JP2008189181A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後席の暖房時、前席側への吹出し温度のばらつき発生を防止しつつ、後席暖房性能の向上を達成することができる車両用空気調和装置を提供すること。
【解決手段】車両前方側に設置した空調ケース1内に、ヒータコア3と、温風とバイパス風の混合比を変化させるエアミックスドア8,10,11を配置し、ヒータコア3を通過する温風通路と、温風通路に隣接する位置に配置されたフロント用冷風バイパス通路20及びリア用冷風バイパス通路12と、を備えた空調ユニットA/U1において、ヒータコア3の熱交換面の下流位置に暖房能力を補うPTCヒータ16を設定し、ヒータコア3を通過する温風通路のうち、フロント用冷風バイパス通路20の近傍側通路を、PTCヒータ16をバイパス可能なフロント側温風通路21とし、リア用冷風バイパス通路12の近傍側通路を、PTCヒータ16をバイパス不能なリア側温風通路22とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、暖房用熱交換器の熱交換面の下流位置に暖房能力を補う補助熱交換器を設定し、前席側と後席側を暖房する車両用空気調和装置に関する。
従来、車両前方側に設置した空調ケース内に暖房用熱交換器を配置し、暖房用熱交換器を通過する温風通路と、該温風通路の上下位置に隣接して配置され、暖房用熱交換器をバイパスするフロント用冷風バイパス通路及びリア用冷風バイパス通路と、を備え、前席側と後席側を暖房する車両用空気調和装置としては、温水を用いた暖房用熱交換器の熱交換面の下流位置に、熱交換面の全面に対応して暖房能力を補う補助熱交換器を設定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−59808号公報
しかしながら、従来の車両用空気調和装置にあっては、暖房用熱交換器の入口側に導かれた送風量のうち、全ての送風量が補助熱交換器を通過するため、前後席の暖房時、温風と冷風を合流させて前席側吹出し口に導く際、補助熱交換器を通過する温風が受ける送風抵抗がフロント用冷風バイパス通路を通過する冷風が受ける送風抵抗よりも大きくなる。そして、温風が受ける送風抵抗が大きいと、フロント側冷風バイパス通路で冷風が受ける小さな送風抵抗との送風抵抗差が大きくなる。このため、温風とバイパス冷風を合流させることにより、温度調整したときのエアミックスドアによる温度コントロール特性が下に凸の特性になり、エアミックス性が悪化しやすく、前席側への吹出し温度のばらつきが大きくなりやすい、という問題があった。
また、前後席の暖房時、補助熱交換器を通過する温風とリア用冷風バイパス通路を通過する冷風を合流させ、車両後方に延びるエアダクトを介して後席吹出し口に導く際、車両後方へのエアダクトによる送風通路が長いため、後席側への吹出し温度が低下する。したがって、温風とバイパス冷風の混合比が同じ場合であって、前席側と後席側とで同じ温度の温風を用いた場合には、前席側への吹出し温度に比べ、後席側への吹出し温度が低くなってしまう、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、前後席の暖房時、前席側への吹出し温度のばらつき発生を防止しつつ、後席暖房性能の向上を達成することができる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、車両前方側に設置した空調ケース内に、暖房用熱交換器と、温風とバイパス風の混合比を変化させるエアミックスドアを配置し、
前記暖房用熱交換器を通過する温風通路と、
前記温風通路に隣接する位置に配置され、前記暖房用熱交換器をバイパスして前席側吹出し口に連通するフロント用バイパス通路と、
前記暖房用熱交換器を挟んで前記フロント用バイパス通路と反対側位置に配置され、前記暖房用熱交換器をバイパスして後席側吹出し口に連通するリア用バイパス通路と、
を備えた車両用空気調和装置において、
前記暖房用熱交換器の熱交換面の下流位置に暖房能力を補う補助熱交換器を設定し、
前記暖房用熱交換器を通過する温風通路のうち、前記フロント用バイパス通路の近傍側通路を、前記補助熱交換器をバイパス可能なフロント側温風通路とし、前記リア用バイパス通路の近傍側通路を、前記補助熱交換器をバイパス不能なリア側温風通路としたことを特徴とする。
よって、本発明の車両用空気調和装置にあっては、暖房用熱交換器を通過する温風通路のうち、フロント用バイパス通路の近傍側通路を、補助熱交換器をバイパス可能なフロント側温風通路としている。したがって、前後席の暖房時、フロント側温風が受ける送風抵抗は、補助熱交換器をバイパスし、主に暖房用熱交換器を通過するために小さくなり、フロント用バイパス通路を通過するバイパス風の送風抵抗とフロント側温風が受ける送風抵抗の差が小さくなる。このため、フロント側温風とバイパス風を合流させることで温度調整したときのエアミックス性が良好となり、前席側への吹出し温度のばらつきが抑えられる。
一方、暖房用熱交換器を通過する温風通路のうち、前記リア用バイパス通路の近傍側通路を、前記補助熱交換器をバイパス不能なリア側温風通路としている。したがって、前後席の暖房時、リア側温風は、暖房用熱交換器と補助熱交換器を通過するために、リア側温風の温度はフロント側温風の温度よりも高温となる。このため、車両前方の吹出し口までよりも車両後方の吹出し口までの長い送風通路を経過することにより、前席側への吹出し温度の低下代に比べ後席側への吹出し温度の低下代が大きくなるが、リア側温風温度>フロント側温風温度という関係により後席暖房性能を高めているため、前席側と後席側の吹出し温度の温度差が小さく抑えられる。
この結果、前後席の暖房時、前席側への吹出し温度のばらつき発生を防止しつつ、後席暖房性能の向上を達成することができる。
以下、本発明の車両用空気調和装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の前後席独立温調タイプの空調ユニットA/U1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図、図2は実施例1の空調ユニットA/U1におけるヒータコアとPTCヒータとを有する要部拡大断面図である。図3は実施例1の空調ユニットA/U1におけるヒータコアとPTCヒータの配置関係を示す図2のA方向矢視図である。
実施例1における空調ユニットA/U1は、図1に示すように、空調ケース1と、エバポレータ2(冷却用熱交換器)と、ヒータコア3(暖房用熱交換器)と、デフドア4と、ベントドア5と、フットドア6と、分配ドア7と、第3エアミックスドア8(エアミックスドア)と、リア用モードドア9と、第1エアミックスドア10(エアミックスドア)と、第2エアミックスドア11(エアミックスドア)と、リア用冷風バイパス通路12(リア用バイパス通路)と、リアフット接続口13と、リアベント接続口14と、ブロワ接続口15と、PTCヒータ16(補助熱交換器)と、フロントフット接続口17と、フロントベント接続口18と、デフ接続口19と、フロント用冷風バイパス通路20(フロント用バイパス通路)と、フロント側温風通路21と、リア側温風通路22と、フロント側エアミックスチャンバ23と、連通路24と、を備えている。
実施例1における空調ユニットA/U1は、車両前方側のインストルメントパネル内に空調ケース1を設置し、該空調ケース1内に、上流の図示しない送風機側から下流の各接続口13,14,17,18,19側に向かって順に、エバポレータ2、各エアミックスドア8,10,11、ヒータコア3を配置している。
前記エバポレータ2は、図示しないインテークドアにより選択された内気または外気を送風機により吸い込み、ブロワ接続口15を介して入口側熱交換面に導かれる送風を冷却する熱交換器である。
前記ヒータコア3は、前記エバポレータ2及び前記第2エアミックスドア11の下流位置に配置され、加熱媒体としてエンジン冷却水等を循環させることで、通過する風を暖める熱交換器である。このヒータコア3には、温水入口3aと温水出口3bを有する。
温風とバイパス冷風の混合比を変化させるエアミックスドアは、前記第1エアミックスドア10と第2エアミックスドア11と第3エアミックスドア8により構成される。
前記第1エアミックスドア10は、2ドア構成で、フロント用冷風バイパス通路20に配置される。前記第2エアミックスドア11は、2ドア構成で、ヒータコア3の上流位置に配置される。前記第3エアミックスドア8は、1ドア構成で、リア用冷風バイパス通路12に配置される。
前記第1エアミックスドア10と第2エアミックスドア11と第3エアミックスドア8は、それぞれ独立にドア開度の制御が可能である。また、前記第2エアミックスドア11は、フロント側温風通路21の上流位置に配置された第1ドア11-1と、リア側温風通路22の上流位置に配置された第2ドア11-2により構成される。そして、図1に示すように、第1ドア11-1と第2ドア11-2のドア開時、エバポレータ2からの冷風をヒータコア3とPTCヒータ16とが重なって配置されている下側部分に導く。
実施例1における空調ユニットA/U1は、図2に示すように、ヒータコア3を通過する温風通路と、温風通路に隣接する位置に配置され、ヒータコア3をバイパスして図外の前席側吹出し口に連通するフロント用バイパス通路20と、ヒータコア3を挟んでフロント用バイパス通路20と反対側位置に配置され、ヒータコア3をバイパスして図外の後席側吹出し口に連通するリア用バイパス通路12と、を備えている。
前記フロント用冷風バイパス通路20は、エバポレータ2を通過し、ヒータコア3の一方の上辺3cをバイパスする。そして、フロントフット接続口17、フロントベント接続口18、デフ接続口19と、各接続口17,18,19に接続される図外のフロントエアダクトを介して、図外の前席側吹出し口に連通する。
前記リア用冷風バイパス通路12は、エバポレータ2を通過し、ヒータコア3の他方の下辺3dをバイパスする。そして、リアフット接続口13、リアベント接続口14と、各接続口13,14に接続されて車両後方へ延びる図外のリアエアダクトを介して、図外の後席側吹出し口に連通する。
前記ヒータコア3の熱交換面の下流位置に、図1及び図2に示すように、暖房能力を補うPTCヒータ16を設定している。PTCは、Positive Temperature Coefficientの略であり、PTCヒータ16は、正の温度係数を持ち、キュリー点以上の温度になると急激に抵抗が増加することにより、自己温度制御機能を持つヒータであり、定温発熱体として電気式補助熱交換器として利用するのに適している。
そして、前記ヒータコア3を通過する温風通路のうち、フロント用冷風バイパス通路20の近傍側通路を、PTCヒータ16をバイパス可能なフロント側温風通路21とし、リア用冷風バイパス通路12の近傍側通路を、PTCヒータ16をバイパス不能なリア側温風通路22としている。すなわち、図3に示すように、PTCヒータ16の4辺16a,16b,16c,16dのうち、1辺16a側のみがPTCヒータ16をバイパス可能であり、他の3辺16b,16c,16dは、PTCヒータ16をバイパスしない設定、つまり、ヒータコア3の熱交換面のうち、約下側半分の熱交換面をPTCヒータ16により覆う設定としている。前記フロント側温風通路21は、エバポレータ2とヒータコア3を通過する通路である。前記リア側温風通路22は、エバポレータ2とヒータコア3とPTCヒータ16を通過する通路である。
前後席の暖房時、フロント側温風通路21を通過する温風とフロント用冷風バイパス通路20を通過する冷風を、フロント側エアミックスチャンバ23にて合流させ、合流による温調風を前席側吹出し口に導く。一方、リア側温風通路22を通過する温風とリア用冷風バイパス通路12を通過する冷風を、リア側エアミックスチャンバに相当する連通路24にて合流させ、合流による温調風を車両後方に延びるエアダクトを介して後席吹出し口に導く構成としている。
前記リア側温風通路22と前記リア用冷風バイパス通路12の隔壁に、分配ドア7により開閉可能な連通路24を設定している。そして、図1及び図2の点線にて示す分配ドア7の閉時、ヒータコア3及びPTCヒータ16を通過する温風を全て前席側吹出し口に導く。また、図1及び図2の実線にて示す分配ドア7の開時、フロント側温風通路21を通過するフロント側温風と、リア側温風通路22を通過するリア側温風に分流する。なお、実施例1では、図2に示すように、分配ドア7の開時、ドア先端がPTCヒータ16の中程の位置に配置されるため、フロント側温風には、リア側温風通路22を通過する温風の一部が含まれる。
前記分配ドア7は、PTCヒータ16の熱交換面に対向する空調ケース1側にドア回動軸とドア回動軸に設けたドア板を有するドアである。そして、ドア開時、図2に示すように、リア側温風通路22からのリア側温風を、ドア板のドア面に沿ってリア側温風通路22とリア用冷風バイパス通路12の連通路24に案内する。
次に、作用を説明する。
[前席暖房時]
例えば、後席が空席であり、前席のみを暖房する時には、分配ドア7と第3エアミックスドア8が閉じられる。この前席暖房時は、フロント側温風通路21とリア側温風通路22を通過する温風と、フロント用冷風バイパス通路20を通過する冷風が、フロント側エアミックスチャンバ23にて合流し、合流による温調風が前席側吹出し口に導かれる。つまり、分配ドア7の閉時、ヒータコア3及びPTCヒータ16を通過する温風を全て前席側吹出し口に導くようにしている。
したがって、アイドルストップ制御等によりエンジンが停止した場合、ヒータコア3のみで温風を作ろうとすると、熱媒体であるエンジン冷却水温の低下により、暖房能力が不足することがあるが、このような場合、PTCヒータ16により暖房能力不足を補うことができる。
[前後席の暖房時]
例えば、後席に人が乗っていて、前後席を暖房する時には、分配ドア7と第3エアミックスドア8が開かれる。この前後席暖房時は、フロント側温風通路21を通過する温風とフロント用冷風バイパス通路20を通過する冷風が、フロント側エアミックスチャンバ23にて合流し、合流による温調風が前席側吹出し口に導かれる。一方、リア側温風通路22を通過する温風とリア用冷風バイパス通路12を通過する冷風が、リア側エアミックスチャンバに相当する連通路24にて合流し、合流による温調風が車両後方に延びるエアダクトを介して後席吹出し口に導かれる。
例えば、従来技術に提示したように、前後席を暖房する空調ユニットとして、ヒータコアの熱交換面の下流位置に、熱交換面の全面に対応して暖房能力を補うPTCヒータを設定した場合、ヒータコアの入口側に導かれた送風量のうち、全ての送風量がPTCヒータを通過する。このため、前後席の暖房時、温風と冷風を合流させて前席側吹出し口に導く際、PTCヒータを通過する温風が受ける送風抵抗が、フロント用冷風バイパス通路を通過する冷風が受ける送風抵抗よりも大きくなる。そして、温風が受ける送風抵抗が大きいと、フロント側冷風バイパス通路で冷風が受ける小さな送風抵抗との送風抵抗差が大きくなる。このため、温風とバイパス冷風を合流させることにより、温度調整したときのエアミックスドアによる温度コントロール特性が、図4のBに示すように、下に凸の特性になり、エアミックス性が悪化しやすく、前席側への吹出し温度のばらつきが大きくなりやすい。
また、前後席の暖房時、PTCヒータを通過する温風とリア用冷風バイパス通路を通過する冷風を合流させ、車両後方に延びるエアダクトを介して後席吹出し口に導く際、車両後方へのエアダクトによる送風通路が長いため、後席側への吹出し温度が低下する。したがって、前席側と後席側とで同じ温度の温風を用いた場合には、前席側への吹出し温度に比べ、後席側への吹出し温度が低くなってしまう。つまり、後席側において暖房不足が発生してしまう。
これに対し、実施例1の空調ユニットA/U1では、ヒータコア3を通過する温風通路のうち、フロント用冷風バイパス通路20の近傍側通路を、PTCヒータ16をバイパス可能なフロント側温風通路21とし、リア用冷風バイパス通路12の近傍側通路を、PTCヒータ16をバイパス不能なリア側温風通路22とする構成を採用した。
したがって、分配ドア7を開とする前後席の暖房時、図2に示すように、フロント側温風が受ける送風抵抗は、PTCヒータ16をバイパスし、主にヒータコア3を通過するために小さくなり、フロント用冷風バイパス通路20を通過するバイパス冷風の送風抵抗とフロント側温風が受ける送風抵抗の差が小さくなる。このため、温度調整したときの第1エアミックスドア10と第2エアミックスドア11による温度コントロール特性が、図4のCに示すように、下に凸の程度が小さくて直線に近い特性になり、フロント側温風とバイパス冷風を合流させることで温度調整したときのエアミックス性が良好となり、前席側への吹出し温度のばらつきが抑えられる。
一方、前後席の暖房時、リア側温風は、図2に示すように、ヒータコア3とPTCヒータ16を通過するために、リア側温風の温度はフロント側温風の温度よりも高温となる。このため、車両前方の吹出し口までよりも車両後方の吹出し口までの長い送風通路を経過することにより、前席側への吹出し温度の低下代に比べ後席側への吹出し温度の低下代が大きくなるが、リア側温風温度>フロント側温風温度という関係により後席暖房性能を高めているため、前席側と後席側の吹出し温度の温度差が小さく抑えられる。つまり、後席側の暖房不足が解消される。
加えて、実施例1では、リア側温風通路22とリア用冷風バイパス通路12の隔壁に、分配ドア7により開閉可能な連通路24を設定しているため、分配ドア7を開とする前後席の暖房時、フロント側温風通路21を通過するフロント側温風と、リア側温風通路22を通過するリア側温風に整然と分流することができる。
さらに、分配ドア7は、PTCヒータ16の熱交換面に対向する空調ケース1側に設けたドア回動軸と、該ドア回動軸に設けたドア板を有するドアであるため、ドア開時、図2に示すように、リア側温風通路22からのリア側温風を、ドア板のドア面に沿ってリア側温風通路22とリア用冷風バイパス通路12の連通路24に案内することができる。
また、実施例1では、第2エアミックスドア11を、第1ドア11-1と第2ドア11-2により構成し、第1ドア11-1と第2ドア11-2のドア開時、図1に示すように、エバポレータ2からの冷風をヒータコア3とPTCヒータ16とが重なって配置されている部分に導くため、ヒータコア3の入口側へ導く風量のうち、PTCヒータ16をバイパスする風量を抑え、前後席の暖房時、リア側温風通路22へ流れる風量を確保することができる。ちなみに、ヒータコア3の入口側へ均等な風量で冷風を導いた場合、送付抵抗が大きいヒータコア3とPTCヒータ16を経過することによるリア側温風通路22への風量より、送風抵抗が小さいヒータコア3のみを経過することによるフロント側温風通路21への風量が多くなる。
次に、効果を説明する。
実施例1の空調ユニットA/U1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 車両前方側に設置した空調ケース1内に、ヒータコア3と、温風とバイパス風の混合比を変化させるエアミックスドア8,10,11を配置し、前記ヒータコア3を通過する温風通路と、前記温風通路に隣接する位置に配置され、前記ヒータコア3をバイパスして前席側吹出し口に連通するフロント用バイパス通路と、前記ヒータコア3を挟んで前記フロント用バイパス通路と反対側位置に配置され、前記ヒータコア3をバイパスして後席側吹出し口に連通するリア用バイパス通路と、を備えた空調ユニットA/U1において、前記ヒータコア3の熱交換面の下流位置に暖房能力を補うPTCヒータ16を設定し、前記ヒータコア3を通過する温風通路のうち、前記フロント用バイパス通路の近傍側通路を、前記PTCヒータ16をバイパス可能なフロント側温風通路21とし、前記リア用バイパス通路の近傍側通路を、前記PTCヒータ16をバイパス不能なリア側温風通路22としたため、前後席の暖房時、前席側への吹出し温度のばらつき発生を防止しつつ、後席暖房性能の向上を達成することができる。
(2) 前記空調ケース1内の前記ヒータコア3の上流位置にエバポレータ2を配置し、前記フロント用バイパス通路は、エバポレータ2を通過し、ヒータコア3の一方の辺3cをバイパスするフロント用冷風バイパス通路20であり、前記リア用バイパス通路は、エバポレータ2を通過し、ヒータコア3の他方の辺3dをバイパスするリア用冷風バイパス通路12であり、前記フロント側温風通路21は、エバポレータ2とヒータコア3を通過する通路であり、前記リア側温風通路22は、エバポレータ2とヒータコア3とPTCヒータ16を通過する通路であり、前後席の暖房時、前記フロント側温風通路21を通過する温風と前記フロント用冷風バイパス通路20を通過する冷風を合流させて前席側吹出し口に導き、前記リア側温風通路22を通過する温風と前記リア用冷風バイパス通路12を通過する冷風を合流させ、車両後方に延びるエアダクトを介して後席吹出し口に導くため、前後席の暖房時、温風と冷風を混合した温調風による前席側への吹出し温度のばらつき発生を防止しつつ、温調風による後席暖房性能の向上を達成することができる。
(3) 前記エアミックスドアは、前記フロント用冷風バイパス通路20に配置された第1エアミックスドア10と、前記ヒータコア3の上流位置に配置された第2エアミックスドア11と、前記リア用冷風バイパス通路12に配置された第3エアミックスドア8と、を有し、前記第1エアミックスドア10と第2エアミックスドア11と第3エアミックスドア8は、それぞれ独立にドア開度の制御が可能であるため、前後席の暖房時、前席側の設定温度と後席側の設定温度を異ならせて独立に温度調整を行うことができる。
(4) 前記第2エアミックスドア11は、前記フロント側温風通路21の上流位置に配置された第1ドア11-1と、前記リア側温風通路22の上流位置に配置された第2ドア11-2により構成し、前記第1ドア11-1と第2ドア11-2のドア開時、前記エバポレータ2からの冷風をヒータコア3とPTCヒータ16とが重なって配置されている部分に導くため、前後席の暖房時、ヒータコア3とPTCヒータ16を経過し、リア側温風通路22へ流れる風量を確保することができる。
(5) 前記リア側温風通路22と前記リア用冷風バイパス通路12の隔壁に、分配ドア7により開閉可能な連通路24を設定し、前記分配ドア7の閉時、前記ヒータコア3及び前記PTCヒータ16を通過する温風を全て前席側吹出し口に導き、前記分配ドア7の開時、前記フロント側温風通路21を通過するフロント側温風と、前記リア側温風通路22を通過するリア側温風に分流するため、前席暖房時における暖房能力不足を解消することができると共に、前後席暖房時に温風通路をフロント側温風通路21とリア側温風通路22とに分けることができる。
(6) 前記分配ドア7は、前記PTCヒータ16の熱交換面に対向する空調ケース1側に設けたドア回動軸と、該ドア回動軸に設けたドア板を有するドアであり、ドア開時、前記リア側温風通路22からのリア側温風を、ドア板のドア面に沿ってリア側温風通路22とリア用冷風バイパス通路12の連通路24に案内するため、分配ドア7がリア側温風のガイド作用を持ち、ヒータコアの全域に亘る温風を、フロント側温風とリア側温風とに整然と分流することができる。
実施例2は、分配ドアを廃止し、第3エアミックスドアをリア側温風通路とリア用冷風バイパス通路の隔壁の位置に設定した例である。
まず、構成を説明する。
図5は実施例2の前後席独立温調タイプの空調ユニットA/U2(車両用空気調和装置の一例)におけるヒータコアとPTCヒータとを有する要部拡大断面図である。
実施例2における空調ユニットA/U2は、図5に示すように、空調ケース1と、ヒータコア3(暖房用熱交換器)と、第3エアミックスドア8(エアミックスドア)と、リア用モードドア9と、リア用冷風バイパス通路12(リア用バイパス通路)と、リアフット接続口13と、リアベント接続口14と、PTCヒータ16(補助熱交換器)と、フロント側温風通路21と、リア側温風通路22と、連通路24と、リア側エアミックスチャンバ25と、を備えている。
前記第3エアミックスドア8は、図5に示すように、リア側温風通路22とリア用冷風バイパス通路12の隔壁のうち、リア用冷風バイパス通路12側に連通路24を開閉可能に設定している。そして、第3エアミックスドア8のドア閉時、ヒータコア3及びPTCヒータ16を通過する温風を全て前席側吹出し口に導く。さらに、第3エアミックスドア8のドア開時、ドア開度に応じてリア側温風通路22からのリア側温風とリア用冷風バイパス通路12からのリア側冷風の混合比を変更するようにしている。なお、リア側温風とリア側冷風は、連通路24より下流側のリア側エアミックスチャンバ25の位置にて混合される。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付し、説明を省略する。
次に、実施例2の空調ユニットA/U2において、前席のみを暖房する時には、第3エアミックスドア8を閉じる、あるいは、第3エアミックスドア8を全開とし、後席側吹出し口を閉じる。この場合、フロント側温風通路21とリア側温風通路22を通過する温風と、フロント用冷風バイパス通路20を通過する冷風が、フロント側エアミックスチャンバ23(図1参照)にて合流し、合流による温調風が前席側吹出し口に導かれる。
一方、前後席を暖房する時には、第3エアミックスドア8を開くと、図5に示すように、リア側温風通路22を通過する温風と、リア用冷風バイパス通路12を通過する冷風が、リア側エアミックスチャンバ25にて合流し、合流による温調風が後席側吹出し口に導かれる。このとき、第3エアミックスドア8のドア開度を小さくすると、温風と冷風の混合比のうち、冷風の混合比が多くなり、第3エアミックスドア8のドア開度を大きくすると、温風と冷風の混合比のうち、温風の混合比が多くなるというように、第3エアミックスドア8のドア開度により温風と冷風の混合比が変更される。なお、他の作用については、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の空調ユニットA/U2にあっては、実施例1の(1)〜(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(7) 前記第3エアミックスドア8は、リア側温風通路22とリア用冷風バイパス通路12の隔壁のうち、リア用冷風バイパス通路12側に連通路24を開閉可能に設定し、第3エアミックスドア8のドア閉時、ヒータコア3及びPTCヒータ16を通過する温風を全て前席側吹出し口に導き、第3エアミックスドア8のドア開時、ドア開度に応じてリア側温風通路22からのリア側温風とリア用冷風バイパス通路12からのリア側冷風の混合比を変更するため、分配ドア7を廃止しながらも実施例1の分配ドア機能を兼用でき、ドア部品点数の削減を図ることができる。
以上、本発明の車両用空気調和装置を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1,2では、エアミックスドアとして、3つのエアミックスドアがそれぞれ独立にドア開度が制御される例を示した。しかしながら、フロント側の第1エアミックスドアと第2エアミックスドアは、1つのスライド型エアミックスドアとしても良いし、他の構成によるエアミックスドアとしても良い。また、実施例1,2では、補助熱交換器としてPTCヒータを用いた例を示したが、例えば、車載のエンジン冷却水以外の熱源を用いた補助熱交換器としても良い。要するに、暖房用熱交換器の熱交換面の下流位置に暖房能力を補う補助熱交換器を設定し、暖房用熱交換器を通過する温風通路のうち、フロント用バイパス通路の近傍側通路を、補助熱交換器をバイパス可能なフロント側温風通路とし、リア用バイパス通路の近傍側通路を、補助熱交換器をバイパス不能なリア側温風通路としたものであれば本発明に含まれる。
実施例1,2では、エバポレータとヒータユニットを備えた前後席独立温調タイプの空調ユニットへの適用例を示したが、ヒータユニットのみを備えた前後独立温調タイプの暖房専用空調ユニットにも勿論適用することができる。
実施例1の前後席独立温調タイプの空調ユニットA/U1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。 実施例1の空調ユニットA/U1におけるヒータコアとPTCヒータとを有する要部拡大断面図である。 実施例1の空調ユニットA/U1におけるヒータコアとPTCヒータの配置関係を示す図2のA方向矢視図である。 温風と冷風の送風抵抗差の大小をパラメータとしてあらわしたミックスドア開度に対する吹き出し温度(平均)を表す特性線図である。 実施例2の空調ユニットA/U2におけるヒータコアとPTCヒータとを有する要部拡大断面図である。
符号の説明
A/U1、A/U2 空調ユニット
1 空調ケース
2 エバポレータ(冷却用熱交換器)
3 ヒータコア(暖房用熱交換器)
4 デフドア(モードドア)
5 ベントドア(モードドア)
6 フットドア(モードドア)
7 分配ドア
8 第3エアミックスドア(エアミックスドア)
9 リア用モードドア
10 第1エアミックスドア(エアミックスドア)
11 第2エアミックスドア(エアミックスドア)
11-1 第1ドア
11-2 第2ドア
12 リア用冷風バイパス通路(リア用バイパス通路)
13 リアフット接続口
14 リアベント接続口
15 ブロワ接続口
16 PTCヒータ(補助熱交換器)
17 フロントフット接続口
18 フロントベント接続口
19 デフ接続口
20 フロント用冷風バイパス通路(フロント用バイパス通路)
21 フロント側温風通路
22 リア側温風通路
23 フロント側エアミックスチャンバ
24 連通路24
25 リア側エアミックスチャンバ

Claims (7)

  1. 車両前方側に設置した空調ケース内に、暖房用熱交換器と、温風とバイパス風の混合比を変化させるエアミックスドアを配置し、
    前記暖房用熱交換器を通過する温風通路と、
    前記温風通路に隣接する位置に配置され、前記暖房用熱交換器をバイパスして前席側吹出し口に連通するフロント用バイパス通路と、
    前記暖房用熱交換器を挟んで前記フロント用バイパス通路と反対側位置に配置され、前記暖房用熱交換器をバイパスして後席側吹出し口に連通するリア用バイパス通路と、
    を備えた車両用空気調和装置において、
    前記暖房用熱交換器の熱交換面の下流位置に暖房能力を補う補助熱交換器を設定し、
    前記暖房用熱交換器を通過する温風通路のうち、前記フロント用バイパス通路の近傍側通路を、前記補助熱交換器をバイパス可能なフロント側温風通路とし、前記リア用バイパス通路の近傍側通路を、前記補助熱交換器をバイパス不能なリア側温風通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 請求項1に記載された車両用空気調和装置において、
    前記空調ケース内の前記暖房用熱交換器の上流位置に冷房用熱交換器を配置し、
    前記フロント用バイパス通路は、冷房用熱交換器を通過し、暖房用熱交換器の一方の辺をバイパスするフロント用冷風バイパス通路であり、
    前記リア用バイパス通路は、冷房用熱交換器を通過し、暖房用熱交換器の他方の辺をバイパスするリア用冷風バイパス通路であり、
    前記フロント側温風通路は、冷房用熱交換器と暖房用熱交換器を通過する通路であり、
    前記リア側温風通路は、冷房用熱交換器と暖房用熱交換器と補助熱交換器を通過する通路であり、
    前後席の暖房時、前記フロント側温風通路を通過する温風と前記フロント用冷風バイパス通路を通過する冷風を合流させて前席側吹出し口に導き、前記リア側温風通路を通過する温風と前記リア用冷風バイパス通路を通過する冷風を合流させ、車両後方に延びるエアダクトを介して後席吹出し口に導くことを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された車両用空気調和装置において、
    前記エアミックスドアは、前記フロント用冷風バイパス通路に配置された第1エアミックスドアと、前記暖房用熱交換器の上流位置に配置された第2エアミックスドアと、前記リア用冷風バイパス通路に配置された第3エアミックスドアと、を有し、
    前記第1エアミックスドアと第2エアミックスドアと第3エアミックスドアは、それぞれ独立にドア開度の制御が可能であることを特徴とする車両用空気調和装置。
  4. 請求項3に記載された車両用空気調和装置において、
    前記第2エアミックスドアは、前記フロント側温風通路の上流位置に配置された第1ドアと、前記リア側温風通路の上流位置に配置された第2ドアにより構成し、
    前記第1ドアと第2ドアのドア開時、前記冷房用熱交換器からの冷風を暖房用熱交換器と補助熱交換器とが重なって配置されている部分に導くことを特徴とする車両用空気調和装置。
  5. 請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記リア側温風通路と前記リア用冷風バイパス通路の隔壁に、分配ドアにより開閉可能な連通路を設定し、
    前記分配ドアの閉時、前記暖房用熱交換器及び前記補助熱交換器を通過する温風を全て前席側吹出し口に導き、
    前記分配ドアの開時、前記フロント側温風通路を通過するフロント側温風と、前記リア側温風通路を通過するリア側温風に分流することを特徴とする車両用空気調和装置。
  6. 請求項5に記載された車両用空気調和装置において、
    前記分配ドアは、前記補助熱交換器の熱交換面に対向する空調ケース側に設けたドア回動軸と、該ドア回動軸に設けたドア板を有するドアであり、
    ドア開時、前記リア側温風通路からのリア側温風を、ドア板のドア面に沿ってリア側温風通路とリア用冷風バイパス通路の連通路に案内することを特徴とする車両用空気調和装置。
  7. 請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記第3エアミックスドアは、前記リア側温風通路と前記リア用冷風バイパス通路の隔壁のうち、リア用冷風バイパス通路側に連通路を開閉可能に設定し、
    前記第3エアミックスドアの閉時、前記暖房用熱交換器及び前記補助熱交換器を通過する温風を全て前席側吹出し口に導き、
    前記第3エアミックスドアの開時、ドア開度に応じて前記リア側温風通路からのリア側温風とリア用冷風バイパス通路からのリア側冷風の混合比を変更することを特徴とする車両用空気調和装置。
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