JP2003223115A - 複合基板及びその製造方法並びにフラットパネル装置 - Google Patents

複合基板及びその製造方法並びにフラットパネル装置

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JP2003223115A
JP2003223115A JP2002024404A JP2002024404A JP2003223115A JP 2003223115 A JP2003223115 A JP 2003223115A JP 2002024404 A JP2002024404 A JP 2002024404A JP 2002024404 A JP2002024404 A JP 2002024404A JP 2003223115 A JP2003223115 A JP 2003223115A
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film
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substrate
metal film
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English (en)
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Yukio Fujii
幸男 藤井
Koichi Fujisawa
幸一 藤沢
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Sumitomo Chemical Co Ltd
New STI Technology Inc
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
New STI Technology Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性を有しつつ、TFT等の素子を形成す
る際に高い位置精度を達成でき、しかも、量産性を損な
うことなく透光性が必要な場合にも十分に対応できる複
合基板等を提供する。 【解決手段】 フラットパネルディスプレイ(FPD)
100は、バリア層を有する複合基板10aと、それと
同様に構成された複合基板10bとの間にスペーサ部材
で分画された液晶層4が設けられたLCDである。液晶
層4にはTFT5アレイが形成され、それらに対向する
位置にカラーフィルタ3r,3g,3bが配置されてい
る。また、複合基板10aは、透明樹脂から成る基層1
aと、開口部7のパターンが形成された金属膜6aとが
平面方向に積層されて一体に形成されたものである。か
かる金属膜6aにより、熱加重印加時においても基層1
aひいては複合基板10aの形状変化が有効に抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合基板及びその
製造方法並びにフラットパネル装置に関し、特に、素子
が形成される複合基板及びその製造方法、並びに、かか
る複合基板を用いた液晶ディスプレイ(LCD)、エレ
クトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)等の平面
表示装置に使用されるフラットパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】LCD、有機ELを用いたELDといっ
たスイッチング素子や光学素子を用いた平面表示装置
(フラットパネルディスプレイ;FPD)は、軽量、省
スペース、省エネルギーといった特徴を有しており、近
時、ブラウン管(CRT)を凌駕するに至っている。ま
た、次世代FPDの開発に資するべく、平面表示素子が
プラスチック等のフレキシブルな基板上に形成されて成
るいわゆるフレキシブルディスプレイの製造が種々試み
られている。このようなフレキシブルな基板又はそれを
用いたディスプレイの製造方法に関しては、例えば、
(1)特開2001−201738号公報、(2)特開
平11−329715号公報公報、(3)特開平10−
293293号公報等に記載がある。
【0003】これらのうち上記(1)には、プラスチッ
ク製の基板を用いたカラー液晶ディスプレイの製造技術
が開示されている。また、上記(2)には、FPD用の
フレキシブルな基板としてガラス薄膜と樹脂膜との積層
体から成る透明基板が提案されている。さらに、上記
(3)には、金属基板層上に平坦化層が形成されて成る
可撓性基板が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、FPDの駆動
方式は、パッシブ方式とアクティブ方式に大別される。
両者を比較すると、薄膜トランジスタ(TFT)や薄膜
ダイオード(TFD)といったスィッチング素子を個別の
表示単位(画素、セル等)毎に備えたアクティブ方式
が、本来の表示素子の性能を発揮する上で好適とされて
いる。
【0005】このようなTFTやTFD等のスイッチン
グ素子は、何れも電極材料、アモーファスシリコン(a
−Si)、及び金属酸化物の薄膜が積層されたものであ
り、極めて高精度のパターニングを繰り返し実施するこ
とによって作製される。例えば、一般的なLCDの製造
に用いられる300mm以上の大型基板では、これらの
スイッチング素子をパターニングするために数μm以下
(寸法の変化率で表すと例えば50ppm以下)といっ
た高い位置精度が要求される。かかる状況は、スイッチ
ング素子に対応して配置されるカラーフィルタ等の光学
素子の形成においても同様である。
【0006】また、スイッチング素子を構成する薄膜
は、通常、CVD法等の成膜方法を用いて形成され、C
VD法の形態、膜の種類、膜厚、膜に要求される電気特
性等によって異なるものの、一般に、基板は数百度の加
熱雰囲気に曝される。したがって、基板は熱的なストレ
スによって形状変化が引き起こされ得る。さらに、スイ
ッチング素子の形成工程やその後の工程での取り扱いに
おいて、荷重が印加されて機械的なストレスが作用する
可能性があり、これによっても形状変化が引き起こされ
得る。こうなると、上述したようなスイッチング素子の
形成時に要求される高位置精度を実現することが困難と
なってしまう。
【0007】そこで、本発明者らは、かかる点に留意し
て上記従来の基板等について検討を行ったところ、以下
に示す問題点を見出した。すなわち、上記(1)の従来
方法は、プラスチック基板が形状変化を引き起こし易い
ことから、プラスチック基板上にITO電極を形成する
工程等において、プラスチック基板の寸法変化による影
響の回避を図るものであるが、現状又は今後要求され得
る更なる高い位置精度を必ずしも十分に満足できないお
それがある。
【0008】つまり、近年、スイッチング素子の微細化
・薄層化が加速されていること、並びに、ディスプレイ
画素数の増大及び大画面化による基板の大型化に伴っ
て、個々のスイッチング素子に対する位置精度及び素子
アレイのピッチ精度等の更なる向上が急務となってい
る。これに対し、基板の主材料であるプラスチック自体
は、一般的に剛性が低く、且つ、温度変化や機械的応力
によって生じる寸法変化量が大きい傾向にあるので、搬
送・固定治具との摩擦や温度分布により、これまでのガ
ラス基板を用いた場合の経験からは想定されない小さな
応力で歪が発生することがある。よって、このようなプ
ラスチック基板の不可避的な性質により、これまで以上
の高い重ね合わせ精度等が要求される素子アレイをより
大面積の基板上に量産するには、かかる従来の方法では
十分に対応することが困難と考えられる。
【0009】一方、上記(2)の従来基板は、一般に熱
や機械的ストレスに対して寸法安定性が高い無アルカリ
ガラスや石英ガラスをガラス薄膜として用いることによ
り、スイッチング素子アレイの製作において高い位置精
度の実現を図るものである。具体的には、厚さ0.2m
m以下のガラス薄膜と樹脂膜とが複数積層された基板で
あり、樹脂層の吸湿等による膨潤や伸縮を防止するため
のバリア性、及び、FPDがバックライトを採用する際
に要求される透光性をも確保し得る。
【0010】しかし、基板が多数層の積層体であるた
め、積層に要する工数が比較的大きくなり、基板自体の
製造効率及びスループットが低下してしまう傾向にあ
る。また、厚さ0.2mm程度の薄膜を多層に貼合する
必要があるので、積層工程に煩雑且つ高度な制御を要す
ると想定される。よって、かかる従来基板は量産性の点
で問題があると考えられる。
【0011】他方、上記(3)の従来基板は、金属基板
層をベースとしており、要求される可撓性及び寸法安定
性を比較的容易に達成し得るものと考えられる。しか
し、ディスプレイは、FPDを含めて視認される画面の
輝度・照度を高める必要があり、このための照明方式と
してはバックライト方式が主流である。よって、基板自
体に高い透光性が必要とされるのに対し、かかる従来基
板は、金属基板層をベースとしているが故に透光性を有
さず、バックライトを採用するFPDには実質的に採用
できない。なお、金属基板層を極めて薄く(例えば、数
〜数十nm)して透光性を付与する手段も考えられる
が、ベースとなる層をこのように薄くすると、基板とし
ての強度を十分に担保できず、実際のところ基板として
成立し得ない。
【0012】そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたものであり、可撓性を有しつつ、スイッチング素子
や光学素子等の素子を形成する際に要求される高い位置
精度を十分に達成できる共に、量産性を損なうことな
く、しかも、透光性が必要な場合にも十分な対応が可能
な複合基板及びその製造方法並びにその複合基板を用い
たフラットパネル装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、従来の問題点について検討を重ね、
その解決方策を鋭意研究した結果、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明による複合基板は、素子が形
成されるものであって、金属を含有する膜(以下、「金
属膜」という。)と、主として所定波長の電磁波に対し
て透過性を有する樹脂から成る基層とを備えており、そ
れらの金属膜と基層とが一体に形成されたものである。
【0014】なお、金属膜と基層とは互いに接触するよ
うに一体形成されていてもよく、この場合、金属膜が基
層中に配置されていても構わない。或いは、金属膜と基
層との間に別の他の層を介して一体に形成されていても
よい。また、本発明における「電磁波」とは、その波長
が特に制限されるものではなく、例えば、当該複合基板
の用途がFPD等のディスプレイである場合には、ディ
スプレイに用いられる光源からの出射光を例示できる。
このとき、基層が、可視光の透光性を有するが、紫外線
及び/又は赤外線等の可視光以外の電磁波に対する吸収
性を有していてもよい。或いは、当該複合基板の用途が
電離放射線、荷電粒子線等のイメージセンサのような場
合には、検出対象のX線、γ線等の放射線又はこれらが
転換された二次放射線等を例示できる。
【0015】このような構成を有する複合基板において
は、主として樹脂から成る基層に熱的又は機械的なスト
レスが生じても、基層と一体に形成された金属膜が基層
の形状変形を抑制する。つまり、金属膜は、本質的に樹
脂から成る基層に比して熱や荷重に対する変形量が比較
的小さいので、基層の伸縮が金属膜によって阻害され
る。また、実質的に樹脂から成る基層が奏する可撓性が
複合基板に付与される。この可撓性を更に高める観点か
らは、金属膜の厚さを基層に比して適宜薄くする等、基
層をベースにすることが好ましい。
【0016】また、前述のように複合基板に透光性が必
要な場合には、金属膜に開口部を設けることにより要求
性能を担保できる。例えば、素子が形成されるいわゆる
ピクセル又はサブピクセル単位に相当する開口部を複数
設けたものが挙げられる。この場合、開口部を有しない
ものに比して、金属膜の有効面積が減少することに起因
する基層の形状変化の増大を十分に抑止すべく、複合基
板を以下の構成とすると好適である。
【0017】具体的には、金属膜が開口部を有するもの
であるときに、当該複合基板が下記式(1)及び(2)
で表される関係を満たすように設けられたものであると
好ましい。
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】式中、δは式(2)で表される関係より求
められる複合基板の変形率(%)を示し、kは複合基板
に要求される所定の許容変形率(%)を示し、Lは複合
基板に印加される荷重(kgf)を示し、Eは金属膜の
引張り弾性率(kgf/mm 2)を示し、Wは金属膜の
幅(mm)を示し、Tは金属膜の厚さ(mm)を示し、
Aは金属膜の開口率(−)を示す。なお、金属膜の幅W
は、許容変形率kの対象となる延在方向の幅を表し、ま
た、開口率Aは、金属膜の外延内の面積に対する開口部
の合計面積の比を表す。
【0021】このような関係を満たすようにすれば、金
属膜の開口率に応じて、複合基板の変形を許容限度以下
に確実に抑えることができる。特に、許容変形率kを恒
久的な変形・歪が残存することが防止され得る値、例え
ば、0.1%以下とすることがより好ましい。
【0022】また、本発明によるフラットパネル装置
は、本発明の複合基板と、素子として複合基板上に形成
された電気素子又は光学素子とを備えることを特徴とす
る。より具体的には、本発明の複合基板とスイッチング
素子とを備える装置、例えば、LCD、ELDといった
FPD、X線又はγ線等の電離放射線に感受性を有する
フラットパネルイメージセンサ、等を例示できる。
【0023】さらに、本発明による複合基板製造方法
は、素子が形成される本発明の複合基板を有効に製造す
るための方法であり、金属膜と、主として所定波長の電
磁波に対して透過性を有する樹脂から成る基層とを一体
に形成する工程を備えることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率
に限られるものではない。
【0025】図1は、本発明による複合基板を備えるフ
ラットパネル装置の第一実施形態を示す模式断面図であ
る。FPD100(フラットパネル装置)は、調光型F
PDの一種であるLCDであって、バリア層2a,2b
間に配置された複合基板10aと、同様にバリア層2
c,2d間に配置された複合基板10bとの間にスペー
サ部材8で分画された液晶層4が設けられたものであ
る。また、液晶層4側に位置するバリア層2c上には、
スイッチング素子である複数のTFT5が一定の間隔
(ピッチ)で配置され、その素子アレイが形成されてい
る。具体的には、この間隔として20〜500μmを例
示できる。一方、液晶層4側に位置するバリア層2b上
における、各TFT5に対向する位置には、カラーフィ
ルタ3r,3g,3b(光学素子)がその順に一定周期
で設けられている。なお、バリア層2d側の外方から、
図示しないバックライト光が入射するようにされてい
る。
【0026】複合基板10a,10bは、それぞれ可視
光に対する透光性を有する透明樹脂から成る基層1a,
1bと、複数の開口部7を有する金属膜6a,6bとが
平面方向に積層されて一体に形成されたものである。ま
た、金属膜6a,6bの各開口部7は、TFT5及びカ
ラーフィルタ3r,3g,3bの配置ピッチに応じた一
定の間隔で設けられたものであり、後述するように、開
口部7自体は、基層1a,1bを構成する樹脂で実質的
に充填されている(図示省略)。さらに、複合基板10
a,10bは、金属膜6a,6bが液晶層4側に位置す
るように配置されている。
【0027】通常のLCDでは、1mmあたり数個から
10個程度の画素(ピクセル)が配置される。各画素
は、赤、緑、青(RGB)やシアン、マゼンタ、黄(C
MY)、場合によっては白(W)といったサブピクセル
の組合せから構成される。本実施形態は、RGB系に対
応したカラーフィルタ3r,3g,3bを採用した例で
ある。また、このような画素構成に応じて、開口部7
は、ピクセル単位又はサブピクセル単位で設けられてい
る。
【0028】金属膜6a,6bを構成する金属材料は、
特に制限されないが、熱や機械的ストレスに対する耐変
形性に優れるものが好ましく、また、複合基板10a,
10bの可撓性並びにディスプレイとしての表示特性及
び視認性を向上させる観点より、薄膜化が可能な材料で
あることが好ましい。このような金属材料としては、例
えば、ステンレス合金、インバー合金、クロム合金、ニ
ッケル合金、低炭素鋼等が挙げられる。
【0029】なお、薄膜化を促進すると、開口部7の開
口率の大小に応じて機械的強度が不都合に低下するおそ
れがあるため、金属膜6a,6bの膜厚は、可撓性、表
示特性及び視認性と必要とされる機械強度とを比較考量
して決定することが望ましい。
【0030】かかる観点より、複合基板10a,10
b、特に金属膜6a,6bは、前出の式(1)を満たす
ように構成されると好ましい。なお、本実施形態におい
ては、式中のδは式(2)で表される関係より求められ
る複合基板10a,10bの変形率(%)を示し、kは
複合基板10a,10bに要求される所定の許容変形率
(%)を示し、Lは複合基板10a,10bに印加され
る荷重(kgf)を示し、Eは金属膜6a,6bの引張
り弾性率(kgf/mm2)を示し、Wは金属膜6a,
6bの幅(mm)(複合基板10a,10bの幅と同
等)を示し、Tは金属膜6a,6bの厚さ(mm)を示
し、Aは金属膜6a,6bの開口率つまり開口部7の割
合(−)を示す。なお、これらのパラメータ値は、複合
基板10a,10bについて同じでもよく、異なってい
てもよい。
【0031】ここで、許容変形率kは、適宜設定するこ
とができるが、好ましくは0.1%以下とされる。この
許容変形率が、0.1%を超える場合には、金属膜6
a,6bの組成、性状(形態)等にもよるが、変形が生
じた場合にその変形が恒久的に残存する、つまり塑性変
形が生じるおそれがある。
【0032】よって、許容変形率kが設定されると、他
の金属膜6a,6bの条件(引張り弾性率E、幅W、及
び開口率Aと、複合基板10a,10bの条件(印加荷
重L)とから、金属膜6a,6bに必要とされる最小厚
さTを決定できる。
【0033】例えば、金属膜6a,6bの材質としてス
テンレス合金を用いるとすると、その引張り弾性率Eは
概ね20,000(kgf/mm2)であり、さらに、
印加荷重L=5(kgf)、幅W=300(mm)、開
口率=0.9(すなわち90%)、及び、k=0.1
(%)とすれば、金属膜6a,6bの最小必要厚さT=
0.01mmが得られる。すなわち、この場合、金属膜
6a,6bの厚さTが0.01mm未満となると、複合
基板10a,10bに恒久歪が発生する危険性が高くな
り、FPD100の生産工程における取り扱い上、特別
な配慮が必要とされ、生産性が害されるおそれがある。
【0034】その一方で、上述の如く、過度に膜厚を増
大させると可撓性が損なわれるため、金属膜6a,6b
の膜厚は、好ましくは0.5mm以下とすることが望ま
しい。この膜厚が0.5mmを超えると、複合基板10
a,10bひいてはFPD100に要求され得る可撓性
を達成し難くなるだけでなく、FPD100を見る角度
によって、金属膜6aの開口部7間の隔壁部が開口部7
を遮ることとなり、表示性が損なわれるおそれもある。
したがって、上記のケースでは、金属膜6a,6bの膜
厚Tが、好ましくは0.01〜0.5mmであると好適
である。
【0035】さらに、ディスプレイの表示性及び視認性
を一層高めるべく、金属膜6aにおける基層1aと接合
する面に反射防止処理(ARコート)を施すと好まし
い。これにより、反射光によるコントラストの低下が抑
えられ、表示性及び視認性の向上が図られる。かかる処
理としては、対象面に遮光性を有する樹脂膜、蒸着膜等
の反射防止膜(図示せず)を形成する方法が挙げられ
る。
【0036】一方、金属膜6a,6bと一体に構成され
た基層1a,1bを構成する透明樹脂としては、TFT
5等のスイッチング素子の製造工程又はカラーフィルタ
3r,3g,3bの製造工程における加熱雰囲気及び処
理期間に耐え得るもの(軟化しないもの)であることが
必要である。具体的には、ガラス転移温度(Tg)が好
ましくは100℃以上、より好ましくは140℃以上の
樹脂が用いられる。この透明樹脂のTgが100℃未満
であると、複合基板10a,10bの製造における乾燥
工程やスパッタ工程における塑性変形量が不都合に増大
する傾向にある。
【0037】かかる透明樹脂としては、ポリカーボネー
ト、メタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリサルフ
ォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリフェノキシエーテル、ポリアリレート、フ
ッ素系樹脂、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマ
ー(例えば、ARTON(JSR(株)製)、ZEONE
X(日本ゼオン(株)製))、TAC(三酢酸セルロー
ス)等が例示される。
【0038】また、基層1a,1bは、波長400〜7
00nmの可視光領域に対する平均透過率が好ましくは9
0%以上であることが望ましい。この平均透過率が90
%未満であると、ディスプレイとしての輝度又は照度が
低下したり、或いは色再現性能が低下したりといった不
都合が生じ得る。
【0039】さらに、複合基板10a,10b面に設け
られたバリア層2a〜2dは、耐溶媒性やガスバリア性
を有する薄膜である。例えば、カラー液晶や有機EL
(後述)のスイッチングに用いられるTFT5の製造工
程において、複合基板10a,10bは、真空や加熱処
理のみならず、レジスト塗布や現像工程で各種溶媒及び
無機又は有機アルカリ等の試薬に曝される。このような
環境変化に対しても、表面形状や透明性を保つ必要があ
る。
【0040】よって、バリア層2a〜2dの形成によ
り、複合基板10a,10bにそれらの耐溶媒性やガス
バリア性が付与され、薬剤処理が施される場合でも表面
形状や透明性を十分に維持できる。この点において、基
層1a,1b及び金属膜6a,6bの複合体にバリア層
2a〜2dが形成されたものを本発明の複合基板として
もよい。
【0041】バリア層2a〜2dを形成するための材料
としては、一般にガス遮断性を有するセラミックス、金
属等の無機系材料を用いることができ、例えば、酸化ケ
イ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化錫、
酸化インジウム−酸化錫といった透明セラミックス膜等
が好適である。或いは、酸素や水分に対する高い遮断性
能が要求される光磁気ディスクにおいてバリア膜材料と
して使用されている酸窒化ケイ素膜(特開平3−869
43号公報等参照)も有効である。かかる酸窒化ケイ素
膜は、酸化ケイ素の奏する透明性と、窒化ケイ素の奏す
る密着力(接合性)及び靭性とを兼ね備えており、好適
な処方といえる。なお、バリア層2a〜2dに用いる無
機材料には、カルシウム、ホウ素、ガリウム、ゲルマニ
ウム等の酸化物、窒化物、その他のフッ化物等を添加す
ることも可能である。
【0042】ここで、複合基板10bを形成する本発明
の複合基板製造方法について例示する。なお、FPD1
00においては、複合基板10aも同様に形成できる。
この方法は、金属膜6bを含有する膜と基層1bとを一
体に形成する工程を備えるものであり、一体形成の手段
としては、例えば、以下の各種方法を採用できる。な
お、本発明の複合基板製造方法はこれらに限定されるも
のではない。
【0043】〔第1の方法〕まず、開口部7のパターン
をあらかじめ形成した金属膜6bを形成する。このパタ
ーン形成には、上述の如く、極めて高い位置精度と生産
性の両立が要求される傾向にあり、例えば、特許第26
37864号公報、特開平6−65797号公報等に開
示されているフォトエッチング法を利用可能である。一
方、これとは独立に、押出成形や型重合等の一般的な樹
脂成形によって基層1bを製作する。
【0044】次に、開口部7が形成された金属膜6bを
基層1b上に載置した状態、或いは二枚の基層シート
(説明の便宜上、ここでは基層シート1b,1b’とい
う)の間に挟んだ状態で、基層シート1b,1b’を構
成する樹脂の成型可能温度で、加圧成形する。これによ
り、両者が接合された複合基板10bすなわち接合基板
が得られる。ここで、図4は、こうして得られた複合基
板10bを模式的に示す平面図である。かかる圧着によ
り、開口部7は、実質的に基層1bの樹脂で充填され
る。
【0045】〔第2の方法〕第1の方法と同様にして金
属膜6bを形成する。次に、この金属膜6b上に基層1
bの透明樹脂材料を溶媒等に溶解させた樹脂液を塗布
し、これを乾燥させて両者が一体に形成された複合基板
10bを得る。
【0046】〔第3の方法〕第1の方法と同様にして金
属膜6bを形成する。次に、金属膜6bに光硬化性樹脂
を介して二枚の基層シート1b,1b’を積層し、さら
に光硬化処理を施す。これにより、両者が接合された複
合基板10bすなわち接合基板が得られる。ここで、光
硬化性樹脂に替わり熱硬化性樹脂を用い、光硬化処理に
替わり熱硬化処理を施すことも可能である。
【0047】このように構成されたFPD100によれ
ば、TFT5及びカラーフィルタ3r,3g,3bがそ
れぞれ形成される際に、複合基板10a,10bが加熱
雰囲気に曝されて熱ストレス又は熱荷重(サーマルロー
ド)が印加されても、さらには、取り扱い時に機械的な
ストレスが生じても、金属膜6a,6bによって基層1
a,1bの伸縮等の形状変形が十分に抑制される。よっ
て、TFT5等の素子形成時に要求される高い位置精度
を満足することができる。
【0048】また、複合基板10a,10bが主として
樹脂から成る基層1a,1bをベース層としているの
で、可撓性に優れる利点がある。さらに、複合基板10
a,10bは、簡略な積層構造を有するので、その生産
効率の低下を防止できる。またさらに、金属膜6bが開
口部7を有するので、バックライト方式のディスプレイ
に対しても高い透光性を呈することができ、金属膜6a
も開口部7を有することと相俟って十分な表示性及び視
認性を実現できる。さらにまた、このような開口部7を
有しても、複合基板10a,10bが、上記式(1)で
表される関係を満たすように構成されていれば、金属膜
6a,6bによる基層1a,1bの変形抑制効果を十分
に発現させることができる。
【0049】また、フレキシブルなFPDは、その可撓
性に優れる特性により、製品の使用や取扱時に屈曲され
る等によって曲げ荷重が加わったり、使用環境によって
は温度変化による熱的ストレスが作用することがある。
このような状況においても、TFT5等が形成された複
合基板10a,10bの形状変化が抑止されるので、F
PD100全体の形状変化要因を排除することができ
る。よって、FPD製品の信頼性の向上をも図り得る。
【0050】図2は、本発明による複合基板を備えるフ
ラットパネルの第二実施形態を示す模式断面図である。
FPD200(フラットパネル装置)は、カラーフィル
タ3r,3g,3bがTFT5上に設けられており、且
つ、複合基板10aの代わりに基層1aを備えること以
外は、図1に示すFPD100と略同様の構成を有する
ものである。
【0051】先に説明したように、図1に示すFPD1
00では、画素ピクセルを画成する両方の基板が、それ
ぞれTFT5及びカラーフィルタ3r,3g,3bの基
板であるため、両基板として本発明の複合基板10a,
10bを用いることが有効である。これに対し、FPD
200では、複合基板10bが、TFT5のみならずカ
ラーフィルタ3r,3g,3bの基板を兼ねており、対
向板としては基層1aを用いることが可能である。
【0052】したがって、かかる構成を有するFPD2
00によれば、FPD100と同等又はそれ以上の可撓
性及び形状保持能を発現しつつ、ディスプレイの更なる
薄型化、工程の簡略化、及びコストの低減を図ることが
できる。なお、FPD100が奏するのと同様の他の作
用・効果については、重複を避けるため、ここでの説明
は省略する。
【0053】図3は、本発明による複合基板を備えるフ
ラットパネルの第三実施形態を示す模式断面図である。
FPD300(フラットパネル装置)は、有機EL発光
素子を有するELDであり、複合基板30bと基層1a
との間に、TFT5及びEL発光部8r,8g,8b
(RGB系に対応する光学素子)のアレイ構造が設けら
れたものである。
【0054】また、複合基板30bと基層1aとの間は
バリア層2aによって封止されている。さらに、複合基
板30bは、基層1b、バリア層2c、金属膜6a及び
バリア層2bが積層されて一体に構成されたものであ
り、先述の複合基板10a,10bと同等の可撓性及び
形状安定性を有するものである。なお、複合基板30b
も、上記式(1)で表される関係を満たすことが望まし
い。
【0055】このように構成されたFPD300によれ
ば、先述のFPD100,200と同様の作用により、
TFT5及びEL発光部8r,8g,8bが形成される
際の形状変形を十分に抑制できる。よって、これらの素
子形成時に要求される高い位置精度を実現できる。ま
た、複合基板30bが主として樹脂から成る基層1bを
ベース層としているので、FPD200と同等の可撓性
を発現できる。さらに、複合基板30bも簡略な積層構
造を有するため、その生産効率の低下を抑制できる。な
お、FPD100,200が奏するのと同様の他の作用
・効果については、重複を避けるため、ここでの説明は
省略する。
【0056】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、例えば、金属膜6a,6bは、パ
ターンの重ね合わせに必要なアライメントマーク(一般
に用いられる十字等の記号、数字、文字、スケール
等)、カラーフィルタ3r,3g,3bの透過光、又は
有機EL発光部8r,8g,8bの発色光の混色を防止
するための遮光パターンといった周期的構造、基板方向
を自動的に検出するためのいわゆるオリエンテーション
コーナー、製品の品種やロット名を示すコード類といっ
た種々の表示を有するものであってもよい。
【0057】また、複合基板10a,10bを製造する
方法として、基板1a,1b上に開口部を有しない金属
膜を堆積又は貼合し、この金属膜部分を前記の〔第1の
方法〕と同様にフォトエッチングして金属膜6a,6b
を形成することもできる。さらに、複合基板10a,1
0bは、液晶層4の代わりにTFT5アレイと例えばX
線変換材料とを備えるフラットパネルタイプのX線イメ
ージセンサや放射線位置検出器等に用いても好適であ
る。この場合、開口部7は設けなくてもよい。
【0058】
【実施例】以下、本発明に係る具体的な実施例について
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない
【0059】〈実施例1〉 (1)まず、厚さ0.1mmのインバー型合金製のシー
ト状(板状)を成す金属膜を脱脂して表面の防錆油を除
去する。これを水洗した後、酸性溶液又はアルカリ性溶
液で表面処理し、再度水洗する。次いで、この金属膜の
表裏面(両面)上に、厚さ数μmのフォトレジスト膜を
それぞれ被着形成せしめる。次に、各フォトレジスト膜
面に、形成すべき開口部、マークのパターンに対応した
所要の画像等を有するマスターパターンを、表裏位置を
合わせて密着させ、露光を行なう。それから、KOH
0.5%水溶液を使用してフォトレジスト膜を現像す
る。その後、更に塩化第二鉄水溶液を使用しスプレイエ
ッチングを施し、所望の開口部パターンを形成する。さ
らにKOH5%水溶液を用いて金属膜の表面からレジス
ト膜を剥離し、水洗することにより所望の開口部を有す
る金属膜を得る。
【0060】(2)上記(1)で得た開口部を有する金
属膜を、押出成形によって得た2枚の一定厚さ0.1m
mのポリカーボネートシート(フィルム;基層)の間に
挟み込み、160〜180℃で30分間、60kgf/
cm2で熱プレスすることで複合体を作製する。そし
て、この複合体における金属膜のパターン外の不要部分
をレーザー加工により切断し、金属膜と基層とが一体に
形成されて成り、且つ、寸法が川幅(短幅)370mm
×長尺(長幅)470mm×厚さ0.3mmのTFT形
成用の複合基板を得る。
【0061】〈比較例1及び2〉比較例1として、実施
例1で用いたのと同様の厚さ0.1mmのポリカーボネ
ートシートを実施例1の複合基板と同じ平面寸法に切断
したものを用意した。また、比較例2として、比較例1
のポリカーボネートシートと異なるロットで成形した同
寸法の他のポリカーボネートシートを用意した。
【0062】〈熱処理時の寸法変化率の評価〉実施例1
の複合基板(シート)並びに比較例1及び2のポリカー
ボネートシートに対し、それぞれ120℃で20分の加
熱処理を二回繰り返し実施した。加熱前及び各回の加熱
処理後の寸法を測定し、加熱前後の差異から各々の寸法
変化率を測定した。寸法測定は、SOKKIA製の液晶用測長
機(UMIC-800)を用い、実施例1の本発明による複合基
板、並びに、比較例1及び2のポリカーボネートシート
上に設けた識別マーク間の距離を読み取ることにより行
った。
【0063】その結果、実施例1の複合基板では、二回
の加熱処理後のいずれにおいても、寸法変化は±50p
pm以下であった。なお、この変化率の‘+’は寸法が
増大(伸長)したことを示し、‘−’は寸法が減少(縮
小)したことを示す(以下同様)。これに対し、比較例
1及び2のポリカーボネートシートの寸法変化率は、表
1に示すように、それぞれ最大約−260ppm、及
び、約−290〜約+45ppmであり、寸法変化率が
大きく、且つ、複数回の熱処理のキャンペーンに亘って
形状が安定しないことが判明した。なお、このように同
寸法・同種の樹脂シートで変化率が大きく異なるのは、
延伸履歴や成形に起因する残留応力が要因の一つと推定
される。
【0064】
【表1】
【0065】これらの結果より、本発明による複合基板
は、従来の樹脂シートのみの基板に比して、熱処理時の
寸法変化率が格段に少なく、形状安定性に極めて優れる
ことが確認された。これより、本発明の複合基板は、3
00mm以上の大型基板が多用されるFPD用カラーフ
ィルタ等の光学素子、TFT素子やTFD素子等のスイ
ッチング素子のアレイ構造を形成するための基板として
有用であり、生産性の観点からも有利であることが理解
される。
【0066】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による複合基
板及びその製造方法並びにフラットパネルによれば、優
れた可撓性を有しつつ、スイッチング素子や光学素子等
の素子を形成する際に要求される高い位置精度を十分に
達成できる共に、量産性を損なうことなく、しかも、透
光性が必要な場合にも十分な対応が可能となる。さら
に、本発明の複合体では、従来のFPD生産技術の基本
であった枚葉プロセスに替わって、連続フィルムの生産
方式が選択可能となり、生産性を大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合基板を備えるフラットパネル
の第一実施形態を示す模式断面図である。
【図2】本発明による複合基板を備えるフラットパネル
の第二実施形態を示す模式断面図である。
【図3】本発明による複合基板を備えるフラットパネル
の第三実施形態を示す模式断面図である。
【図4】本発明による複合基板を模式的に示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1a,1b…基層、2a,2b,2c,2d…バリア
層、4…液晶層、5…TFT(スイッチング素子)、6
a,6b…金属膜(膜)、7…開口部、3r,3g,3
b…カラーフィルタ(光学素子)、10a,10b,3
0b…複合基板、8r,8g,8b…有機EL発光部
(光学素子)、100,200,300…FPD(フラ
ットパネル)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沢 幸一 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業株 式会社内 Fターム(参考) 2H090 JA07 JA08 JB03 JB05 JD01 JD08 JD14 LA04 2H092 JA24 JB58 NA11 NA24 NA25 PA01 4F100 AB01A AK01B AK49 AR00C AT00B BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C EH46 EH462 EJ08 EJ082 EJ15 EJ152 EJ17 EJ172 EJ30 EJ302 EJ42 EJ422 EJ85 EJ851 GB41 JD08B JK17 JL02 JL04 JM02A YY00A 5C094 AA15 AA46 BA02 BA27 BA43 CA19 DA06 DA13 EB02 FB12 HA08 JA01 5G435 AA01 AA18 BB05 BB12 FF14 HH12 KK05 LL06 LL07 LL08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子が形成される複合基板であって、 金属を含有する膜と、主として所定波長の電磁波に対し
    て透過性を有する樹脂から成る基層とを備えており、 前記膜と前記基層とが一体に形成されたものである、こ
    とを特徴とする複合基板。
  2. 【請求項2】 前記膜が開口部を有するものであるとき
    に、当該複合基板が下記式(1); 【数1】 δ:下記式(2)で表される関係より求められる当該複
    合基板の変形率(%)、 k:当該複合基板に要求される所定の許容変形率
    (%)、 【数2】 L:当該複合基板に印加される荷重(kgf)、 E:前記膜の引張り弾性率(kgf/mm2)、 W:前記膜の幅(mm)、 T:前記膜の厚さ(mm)、 A:前記膜の開口率(−)、 で表される関係を満たすように設けられたものである、
    ことを特徴とする請求項1記載の複合基板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の複合基板と、 前記素子として前記複合基板上に形成された電気素子又
    は光学素子と、を備えることを特徴とするフラットパネ
    ル装置。
  4. 【請求項4】 素子が形成される複合基板を製造する方
    法であって、 金属を含有する膜と、主として所定波長の電磁波に対し
    て透過性を有する樹脂から成る基層とを一体に形成する
    工程を備える、ことを特徴とする複合基板製造方法。
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KR101027479B1 (ko) 2009-04-28 2011-04-06 제일모직주식회사 디스플레이 패널용 플렉서블 기판 및 그 제조 방법
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