JP2007265943A - ケーブルとケーブルの製造方法及び配線工法 - Google Patents

ケーブルとケーブルの製造方法及び配線工法 Download PDF

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Abstract

【課題】多条布設された多条ケーブルの中から目的のケーブルを容易にかつ確実に見つけ出すことができるケーブルを提供することを目的とする。
【解決手段】最外被覆シース2の表面に長さ方向に文字・図形・記号等を表示した表示部5を所定表示間隔L1 をもって多数個配設したケーブルである。かつ、最外被覆シース2の表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベット4を所定ピッチL2 をもって配設する。かつ、最外被覆シース2に配設された多数個の表示部5を繋ぐ表示部ラインZに対して識別用数字又は識別用アルファベット4を周方向に90°未満の所定角度θずらして配設したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルとケーブルの製造方法及び配線工法に関する。
多条布設された多条ケーブルの中から目的のケーブルを選んで所定の接続端子に配線する配線工事を行う場合、配線の取り違いミスを防止するために、ケーブル束の中からケーブルを一本一本識別する装置がある。
具体的には、ケーブル(電線)の配線元の端部に配線番号送信機を接続し、そして、配線先の端部に配線番号表示機を接続し、予め各ケーブルに付けられた配線番号のシリアルデータを、上記送信機から上記表示機へと送ることで、各ケーブルを識別するように構成していた(特許文献1参照)。
特開2005−45975号公報
しかし、従来のような電線の識別方法では、送信機と表示機の2台の装置をケーブルに接続しなければならず、配線作業が面倒となり、特に、高所での作業の負担となる問題があった。
また、他の電線の識別方法として、各ケーブルごとに色分けして識別する方法があり、例えば、最外被覆シース製造工程に於て、シースの形成材料である樹脂にカラー顔料を配合して、識別用のカラーラインを有するシースを作製し、そのシースで内部線条体を被覆してケーブルを製造していた。しかし、ケーブルごとに異なる色のカラーラインを有するのは、見た目に悪く、また、ケーブル(シース)を色ごとに分けて製造するので、ケーブルの色が多数種類にわたる場合は、ケーブルの製造コストや保管場所の確保の面から好ましいものではなかった。
そこで、本発明は、多条ケーブルの中から目的のケーブルを容易にかつ確実に見つけ出すことができるケーブルと、そのケーブルを簡単に製造することができるケーブルの製造方法と、上記ケーブルを用いた配線工法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るケーブルは、最外被覆シースの表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベットを所定ピッチをもって配設したものである。
また、最外被覆シースの表面に長さ方向に文字・図形・記号等を表示した表示部を所定表示間隔をもって多数個配設したケーブルであって、上記最外被覆シースの表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベットを所定ピッチをもって配設し、かつ、上記最外被覆シースに配設された上記多数個の表示部を繋ぐ表示部ラインに対して上記識別用数字又は識別用アルファベットを周方向に90°未満の所定角度ずらして配設したものである。
また、上記所定角度を10°以上85°以下とした。
また、上記所定ピッチを上記所定表示間隔より小さく設定した。
また、上記所定ピッチを上記表示部自身の長さ寸法より大きく設定した。
本発明に係るケーブルの製造方法は、内部線条体を被覆する最外被覆シースの表面に文字・図形・記号等を表示した表示部を所定表示間隔をもって順次印刷してケーブル中間体を製造し、該ケーブル中間体を一旦巻取りドラムで巻取り、その後、該巻取りドラムから上記ケーブル中間体を繰り出して上記最外被覆シースの表面に識別用数字又は識別用アルファベットを所定ピッチをもって順次印刷し、次に、所定の長さ寸法に切断する方法である。
本発明に係る配線工法は、最外被覆シースの表面に識別用数字又は識別用アルファベットを所定ピッチをもって順次印刷したケーブルを、異なる上記識別用数字又は識別用アルファベットをもって複数本作製し、アンテナ側と伝送装置側との間に上記複数本のケーブルを配置し、各ケーブルの上記識別用数字又は識別用アルファベットを上記アンテナ側と伝送装置側の各々の所定の接続箇所に対応させて上記ケーブルの両端部を上記アンテナ側と伝送装置側とに接続する工法である。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係るケーブル及び本発明に係る配線工法によれば、ケーブルを多数本布設(接続)する配線工事に於て、多条布設された多条ケーブルの中から目的のケーブルを容易にかつ確実に見つけ出すことができ、ケーブルの取り違いミス(接続ミス)を防止することができる。また、従来のケーブルのようにシースの表面に異なる識別色を配色していないので、見た目にも良い。
本発明に係るケーブルの製造方法によれば、シースの表面に配設する識別用数字又は識別用アルファベットを異なる数字に変更するだけで簡単に複数(多数)種類のケーブルを製造することができるので、製造コストを削減することができる。共通部材のケーブル中間体を予め作製しておけば、その後の計尺・切断工程に於て、識別用数字又は識別用アルファベットの異なる複数(多数)種類のケーブルを簡単かつ迅速に製造することができる。従って、従来のように、多数種類のケーブルをたくさん製造して在庫を揃えておく必要がないので、つまり、ケーブル中間体さえ予め作製しておけば良いので、在庫を少なくすることができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
まず、本発明に係るケーブルについて説明する。図1に於て、Cは本発明のケーブル、2はケーブルCの最外周に配設される最外被覆シースである。
シース2の表面(外周面)には長さ方向に、文字・図形・記号等を表示した表示部5が、所定表示間隔L1 をもって多数個配設されている。さらに、シース2の表面(外周面)には長さ方向に、多数個の識別用数字4が所定ピッチL2 をもって配設されている。また、識別用数字の代わりに(図示要略するが)識別用アルファベットを配設してもよい。
また、一点鎖線Zで示すのは、多数個の表示部5を繋ぐ表示部ラインZであり、この表示部ラインZは、ケーブルCの軸心と略平行に配設されている。
図2に示すように、表示部5には、(ケーブルの一端からの長さを示す)レングス・会社ロゴマーク(商標)・会社名・ケーブルの径寸法等の情報が印刷されており、言い換えれば、これらレングス等の情報がひとまとまりに表示された部分が表示部5となる。また、上記レングス・会社ロゴマーク等の間は必ずしも間隔を空けずに印刷されていなくてもよく、上記所定表示間隔L1 (例えば、1m)に比べて非常に小さい間隔(例えば、5mm)であれば、間隔を有していても1つの(ひとまとまりの)表示部5とする。
また、図2に於て、識別用数字4は、ケーブルCの軸心を中心に点対称に2個ずつ(ケーブルCの長さ方向に)印刷されている。つまり、多数個の識別用数字4が並んだ数字列が、上記表示部ラインZと略平行に2列配設されている。識別用数字4は、一本のケーブルCに於て、全て同じ数字(この場合は「6」)を採用している。
ケーブルCの横断面図である図3に示すように、シース2の表面に於て、識別用数字4,4は表示部ラインZから時計方向と反時計方向の双方に配設されている。ケーブルCの軸心に対称に配置された2個の識別用数字4,4のうち、表示部ラインZ(表示部5)と(周方向に)近い方の識別用数字4aは、表示部ラインZに対して周方向に90°未満の所定角度θずらして配設されている。また、表示部ラインZ(表示部5)と(周方向に)遠い方の識別用数字4bは、表示部ラインZに対して近い方の識別用数字4aと反対側の周方向に( 180°−θ)ずらして配設されている。
上記所定角度θは、10°以上85°以下が良い。下限についてはより好ましくは30°以上であり、上限についてより好ましくは60°以下である。なお、図3に於て、所定角度θは略45°に設定されている。
所定角度θが10°未満の場合は、一部の識別用数字4が表示部5と重なって見えにくくなる可能性が高くなる。また、85°を越えると、識別用数字4が表示部5と離れ過ぎてしまい、例えば「6」と「9」等のように識別用数字4の上下が分かりにくくなるからである。即ち、識別用数字4bを表示部5の近い位置に配設したことにより、(表示部5の上下の向きと対応させることで)識別用数字4bの上下の向きが分かり易くなっている。
そして、図2に示すように、表示部5に近い方の識別用数字4b(この場合「6」)の上下方向は、表示部5の印刷されている文字・図形・記号等の上下方向と対応(一致)するように配設されている。なお、図2に於て点線で示した奥側の(表示部5と遠い方の)識別用数字4bは、ケーブルCを周方向に回転させて手前にして見た場合に、上下方向が一致するように配設されている。
また、図1に戻って、所定ピッチL2 は所定表示間隔L1 より小さく設定されている。さらに、所定ピッチL2 は表示部5自身の長さ寸法L0 より大きく設定されている。この所定ピッチL2 は、所定表示間隔L1 や表示部5自身の長さ寸法L0 の大きさに応じて適宜設計変更自由である。
また、図3に於て、ケーブルCは、内部導体8、絶縁体9、外部導体10、シース2を内側から順に配設した高周波同軸ケーブル(同軸給電線)を例示しているが、最外被覆シース2を有するものであればその内部構造(内部線条体3)が他の構造のものであっても構わない。
次に、本発明に係るケーブルの製造方法について説明する。
図4に於て、第1供給ドラム11から絶縁体9が被覆された内部導体8を繰り出すと共に、第2供給ドラム12から銅テープ13を繰り出し、両方をフォーマー14へ送り込む。フォーマー14では、銅テープ13が絶縁体9に巻き付けられ外部導体10が形成される。この内部導体8・絶縁体9・外部導体10から成る内部線条体3を、フォーマー14から被覆機15へ送り、被覆機15にて外部導体10の外周面に最外被覆シース2を被覆する。被覆機15の下流側には表示印刷機16が配置されており、表示印刷機16からインクを噴射して、通過するシース2の表面に文字・図形・記号等を表示した表示部5を所定表示間隔L1 をもって順次印刷してケーブル中間体6を製造する。このようにして、シース2の表面に表示部5が印刷されたケーブル中間体6は巻取りドラム7にて一旦巻き取られる。
そして、図5に於て、巻取りドラム7からケーブル中間体6を繰り出し、ケーブル中間体6は送りロール17,17・計尺機18を通過して2台の数字印刷機19,19へと送られる。ケーブル中間体6が数字印刷機19,19を通過する際に、数字印刷機19,19はインクを噴射してシース2の表面に識別用数字4を所定ピッチL2 をもって順次印刷する。シース2の表面に識別用数字4が印刷された後、切断機20にて所定の長さ寸法ごとに切断する。
また、図6は、数字印刷機19,19(のインク噴射ノズル)の設置位置を示す説明用横断面図であり、数字印刷機19,19(のインク噴射ノズル)は互いにケーブル中間体6を真ん中にして対称位置に配置されると共に、ケーブル中間体6の軸心(中心)を通る鉛直線Yに対し周方向に90°未満の所定角度θずらしてインクを噴射するように配設されている。つまり、数字印刷機19,19は、二点鎖線で示すケーブル中間体6の真上に配設された表示印刷機16から、周方向へ所定角度θと、逆の周方向へ( 180°−θ)ずらして配設され、識別用数字4,4と表示部5とが重ならないように印刷している。
なお、所定角度θは、上述したのと同様に、10°以上85°以下が良い。下限についてはより好ましくは30°以上であり、上限についてより好ましくは60°以下である。
このように、シース2の表面に表示部5と識別用数字4,4とが印刷されるように、表示印刷機16にてシース2の外周面の最上位置に印刷した表示部5が、そのまま最上位置にくるようにケーブル中間体6を(捩じれることなく)巻取りドラム7で巻取り、その後、巻取りドラム7から表示部5がケーブル中間体6の最上位置にくるように繰り出すようにすることが望ましい。
また、図6に於て、二点鎖線で示す送りロール17,17が数字印刷機19,19より下流側に配置されている場合は、ケーブル中間体6の送りロール17,17との接触面を避けるように識別用数字4,4を印刷することが望ましい。具体的には、図6のように、ケーブル中間体6の左右に送りロール17,17が配置され、さらに、真上に表示印刷機16が配置されている場合、数字印刷機19,19を鉛直線Yに対して45°傾けて配置(インクを噴射)することが好ましい。また、多数本(多数種類)のケーブルを作製する場合は、各ケーブルのシース2の表面に、例えば、1、2、…、7、…の異なる識別用数字4がそれぞれ多数個印刷される。
本発明のケーブルの製造方法は設計変更自由であり、図5に於て、例えば、数字印刷機19,19を送りロール17,17と計尺機18との間に配設してもよい。また、数字印刷機19,19は、インク吹き付け(噴射)方式のもの以外に、押印方式のものであってもよく、また、刻印等であってもよい。
本発明のケーブルを用いた配線工法について説明する。
図7に於て、Aはビルの屋上や鉄塔等の高所に付設されたアンテナであり、BはアンテナAから離れた場所に設置された伝送装置である。この場合、アンテナAはA1 ,A2 ,A3 の3本配設され、各アンテナA1 ,A2 ,A3 にはそれぞれ送信用のケーブルCと受信用のケーブルCとが(接続部材を介して)接続される接続部が2個ずつ配設されている。具体的には、アンテナA1 には接続部a1 ,a2 が配設され、アンテナA2 には接続部a3 ,a4 が配設され、アンテナA3 には接続部a5 ,a6 が配設されている。また、伝送装置Bは各アンテナA1 ,A2 ,A3 の接続部a1 〜a6 に対応する6個の接続部b1 〜b6 を備えている。
まず、上述したケーブルの製造方法にて、異なる識別用数字4を印刷した6本(6種類)のケーブルCを製造する。具体的には、「1」の識別用数字4を印刷したケーブルC1 と、「2」の識別用数字4を印刷したケーブルC2 と、「3」の識別用数字4を印刷したケーブルC3 と、「4」の識別用数字4を印刷したケーブルC4 と、「5」の識別用数字4を印刷したケーブルC5 と、「6」の識別用数字4を印刷したケーブルC6 と、を製造する。
アンテナA1 〜A3 側と伝送装置B側との間に、束ねた6本のケーブルC1 〜C6 を配置し、ジャンパー等を各接続部b1 ,b2 ,b3 ,b4 ,b5 ,b6 に接続する。予め、伝送装置Bの各接続部b1 ,b2 ,b3 ,b4 ,b5 ,b6 に対応するケーブルCの識別用数字4の番号を、例えば、「1」「2」「3」「4」「5」「6」と決めておく。言い換えれば、ケーブルCの識別用数字4の番号「1」「2」「3」「4」「5」「6」は、アンテナA1 〜A3 の接続部a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 ,a6 に対応する。
そして、図7に示すように、各接続部b1 〜b6 に接続されたジャンパー等に、対応する識別用数字4を印刷したケーブルC1 〜C6 の一端部を順次接続していく。
次に、各ケーブルC1 〜C6 の他端部に、ジャンパー、アンプ、ジャンパー等を順次接続する。そして、各ケーブルC1 〜C6 に印刷された識別用数字4を確認し、アンテナA1 〜A3 の接続部a1 〜a6 に、対応するケーブルC1 〜C6 の他端部のジャンパー等を順次接続していく。即ち、アンテナA1 の接続部a1 に対応するのは、伝送装置Bの接続部b1 であるので、伝送装置Bの接続部b1 と接続されている「1」が印刷されたケーブルC1 を、6本のケーブルC1 〜C6 の中から選び出し、その他端部のジャンパー等をアンテナA1 の接続部a1 に接続する。以下同様にしてケーブルC2 〜C6 を対応するアンテナA1 〜A3 の接続部a2 〜a6 に接続していく。
なお、図7に於て、上記ジャンパー・アンプ等は図示省略している。
また、本発明の配線工法は上記実施の形態に限らず、アンテナAの本数や接続部の個数に応じて予め製造するケーブルCの本数(種類数)は変更自由である。また、図示省略するが、3本セットのアンテナAが2セットある場合に、つまり、6本のアンテナAについて接続部が2個ずつ12個設けられている場合に、ケーブルCに印刷される識別用数字4を、アンテナAの1セット目に接続するケーブルCに「1−1」「1−2」…「1−6」と印刷し、2セット目に接続するケーブルCに「2ー1」「2−2」…「2−6」と印刷してもよい。また、識別用数字に代えて識別用アルファベットを、「A]「B]「C」「D」……「Z」のように印刷してもよい。
以上のように、本発明のケーブルは、最外被覆シース2の表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベット4を所定ピッチL2 をもって配設したので、ケーブルを多数本布設(接続)する配線工事に於て、多条ケーブルの中から目的のケーブルを容易にかつ確実に見つけ出すことができ、ケーブルの取り違いミス(接続ミス)を防止することができる。
また、シース2の表面に配設する識別用数字又は識別用アルファベット4を異なる数字に変更するだけで簡単に複数(多数)種類のケーブルを製造することができるので、製造コストを削減することができる。
また、従来のケーブルのようにシース2の表面に異なる識別色を配色していないので、見た目にも良い。
また、最外被覆シース2の表面に長さ方向に文字・図形・記号等を表示した表示部5を所定表示間隔L1 をもって多数個配設したケーブルであって、最外被覆シース2の表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベット4を所定ピッチL2 をもって配設し、かつ、最外被覆シース2に配設された多数個の表示部5を繋ぐ表示部ラインZに対して識別用数字又は識別用アルファベット4を周方向に90°未満の所定角度θずらして配設したので、ケーブルを多数本布設(接続)する配線工事に於て、多条ケーブルの中から目的のケーブルを容易にかつ確実に見つけ出すことができ、ケーブルの取り違いミス(接続ミス)を防止することができる。
また、シース2の表面に配設する識別用数字又は識別用アルファベット4を異なる数字に変更するだけで簡単に複数(多数)種類のケーブルを製造することができるので、製造コストを削減することができる。さらに、多数個の表示部5を繋ぐ表示部ラインZに対して識別用数字又は識別用アルファベット4を周方向に90°未満の所定角度θずらして配設したので、識別用数字又は識別用アルファベット4と表示部5とが重なるのを回避して作業者が識別用数字又は識別用アルファベット4を確実に判別することができる。
また、従来のケーブルのようにシース2の表面に異なる識別色を配色していないので、見た目にも良い。
また、所定角度θを10°以上85°以下としたので、識別用数字又は識別用アルファベット4を見易く配設することができる。
即ち、所定角度θが10°未満の場合は、一部の識別用数字又は識別用アルファベット4が表示部5と重なって見えにくくなる可能性が高くなる。また、85°を越えると、識別用数字又は識別用アルファベット4が表示部5と離れ過ぎてしまい、例えば「6」と「9」等のように識別用数字又は識別用アルファベット4の上下が分かりにくくなるからである。つまり、識別用数字又は識別用アルファベット4aを表示部5の近い位置に配設したことにより、(表示部5の上下の向きと対応させることで)識別用数字又は識別用アルファベット4の上下の向きが分かり易くなっている。
また、所定ピッチL2 を所定表示間隔L1 より小さく設定したので、仮に、識別用数字又は識別用アルファベット4が表示部ラインZに重なって配設されたとしても、全ての識別用数字又は識別用アルファベット4が表示部5と重なることを回避することができる。また、ケーブルを所望の長さに切断した場合に、その切断端部の付近に識別用数字又は識別用アルファベット4を配設することができるので、ケーブルの端部に於て作業者は識別用数字又は識別用アルファベット4を判別し易い。
また、所定ピッチL2 を表示部5自身の長さ寸法L0 より大きく設定したので、仮に、一部の識別用数字又は識別用アルファベット4が表示部5と重なって配設された場合であっても、表示部5と重なった識別用数字又は識別用アルファベット4の次の(隣の)識別用数字又は識別用アルファベット4は、表示部5と重なるのを回避することができるので、作業者は識別用数字又は識別用アルファベット4を判別することができる。
本発明のケーブルの製造方法は、内部線条体3を被覆する最外被覆シース2の表面に文字・図形・記号等を表示した表示部5を所定表示間隔L1 をもって順次印刷してケーブル中間体6を製造し、ケーブル中間体6を一旦巻取りドラム7で巻取り、その後、巻取りドラム7からケーブル中間体6を繰り出して最外被覆シース2の表面に識別用数字又は識別用アルファベット4を所定ピッチL2 をもって順次印刷し、次に、所定の長さ寸法に切断するので、シース2の表面に配設する識別用数字又は識別用アルファベット4を異なる数字に変更するだけで簡単に複数(多数)種類のケーブルを製造することができ、製造コストを削減することができる。
共通部材のケーブル中間体6を予め作製しておけば、その後の計尺・切断工程に於て、識別用数字又は識別用アルファベット4の異なる複数(多数)種類のケーブルを簡単かつ迅速に製造することができる。従って、従来のように、多数種類のケーブルをたくさん製造して在庫を揃えておく必要がないので、つまり、ケーブル中間体6さえ予め作製しておけば良いので、在庫を少なくすることができる。
本発明の配線工程は、最外被覆シース2の表面に識別用数字又は識別用アルファベット4を所定ピッチL2 をもって順次印刷したケーブルCを、異なる識別用数字又は識別用アルファベット4をもって複数本作製し、アンテナA側と伝送装置B側との間に複数本のケーブルCを配置し、各ケーブルCの識別用数字又は識別用アルファベット4をアンテナA側と伝送装置B側の各々の所定の接続箇所に対応させてケーブルCの両端部をアンテナA側と伝送装置B側とに接続するので、複数本の(多条)ケーブルの中から目的のケーブルを容易にかつ確実に見つけ出すことができ、ケーブルの取り違いミス(接続ミス)を防止することができる。
また、従来のケーブルのようにシース2の表面に異なる識別色を配色していないので、見た目にも良い。
また、シース2の表面に配設する識別用数字又は識別用アルファベット4を異なる数字に変更するだけで簡単に複数(多数)種類のケーブルを製造することができるので、製造コストを削減することができる。
本発明のケーブルの実施の一形態を示す側面図である。 要部斜視図である。 横断面図である。 本発明のケーブルの製造方法の実施の一形態を示す簡略説明図である。 簡略説明図である。 説明用横断面図である。 本発明の配線工程の実施の一形態を示す全体概略図である。
符号の説明
2 最外被覆シース
3 内部線条体
4 識別用数字又は識別用アルファベット
5 表示部
6 ケーブル中間体
7 巻取りドラム
A アンテナ
B 伝送装置
C ケーブル
0 長さ寸法
1 所定表示間隔
2 所定ピッチ
Z 表示部ライン
θ 所定角度

Claims (7)

  1. 最外被覆シース(2)の表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベット(4)を所定ピッチ(L2 )をもって配設したことを特徴とするケーブル。
  2. 最外被覆シース(2)の表面に長さ方向に文字・図形・記号等を表示した表示部(5)を所定表示間隔(L1 )をもって多数個配設したケーブルであって、
    上記最外被覆シース(2)の表面に長さ方向に多数個の識別用数字又は識別用アルファベット(4)を所定ピッチ(L2 )をもって配設し、かつ、上記最外被覆シース(2)に配設された上記多数個の表示部(5)を繋ぐ表示部ライン(Z)に対して上記識別用数字又は識別用アルファベット(4)を周方向に90°未満の所定角度(θ)ずらして配設したことを特徴とするケーブル。
  3. 上記所定角度(θ)を10°以上85°以下とした請求項2記載のケーブル。
  4. 上記所定ピッチ(L2 )を上記所定表示間隔(L1 )より小さく設定した請求項2又は3記載のケーブル。
  5. 上記所定ピッチ(L2 )を上記表示部(5)自身の長さ寸法(L0 )より大きく設定した請求項4記載のケーブル。
  6. 内部線条体(3)を被覆する最外被覆シース(2)の表面に文字・図形・記号等を表示した表示部(5)を所定表示間隔(L1 )をもって順次印刷してケーブル中間体(6)を製造し、該ケーブル中間体(6)を一旦巻取りドラム(7)で巻取り、その後、該巻取りドラム(7)から上記ケーブル中間体(6)を繰り出して上記最外被覆シース(2)の表面に識別用数字又は識別用アルファベット(4)を所定ピッチ(L2 )をもって順次印刷し、次に、所定の長さ寸法に切断することを特徴とするケーブルの製造方法。
  7. 最外被覆シース(2)の表面に識別用数字又は識別用アルファベット(4)を所定ピッチ(L2 )をもって順次印刷したケーブル(C)を、異なる上記識別用数字又は識別用アルファベット(4)をもって複数本作製し、アンテナ(A)側と伝送装置(B)側との間に上記複数本のケーブル(C)を配置し、各ケーブル(C)の上記識別用数字又は識別用アルファベット(4)を上記アンテナ(A)側と伝送装置(B)側の各々の所定の接続箇所に対応させて上記ケーブル(C)の両端部を上記アンテナ(A)側と伝送装置(B)側とに接続することを特徴とする配線工法。
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