに支持された傾き抑制手段Rは、図1に示すように、複数のローラ17の軸線が、ネットコンベアベルト4の搬送面4aの上方において、その搬送方向5に直交する位置を保って整列されることになる。
このとき、傾き制御手段Rの前後位置及び上下位置は、上記したように長孔21,21及び長孔24,24の範囲内で調節することができる。
上記のようにした傾き抑制手段Rは、その支持機構Hで除水装置の基台10に固定されているので、搬送方向5に静止状態を保つことになる。しかも、この傾き制御手段Rには駆動力がなく、非駆動となる。
そして、上記ローラ17が回転自在に設けられているので、上記搬送物Sとローラ17とが接触したとしても、搬送物Sは搬送方向5にスムーズに移動する。このようにスムーズに移動するので、本体1の搬送速度に対して搬送物Sの頭部の移動速度が遅くなって仰向けに倒れたりしない。
さらに、ローラ17は、搬送物Sに合わせて搬送速度を調整する必要もないので、駆動機構を設ける必要もない。
この実施形態では、上記本体1の搬送過程において上記搬送物Sとローラ17の間には隙間を設けるようにしている。そして、搬送されてきた搬送物Sは、ネットコンベアベルト4が伝動回転体3の曲面に沿う部分で搬送物Sがある程度傾いたときに、傾き抑制手段Rが搬送物Sの頭部に接触するように設けられている。
このように設けられた傾き抑制手段Rは、搬送物Sの搬送方向先端s1が上記間隔6を越えて、コロコンベア16に達するまでの間、搬送物Sの傾きを抑制するようにしている。
なお、上記隙間は、搬送物Sの高さに応じて、上記位置調節機構を用いて調節することができる。
この実施形態によれば、搬送物Sの搬送方向先端s1が上記間隔6を越えて少なくとも上記コロコンベア16の始端に達するまでの間、傾き抑制手段Rが上記搬送物Sの傾きを抑制するので、例えば、網目の粗いネットコンベアベルト4を用いた場合であっても、搬送物Sが本体1からコロコンベア16に乗り移る際に転倒したりしない。
上記のように、搬送過程で搬送物Sが倒れることがないので、生産ラインを止めるなどの大きなトラブルを回避できる。
また、本体1とコロコンベア16との間に大きな間隔6が形成されても、搬送物Sがその間隔6を越えるまで、上記傾き抑制手段Rで搬送物Sの傾きを抑制するようにしているので、搬送物Sが上記大きな間隔6に落ち込むか、あるいはそれにつまずいて倒れてしまうことがない。
さらに、上記傾き抑制手段Rを構成するローラ17は、接触した搬送物Sの搬送速度に応じて自動的に回転するので、特に駆動力を必要としない。もし、傾き抑制手段Rに駆動力を持たせると、その傾き抑制手段Rと本体1との走行速度を機械的に同期させなければならない。そうなると、装置全体が複雑になり、それがコストアップの要因になる。しかし、この実施形態の傾き抑制手段Rは非駆動なので、コストが大幅に軽減される。
なお、この実施形態では、除水装置を用いて説明しているが、その他の用途に使用する搬送装置にも用いることができる。例えば、搬送物Sに付着した塵埃を取り除く除塵装置に用いることができる。
また、この実施形態における複数のローラ17は、それらの軸線を搬送方向5に直交させているが、搬送物Sの搬送方向5に応じて、ローラ17の向きも自由に変えることができる。例えば、搬送物Sをネットコンベアベルト4の搬送面4aを斜行させることもあるが、この場合には上記ローラ17もその斜行に合わせて斜めにすることができる。
そして、この実施形態では、この傾き抑制手段Rは、複数のローラ17を用いて構成しているが、例えば、板状や棒状の部材を用いて構成してもよい。この傾き抑制手段Rは、搬送方向5に静止状態を保ち、かつ非駆動であって、搬送物Sの搬送方向先端s1が上記間隔6を越えて、少なくとも上記中継手段の始端に達するまでの間、搬送物Sの傾きを抑制できれば、どのような形状の部材を用いてもかまわない。
また、この実施形態では、中継手段となるコロコンベア16は、次の工程に向かって斜め下方に連続させて設けられているが、上記コロコンベア16の上面を、ネットコンベアベルト4の搬送面4aとほぼ同じ高さにして水平に設けてもよい。
加えて、コロコンベア16で形成された中継手段の傾斜角度が大きくなる場合には、コロコンベア16を構成するコロとコロとの間につまずいて転倒しやすくなってしまう。
このような場合には、上記搬送物Sの搬送方向先端s1が複数のコロに達するまでの間、搬送物Sの傾きを抑制できるように、傾き抑制手段Rの上記位置調節機構を用いてその前後位置を調節することができる。傾き抑制手段Rの前後位置を調節すれば、上記搬送物Sは、コロとコロとの間を十分に超えた位置でコロコンベア16に渡されるので、搬送物Sがつまずいて転倒することがない。
また、この実施形態では、中継手段に回転可能なコロコンベア16を用いているが、この中継手段には、固定された板や棒などの部材を用いることができる。また、中継手段は、動力機構を用いたものを利用しても良い。
この発明は、搬送手段としての本体から中継手段を介して、搬送物を次の工程に引き渡す際に適用可能である。
S…搬送物、1…本体、3…伝動回転体、4…ネットコンベアベルト、6…間隔、10…基台、11…第1噴射ユニット、12…第2噴射ユニット、16…コロコンベア、17…ローラ、18…保持部材、20…前後方向調節部材、21,24…長孔、22,25…ボルト、23…上下方向調節プレート、R…傾き抑制手段、H…支持機構

Claims (2)

  1. 一対の伝動回転体に無端搬送帯を掛け渡すとともに筒状の搬送物を搬送する本体と、
    この本体と次の工程との間に設けられた中継手段と、
    上記本体の搬送方向下流側における一方の伝動回転体の上方に設けられるとともに、搬送方向に静止状態を保ちかつ非駆動の傾き抑制手段とが備えられ、
    上記傾き抑制手段は、上記本体の搬送方向に整列するとともに、その軸が上記搬送方向に直交するように設けられた複数のローラからなり、
    上記無端搬送帯上の搬送物の頭部と上記傾き抑制手段のローラとの間隔は、上記搬送物の高さに対応させるとともに、
    上記搬送物の頭部と上記ローラとの間に隙間を維持し、上記搬送物が傾いたとき当該搬送物の頭部が上記ローラに接触して当該搬送物の傾きが抑制される一方、
    上記搬送物の搬送方向先端が上記本体と上記中継手段との間隔を越えて少なくとも上記中継手段の始端に達するまでの間、上記傾き抑制手段のローラがこの搬送物の傾きを抑制する構成にした搬送装置。
  2. 上記中継手段は、複数のコロを備えたコロコンベアからなり、これらコロが上記本体の搬送方向に整列するとともに、これらコロの軸が上記搬送方向に直交するように設けられ、
    上記コロコンベアが次の工程に向かって斜め下方に連続しており、
    上記傾き抑制手段は、上記搬送物の搬送方向先端が複数のコロに達するまでの間、上記搬送物の傾きを抑制する構成にした請求項1に記載の搬送装置。
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