JP2009002722A - 発光指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】指針の指示部の照明輝度を高めることのできる発光指針計器を提供する。
【解決手段】指針10が、文字盤の表側の指示部10Aと、光源20からの光を導く導光体10Bとからなり、導光体が第1導光部材21と第2導光部材22との組み合わせにより構成され、第2導光部材が、ムーブメントの回転軸8に連結された中心軸部22cと、光源に向けて裾が広がった円錐状壁部22aとを有する。円錐状壁部の裾が広がった側の端面に環状の受光面22dが形成され、円錐状壁部の外周壁に、受光面に入射した光が最初に反射する第1反射面22eが設けられ、第1反射面が、受光面から入射した光を多く集めて次の第2反射面22fに向けて収束的に反射する凹曲面で形成され、第2反射面が、円錐状壁部の内周壁に形成され且つ第1反射面からの反射光を第1導光部材の方向へ向けて反射する凸曲面で構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源を用いて指針を発光させる発光指針計器に係り、特に、視認性に優れ、車両用に用いて好適な発光指針計器に関する。
例えば、自動車用のスピードメータ等のように指針によって表示を行なう指示計器では、指針を文字盤と共に照明するものだけでなく、発光素子等の光源の光を指針に対して別途に導入することによって、指針を発光させるようにしたものがある。こうした発光指針を備えた計器として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
図8は特許文献1に記載の発光指針計器の構造を示す断面図である。
この発光指針計器は、文字盤112と、文字盤112の裏側に配設されたムーブメント117と、文字盤112の表側から文字盤112の貫通孔112aを貫通して文字盤112の裏側のムーブメント117の回転軸118に連結されることで、当該ムーブメント117により文字盤112と略平行な面内で回転駆動される指針110と、文字盤112の裏側に文字盤112と略平行に配設された配線板116と、配線板116上に搭載された指針照明用の光源(LED等)120と、を有している。
指針110は、文字盤112の表側に沿って延出された指示部110Aと、光源120からの光を指示部110Aまで導く導光体110Bとからなる。導光体110Bは、文字盤112の表側に配された第1導光部材121と、文字盤112の裏側に配され且つ文字盤112の貫通孔112aを通して第1導光部材121と連結された第2導光部材122との組み合わせにより構成されている。
第1導光部材121は、指示部110Aの主要部を兼ねる針状部121fと、針状部121fの基部近傍から垂直下方に延びる軸部121aとを有しており、軸部121aの端部の入射面121dが、第2導光部材122の出射面122nと結合されている。また、第1導光部材121の軸部121aの突き当たり部分には反射部材125が設けられており、第2導光部材122から入射して軸部121aを通った光が、反射部材125により形成される反射面121eで反射されて、針状部121fの方向へ導かれるようになっている。針状部121fへ導かれた光は、反射を繰り返しながら拡散されることで、指示部110Aを照明することになる。
また、第2導光部材122は、ムーブメント117の回転軸118に連結された中心軸部122cと、その中心軸部122cと一体成形され、ムーブメント117の回転軸118の周囲に配設された配線板116上の光源120に向けて裾が広がった円錐状壁部122aとを有している。
円錐状壁部122aの裾が広がった側の端面には、回転軸118の軸線に対して略垂直な面をなした環状の受光面122dが設けられており、この受光面112dに、光源120から出射される光が入射するようになっている。円錐状壁部122aは、正円錐台の底面に環状の凹部122bを設けることで形成されている。そして、受光面122dから入射された光は、円錐状壁部122aの外周壁で形成される第1反射面122eと内周壁で形成される第2反射面122fとで反射を繰り返しながら第1導光部材121の入射面121dに到達し、第1導光部材121の軸部121aを通って、突き当たりの反射部材125で反射して指示部110Aに導かれるようになっている。この場合、第1反射面122e及び第2反射面は、単純なテーパ面により構成されており、受光面122dから入射した光は、平面反射を繰り返しながら
特開2002−243508号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の発光指針計器では、第2導光部材122の円錐状壁部122aの受光面122dに入射した光が、単純なテーパ面で構成された反射面122e、122fで反射を繰り返しながら第1導光部材121へと導かれるので、反射回数が多く、反射のたびに損失が生じるので、最終的な指針110の指示部110Aの照明輝度が低下するという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮し、指針の指示部の照明輝度を高めることのできる発光指針計器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、文字盤と、この文字盤の裏側に配設されたムーブメントと、前記文字盤の表側から該文字盤の貫通孔を貫通して該文字盤の裏側の前記ムーブメントの回転軸に連結されることで、当該ムーブメントにより前記文字盤と略平行な面内で回転駆動される指針と、前記文字盤の裏側に該文字盤と略平行に配設された配線板と、該配線板上に搭載された指針照明用の光源と、を有し、前記指針が、前記文字盤の表側に沿って延出された指示部と、前記光源からの光を前記指示部まで導く導光体とからなると共に、該導光体が、前記文字盤の表側に配された第1導光部材と、前記文字盤の裏側に配され且つ文字盤の貫通孔を通して前記第1導光部材と連結された第2導光部材との組み合わせにより構成され、該第2導光部材が、前記ムーブメントの回転軸に連結された中心軸部と、該中心軸部と一体成形され、前記ムーブメントの回転軸の周囲に配設された前記配線板上の前記光源に向けて裾が広がった円錐状壁部とを有しており、前記円錐状壁部の裾が広がった側の端面に、前記回転軸の軸線に対して略垂直な面をなし且つ対面する前記光源から出射される光が入射する環状の受光面が形成され、前記円錐状壁部の外周壁に、前記受光面から前記第2導光部材の内部に入射した光が最初に反射する第1反射面が設けられ、該第1反射面が、前記受光面から入射した光を多く集めて次の第2反射面に向けて収束的に反射するよう、円錐状壁部の母線の方向に沿って外側に凹状に湾曲した凹曲面で形成され、前記第2反射面が、前記円錐状壁部の内周壁に形成され且つ前記第1反射面からの反射光を前記第1導光部材の方向へ向けて反射するテーパ面またはテーパ状の凸曲面で構成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発光指針計器であって、前記円錐状壁部が、正円錐台の底面中央に円形の凹部を設けることにより形成されており、前記第2反射面が、前記円形の凹部の内底隅部に形成されており、前記凹部の中心に、前記回転軸を連結するために中心孔が形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の発光指針計器であって、前記凹部の開口側の内周壁が前記回転軸に略平行な円筒面として形成され、その円筒面と凹部の内底面との間の環状の隅部に前記第2反射面が形成され、該第2反射面が、前記第2導光部材の内側から見て凸の曲面であり且つ前記円筒面と凹部の内底面とをなだらかに繋ぐ環状の湾曲面により構成されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項2に記載の発光指針計器であって、前記凹部の開口側の内周壁がテーパ面またはテーパ状の曲面として形成され、そのテーパ面またはテーパ状の曲面と前記凹部の内底面との間の環状の隅部に前記第2反射面が形成され、該第2反射面が、前記第2導光部材の内側から見て凸の曲面であり且つ前記テーパ面またはテーパ状の曲面と前記凹部の内底面とをなだらかに繋ぐ環状の湾曲面により構成されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項2に記載の発光指針計器であって、前記第2導光部材の中心孔に、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材が嵌合され、その軸固定部材に形成された軸孔に前記ムーブメントの回転軸が挿入固定されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、光源から出た光が、次の経路で第1導光部材に導かれる。即ち、配線板上の光源から出た光は、光源に対面する第2導光部材の円錐状壁部の受光面に入射し、その光の多くが、第2導光部材の内部を通り第1反射面に入射する。第1反射面は凹曲面で構成されており、第1反射面に入射した光の多くは、その凹面の収束作用により第2反射面に向けて反射され、第2反射面に集中的に入射する。第2反射面に入射した光は、次に第1導光部材に向けて反射されるので、第2導光部材の内部を直進して、あるいは、何回かの反射を繰り返しながら第1導光部材に導かれる。そして、第1導光部材に導入された光により、指針の指示部が照明される。従って、第1反射面を凹曲面で構成したことにより、できるだけ多くの光を少ない反射回数で第2反射面を介して第1導光部材に導くことができ、反射による損失の軽減により、指針の指示部の照明輝度を高めることができる。また、円錐状壁部の受光面は環状になっているから、指針が回転した際に、光源に対面する任意の位置で光を受け入れることができ、その光を第1導光部材に導くことができる。この場合、光源は、回転軸を中心とする円周上に複数個等間隔で設けるのがよいが、環状光源を使用してもよい。
請求項2の発明によれば、正円錐台の底面に凹部を設けることで前記円錐状壁部を形成しており、その円形の凹部の内底隅部に第2反射面を形成しているので、第1反射面からの光を無駄な方向に漏らさずに必要な方向(第1導光部材の方向)へ向けて反射させることができる。また、凹部の内底部にムーブメントの回転軸を連結するための中心孔を設けているので、凹部にムーブメントの出っ張り部分などを入れることができ、コンパクト化に貢献できる。
請求項3の発明によれば、凹部の開口側の内周壁を回転軸に略平行な円筒面として形成したので、凹部があるものの、凹部の外側に位置する受光面をできるだけ広くとることができ、多くの光を無理なく受光面に取り入れることができ、輝度向上に貢献できる。
請求項4の発明によれば、凹部の開口側の内周壁をテーパ面またはテーパ状の曲面として形成したので、第1反射面からの反射光を効率よく第1導光部材に向けて反射することができる。
請求項5の発明によれば、第2導光部材の中心孔に、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材を嵌合させたので、中心孔の周壁による反射効率を高めることができ、輝度向上に貢献できる。
以下、本発明による発光指針計器を自動車用のスピードメータに適用した場合の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は実施形態のスピードメータの正面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3はその要部の断面図、図4は要部の構成に光の経路を合わせて示す断面図、図5は同スピードメータに使用される第2導光部材の構成図で、図5(a)は軸固定部材を第2導光部材へ挿入する前の状態を示す断面図、図5(b)は軸固定部材を第2導光部材へ挿入した状態を示す断面図、図6(a)、(b)は第2導光部材の円錐状壁部の受光面付近の部分断面の各例を示す図である。
図1、図2に示すように、このスピードメータ(発光指針計器)は、凹面状の反射板部1Aを前面に有するケース1と、このケース1の前端周縁部に連結された見返し部2と、見返し部2に保持された前面保護用のカバーガラス3と、ケース1の反射板部1Aの前面に配され且つ速度指示目盛が記された透光性の文字盤4と、ケース1の裏面を覆う裏カバー5と、文字盤4の裏側に配設されたムーブメント7と、文字盤4の表側から文字盤4の中央の貫通孔4aを貫通して文字盤4の裏側のムーブメント7の回転軸8に連結されることで、当該ムーブメント7により文字盤4と略平行な面内で回転駆動される指針10と、文字盤4の裏側に文字盤4と略平行に配設された配線板6と、配線板6上に搭載された指針照明用の光源20及び文字盤照明用の光源9と、を主な構成要素として有するものである。
ムーブメント7は、回転軸8を配線板6の前面側に突出させた状態で、配線板6の裏側に取り付け固定され、光源20、9は全て配線板6の前面に実装されている。光源20、9には、ここではLED(発光ダイオード)が使用されているが、他のものでもよい。ムーブメント7は、例えば、交差コイル型あるいは可動コイル型等の電気式のもので、別途設けられた駆動回路(図示略)により、回転軸8を速度センサの信号に応じた角度に回動させる。配線板6には、各種電子部品(たとえば、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、IC等)が実装されて、ムーブメント7の駆動回路が形成されている。
指針10は、文字盤4の表側に沿って延出され、光源20から導かれた光により照明される指示部10Aと、光源20からの光を指示部10Aまで導く導光体10Bとからなる。
導光体10Bは、文字盤4の表側に配された第1導光部材21と、文字盤4の裏側に配され且つ文字盤4の貫通孔4aを通して第1導光部材21と連結された第2導光部材22との組み合わせにより構成されている。第1導光部材21及び第2導光部材22は、透明な樹脂(たとえばアクリル、ポリカーボネート等)により構成されている。
図3に示すように、第1導光部材21は、指示部10Aの一部を兼ねる針状部21fと、針状部21fの基部から垂直下方に突出する軸部21aと、軸部21aの端面の入射面21dと、入射面21dに対向し且つ入射面21dから入射した光を針状部21fに向けて反射する反射面21eとを有しており、前面の基部側が指針キャップ12により覆われている。
また、第2導光部材22は、ムーブメント7の回転軸8に連結された中心軸部22cと、この中心軸部22cと一体に成形され、ムーブメント7の回転軸8の周囲に配設された配線板6上の光源20に向けて裾が広がった円錐状壁部22aとを有している。
中心軸部22cのムーブメント7と反対側の端面は第1導光部材21へ向けての出射面22nとなっており、第1導光部材21の入射面21dと密着している。即ち、第1導光部材21の軸部21aの周囲には指針袴部材14が設けられており、この指針袴部材14の筒状部に形成された係止孔14aに、指針袴部材14の筒状部に挿入した第2導光部材22の中心軸部22cの外周の爪22yを係合させることで、指針袴部材14を介して、第1導光部材21と第2導光部材22とが連結されており、それにより第1導光部材21の入射面22dと第2導光部材22の出射面22nとが密着させられている。なお、これら入射面22dと出射面22nは、指針10の回転軸線L(ムーブメント7の回転軸線と一致)に対して垂直な面として構成されている。
また、第2導光部材22の円錐状壁部22aの裾が広がった側の端面には、ムーブメント7の回転軸8の軸線Lに対して略垂直な面をなし且つ対面する光源20から出射される光が入射する環状の受光面22dが形成されている。また、円錐状壁部22aの外周壁には、受光面22dから第2導光部材22の内部に入射した光が最初に反射する第1反射面22eが設けられている。この第1反射面22eは、受光面22dから入射した光を多く集めて次の第2反射面22fに向けて収束的に反射するように、円錐状壁部22aの母線の方向に沿って外側に凹状に湾曲した凹曲面で形成されている。
また、第2反射面22fは、円錐状壁部22aの内周壁に形成され且つ第1反射面22eからの反射光を第1導光部材21の方向へ向けて反射するテーパ状の凸曲面(またはテーパ面)で構成されている。また、第1反射面22eの図中上側(第1導光部材21側)には、第2反射面22fからの反射光を受けて、第1導光部材21側へ向けて反射する第3反射面22gが設けられている。この第3反射面22gもテーパ状の凹曲面(またはテーパ面)により構成されている。また、中心軸部22cの外周面や内周面も反射面22g、22hとなっている。
この場合、円錐状壁部22aは、正円錐台の底面中央に円形の凹部22bを設けることによって形成されており、第2反射面22fは、円形の凹部22bの内底隅部に形成されている。
図5(a)、(b)に示すように、この第2導光部材22の凹部22bの中心には、回転軸8を連結するために中心孔22xが形成されており、その中心孔22xに、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材23が嵌合され、その軸固定部材23に形成された軸孔23aにムーブメント7の回転軸8が挿入固定されている。
また、円錐状壁部22aの端部は、図6(a)または(b)のように構成されている。
図6(a)の例では、凹部22bの開口側の内周壁22b1が回転軸8に略平行な円筒面として形成され、その円筒面と凹部22bの内底面との間の環状の隅部に第2反射面22fが形成され、第2反射面22fが、第2導光部材22の内側から見て凸の曲面であり且つ前記円筒面と凹部22bの内底面とをなだらかに繋ぐ環状の湾曲面により構成されている。
図6(b)の例では、凹部22bの開口側の内周壁22b2がテーパ面またはテーパ状の曲面として形成され、そのテーパ面またはテーパ状の曲面と凹部22bの内底面との間の環状の隅部に第2反射面22fが形成され、第2反射面22fが、第2導光部材22の内側から見て凸の曲面であり且つ前記テーパ面またはテーパ状の曲面と凹部22bの内底面とをなだらかに繋ぐ環状の湾曲面により構成されている。
次に作用を説明する。
指針照明用の光源20からの光は、第2導光部材22を介して第1導光部材21に到達することで、指針10の指示部10Aの一部を照明する。また、文字盤照明用の光源9からの光は、直接または反射板部1Aで反射されることにより、文字盤4を背後から照明する。
指針10の指示部10Aの照明についてより詳しく述べると、光源20から出た光は、次の経路で第1導光部材21に導かれる。
即ち、配線板6上の光源20から出た光は、図4にその光路を示すように、光源20に対面する第2導光部材22の円錐状壁部22aの受光面22dに入射し、その光の多くが、第2導光部材22の内部を通り、第1反射面22eに入射する。
第1反射面22eは凹曲面で構成されており、第1反射面22eに入射した光の多くは、その凹面の収束作用により第2反射面22fに向けて反射され、第2反射面22fに集中的に入射する。第2反射面22fに入射した光は、次に第1導光部材21に向けて反射されるので、第2導光部材22の内部を直進して、あるいは、第3反射面22g等により何回かの反射を繰り返しながら第1導光部材21に導かれる。そして、第1導光部材21に導入された光により、指針10の指示部10Aが照明される。
従って、第1反射面22eを凹曲面で構成したことにより、できるだけ多くの光を少ない反射回数で第2反射面22fや第3反射面22g等を介して第1導光部材21に導くことができ、反射による損失の軽減により、指針10の指示部10Aの照明輝度を高めることができる。
また、円錐状壁部22aの受光面22dは環状になっているから、指針10が回転した際に、光源20に対面する任意の位置で光を受け入れることができ、その光を第1導光部材21に導くことができる。この場合、光源20は、回転軸8を中心とする円周上に複数個等間隔で設けられており、ムラのない照明効果を得ることができる。なお、光源20として環状光源を使用してもよい。
また、本実施形態では、正円錐台の底面に凹部22bを設けることで円錐状壁部22aを形成しており、その円形の凹部22bの内底隅部に第2反射面22fを形成しているので、第1反射面22eからの光を無駄な方向に漏らさずに必要な方向(第1導光部材21の方向)へ向けて反射させることができる。また、凹部22bの内底部にムーブメント7の回転軸8を連結するための中心孔22xを設けているので、凹部22bにムーブメント7の出っ張り部分などを入れることができ、コンパクト化に貢献できる。
また、本実施形態では、第2導光部材22の中心孔22xに、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材23を嵌合させたので、中心孔22xの周壁(反射面22hに相当)による反射効率を高めることができ、輝度向上に貢献できる。
また、円錐状壁部22aの端部形状の効果について検討してみると、図6(a)に示すように、凹部22bの開口側の内周壁22b1を回転軸8に略平行な円筒面として形成した場合は、凹部22bがあるものの、凹部22bの外側に位置する受光面22dをできるだけ広くとることができ、多くの光を無理なく受光面22dに取り入れることができ、輝度向上に貢献できる。
また、図6(b)に示すように、凹部22bの開口側の内周壁をテーパ面またはテーパ状の曲面として形成した場合は、第1反射面22eからの反射光を効率よく第1導光部材21に向けて反射することができる。
なお、上記実施形態では、第2導光部材22の中心孔22xに軸固定部材23を介してムーブメント7の回転軸8を固定した場合を示したが、図7に示すような第2導光部材22Bを使用することもできる。この第2導光部材22Bを使用した場合は、ムーブメント7の回転軸8を直接第2導光部材22の中心孔22xに挿入固定する。
本発明の実施形態の発光指針計器としてのスピードメータの構成を示す正面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図2の要部の断面図である。 図2の要部の構成を光の経路を合わせて示す断面図である。 同スピードメータに使用される第2導光部材の構成図で、(a)は軸固定部材を第2導光部材へ挿入する前の状態を示す断面図、(b)は軸固定部材を第2導光部材へ挿入した状態を示す断面図である。 (a)、(b)は第2導光部材の円錐状壁部の部分断面の各例を示す図である。 第2導光部材の別の構成例を示す断面図である。 従来の発光指針計器の一例を示す断面図である。
符号の説明
4 文字盤
4a 貫通孔
6 配線板
7 ムーブメント
8 回転軸
10 指針
10A 指示部
10B 導光体
20 光源
21 第1導光部材
22 第2導光部材
22a 円錐状壁部
22b 凹部
22b1,22b2 内周壁
22c 中心軸部
22d 受光面
22e 第1反射面
22f 第2反射面
22x 中心孔
23 軸固定部材
23a 軸孔
L 回転軸の軸線

Claims (5)

  1. 文字盤と、この文字盤の裏側に配設されたムーブメントと、前記文字盤の表側から該文字盤の貫通孔を貫通して該文字盤の裏側の前記ムーブメントの回転軸に連結されることで、当該ムーブメントにより前記文字盤と略平行な面内で回転駆動される指針と、前記文字盤の裏側に該文字盤と略平行に配設された配線板と、該配線板上に搭載された指針照明用の光源と、を有し、
    前記指針が、前記文字盤の表側に沿って延出された指示部と、前記光源からの光を前記指示部まで導く導光体とからなると共に、該導光体が、前記文字盤の表側に配された第1導光部材と、前記文字盤の裏側に配され且つ文字盤の貫通孔を通して前記第1導光部材と連結された第2導光部材との組み合わせにより構成され、
    該第2導光部材が、前記ムーブメントの回転軸に連結された中心軸部と、該中心軸部と一体成形され、前記ムーブメントの回転軸の周囲に配設された前記配線板上の前記光源に向けて裾が広がった円錐状壁部とを有しており、
    前記円錐状壁部の裾が広がった側の端面に、前記回転軸の軸線に対して略垂直な面をなし且つ対面する前記光源から出射される光が入射する環状の受光面が形成され、
    前記円錐状壁部の外周壁に、前記受光面から前記第2導光部材の内部に入射した光が最初に反射する第1反射面が設けられ、
    該第1反射面が、前記受光面から入射した光を多く集めて次の第2反射面に向けて収束的に反射するよう、円錐状壁部の母線の方向に沿って外側に凹状に湾曲した凹曲面で形成され、
    前記第2反射面が、前記円錐状壁部の内周壁に形成され且つ前記第1反射面からの反射光を前記第1導光部材の方向へ向けて反射するテーパ面またはテーパ状の凸曲面で構成されていることを特徴とする発光指針計器。
  2. 請求項1に記載の発光指針計器であって、
    前記円錐状壁部が、正円錐台の底面中央に円形の凹部を設けることにより形成されており、前記第2反射面が、前記円形の凹部の内底隅部に形成されており、前記凹部の中心に、前記回転軸を連結するために中心孔が形成されていることを特徴とする発光指針計器。
  3. 請求項2に記載の発光指針計器であって、
    前記凹部の開口側の内周壁が前記回転軸に略平行な円筒面として形成され、その円筒面と凹部の内底面との間の環状の隅部に前記第2反射面が形成され、該第2反射面が、前記第2導光部材の内側から見て凸の曲面であり且つ前記円筒面と凹部の内底面とをなだらかに繋ぐ環状の湾曲面により構成されていることを特徴とする発光指針計器。
  4. 請求項2に記載の発光指針計器であって、
    前記凹部の開口側の内周壁がテーパ面またはテーパ状の曲面として形成され、そのテーパ面またはテーパ状の曲面と前記凹部の内底面との間の環状の隅部に前記第2反射面が形成され、該第2反射面が、前記第2導光部材の内側から見て凸の曲面であり且つ前記テーパ面またはテーパ状の曲面と前記凹部の内底面とをなだらかに繋ぐ環状の湾曲面により構成されていることを特徴とする発光指針計器。
  5. 請求項2に記載の発光指針計器であって、
    前記第2導光部材の中心孔に、少なくとも外周面が白色系材料により構成された軸固定部材が嵌合され、その軸固定部材に形成された軸孔に前記ムーブメントの回転軸が挿入固定されていることを特徴とする発光指針計器。
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