JP2009001235A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上下温度差を任意にコントロールできるとともに、ブロアの性能を増大させることなく、風量を増大させて最大冷房性能を向上させることが可能な構造が簡単でかつコンパクトに構成できる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 空気通路4に冷却器5と、加熱ヒータ6とが配置され、加熱ヒータ6の下流側に複数の空気吹出し口9,10,11が設けられる車両用空気調和装置1において、加熱ヒータ6は、空気流路4を遮る方向に配設される複数の電気式ヒータ6A,6Bにより構成され、この複数の電気式ヒータ6A,6Bは、それぞれ独立して温度調整可能であり、空気流路4には、電気式ヒータ6A,6Bをバイパスして冷風を流通させる冷風バイパス流路7が形成され、冷風バイパス流路7には、その流路断面積を調整可能なマックスクールダンパ8が設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関を搭載した車両に限らず、ハイブリッド車や電気自動車、あるいは燃料電池車等にも広範に適用することができる車両用空気調和装置に関するものである。
内燃機関を搭載した車両用の空気調和装置では、暖房用の熱源として、内燃機関の冷却水を利用することができるため、ユニット本体に設けられるエバポレータの下流側に内燃機関からの温水が循環される温水式ヒータを設けたものが多い。そして、この車両用空気調和装置としては、エアミックスダンパにより、エバポレータで冷却された冷風がヒータ経由で流通される量と、ヒータをバイパスして流通される量との混合割合を調整し、温度をコントロールするエアミックス方式の空気調和装置が主流となっている。
また、車両用空気調和装置には、一般に、フロントガラスに沿って温調風を吹出すデフ吹出し口、乗員の上半身に向けて温調風を吹出すフェース吹出し口、乗員の足元に向けて温調風を吹出すフット吹出し口等の複数の空気吹出し口が設けられ、その1または2以上の吹出し口から選択的に温調風を吹出すことができるように複数の吹出しモード、すなわち、デフモード、フェースモード、フットモード、デフフットモード、バイレベルモード等が選択可能とされている。そして、2つ以上の吹出し口から温調風を吹出すデフフットモードやバイレベルモードの場合、車内の上方部に設けられるデフ吹出し口やフェース吹出し口から吹出される温調風の温度と、車内の下方部に設けられるフット吹出し口から吹出される温調風の温度との間に、一定の温度差(上下温度差)を確保するのが好ましいとされている。
上記エアミックス方式の空気調和装置において、上下温度差は、ユニット内部の流路構造(冷風流路と温風流路の配置、その衝突角度等)によって決定され、エバポレータ、温水ヒータ、内部流路、各吹出し口の位置等により制約を受けるため、上下温度差を任意に調整することは難しい。特に、バイレベルモード時の特性と、デフフットモード時の特性とを両立させるのは困難である。そこで、上下温度差を任意にコントロールするため、エアミックスダンパ以外に、冷風バイパス流路を設けたものが見られるが、流路構成が複雑になる等の問題を有する。
一方、エアミックス方式に代え、エバポレータの下流側に空気流路を遮るようにPTCヒータ等の電気式ヒータを複数の加熱エリアに分割して設け、この複数の電気式ヒータへの通電量を独立に制御することにより、各加熱エリアで独立に温度調整可能とし、デフフットモードやバイレベルモード時に上下温度差を確保できるようにするとともに、各モードでの温調性を向上させ、しかも構造が簡単でかつコンパクトに構成できるようにした車両用空気調和装置が、特許文献1および2により提案されている。
特開平6−143984号公報 特開2000−272332号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載のものは、エバポレータにより冷却された冷風のすべてが電気式ヒータを通過するように構成される。このため、冷風が電気式ヒータを通過することにより圧損が発生することは不可避であり、その影響により最大冷房性能が低下することは避けられないという問題を有する。また、風量を増大させ、最大冷房性能を向上させようとすると、ブロアにより送風量を増大させなければならず、ブロアの大型化や余計な動力消費、あるいは騒音の増大等を招くという問題が発生してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、上下温度差を任意にコントロールできるとともに、ブロアの性能を増大させることなく、風量を増大させて最大冷房性能を向上させることが可能な構造が簡単でかつコンパクトに構成できる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用空気調和装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る車両用空気調和装置は、空気流路が形成されるユニット本体内に、前記空気流路を流通する空気を冷却する冷却器と、この冷却器により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータとがこの順に配置されるとともに、前記加熱ヒータの下流側に複数の空気吹出し口が設けられる車両用空気調和装置において、前記加熱ヒータは、前記空気流路を遮る方向に配設される複数の電気式ヒータにより構成され、この複数の電気式ヒータは、それぞれ独立して温度調整可能であり、前記空気流路には、前記電気式ヒータをバイパスして前記冷風を流通させる冷風バイパス流路が形成され、前記冷風バイパス流路には、その流路断面積を調整可能なマックスクールダンパが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、加熱ヒータがそれぞれ独立して温度調整可能な複数の電気式ヒータにより構成されるので、複数の電気式ヒータ毎に発熱量を任意にコントロールして自由に温度調整することできる。従って、状況に応じてバイレベルモードやデフフットモード時等における上下温度差を任意にコントロールすることが可能となり、温調制御の自由度を大幅に向上させることができる。また、複数の空気吹出し口位置が上下温度差を付けるための制約にならず、吹出し口位置を自由にレイアウトすることができる。このため、ユニットの設計がし易く、圧損の少ない空気流路を形成することができる。また、冷風と温風とを混合するエアミックス領域が不要となるため、空気流路の簡素化ならびにユニットのコンパクト化を図ることができる。さらに、電気式ヒータをバイパスして冷風を流通するマックスクールダンパを備えた冷風バイパス流路が形成されるので、マックスクールダンパを開き冷風をバイパスさせることにより、最大風量を増大させることができる。従って、冷風量を増大させた最大風量による最大冷房や電気式ヒータとの組み合わせ制御による上下温度差の拡大制御、急速冷房、急速暖房等の多様な温調制御を実現することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上記の車両用空気調和装置において、前記マックスクールダンパは、前記複数の空気吹出し口の中のフェース吹出し口側に配設されることを特徴とする。
本発明によれば、マックスクールダンパが、フェース吹出し口側に配設されるので、マックスクールダンパを開くことにより、電気式ヒータをバイパスした冷風をそのままフェース吹出し口に導くことができる。従って、冷房時には、冷風量を充分に確保し、最大冷房を含めて快適な冷房を実現することができる。
さらに、本発明にかかる車両用空気調和装置は、空気流路が形成されるユニット本体内に、前記空気流路を流通する空気を冷却する冷却器と、この冷却器により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータとがこの順に配置されるとともに、前記加熱ヒータの下流側に複数の空気吹出し口が設けられる車両用空気調和装置において、前記加熱ヒータは、前記空気流路を遮る方向に配設される複数のヒータであって、その1つが電気式ヒータ、他の1つが温水式ヒータにより構成され、これら電気式ヒータおよび温水式ヒータは、それぞれ独立して温度調整可能であり、前記空気流路には、前記電気式ヒータおよび前記温水式ヒータをバイパスして前記冷風を流通させる冷風バイパス流路が形成され、前記冷風バイパス流路には、その流路断面積を調整可能なマックスクールダンパが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、複数の加熱ヒータの中の1つが電気式ヒータ、他の1つが温水式ヒータとされるので、車両側の熱源やその容量に対応させて加熱ヒータを選択的に構成することができ、しかも、複数の電気式ヒータと温水式ヒータを任意にコントロールして自由に温度調整することできる。従って、状況に応じてバイレベルモードやデフフットモード時等における上下温度差を任意にコントロールすることが可能となり、温調制御の自由度を大幅に向上させることができる。また、複数の空気吹出し口位置が上下温度差を付けるための制約にならず、吹出し口位置を自由にレイアウトすることができる。このため、ユニットの設計がし易く、圧損の少ない空気流路を形成することができる。また、冷風と温風とを混合するエアミックス領域が不要となるため、空気流路の簡素化ならびにユニットのコンパクト化を図ることができる。さらに、電気式ヒータおよび温水式ヒータをバイパスして冷風を流通するマックスクールダンパを備えた冷風バイパス流路が形成されるので、マックスクールダンパを開き冷風をバイパスさせることにより、最大風量を増大させることができる。従って、冷風量を増大した最大風量による最大冷房や電気式ヒータおよび温水式ヒータとの組み合わせ制御による上下温度差の拡大制御、急速冷房、急速暖房等の多様な温調制御を実現することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上記の車両用空気調和装置において、前記マックスクールダンパおよび前記電気式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフェース吹出し口側に配設され、前記温水式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフット吹出し口側に配設されることを特徴とする。
本発明によれば、マックスクールダンパおよび電気式ヒータが、フェース吹出し口側に配設されるので、フェース吹出し口から吹出される冷風の風量および温度を、主にマックスクールダンパおよび電気式ヒータにより調整することができる。従って、電気式ヒータの良好な温調機能を利用することにより、マックスクールダンパを開き最大風量を増大させた際の温調性を向上させることができるとともに、風量増大時にも上下温度差をきめ細かく制御することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上記の車両用空気調和装置において、前記マックスクールダンパおよび前記温水式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフェース吹出し口側に配設され、前記電気式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフット吹出し口側に配設されることを特徴とする。
本発明によれば、マックスクールダンパおよび温水式ヒータが、フェース吹出し口側に配設されるので、フェース吹出し口から吹出される冷風の風量および温度を、主にマックスクールダンパおよび温水式ヒータにより調整することができる。従って、温水式ヒータの温水供給をオン/オフ方式として構成を簡素化しても良好な温調性を確保することができるとともに、風量増大時にも上下温度差をきめ細かく制御することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上述のいずれかの車両用空気調和装置において、前記空気流路の前記加熱ヒータ下流部には、車両の左右に対応して前記空気流路を2つの流路に仕切るセンタプレートが設置され、前記電気式ヒータおよび/または温水式ヒータは、前記2つの流路に対応して各々左右に分割されて設置され、それぞれ独立して温度調整可能とされるとともに、前記2つの流路には、各流路に対応して前記複数の空気吹出し口が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、センタプレートにより仕切られた左右2つの流路に対応して電気式ヒータおよび/または温水式ヒータが各々左右に分割されて設置され、それぞれ独立して温度調整可能とされるので、電気式ヒータおよび/または温水式ヒータの温調機能のみにより簡便に左右独立温調を実現することができる。このため、温度調整の際に、空気流路の圧損が変動し、それに起因して一方の流路の温調による影響が他方の流路の温度にまで及んでしまうという問題を解消し、快適な左右独立温調を実現することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上述のいずれかの車両用空気調和装置において、前記冷却器と前記加熱ヒータとの間の前記空気流路には、リアコンソールダンパを介してリアコンソールダクトが接続され、前記リアコンソールダクトは、電気式ヒータおよびリアコンソール吹出し口を備えたリアコンソールユニットに接続されることを特徴とする。
本発明によれば、冷却器と加熱ヒータとの間の空気流路にリアコンソールダンパを介してリアコンソールダクトが接続され、これに電気式ヒータを備えたリアコンソールユニットが接続されるので、リアコンソールユニットでは、リアコンソールダクトを経て導かれる冷風を電気式ヒータの発熱量を任意にコントロールして再熱することにより、自由に温度調整することできる。従って、リアコンソールユニット側での独立温調を簡便にかつ簡素な構成により実現することができる。
さらに、本発明にかかる車両用空気調和装置は、空気流路が形成されるユニット本体内に、前記空気流路を流通する空気を冷却する冷却器と、この冷却器により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータとがこの順に配置されるとともに、前記加熱ヒータの下流側に複数の空気吹出し口が設けられる車両用空気調和装置において、前記冷却器と前記加熱ヒータとの間の前記空気流路には、リアコンソールダンパを介してリアコンソールダクトが接続され、前記リアコンソールダクトは、電気式ヒータおよびリアコンソール吹出し口を備えたリアコンソールユニットに接続されることを特徴とする。
本発明によれば、冷却器と加熱ヒータとが順次配置される空気流路の冷却器と加熱ヒータとの間にリアコンソールダンパを介してリアコンソールダクトが接続され、これに電気式ヒータを備えたリアコンソールユニットが接続されるので、リアコンソールユニットでは、リアコンソールダクトを経て導入される冷風を電気式ヒータにより再熱することにより、リアコンソール吹出し口から吹出される温調風の温度を任意に調整することできる。従って、リアコンソールユニット側での独立温調を、リア側にまで温水配管等を引き回すことなく、簡便にかつ簡素な構成により実現することができる。
本発明によると、バイレベルモード時やデフフットモード時等における上下温度差を任意にコントロールすることができるため、温調制御の自由度を大幅に向上させることができる。また、吹出し口位置を自由にレイアウトできるため、ユニットの設計がし易く、圧損の少ない空気流路を形成することができるとともに、エアミックス領域が不要となるため、空気流路の簡素化ならびにユニットのコンパクト化を図ることができる。さらに、電気式ヒータをバイパスして冷風を流通するマックスクールダンパを備えた冷風バイパス流路により最大風量を増大させることができるため、冷風量を増大させた最大風量による最大冷房や電気式ヒータとの組み合わせによる上下温度差の拡大制御、急速冷房、急速暖房等の多様な温調制御を実現することができる。
また、本発明によると、複数の加熱ヒータの1つが電気式ヒータ、他の1つが温水式ヒータにより構成されるので、車両側の熱源やその容量に対応させて加熱ヒータを構成することができる。しかも、複数の電気式ヒータと温水式ヒータを任意にコントロールして自由に温度調整することできるため、温調制御の自由度を大幅に向上させることができる。
さらに、本発明によると、リアコンソールユニットにおいて、リアコンソールダクトを経て導入される冷風を電気式ヒータにより再熱することにより、リアコンソール吹出し口から吹出される温調風の温度を任意に調整することできるため、リアコンソールユニット側での独立温調を、リア側に温水配管等を引き回すことなく、簡便にかつ簡素な構成により実現することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図3を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかる車両用空気調和装置1を構成する空調ユニット(以下、「HVACユニット」という。)2の縦断面図が示されている。車両用空気調和装置1は、HVACユニット2と、その上流側に接続される図示省略のブロアユニットとから構成される。ブロアユニットは、車内空気または外気を取り込み、それを下流側のHVACユニット2に圧送する送風機を備えている。
HVACユニット2は、ブロアユニットから送風される空気が流通される空気流路4を形成するユニット本体3を有する。ユニット本体3の空気通路4中には、流通空気を冷却する冷却器(エバポレータ)5と、この冷却器5により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータ6とが上流側から順次配設される。冷却器(エバポレータ)5は、図示省略の圧縮機と、コンデンサと、膨張弁と共に冷凍サイクルを構成し、冷凍サイクル内を循環する冷媒と空気とを熱交換させて空気を冷却するものである。
加熱ヒータ6は、空気流路4を遮る方向に配設される上下複数(本実施形態では上下2個)の電気式ヒータ6A,6Bから構成される。この電気式ヒータ6A,6Bは、それぞれPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータによって構成され、通電量をコントロールすることにより、独立して温度調整可能とされるものである。
空気流路4には、冷却器5によって冷却された冷風を、電気式ヒータ6A,6Bをバイパスして流通させる冷風バイパス流路7が、電気式ヒータ6A,6Bの上方部に形成される。この冷風バイパス流路7には、その流路断面積を調整可能なマックスクールダンパ8が回動可能に設けられる。
また、電気式ヒータ6A,6Bの下流側には、冷却器5および電気式ヒータ6A,6Bによって温度調整された温調風を車室内に吹出すための複数の空気吹出し口、すなわちフェース吹出し口9、デフ吹出し口10、およびフット吹出し口11が設けられる。本実施形態では、フェース吹出し口9およびデフ吹出し口10が、冷風バイパス流路7およびマックスクールダンパ8が設けられる空気流路4の上方部と連通されるように、ユニット本体3の上面側に設けられ、フット吹出し口11が、空気流路4の下方部と連通されるように、ユニット本体3の下面側に設けられる。
上記の各吹出し口9,10,11には、それぞれ吹出し口9,10,11を開閉するためのフェースダンパ12、デフダンパ13、およびフットダンパ14が回動可能に設けられる。これらのダンパ12,13,14は、一般に連動して作動され、温調風をフェース吹出し口9から吹出すフェースモード、デフ吹出し口10から吹出すデフモード、フット吹出し口11から吹出すフットモード、フェース吹出し口9とフット吹出し口11の双方から吹出すバイレベルモード、デフ吹出し口10とフット吹出し口11の双方から吹出すデフフットモード等の複数の吹出しモードが、手動または自動により適宜選択可能に構成される。
また、ユニット本体3において、冷却器5と電気式ヒータ6A,6Bとの間の空気流路4には、リアコンソールダンパ15を介して冷却器5で冷却された冷風を車両のリアコンソールに導くリアコンソールダクト16が接続される。このリアコンソールダクト16の端部には、PTCヒータにより構成される電気式ヒータ18と、リアコンソール吹出し口19とを備えたリアコンソールユニット17が接続され、前席側とは独立にリア席側を温調できるように構成される。
次に、本実施形態にかかる車両用空気調和装置1の動作を説明する。
ブロアユニットにより取り込まれた外気または車内空気は、送風機によりHVACユニット2に圧送される。この空気は、HVACユニット2の空気流路4を流通される間に冷却器5により冷却され、マックスクールダンパ8が全閉であれば、冷却された冷風の全量が電気式ヒータ6A,6Bに流通される。電気式ヒータ6A,6Bは、それぞれ通電量に応じて発熱され、冷風を加熱して設定温度の温調風を生成する。この温調風は、フェース吹出し口9、デフ吹出し口10、およびフット吹出し口11のいずれかから、選択された吹出しモードに従って車内に吹出され、車室内の空調に供される。
ここで、フェース吹出し口9から温調風を吹出すフェースモード、デフ吹出し口10から温調風を吹出すデフモード、フット吹出し口11から温調風を吹出すフットモード等のように単独の吹出し口から温調風を吹出すモードの場合には、それぞれのモードに適した温度の温調風が得られるように、2つの電気式ヒータ6A,6Bの発熱量を同等にコントロールすればよい。
一方、フェース吹出し口9とフット吹出し口11の双方から温調風を吹出すバイレベルモード、あるいはデフ吹出し口10とフット吹出し口11の双方から温調風を吹出すデフフットモード等のように2以上の吹出し口から温調風を吹出すモードの場合は、乗員の上半身と下半身とに向けて吹出される温調風に一定の上下温度差がある方が好ましいとされている。つまり、バイレベルモードの場合は、フット吹出し口11から吹出される温調風の温度よりもフェース吹出し口9から吹出される温調風の温度を低くし、デフフットモードの場合は、フット吹出し口11から吹出される温調風の温度よりもデフ吹出し口10から吹出される温調風の温度を低くすることによって、頭寒足熱の空調を実現することができるからである。
本実施形態の場合、電気式ヒータ6A,6Bへの通電量をコントロールすることによって、それぞれ独立して温度調整することができるため、電気式ヒータ6Bへの通電量よりも電気式ヒータ6Aへの通電量を低減することにより、電気式ヒータ6Aを通過した温調風の温度を電気式ヒータ6Bを通過した温調風の温度よりも低くすることができる。このため、主にフェース吹出し口9またはデフ吹出し口10側に流れる電気式ヒータ6Aを通過した温調風と、主にフット吹出し口11側に流れる電気式ヒータ6Bを通過した温調風との間に比較的簡易に上下温度差を与えることができる。しかも電気式ヒータ6A,6Bへの通電量をコントロールすることによって、任意に上下温度差をコントロールすることができる。
図2には、上記電気式ヒータ6A,6Bの発熱量コントロールの一例が示されている。図2(A)は、バイレベルモード時のもので、電気式ヒータ6A,6Bの発熱量比を50:50として上下温度差を零にした状態から、発熱量比を0:50として上下温度差を最大とした状態まで任意にコントロールできることを示している。また、図2(B)は、デフフットモード時のもので、電気式ヒータ6A,6Bの発熱量比を75:50、50:50、25:50と変化させ、デフ側を暖かくした状態から、フット側を暖かくした状態まで任意にコントロールできることを示している。
図3には、バイレベルモード時の電気式ヒータ6A,6Bへの通電パターン図(A)とその時の吹出し温度の変化状態図(B)が示されている。(A)図のように、電気式ヒータ6A(回路A)と電気式ヒータ6B(回路B)に対する通電量を一定の差を保ってリニアに変化させると、(B)図のように、フェース吹出し口9側とフット吹出し口11側において、吹出し空気温度を一定の上下温度差を保ってリニアに変化させることができることを示している。
また、上記のように、マックスクールダンパ8を全閉とし、冷却器5で得られた冷風の全量を電気式ヒータ6A,6Bに流通させた場合、電気式ヒータ6A,6Bで圧損が発生することは不可避であり、電気式ヒータ6A,6Bを共にオフとした最大冷房時にも、それ以上の風量は見込めない。しかるに、マックスクールダンパ8を開くことにより、冷風を冷風バイパス流路7により電気式ヒータ6A,6Bをバイパスして直接フェース吹出し口9またはデフ吹出し口10に導くことができるため、圧損を低減してその分だけ冷風量を増大させることができる。従って、ブロア風量を増大させることなく、冷房時に最大風量を増大させることができる。
同様に、マックスクールダンパ8を開き、風量を増大させた状態で、上下の電気式ヒータ6A,6Bへの通電量をコントロールすることによって、上下温度差を変化させることができるため、状況に対応してその効果を一段と拡大させることができる。さらには、電気式ヒータ6A,6Bの応答性の速さを活かすことによって、マックスクールダンパ8を全開、電気式ヒータ6A,6Bを共にオフとした状態での急速冷房や、マックスクールダンパ8を全閉、電気式ヒータ6A,6Bを最大通電量とした状態での急速暖房等を実現することが可能となる。
また、リアコンソールユニット17の使用時、リアコンソールダンパ15を開くことにより、冷却器5で冷却された冷風の一部がリアコンソールダクト16を介してリアコンソールユニット17に導かれる。リアコンソールユニット17では、この冷風を電気式ヒータ18により任意の温度に加熱して吹出し口19から吹出すことによって、リア席側を温調することができる。従って、リア席側を前席側とは独立して任意の温度に温調することが可能となる。
しかして、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
それぞれ独立して温度調整可能な複数の電気式ヒータ6A,6Bの発熱量を任意にコントロールして自由に温度調整することできるため、状況に応じてバイレベルモードやデフフットモード時等における上下温度差を任意にコントロールすることが可能となり、温調制御の自由度を大幅に向上させることができる。また、複数の空気吹出し口9,10,11の位置が上下温度差を付けるための制約にならず、吹出し口9,10,11の位置を自由にレイアウトすることができるため、HVACユニット2の設計がし易く、圧損の少ない空気流路4を形成することができる。また、冷風と温風とを混合するエアミックス領域が不要となるため、空気流路4の簡素化ならびにHVACユニット2のコンパクト化を図ることができる。
さらに、電気式ヒータ6A,6Bをバイパスして冷風を流通させるマックスクールダンパ8を備えた冷風バイパス流路7が形成されているため、マックスクールダンパ7を開き冷風をバイパスさせることによって、最大風量を増大させることができる。従って、冷風量を増大させた最大風量による最大冷房や電気式ヒータ6A,6Bとの組み合わせ制御による上下温度差の拡大制御、急速冷房、急速暖房等の多様な温調制御を実現することができる。
また、マックスクールダンパ8は、フェース吹出し口9およびデフ吹出し口10側に配設されるため、マックスクールダンパ8を開くことにより、電気式ヒータ6A,6Bをバイパスした冷風をそのままフェース吹出し口9およびデフ吹出し口10側に導くことができる。従って、冷房時またはデフロスト時には、冷風量を充分に確保し、最大冷房を含めて快適な冷房を実現することができるとともに、デフロスト性能を高めることができる。
さらに、リアコンソールユニット17では、リアコンソールダクト16を経て導入される冷風を電気式ヒータ18により再熱することにより、リアコンソール吹出し口19から吹出される温調風の温度を任意に調整し、リア席側を前席側とは独立して任意の温度に温調することができる。従って、リアコンソールユニット17側での独立温調を、リア側に温水配管等を引き回すことなく、簡便にかつ簡素な構成により実現することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図1を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、電気式ヒータ6A,6Bのいずれか一方を温水式ヒータ6Cとした点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図1に示されるように、第1実施形態における電気式ヒータ6A,6Bのいずれか一方のヒータが温水式ヒータ6Cに置き換えられる。つまり、上下に複数配設される加熱ヒータ6のうち、上方のヒータが電気式ヒータ6A、下方のヒータが温水式ヒータ6Cとされる場合と、上方のヒータが温水式ヒータ6C、下方のヒータが電気式ヒータ6Bとされる場合とが考えられる。
上記のように、複数配設される加熱ヒータ6のうちの1つが電気式ヒータ6Aまたは6B、他の1つが温水式ヒータ6Cとされることにより、車両側の熱源やその容量(電気容量を含む)に対応させて加熱ヒータを選択的に構成することができる。しかも、複数の電気式ヒータ6A,6Bと温水式ヒータ6Cとを任意にコントロールすることにより自由に温度調整することできる。従って、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果が得られると同時に、暖房用の熱源の組み合わせ範囲を広げることができるという特有の効果を得ることができる。
また、電気式ヒータ6A,6Bの一方を温水式ヒータ6Cに置き換えるに当たり、上方のヒータが電気式ヒータ6A、下方のヒータが温水式ヒータ6Cとされる場合、フェース吹出し口9側にマックスクールダンパ8および電気式ヒータ6Aが配設されるので、フェース吹出し口9から吹出される冷風の風量および温度を、主にマックスクールダンパ8および電気式ヒータ6Aによって調整することができる。このため、電気式ヒータ6Aの良好な温調機能との組み合わせにより、マックスクールダンパ8を開き最大風量を増大させる際の温調性を向上させることができるとともに、風量増大時にも上下温度差をきめ細かく制御することができる。
一方、上方のヒータが温水式ヒータ6C、下方のヒータが電気式ヒータ6Bとされる場合、フェース吹出し口9側にマックスクールダンパ8および温水式ヒータ6Cが配設されるので、フェース吹出し口9から吹出される冷風の風量および温度を、主にマックスクールダンパ8および温水式ヒータ6Cによって調整することができる。このため、温水式ヒータ6Cの温水供給をオン/オフ方式として構成を簡素化しても良好な温調性を確保することができるとともに、風量増大時にも上下温度差をきめ細かく制御することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、電気式ヒータ6A,6Bおよび/または温水式ヒータ6Cを上下に複数配設するだけでなく、左右にも2つに分割して配設している点が異なっている。その他の点については、第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
つまり、本実施形態では、図4に示されるように、車両の左右(運転席側と助手席側)に対応して、加熱ヒータ6より下流側の空気流路4にセンタプレート20を設置し、空気流路4を左右2つの流路4A,4Bに仕切っている。そして、この2つの流路4A,4Bに対し、それぞれ独立して温度調整可能な上下複数の電気式ヒータ6A,6B(一方が温水式ヒータ6Cであってもよい。)を配設している。
また、2つの空気流路4A,4Bのうちの空気流路4A側には、運転席側のフェース吹出し口9A、デフ吹出し口10A、およびフット吹出し口11Aが設けられ、空気流路4B側には、助手席側のフェース吹出し口9B、デフ吹出し口10B、およびフット吹出し口11Bが設けられる。そして、この吹出し口9A,9B,10A,10B,11A,11Bには、各吹出し口を開閉するダンパ12A,12B,13A,13B,14A,14Bが設けられる。
しかして、本実施形態によれば、センタプレート20により仕切られた左右2つの流路4A,4Bに対応して、電気式ヒータ6A,6Bおよび/または温水式ヒータ6Cが左右に分割されて上下に設置され、各々独立して温度調整可能な構成とされる。このため、電気式ヒータ6A,6Bおよび/または温水式ヒータ6Cの温調機能のみにより、運転席側と助手席側とを独立して温調する左右独立温調を、空気流路の圧損変動を発生させることなく、簡便に実現することができる。従って、上記第1実施形態と同様の効果が得られるほか、温度調整の際に、空気流路の圧損が変動し、それにより一方の流路の温調による影響が他方の流路の温度にまで及んでしまうという問題を解消し、快適な左右独立温調を実現することができるという特有の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、フェース吹出し口9、デフ吹出し口10、およびフット吹出し口11の位置は、ユニット本体3の上面、下面に限らず、前面、側面等の他の面にも自由にレイアウトすることができる。また、リアコンソールダンパ15、リアコンソールダクト16、およびリアコンソールユニット17は、オプション扱いとして任意に着脱できるようにしてもよい。さらに、リアコンソールユニット17は、加熱ヒータ6側がいかなる構成の車両用空気調和装置にあっても同様に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装置の縦断面図である。 図1に示す車両用空気調和装置のバイレベルモード時における電気ヒータの発熱量コントロール説明図(A)と、デフフットモード時の発熱量コントロール説明図(B)である。 図1に示す車両用空気調和装置のバイレベルモード時における電気ヒータの通電パターン図(A)と、その時の吹出し温度の変化状態図(B)である。 本発明の第3実施形態に係る車両用空気調和装置の横断面図である。
符号の説明
1 車両用空気調和装置
3 ユニット本体
4,4A,4B 空気流路
5 冷却器
6 加熱ヒータ
6A,6B 電気式ヒータ
6C 温水式ヒータ
7 冷風バイパス流路
8 マックスクールダンパ
9,9A,9B フェース吹出し口
10,10A,10B デフ吹出し口
11,11A,11B フット吹出し口
15 リアコンソールダンパ
16 リアコンソールダクト
17 リアコンソールユニット
18 電気式ヒータ
19 リアコンソール吹出し口
20 センタプレート

Claims (8)

  1. 空気流路が形成されるユニット本体内に、前記空気流路を流通する空気を冷却する冷却器と、この冷却器により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータとがこの順に配置されるとともに、前記加熱ヒータの下流側に複数の空気吹出し口が設けられる車両用空気調和装置において、
    前記加熱ヒータは、前記空気流路を遮る方向に配設される複数の電気式ヒータにより構成され、この複数の電気式ヒータは、それぞれ独立して温度調整可能であり、
    前記空気流路には、前記電気式ヒータをバイパスして前記冷風を流通させる冷風バイパス流路が形成され、
    前記冷風バイパス流路には、その流路断面積を調整可能なマックスクールダンパが設けられることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記マックスクールダンパは、前記複数の空気吹出し口の中のフェース吹出し口側に配設されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装置。
  3. 空気流路が形成されるユニット本体内に、前記空気流路を流通する空気を冷却する冷却器と、この冷却器により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータとがこの順に配置されるとともに、前記加熱ヒータの下流側に複数の空気吹出し口が設けられる車両用空気調和装置において、
    前記加熱ヒータは、前記空気流路を遮る方向に配設される複数のヒータであって、その1つが電気式ヒータ、他の1つが温水式ヒータにより構成され、これら電気式ヒータおよび温水式ヒータは、それぞれ独立して温度調整可能であり、
    前記空気流路には、前記電気式ヒータおよび前記温水式ヒータをバイパスして前記冷風を流通させる冷風バイパス流路が形成され、
    前記冷風バイパス流路には、その流路断面積を調整可能なマックスクールダンパが設けられることを特徴とする車両用空気調和装置。
  4. 前記マックスクールダンパおよび前記電気式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフェース吹出し口側に配設され、前記温水式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフット吹出し口側に配設されることを特徴とする請求項3に記載の車両用空気調和装置。
  5. 前記マックスクールダンパおよび前記温水式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフェース吹出し口側に配設され、前記電気式ヒータは、前記複数の空気吹出し口の中のフット吹出し口側に配設されることを特徴とする請求項3に記載の車両用空気調和装置。
  6. 前記空気流路の前記加熱ヒータ下流部には、車両の左右に対応して前記空気流路を2つの流路に仕切るセンタプレートが設置され、
    前記電気式ヒータおよび/または温水式ヒータは、前記2つの流路に対応して各々左右に分割されて設置され、それぞれ独立して温度調整可能とされるとともに、
    前記2つの流路には、各流路に対応して前記複数の空気吹出し口が設けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  7. 前記冷却器と前記加熱ヒータとの間の前記空気流路には、リアコンソールダンパを介してリアコンソールダクトが接続され、
    前記リアコンソールダクトは、電気式ヒータおよびリアコンソール吹出し口を備えたリアコンソールユニットに接続されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  8. 空気流路が形成されるユニット本体内に、前記空気流路を流通する空気を冷却する冷却器と、この冷却器により冷却された冷風を加熱する加熱ヒータとがこの順に配置されるとともに、前記加熱ヒータの下流側に複数の空気吹出し口が設けられる車両用空気調和装置において、
    前記冷却器と前記加熱ヒータとの間の前記空気流路には、リアコンソールダンパを介してリアコンソールダクトが接続され、
    前記リアコンソールダクトは、電気式ヒータおよびリアコンソール吹出し口を備えたリアコンソールユニットに接続されることを特徴とする車両用空気調和装置。

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