JP2009217898A - 光ヘッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来より小型化することができる光ヘッド装置を提供する。
【解決手段】 光ヘッド装置10は、2種類の2層ディスクをそれぞれ記録または再生するための2種類のレーザ光源装置21、22と、2種類のレーザ光源装置21、22から出射されたレーザ光を受光する共通の信号検出用受光素子25と、レーザ光源装置21、22から出射されたレーザ光が2層ディスクに向かう往路および2層ディスクによって反射されたレーザ光が信号検出用受光素子25に向かう復路を構成する光学系30と、信号検出用受光素子25上におけるレーザ光の復路の光学倍率を可変とするために光学系30のうち復路を構成するセンサレンズ42を駆動させる駆動部材50とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ヘッド装置10は、2種類の2層ディスクをそれぞれ記録または再生するための2種類のレーザ光源装置21、22と、2種類のレーザ光源装置21、22から出射されたレーザ光を受光する共通の信号検出用受光素子25と、レーザ光源装置21、22から出射されたレーザ光が2層ディスクに向かう往路および2層ディスクによって反射されたレーザ光が信号検出用受光素子25に向かう復路を構成する光学系30と、信号検出用受光素子25上におけるレーザ光の復路の光学倍率を可変とするために光学系30のうち復路を構成するセンサレンズ42を駆動させる駆動部材50とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu−ray Disc)、HD DVD(High Definition DVD)などの2種類以上の2層ディスクの再生や記録などに用いられる光ヘッド装置に関する。
近年、BDやHD DVDなどの次世代DVDが登場し、それらを扱う光ヘッド装置は、先行規格であるDVDをも扱うことが要求されている。したがって、2種類以上の2層ディスクの再生や記録などに用いられる光ヘッド装置が開発されている。
特許文献1の光ヘッド装置は、対物レンズ、コリメートレンズ、検出レンズ等が、組付け後に発生する誤差に対して、ビームの焦点距離のずれ量を検出して、焦点可変レンズの焦点を常に最適な焦点距離に調整するための構成を有している。
2層ディスクにおいても、各層における再生や記録などの性能を確保するためには、対物レンズ先のビームの焦点位置を2層ディスクの各層に高精度に制御する必要があるが、対物レンズ先のビーム焦点を常に最適な焦点距離に調整するためには、そもそもビームの焦点距離のずれ量を正確に検出できてこそ可能になる。ここで、ビームの焦点位置のずれ量を検出するためには、一般的に対物レンズをフォーカシング方向に移動させたときに信号検出用受光素子によって検出される電圧の波形であるSカーブが用いられている。従って、2層ディスクにおける各層の対物レンズ先のビーム焦点を常に最適な焦点距離に調整するためには、ビームの焦点距離のずれ量を正確に検出するために各層におけるSカーブの重なり、すなわち、クロストークを抑制し、各層毎のSカーブが精度よく検出できることが重要である。
しかし、HD DVD、BD、DVDの層間隔は、それぞれ20μm、25μm、55μmと異なる。したがって、HD DVD、BD、DVDの層間隔毎に最適な光学倍率に設計する必要があるので、層間隔毎の往路(レーザ光源から出射光が2層ディスクに入射する光路)および復路(2層ディスクからの反射光が受光素子に入射する光路)の光学倍率を同一にした場合、各層のSカーブの重なりを抑えるには、復路として、ディスクの種類ごとに最適に配置された光路が必要であり、従って、復路ごとに信号検出用受光素子も必要である。
特開平6−131675号公報
しかしながら、ディスクの種類ごとに別々の復路を設けるためには、復路毎に光学素子や信号検出用受光素子が必要であり、光ヘッド装置の小型化の妨げになるという問題がある。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、ディスクの種類ごとに別々の復路を設ける必要が無く、小型化することができる光ヘッド装置を提供することを目的とする。
本発明の光ヘッド装置は、2種類の2層ディスクをそれぞれ記録または再生するための2種類の発光素子と、前記2種類の発光素子から出射されたレーザ光を受光する共通の信号検出用受光素子と、前記発光素子から出射された前記レーザ光が前記2層ディスクに向かう往路および前記2層ディスクによって反射された前記レーザ光が前記信号検出用受光素子に向かう復路を構成する光学系とを有する光ヘッド装置であって、前記信号検出用受光素子上における前記レーザ光の復路の光学倍率を可変とするために前記光学系のうち前記復路を構成する光学素子の何れかまたは前記信号検出用受光素子を移動させる駆動部材を有することを特徴とする。
この構成により、本発明の光ヘッド装置は、信号検出用受光素子を移動させる駆動部材を用いて、復路の光学倍率を2層ディスクの種類に応じて変更して、Sカーブのリニア範囲の傾きを急にすることにより、各層のSカーブの重なりを抑制することができる。すなわち、クロストークを抑制し、各層毎のSカーブが精度よく検出できる。したがって、本発明の光ヘッド装置は、2層ディスクによって反射されたレーザ光が信号検出用受光素子に向かう復路を2層ディスクの種類によらず共通化することができるので、従来より小型化することができる。
また、本発明の光ヘッド装置の前記駆動部材は、駆動源と、前記駆動源の回転を直動に変換して前記光学素子または前記信号検出用受光素子を直動させる変換部材とを有することが好ましい。このように構成すると、駆動源としてモータを利用して光学素子や信号検出用受光素子を移動させることができるので静音化が図れる。ソレノイドによって光学素子または信号検出用受光素子を直動させる場合、ソレノイドによる衝突音が発生し、騒音になるからである。
また、本発明の光ヘッド装置の前記駆動部材は、前記光学素子としてフォ-カシングエラー信号を発生させるセンサレンズを移動させることが好ましい。このように構成すると、非点収差を付与しフォーカシングエラー信号を発生させるセンサレンズによって復路の光学倍率を変更することができるので、リレーレンズのように光学倍率を変更するためだけの目的で使用する光学素子が必要なく、部品点数の削減を図ることができる。
本発明によれば、信号検出用受光素子上におけるレーザ光の復路の光学倍率を可変とするために光学系のうち復路を構成する光学素子の何れかまたは信号検出用受光素子を移動させる駆動部材を有しているので、ディスクの種類ごとに別々の復路を設ける必要が無く、従来より小型化することができる光ヘッド装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る光ヘッド装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る光ヘッド装置10の各素子の斜視図である。
図1に示す光ヘッド装置10は、BD用である波長が405nm帯のレーザ光(青紫光)と、DVD用である波長が650nm帯のレーザ光(赤色光)と、CD(Compact Disc)用である波長が780nm帯のレーザ光(赤外光)とを用いてBD系ディスク、DVD系ディスクおよびCD系ディスクなどの図示していない光記録ディスクに対する情報の再生や記録などが可能な3波長光ヘッド装置である。
図1に示すように、光ヘッド装置10は、波長が405nm帯のレーザ光を出射する半導体レーザを備えた発光素子としてのレーザ光源装置21と、波長が650nm帯のレーザ光を出射するAlGaInP系の半導体レーザを備えた発光素子としてのレーザ光源装置22と、波長が780nm帯のレーザ光を出射するAlGaAs系の半導体レーザを備えたレーザ光源装置23と、レーザ光源装置21〜23によって出射されたレーザ光を受光するためのモニタ用受光素子24と、光記録ディスクの記録面で反射されたレーザ光を受光するための信号検出用受光素子25と、レーザ光源装置21〜23によって出射されたレーザ光を光記録ディスクの記録面に収束させる対物レンズ31を含む光学系30とを有している。
なお、光ヘッド装置10は、対物レンズ31をフォーカシング方向、トラッキング方向およびチルト方向にサーボ制御するための対物レンズ駆動機構や、レーザ光源装置21〜23、モニタ用受光素子24、信号検出用受光素子25、光学系30および対物レンズ駆動機構などを搭載した装置フレームや、レーザ光源装置21〜23、モニタ用受光素子24、信号検出用受光素子25および対物レンズ駆動機構などに電気的に接続されたフレキシブル回路基板なども備えているが、図示を省略している。
光学系30は、それぞれレーザ光源装置21〜23から出射されたレーザ光をトラッキングエラーの検出のために3ビームに分割する回折格子32〜34と、波長が405nm帯のレーザ光を反射して波長が650nm帯および780nm帯のレーザ光を透過させるダイクロイックプリズム35と、波長が650nm帯のレーザ光を透過させて波長が780nm帯のレーザ光を反射するダイクロイックプリズム36と、レーザ光源装置21〜23から出射されたレーザ光の一部を反射して残りを透過させる偏光ビームスプリッタ37と、偏光ビームスプリッタ37を透過したレーザ光を平行光線にするコリメータレンズ38と、コリメータレンズ38を透過したレーザ光を対物レンズ31側に立ち上げる立ち上げミラー39と、レーザ光の偏光状態を変える1/4波長板40と、レーザ光の収差を補正するための液晶素子41と、レーザ光に非点収差を付与するセンサレンズ42とを有している。
また、光ヘッド装置10は、センサレンズ42を光軸方向に移動させる駆動部材50を有している。
駆動部材50は、駆動源としてのステッピングモータ501と、ステッピングモータ501を収納したケース502と、一部がケース502内に収納された直動部材503とを有している。ステッピングモータ501の回転軸501aは、雄ねじが形成されてリードスクリュー501bとなっている。ケース502は、開口部502aと、内壁502bとを有している。直動部材503は、リードスクリュー501bと噛合する雌ねじが形成されたネジ孔503aと、センサレンズ42が固定された固定部503bと、ステッピングモータ501の回転軸501aの回転に伴ってケース502の内壁502bに当接して共回りすることを阻止する阻止部503cとを有している。直動部材503は、ステッピングモータ501の回転軸501aの回転に伴う共回が阻止部503cによって阻止されるので、ステッピングモータ501の回転軸501aの回転により回転軸501aの延在方向に直動しセンサレンズ42を光軸方向に移動させることができる。このように本発明における変換部材は、リードスクリュー501bが形成されたステッピングモータ501の回転軸501aと、リードスクリュー501bに噛合する雌ねじが形成された直動部材503と、直動部材503がステッピングモータ501の回転軸501aととともに共回りするのを阻止するケース502とによって構成されている。
次に、光ヘッド装置10の動作について説明する。
(BD用のレーザ光の往路)
レーザ光源装置21から出射される波長が405nm帯のレーザ光の往路について説明する。
レーザ光源装置21から出射される波長が405nm帯のレーザ光の往路について説明する。
レーザ光源装置21から出射されたレーザ光は、回折格子32によって3ビームに分割された後、ダイクロイックプリズム35によって反射されて、偏光ビームスプリッタ37に到達する。
偏光ビームスプリッタ37に到達したレーザ光は、一部が偏光ビームスプリッタ37によって反射されてモニタ用受光素子24に入射するとともに、残りが偏光ビームスプリッタ37を透過する。ここで、モニタ用受光素子24に入射したレーザ光は、モニタ用受光素子24によって光量が検出されて、レーザ光源装置21の出射光量のフィードバック制御に利用される。また、偏光ビームスプリッタ37を透過したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ37によって直線偏光にされている。
偏光ビームスプリッタ37を透過したレーザ光は、コリメータレンズ38によって平行光線にされた後、立ち上げミラー39によって立ち上げられ、1/4波長板40によって直線偏光から円偏光に変えられ、液晶素子41によって収差が補正され、対物レンズ31によって集光されて、BD系ディスクの記録面上に照射される。
(DVD用のレーザ光の往路)
レーザ光源装置22から出射される波長が650nm帯のレーザ光の往路について説明する。
レーザ光源装置22から出射される波長が650nm帯のレーザ光の往路について説明する。
レーザ光源装置22から出射されたレーザ光は、回折格子33によって3ビームに分割された後、ダイクロイックプリズム36、ダイクロイックプリズム35によって透過されて、偏光ビームスプリッタ37に到達する。偏光ビームスプリッタ37に到達してからDVD系ディスクの記録面上に照射されるまでは、BD用のレーザ光の往路の場合と同様であるので、説明を省略する。
(CD用のレーザ光の往路)
レーザ光源装置23から出射される波長が780nm帯のレーザ光の往路について説明する。
レーザ光源装置23から出射される波長が780nm帯のレーザ光の往路について説明する。
レーザ光源装置23から出射されたレーザ光は、回折格子34によって3ビームに分割された後、ダイクロイックプリズム36によって反射した後、ダイクロイックプリズム35によって透過されて、偏光ビームスプリッタ37に到達する。偏光ビームスプリッタ37に到達してからCD系ディスクの記録面上に照射されるまでは、BD用のレーザ光の往路の場合と同様であるので、説明を省略する。
(レーザ光の復路)
レーザ光の復路について説明する。なお、復路は、レーザ光の種類によらず同じである。
レーザ光の復路について説明する。なお、復路は、レーザ光の種類によらず同じである。
すなわち、ディスクの記録面で反射したレーザ光は、対物レンズ31、液晶素子41を透過して、1/4波長板40によって円偏光から直線偏光に変えられ、立ち上げミラー39によって反射され、コリメータレンズ38を透過して偏光ビームスプリッタ37に到達する。
ここで、レーザ光は、ディスクの記録面で反射したときに円偏光の回転方向が反転しているので、1/4波長板40によって直線偏光に変えられたときに、偏光面が往路と直交する。したがって、偏光ビームスプリッタ37に到達したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ37を透過することなく、偏光ビームスプリッタ37によって反射される。
偏光ビームスプリッタ37によって反射されたレーザ光は、センサレンズ42によって非点収差が付与されて、信号検出用受光素子25によって検出される。
(復路の光学倍率の変更)
復路の光学倍率の変更について説明する。
復路の光学倍率の変更について説明する。
図2は、光ヘッド装置10のSカーブの図であって、2層ディスクの各層のSカーブが重なっている状態の図である。図3は、光ヘッド装置10のSカーブの図であって、2層ディスクの各層のSカーブが分離している状態の図である。
BD系ディスクやDVD系ディスクなどの2層ディスクの場合、センサレンズ42の位置によっては、図2に示すように、2層ディスクの各層のSカーブが重なる。
図示していない回路は、BD系ディスクやDVD系ディスクなどの2層ディスクの場合、駆動部材50によりセンサレンズ42を光軸方向に駆動させることによって、ディスクの種類に応じて予め設定されている位置にセンサレンズ42を移動させる。
したがって、復路の光学倍率が変更して、Sカーブのリニア範囲の傾きを急にすることにより、2層ディスクの各層のSカーブは、図3に示すように、互いに分離する。
以上に説明したように、光ヘッド装置10は、復路の光学倍率を、2層ディスクの種類に応じて変更して、Sカーブのリニア範囲の傾きを急にすることにより、各層のSカーブの重なりが抑えられる。すなわち、クロストークを抑制し、各層毎のSカーブが精度よく検出できる。したがって、光ヘッド装置10は、2層ディスクによって反射されたレーザ光が信号検出用受光素子25に向かう復路を2層ディスクの種類によらず共通化することができるので、従来より小型化することができる。
駆動部材50は、光学設計上形状や配置場所の制限が大きい光学部品に比べて形状や配置場所の自由度が大きい。したがって、駆動部材50をデッドスペースに配設することが可能となるので、光ヘッド装置10は、光学部品を増やして復路を複数設ける場合と比較して小型化することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本実施の形態に係る光ヘッド装置の構成のうち、第1の実施の形態に係る光ヘッド装置10(図1参照。)の構成と同様な構成については光ヘッド装置10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4は、本実施の形態に係る光ヘッド装置110の各素子の斜視図である。
上記第1の実施の形態では、駆動部材50(図1参照。)によりセンサレンズ42を光軸方向に駆動させることによって、ディスクの種類に応じて予め設定されている位置にセンサレンズ42を移動させるように構成されているが、第2の実施の形態では、図4に示すように、光ヘッド装置110の構成は、センサレンズ42に代えて信号検出用受光素子25を光軸方向に移動させる駆動部材51を光ヘッド装置10が有した構成と同様である。
光ヘッド装置110は、駆動部材51によって信号検出用受光素子25を光軸方向に移動させることによって、復路の光学倍率を変更することができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の第3の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本実施の形態に係る光ヘッド装置の構成のうち、第1の実施の形態に係る光ヘッド装置10(図1参照。)の構成と同様な構成については光ヘッド装置10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る光ヘッド装置210の各素子の斜視図である。
図5に示すように、光ヘッド装置210の構成は、信号検出用受光素子25を光軸方向に移動させる駆動部材51を光ヘッド装置10(図1参照。)が有した構成と同様である。
光ヘッド装置210は、駆動部材50によってセンサレンズ42を光軸方向に移動させるとともに、駆動部材51によって信号検出用受光素子25を光軸方向に移動させることによって、復路の光学倍率を変更することができる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の第4の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本実施の形態に係る光ヘッド装置の構成のうち、第1の実施の形態に係る光ヘッド装置10(図1参照。)の構成と同様な構成については光ヘッド装置10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る光ヘッド装置310の各素子の斜視図である。
図6に示すように、光ヘッド装置310の構成は、光学系30(図1参照。)および駆動部材50(図1参照。)に代えて光学系130および駆動部材52を光ヘッド装置10(図1参照。)が有した構成と同様である。
光学系130の構成は、偏光ビームスプリッタ37と、センサレンズ42との間にリレーレンズ131を光学系30が有した構成と同様である。
駆動部材52は、リレーレンズ131を光軸方向に移動させるものである。
光ヘッド装置310は、駆動部材52によってリレーレンズ131を光軸方向に移動させることによって、復路の光学倍率を変更することができる。
リレーレンズ131は、信号検出用受光素子25と、センサレンズ42との間に配置されるようになっていても良い。
(第5の実施の形態)
以下、本発明の第5の実施の形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の第5の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本実施の形態に係る光ヘッド装置の構成のうち、第4の実施の形態に係る光ヘッド装置310(図6参照。)の構成と同様な構成については光ヘッド装置310の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る光ヘッド装置410の各素子の斜視図である。
図7に示すように、光ヘッド装置410の構成は、センサレンズ42を光軸方向に移動させる駆動部材50を光ヘッド装置310(図6参照。)が有した構成と同様である。
光ヘッド装置410は、駆動部材50によってセンサレンズ42を光軸方向に移動させるとともに、駆動部材52によってリレーレンズ131を光軸方向に移動させることによって、復路の光学倍率を変更することができる。
(その他の実施の形態)
光ヘッド装置は、上述した実施の形態の他に、信号検出用受光素子25およびリレーレンズ131がそれぞれ駆動部材によって光軸方向に移動させられる形態や、信号検出用受光素子25、センサレンズ42およびリレーレンズ131がそれぞれ駆動部材によって光軸方向に移動させられる形態などを採用することができる。
光ヘッド装置は、上述した実施の形態の他に、信号検出用受光素子25およびリレーレンズ131がそれぞれ駆動部材によって光軸方向に移動させられる形態や、信号検出用受光素子25、センサレンズ42およびリレーレンズ131がそれぞれ駆動部材によって光軸方向に移動させられる形態などを採用することができる。
なお、上述した各実施の形態に係る光ヘッド装置は、BD系ディスク、DVD系ディスクおよびCD系ディスクに対する情報の再生や記録などが可能であるが、本発明によれば、1層ディスクであるCD系ディスクに対する情報の再生や記録などができなくても良い。また、上述した各実施の形態に係る光ヘッド装置は、2層ディスクとしてBD系ディスクおよびDVD系ディスクに対する情報の再生や記録などが可能であるが、BD系ディスクおよびDVD系ディスクに限らず2種類以上の2層ディスクに対して情報の再生や記録などが可能であればよい。例えば、上述した各実施の形態に係る光ヘッド装置は、BD系ディスクおよびDVD系ディスクの何れか一方に代えてHD DVD系ディスクに対する情報の再生や記録などが可能であっても良いし、BD系ディスクおよびDVD系ディスクに加えてHD DVD系ディスクに対する情報の再生や記録などが可能であっても良い。
また、上述した各実施の形態に係る光ヘッド装置は、駆動源としてステッピングモータを備えているが、必ずしもステッピングモータに限定されるものではない。すなわち、センサレンズ42およびリレーレンズ131等の光学素子や信号検出用受光素子25を駆動可能な駆動源であれば必ずしもステッピングモータに限定されるものではない。ステッピングモータ以外の他のモータやソレノイド、ボイスコイル等を駆動源として用いても良い。
また、上述した各実施の形態に係る光ヘッド装置は、リードスクリューが形成されたステッピングモータの回転軸と、ステッピングモータの回転軸のリードスクリューに噛合する雌ねじが形成された直動部材と、直動部材がステッピングモータの回転軸ととともに共回りするのを阻止するケースとを変換部材として備えているが、駆動源の回転を直動に変換して信号検出用受光素子25、センサレンズ42またはリレーレンズ131を直動させるものであれば、必ずしもこの構成に限定されるものではない。例えば、上述した各光ヘッド装置は、変換部材としてラック・アンド・ピニオン方式を利用しても構わない。
10 光ヘッド装置
21、22 レーザ光源装置(発光素子)
25 信号検出用受光素子
30 光学系
42 センサレンズ(光学素子)
50、51、52 駆動部材
501 ステッピングモータ(駆動源)
501a 回転軸(変換部材)
502 ケース(変換部材)
503 直動部材(変換部材)
110 光ヘッド装置
130 光学系
131 リレーレンズ
210 光ヘッド装置
310 光ヘッド装置
410 光ヘッド装置
21、22 レーザ光源装置(発光素子)
25 信号検出用受光素子
30 光学系
42 センサレンズ(光学素子)
50、51、52 駆動部材
501 ステッピングモータ(駆動源)
501a 回転軸(変換部材)
502 ケース(変換部材)
503 直動部材(変換部材)
110 光ヘッド装置
130 光学系
131 リレーレンズ
210 光ヘッド装置
310 光ヘッド装置
410 光ヘッド装置
Claims (3)
- 2種類の2層ディスクをそれぞれ記録または再生するための2種類の発光素子と、前記2種類の発光素子から出射されたレーザ光を受光する共通の信号検出用受光素子と、前記発光素子から出射された前記レーザ光が前記2層ディスクに向かう往路および前記2層ディスクによって反射された前記レーザ光が前記信号検出用受光素子に向かう復路を構成する光学系とを有する光ヘッド装置であって、
前記信号検出用受光素子上における前記レーザ光の復路の光学倍率を可変とするために前記光学系のうち前記復路を構成する光学素子の何れかまたは前記信号検出用受光素子を移動させる駆動部材を有することを特徴とする光ヘッド装置。 - 前記駆動部材は、駆動源と、前記駆動源の回転を直動に変換して前記光学素子または前記信号検出用受光素子を直動させる変換部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド装置。
- 前記駆動部材は、前記光学素子としてフォ-カシングエラー信号を発生させるセンサレンズを移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061084A JP2009217898A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 光ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061084A JP2009217898A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 光ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009217898A true JP2009217898A (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=41189588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008061084A Pending JP2009217898A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 光ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009217898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009277302A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 光ピックアップ装置および光メモリドライブ装置 |
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2008
- 2008-03-11 JP JP2008061084A patent/JP2009217898A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009277302A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 光ピックアップ装置および光メモリドライブ装置 |
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