JP2009006521A - 膜積層基板および液晶パネル用対向基板および液晶パネル - Google Patents

膜積層基板および液晶パネル用対向基板および液晶パネル Download PDF

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Abstract

【課題】平板状の基板の反りの問題を有効に解決した新規な膜積層基板を実現する。
【解決手段】平板状の基板100の少なくとも片面にN(≧2)層の薄膜121a、121bを積層形成してなる膜積層基板であって、片面に積層形成されるN層の薄膜全体として、膜面方向の応力が相殺され、基板に反りを生じさせる応力が作用しないようにN層の薄膜の材料と膜厚が設定されている。
【選択図】図7

Description

この発明は、膜積層基板および液晶パネル用対向基板および液晶パネルに関する。
平板状の基板の少なくとも片面に複数層の薄膜を積層した膜積層基板は、従来から、偏光板や反射防止フィルタ等として広く知られている。また、液晶パネル用対向基板として、平板状の基板の片面に「液晶画素配列に対応するマイクロレンズアレイ」を形成し、形成されたマイクロレンズアレイにより、照明光を遮光用のブラックマトリックスの各画素部分に集光させることにより、光利用効率を高めることが知られている。
これらの膜積層基板において積層される薄膜のうちには、膜形成の過程で膜面方向(膜の表面に沿う方向)に応力が発生するものも多い。
一方において、膜を積層形成される平板状の基板は「薄型化」が進んでおり、形成された薄膜に発現する応力の作用で容易に「反り」を生じてしまう。膜積層基板が反ると「膜積層基板本来の機能」が損なわれてしまう。
このような基板の反りを矯正する方策として、膜を積層される側と反対側の基板面に引っ張り応力を発現する薄膜を形成し、基板表裏の膜による引っ張り応力を相殺させて、基板面の平面性を確保する方法が提案されている(特許文献1)。
近来、膜の材料として「ゾルゲル材料」の使用が意図されている。ゾルゲル材料は無機材料であり、堅固な薄膜を形成できるので耐環境性に優れている。即ち、成膜過程でゾルゲル材料のシロキサン結合を完全にすると「シリカガラスによる3次元骨格構造体」となる。この状態が「硬化した状態(硬化層)」であり、化学的に安定した極めて強固な構造である。また、材料の組成により屈折率の調整が可能であるところから、所望の屈折率を持ち「光学的に使用できる薄膜」を容易に得られる利点もある。
しかしながら反面、ゾルゲル材料の薄膜は成膜の過程で「強い引っ張り応力」を発生させやすい。これは成膜の際、シリカガラスによる3次元骨格構造体が形成される過程で脱水反応が生じ、膜の収縮が生じるためである。この問題は、ゾルゲル材料に限らず「SiO2を骨格とする重縮合材料」を成膜するときの一般的な現象である。「SiO2を骨格とする重縮合材料」としてはゾルゲル材料の他にHSQやシルセスキオキサンを挙げることができる。
このような「SiO2を骨格とする重縮合材料」の薄膜を平板状の基板に形成した場合に、上記の如き引っ張り応力の作用で基板が反ることが大きな問題となる。
このような「反り」を特許文献1記載の方法で矯正しようとする場合、薄膜の表面が自由表面であると、矯正に伴い「SiOを骨格とする重縮合材料の薄膜」にクラック(亀裂)が生じる虞がある。また、特許文献1記載の方法は、平板状の基板の表裏に成膜する必要があり、表面側に成膜する工程と裏面側に成膜する工程とが全くの別工程であるため、片面に成膜したのち、基板を裏返して他面に成膜する工程を必要とし、成膜の工程数が多くなる。
特開平11−153788号公報
この発明は、上述したところに鑑み、平板状の基板の「反りの問題」を有効に解決した新規な膜積層基板およびこの膜積層基板を用いる液晶パネル用対向基板・液晶パネルの実現を課題とする。
この発明の膜積層基板は「平板状の基板の少なくとも片面にN(≧2)層の薄膜を積層形成してなる膜積層基板」であって、以下の如き特徴を有する(請求項1)。
即ち、基板の片面に積層形成されるN層の薄膜全体として、膜面方向の応力が相殺され、基板に反りを生じさせる応力が作用しないように、N層の薄膜の材料と膜厚が設定されている。
「膜面方向の応力」は、膜の表面方向に沿って作用する応力であり、基板を撓ませる力を作用させる。この発明の膜積層基板では、上記の如く「基板の少なくとも片面にN層の薄膜が積層形成される」が、片面に積層形成されたN層の薄膜全体として、膜面方向の応力が相殺される。
例えば、N=2の場合であれば、基板片面に積層形成される2層の薄膜において、膜面方向の応力が相殺される。即ち、1つの薄膜が「引っ張り応力」を生じるものとすれば、他の1つの薄膜が「伸張応力(膜面方向に伸びようとする応力)」を発生させ、引っ張り応力を伸張応力で相殺する。
この場合、例えば基板上に直接形成される第1層の薄膜が引っ張り応力を生じる場合、その上に成膜される第2層の薄膜には伸張応力を生じさせ、この伸張応力により第1層の「引っ張り応力による収縮」を引き伸ばす。そして、2層の膜全体として、膜面方向の応力を相殺して「基板に反りを生じさせる応力が作用しない」ようにするのである。
このようにすることは「第1層の膜の材料と膜厚」・「第2層の膜の材料と膜厚」を調整することにより可能である。
即ち、基板の片側に形成する膜が2層である場合に付いて説明を補足すると、2層の膜を積層形成したときに、基板表面(膜形成面)に作用する基板表面方向の応力をF、第1層の膜面方向の応力をF1、第2層の膜面方向の応力をF2とすると、F、F1、F2の間には、
F=F1+F2 (1)
の関係がなりたつ。
一方、第1層の膜の、膜面方向の応力:F1は、第1層の厚み:D1に比例し、
F1=a・D1 (2)
と表され、第2層の膜の、膜面方向の応力:F2は、第2層の厚み:D2に比例し、
F2=b・D2 (3)
と表される。比例定数:a、bは「膜の材料」により定まる。
また、応力:F1、F2による基板の反り量:C1、C2は、応力:F1、F2の大きさに比例し、基板により定まる比例定数:αを用いて、
C1=αF1=αaD1 (4)
C2=αF2=αbD2 (5)
で与えられる。
従って、応力:F1による反り量:C1が、応力:F2による反り量:C2により相殺される条件は、
C1+C2=0 (6)
であり、(4)、(5)式により、
αaD1+αbD2=0 (7)
が成り立てばよい。
このとき、aD1=―bD2となるから、F1=−F2であり、基板表面(膜形成面)に作用する基板表面方向の応力は「F=F1+F2=0」となる。
条件:aD1=−bD2
から、第1層の膜厚:D1に対し、第2層の膜厚:D2を、
D2=−(a/b)D1 (8)
と設定すれば「基板の反り」は生じない。反り量:C1、C2は互いに逆符号であるから、a、bも逆符号であり「−(a/b)D1」は正の量である。
反りの生じない条件(8)式において、比例定数:a、bは第1層、第2層の膜材料によりそれぞれ定まるから、第1層と第2層の膜の材料と膜厚:D1、D2を、(8)式を満足するように選択することにより基板の撓み(反り)を防止できる。
第1層の膜に作用する膜面方向の応力が引っ張り力であると、第1層の膜には、第2層の膜から「第1層の収縮を膜面方向に引き伸ばそうとする力」が作用するが、第1層の膜表面には第2層が密着しているので、第1層の膜にクラックが発生するのが有効に防止される。
上には、基板上に2層の膜を積層する場合を説明したが、膜の数を3層以上に増やす場合にも、上記の説明を敷衍することができる。
例えば、基板の片面に3層の膜を積層する場合、第1層と第3層に引っ張り応力を生じるような膜を形成し、第2層に伸張応力の生じる膜を成膜して、第2層の伸張応力により第1、第3層の引っ張り応力を相殺しても良いし、3層のうちの1層に引っ張り応力を発生させ、他の1層に伸張応力を発生させ、残りの1層は「特に応力の発生しない膜」としてもよいし、1層の引っ張り応力(または伸張応力)を他の2層の伸張応力(または引っ張り応力)で相殺させるようにしてもよい。
また、一般に偶数層の膜を形成する場合であれば、引っ張り応力の発生する層と伸張応力の発生する層を交互に積層することにより、積層された膜全体としての膜面方向の応力を相殺することができる。勿論、これに限らず、n(≧1層)に発生する引っ張り応力をm(≧1、n≠m)層に発生する伸張応力で相殺するようにしても良い。
基板の片面に積層される薄膜数:Nの下限は2であるが上限は特に制限が無く、通常積層される層数(例えば数十ないし数百層)が可能である。
請求項1に記載されているように、N層の薄膜は「平板状の基板の少なくとも片面」に形成される。基板の他方の面は、膜形成されていても膜形成されていなくても良い。他方の面に膜形成がされている場合、形成される膜が「膜面方向に応力を発生させない」膜であれば、全体として基板に撓み(反り)を生じさせない。また、複数層の膜を形成する場合、他方の面においても上記の如く「引っ張り応力を生じる膜」と「伸張応力を生じる膜」を組合せて、全体として膜面方向の応力を相殺し、基板の両側で、基板表面方向の応力が発生しないようにすればよい。
なお、請求項1に記載されたように「基板の片面に積層形成されるN層の薄膜全体として、膜面方向の応力が相殺され、基板に反りを生じさせる応力が作用しない」のであるから、膜面方向の応力は「応力が相殺されて完全に0になる必要」は必ずしもなく、相殺された結果、引っ張り応力もしくは伸張応力が若干残存しても、残存応力が「基板に実質的な反りを生じさせる」ものでなければ問題ない。
請求項1記載の膜積層基板は、片面に積層形成されるN層の薄膜のうちに、少なくとも1層の「成膜時に膜面方向に収縮する、SiOを骨格とする重縮合材料層」と、少なくとも1層の「成膜時に膜面方向に伸張するSiOの薄膜」とを含むことができる(請求項2)。
請求項1または2記載の膜積層基板は、平板状の基板の、N層の薄膜を形成される側の面に、マイクロ光学面が形成されていることができる(請求項3)。この場合、平板状の基板の、N層の薄膜を形成される側の面に形成されているマイクロ光学面は例えば「マイクロレンズアレイ」であることができるが、さらに「マイクロレンズアレイの配列」であることができる(請求項4)。
この発明の「液晶パネル用対向基板」は請求項4記載の膜積層基板の、平板状の基板の片面に「マイクロレンズアレイの配列」が形成され、平板状の基板上に積層形成されたN層の薄膜の上に、配列されたマイクロレンズアレイごとに、マイクロレンズの配列に応じた遮光用のブラックマトリックスパターンと透明電極膜が形成され、マイクロレンズアレイごとに切り離して得られる液晶パネル用対向基板である。
この発明の液晶パネルは「請求項5記載の液晶パネル用対向基板と、駆動電極基板との間に液晶層を封入してなる液晶パネル」である。
以上に説明したように、この発明によれば「基板に実質的な反りの無い膜積層基板」を実現でき、この膜積層基板を用いて「反りの無い良好な液晶パネル用対向基板・液晶パネル」を実現できる。
以下、具体的な実施の形態を説明する。
図1は、液晶パネルの実施の1形態を説明図として示している。図に示されているのは液晶パネルの厚み方向の構造であり、符号10はマイクロレンズアレイ基板、符号12は膜積層構造部、符号14はブラックマトリックスパターン、符号15は透明導電膜、符号16は液晶、符号18は電極膜、符号20は基板である。
マイクロレンズアレイ基板10は平行平板状であって、その片面(図で上方の面)にマイクロレンズMLがアレイ配列して形成されている。マイクロレンズMLのアレイ配列は液晶パネルにおける画素の配列に合同的に対応している。
マイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズアレイが形成された面に、膜積層構造部12が形成されている。後述するように、膜積層構造部12は、2層以上の薄膜を積層形成した構造部であり、積層形成された積層構造体全体として「膜面方向の応力が相殺され、基板であるマイクロレンズ基板10に反りを生じさせる応力が作用しない」ように、複数の薄膜の材料と膜厚が設定されている。
即ち、この実施の形態において、マイクロレンズアレイ基板10に積層構造部12を形成したものが「膜積層基板」であり(請求項1)、平板状の基板10の積層構造部12が形成される側の面にマイクロ光学面(請求項3)として、マイクロレンズアレイが形成されているのである(請求項4)。
そして、積層構造部12の表面部分に、画素間のクロストークを防止するための遮光用のブラックマトリックスパターン14が形成され、更にその上に透明導電膜15が形成されている。透明電極膜15は、ブラックマトリックスパターン14を全体として覆うように単一構造の膜として形成されている。ブラックマトリックスパターン14、透明導電膜15は従来から知られたものである。
マイクロレンズアレイ基板10と積層構造部12とブラックマトリックスパターン14および透明導電膜15は「液晶パネル用対向基板」を構成する。
基板20に形成された電極膜18は、基板20の片面全体に「各画素を個別に駆動するTFTの2次元的な配列(ブラックマトリックスパターン14の開口部の配列に対応している。)」として形成されている。電極膜18とこれを形成された基板20とは「駆動電極基板」を構成する。従って、液晶16は、液晶パネル用対向基板と駆動電極基板との間に封入されて挟持される。このように、液晶16が駆動電極基板と液晶パネル用対向基板との間に封止されて液晶パネルが構成されている。
電極膜18の「各TFTに選択的に電圧を印加すると、電圧を印加されたTFTと透明電極膜15との間の部分で液晶18に電界が作用する。上記電圧を変調することにより、液晶パネルを駆動できる。
図示されない照明光は、図1におけるマイクロレンズアレイ基板10の外表面(図1で下方の平坦な面)から「平行光束に近い直線偏光状態の光束」として入射し、個々のマイクロレンズMLにより集光され、各マイクロレンズに対応する「ブラックマトリックスパターンの開口部」に集光する。この状態で、上記の如く液晶パネルを駆動することにより「液晶パネルに表示される画像情報により2次元的に変調された光束」を得ることができ、この光束を結像レンズにより結像光束として、スクリーン等の表示面上に結像投影すれば画像を表示できる。
以下、請求項5に記載の液晶パネル用対向基板を具体的な作製例に即して説明する。
実施例1の「液晶パネル用対向基板」は図2に示す如き構成を有する。繁雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものについては図1におけると同一の符号を付する。
即ち、実施例1の液晶パネル用対向基板は、図2に示す如く、マイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズMLがアレイ配列形成された面に、2層の薄膜121、122を積層形成して「液層構造部(図1において符号12で示す部分)」としたものである。
このような液晶パネル用対向基板を以下のように作製した。
図4に示すような円形状の石英基板100を用意した。石英基板100は平行平板状で直径:100mm、厚さ:1mmである。この石英基板100の直径:80mmの円内に、マイクロレンズアレイMLAを多数個配列した。マイクロレンズアレイMLAは全て同一構造のものである。
このマイクロレンズアレイMLAの配列形成された面に、図2に示す薄膜121と122とを積層形成するのであるが、これらの薄膜121、122として、以下のものを用いた。即ち、薄膜121として「シリカベースのゾルゲル材料を焼成したもの」、薄膜121として「スパッタリングによるSIOの薄膜」を用いた。
これらの薄膜において膜面方向の応力を相殺させる条件を調べるため、図5(a)に示すように、石英基板100と同サイズの石英基板100A(マイクロレンズアレイは形成されていない。)を用意し、その片面に、粘度:15cPの「シリカベースのゾルゲル材料」をゾル状態で滴下し、1500rpmの回転速度で30秒間スピンコートし、液膜121Aとした。この液膜121Aに対して「90度Cで120秒間のプリベーク」を行い、次いで250度Cで600秒間加熱して「焼成」した。
図5(b)は焼成後の状態を示す。符号121Bが「焼成により得られた膜」を示す。焼成後の膜121Bは厚さ:4.5μmとなった。
焼成されたゾルゲル材料の薄膜121Bは、前述の如く「シリカガラスによる3次元骨格構造体」であるが、焼成の過程で生じる脱水反応により収縮し、膜面方向に引っ張り応力を生じ、焼成後、図5(b)に示すように石英基板100Aの反り(ゾルゲル材料の焼結による薄膜121B側に凹となる反り)を発生した。
干渉測定器により図の反り量:ξを測定したところ、石英基板100Aの直径:80mmの円内(マイクロレンズアレイの配列を形成する領域)において、直径:80mmに対して反り量:ξ=2.4μmであった。
次に、図6に示すように、同じ材料・同じ形態の石英基板100Bの片面にスパッタリングでSiOの薄膜122Bを成膜した。成膜された薄膜122Bは膜厚:0.5μmとなった。
スパッタリングにより成膜されるSiOの薄膜122Bは、成膜の際「伸張応力」を発現させるので、伸張応力の作用により、石英基板100Bは、図6に示すように「薄膜122Bの側に凸」となるように反りを生じる。即ち、ゾルゲル材料の焼成による薄膜121Bの「引っ張り応力の作用」による石英基板100Aの反りの向きと、スパッタリングで成膜されるSiOの薄膜122Bによる石英基板121Bの反りの向きは互いに逆である。
石英基板121Bの反り量:ηを、干渉測定器により測定したところ、直径:80mmに対して反り量:η=1.2μmであった。この結果を、先に説明した「膜面方向の応力が相殺する条件」に当てはめてみる。
まず、焼成されたゾルゲル材料の薄膜121Bによる反り量:
C1=ξ=αaD1=αa・4.5=2.4μm、
スパッタリングで形成されたSiOの薄膜122Bによる反り量:
C2=η=αbD2=αb・0.5=−1.2μm
であるから、
a=2.4/4.5α、b=−1.2/0.5α
であり、
(a/b)=(2.4×0.5)/(4.5×−1.2)=−(1/4.5)
となる。
応力が相殺する条件:
D2=−(a/b)D1 (8)
に当てはめると、ゾルゲル材料の焼結による薄膜の膜厚が4.5μmである場合には、スパッタリングによるSiOの薄膜の膜厚を4.5/4.5=1μmの厚さにすれば、石英基板の反りは生じないことになる。
そこで、図4に示した石英基板100の「マイクロレンズアレイMLAの配列が形成された面」に、上記と同一の条件で「ゾルゲル層の焼結による薄膜」を形成した。この薄膜を図7(a)に符号121aで示す。このときマイクロレンズアレイ配列面上の薄膜121aの厚さは4μmとなった。石英基板100の反りを防止するために、スパッタリングによりSiOの薄膜121bを膜厚:0.9μm(≒4μm/4.5)に形成したところ、石英基板100には「反り」が実質的に発生しなかった。
SiOの薄膜形成後、SiOの薄膜の上にCr(クロム)をスパッタリングで90nm成膜してCr層とし、Cr層上にフォトリソグラフィによりブラックマトリックスパターンを形成し、ウエットエッチングにより「レジスト層のブラックマトリックスパターン」をCr層に転写したのち、レジストの残渣を「硫酸/過酸化水素水混合液」で洗浄して除去した。
その後、パターニングされたCr層上に透明導電膜としてITOを厚さ:130nmに成膜後、配列されているマイクロレンズアレイを別個に切り離して、一つ一つが「マイクロレンズアレイ基板と積層構造部とブラックマトリックスと透明導電膜とを有する、図2に示す如き液晶パネル用対向基板」を得た(請求項5)。切り離された各「液晶パネル用対向基板」には実質的な反りが無かった。
ここで、マイクロレンズアレイ基板に膜形成を行う点について若干付言すると、マイクロレンズアレイ基板において、マイクロレンズアレイを設ける意義は、前述の如く、光源側からの光をマイクロレンズによりブラックマトリックスパターンの開口部へ集光させることによりブラックマトリックスパターンによる遮光を軽減し、光源から放射される光の利用効率を高めることにある。
液晶パネルは薄型であることが好ましく、液晶パネルを薄くする観点からすると、マイクロレンズアレイ基板とブラックマトリクスパターンとの間隔は小さいほうがよい。この間隔を短くするにはマイクロレンズアレイにおける個々のマイクロレンズの焦点距離を短くすればよいが、焦点距離が短いとマイクロレンズによる集光性が強まり、液晶パネルにおける画素を通過した光の発散性が大きくなり、投射レンズへ全ての光を有効に入射させることが難しくなる。
このような問題を避けるためにマイクロレンズの焦点距離を大きくすると、液晶パネルを薄型化することが困難になる。そこで、マイクロレンズによる集光性を緩和しつつ、液晶パネルの薄型化を担保する方法として、マイクロレンズの「空気中における焦点距離」を小さく設定し、マイクロレンズアレイとブラックマトリックスとの間に「屈折率の高い材料を充填」することが考えられる。
実際、マイクロレンズアレイに平行光束が入射して、空気中においてマイクロレンズの焦点距離:fの位置に集光するものとし、マイクロレンズとブラックマトリックスパターンの間が空気または真空であると両者の間隔はfになるが、両者間に屈折率:N(>1)の材質を充填すると、両者の間隔は光学的距離として1/Nに圧縮されるので、両者の間隔:D、屈折率:Nの積:DNが上記焦点距離:fに等しくなるように、間隔:Dを設定することができ、N>1であるからD<fとなり、マイクロレンズの空気中の焦点距離:fより短い間隔:Dで「光をブラックマトリックスパターンの開口部へ集光させる」ことが可能になる。
上記実施例1の場合だと、ゾルゲル材料の焼結による薄膜121aは厚さ:4μm、スパッタリングによるSiOの薄膜121bは厚さ:0.9μmであり、薄膜121aの屈折率をn1、薄膜121bの屈折率をn2とすれば、マイクロレンズ面とブラックマトリックスとの機械的な間隔は4.9μmであるが、光学的な間隔は「4・n1+0.9・n2」となり、n1>1、n2>1であるから、光学的な間隔はこれに等価な空気中の間隔よりも大きくなる。従って、焦点距離の長いマイクロレンズを用いることによりマイクロレンズによる集光性を抑制しつつ液晶パネルの薄型化を実現できる。
因みに、実施例1において、石英基板100の屈折率は1.46、マイクロレンズの曲率半径は4μmで、空気中における焦点距離:f=8μm、ゾルゲル材料の焼結層121aの屈折率:n1=1.41、SiOの層の屈折率:n2は1.45である。
実施例2の「液晶パネル用対向基板」は、図3に示す如き構成を有する。繁雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものについては図1におけると同一の符号を付する。
即ち、実施例2の液晶パネル用対向基板は、図3に示す如く、マイクロレンズアレイ基板10のマイクロレンズMLがアレイ配列形成された面に、4層の薄膜1211、1221、1212、1222を積層形成して「液層構造部」としたものである。
このような液晶パネル用対向基板を、以下のように作製した。
実施例1において用いたのと同一の石英基板100を用意した。石英基板100は平行平板状で直径:100mm、厚さ:1mmである。石英基板100の直径:80mmの円内に、マイクロレンズアレイMLAを多数個配列した。マイクロレンズアレイMLAは全て同一構造のものである。
このマイクロレンズアレイMLAの配列形成された面に、図3に示す4層の薄膜1211、1221、1212、1222とを積層形成する。これらの薄膜として、以下のものを用いた。即ち、薄膜1211、1212として「シリカベースのゾルゲル材料を焼成した薄膜」、薄膜1221、1222として「スパッタリングによるSIOの薄膜」をそれぞれ用いた。
実施例1に示したように「シリカベースのゾルゲル材料を焼成した薄膜」による反り量と、「スパッタリングによるSIOの薄膜」による反り量とは既に分っている。従って、薄膜1211と薄膜1221の厚みをそれぞれD11、D21とすれば、これらの薄膜:1211、1221で膜面方向の応力を相殺させる条件は、
D21=−(a/b)D11=(1/4.5)D11
である。
同様に、薄膜1212と薄膜1222の厚みをそれぞれD12、D22とすれば、これらの薄膜:1212、1222で膜面方向の応力を相殺させる条件は、
D22=−(a/b)D12=(1/4.5)D12
である。
従って、膜厚:D11、D12、D21、D22を、上記の条件を満足するように設定すれば、4層の薄膜1211、1221、1212、1222の全体として膜面方向の応力を相殺させて石英基板100に実質的な「反り」が発生しないようにできる。
図7(b)に示すように、石英基板100上に、シリカベースのゾルゲル材料を焼成した薄膜1211aを、実施例1の方法と同様の方法で、厚さ:D11=33μmに形成し、その上にSIOのスパッタリング膜1221aを厚さ:D21=0.75μmに形成し、さらに、シリカベースのゾルゲル材料を焼成した薄膜1212bを厚さ:D12=3.3μmに形成し、その上にSIOのスパッタリング膜1222bを厚さ:D22=0.75μmに形成した。
その結果、石英基板100に実質的な反りは生じなかった。
SiOの薄膜1222bを成膜後、SiOの薄膜1222bの上にCrをスパッタリングで90nm成膜してCr層とし、その上に、フォトリソグラフィによりブラックマトリックスパターンを形成し、ウエットエッチングによりレジスト層のブラックマトリックスパターンをCr層に転写し、レジストの残渣を「硫酸/過酸化水素水混合液」で洗浄して除去した。
その後、ブラックマトリックスパターンとしてパターニングされたCr層上に、透明導電膜としてITOを130nmの厚さに成膜後、配列されているマイクロレンズアレイを別個に切り離して、一つ一つが「マイクロレンズアレイ基板と積層構造部とブラックマトリックスと透明導電膜とを有する液晶パネル用対向基板」を得た(請求項5)。この液晶パネル用対向基板には実質的な反りが無かった。
因みに、実施例2で用いた石英基板100に形成された各マイクロレンズの焦点距離:f=12μmは実施例1のもの(8μm)よりも大きく、従って、マイクロレンズ面とブラックマトリックスパターンの間の光学距離を大きくするために、4層の薄膜の「積層厚さ」を実施例1の場合よりも大きくする必要があり、このため、石英基板100上に、シリカベースのゾルゲル材料を焼成した薄膜とスパッタリングによるSIOの薄膜とを交互に4層積層形成して「4層の薄膜全体として、膜面方向の応力を相殺」して石英基板100に反りを生じさせる応力が作用しないようにしている。
このようにする代わりに、石英基板100上に、シリカベースのゾルゲル材料を焼成した薄膜を1層とSIOのスパッタリング膜を1層、計2層に積層して応力を相殺するようにしてもよい。しかし、この場合、光学的膜厚を大きくするために各薄膜の厚さが大きくなる。前述のように、形成された薄膜の膜面方向の応力は膜厚に比例するので、形成する薄膜の膜厚が大きくなると膜に生じる膜面方向の応力も大きくなる。
このため、厚さの大きい2層で応力を相殺させると、膜間で大きな応力相殺が行われることになり、場合によっては、シリカベースのゾルゲル材料を焼成して厚い薄膜を形成する段階で石英基板に永久歪が生じてしまう虞もあり、永久歪が生じてしまうと、スパッタリングによるSIOの薄膜の伸張応力をもってしても石英基板の歪を除去できず、石英基板に反りが残存してしまう虞もある。
このような観点からすると、形成すべき積層膜の厚さがある程度大きい場合には、引っ張り応力を発生する薄膜と伸張応力を発生する薄膜とを3層以上に交互に積層し、全体として応力相殺を行うのが良い。
液晶パネルの構成を説明するための図である。 液晶パネル用対向基板の1例を説明するための図である。 液晶パネル用対向基板の別例を説明するための図である。 実施例を説明するための図である。 引っ張り応力による基板の反りを説明するための図である。 伸張応力による基板の反りを説明するための図である。 膜積層基板の2例を説明するための図である。
符号の説明
10 マイクロレンズアレイ基板
ML マイクロレンズ
12 膜積層構造部
14 ブラックマトリックスパターン
16 液晶
18 電極膜
20 基板

Claims (6)

  1. 平板状の基板の少なくとも片面にN(≧2)層の薄膜を積層形成してなる膜積層基板であって、
    上記片面に積層形成されるN層の薄膜全体として、膜面方向の応力が相殺され、基板に反りを生じさせる応力が作用しないように上記N層の薄膜の材料と膜厚が設定されていることを特徴とする膜積層基板。
  2. 請求項1記載の膜積層基板において、
    N層の薄膜のうちに、成膜時に膜面方向に収縮する、SiOを骨格とする重縮合材料層を少なくとも1層と、成膜時に膜面方向に伸張するSiOの薄膜を少なくとも1層とが含まれることを特徴とする膜積層基板。
  3. 請求項1または2記載の膜積層基板において、
    平板状の基板の、N層の薄膜を形成される側の面に、マイクロ光学面が形成されていることを特徴とする膜積層基板。
  4. 請求項3記載の膜形成基板において、
    平板状の基板の、N層の薄膜を形成される側の面に形成されているマイクロ光学面が、マイクロレンズアレイもしくはマイクロレンズアレイの配列であることを特徴とする膜積層基板。
  5. 請求項4記載の膜積層基板の、平板状の基板の片面に、マイクロレンズアレイの配列が形成され、上記平板状の基板上に積層形成されたN層の薄膜の上に、配列されたマイクロレンズアレイごとに、マイクロレンズの配列に応じた遮光用のブラックマトリックスパターンと透明導電膜が形成され、マイクロレンズアレイごとに切り離して得られる液晶パネル用対向基板。
  6. 請求項5記載の液晶パネル用対向基板と駆動電極基板との間に液晶層を封入してなる液晶パネル。
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