JP3577919B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エバポレータとヒータコアとを同一ユニット内に上下に備えた車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用空調装置は車室内のインストルパネルの下方という狭小の空間に設置されるため、所定の空調性能を維持しつつ、その全体形状はよりコンパクトであることが望ましい。一方、空調装置の主要部品であり冷却装置を構成するエバポレータと暖房装置を構成するヒータコアとは、所定の空調性能を確保することが最優先として設計され、その外形形状は決定される。したがって、エバポレータとヒータコアの外形形状は通常異なったものとなり、外形形状の異なるエバポレータとヒータコアとを余剰スペースをできるだけ省いて同一ユニット内にコンパクトに収納することが課題であった。そして、このような課題を解決するものとして、例えば特開平9ー156342号公報に記載され、図10に示すように、エバポレータとヒータコアとが車高方向の縦置きに配置されたものが知られている。
【0003】
図10において、エバポレータ50を通過した空気は上方へ流れ、回動軸55を中心に紙面と直角方向に回動されるエアミックスドア51の開度に応じて、一部はヒータコア52を通過して温風となり、残りは紙面と直角方向に設けられた不図示のバイパス通路を通過し冷風のままヒータコア52をバイパスされる。そして、この温風と冷風がヒータコアの上方でミックスされて所定温度の調和空気となり、調和空気は例えばフット口53が開放されているときには、フットダクト54を通過して車室内の所定位置に送風される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような車両用空調装置では、空調ユニットのスペース効率を改善するためフットダクト54は、エバポレータ50を通過した冷風が内部を流されるユニットケースの左右側面に配置される。それゆえ、ヒータコア52で暖められた温風がフットダクト54を通過する際には、低温のユニットケースに熱が奪われて温度が低下し、空調装置の暖房効率は悪化してしまう。また、フットダクト54へ空気を導く場合、ユニットの上方で温調された空気を下方へ導く関係上ダクトが長くなるため、その間でも放熱するので、足元への吹出温度は低下してしまう。
【0005】
このような場合、フットダクト通過後の空気を所定の温度とするためには、ヒータコア52の上方で混合される調和空気をフットダクト54の放熱分を見込んでより高温にする必要がある。しかしながら、例えばデフフットモードのときに調和空気は、フット口から車室内へ送出されるだけでなくデフロスト口からも送出される。そして、デフロスト口から必要以上に高温の空気が送出されると、乗員はもやっけ等を感じることとなり快適性が損なわれる。また、調和空気をより高温にするためには、ヒータコアを通過する空気の割合を多くするようにエアミックスドア51の開度を調整する必要があるが、ヒータコア50は空気の流れにとっては抵抗となるため圧力損失が大きくなり空気流量が減少する。さらに、エアミックスドア51の開度をフルホットの状態にしてもなお放熱分を見込んだ調和空気の温度を得ることができないときには、例えば放熱量を小さくするための空調ユニットの形状変更や熱交換率を大きくするためのヒータコア52の設計変更などが必要となり、従来の空調ユニットを大幅に変更することとなるのでコストが大幅に増加する。さらにまた、ユニット内を通過する空気はユニットの上方でUターンして細長のフットダクト54内を通過するため、気流の乱れが大きくなり騒音が大きくなる。
【0006】
本発明の目的は、空調ユニットで温調された空気がダクト内を通過する際に生じる上述したような種々の問題点を解決し得る車両空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図面を参照して説明する。
(1) 請求項1の発明は、図2,8に示すように、車高方向に上下に配置されるヒータコア2,30とエバポレータ1とを同一ユニットU内に備え、このユニットUの側方に、ユニットU内で温度調整された空気を車室内の所定の位置に導くダクト20を備える車両用空調装置に適用される。そして、ダクト20を通過する空気を加熱する加熱部2b,31を、ヒータコア2をダクト20まで延在させてダクト20内に設けたことにより上記目的は達成される。
(2) 請求項2の発明は、ダクト20を、フットダクト20としたものである
【0008】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、空調ユニットの側方のダクトを通過する空気を加熱する加熱部をダクト内に設けたので、ダクト通過時に空気の放熱があっても車室内へ所定温度の空気を送風することができる。また、ヒータコアをダクトまで延在させて加熱部を設けたので、ヒータコアと加熱部は一体構造となり部品点数の増加を防ぐことができる。さらに、請求項2の発明によれば、フットダクトに加熱部を設けたので、足元に吹き出される温度をその他の吹出口へ吹き出される温度より高くすることができ、例えばバイレベル時の頭寒足熱効果を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、第1の実施の形態に係わる車両用空調装置の概略縦断面図である。図1に示すように、車両用空調装置は、エバポレータ1とヒータコア2とが車高方向に略平行に配置されるいわゆる縦置きユニットUで構成されている。
【0011】
図1において、縦置きユニットUの車両方向前側(図1の左側)中段には紙面と垂直方向に空気導入口3が開口され、ユニットUは空気導入口3を介して不図示の内外気切換ドアとブロワとを有するインテークユニットに連通されている。空気導入口3の上方には前側一端がユニット内壁に接合された仕切壁4が設置され、下方には前側面がユニット内壁に接合されたエバポレータ1が配置されている。エバポレータ1の後側面は、空気導入口3から導入される空気が全てエバポレータ1を通過するように仕切壁4の後側(図1の右側)端部に接合されている。エバポレータ1の下方から後方,上方にかけては略J字型の空気通路5が形成され、空気通路5はヒータコア2に連通されている。ヒータコア2の前側面はユニットUの内壁に接合され、後側には空気通路5が分岐されるようにバイパス通路7が形成されている。バイパス通路7の下方入口にはバイパス通路7の面積を可変とするように回動軸6aを中心にab間を回動可能なエアミックスドア6が設けられている。ヒータコア2の上方には、ヒータコア2を通過した空気をバイパス通路7の上方のエアミックスチャンバ9に導くようにユニットUの前側内壁から延設して上方に膨出された仕切板8が設けられている。エアミックスチャンバ9の上方には、各々開閉自在のドア10a〜12aを有するフット口10,デフロスト口11,ベント口12の各吹出口が開口されている。
【0012】
なお、ヒータコア2にはエンジン冷却水が流通される導管13が取り付けられ、不図示のエンジンやラジエータとともに温水式暖房装置が構成されている。また、エバポレータ1には冷媒が流通される導管14が取り付けられ、不図示のコンプレッサやコンデンサとともに周知の冷房サイクルが構成されている。なお、ヒータコア2には図示しないが、周知のフィンが空気の通過方向に所定長さ並んでいる。
【0013】
図2は、図1のII−II線断面図であり、空調ユニットUの車幅方向断面図である。図3は、図2のIII−III線断面図であり、空調ユニットUの平面断面図である。図2,3に示すように、ユニットUの左右側面にはフットダクト20が設けられ、フットダクト20の上部内壁にはフット口10が開口されている。ヒータコア2はユニットUの左右側壁を貫通するように延在して配置され、ユニットU内に配置されたユニット内加熱部2aとフットダクト20内に配置されたダクト内加熱部2bとにより構成されている。ユニット内加熱部2aの左右長さはエバポレータ1の左右長さよりも短く、ユニットUの左右側壁は上方のヒータコア設置部から下方のエバポレータ設置部にかけて膨出されている。フットダクト20はユニットUの左右側壁に沿って下方に延在され、車室内の所定の吹出口に連通されている。なお、ユニットUにはデフロスト口11に連通された不図示のデフダクトおよびベント口12に連通された不図示のベントダクトが設けられ、これらのダクトは車室内の所定の吹出口に連通されている。
【0014】
吹出ドア制御のブロック図である図4に示すように、各吹出ドア10a〜12aはモードドアアクチュエータ16で回動され、アクチュエータ16の駆動は制御回路17により制御される。制御回路17にはアクチュエータ16の駆動の演算に必要な各種信号を入力する入力回路18が接続される。ここで、入力回路18としては、オートエアコンスイッチ,吹出口選択スイッチ,デフスイッチ,温度設定スイッチなどの各種スイッチや日射量センサ,外気温センサ,車室内温度センサなどの各種センサが含まれる。以下に、本実施の形態に係わる動作について、空調システム概念図である図5を用いて、代表的な各空調モード毎に説明する。
【0015】
(1)ベントモード
図5に示すように、ブロワ19によって送出された空気は空気導入口3からユニットU内へ導入される。ユニットU内へ導入された空気はエバポレータ1を通過して冷却除湿され冷却空気とされて空気通路5を通過する。そして所定の温度となるように開度を調整されたエアミックスドア6によって、冷却空気の一部はヒータコア2のユニット内加熱部2aを通過して加熱され、残りは冷却空気のままバイパス通路7を通過する。ヒータコア2aを通過した加熱空気とバイパス通路7を通過した冷却空気は、ミックスチャンバ9で混合されて所定温度の調和空気とされる。そして、図4に示した制御により、フット口10およびデフロスト口11に設けられた各ドア10a,11aが閉鎖状態でベント口12のドア12aが開放されていると、ベント口12aから車室内の乗員に向かって温調された空気が送風される。
【0016】
(2)デフロストモード
デフロストモードのときもベントモードのときと同様に、ブロワ19によって送出された空気は図5に示すようにユニットU内で所定の温度の調和空気とされる。そして、フット口10およびベント口12に設けられた各ドア10a,12aが閉鎖状態でデフロスト口11のドア11aが開放されていると、デフロスト口11から車室内のフロントガラス等に向かって温調された空気が送風される。
【0017】
(3)フットモード
フットモードのときもベントモードのときと同様に、ブロワ19によって送出された空気は図5に示すようにユニットU内で所定温度の調和空気とされる。そして、デフロスト口11およびベント口12に設けられた各ドア11a,12aが閉鎖状態でフット口10のドア10aが開放されていると、フット口10からフットダクト20へ調和空気が送出され、調和空気はフットダクト20内のヒータコア2のダクト内加熱部2bによって所定の温度となるように再加熱される。この場合の再加熱量としては、例えばフットダクト通過時の調和空気の放熱量に等しい値とされる。再加熱された調和空気は、フットダクト20を通過して車室内の乗員の足元等に送風される。
【0018】
このように第1の実施の形態によると、ヒータコア2を左右に拡張してフットダクト20内にダクト内加熱部2bを設けるようにしたので、フットモード時にユニットU内で温調された調和空気は、フットダクト通過時に例えば放熱相当分の再加熱がなされて車室内へ所定温度の調和空気が送風される。また、ユニットU内のヒータコア2のみが左右に拡張され他の部品形状は従来ユニットのものをそのまま用いることができるので、ユニットケースの変更等によるコストの大幅な上昇を防ぐことができる。さらに、ダクト内加熱部2bをヒータコア2と一体構造としたので、部品点数の増加も防ぐことができる。さらにまた、フットダクト20のダクト内加熱部2bの空気の通過方向に所定長さを有するフィン(不図示)を通過することで調和空気は整流されるので、気流の乱れによる騒音は低下される。
【0019】
(4)デフフットモード
デフフットモードのときもベントモードのときと同様に、ブロワ19によって送出された空気は図5に示すようにユニットU内で所定温度の調和空気とされる。そして、ベント口12に設けられたドア12aが閉鎖状態でフット口10およびデフロスト口11のドア10a,11aが開放されていると、ユニットU内で温調された空気がデフロスト口11から車室内のフロントガラス等に向かって送風されるとともに、フット口10からフットダクト20へも送出される。フットダクト20へ送出された空気は、前述したフットモードの時と同様に、ヒータコア2のダクト内加熱部2bによって再加熱され、所定の温度とされて車室内の乗員の足元等に送風される。
【0020】
このようにデフフットモード時には、フットダクト20から車室内へ送風される空気を所定の温度とするためにユニットU内の調和空気の温度を高くする必要がないので、デフロスト口11から車室内へ送風される空気の温度が高くならず乗員のもやっけが解消される。また、ヒータコア2のユニット内加熱部2aを通過する空気の割合を多くする必要がないので、圧力損失が低減されてユニットU内で温調される空気流量を多くすることができる。
【0021】
(5)バイレベルモード
乗員に向かって比較的冷たい空気が送風され、足元等からは比較的温かい空気が送風される、頭寒足熱のバイレベルモードにおいては、空調システム概念図である図6に示すように、ブロワ19によって送出された空気はエバポレータ1を通過し、エアミックスドア6の開度に応じて一部はヒータコア2aを通過し加熱されて温風となり、残りは冷風のままバイパスされる。そしてデフロスト口11に設けられたドア11aが閉鎖状態でベント口12およびフット口10のドア10a,12aが開放されているので、冷風のままバイパスされた空気の一部はエアミックスチャンバ9で混合されずに冷風のままベント口12aから送出され(図6のc)、残りはエアミックスチャンバ9で温調されて所定温度の調和空気(図6のM)とされる。この調和空気の一部少量(図6のM1)はベント口12から送出され、残りの大半(図6のM2)はフット口10から送出される。フット口10から送出された調和空気はフットダクト20を通過し、ヒータコア2bによって再加熱されて所定の温度とされ乗員の足元等に送風される。
【0022】
このようにバイレベルモード時にも、前述したデフフットモードの時と同様に、フットダクト20から車室内へ送風される空気を所定の温度とするためにユニットU内の調和空気の温度を高くする必要がないので、ベント口12から車室内へ送風される空気の温度は高くならず頭寒足熱の効果を高めることができる。また、ヒータコア2のユニット内加熱部2aを通過する空気の割合を多くする必要がないので、圧力損失が低減されてユニットU内で温調される空気流量を多くすることができ、ベント口10からの送風量を多くすることができる。
【0023】
−第2の実施の形態−
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7,8は、第2の実施の形態に係わる空調ユニットの断面図であり、第1の実施の形態で用いた図1,2に対応した図である。なお、図1,2と同一の箇所には同一の符号を付してその相違点を主に説明する。図8に示すように、縦置きユニットU内およびフットダクト20内には、ユニットヒータコア30および一対のダクトヒータコア31がユニットUの左右側壁を貫通することなくそれぞれ独立に配置されている。図7に示すように、ユニットヒータコア30およびダクトヒータコア31にはエンジン冷却水が流通される導管32,33がそれぞれ取り付けられ、ダクトヒータコアの導管33にはエンジン冷却水の流量を調節可能とするバルブ33aが設けられている。
【0024】
次に、第2の実施の形態に係わる動作について、第1の実施の形態の動作との相違点を主に説明する。空調システム概念図である図9に示すように、第2の実施の形態においても第1の実施の形態同様、ブロワ19によって送出された空気はエバポレータ1を通過し、エアミックスドア6の開度に応じて一部はユニットヒータコア31を通過し加熱されて温風となり、残りは冷風のままバイパスされる。この温風と冷風はエアミックスチャンバ9で混合されて所定温度の調和空気とされる。そしてフットモード,デフフットモードおよびバイレベルモード等でフット口10が開放されているときは、ユニットU内の調和空気はフットダクト20に送出される。フットダクト20に送出された空気は、所定の温度となるように調整されたバルブ33aの開度に応じてダクトヒータコア31で再加熱されて車室内の乗員の足元等に送風される。また、ベントモード,デフロストモード等でフット口10が閉鎖状態のときはユニットU内の調和空気はフットダクト20を通過しないので、バルブ33aは閉じられダクトヒータコア31内のエンジン冷却水の流通は防止される。
【0025】
このように第2の実施の形態によると、フットダクト20内にユニットヒータコア30と独立してダクトヒータコア31を設けるようにしたので、ユニットヒータコア30の左右にダクトヒータコア31を並設する必要もなく設計の自由度が向上する。また、ダクトヒータコア31のみを新たに設置すればよいので、従来のユニットで用いられたヒータコアをユニットヒータコア30としてそのまま使用することができ、コストの上昇も最低限に抑えることができる。さらに、ダクトヒータコア31の導管33にエンジン冷却水の流量を調整するバルブ33aを設けるようにしたので、フットダクト20内を通過する空気の加熱量を任意に変えることができる。また、とくにベントモードあるいはデフロストモードにおいては、ダクトヒータコア31のバルブ33aを閉じて不要なエンジン冷却水の流通を防止するようにしたので、エンジン冷却水を圧送するウォーターポンプの負荷が低減され燃費が向上する。なお、第2の実施の形態ではフットダクト20内に配置される加熱部をダクトヒータコア31としたが、これに限らず例えば電気ヒータ等の他の加熱手段によりフットダクト20内の加熱部を構成するようにしてもよい。特に電気ヒータを用いた場合は、フットダクト20内に比較的簡単に追加することができ、かつユニットヒータコア30とは独立して温度調整が可能なので、例えば寒冷地仕様とするときには、電気ヒータ付きのフットダクトと交換することで容易に対応することができる。
【0026】
なお、上記実施の形態においては、フットダクト20にヒータコア2b,31を設けるようにしたがこれに限らず、ダクト通過時の放熱が問題となる他のダクトにヒータコアを設けるようにしてもよい。この場合の放熱とは、空調ユニットに隣接されたことによる放熱のほかに、他の低温物体や低温空気からの放熱をも含む。また、空調ユニットUを構成する空気通路5の形状,バイパス通路7の形状やエアミックスチャンバ9の形状等種々の要素の形状は上記実施の形態に限定されるものではない。さらに、吹出モードに応じたドア10a〜12a開度の状態は上記実施の形態に限ったものではない。さらにまた、バイレベルモードにおける空気の流れは図6に示したものに限定されるものではなく、例えばエバポレータ1を通過した冷風のみをベント口12に導くようにしたものであってもよい。また、ダクトヒータコア31に設けられたバルブ33aの制御は、例えばフルクールのときにはバルブ33aを閉じるというようにエアミックスドア6の開度に連動するようにしてもよい。さらに、ダクトの周辺に断熱材を取り付けるなどしてダクトからの放熱量を減らすことを併用して行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係わる空調ユニットの側方概略断面図。
【図2】第1の実施の形態に係わる空調ユニットの車幅方向概略断面図(図1のII−II線断面図)。
【図3】第1の実施の形態に係わる空調ユニットの平面概略断面図(図1のIII−III線断面図)。
【図4】本実施の形態に係わる吹出口制御のブロック図。
【図5】第1の実施の形態に係わる空調システム概念図。
【図6】第1の実施の形態に係わるバイレベルモード時の空調システム概念図。
【図7】第2の実施の形態に係わる空調ユニットの側方概略断面図。
【図8】第2の実施の形態に係わる空調ユニットの車幅方向概略断面図(図7のVII−VII線断面図)。
【図9】第2の実施の形態に係わる空調システム概念図。
【図10】従来の技術に係わる空調ユニットの車幅方向概略断面図。
【符号の説明】
U 縦置きユニット
1 エバポレータ
2 ヒータコア
2a ユニット加熱部
2b ダクト内加熱部
20 フットダクト
30 ユニットヒータコア
31 ダクトヒータコア
33a 流量調整バルブ

Claims (2)

  1. 車高方向に上下に配置されるヒータコアとエバポレータとを同一ユニット内に備え、このユニットの側方に、該ユニット内で温度調整された空気を車室内の所定の位置に導くダクトを備える車両用空調装置において、
    前記ダクトを通過する空気を加熱する加熱部を、前記ヒータコアを前記ダクトまで延在させてダクト内に設けたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記ダクトは、フットダクトであることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置。
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