JP2009004448A - 部品認識装置、表面実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質不良等を生じさせることなく、単一の受光カメラで部品を2方向から撮影することを目的とする。
【解決手段】実装ヘッド6に保持された電子部品2を集光レンズ25とイメージセンサ28とからなる単一の受光カメラ20により撮影し、得られた画像に基づいて前記電子部品2の保持状態を認識する部品認識装置8であって、電子部品2の表面から第一方向に出た第一光線L1、第二方向に出た第二光線L2を集光レンズ25に入射させつつイメージセンサ28により受光して電子部品2の第一画像、第二画像を撮像する構成であるとともに、第一光線L1、第二光線L2のうち、集光レンズ25に達するまでの幾何学的な光路長が短い側の光線を受光して得られる画像がピントが合った画像となるように受光カメラ20を配置する一方、幾何学的な光路長が長い側の光線の光路上に屈折率が1以上の媒質Bを設けて当該幾何学的な光路長が長い側の光線を境界面で屈折させつつ媒質内部を透過させることにより、他方側の画像についてもピントが合った画像となるように設定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品認識装置、及び部品認識装置を備えた表面実装機に関する。
従来より、部品供給装置を通じて供給される電子部品を吸着ノズルにより吸着して、基板上に実装する表面実装機が広く知られている。係る表面実装機においては、カメラを主体とする部品認識装置を搭載しており、吸着ノズルに吸着保持された部品の姿勢を認識して検査する構成をとっている。
この種の部品認識装置では、部品の姿勢をより確実に認識するため、撮像用のカメラを2つ専用に設けて、2方向から部品を撮影するものがある。しかし、カメラを2つ設けると部品点数が増加し、更には部品認識装置の大型化を招く。そこで、被写体(部品)から出た2つの光線を反射鏡等を用いて共通のカメラに入光させることで、単一カメラで部品を2方向から撮影する試みがされている(下記特許文献参照)。
特許第3136559号
ところで、カメラはレンズによる結像作用を利用して像面上に被写体の像を形成させて撮影を行うから、ピントが合うように被写体(部品)の位置とカメラの位置を設定する必要がある。
一方、上記特許文献のものは、被写体(部品)から出た2つの光線を反射鏡等を用いて共通のカメラに入光させているが、この場合、一方の光線の光路長(レンズまでの幾何学距離)と、他方の光線の光路長が通常は異なる長さになる。すると、一方にピントが合うようにカメラを配置すると、他方ではピントが合わなくなり、部品を認識するに足る画像を取得できない恐れがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、画質不良等を生じさせることなく、単一の受光カメラで部品を2方向から撮影することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の部品認識装置は、基台上を水平移動可能とされた実装ヘッドに保持された電子部品を集光レンズとイメージセンサとからなる単一の受光カメラにより撮影し、得られた画像に基づいて前記電子部品の保持状態を認識する部品認識装置であって、前記電子部品の表面から第一方向に出た第一光線、或いはバックライトより第一方向に出て前記電子部品の周囲を通過した第一光線を前記集光レンズに導く第一導光手段、又は、前記電子部品の表面から第二方向に出た第二光線、或いはバックライトより第二方向に出て前記電子部品の周囲を通過した第二光線を前記集光レンズに導く第二導光手段のうち、少なくともいずれか一方の導光手段を備え、前記第一光線を前記集光レンズに入射させつつ前記イメージセンサにより受光して前記電子部品の第一画像を撮像し、前記第二光線を前記集光レンズに入射させつつ前記イメージセンサにより受光して前記電子部品の第二画像を撮像する構成であるとともに、前記第一光線、前記第二光線のうち、前記集光レンズに達するまでの幾何学的な光路長が短い側の光線を受光して得られる画像がピントが合った画像となるように前記受光カメラを配置する一方、幾何学的な光路長が長い側の光線の光路上に屈折率が1以上の媒質を設けて当該幾何学的な光路長が長い側の光線を境界面で屈折させつつ前記媒質内部を透過させることにより、他方側の画像についてもピントが合った画像となるように設定したところに特徴を有する。
尚、ここで言う「ピントが合う」とは、以下のいずれかの状態を意味するものである。
(一)イメージセンサの像面から出て集光レンズに入射した光が被写体側の物体面上で像を結び、かつ被写体側の物体面から出て集光レンズに入射した光がイメージセンサの像面上で像を結ぶ状態
(二)イメージセンサの像面から出て集光レンズに入射した光が被写体側の物体面上で像を結び、かつバックライトから出て被写体の周囲を通過しつつ集光レンズに入射した光がイメージセンサの像面上で像を結ぶ状態
本発明の実施態様として以下の構成が好ましい。
・前記第一光線と、前記第二光線とを前記集光レンズに時間をずらして入射させ、前記イメージセンサによる両光線の受光を、時間を前後して行う構成とする。このような構成としておけば、所望の部品画像が得られる。
・前記電子部品と前記部品認識装置とを相対移動させつつ前記電子部品の第一画像と第二画像を前記受光カメラによって撮影するものであって、前記第一導光手段と前記第二導光手段とを前記相対移動方向に一定距離離して配置し、前記相対移動する電子部品が前記第一導光手段に対応する位置を通過する通過タイミングに合わせて前記受光カメラにより電子部品の第一画像を撮影し、前記相対移動する電子部品が前記第二導光手段に対応する位置を通過する通過タイミングに合わせて前記受光カメラにより電子部品の第二画像を撮影する構成とする。このような構成としておけば、電子部品と部品認識装置を相対移動させるだけで、電子部品の第一画像と、第二画像を順に撮影できる。
・前記相対移動する電子部品の移動経路の下方に前記第一導光手段を配置する一方、前記相対移動する電子部品の移動経路を挟んで前記第二導光手段と、前記バックライトとを対向配置するとともに、前記相対移動する電子部品の下面から出て下方に向かう前記第一光線を前記第一導光手段を介して前記受光カメラに入光させて前記電子部品の第一画像を撮影し、前記バックライトより照射され前記移動経路を横切りつつ進んで前記相対移動する電子部品の周囲を通過する前記第二光線を前記第二導光手段を介して前記受光カメラに入光させて前記電子部品の第二画像を撮影する。このような構成としておけば、電子部品の第一画像(電子部品を下側から写した画像)に基づいて電子部品の吸着誤差が検査できるし、また電子部品の第二画像(電子部品を側方から写した画像であって、部品外形を影として写した画像)に基づいて電子部品の吸着不良(いわゆるチップ立ちなど)が検査できる。
・前記媒質はプリズムであり、前記導光手段を兼用する。このようにしておけば、ピント合わせを行うための媒質をそれ専用に設ける必要がなく、部品認識装置を小型化できる。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の表面実装機は、基台と、実装対象の基板を基台上に搬入する基板搬送手段と、前記基台上に設けられ、電子部品の供給を行う部品供給部と、前記電子部品の保持機能を有し、前記部品供給部を通じて供給される前記電子部品を基板上に実装する実装動作を行う実装ヘッドと、前記実装ヘッドが設けられるヘッドユニットと、前記ヘッドユニットを前記基台上において水平移動させるヘッド駆動装置と、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載された部品認識装置と、を備えたところに特徴を有する。
本発明の実施態様として以下の構成が好ましい。
・前記ヘッドユニットに前記実装ヘッドが列をなして複数個設置されたものにおいて、前記部品認識装置を前記ヘッドユニットに前記実装ヘッドの並び方向に移動可能に取り付ける構成とする。このようにしておけば、取り出した電子部品を基板に運ぶ時間を利用して、スキャン動作(電子部品の撮影)を実行できるから、スキャン動作を行う時間をそれ専用に設ける必要がなく、部品実装処理を効率的に進めることが可能となる。
本発明の部品認識装置によれば、電子部品の第一画像と第二画像を単一の受光カメラにより撮影しつつも、両画像についていわゆるピンボケのない鮮明な画像を取得できる。従って、電子部品の保持状態を正しく認識できると共に、得られた認識結果を電子部品の実装処理に反映させることで緻密な部品実装処理が実施可能となる。
本発明の理解を容易とするため、本発明を端的に表した例を冒頭で説明し、その後、本発明の部品認識装置8を搭載した表面実装機1の具体的な構成を説明するものとする。
図1に示す符号Wは被写体としての電子部品、符号20は受光カメラ、符号25は集光レンズ、符号28はイメージセンサ、符号205は導光手段としての反射鏡である。尚、以下の説明(反射画像の説明)において「ピントが合う」とは、イメージセンサ28の像面から出て集光レンズ25に入射した光が被写体側の物体面上で像を結び、かつ被写体側の物体面から出て集光レンズ25に入射した光がイメージセンサ28の像面上で像を結ぶ状態を意味するものとする。また、像を結ぶ点を結像点Pと呼ぶものとする。
図1では、電子部品Wの第一部品面W1から水平(第一方向)に出た第一光線L1を集光レンズ25に直接入射させる一方、第二部品面W2から下向き(第二方向)に出た第二光線L2については反射鏡205を介して集光レンズ25に入射させており、両光線L1、L2が集光レンズ25に達するまでの幾何学的な光路長Fが互いに異なっている。
そのため、部品面W1、W2のいずれか一方にピントを合わせるように受光カメラ20を配置すると、他方側ではピントが合わない状態となる。
例えば、図2では光路長Fの短い第一部品面W1にピントが合うように受光カメラ20の位置(光線中心Lo上の配置)を決めているが、この場合、図2の(a)に示すように第一部品面W1側では結像点Pが部品面上に一致するものの、光路長Fの長い第二部品面W2側では、図2の(b)に示すように第二部品面W2より手前側に結像点Pが出来てしまう。
このような場合、ピントの合った第一部品面W1については鮮明な部品画像が得られるが、第二部品面W2についてはいわゆるピンボケ状態となる可能性が高い。
尚、上記例とは反対に、光路長Fの長い第二部品面W2側にピントを合わせてカメラ20の位置を決めた場合、光路長Fの短い第一部品面W1側では部品面W1の奥側に結像点Pができるので、やはり、ピンボケ状態となる。
そこで、本部品認識装置では、第一光線L1を受光して得られる第一画像、第二光線L2を受光して得られる第二画像の双方についてピントが合った鮮明画像が得られるように、以下の2つの構成をとっている。
(1)第一光線L1、第二光線L2のうち、集光レンズ25に達するまでの幾何学的な光路長Fが短い側の光線を受光して得られる画像がピントが合った画像となるように受光カメラ20を配置する構成とする。
(2)幾何学的な光路長Fが長い側の光線の光路上に屈折率が1以上の媒質Bを設け、光線を境界面B1、B2で屈折させつつ当該媒質内部を透過させる構成とする。
上記構成の作用について説明する。まず、上記(1)の構成とした場合、光路長Fの長い光線L2側では、図2にて示したように部品面W2の手前側に結像点Pができる。
しかし、上記(2)の構成を適用すると、図3に示すように媒質Bの境界面B1、B2で光線L2が屈折を起こす。すると、この屈折により光線L2は屈折なく直進した場合に比べて、遠くで像を結ぶこととなる(図3の例ではP’)。
係る結像点Pの変化量Δは図4に示す通りであり、その値は媒質Bの屈折率nの大きさと、媒質Bの全長Dにより一義的に定まる。
Figure 2009004448
Δ:結像点Pの変化量
D:媒質Bの全長
k:媒質Bの屈折率nの逆数
従って、部品面W2に対する結像点Pのずれ分が相殺されるように媒質Bの材質、全長を設定することで、光路長の長い光線L2側についてもピントを合わせることが可能となる。このようにすれば、第一光線L1を受光して得られる第一画像、第二光線L2を受光して得られる第二画像の双方についてピントが合った状態となり、両画像とも鮮明画像を得ることが可能となる。
以上、図1〜図3に基づき、撮像により被写体側の2つの部品面W1、W2の反射画像を得る場合を説明したが、異なる2つの方向から被写体に光(例えば、平行光)を当て各透過画像を得る場合も同じである。
図1において電子部品Wの左方にバックライトを設けて電子部品Wを左方から照らすと、光の一部は図1において水平に進み、電子部品Wの周囲を通過しつつ電子部品2の最外郭線(輪郭線)から出る。この光は上記第一光線L1と同様に集光レンズ25に入射し、受光カメラ20のイメージセンサ28上に像を結ぶ。これにより、電子部品2の第一透過画像、すなわち電子部品2に対応する部分が影となって写された画像が得られる。
同様、図1において電子部品Wの上方にバックライトを設けると、光の一部は図1において下方に進み、電子部品Wの周囲を通過しつつ電子部品2の最外郭線(輪郭線)から出る。この光は第二光線L2と同様に反射鏡205で反射された後、集光レンズ25に入射し、受光カメラ20のイメージセンサ28上に像を結ぶ。これにより、電子部品2の第二透過画像、すなわち電子部品2に対応する部分が影となって写された画像が得られる。この場合においても、両光線L1、L2の光路長Fに違いがあると、一方にピントを合わせると、他方ではピントが合わず他方の画像はピンボケ状態になる。
そのため、電子部品2の周囲を通過した両光線L1、L2のうち幾何学的な光路長が短い側の光線を受光して得られる画像がピントが合った画像となるように受光カメラ20をまず配置する。その一方、幾何学的な光路長Fが長い側の光路上には、屈折率が1以上で所定長Dの媒質Bを設け、光線Lを境界面で屈折させつつ当該媒質内部を透過させる。このような設定することで、光路長Fの長い側の画像にもピントを合わせることが可能となり、2方向いずれの透過画像についても鮮明な画像を取得できる。
同様、一方で透過画像を、他方で反射画像を得る場合も、両光線L1、L2のうち幾何学的な光路長が短い側の光線を受光して得られる画像がピントが合った画像となるように受光カメラ20を配置する一方、幾何学的な光路長Fが長い側の光路上に屈折率が1以上で全長が所定長Dの媒質Bを設けるようにする。これにより、透過画像、反射画像の双方について鮮明な画像を取得することが可能となる。
尚、本発明における「前記電子部品の表面から出た光線」と言うのは部品表面で散乱した光線のことを意味しており、係る光線を受光カメラ20に入光させ撮影することで電子部品Wの反射画像が得られる。また、本発明における「バックライトより出て前記電子部品の周囲を通過した光線」を受光カメラ20に入光させ撮影を行うことで電子部品の透過画像が得られる。
以下、図5ないし図14を参照して、表面実装機1の具体的構成を説明する。表面実装機1は、電子部品2を基板3に実装する装置であって、図5、図6に示すように基台1a上に配置されて基板3を搬送する基板搬送手段4と、この基板搬送手段4の両側に配置され、複数の電子部品2を供給する部品供給部5と、基台1a上において部品供給部5と基板3との間を移動可能なヘッドユニット7と、ヘッドユニット7と共に基台11a上を水平移動可能とされた実装ヘッド6と、実装ヘッド6に設けられ電子部品2を吸着可能な吸着ノズル6aと、実装ヘッド6の吸着ノズル6aに吸着された電子部品2を画像認識する部品認識装置8(図7)とを備えている。
上記基板搬送手段4は、基台1a上において基板3を図5の右側から左側へ搬送する一対のコンベア4a、4aを有しており、このコンベア4a、4aにより搬入された基板3は、所定の実装作業位置(同図に示す基板3の位置)で一旦停止させられ、ここで電子部品2が基板3に実装される。
上記部品供給部5は、基板搬送手段4の両側に配列された多数のテープフィーダ5aを備えている。このテープフィーダ5aは、詳しくは図示しないが、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品2を所定間隔おきに収納、保持したテープが巻回されたリールを有しており、このリールから電子部品2を間欠的に繰り出してヘッドユニット7の吸着ノズル6aによりピックアップさせるように構成されている。
上記ヘッドユニット7は、これらテープフィーダ5aからの電子部品2を吸着ノズル6aにより吸着保持して基板3に搬送するものであり、本実施形態では、このヘッドユニット7にそれぞれ吸着ノズル6aを備えた6本の実装ヘッド6がX軸方向(基板搬送手段4の搬送方向)に等間隔で列状に設けられている。
吸着ノズル6aは、負圧発生装置(図示せず)に接続されることにより、ノズル先端に負圧状態を発生させ、この負圧吸着力により、電子部品2を着脱可能に吸着保持し得るように構成されている。また、吸着ノズル6aは、それぞれ、ヘッドユニット7に対してノズル昇降駆動手段(図示せず)によりZ軸方向に昇降可能に、かつ、ノズル回転駆動手段(図示せず)によりノズル中心軸回り(R軸回り)に回動可能に構成されている。
ここで、ノズル昇降駆動手段は、吸着もしくは装着を行う下降位置と、搬送や撮像を行う上昇位置との間で吸着ノズル6aを昇降させるものであり、ノズル回転駆動手段は、吸着ノズル6aを必要に応じて回転させて、電子部品2の姿勢を調整するものである。ノズル昇降駆動手段とノズル回転駆動手段は、それぞれサーボモータ(図示せず)と所定の動力伝達機構(図示せず)で構成されている。そして、ヘッドユニット7は、これらの吸着ノズル6aで吸着された複数の電子部品2を部品供給部5と基板3との間で搬送し、基板3に実装する。そのため、このヘッドユニット7は、基台1aの所定範囲に亘りX軸方向及びY軸方向(X軸方向と直交する方向)に移動可能となっている。
つまり、実装ヘッド支持部材7aにはX軸方向に延びるX方向ボールねじ軸12及びX方向ガイドレール(図示せず)が設けられ、ヘッドユニット7にはX方向ボールねじ軸12と螺合するボールナット(図示せず)が設けられ、X方向ボールねじ軸12がX軸サーボモータ11によって回転駆動されることで、ヘッドユニット7が実装ヘッド支持部材7aに対してX軸方向に駆動される。また、実装ヘッド支持部材7aは、その両端部がY軸方向に延びる固定レール9によってY軸方向に移動可能に支持され、同じくY軸方向に延びるY方向ボールねじ軸14と螺合するボールナット(図示せず)を備えている。これにより、実装ヘッド支持部材7aは、Y方向ボールねじ軸14がY軸サーボモータ13によって回転駆動されることで、基台1a上の所定範囲に亘ってY軸方向に駆動される。尚、これら各装置が、本発明のヘッド駆動装置に相当している。
上記部品認識装置8は電子部品2の保持状態、より具体的に言えば吸着ノズル6aを介して部品供給部5から取り出された電子部品2の吸着姿勢を画像認識する光学系装置であり、図7〜図9に示すように受光カメラ20、プリズム群30及びこれらを支持する支持部材8fを主体として構成されている。
受光カメラ20は集光レンズ25と、集光レンズ25により収束された光を受光して撮像信号に変換するイメージセンサ28とから構成されている。イメージセンサ28は受光素子を一次元状に配置したラインセンサ、二次元に配置したエリアセンサのいずれも適用可能であるが、本実施形態では一次元のラインセンサを用いた構成をとっている。係る受光カメラ20は支持部材8f上におけるY軸方向の奥側に配置されている。
プリズム群30はX軸方向に並ぶ3枚のプリズム31、33、37から構成されており、支持部材8f上においてY軸方向の手前側の端寄りの位置に配置されている。以下、プリズム31を第一プリズム、プリズム33を第二プリズム、プリズム37を第三プリズムと呼ぶものとする。
第一プリズム31は本発明の「第一導光手段」に相当するものであって、Y軸方向に長い横長な形状をなしており、図8において紙面上側にあたる支持部材8fの側部に設置されている。第三プリズム37は三角柱状をなしており、受光カメラ20の正面に配置されている。
第二プリズム33は本発明の「第二導光手段」としての機能、「媒体」としての機能の両機能を担うものであって、第一プリズム31と第三プリズム37の間において、図8に示すように第三プリズム37に寄せて配置されており、第一プリズム31に対して一定距離を隔てる配置となっている。係る第二プリズム33はY軸方向の長さが第一プリズム31、第三プリズム37の約半分程度の長さとされ、支持部材8f上にたて向きに配置されている。
また、図8、図9に示すように支持部材8f上には、第一プリズム31に対応して第一照明体41と、第二プリズム33に対応して第二照明体(本発明の「バックライト」に相当)43とが設けられている(図7上は省略)。
第一照明体41はいわゆる反射タイプの照明であって、後述するスキャン動作の際に、電子部品2を斜め下方より照らすものである。また、第二照明体43は第二プリズム32とY軸方向に向かい合って配置されており、スキャン動作の際に、電子部品2をY軸方向の奥側から照らすものである。
上記受光カメラ20、プリズム群30、照明体41、43を支持した支持部材8fは図9に示すように、取付具8dを介してヘッドユニット7に取り付けられている。
そして、取付具8dとヘッドユニット7のジョイント部には、ボールナット(不図示)とボール螺子8eとからなるボール螺子機構が組み込まれており、不図示のサーボモータを駆動させると、ボールナットとボール螺子8eの作用により、支持部材8fを含む部品認識装置8の全体が図9の位置関係を保持しつつ、ヘッドユニット7上をX軸方向(図9の紙面直交方向)に移動して、スキャン動作(電子部品2の撮影)を行う構成となっている。
尚、図9の位置関係というのは、ヘッドユニット7に設けられた吸着ノズル6aの真下に第一、第三プリズム31、37が位置し、吸着ノズル6aから見てY軸方向手前に第二プリズム33が位置する位置関係のことである。
では、上記受光カメラ20、プリズム群30による具体的なスキャン動作(撮影動作)について説明する。本実施形態では、部品認識装置8の初期位置は図6に示す位置(ヘッドユニット7のX軸方向右端の位置)に設定されており、スキャン動作が開始されると、部品認識装置8はヘッドユニット7上を図6の左側に水平移動する。
これにより、一列状に並ぶ吸着ノズル6aに対してプリズム群30が次第に接近してゆき、やがて、第一プリズム31が先頭に位置する吸着ノズル6aの下方に至る。すると、図10、図11に示すように、第一プリズム31が吸着ノズル6aの下方を通過する通過タイミングに合わせて、第一照明体41がパルス点灯される。
これにより、第一照明体41から照明光が出射され、電子部品2の下面が照らされる。すると、光の散乱により部品下面から下向きに第一光線L1が出る。係る第一光線L1は第一プリズム31の表面32で第三プリズム37側にあたる図10の下側に反射される。
反射された第一光線L1は第二プリズム33の側方を通過しつつ、第三プリズム37の表面38で再び反射され、受光カメラ20に向かう。その後、第一光線L1は集光レンズ25により収束されつつ、ラインセンサ28上に入光する。尚、図11では、光線L1の光路を解り易くするため第二プリズム33を省略してある。
そして、第一光線L1の入光後、ラインセンサ28から所定のタイミングで撮像信号が読み出され、電子部品2の1次元的な線状画像が取得される。
係る撮影処理を電子部品2が第一プリズム31の上方を通過するときに、複数回連続的に行うことで、X軸方向に位置を少しずつ異ならせた電子部品2の線状画像が取得されるから、これらをX軸方向に並べて二次元化することで電子部品2の二次元反射画像が得られる構成となっている(下面画像の取得)。
その後、スキャン動作が更に進むと、第一プリズム31は先頭に位置する吸着ノズル6aを通過し、今度は第二プリズム33が先頭に位置する吸着ノズル6aに接近してゆく。すると、図12、図13に示すように、第二プリズム33が吸着ノズル6aの左側方を通過する通過タイミングに合わせて、第二照明体43がパルス点灯される。
これにより、電子部品2は照明光によりY軸方向の奥側から照らされる。そして、電子部品2をY軸方向奥側から照らす光線(第二照明体43より発せられた光)は、その後、部品側面の周囲を通過しつつ部品側面の最外郭線より出てY軸方向手前に進む(以下、第二光線)。係る第二光線L2は第二プリズム33の内部に一旦入り、プリズム33内を進む。そして、第二プリズム33の表面34、35にて2度反射して、第二プリズム33を抜ける。
第二プリズム33を抜けた第二光線L2は第三プリズム37の表面38で再び反射された後、集光レンズ25に入射し、その後、ラインセンサ28上に入光する。尚、図13では、光線L2の光路を解り易くするため第一プリズム31を省略してある。
そして、第二光線L2の入光後、ラインセンサ28から所定のタイミングで撮像信号が読み出され、電子部品2の最外郭線(輪郭線)を影として写した1次元的な線状画像が取得される。
係る撮影処理を電子部品2が第二プリズム33の側方(図12において右側方)を通過するときに複数回連続的に行うことで、X軸方向に位置を少しずつ異ならせた電子部品2の線状画像が取得されるから、これらをX軸方向に並べて二次元化することで電子部品2の最外郭線を影として写した二次元透過画像が得られる構成となっている(側方画像の取得)。
このように、本実施形態のものは、吸着ノズル6aが第一プリズム31上を通過するタイミングに合わせて第一回目の撮影(すなわち下面画像の撮影)を行い、吸着ノズル6aが第二プリズム33の右側方を通過するタイミングに合わせて第二回目の撮影(すなわち側方画像の撮影)を行っている。
上記により、本発明の「前記第一光線と前記第二光線とを前記集光レンズに時間をずらして入射させ、前記イメージセンサによる両光線の受光を時間を前後して行う」が実現されている。
そして、プリズム群30が一列状に並ぶ各吸着ノズル6aを通過する都度、上記要領で電子部品2の撮影をなされる結果、図6に示す初期位置にある部品認識装置8がヘッドユニット7の反対側まで移動完了したときには、全吸着ノズル6aについて、それに保持された電子部品2の下面画像並びに側方画像が取得されることとなる。
尚、本例では第一光線L1の幾何学的な光路長が、第二光線L2の幾何学的な光路長より短い。そのため、電子部品2の下面にピントが合うように受光カメラ20の位置を設定するとともに、幾何学的な光路長が長い第二光線L2については、本発明の「媒体」として機能する第二プリズム33の内部を透過させている。これにより、第二光線L2が第二プリズム33を出入りする両境界面33a、33bにて光の屈折が生じてピントのずれが相殺される結果、電子部品2の側方画像についてもピントが合う状態となる。そのため、電子部品2の下面画像、側方画像共に、部品を認識するに足る鮮明な画像を取得することができる。
また、上記では部品認識装置8を移動側として説明を行ったが、言い換えれば、本スキャン動作により電子部品2が部品認識装置8に対して図8に示す移動経路R上を相対移動するとも言える。すなわち、本発明の「前記相対移動する電子部品の移動経路(ここでは、R)の下方に前記第一導光手段(ここでは、第一プリズム31)を配置する一方、前記相対移動する電子部品の移動経路(ここでは、R)を挟んで前記第二導光手段(ここでは、第二プリズム33)と、前記バックライト(ここでは、照明体43)とを対向配置するとともに、前記相対移動する電子部品の下面から出て下方に向かう前記第一光線(ここでは、L1)を前記第一導光手段(ここでは、第一プリズム31)を介して前記受光カメラ(ここでは、受光カメラ20)に入光させて前記電子部品の第一画像(ここでは、下面画像)を撮影し、前記バックライト(ここでは、照明体43)より照射され前記移動経路(ここでは、R)を横切りつつ進んで前記相対移動する電子部品の周囲を通過する前記第二光線(ここでは、L2)を前記第二導光手段(ここでは、第二プリズム33)を介して前記受光カメラ(ここでは、受光カメラ20)に入光させて前記電子部品の第二画像(ここでは、側方画像)を撮影する」構成が上記により実現されている。
次に、図14を参照して表面実装機1の制御装置100について説明する。制御装置100は主制御部110、軸制御部120、照明制御部130、画像処理部140を備えている。
上記主制御部110は、実装機1の動作を統括的に制御するもので、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラム等を予め記憶するROM及び装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成される。この主制御部110は、予め記憶されているプログラムに従って、基板搬送手段4、部品供給部5、実装ヘッド6、ヘッドユニット7、部品認識装置8等の各機器を制御するものである。
上記軸制御部120は主制御部110との間で制御信号を受け渡しすることで、X軸サーボモータ11、Y軸サーボモータ13、部品認識装置8を水平移動させるサーボモータ等の駆動を制御する機能を担うものである。
上記照明制御部130は主制御部110から出力される制御信号に基づいて、第一照明体41、第二照明体43を所定のタイミングでパルス点灯させる機能を担うものである。
上記画像処理部140は主制御部110から出力される制御信号に基づいて、受光カメラ20より所定のタイミングで撮像信号の読み出しを行うと共に、読み出した撮像信号に所定の処理を施すことにより部品認識に適した画像データを生成して主制御部110に出力する機能を担うものである。
次に、表面実装機1による電子部品2の実装動作を簡単に説明する。まず、実装対象の基板3はコンベア4a、4aを介して、入り口側となる図5に示す右側から基台1a上に搬入される。そして、搬入された基板3は、基台中央まで運ばれたところで不図示のストッパに当接し、図5において二点鎖線で示す実装作業位置に停止される。
そして、上記した基板3の搬入作業と並行して、実装対象の電子部品2を部品供給部5から取り出す処理が行われる。
すなわち、ヘッドユニット7を部品供給部5の上方へと移動させる処理が行われ、ヘッドユニット7に設けられる実装ヘッド6がテープフィーダ5aの前部に設定される部品供給位置の上方にセットされる。
その後、実装ヘッド6を下降させつつ、所定のタイミングでヘッド先端の吸着ノズル6aに負圧が供給される。これにより、吸着ノズル6aにより部品供給位置上の電子部品2が吸着保持される。その後、実装ヘッド6を上昇させることで、電子部品2を部品供給位置から取り出すことができる。
そして、全実装ヘッド6による電子部品2の取り出し作業が完了すると、ヘッドユニット7は取り出した電子部品2を実装するべく、基板3の上方に移動を始める。
そして、取り出した電子部品2を基板3の上方に移動させる過程で、先に説明した部品認識装置8によるスキャン動作が実行され、各実装ヘッド(吸着ノズル6a)6に吸着保持された各電子部品2の下面画像、側方画像が取得される。
これら各電子部品2の下面画像の画像データ、側方画像の画像データは主制御部110へと取り込まれる。すると、主制御部110では取り込まれた画像データに基づいて、以下の処理が行われる。
まず、電子部品2の側方画像の画像データにより、いわゆるチップ立ち等の吸着不良の有無が検査される。そして、吸着不良がないと判定されると、次に、電子部品2の下面画像の画像データに基づいて電子部品2の吸着ずれ量(吸着誤差)が算出される。
これら吸着不良の判定、吸着ずれ量の算出は、各実装ヘッド6について、それぞれ個別に行われる。そして、ヘッドユニット7を介して電子部品2を基板3上に移動させる移動動作中、算出された吸着ずれ量に基づいて各実装ヘッド6ごとに電子部品2の吸着位置ずれを補正する処理がそれぞれ個別に行われる。
そして、電子部品2が所定の部品装着位置に達したところで、実装ヘッド6の昇降が行われ、この昇降に伴い電子部品2が基板3上に実装される。上記実装動作が繰り返し行われ、全電子部品2が基板3上に全て実装されると、実装処理は完了する。
その後、実装処理を完了した基板3は、コンベア4a、4aを介して、出口側となる図5に示す左側から機外に搬出される。
尚、上記では電子部品2に吸着不良がなかったものとして説明を行ったが、電子部品2に吸着不良があれば、それに応じたエラー処理、すなわち、当該電子部品2を廃棄させる処理が行われることとなる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本表面実装機1によれば、電子部品2の下面画像、側方画像の2画像に基づいて電子部品2を認識している。従って、電子部品2の姿勢を正確に認識できる。
また、単一の受光カメラ20で電子部品2の下面画像、側方画像の両画像を共に撮像しているが、これら下面画像、側方画像を形成する両光線L1、L2の幾何学的な光路長Fが互いに異なっている。この点、本実施形態では上述した(1)、(2)の構成を適用してピント調整してあるから、単一の受光カメラ20により電子部品2の下面画像、側方画像の双方の画像を取得しつつも、両画像についていわゆるピンボケのない鮮明な画像を取得できる。
加えて、本実施形態のものは、受光カメラ20のラインセンサ28を時間的に区分して使用しており、電子部品2の下面画像を形成する第一光線L1がラインセンサ28上に入光するタイミングと、電子部品2の側方画像を形成する第二光線L2がラインセンサ28上に入光するタイミングが時間的に重ならない設定となっている。このような構成としておけば、光の干渉等が生じず、より鮮明な画像が取得できる。
また、本実施形態では、部品認識装置8をヘッドユニット7にスライド可能に搭載しており、電子部品2を部品供給部5から基板3に運ぶ時間を利用して、スキャン動作を実行している。このような構成であれば、スキャン動作を行う時間をそれ専用に設ける必要がなく、部品実装処理を効率的に進めることが可能となる。
また、本実施形態では、第二プリズム33が本発明の導光手段としての機能、媒質としての機能の双方を兼用している。このような構成であれば、ピント合わせを行うための媒質をそれ専用に設ける必要がなく、部品認識装置8を小型化できる。
また、本実施形態では、イメージセンサ28に一次元のラインセンサを用いている。ラインセンサであれば安価であり、また、エリアセンサに比べて画素数が格段に少なく信号処理を高速で行うことができるから、ある程度スキャン速度が速くても、それに対応できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、部品認識装置8をヘッドユニット7上に搭載したが、部品認識装置8の設置場所は電子部品2の撮影が可能な場所であれば特に制約はなく、例えば、基台1a上に固定的に設置してもよい。尚、この場合に電子部品2の撮影を行うには、ヘッドユニット7を介して一列状に並ぶ各実装ヘッド6を部品認識装置8上において移動させてやればよく、これにより、各実装ヘッド6に保持された電子部品2が部品認識装置8のプリズム群30を順次横切るから、そのタイミングに合わせて撮影を行ってやれば、本実施形態の場合と同様に各電子部品2の下面画像、側方画像を簡単に取得できる。
(2)上記実施形態では、第一プリズム31、第二プリズム33、第三プリズム37の3枚のプリズムを用いて第一光線L1、第二光線L2の双方の光線を受光カメラ20に導く構成をとったが、第一プリズム31、第三プリズム37については、光を透過させる必要がないので反射ミラー等で代用することができる。
(3)上記実施形態では、電子部品2の下面画像を反射画像とし、電子部品2の側方画像を透過画像としたが、反射/透過のパターンは、本実施形態の例に限定されるものではなく、他の組み合わせとすることも無論可能である。例えば、下面画像、側方画像の双方を反射画像、或いは透過画像としてもよい。
第一光線、第二光線の光路を示す光路図 光路長の短い第一光線側にピントが合っており、光路長の長い第二光線側にはピントが合っていない状態を示す図 光路長の長い第二光線の光路中に媒体を挿入することで、第一光線、第二光線の双方についてピントが合った状態を示す図 境界面で光線が屈折する様子を示す図 表面実装機の平面図 ヘッドユニットの支持構成を示す図 部品認識装置の外観構成を示す斜視図 部品認識装置の平面図 図6中のC−C線断面図 第一光線の光路を示す平面図 同じく第一光線の光路を示す斜視図 第二光線の光路を示す平面図 同じく第二光線の光路を示す斜視図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図
符号の説明
1…表面実装機
2…電子部品
7…ヘッドユニット
8…部品認識装置
20…受光カメラ
25…集光レンズ
28…イメージセンサ
30…プリズム群
31…第一プリズム(本発明の「第一導光手段」に相当)
33…第二プリズム(本発明の「第ニ導光手段」、「媒体」に相当)
37…第三プリズム
L1…第一光線
L2…第二光線

Claims (7)

  1. 基台上を水平移動可能とされた実装ヘッドに保持された電子部品を集光レンズとイメージセンサとからなる単一の受光カメラにより撮影し、得られた画像に基づいて前記電子部品の保持状態を認識する部品認識装置であって、
    前記電子部品の表面から第一方向に出た第一光線、或いはバックライトより第一方向に出て前記電子部品の周囲を通過した第一光線を前記集光レンズに導く第一導光手段又は、
    前記電子部品の表面から第二方向に出た第二光線、或いはバックライトより第二方向に出て前記電子部品の周囲を通過した第二光線を前記集光レンズに導く第二導光手段のうち、少なくともいずれか一方の導光手段を備え、
    前記第一光線を前記集光レンズに入射させつつ前記イメージセンサにより受光して前記電子部品の第一画像を撮像し、
    前記第二光線を前記集光レンズに入射させつつ前記イメージセンサにより受光して前記電子部品の第二画像を撮像する構成であるとともに、
    前記第一光線、前記第二光線のうち、前記集光レンズに達するまでの幾何学的な光路長が短い側の光線を受光して得られる画像がピントが合った画像となるように前記受光カメラを配置する一方、幾何学的な光路長が長い側の光線の光路上に屈折率が1以上の媒質を設けて当該幾何学的な光路長が長い側の光線を境界面で屈折させつつ前記媒質内部を透過させることにより、他方側の画像についてもピントが合った画像となるように設定したことを特徴とする部品認識装置。
  2. 前記第一光線と、前記第二光線とを前記集光レンズに時間をずらして入射させ、前記イメージセンサによる両光線の受光を、時間を前後して行う構成としてあることを特徴とする請求項1に記載の部品認識装置。
  3. 前記電子部品と前記部品認識装置とを相対移動させつつ前記電子部品の第一画像と第二画像を前記受光カメラによって撮影するものであって、
    前記第一導光手段と前記第二導光手段とを前記相対移動方向に一定距離離して配置し、
    前記相対移動する電子部品が前記第一導光手段に対応する位置を通過する通過タイミングに合わせて前記受光カメラにより電子部品の第一画像を撮影し、
    前記相対移動する電子部品が前記第二導光手段に対応する位置を通過する通過タイミングに合わせて前記受光カメラにより電子部品の第二画像を撮影する構成としてあることを特徴とする請求項2に記載の部品認識装置。
  4. 前記相対移動する電子部品の移動経路の下方に前記第一導光手段を配置する一方、
    前記相対移動する電子部品の移動経路を挟んで前記第二導光手段と、前記バックライトとを対向配置するとともに、
    前記相対移動する電子部品の下面から出て下方に向かう前記第一光線を前記第一導光手段を介して前記受光カメラに入光させて前記電子部品の第一画像を撮影し、
    前記バックライトより照射され前記移動経路を横切りつつ進んで前記相対移動する電子部品の周囲を通過する前記第二光線を前記第二導光手段を介して前記受光カメラに入光させて前記電子部品の第二画像を撮影することを特徴とする請求項3に記載の部品認識装置。
  5. 前記媒質はプリズムであり、前記導光手段を兼用していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の部品認識装置。
  6. 基台と、
    実装対象の基板を基台上に搬入する基板搬送手段と、
    前記基台上に設けられ、電子部品の供給を行う部品供給部と、
    前記電子部品の保持機能を有し、前記部品供給部を通じて供給される前記電子部品を基板上に実装する実装動作を行う実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドが設けられるヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを前記基台上において水平移動させるヘッド駆動装置と、
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載された部品認識装置と、を備えたことを特徴とする表面実装機。
  7. 前記ヘッドユニットに前記実装ヘッドが列をなして複数個設置されたものにおいて、前記部品認識装置を前記ヘッドユニットに対して前記実装ヘッドの並び方向に移動可能に取り付けたことを特徴とする請求項6に記載の表面実装機。
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