JP2009004014A - 光学素子送り装置、光ピックアップ装置ならびにそれを備えた光ディスク装置 - Google Patents

光学素子送り装置、光ピックアップ装置ならびにそれを備えた光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動時の振動を抑制することができ、信頼性の高い光学素子送り装置を提供する。
【解決手段】光学素子5を保持する可動部材10と、可動部材10を支持して案内する駆動軸13と、駆動軸13の端部に接合した圧電素子21と、可動部材10を駆動軸13に圧着する圧着部材15と、圧着部材15に圧着力を付与するバネ部材16と、駆動軸13を保持するベース部材17と、圧電素子21を駆動制御する駆動制御部31を備え、駆動制御部31は、可動部材10の駆動終わり付近の駆動速度をそれより前の駆動速度よりも遅くすることを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は、光ディスク装置に用いる光ピックアップ装置に係り、特に球面収差補正用の可動レンズなどの光学素子の微小送り装置に関する。
光ディスク装置の記録密度を向上するために、光源波長を短波長化すると共に対物レンズの開口数を大きくすることが有効であり、レーザー波長400nm付近の青紫色レーザーを用いた高密度光ディスクの1つに、開口数(NA)0.85の高NA対物レンズと記録層保護膜の厚さが0.1mmの光ディスクを用いたブルーレイディスク(Blu-ray-Disc以下、BDという)がある。
このBDは、1枚の光ディスク内にそのディスクの厚さ方向に第1の記録層と第2の記録層が所定の間隔をおいて配置されているため、一方の記録層から他方の記録層に切り替わる際に球面収差が発生する。この球面収差を補正するために、光ピックアップ装置の対物レンズの手前に可動レンズを設け、この可動レンズの光軸方向の位置をレンズ送り装置で微調整することにより球面収差の補正がなされる。
従来、レンズ送り装置の駆動に関しては、例えば特開2004−56951号公報などに記載されている
特開2004−56951号公報
ところ前述の従来技術では、レンズ位置を移動させるときのレンズの面内方向の微小移動については特に配慮されていなかった。レンズ駆動時にレンズの面内方向に変位が発生し、その変位が大きい場合はトラッキング外れが発生する。また、変位が微小の場合は対物レンズを取り付けているアクチュエータの特性により吸収できる。対物レンズのアクチュエータの特性は周波数が低いほど大きな変動量を抑制できる。そのため、収差補正装置のレンズ変位量を小さくすること、レンズ変動周波数を低くすることが重要である。
本発明の目的は、駆動時の振動を抑制することができ、信頼性の高い光学素子送り装置、光ピックアップ装置ならびにそれを備えた光ディスク装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、例えばレンズなどの光学素子をその光軸方向に沿って移動するための光学素子送り装置であって、
前記光学素子を固定保持する可動部材と、
その可動部材を支持して前記光軸方向への移動を案内する駆動軸と、
その駆動軸の一方の端部に接合して駆動軸を当該駆動軸の軸方向に微小変位する圧電素子と、
前記可動部材の一部を前記駆動軸の外周部の一部に圧着するための圧着部材と、
前記圧電素子の駆動により前記駆動軸を介して前記可動部材が前記駆動軸上で摺動できる程度に前記圧着部材に対して圧着力を付与する圧着用バネ部材と、
前記駆動軸を微小変位可能に保持するベース部材と、
前記圧電素子を駆動制御する駆動制御部とを備え、
前記駆動制御部は、
少なくとも前記可動部材の駆動終わり付近の駆動速度を、その駆動終わり付近よりも前の駆動速度よりも遅くする速度切り替え信号を前記圧電素子に出力する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記可動部材の駆動終わり付近の駆動速度を、その駆動終わり付近よりも前の駆動速度よりも遅くする速度切り替え信号は、駆動周波数を低い側に切り替える信号であることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記可動部材の駆動終わり付近の駆動速度を、その駆動終わり付近よりも前の駆動速度よりも遅くする速度切り替え信号は、単位時間当りに出力される駆動パルス数を低い側に切り替える信号であることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1ないし第3の手段において、前記駆動軸の前記圧電素子と接合する側の端部が前記ベース部材に支持され、前記圧電素子と接合しない反対側の端部は自由端となる片持ち構造になっていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は、光を出射する光源と、
その光源から出射した光が光ディスクの所定の位置で焦点を結ぶための対物レンズと、
その対物レンズより前記光源側に設けられた球面収差補正用の可動レンズと、
その可動レンズをそれの光軸方向に沿って移動するための光学素子送り装置とを備えた光ピックアップ装置において、
前記光学素子送り装置が前記第1ないし第4の手段の光学素子送り装置であることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は、システムコントローラを有する回路処理部と、
前記システムコントローラからの指令信号により駆動信号を出力するドライバ回路と、
そのドライバ回路からのモーター駆動信号によってモーターを回転する駆動部と、
前記ドライバ回路からの光ピックアップ駆動信号によって情報の記録/再生のための光を出射する光ピックアップ装置と、
前記駆動部のモーターによって回転駆動される光ディスクとを備えた光ディスク装置において、
前記光ピックアップ装置が前記第5の手段の光ピックアップ装置であることを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第6の手段において、前記光ディスクが例えばBDなどのように、1枚の光ディスク内にそのディスクの厚さ方向に第1の記録層と第2の記録層が所定の間隔をおいて配置されており、一方の記録層から他方の記録層に切り替わる際に球面収差が発生する光ディスクであることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、駆動時の振動を抑制することができ、信頼性の高い光学素子送り装置、光ピックアップ装置ならびにそれを備えた光ディスク装置を提供することができる。
次に本発明の第1実施形態を図1ないし図4とともに説明する。本実施形態はレンズ送り装置の中でも、高い送り精度が要求される光ピックアップ装置に装備される球面収差補正に用いるレンズ送り装置について説明する。
図1は、光ピックアップ装置における各種光学素子の配置例を示す概略図である。レーザーダイオード1から出射したレーザー光はコリメータレンズ2に入り、回折格子3を透過して偏向ビームスプリッター4に入って、可動レンズ5を通って固定レンズ6に入り、ミラー7で90度方向が変えられ、対物レンズ8を経て光ディスク9上の所定の位置で焦点を結ぶ構成になっている。
前記BDのように光ディスク9のカバーガラス(基板)の厚さが変化すると球面収差が発生するため、それをキャンセルするように前記対物レンズ8に入る光を弱発散光にしたり弱収束光にしたりして調整する必要がある。
本実施形態では、前記可動レンズ5を動かすことにより、球面収差を補正する構成になっている。BDでは、光ディスク9のカバーガラスの厚さ変化が1μm変化すると球面収差が約10mλ変化する。ここでmλは収差の単位であり、λは使用する光の波長である。光ディスク9における前記第1の記録層と第2の記録層の間隔は25μmあるため、球面収差は250mλ発生することになる。本実施形態では、前記可動レンズ5を20μm移動させると、10mλの球面収差の補正が可能なレンズを使用した場合について説明する。
球面収差の補正をより正確に行うためには、可動レンズ5の送り量を小さくすることが必要になる。
図2は、可動レンズ5を移動させるレンズ送り装置を示す斜視図である。同図に示されているように可動レンズ5は、耐摩耗性で摩擦係数の小さい合成樹脂の成形体からなる可動部材10の先端部側に固定保持されている。可動部材10の中間位置には可動レンズ5の光軸方向に向けて中空状になった枠体部11が一体に設けられ、その枠体部11の前記可動レンズ5とは反対側の基端部側には側面形状が略コ字状をした嵌合部12が一体に形成されている。
前記枠体部11の内側には駆動軸13が貫通するように挿入され、前記嵌合部12は副軸14の外周部にスライド可能に嵌合されている。駆動軸13と副軸14は平行に設置されており、可動部材10(可動レンズ5)は駆動軸13と副軸14により可動レンズ5の光軸方向に案内されるようになっている。
前記枠体部11の内側には駆動軸13の他に、駆動軸13に圧着する圧着部材15と、その圧着部材15と枠体部11の側壁の間に介挿された圧着用バネ部材16が配置され、圧着用バネ部材16のバネ力により圧着部材15を駆動軸13に圧着することにより、結果的には枠体部11が駆動軸13上で摺動できる程度の適正な圧力で押圧されている。
ベース部材17上には、所定の間隔をおいて一対の駆動軸支持壁18a,18bと一対の副軸支持壁19a,19bとが、それぞれ対向するように設けられている。前記駆動軸13の両端部は、前記駆動軸支持壁18a,18bに形成された案内穴20a,20bに僅かな隙間を持って軸方向にスライド可能に支持されている。一方、副軸14の両端部は、前記副軸支持壁19a,19bに固定されている。
前記駆動軸13の片側端面には積層圧電素子21が接着固定され、積層圧電素子21はタングステンなどの比重の大きい金属からなる錘22と板バネからなる駆動用バネ部材23を介してベース部材17に固定されている。積層圧電素子21が伸びるときの速度V1と縮むときの速度V2を違わせて駆動することにより(V1≠V2)、可動部材10(可動レンズ5)を駆動軸13の軸方向に沿ってnmオーダーで微小変位(微小移動)する構成になっている。前記錘22と駆動用バネ部材23は、積層圧電素子21による可動部材10(可動レンズ5)の移動を効果的に行うために用いられており、前記駆動用バネ部材23は、前記錘22を積層圧電素子21の振動方向に弾性付勢している。
可動レンズ5の移動時に問題になる変動は、例えば図2に示す矢印T方向(面内方向)の変動成分である。このT方向の変動は、1μmよりも小さい値に抑えなければならない。
可動部材10は駆動軸13に沿って摺動しないとレンズ面方向の変動が発生する。駆動軸13に接する可動部材10の接触面のうねりも1μm程度は存在する。本発明ではこの影響をなくすために、可動部材10と駆動軸13の接触部分に凹部(逃げ部)を設けることにより、両端付近での接触が可能になり、より安定した状態で接触させることができる。
前述のように駆動軸13を可動部材10と圧着部材15で弾性的に挟み込んだ構造になっている。駆動軸13に可動部材10と圧着部材15はゴシックアーチ溝形状にて接触しており、4つの線で接触するのが理想的である。しかしゴシックアーチ形状でも接触部分は必ずしも直線にはならず湾曲して接触するため、駆動軸13に対して可動部材10がシーソーのように揺れる運動をするが、中心部分を凹状にすることにより可動部材10の移動動作が安定化する。
図5は図3a−a線上ならびにc−c線上の拡大断面図で、両箇所の断面構造は同じである。図6は図3b−b線上の拡大断面図である。
これらの図に示すように枠体部11の駆動軸13と対向する内面にはV字状溝24が、また圧着部材15の駆動軸13と対向する内面にはV字状溝25が、それぞれ形成され、駆動軸13の外周部の一部がそれぞれV字状溝24,25に嵌入されて、部分的に接触している。本実施形態では、前記V字状溝24,25の開き角度は90度に設定されている。
図5に示すように可動部材10の枠体部11において駆動軸13の両端部付近(図3a−a線上付近ならびにc−c線上付近)は、駆動軸13に可動部材10と圧着部材15はゴシックアーチ溝形状にて接触にして、図に示すア、イ、ウ、エの4箇所が接触している。
これに対して駆動軸13の中間部付近(図3b−b線上付近)と対向する枠体部11の中間部には外側から内側に向けて貫通した穴状の逃げ部26が形成されており、この逃げ部26の形成により枠体部11の中間部は駆動軸13と接触していない。
このような構造になっているので、溝24の形状などにばらつきがあっても枠体部11の両端部に近い部分が必ず駆動軸13と接触するようになり、従って可動部材10は駆動軸13に対してシーソーの運動が抑制される。
前記積層圧電素子21は、図2に示すように光ピックアップ装置内の駆動制御部31によって駆動、制御される。この駆動制御部31は制御回路部32と駆動回路部33を有し、前記制御回路部32からの駆動制御信号に基づいて前記駆動回路部33から積層圧電素子21へ駆動信号が出力されて、積層圧電素子21が所定のモードで駆動される。
図7は、同一高速度で可動レンズをそれの光軸方向に移動した場合の可動レンズの面内方向(図2に示すT方向)の変動波形を測定した結果を示す図である。この図から明らかなように、可動レンズの面内方向の変動は駆動始めと駆動終わりに大きく現れ、その他は大きな変動は無い。さらに駆動始めよりも駆動終わりの方が変動量は約2倍程度大きい。このような傾向は、駆動時間が長くても短くても同じであることが他のテストで確認されている。
本発明では駆動始めと駆動終わりにおける可動レンズの面内方向の変動を抑制するため、駆動速度を遅くした。駆動軸13の駆動源となる積層圧電素子21は、すぐに設定の速度になるため駆動始めと駆動終わりの速度を遅くして一定時間駆動する必要がある。
駆動速度を遅くするための具体的な手段としては、例えば
(a).駆動電圧を小さくする。
(b).駆動のデューティーを変える。
(c).駆動周波数を低くする。
(d).駆動パルスを間引いて、単位時間当りに出力される駆動パルス数を少なくする。
などがあり、これらを単独で、あるいは例えば(b)と(c)、または(c)と(d)の組み合わせのように適宜組み合わせて用いることができる。また、通常より遅い速度で駆動する時間は、変動時間(図7参照)の半分程度以上に設定すればよい。
図8は、駆動速度を遅くする手段の例を示す図である。同図(a)は、通常の駆動信号(上段)よりも駆動周波数を下げた例(下段)を示している。駆動周波数を通常よりも10%程度遅くすれば、駆動速度は約半分程度になり、変動抑制に十分な効果が現れる。
同図(b)は、通常出力される駆動パルス(上段)からその一部を間引いた例(下段)を示している。この方法でも変動抑制に十分な効果が現れる。
積層圧電素子21の駆動周波数を駆動始めと駆動終わりに少し下げることにより、駆動速度を遅くすることができ、それにより可動レンズ5の面内方向の変動を抑制することができ、駆動速度を半分にすれば変動量も約半分になる。
駆動周波数を低くする時間は駆動周波数にも拠るが、概略図7に示した周波数の2〜5倍程度の時間が適当である。駆動速度の設定は実際の装置において測定しながら判断するのが望ましいが、通常の駆動速度の半分程度に設定すれば変動抑制効果がある。
前述のような手段によって急激な起動停止を抑制することにより、可動レンズ5の面内方向の変動を抑止することができる。
図9は、駆動速度を変えた場合の可動レンズの面内方向の変動波形を測定した結果を示す図である。同図(a)は、駆動速度が0.02m/s(駆動周波数140kHz)の一定で駆動した場合の波形図で、駆動始めと駆動終わりに大きな変動があり、最大の振幅は0.4μmp-pであった。
これに対して同図(b)は、駆動始めと駆動終わりの駆動速度を0.013m/s(駆動周波数125kHz)に下げ、駆動始めと駆動終わりの中間の駆動速度は0.02m/s(駆動周波数140kHz)として駆動した場合の波形図で、駆動始めと駆動終わりの変動が確実に抑制されて、最大の振幅は0.3μmp-pに下がった。
なお、積層圧電素子21によって駆動される可動部(可動レンズ5と可動部材10と駆動軸13の集合体)はある程度の重量を有し、しかも可動部材10は圧着用バネ部材16によって駆動軸13に圧着されているから、駆動始めに駆動速度を下げると可動レンズ5が適正に移動しない心配がある。そのため、変動量の大きい駆動終わりだけ駆動速度を下げる方が有利である。
図10は、各種駆動パターンを示す図である。同図(a)は本発明の比較例に当たる駆動パターン図で、駆動始めから駆動終わりまで間、同じ高速度で駆動される。
これに対して同図(b),(c),(d)は本発明の実施形態に係る駆動パターン図で、同図(b)の場合は駆動始めから所定の時間まで低速(高速の約1/2)駆動するための始め低速駆動領域Aと、それに引き続いて所定の時間まで高速駆動するための中間高速駆動領域Bと、それに引き続いて駆動終わりまで低速(高速の約1/2)駆動するための終わり低速駆動領域Cとを有している。
同図(c)の場合は駆動始めから所定の時間まで中低速(高速の約2/3)駆動するための始め中低速駆動領域Dと、それに引き続いて所定の時間まで高速駆動するための中間高速駆動領域Bと、それに引き続いて駆動終わりまで低速(高速の約1/2)駆動するための終わり低速駆動領域Cとを有している。
同図(d)の場合は駆動始めから所定の時間まで高速駆動するための高速駆動領域Eと、それに引き続いて駆動終わりまで低速(高速の約1/2)駆動するための終わり低速駆動領域Cとを有している。
これらの速度の切り替えは、制御回路部32(図2参照)から出力される駆動制御信号に基づいて行われる。
図11は、本発明の第2実施形態に係るレンズ送り装置の斜視図である。この実施形態において前記第1実施形態と相違する点は、前記第1実施形態では駆動軸13の両端部を駆動軸支持壁18a,18bで支持した構造(両持ち構造)になっているが、本実施形態では駆動軸13の積層圧電素子21側の端部を駆動軸支持壁18aで支持した構造(片持ち構造)になっている点と、駆動軸13の自由端側に可動部材10の抜け止め部27を設けた点である。
このように駆動軸13を片持構造とすることにより駆動軸13の揺れる周波数を低くすることができ、それによって当該駆動軸13に圧接した状態で摺動する可動部材10(可動レンズ5)の揺れる周波数を低く抑えることができる。
図11に示す実施形態ではピン状の抜け止め部27を設けたが、抜け止め部27の形状はブロック状など他の形状でもよいし、ベース部材17を切り起こして抜け止め部27とすることもできる。
また図11に示す実施形態では1つの駆動軸支持壁18aを設けたが、隙間をおいて駆動軸支持壁18aを2個以上並設することも可能である。
図12は、本発明の第3実施形態に係るレンズ送り装置の斜視図である。この実施形態において前記第1実施形態と相違する点は、可動部材10に第1の可動レンズ5aと第2の可動レンズ5bを並列に保持した点である。
近年、次世代DVDとしてのHD DVD(以下、HDという)とBDとでは光ディスクの基板厚さが異なり、必要とする対物レンズの開口数も異なっている。このような状況において、HDやBDだけでなく、CDまたはDVDなどの規格にも対応させるためには、球面収差を補正するための可動レンズが複数必要となる。
本実施形態はこれに対応するもので、例えばBDに対応した球面収差補正用の第1の可動レンズ5aとHDに対応した球面収差補正用の第2の可動レンズ5bとを可動部材10に並列に固定保持している。
本実施形態はBDとHDの2種類の光ディスクに対応した場合について説明したが、CD、DVD、BD、HDの4種類の光ディスクに対応させることも可能である。
図13はこのCD、DVD、BD、HDの4種類の光ディスクに対応できる光ピックアップ装置の光学系模式図、図14は図13の光ピックアップ装置を紙面左側から視た光学系模式図である。
まずCD系について説明する。CDレーザ61から出射したCD光62は、1/2波長板63、レンズ64、回折格子65を透過し、偏向ビームスプリッタ66で反射される。そしてCD光62はレンズ67を透過し、複合型立上プリズム68で反射された後、レンズ69、1/4波長板70を透過し、HD/DVD/CD互換対物レンズ71に入射する。そしてこのHD/DVD/CD互換対物レンズ71を出たCD光62は、CDディスク72上に集光される。
CDディスク72で反射されたCD光62は、HD/DVD/CD互換対物レンズ71、1/4波長板70、レンズ69を順に透過し、複合型立上プリズム68で反射される。そしてレンズ67、偏向ビームスプリッタ66、波長選択性1/2波長板73を透過し、偏向ビームスプリッタ74で反射され、レンズ75を透過して光検出器76に入射される。
次にDVD系について説明する。DVDレーザ77から出射したDVD光78は、1/2波長板79、回折格子80を透過し、偏向ビームスプリッタ81で反射される。そしてDVD光78は偏向ビームスプリッタ74、波長選択性1/2波長板73を透過し、複合型立上プリズム68で反射された後、レンズ69、1/4波長板70を透過し、HD/DVD/CD互換対物レンズ71に入射する。そしてこのHD/DVD/CD互換対物レンズ71を出たDVD光78は、DVDディスク82上に集光される。
DVDディスク82で反射されたDVD光78は、HD/DVD/CD互換対物レンズ71、1/4波長板70、レンズ69を順に透過し、複合型立上プリズム68で反射される。そしてレンズ67、偏向ビームスプリッタ66、波長選択性1/2波長板73、偏向ビームスプリッタ74、偏向ビームスプリッタ81、レンズ83を透過して光検出器84に入射される。
次にHD/BD系について説明する。HD/BDレーザ85から出射したHD/BD光86はビーム整形素子87、回折格子付可変偏向切替素子88を透過し、偏向ビームスプリッタ89で偏光の向きにより、HD光90とBD光91に分割される。本実施形態では、1つのレーザ光源(HD/BDレーザ85)から出射した光束を、光路切換手段92により2つの光路に切り換えている。この光路切換手段92は、可変偏向切替素子88と偏向ビームスプリッタ89と三角プリズム93とから構成されている。
偏向ビームスプリッタ89を透過したHD光90は三角プリズム93で反射され、前述の可動レンズ5bを透過し、複合型立上プリズム68で反射され、レンズ69、1/4波長板70を透過し、HD/DVD/CD互換対物レンズ71に入射する。そしてこのHD/DVD/CD互換対物レンズ71を出たHD光90は、HDディスク94上に集光される。
HDディスク94で反射されたHD光90は、HD/DVD/CD互換対物レンズ71、1/4波長板70、レンズ69を透過し、複合型立上プリズム68で反射される。そして可動レンズ5bを透過し、三角プリズム93で反射され、 偏向ビームスプリッタ89で反射されて、レンズ95を透過して光検出器96に入射される。
一方、前記偏向ビームスプリッタ89で反射されたBD光91は、前述の可動レンズ5aを透過し、ミラー97で反射され、1/4波長板98、BD用対物レンズ99を透過してBDディスク100上に集光される。
BDディスク100で反射したBD光91は、BD用対物レンズ99、1/4波長板98を透過し、ミラー97で反射され、可動レンズ5a、偏向ビームスプリッタ89、レンズ95を透過して光検出器96に入射される。
図15は、本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置を使用した光ディスク装置全体のブロック図である。同図に示すように光ディスク装置51は、フロントエンドプロセッサーならびにシステムコントローラなどを備えた回路処理部52、光ピックアップ装置53、前記システムコントローラよって制御されるドライバ回路54、そのドライバ回路54によって駆動制御されるスピンドルモーターならびにスレッドモーターなどを備えた駆動部55、BDなどの光ディスク56を備えており、外部のホストコンピュータ57に接続されている。
前記システムコントローラからの指令信号は前記ドライバ回路54に入力されて、それに基づいてドライバ回路54から駆動部55へモーター駆動信号が出力され、前記光ディスク56を回転駆動する。
また前記システムコントローラからの指令信号に基づいてドライバ回路54から光ピックアップ装置53へ光ピックアップ駆動信号が出力され、それによって光ディスク56への情報の記録/再生がなされるシステムになっている。
前記実施形態では光学素子としてレンズを用いた場合の送り装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばミラーなどレンズ以外の光学素子の送り装置についても本発明を適用することは可能である。
本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置における各種光学素子の配置例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るレンズ送り装置の斜視図である。 そのレンズ送り装置を他の方向から視た斜視図である。 そのレンズ送り装置の一部を切除した斜視図である。 図3のa−a線上ならびにc−c線上の拡大断面図である。 図3のb−b線上の拡大断面図である。 同一高速度で可動レンズをそれの光軸方向に移動した場合の可動レンズの面内方向の変動波形を示す図である。 駆動速度を遅くする手段の例を示す図である。 駆動速度を変えた場合の可動レンズの面内方向の変動波形を測定した結果を示す図である。 各種駆動パターンを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るレンズ送り装置の斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るレンズ送り装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係るCD、DVD、BD、HDの4種類の光ディスクに対応できる光ピックアップ装置の光学系模式図である。 図13の光ピックアップ装置を紙面左側から視た光学系模式図である。 本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置のブロック図である。
符号の説明
1:レーザーダイオード、2:コリメータレンズ、3:回折格子、4:偏向ビームスプリッター、5:可動レンズ、5a:第1の可動レンズ、5b:第2の可動レンズ、6:固定レンズ、7:ミラー、8:対物レンズ、9:光ディスク、10:可動部材、11:枠体部、12:嵌合部、13:駆動軸、14:副軸、15:圧着部材、16:圧着用バネ部材、17:ベース部材、18a、18b:駆動軸支持壁、19a、19b:副軸支持壁、20a、20b:案内穴、21:積層圧電素子、22:錘、23:駆動用バネ部材、24、25:V字状溝、26:逃げ部、27:抜け止め部、31:駆動制御部、32:制御回路部、33:駆動回路部、51:光ディスク装置、52:回路処理部、53:光ピックアップ装置、54:ドライバ回路、55:駆動部、56:光ディスク、57:ホストコンピュータ、A:始め低速駆動領域、B:中間高速駆動領域、C:終わり低速駆動領域、D:始め中低速駆動領域、E:高速駆動領域。

Claims (7)

  1. 光学素子をその光軸方向に沿って移動するための光学素子送り装置であって、
    前記光学素子を固定保持する可動部材と、
    その可動部材を支持して前記光軸方向への移動を案内する駆動軸と、
    その駆動軸の一方の端部に接合して駆動軸を当該駆動軸の軸方向に微小変位する圧電素子と、
    前記可動部材の一部を前記駆動軸の外周部の一部に圧着するための圧着部材と、
    前記圧電素子の駆動により前記駆動軸を介して前記可動部材が前記駆動軸上で摺動できる程度に前記圧着部材に対して圧着力を付与する圧着用バネ部材と、
    前記駆動軸を微小変位可能に保持するベース部材と、
    前記圧電素子を駆動制御する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、
    少なくとも前記可動部材の駆動終わり付近の駆動速度を、その駆動終わり付近よりも前の駆動速度よりも遅くする速度切り替え信号を前記圧電素子に出力する構成になっていることを特徴とする光学素子送り装置。
  2. 請求項1に記載の光学素子送り装置において、前記可動部材の駆動終わり付近の駆動速度を、その駆動終わり付近よりも前の駆動速度よりも遅くする速度切り替え信号は、駆動周波数を低い側に切り替える信号であることを特徴とする光学素子送り装置。
  3. 請求項1に記載の光学素子送り装置において、前記可動部材の駆動終わり付近の駆動速度を、その駆動終わり付近よりも前の駆動速度よりも遅くする速度切り替え信号は、単位時間当りに出力される駆動パルス数を低い側に切り替える信号であることを特徴とする光学素子送り装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光学素子送り装置において、前記駆動軸の前記圧電素子と接合する側の端部が前記ベース部材に支持され、前記圧電素子と接合しない反対側の端部は自由端となる片持ち構造になっていることを特徴とする光学素子送り装置。
  5. 光を出射する光源と、
    その光源から出射した光が光ディスクの所定の位置で焦点を結ぶための対物レンズと、
    その対物レンズより前記光源側に設けられた球面収差補正用の可動レンズと、
    その可動レンズをそれの光軸方向に沿って移動するための光学素子送り装置とを備えた光ピックアップ装置において、
    前記光学素子送り装置が請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学素子送り装置であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. システムコントローラを有する回路処理部と、
    前記システムコントローラからの指令信号により駆動信号を出力するドライバ回路と、
    そのドライバ回路からのモーター駆動信号によってモーターを回転する駆動部と、
    前記ドライバ回路からの光ピックアップ駆動信号によって情報の記録/再生のための光を出射する光ピックアップ装置と、
    前記駆動部のモーターによって回転駆動される光ディスクとを備えた光ディスク装置において、
    前記光ピックアップ装置が請求項5に記載の光ピックアップ装置であることを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項6に記載の光ディスク装置において、前記光ディスクが、1枚の光ディスク内にそのディスクの厚さ方向に第1の記録層と第2の記録層が所定の間隔をおいて配置されており、一方の記録層から他方の記録層に切り替わる際に球面収差が発生する光ディスクであることを特徴とする光ディスク装置。
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