JP2009004233A - 線条体自動束取方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】線条体の印字作業を自動化する際に、毎回の束取り時に、印字部の位置で切断される事態を避ける。
【解決手段】連続的に送出される線条体3の条長を第1計尺器7で計測した直後に、線条体3の表面に所定の間隔(ピッチP)毎に自動的に印字部9を印字し、この印字された線条体3の条長を第2計尺器15で計測した後に、この第2計尺器15の計測による線条体3の所定量の条長分だけ束巻きし、かつ切断してから所定の結束位置で結束する。束巻きした線条体3を結束する時に、連続的に送出された線条体3を貯線機13で一時的に貯めると共に、所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と所定の結束位置との位相差α分を所定量に加えた条長を第2計尺器15で計測し、この計測した位相差α分だけを次の束取りのために加算するように補正して自動的に各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、線条体自動束取方法及びその装置に関し、特にドロップ・インドアケーブルなどの線条体の束取りし結束する工程を自動的に行う線条体自動束取方法及びその装置に関する。
従来では、ドロップ・インドアケーブルなどの線条体の束取り方法としては、手動が主な方法であったが、近年では自動束取装置が開発されている。この自動束取装置で線条体の束取りが行われるには、その前に、線条体の表面には所定の間隔毎に条長印字などを印字する必要がある。しかし、従来の自動束取装置では、線条体の印字作業と束取りを連続して同じラインで行われていなかった。
なお、従来の自動束取装置を用いて、連続して送出される線条体としての例えばドロップ・インドアケーブルなどのケーブルを束取りする場合は、結束時の時間を稼ぐためにアキュームレータ(貯線機)を用いて一時的に貯めておき、自動束取装置に巻き取られるケーブルが所定の製品条長に対して欠尺しないように断続的に作業者の感覚(判断)により切断した後に、例えば円周上でほぼ等間隔の4箇所で結束される。
また、自動的に印字する印字機としては、例えば特許文献1に示されているように、一般にケーブル製造工程において、所定方向に走行するケーブル長さを計尺すると共に、その計尺値を順次ケーブル上に刻印するレングスマーク装置が知られている。その目的は被印刷ケーブル上に実測長と一致する位置に刻印条長を刻印できるレングスマーク装置を提供することであって、上記の自動束取り装置に係る装置ではない。
特許第2997012号公報
ところで、従来の自動束取り装置において線条体の印字作業と束取りを連続して同じラインで自動的に行うためには、例えば図12(A)に示されている自動束取り方法が考えられるが、この場合、種々の問題点が生じてくる。
例えば、線条体としての例えばドロップ・インドアケーブルなどのケーブル101を卷回したドラム103Aを備えた送出機103から前記ケーブル101が送出され、この送出されたケーブル101はその表面に印字機により所定の間隔毎に条長印字部105が印字される。例えば、図12(B)に示されているように、上記の条長印字部105の開始時はケーブル101の先端から寸法Aとしての例えば1.5mの位置にあり、その後ピッチP(所定の間隔)としての例えば1.0m毎に印字される。その後、送出されたケーブル101を一時的に貯めるためのアキュームレータ107(貯線機)を通過してからケーブル101の条長が計尺器109で計測された後に、ケーブル101を切断するためのカッタ111Aを備えた線条体切断機111を通過してから従来の自動束取り装置の束取機113にて束巻きされる。
前記ケーブル101を束巻きしてから結束機115で結束する時は、計尺器109で計測された計測値が所定の条長(製品条長)としての例えば500mとなったときに、束取機113の巻き取りを停止する。このとき、送出機103から連続的に送出されたケーブル101はアキュームレータ107により一時的に貯められることで、結束時の時間を稼ぐことができる。なお、計尺器109の計測開始時は、予め計測値がゼロに設定されている。
なお、束取機113の巻取ドラム117には図13に示されているように例えば十字に4箇所の切欠き部119(スリットの入った部位)が設けられており、図14及び図15に示されているようにこの4箇所の切欠き部119でケーブル101の束に結束紐121を結びつけて結束する。一方、束取機113の結束位置BPは、予め4箇所の固定位置が設定されている。つまり、巻取ドラム117の切欠き部119を結束位置BP(固定)に位置させた状態で結束するものである。
ところで、束取機113の巻き取りを所定の条長としての例えば500mで巻取ドラム117の回転を停止させると、図13に示されているように、巻取ドラム117の切欠き部119が結束位置BP(固定)から位相差αm(メートル)だけ外れた状態で停止することが殆どである。しかも、前記位相差αmは一定しておらず、巻取ドラム117の回転停止毎に変化する。
しかし、この巻取ドラム117の切欠き部119が結束位置BP(固定)に位置していないと結束機113で結束することができない。
そこで、作業者が位相差αmだけ手動にて巻取ドラム117を図13の矢印方向に回転させて、図14に示されているように巻取ドラム117の切欠き部119を結束位置BP(固定)に位置させる。この状態でケーブル101を線条体切断機111で切断する。ケーブル101の切断端末が巻き取られるまで巻取ドラム117を回転せしめてから、再び図14及び図15に示されているように巻取ドラム117の切欠き部119を前記結束位置BP(固定)に位置させて結束する。つまり、求められる製品条長に対して欠尺しないように、断続的に上記のずれた位相差αmの距離をその都度プラス方向に移動してから切断している。
ところが、上記のケーブル101の切断作業が作業者によって行われるならば、作業者が判断して条長印字部105を避けて切断できるのであるが、上述したように線条体切断機111でケーブル101を自動的に切断する場合は、ケーブル101の束取りが終了する毎に生じる位相差αmのずれの長さが加算されていき、条長印字部105の箇所で切断されるという問題点が生じることになる。
本発明は、線条体の印字作業を自動化する際に、毎回の束取り時に、印字部の位置で切断される事態を避けるようにして巻き取る線条体自動束取方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記発明が課題を解決するために、この発明の線条体自動束取方法は、連続的に送出される線条体の条長を第1計尺器で計測した直後に、前記線条体の表面に所定の間隔毎に自動的に印字部を印字し、この印字された線条体の条長を第2計尺器で計測した後に、この第2計尺器の計測による線条体の所定量の条長分だけ束巻きし、かつ切断してから所定の結束位置で結束する際に、
束巻きした線条体を結束する時に、前記連続的に送出された線条体を貯線機で一時的に貯めると共に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を前記所定量に加えた条長を第2計尺器で計測し、この計測した前記位相差α分だけを次の束取りのために加算するように補正して自動的に各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせることを特徴とするものである。
この発明の線条体自動束取方法は、連続的に送出される線条体の条長を第1計尺器で計測した直後に、前記線条体の表面に所定の間隔毎に自動的に印字部を印字し、この印字された線条体の条長を第2計尺器で計測した後に、この第2計尺器の計測による線条体の所定量の条長分だけ束巻きし、かつ切断してから所定の結束位置で結束する際に、
束巻きした線条体を結束する時に、前記連続的に送出された線条体を貯線機で一時的に貯めると共に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を前記所定量に加えた条長を第2計尺器で計測し、この計測した前記位相差α分だけを補正値として予め設定した切断の原位置に対して線条体の切断位置を変更することを特徴とするものである。
また、この発明の線条体自動束取方法は、前記線条体自動束取方法において、連続的に送出される線条体が、押出成形による線条体の製造工程のオンライン上にあることが好ましい。
また、この発明の線条体自動束取装置は、線条体を送出する送出機と、前記線条体が送出される条長を計測する第1計尺器と、前記線条体の表面に所定の間隔毎に印字部を印字する印字機と、前記線条体を束巻きして結束時に、前記送出された線条体を一時的に貯める貯線機と、前記線条体を束取りする前に線条体の条長を計測する第2計尺器と、前記線条体を切断する線条体切断機と、前記線条体を束巻きする束取機と、この束取機で束巻きした線条体を結束する結束機と、を備えた線条体自動束取装置において、
前記束取機で束巻きした線条体を結束機にて結束する際に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を加えた条長を第2計尺器で計測した計測値に基づいて、前記印字機に前記位相差α分だけを次の束取りのために加算するように補正して各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせる指令を与える制御装置を設けたことを特徴とするものである。
この発明の線条体自動束取装置は、線条体を送出する送出機と、前記線条体が送出される条長を計測する第1計尺器と、前記線条体の表面に所定の間隔毎に印字部を印字する印字機と、前記線条体を束巻きして結束時に、前記送出された線条体を一時的に貯める貯線機と、前記線条体を束取りする前に線条体の条長を計測する第2計尺器と、前記線条体を切断する線条体切断機と、前記線条体を束巻きする束取機と、この束取機で束巻きした線条体を結束する結束機と、を備えた線条体自動束取装置において、
前記束取機で束巻きした線条体を結束機にて結束する際に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を加えた条長を第2計尺器で計測した計測値に基づいて、前記線条体切断機に前記位相差α分だけを補正値として予め設定した切断の原位置に対して線条体の切断位置を変更する指令を与える制御装置を設けたことを特徴とするものである。
また、この発明の線条体自動束取装置は、前記線条体自動束取装置において、前記送出機が、線条体を押出成形する押出成形機であることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の線条体自動束取方法によれば、次の束取りの際には、前回の束取り時の位相差α分が積算誤差にならないように印字の開始位置が補正されるので、印字部の位置で切断されるという事態を確実に解消することができ、自動的に印字作業工程を連続して行うことができる。その結果、束取り毎に、条長管理や、番号印字をそろえるなどの印字管理を行うことが可能となり、印字不良や余剰条長の巻き込みが無くなるために製品の歩留まりを良くすることができる。
この発明の線条体自動束取方法によれば、次の束取りの際には、前回の束取り時の位相差α分が積算誤差にならないように線条体の切断位置を移動して補正されるので、印字部の位置で切断されるという事態を確実に解消することができ、自動的に印字作業工程を連続して行うことができる。この場合は、前述した線条体自動束取方法とは異なり、印字部の位置が補正されるわけではないので、印字部の所定の間隔は常に一定になる。また、束取り毎の条長が殆ど同じになる。つまり、印字部の所定の間隔や製品条長が殆ど同一の製品を製造でき、印字不良や余剰条長の巻き込みが無くなるために製品の歩留まりを良くすることができる。
この発明の線条体自動束取装置によれば、次の束取りの際には、前回の束取り時の位相差α分が積算誤差にならないように制御装置の指令により、印字機による印字の開始位置が補正されるので、印字部の位置で切断されるという事態を確実に解消することができ、印字機により自動的に印字作業工程を連続して行うことができる。その結果、束取り毎に、条長管理や、番号印字をそろえるなどの印字管理を行うことが可能となり、印字不良や余剰条長の巻き込みが無くなるために製品の歩留まりを良くすることができる。
この発明の線条体自動束取装置によれば、次の束取りの際には、前回の束取り時の位相差α分が積算誤差にならないように制御装置の指令により、線条体切断機による線条体の切断位置を移動して補正されるので、印字部の位置で切断されるという事態を確実に解消することができ、印字機により自動的に印字作業工程を連続して行うことができる。この場合は、前述した線条体自動束取装置とは異なり、印字機による印字部の位置が補正されるわけではないので、印字部の所定の間隔は常に一定になる。また、束取り毎の条長が殆ど同じになる。つまり、印字部の所定の間隔や製品条長が殆ど同一の製品を製造でき、印字不良や余剰条長の巻き込みが無くなるために製品の歩留まりを良くすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照するに、第1の実施の形態に係る線条体自動束取装置1は、線条体としての例えばドロップ・インドアケーブルなどのケーブル3を送出する送出機5と、前記ケーブル3が送出される条長を計測する第1計尺器7と、前記ケーブル3の表面に所定の間隔毎に条長印字などの印字部9を印字する印字機としての例えばインクジェットプリンタ11(以下、「IJP」という)と、前記ケーブル3を束巻きして結束時に、前記送出されたケーブル3を一時的に貯める貯線機としての例えばアキュームレータ13と、前記ケーブル3を束取りする前にケーブル3の条長を計測する第2計尺器15と、前記ケーブル3を切断する線条体切断機17と、前記ケーブル3を束巻きする束取機19と、この束取機19で束巻きしたケーブル3を結束する結束機21と、を備えている。
より詳しく説明すると、上記の送出機5には例えばケーブル3を卷回したドラム5Aが備えられており、ドラム5Aが例えば図示しないモータで回転駆動されて前記ケーブル3を前方へ送出する構成である。
また、線条体としての例えばインドアケーブル3Aは、図2に示されているように、光ファイバインドアケーブルのことであり、このインドアケーブル3Aは、並列した複数の光ファイバ23を一括被覆樹脂25Aで被覆してなる光ファイバテープ心線25(以下、単に「テープ心線」という)と、このテープ心線25を挟んでその幅方向の両側に平行に配置された少なくとも一対の抗張力体27と、前記テープ心線25と一対の抗張力体27との外周上を被覆した断面形状が矩形形状で樹脂からなる外被29と、前記一対の抗張力体27の中心軸(X軸)を通る平面31と垂直方向(テープ心線25の厚さ方向)で前記テープ心線25の両側における前記外被29の表面に形成されたノッチ部33と、から構成されている。
また、線条体としての例えばドロップケーブル3Bは、光ファイバドロップケーブルのことであり、このドロップケーブル3Bは、上述したインドアケーブル3Aと同じ形態で長尺の光エレメント部を構成し、この光エレメント部3Aにおける外被29の左側に首部35を介して、支持線としての例えば吊り線37を被覆した樹脂からなる外被39で一体化されたケーブル支持線部41と、から構成される。しかも、前記吊り線37の中心軸(X軸)を通る平面は前記平面31と一致している。なお、上記の光エレメント部3Aの外被29とケーブル支持線部41の外被39は同じ樹脂で構成されている。
また、上記のインドアケーブル3A及びドロップケーブル3Bにおけるテープ心線25の部分は、例えば単線又は複数の光ファイバ素線や光ファイバ心線、あるいは他の形態の光ファイバでも良い。
なお、線条体としてのケーブル3は、上述したインドアケーブル3Aやドロップケーブル3Bに限らず、通信メタルケーブル、あるいは他の形態のケーブルであっても良い。さらに、線条体としては、上記のケーブルに限らず、ガス管、あるいは他の形態の線条体でもよい。
また、第1計尺器7は、この実施の形態では基本的には印字したケーブル3が送出される条長をパルス信号で計測するもので、この計測値はパルス信号で詳しくは後述する制御装置43に送られる。
また、印字機としての例えばIJP11は、非接触印字の一般的なものが使用されており、上記の第1計尺器7の直後に設けられており、IJP11の印字速度は前記ケーブル3の走行速度に合わせて印字するものである。
また、IJP11によるケーブル3の表面への印字は、図1(B)に示されているように、上記の条長印字部9の開始時はケーブル3の先端から寸法Aの位置にあり、その後ピッチP(所定の間隔)毎に印字される。
また、アキュームレータ13は、束取機19でケーブル3を束巻きして結束する時に、ケーブル3が前方へ送出されないようにするために、上記の送出機5から連続的に送出されたケーブル3を一時的に貯める装置である。これにより、結束時の時間を稼ぐことができる。なお、このアキュームレータ13による貯線量はケーブル3の束条長より短いこと(貯線量<束条長)が必要条件である。貯線量>束条長の場合は、2つ後の束に補正をかけることにより、α=α+α、α=α+α・・・、といったように補正がずれる。(誤差が大きくなるがやらないより良い。)
また、第2計尺器15は、この実施の形態では基本的には製品計尺用であり、ケーブル3が束取機19へ送出される条長をパルス信号で計測するもので、この計測値はパルス信号で制御装置43に送られる。
また、線条体切断機17は、上記の第2計尺器15の直後に設けられており、例えばカッタ17Aを備えた一般的なものが使用され、特に限定されるものではない。
また、束取機19は、図4に示されているように、ケーブル3を巻き取るための巻取ドラム45が備えられており、この巻取ドラム45には例えば十字に4箇所の切欠き部47(スリットの入った部位)が設けられており、図5及び図6に示されているように前記4箇所の切欠き部47でケーブル3の束に結束機21により結束紐49を結びつけて結束する構成である。一方、束取機19の結束位置BPは、予め4箇所の固定位置が設定されている。つまり、巻取ドラム45の切欠き部47を結束位置BP(固定)に位置させた状態で結束できる構成である。なお、束取機19の巻取り・結束速度は、この実施の形態ではIJP速度よりも高速で巻き取る。
また、第2計尺器15の計測開始時は、線条体切断機17と第2計尺器15の間の距離を予め考慮した状態に設定されている。つまり、ケーブル3の先端が線条体切断機17のカッタ17Aの位置にある時に第2計尺器15の計測開始である計測値がゼロに設定されている。
上記の束取機19及び結束機21を用いて束取りして結束する際には、第2計尺器15の計測値が、所定の条長(製品条長)としての例えば500mとなった時に巻取ドラム45の回転を停止させると、図4に示されているように、巻取ドラム45の切欠き部47が結束位置BP(固定)から位相差αm(メートル)だけ外れた状態で停止することが殆どである。しかも、前記位相差αmは一定しておらず、巻取ドラム45の回転停止毎に、例えば、1回目の束取り時の位相差αがαmで、2回目がαmで、3回目がαm、・・・・という具合に変化する。
しかし、この巻取ドラム45の切欠き部47が結束位置BP(固定)に位置していないと結束機19で結束することができない。
そこで、ケーブル3を線条体切断機17で切断する前に、作業者が位相差αmだけ巻取ドラム45を図4の矢印方向に回転させて、図5に示されているように巻取ドラム45の切欠き部47を結束位置BP(固定)に位置させる。この状態でケーブル3を線条体切断機17で切断する。ケーブル3の切断端末が巻き取られるまで巻取ドラム45を回転せしめてから、再び図5及び図6に示されているように巻取ドラム45の切欠き部47を前記結束位置BP(固定)に位置させて結束する。この作業は、束取りする度毎に、断続的に行われる。
したがって、もし、IJP11に対して上記の位相差αmの補正を行わないと、毎回の束取時のケーブル3の条長印字部9がずれてしまい、印字条長が連続していない状態が生じることになる。例えば、ケーブル3の0mの位置(先端)から1m間隔で刻んで500mまで印字する場合は、前述したように束取機19における結束位置BPは一定箇所に固定されているために、巻取停止位置から結束位置BPまでの0〜90°の間の位相差αmの分がずれることになる。
なお、4箇所の切欠き部47が巻取ドラム45の円周方向で90°のほぼ等間隔であるので、前記位相差αmは、巻取ドラム45の直径D×π×1/4の数値より小さくなる。そこで、巻取ドラム45の直径D×π×1/4の数値は印字ピッチの1mを越えないことが必要となる。この実施の形態では、前記直径Dが例えば0.5mであるので、直径D×π×1/4の数値は約0.39mとなる。
この条長分は、条長停止500m+αm(巻取停止位置からの回転分)として束取りされるため、次の条長時には束取り毎に毎回変化するαmが常に変数条長でカウントされてしまい、繰り返し印字する場合には積算誤差が積み重なり、条長印字部9の位置で切断されるという事態が生じる恐れがある。
以上のことを踏まえて、この第1の実施の形態の線条体自動束取装置1には、上記のIJP11による印字作業を自動的に行うための制御装置43が備えられている。
図7を併せて参照するに、制御装置43は、中央処理装置としてのCPU51が備えられており、このCPU51には、種々のデータやプログラム等を入力するキーボードやタッチパネルなどの入力装置53と、CRTや液晶などの表示装置55と、入力装置53から入力されたプログラムや第1,第2計尺器7、15から送られてきたパルス信号による計測値などを記憶するメモリ57とが備えられている。
また、CPU51には、第1,第2計尺器7、15から送られてきたパルス信号に基づいて各第1,第2計尺器7、15における計測値を計算し、さらには、束取機19で束巻きしたケーブル3を結束機21にて結束する際に、第2計尺器15で所定の結束位置BPと巻取停止位置との位相差αm分を加えた条長を計測した計測値(500m+αm)に基づいて、補正値として前回の束取り時の位相差αmを計算する演算装置59が接続されている。
さらに、前記CPU51には、前記演算装置59で計算された補正値の位相差αmに基づいて、IJP11に対して前回の束取り時の位相差αm分だけを次の束取り時のためにプラスするように(遅らせる方向に)補正して印字の開始位置をリセットする指令を与える第1指令部61が接続されている。また、この第1指令部61は、上記の各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせる指令を与える際に、第1計尺器7の計測値に対しては前記位相差αm分を加算した計測値(+αm)を計測開始点としてゼロ点にリセットする指令を与えると共に、第2計尺器15の計測値(500m+αm)を計測開始点としてゼロ点にリセットする指令を与えるものである。
次に、この発明の第1の実施の形態の線条体自動束取方法について、上記構成の線条体自動束取装置1に基づいて図面を参照して説明する。
図8を併せて参照するに、線条体自動束取装置1では、図1(A)に示されているように、送出機5からケーブル3が送出され(ステップS1)、この送出されたケーブル3の条長が第1計尺器7で計測される(ステップS2)。この計測された計測値はパルス信号で制御装置43に送られる(ステップS3)。この第1計尺器7で計測直後に、IJP11により自動的にケーブル3の表面に所定の間隔毎に条長印字部9が印字される(ステップS4)。この実施の形態では、例えば、図1(B)に示されているように、上記の条長印字部9の開始時はケーブル3の先端から寸法Aとしての例えば1.5mの位置にあり、その後ピッチP(所定の間隔)としての例えば1.0m毎に印字される。
その後、送出されたケーブル3はアキュームレータ13(貯線機)を通過して(ステップS5)からケーブル3の条長が第2計尺器15で計測され(ステップS6)、この計測された計測値はパルス信号で制御装置43に送られる(ステップS7)。次いで、ケーブル3は線条体切断機17を通過して束取機19にて束巻きされる(ステップS8)。
前記ケーブル3を束巻きしてから結束機21で結束する時は、第2計尺器15で計測された計測値が所定の条長としての例えば500mとなった時に、束取機19の巻き取りを停止する。このとき、送出機5から連続的に送出されたケーブル3はアキュームレータ13により一時的に貯められることで、結束時の時間を稼ぐことができる(ステップS5)。
前述したように、束取機19の巻き取りを所定の条長としての例えば500mで巻取ドラム45の回転を停止させたときに、図4に示されているように、巻取ドラム45の切欠き部47が結束位置BP(固定)と巻取停止位置との位相差αm(このαは、任意に変化する)だけ外れた状態で停止する。
例えば、1回目の束取り時の位相差αがαmとすると、作業者は、ケーブル3を線条体切断機17で切断する前に、位相差αmだけ巻取ドラム45を図4の矢印方向に回転させて、図5に示されているように巻取ドラム45の切欠き部47を結束位置BP(固定)に位置させる(ステップS9,S10)。この状態でケーブル3が線条体切断機17で切断される(ステップS11)。
したがって、切断されたケーブル3は切断端末が巻き取られるまで巻取ドラム45を回転せしめてから、再び図5及び図6に示されているように巻取ドラム45の切欠き部47を前記結束位置BP(固定)に位置させて結束される(ステップS10)。
一方、第2計尺器15では、ケーブル3を切断する前に、位相差αmだけ巻取ドラム45が図4の矢印方向に回転されるとき、前記位相差αmの移動分が所定の条長としての例えば500mに加算されて計測され、この計測値(500m+αm)が制御装置43にパルス信号で送られることになる(ステップS6,S7)。
制御装置43では、演算装置59により上記の第2計尺器15で計測されたパルス信号に基づいた計測値(500m+αm)から補正値としての位相差αmが計算される。次いで、第1指令部61では、IJP11に対して前記補正値の位相差αm分だけを次の束取りのためにプラスするように(遅らせる方向に)補正して各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせる指令を与える(ステップ12)。それと共に、第1計尺器7の計測開始点を位相差αm分ずらす。第2計尺器15の計測開始点を位相差αm分ずらす(ステップS13)。
したがって、次の2回目の束取りでは、第2計尺器15の計測値が500mとなった時に束取機19の巻き取りが停止する。この2回目の束取り時の位相差αがαmとすると、作業者は位相差αmだけ巻取ドラム45を回転させてから、ケーブル3が線条体切断機17で切断される。これにより、第2計尺器15の計測値は500m+αmとなり、制御装置43に送られ、演算装置59で補正値としての位相差αmが計算される。この位相差αmはIJP11と第1計尺器7と第2計尺器15に対して補正値として与えられる。以下、次の3回目以降の束取りも同様である。
以上のことから、次の束取りの際には、前回の束取り時の位相差αm分が積算誤差にならないように印字の開始位置が自動的に補正されるので、条長印字部9の位置で切断されるという事態が確実に解消されることになり、IJP11により自動的に印字作業工程を連続して行うことができる。その結果、束取り毎に、条長管理や、番号印字をそろえるなどの印字管理を行うことが可能となり、印字不良や余剰条長の巻き込みが無くなるために製品の歩留まりが良くなる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る線条体自動束取装置63ついて図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の線条体自動束取装置1と同様の部材は同符号を付して詳しい説明は省略し、主として異なる部分のみを説明する。
図1及び図7を参照するに、線条体自動束取装置63が線条体自動束取装置1と異なる点は、制御装置43の部分が異なる。つまり、制御装置43のCPU51には、前述した第1の実施の形態で説明した演算装置59で計算された補正値の位相差αmに基づいて、線条体切断機17に前記位相差αm分だけを補正値として予め設定した切断の原位置に対して線条体の切断位置を変更するように移動せしめる指令を与える第2指令部65が接続されている。他の部分は、前述した第1の実施の形態の第1指令部61を除いて、ほぼ同様である。
次に、この発明の第2の実施の形態の線条体自動束取方法について、上記構成の線条体自動束取装置63に基づいて図面を参照して説明する。
図9を併せて参照するに、ステップS1からステップS11までの間は、ほぼ同じである。なお、第1計尺器7で計測された計測値がパルス信号で制御装置43に送られるステップS3は、第2指令部65による補正のための指示系統には直接関係がないので、図9では図示されていないが、実際に行われている。また、IJP11に与える印字信号の通常の指示は与えられているが、第2指令部65による補正のための指示系統には直接関係がないので、図9では図示されていない。
線条体切断機17は、第2指令部65から線条体の切断位置を補正する指令が与えられると、上述したステップS11でケーブル3を切断する際に、線条体切断機17が補正値としての位相差αm分だけ図1において右側へ移動することで、前回の束取り時の位相差αm分が次回の束取り時に影響を与えないように補正されることになる。なお、この場合は、線条体切断機17による切断位置を検出するための図示しない検出器が設けられている。
より詳しく説明すると、例えば、1回目の束取り時の位相差αがαmとすると、所定の条長(製品条長)としての例えば500mと巻取ドラム45が結束位置まで巻き取った位相差αm分との長さ(=500m+αm)が計測値として第2計尺器15で計測される。このとき、線条体切断機17が原位置から位相差αmの分だけ図1において右側へ移動してからケーブル3を切断することで、この移動分のαmがマイナスとなるので、巻取ドラム45には500m(=500m+αm−αm)のケーブル3が巻き取られる。一方、線条体切断機17はケーブル切断後に原位置に戻ることで、次の2回目の束取り時のケーブル3の先端はカッタ17Aの原位置からαmの長さだけ図1において右側に飛び出した位置にある。
次の2回目の束取り時の位相差αがαmとすると、製品条長500m+位相差αmが送られる。このとき、線条体切断機17が原位置から位相差αmの分だけ図1において右側へ移動してからケーブル3を切断することで、この移動分のαmがマイナスとなるが、前回の束取り時のカッタ17Aの原位置から右側に飛び出した分のαmがプラスされるので、1回分のαm分を500mから差し引いた分だけ束取りを行うことにより、500m(αm+500m−αm)となる。一方、線条体切断機17はケーブル切断後に原位置に戻ることで、次の3回目の束取り時のケーブル3の先端はカッタ17Aの原位置からαmの長さだけ図1において右側に飛び出した位置にある。
以下、同様に繰り返されることで、次の3回目の束取り時の位相差αがαmとすると、2回分のαm分を500mから差し引いた分だけ束取りを行うことにより、500m(αm+500m−αm)となる。次の4回目の束取り時の位相差αがαmとすると、3回分のαm分を500mから差し引いた分だけ束取りを行うことにより、500m(αm+500m−αm)となる。このように、線条体切断機17が現束取りの位相差αmと同じだけケーブル3に追従するように移動してからケーブル切断した後に原位置に復帰することで、このときの位相差αmの分が次回の束取りの巻き取り長さに加算され、各束取り時の位相差αが順次補正されていくことになる。以下、全ての束が500mとなる。
以上のことから、次の束取りの際には、前回の束取り時の位相差αm分が積算誤差にならないように線条体切断機17の切断位置を移動して補正されていくので、条長印字部9の位置で切断されるという事態が確実に解消されることになり、IJP11により自動的に印字作業工程を連続して行うことができる。
この場合は、前述した第1の実施の形態とは異なり、IJP11による条長印字部9の位置が補正されるわけではないので、条長印字部9のピッチP(所定の間隔)は常に一定になる。また、所定の条長(製品条長)は巻取ドラム45の直径D×π×1/4の数値の範囲内に収まるので、束取り毎の条長が殆ど同じことになる。つまり、条長印字部9のピッチPや製品条長が製品によって殆ど同一のものを製造でき、印字不良や余剰条長の巻き込みが無くなるために製品の歩留まりが良くなる。
次に、この発明の第3の実施の形態に係る線条体自動束取装置67ついて図面を参照して説明する。なお、前述した第1,第2の実施の形態の線条体自動束取装置1、63と同様の部材は同符号を付して詳しい説明は省略し、主として異なる部分のみを説明する。
図10及び図11を参照するに、線条体自動束取装置67が線条体自動束取装置1、63と異なる点は、前述した線条体自動束取装置1、63における送出機5が、線条体を押出成形する押出成形機69であるという点にある。つまり、前述した第1,第2の実施の形態の線条体自動束取装置1、63は、すでに製造された線条体としての例えばケーブル3が送出機5のドラム5Aに卷回された状態で、オフラインで送出されるのであるが、この第3の実施の形態の線条体自動束取装置67では、連続的に送出される線条体が、押出成形による線条体の製造工程のオンライン上にある点が異なる。
線条体としての例えばケーブル3が図2のインドアケーブル3Aである場合を例にとって説明すると、図10ではインドアケーブル3Aを成形する製造ラインが図示されており、インドアケーブル3Aは、1本の4心テープ心線25、2本の抗張力体27はそれぞれ、ボビン71,73から供給され、押出成形機69の押出ヘッド75内へ送られる。1本の4心テープ心線25を挟んでその両側に一対の抗張力体27が平行に配置されて押出成形機69の押出ヘッド75内の所定位置へ供給される(ステップS16)。
押出ヘッド75の中心部には図示しないニップル部が設けられていると共に、このニップル部の外周には、例えば図2のインドアケーブル3Aの断面の外周形状とほぼ同形状のダイス孔を備えたダイス部が設けられている。このダイス部と前記ニップル部との間にはシースとしての熱可塑性樹脂Pが押し出される流路が設けられている。
したがって、押出ヘッド75内へ送られた1本の4心テープ心線25、2本の抗張力体27は、対応する各ニップル孔を通って図10において右方向へ走行すると共にダイス部の流路から溶融した熱可塑性樹脂Pが押し出されることで、インドアケーブル3Aを得ることができる(ステップS17)。このケーブル3はオンラインの前方へ送出され、以下、前述した第1,第2の実施の形態の線条体自動束取装置1、63と同様に、ステップS1の第1計尺器7を経て図8のステップS12ないしは図9のステップS15の製造工程へと移行することとなる。
なお、図11では、印字機としての例えばIJP11と貯線機としての例えばアキュームレータ13との間に、オンライン時に前記押出成形機69で成形されたケーブル3を引き取る工程(ステップS18)を行うための図示しない引取機が設けられているが、この引取機が第1計尺器7を兼用することもできる。その他は、前述した線条体自動束取装置1、63の構成、作用、効果とほぼ同様であるので、詳しい説明は省略する。
(A)は、この発明の第1の実施の形態の線条体自動束取装置の概略的な説明図で、(B)は線条体の印字状態を示す部分的な平面図である。 線条体であるインドアケーブルの断面図である。 線条体であるドロップケーブルの断面図である。 図1における束取機の巻取ドラムの巻取停止状態を示す概略説明図である。 巻取ドラムを図4の状態から結束位置へ回転移動した状態を示す概略説明図である。 図5の矢視VI−VI線の断面図である。 制御装置のブロック構成図である。 この発明の第1の実施の形態の線条体自動束取装置のフローチャート図である。 この発明の第2の実施の形態の線条体自動束取装置のフローチャート図である。 この発明の第3の実施の形態の線条体自動束取装置の一部を示す概略的な説明図である。 この発明の第3の実施の形態の線条体自動束取装置の一部を示すフローチャート図である。 (A)は、従来の線条体自動束取装置の概略的な説明図で、(B)は線条体の印字状態を示す部分的な平面図である。 図12における束取機の巻取ドラムの巻取停止状態を示す概略説明図である。 巻取ドラムを図13の状態から結束位置へ回転移動した状態を示す概略説明図である。 図14の矢視XV−XV線の断面図である。
符号の説明
1 線条体自動束取装置(第1の実施の形態の)
3 ケーブル(線条体)
5 送出機
7 第1計尺器
9 印字部
11 IJP(印字機)
13 アキュームレータ(貯線機)
15 第2計尺器
17 線条体切断機
17A カッタ
19 束取機
21 結束機
43 制御装置
45 巻取ドラム
47 切欠き部
49 結束紐
59 演算装置
61 第1指令部
63 線条体自動束取装置(第2の実施の形態の)
65 第2指令部
67 線条体自動束取装置(第3の実施の形態の)
69 押出成形機
BP 結束位置
α 位相差

Claims (6)

  1. 連続的に送出される線条体の条長を第1計尺器で計測した直後に、前記線条体の表面に所定の間隔毎に自動的に印字部を印字し、この印字された線条体の条長を第2計尺器で計測した後に、この第2計尺器の計測による線条体の所定量の条長分だけ束巻きし、かつ切断してから所定の結束位置で結束する際に、
    束巻きした線条体を結束する時に、前記連続的に送出された線条体を貯線機で一時的に貯めると共に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を前記所定量に加えた条長を第2計尺器で計測し、この計測した前記位相差α分だけを次の束取りのために加算するように補正して自動的に各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせることを特徴とする線条体自動束取方法。
  2. 連続的に送出される線条体の条長を第1計尺器で計測した直後に、前記線条体の表面に所定の間隔毎に自動的に印字部を印字し、この印字された線条体の条長を第2計尺器で計測した後に、この第2計尺器の計測による線条体の所定量の条長分だけ束巻きし、かつ切断してから所定の結束位置で結束する際に、
    束巻きした線条体を結束する時に、前記連続的に送出された線条体を貯線機で一時的に貯めると共に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を前記所定量に加えた条長を第2計尺器で計測し、この計測した前記位相差α分だけを補正値として予め設定した切断の原位置に対して線条体の切断位置を変更することを特徴とする線条体自動束取方法。
  3. 連続的に送出される線条体が、押出成形による線条体の製造工程のオンライン上にあることを特徴とする請求項1又は2記載の線条体自動束取方法。
  4. 線条体を送出する送出機と、前記線条体が送出される条長を計測する第1計尺器と、前記線条体の表面に所定の間隔毎に印字部を印字する印字機と、前記線条体を束巻きして結束時に、前記送出された線条体を一時的に貯める貯線機と、前記線条体を束取りする前に線条体の条長を計測する第2計尺器と、前記線条体を切断する線条体切断機と、前記線条体を束巻きする束取機と、この束取機で束巻きした線条体を結束する結束機と、を備えた線条体自動束取装置において、
    前記束取機で束巻きした線条体を結束機にて結束する際に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を加えた条長を第2計尺器で計測した計測値に基づいて、前記印字機に前記位相差α分だけを次の束取りのために加算するように補正して各束の最初の印字内容を印字開始する位置を位相差α分遅らせる指令を与える制御装置を設けたことを特徴とする線条体自動束取装置。
  5. 線条体を送出する送出機と、前記線条体が送出される条長を計測する第1計尺器と、前記線条体の表面に所定の間隔毎に印字部を印字する印字機と、前記線条体を束巻きして結束時に、前記送出された線条体を一時的に貯める貯線機と、前記線条体を束取りする前に線条体の条長を計測する第2計尺器と、前記線条体を切断する線条体切断機と、前記線条体を束巻きする束取機と、この束取機で束巻きした線条体を結束する結束機と、を備えた線条体自動束取装置において、
    前記束取機で束巻きした線条体を結束機にて結束する際に、前記所定量の条長分だけを巻き取り停止した巻取停止位置と前記所定の結束位置との位相差α分を加えた条長を第2計尺器で計測した計測値に基づいて、前記線条体切断機に前記位相差α分だけを補正値として予め設定した切断の原位置に対して線条体の切断位置を変更する指令を与える制御装置を設けたことを特徴とする線条体自動束取装置。
  6. 前記送出機が、線条体を押出成形する押出成形機であることを特徴とする請求項4又は5記載の線条体自動束取装置。
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