JP2000289436A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- JP2000289436A JP2000289436A JP11103343A JP10334399A JP2000289436A JP 2000289436 A JP2000289436 A JP 2000289436A JP 11103343 A JP11103343 A JP 11103343A JP 10334399 A JP10334399 A JP 10334399A JP 2000289436 A JP2000289436 A JP 2000289436A
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- vehicle
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
- B60H1/247—Disposition of several air-diffusers in a vehicle for ventilation-air circulation in a vehicle cabin
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内気循環運転時においても、空調空気が後席
側で淀むことなく車室内全体を循環できるようにした車
両用空気調和装置を提供する。 【解決手段】 内気導入口11b及び外気導入口11a
が開口し内外気切り換えダンパ12を備えた内外気箱1
0と、ブロワ部20と、クーラ部30と、ヒータ部40
内に設置されたヒータコア42及びエアミックスダンパ
43と、ケース41にダンパを備えた吹き出し口とを具
備してなる空気調和ユニット1と、内気導入口11bと
ダクト14で連結され車室内の異なる位置に複数開口す
る循環内気吸込口15a、15bと、コンプレッサ、コ
ンデンサ及び膨張弁を具備してなる冷媒系と、エンジン
冷却水をヒータコア42に導入する加熱源系と、空気調
和ユニット、冷媒系及び加熱源系の作動制御を行う制御
部とにより構成した。
側で淀むことなく車室内全体を循環できるようにした車
両用空気調和装置を提供する。 【解決手段】 内気導入口11b及び外気導入口11a
が開口し内外気切り換えダンパ12を備えた内外気箱1
0と、ブロワ部20と、クーラ部30と、ヒータ部40
内に設置されたヒータコア42及びエアミックスダンパ
43と、ケース41にダンパを備えた吹き出し口とを具
備してなる空気調和ユニット1と、内気導入口11bと
ダクト14で連結され車室内の異なる位置に複数開口す
る循環内気吸込口15a、15bと、コンプレッサ、コ
ンデンサ及び膨張弁を具備してなる冷媒系と、エンジン
冷却水をヒータコア42に導入する加熱源系と、空気調
和ユニット、冷媒系及び加熱源系の作動制御を行う制御
部とにより構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
設置され、車室内における冷房及び暖房等の空気調和を
行う車両用空気調和装置に係り、特に、暖房運転時にお
ける空調空気が車室内を効率よく循環するようにした車
両用空気調和装置に関するものである。
設置され、車室内における冷房及び暖房等の空気調和を
行う車両用空気調和装置に係り、特に、暖房運転時にお
ける空調空気が車室内を効率よく循環するようにした車
両用空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車室内を空気調和することに
より乗員にとって快適な車室環境を提供することができ
る車両用空気調和装置は、ブロワファン、エバポレー
タ、ヒータコア及び各種ダンパを備えてなる空気調和ユ
ニットと、低温低圧の液冷媒を空気調和ユニット内のエ
バポレータへ供給する冷媒系と、高温のエンジン冷却水
を空気調和ユニット内のヒータコアへ導入する加熱源系
と、温度、湿度、日射量及び乗員の好み等の諸条件に応
じて車両用空気調和装置の作動制御を行う制御部とによ
り構成されている。
より乗員にとって快適な車室環境を提供することができ
る車両用空気調和装置は、ブロワファン、エバポレー
タ、ヒータコア及び各種ダンパを備えてなる空気調和ユ
ニットと、低温低圧の液冷媒を空気調和ユニット内のエ
バポレータへ供給する冷媒系と、高温のエンジン冷却水
を空気調和ユニット内のヒータコアへ導入する加熱源系
と、温度、湿度、日射量及び乗員の好み等の諸条件に応
じて車両用空気調和装置の作動制御を行う制御部とによ
り構成されている。
【0003】上述した空気調和装置は、たとえば一般的
なセダン型乗用車の場合、空気調和ユニットが車室内側
から見て助手席側のダッシュボード下方の車室内に設置
されている。この場合、車室内の空気を吸い込む内気吸
込口は、助手席のダッシュボード下方に開口している。
なセダン型乗用車の場合、空気調和ユニットが車室内側
から見て助手席側のダッシュボード下方の車室内に設置
されている。この場合、車室内の空気を吸い込む内気吸
込口は、助手席のダッシュボード下方に開口している。
【0004】さて、上述した空気調和装置は、空気調和
ユニット内に設置された各種ダンパを開閉操作すること
により、以下の運転モードを選択することができる。
「デフロスタ吹き出しモード」は、冬季走行前のフロン
トガラスの霜取り及び雨天走行中のフロントガラスの曇
りを除去するために、フロントガラスなどの内面に直接
当たるよう温風及び除湿した風をデフロスト吹出口から
吹き出すものである。「フェイス吹き出しモード」は、
主として夏季の冷房運転時に乗員の上半身へ向けて、フ
ェイス吹出口から冷風を吹き出すものである。「フット
吹き出しモード」は、主として冬季の暖房運転時にフッ
ト吹出口から乗員の足元へ温風を吹き出すものである。
「バイレベル吹き出しモード」は、主として春や秋の中
間期に用いられ、フェイス吹出口及びフット吹出口の両
方から空調された空気を吹き出すものであり、この場合
は、フェイス吹出口からの吹き出し風をフット吹出口よ
り低温とする頭寒足熱とするのが一般的である。「ブレ
ンド吹き出しモード」は、冬季に用いられ、デフロスタ
吹出口及びフット吹出口の両方から調和された空気を吹
き出すものである。
ユニット内に設置された各種ダンパを開閉操作すること
により、以下の運転モードを選択することができる。
「デフロスタ吹き出しモード」は、冬季走行前のフロン
トガラスの霜取り及び雨天走行中のフロントガラスの曇
りを除去するために、フロントガラスなどの内面に直接
当たるよう温風及び除湿した風をデフロスト吹出口から
吹き出すものである。「フェイス吹き出しモード」は、
主として夏季の冷房運転時に乗員の上半身へ向けて、フ
ェイス吹出口から冷風を吹き出すものである。「フット
吹き出しモード」は、主として冬季の暖房運転時にフッ
ト吹出口から乗員の足元へ温風を吹き出すものである。
「バイレベル吹き出しモード」は、主として春や秋の中
間期に用いられ、フェイス吹出口及びフット吹出口の両
方から空調された空気を吹き出すものであり、この場合
は、フェイス吹出口からの吹き出し風をフット吹出口よ
り低温とする頭寒足熱とするのが一般的である。「ブレ
ンド吹き出しモード」は、冬季に用いられ、デフロスタ
吹出口及びフット吹出口の両方から調和された空気を吹
き出すものである。
【0005】また、上述した従来の空気調和装置は、空
気調和ユニットに設けられた内外気切換ダンパの開閉操
作により、車室内の空気(内気)を吸引して空調した後
車室内へ吹き出す内気循環運転と、車室外の空気(外
気)を導入して空調した後車室内へ吹き出す外気導入運
転とのうち、何れか一方を選択して運転することが可能
である。
気調和ユニットに設けられた内外気切換ダンパの開閉操
作により、車室内の空気(内気)を吸引して空調した後
車室内へ吹き出す内気循環運転と、車室外の空気(外
気)を導入して空調した後車室内へ吹き出す外気導入運
転とのうち、何れか一方を選択して運転することが可能
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の空気調和装置においては、空気調和ユニットに内気
を吸い込む吸込口が車室内の前方下部、一般的には助手
席のダッシュボード下方に設けられているため、内気循
環運転時に車室内の全域にわたって十分な循環が行われ
ないことがあった。特に、暖房運転が行われる「フット
吹き出しモード」や「デフロスト吹き出しモード」の際
には、前席側のみで温風が循環してしまうため、後席側
に淀みが生じて暖房が不十分になるという問題があっ
た。
来の空気調和装置においては、空気調和ユニットに内気
を吸い込む吸込口が車室内の前方下部、一般的には助手
席のダッシュボード下方に設けられているため、内気循
環運転時に車室内の全域にわたって十分な循環が行われ
ないことがあった。特に、暖房運転が行われる「フット
吹き出しモード」や「デフロスト吹き出しモード」の際
には、前席側のみで温風が循環してしまうため、後席側
に淀みが生じて暖房が不十分になるという問題があっ
た。
【0007】図5は、内気循環運転時における空調空気
の流れを矢印で示したものであり、「デフロスト吹き出
しモード」では、温風がフロントガラスに沿って上向き
に吹き出され、また、「フット吹き出しモード」では、
温風が足元に吹き出されるため、車室後方へ向けた流れ
は比較的弱いものとなっている。このような状況に対し
て、助手席前方の吸込口から内気が吸引されているた
め、温風の吹出口に比較的近い車室内の下部前方が負圧
の領域となる。このため、吹き出された温風の多くは、
何れの吹き出しモードでも前席側のみを循環し、車室内
後部まで十分に到達することなく吸引される。従って、
後席側では室内気が淀んでしまうため、空気調和の面で
好ましくない。
の流れを矢印で示したものであり、「デフロスト吹き出
しモード」では、温風がフロントガラスに沿って上向き
に吹き出され、また、「フット吹き出しモード」では、
温風が足元に吹き出されるため、車室後方へ向けた流れ
は比較的弱いものとなっている。このような状況に対し
て、助手席前方の吸込口から内気が吸引されているた
め、温風の吹出口に比較的近い車室内の下部前方が負圧
の領域となる。このため、吹き出された温風の多くは、
何れの吹き出しモードでも前席側のみを循環し、車室内
後部まで十分に到達することなく吸引される。従って、
後席側では室内気が淀んでしまうため、空気調和の面で
好ましくない。
【0008】一方、図6は外気導入運転時における空調
空気の流れを矢印で示したものであり、車室内の圧力が
車室外より高くなるため、車体後部に設けられているワ
ンウェイバルブを備えたリヤベンチレーション(図示省
略)から、外気導入量と略同量の空気が排出される。こ
のため、車室後方に負圧の領域が形成されるので、デフ
ロスト吹出口及びフット吹出口などより吹き出された空
調空気は、車室後方を通過して車室外へ排出されること
になる。
空気の流れを矢印で示したものであり、車室内の圧力が
車室外より高くなるため、車体後部に設けられているワ
ンウェイバルブを備えたリヤベンチレーション(図示省
略)から、外気導入量と略同量の空気が排出される。こ
のため、車室後方に負圧の領域が形成されるので、デフ
ロスト吹出口及びフット吹出口などより吹き出された空
調空気は、車室後方を通過して車室外へ排出されること
になる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、内気循環運転時にお
いても空調空気が後席側で淀むことなく車室内全体を循
環できるようにした車両用空気調和装置を提供すること
にある。
であり、その目的とするところは、内気循環運転時にお
いても空調空気が後席側で淀むことなく車室内全体を循
環できるようにした車両用空気調和装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては以下の手段を採用した。請求項1
に記載の空気調和ユニットは、内気導入口及び外気導入
口が開口し導入空気を内気または外気のいずれか一方に
選択切り換えする内外気切り換えダンパを備えた内外気
箱と、前記導入空気を吸引して下流側へ送風するブロワ
ファンが設けられたブロワ部と、冷媒と通過する前記導
入空気との間で熱交換させるエバポレータを備えたクー
ラ部と、ヒータ部内に設置され通過する前記導入空気を
加熱するヒータコアと、該ヒータコアを通過する前記導
入空気の流量を調整するエアミックスダンパと、ケース
に開口しそれぞれがダンパを備えた複数の吹き出し口と
を具備してなる空気調和ユニットと、前記内気導入口と
ダクトで連結され車室内の異なる位置に複数開口する循
環内気吸込口と、ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサ
と、高圧のガス冷媒を外気と熱交換して凝縮させるコン
デンサと、高温高圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする
膨張弁とを具備し、前記エバポレータに低温低圧の液冷
媒を供給する冷媒系と、エンジン冷却水を前記ヒータコ
アに導入する加熱源系と、前記空気調和ユニット、冷媒
系及び加熱源系の作動制御を行う制御部と、により構成
したことを特徴とするものである。
に、本発明においては以下の手段を採用した。請求項1
に記載の空気調和ユニットは、内気導入口及び外気導入
口が開口し導入空気を内気または外気のいずれか一方に
選択切り換えする内外気切り換えダンパを備えた内外気
箱と、前記導入空気を吸引して下流側へ送風するブロワ
ファンが設けられたブロワ部と、冷媒と通過する前記導
入空気との間で熱交換させるエバポレータを備えたクー
ラ部と、ヒータ部内に設置され通過する前記導入空気を
加熱するヒータコアと、該ヒータコアを通過する前記導
入空気の流量を調整するエアミックスダンパと、ケース
に開口しそれぞれがダンパを備えた複数の吹き出し口と
を具備してなる空気調和ユニットと、前記内気導入口と
ダクトで連結され車室内の異なる位置に複数開口する循
環内気吸込口と、ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサ
と、高圧のガス冷媒を外気と熱交換して凝縮させるコン
デンサと、高温高圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする
膨張弁とを具備し、前記エバポレータに低温低圧の液冷
媒を供給する冷媒系と、エンジン冷却水を前記ヒータコ
アに導入する加熱源系と、前記空気調和ユニット、冷媒
系及び加熱源系の作動制御を行う制御部と、により構成
したことを特徴とするものである。
【0011】このような車両用空気調和装置によれば、
車室内に複数の循環内気吸込口が形成されるので、車室
内に広く空調空気を循環させることができる。
車室内に複数の循環内気吸込口が形成されるので、車室
内に広く空調空気を循環させることができる。
【0012】請求項2に記載の車両用空気調和装置は、
前記循環内気吸込口の少なくともひとつを車室内後方に
配設したことを特徴とするものである。
前記循環内気吸込口の少なくともひとつを車室内後方に
配設したことを特徴とするものである。
【0013】このような車両用空気調和装置によれば、
車室内の後部にも負圧領域が形成されるので、吹き出さ
れた空調空気は車室内の後方へも循環できるようにな
る。
車室内の後部にも負圧領域が形成されるので、吹き出さ
れた空調空気は車室内の後方へも循環できるようにな
る。
【0014】請求項3に記載の車両用空気調和装置は、
前記循環内気吸込口を車室内の中央部及び後部に配設し
たことを特徴とするものであり、この場合、前記中央部
又は後部の何れか一方を前記内気吸込口に連通させる選
択切換手段を設けるのが好ましい。また、前記循環内気
吸込口を、中央部には運転席と助手席との間に1ヶ所配
置し、後部には左右両側にそれぞれ1ヶ所配置するのが
好ましい。そして、前記循環内気吸込口は、車室内の下
部に設けるとよい。
前記循環内気吸込口を車室内の中央部及び後部に配設し
たことを特徴とするものであり、この場合、前記中央部
又は後部の何れか一方を前記内気吸込口に連通させる選
択切換手段を設けるのが好ましい。また、前記循環内気
吸込口を、中央部には運転席と助手席との間に1ヶ所配
置し、後部には左右両側にそれぞれ1ヶ所配置するのが
好ましい。そして、前記循環内気吸込口は、車室内の下
部に設けるとよい。
【0015】このような車両用空気調和装置によれば、
車室内にいる乗員の配置に応じて、車室内の前部で空調
空気を循環させたり、あるいは、車室内の全体に空調空
気を循環させたりして、状況に適した循環方式を選択切
換えすることができる。
車室内にいる乗員の配置に応じて、車室内の前部で空調
空気を循環させたり、あるいは、車室内の全体に空調空
気を循環させたりして、状況に適した循環方式を選択切
換えすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明による
車両用空気調和装置の構成を示す図であり、この車両用
空気調和装置は、大きくは冷暖房などの空気調和を行う
空気調和ユニット1と、冷房運転時に空気調和ユニット
1へ冷媒を供給する冷媒系2と、暖房運転時に空気調和
ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給する加熱
源系3と、装置全体の作動制御を行う制御部4とにより
構成されている。
面に基づいて説明する。図1ないし図4は本発明による
車両用空気調和装置の構成を示す図であり、この車両用
空気調和装置は、大きくは冷暖房などの空気調和を行う
空気調和ユニット1と、冷房運転時に空気調和ユニット
1へ冷媒を供給する冷媒系2と、暖房運転時に空気調和
ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給する加熱
源系3と、装置全体の作動制御を行う制御部4とにより
構成されている。
【0017】空気調和ユニット1は、図1に示すよう
に、内外気箱10、ブロワ部20、クーラ部30、ヒー
タ部40が一体となったものである。この空気調和ユニ
ット1は、一般的なセダン型乗用車の場合、図3及び図
4に示すように車室内から見て左側の助手席側で、しか
もダッシュボード5の下方に配置されている。以下、こ
の空気調和ユニット1を空気の流れの順に説明する。
に、内外気箱10、ブロワ部20、クーラ部30、ヒー
タ部40が一体となったものである。この空気調和ユニ
ット1は、一般的なセダン型乗用車の場合、図3及び図
4に示すように車室内から見て左側の助手席側で、しか
もダッシュボード5の下方に配置されている。以下、こ
の空気調和ユニット1を空気の流れの順に説明する。
【0018】最初の内外気箱10は、空気調和ユニット
1に導入する空気を外気(車室外の空気)aまたは内気
(車室内の空気)bのいずれか一方に選択切り換えする
機能を有する部分である。ここでは、車室外に連通する
外気導入口11aと車室内に連通する内気導入口11b
とが設けられており、両導入口11a,11bのいずれ
か一方を内外気切り換えダンパ12により閉じて、導入
する空気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択するようにな
っている。
1に導入する空気を外気(車室外の空気)aまたは内気
(車室内の空気)bのいずれか一方に選択切り換えする
機能を有する部分である。ここでは、車室外に連通する
外気導入口11aと車室内に連通する内気導入口11b
とが設けられており、両導入口11a,11bのいずれ
か一方を内外気切り換えダンパ12により閉じて、導入
する空気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択するようにな
っている。
【0019】ブロワ部20は、内外気箱10の下流に接
続して設けられ、ブロワファン21の作動により外気a
または内気bを選択的に吸引して後述するクーラ部30
へ送風する機能を有している。このブロワファン21
は、電動モータ22を駆動源とし、一般的には停止位置
の他に、複数の風量切り換えができるようになってい
る。なお、車両の走行中に外気aを導入する場合には、
ブロアファン21が停止していても走行風である外気a
をクーラ部30へ流すことができる。
続して設けられ、ブロワファン21の作動により外気a
または内気bを選択的に吸引して後述するクーラ部30
へ送風する機能を有している。このブロワファン21
は、電動モータ22を駆動源とし、一般的には停止位置
の他に、複数の風量切り換えができるようになってい
る。なお、車両の走行中に外気aを導入する場合には、
ブロアファン21が停止していても走行風である外気a
をクーラ部30へ流すことができる。
【0020】クーラ部30は、ブロワ部20から送風さ
れてきた導入空気を冷却して除湿する機能を有してい
る。このクーラ部30は、熱交換器であるエバポレータ
31と、このエバポレータ31を格納するケース32と
により構成されている。エバポレータ31は、冷房運転
時に後述する冷媒系2から低温低圧の液冷媒の供給を受
け、ブロワ部20から送風されてきてこのエバポレータ
31を通過する導入空気と液冷媒との間で熱交換させ
る。この結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び
除湿された冷風となり、後述するヒータ部40へ導かれ
る。ケース32は、導入空気の流路となる空調ダクトA
Dの一部を形成している樹脂成形部品である。また、こ
のケース32は、エバポレータ31の組み込みを容易に
するため上下に2分割される。そして、ケース32の下
面には、エバポレータ31の表面に発生する凝縮水を集
めて排出するドレンパン33が形成されている。
れてきた導入空気を冷却して除湿する機能を有してい
る。このクーラ部30は、熱交換器であるエバポレータ
31と、このエバポレータ31を格納するケース32と
により構成されている。エバポレータ31は、冷房運転
時に後述する冷媒系2から低温低圧の液冷媒の供給を受
け、ブロワ部20から送風されてきてこのエバポレータ
31を通過する導入空気と液冷媒との間で熱交換させ
る。この結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び
除湿された冷風となり、後述するヒータ部40へ導かれ
る。ケース32は、導入空気の流路となる空調ダクトA
Dの一部を形成している樹脂成形部品である。また、こ
のケース32は、エバポレータ31の組み込みを容易に
するため上下に2分割される。そして、ケース32の下
面には、エバポレータ31の表面に発生する凝縮水を集
めて排出するドレンパン33が形成されている。
【0021】ヒータ部40は、クーラ部30から送られ
てきた導入空気を選択的に加熱すると共に、運転モード
に対応した吹き出し口から空調された空気を吹き出す機
能を有している。このヒータ部40は、ケース41の内
部に設置されたヒータコア42と、このヒータコア42
を通過する導入空気の流量を調整するエアミックスダン
パ43と、ケース41に開口しそれぞれが開閉操作可能
なダンパ44a,45a,46aを備えた吹き出し口4
4,45,46とにより構成されている。
てきた導入空気を選択的に加熱すると共に、運転モード
に対応した吹き出し口から空調された空気を吹き出す機
能を有している。このヒータ部40は、ケース41の内
部に設置されたヒータコア42と、このヒータコア42
を通過する導入空気の流量を調整するエアミックスダン
パ43と、ケース41に開口しそれぞれが開閉操作可能
なダンパ44a,45a,46aを備えた吹き出し口4
4,45,46とにより構成されている。
【0022】ケース41は、空調ダクトADの一部を形
成している。また、ケース41には、デフロスタ吹出口
44、フェイス吹出口45及びフット吹出口46が設け
られ、各吹出口には、それぞれデフロスタダンパ44
a、フェイスダンパ45a及びフットダンパ46aが取
り付けられている。ヒータコア42は、暖房運転時に後
述する加熱源系3から高温のエンジン冷却水の供給を受
け、クーラ部30から送風されてきた導入空気を加熱す
る熱交換器である。ヒータ部40に送られた導入空気
は、エアミックスダンパ43の開度に応じて、ヒータコ
ア42を通過するものと、ヒータコア42を通過しない
ものとに分類される。
成している。また、ケース41には、デフロスタ吹出口
44、フェイス吹出口45及びフット吹出口46が設け
られ、各吹出口には、それぞれデフロスタダンパ44
a、フェイスダンパ45a及びフットダンパ46aが取
り付けられている。ヒータコア42は、暖房運転時に後
述する加熱源系3から高温のエンジン冷却水の供給を受
け、クーラ部30から送風されてきた導入空気を加熱す
る熱交換器である。ヒータ部40に送られた導入空気
は、エアミックスダンパ43の開度に応じて、ヒータコ
ア42を通過するものと、ヒータコア42を通過しない
ものとに分類される。
【0023】上述したデフロスタ吹出口44は、冬季走
行前のフロントガラスの霜取り及び雨天走行中のフロン
トガラスの曇りを除去するために、フロントガラスなど
の内面に直接当たるよう温風及び除湿した風を吹き出す
ものであり、このような空調運転モードは「デフロスタ
吹き出しモード」と呼ばれている。また、フェイス吹出
口45は、主として夏季の冷房運転時に乗員の上半身へ
向けて冷風を吹き出すものであり、このような空調運転
モードは「フェイス吹き出しモード」と呼ばれている。
そして、フット吹出口46は、主として冬季の暖房運転
時に乗員の足元へ温風を吹き出すものであり、「フット
吹き出しモード」と呼ばれている。なお、主として春や
秋の中間期に用いられ、フェイス吹出口45及びフット
吹出口46の両方から空調された空気を吹き出す「バイ
レベル吹き出しモード」と呼ばれる空調運転モードもあ
り、この場合は、フェイス吹出口45からの吹き出し風
をフット吹出口46より低温とする頭寒足熱とするのが
一般的である。また、冬季に用いられる、デフロスタ吹
出口44及びフット吹出口46の両方から空調された空
気を吹き出す「ブレンド吹き出しモード」と呼ばれる空
調運転モードもある。
行前のフロントガラスの霜取り及び雨天走行中のフロン
トガラスの曇りを除去するために、フロントガラスなど
の内面に直接当たるよう温風及び除湿した風を吹き出す
ものであり、このような空調運転モードは「デフロスタ
吹き出しモード」と呼ばれている。また、フェイス吹出
口45は、主として夏季の冷房運転時に乗員の上半身へ
向けて冷風を吹き出すものであり、このような空調運転
モードは「フェイス吹き出しモード」と呼ばれている。
そして、フット吹出口46は、主として冬季の暖房運転
時に乗員の足元へ温風を吹き出すものであり、「フット
吹き出しモード」と呼ばれている。なお、主として春や
秋の中間期に用いられ、フェイス吹出口45及びフット
吹出口46の両方から空調された空気を吹き出す「バイ
レベル吹き出しモード」と呼ばれる空調運転モードもあ
り、この場合は、フェイス吹出口45からの吹き出し風
をフット吹出口46より低温とする頭寒足熱とするのが
一般的である。また、冬季に用いられる、デフロスタ吹
出口44及びフット吹出口46の両方から空調された空
気を吹き出す「ブレンド吹き出しモード」と呼ばれる空
調運転モードもある。
【0024】次に、冷媒系2の構成を図2に基づいて説
明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧
の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデ
ンサ52及び膨張弁53とを具備している。なお、この
冷媒系2は、冷房・除湿機能を必要としない場合は、上
述したエバポレータ31と共に設置が省略される。コン
プレッサ51は、エバポレータ31で車室内の熱を奪っ
て気化した低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガ
ス冷媒としてコンデンサ52へ送り出すものである。自
動車用空気調和装置の場合、コンプレッサ51は、通常
エンジン54よりベルト及びクラッチを介して駆動力を
受ける。コンデンサ52は、エンジンルーム6の前部に
配設され、コンプレッサ51から供給された高温高圧の
ガス冷媒を外気で冷却し、ガス状の冷媒を凝縮液化させ
るものである。こうして液化された冷媒は、レシーバ
(図示省略)へ送られて気液の分離がなされた後、高温
高圧の液冷媒として膨張弁53に送られる。この膨張弁
53では、高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させることに
よって低温低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ3
1へ供給する。なお、膨張弁53は、一般的にはエバポ
レータ31と共にクーラ部30内の適所に設置される。
明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧
の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデ
ンサ52及び膨張弁53とを具備している。なお、この
冷媒系2は、冷房・除湿機能を必要としない場合は、上
述したエバポレータ31と共に設置が省略される。コン
プレッサ51は、エバポレータ31で車室内の熱を奪っ
て気化した低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガ
ス冷媒としてコンデンサ52へ送り出すものである。自
動車用空気調和装置の場合、コンプレッサ51は、通常
エンジン54よりベルト及びクラッチを介して駆動力を
受ける。コンデンサ52は、エンジンルーム6の前部に
配設され、コンプレッサ51から供給された高温高圧の
ガス冷媒を外気で冷却し、ガス状の冷媒を凝縮液化させ
るものである。こうして液化された冷媒は、レシーバ
(図示省略)へ送られて気液の分離がなされた後、高温
高圧の液冷媒として膨張弁53に送られる。この膨張弁
53では、高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させることに
よって低温低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ3
1へ供給する。なお、膨張弁53は、一般的にはエバポ
レータ31と共にクーラ部30内の適所に設置される。
【0025】続いて、加熱源系3の構成を図2に基づい
て簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコア42
に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するもので、
エンジン54とラジエタ55との間を循環するエンジン
冷却水系から、その一部を空気調和装置に導入するもの
である。なお、図中の符号57は冷却水循環用のポン
プ、58はサーモスタット、59はバイパス流路であ
る。
て簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコア42
に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するもので、
エンジン54とラジエタ55との間を循環するエンジン
冷却水系から、その一部を空気調和装置に導入するもの
である。なお、図中の符号57は冷却水循環用のポン
プ、58はサーモスタット、59はバイパス流路であ
る。
【0026】最後に、制御部4の構成を図3に基づいて
簡単に説明する。この制御部4は、空気調和装置を構成
している空気調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3
の作動制御を行うもので、通常、乗員が各種の設定を行
う操作パネルに制御回路を組み込んで、インスツルメン
トパネルの中央部に設置されている。この制御部4で
は、内外気切り換えダンパ12の切り換え操作、ダンパ
類の開閉操作による各種運転モードの選択切り換え、ブ
ロワファン21の風量切り換え及び所望の温度設定操作
などに加えて、後述する循環吸込口切換ダンパ13の開
閉操作を行うことができる。
簡単に説明する。この制御部4は、空気調和装置を構成
している空気調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3
の作動制御を行うもので、通常、乗員が各種の設定を行
う操作パネルに制御回路を組み込んで、インスツルメン
トパネルの中央部に設置されている。この制御部4で
は、内外気切り換えダンパ12の切り換え操作、ダンパ
類の開閉操作による各種運転モードの選択切り換え、ブ
ロワファン21の風量切り換え及び所望の温度設定操作
などに加えて、後述する循環吸込口切換ダンパ13の開
閉操作を行うことができる。
【0027】このように構成された車両用空気調和装置
では、ブロアファン21を駆動することにより、外気a
または内気bが内外気箱10の外気導入口11aまたは
内気導入口11bから空調ダクトAD内に導入され、こ
の導入空気はブロワ部20を通って空調ダクトAD内を
下流側のクーラ部30へと送られる。クーラ部30内を
流れる導入空気はエバポレータ31を通過するが、ここ
では冷媒系2から低温低圧の液冷媒が供給される冷房運
転時に冷媒と熱交換して冷却及び除湿され、さらに下流
側のヒータ部40へ流れる。
では、ブロアファン21を駆動することにより、外気a
または内気bが内外気箱10の外気導入口11aまたは
内気導入口11bから空調ダクトAD内に導入され、こ
の導入空気はブロワ部20を通って空調ダクトAD内を
下流側のクーラ部30へと送られる。クーラ部30内を
流れる導入空気はエバポレータ31を通過するが、ここ
では冷媒系2から低温低圧の液冷媒が供給される冷房運
転時に冷媒と熱交換して冷却及び除湿され、さらに下流
側のヒータ部40へ流れる。
【0028】一方、冷却及び除湿されてヒータ部40に
送られてきた導入空気は、エアミックスダンパ43がヒ
ータコア42側通路を完全に覆っていると、導入空気は
その全量がヒータコア42を通過せずに各吹き出し口4
4,45,46に向かい、ダンパが開状態の吹出口から
車室内に冷風が吹き出される。また、エアミックスダン
パ43がヒータコア42側通路を全開しているときは、
導入空気の全部がヒータコア42を通過して加熱され、
ダンパが開状態の吹出口から車室内に温風が吹き出され
る。さらにまた、エアミックスダンパ43が中間位置に
あるときは、ヒータコア42を通過しない冷風とヒータ
コア42を通過した温風とが、エアミックスダンパ43
の下流側でその開度に応じて混合され、所望の温度に空
調された空気が運転モードに応じて、ダンパが開状態に
ある吹出口から車室内に吹き出される。
送られてきた導入空気は、エアミックスダンパ43がヒ
ータコア42側通路を完全に覆っていると、導入空気は
その全量がヒータコア42を通過せずに各吹き出し口4
4,45,46に向かい、ダンパが開状態の吹出口から
車室内に冷風が吹き出される。また、エアミックスダン
パ43がヒータコア42側通路を全開しているときは、
導入空気の全部がヒータコア42を通過して加熱され、
ダンパが開状態の吹出口から車室内に温風が吹き出され
る。さらにまた、エアミックスダンパ43が中間位置に
あるときは、ヒータコア42を通過しない冷風とヒータ
コア42を通過した温風とが、エアミックスダンパ43
の下流側でその開度に応じて混合され、所望の温度に空
調された空気が運転モードに応じて、ダンパが開状態に
ある吹出口から車室内に吹き出される。
【0029】さて、本発明の空気調和装置においては、
上述した空気調和ユニット1の内気導入口11bに車室
内を通るダクト14を連結して、車室内の複数の場所に
循環吸込口15a,15bを開口させている。図3及び
図4に示した実施例では、運転席と助手席との間下部に
前席循環吸込口15aを配置して開口させ、さらに、後
席下方の左右端部付近にそれぞれ後席循環吸込口15b
を配置して開口させて、合計3ヶ所の循環吸込口を設け
てある。
上述した空気調和ユニット1の内気導入口11bに車室
内を通るダクト14を連結して、車室内の複数の場所に
循環吸込口15a,15bを開口させている。図3及び
図4に示した実施例では、運転席と助手席との間下部に
前席循環吸込口15aを配置して開口させ、さらに、後
席下方の左右端部付近にそれぞれ後席循環吸込口15b
を配置して開口させて、合計3ヶ所の循環吸込口を設け
てある。
【0030】このように、車室内の複数の位置に循環吸
込口を設けることにより、車室内の複数の場所にブロア
ファン21の作動による負圧領域が形成される。特に、
少なくとも循環吸込口の1つを車室内の後方に配置する
と、運転席の前方から車室内に吹き出される空調空気
は、車体後方に形成された負圧領域からも吸引されるこ
ととなるので、車体後方まで到達可能となって車室内の
全域にわたる循環流路が形成される。なお、循環吸込口
の位置及び数は、車室内の各種配置や形状などにより適
宜変更可能なことはいうまでもない。
込口を設けることにより、車室内の複数の場所にブロア
ファン21の作動による負圧領域が形成される。特に、
少なくとも循環吸込口の1つを車室内の後方に配置する
と、運転席の前方から車室内に吹き出される空調空気
は、車体後方に形成された負圧領域からも吸引されるこ
ととなるので、車体後方まで到達可能となって車室内の
全域にわたる循環流路が形成される。なお、循環吸込口
の位置及び数は、車室内の各種配置や形状などにより適
宜変更可能なことはいうまでもない。
【0031】また、上述した循環吸込口15a,15b
の配置に加えて、前席循環吸込口15aと後席循環吸込
口15bとが分岐するダクト14の分岐部には循環吸込
口切換ダンパ13を設けてあり、何れか一方の循環吸込
口のみが空気調和ユニット1と連通するよう選択切換で
きるようにしてある。なお、上述した何れか一方を全閉
位置にする操作の他にも、循環吸込口切換ダンパ13の
開度を、諸条件に対応させて中間位置で適宜調整できる
ようにしてもよい。
の配置に加えて、前席循環吸込口15aと後席循環吸込
口15bとが分岐するダクト14の分岐部には循環吸込
口切換ダンパ13を設けてあり、何れか一方の循環吸込
口のみが空気調和ユニット1と連通するよう選択切換で
きるようにしてある。なお、上述した何れか一方を全閉
位置にする操作の他にも、循環吸込口切換ダンパ13の
開度を、諸条件に対応させて中間位置で適宜調整できる
ようにしてもよい。
【0032】以下、循環吸込口切換ダンパ13及び前席
循環吸込口15a,後席循環吸込口15bの作用を説明
する。最初に、「デフロスタ吹き出しモード」の場合を
説明する。このデフロスタ吹き出しモードは、フロント
ガラスの霜取り及び雨天走行中のフロントガラスの曇り
を除去するのが主な目的であるから、フロントガラスな
どの内面に直接当たるようにデフロスタ吹出口44から
上向きに温風及び除湿した風(空調空気)を吹き出す。
従って、吹き出された空調空気の主流は、フロントガラ
スに沿って天井まで上昇していく。
循環吸込口15a,後席循環吸込口15bの作用を説明
する。最初に、「デフロスタ吹き出しモード」の場合を
説明する。このデフロスタ吹き出しモードは、フロント
ガラスの霜取り及び雨天走行中のフロントガラスの曇り
を除去するのが主な目的であるから、フロントガラスな
どの内面に直接当たるようにデフロスタ吹出口44から
上向きに温風及び除湿した風(空調空気)を吹き出す。
従って、吹き出された空調空気の主流は、フロントガラ
スに沿って天井まで上昇していく。
【0033】このような吹き出しモードにおいて、車室
内の乗員が前部にしかいない場合、すなわち運転席及び
助手席にしかいない場合の内気循環運転時には、循環吸
込口切換ダンパ13を操作して後席循環吸込口15b側
を閉じる。この結果、前席循環吸込口15aのみが内気
導入口11bに連通するので、ブロアファン21の作動
による吸引をうけて、車室内中央部に負圧領域が形成さ
れる。従って、天井付近まで上昇した空調空気の主流
は、この負圧領域へ下向きに流れ方向を変え、後席まで
到達することなく前席循環吸込口15aに吸い込まれる
ので、乗員のいる前席側でのみ効率よく空調空気を循環
させることができる。
内の乗員が前部にしかいない場合、すなわち運転席及び
助手席にしかいない場合の内気循環運転時には、循環吸
込口切換ダンパ13を操作して後席循環吸込口15b側
を閉じる。この結果、前席循環吸込口15aのみが内気
導入口11bに連通するので、ブロアファン21の作動
による吸引をうけて、車室内中央部に負圧領域が形成さ
れる。従って、天井付近まで上昇した空調空気の主流
は、この負圧領域へ下向きに流れ方向を変え、後席まで
到達することなく前席循環吸込口15aに吸い込まれる
ので、乗員のいる前席側でのみ効率よく空調空気を循環
させることができる。
【0034】一方、前席に加えて後席にも乗員がいる場
合の内気循環運転時には、循環吸込口切換ダンパ13を
操作して、前席循環吸込口15a側を閉じ、後席循環吸
込口15bを内気導入口11bに連通させる。この結
果、ブロワファン21の作動による吸引をうけて、車室
内の後部に負圧領域が形成されるので、天井まで上昇し
た空調空気は前席を超えて後席まで流れ、やがて後席循
環吸込口15bより吸入されるという車室内の全域にわ
たる大きな循環流路が形成される。従って、車室内の後
部における内気の淀みが解消され、車室内の全域を効果
的に空調することができる。
合の内気循環運転時には、循環吸込口切換ダンパ13を
操作して、前席循環吸込口15a側を閉じ、後席循環吸
込口15bを内気導入口11bに連通させる。この結
果、ブロワファン21の作動による吸引をうけて、車室
内の後部に負圧領域が形成されるので、天井まで上昇し
た空調空気は前席を超えて後席まで流れ、やがて後席循
環吸込口15bより吸入されるという車室内の全域にわ
たる大きな循環流路が形成される。従って、車室内の後
部における内気の淀みが解消され、車室内の全域を効果
的に空調することができる。
【0035】次に、「フット吹き出しモード」は、主と
して冬季の暖房運転時に乗員の足元へ温風を吹き出すこ
とを目的とするものである。一般的には除湿効率を上げ
るために外気導入運転とするが、暖房効率を上げるため
に内気循環運転とする場合もある。このとき、前席にの
み乗員がいる場合、循環吸込口切換ダンパ13を操作し
て後席循環吸込口15b側を閉じ、フット吹出口46か
ら乗員の足元へ吹き出した空調空気(温風)を前席側だ
けで循環させる。この結果、暖房負荷が低減され、前席
乗員に対して快適な暖房運転を効率よく実施することが
できる。
して冬季の暖房運転時に乗員の足元へ温風を吹き出すこ
とを目的とするものである。一般的には除湿効率を上げ
るために外気導入運転とするが、暖房効率を上げるため
に内気循環運転とする場合もある。このとき、前席にの
み乗員がいる場合、循環吸込口切換ダンパ13を操作し
て後席循環吸込口15b側を閉じ、フット吹出口46か
ら乗員の足元へ吹き出した空調空気(温風)を前席側だ
けで循環させる。この結果、暖房負荷が低減され、前席
乗員に対して快適な暖房運転を効率よく実施することが
できる。
【0036】一方、前席に加えて後席にも乗員がいる場
合の暖房運転時には、循環吸込口切換ダンパ13を操作
して、前席循環吸込口15a側を閉じ、後席循環吸込口
15bを内気導入口11bに連通させる。この結果、ブ
ロワファン21の作動による吸引をうけて、車室内の後
部に負圧領域が形成されるので、フット吹出口46から
吹き出された温風は前席下方を通過して後席まで流れ、
やがて後席循環吸込口15bより吸入される。このた
め、車室内の全域にわたる温風の大きな循環流路が形成
され、後席乗員の足元にも十分な温風を供給して快適な
暖房を行うことができる。従って、車室内の後部におけ
る内気の淀みも解消され、車室内の全域を効果的に空調
することができる。
合の暖房運転時には、循環吸込口切換ダンパ13を操作
して、前席循環吸込口15a側を閉じ、後席循環吸込口
15bを内気導入口11bに連通させる。この結果、ブ
ロワファン21の作動による吸引をうけて、車室内の後
部に負圧領域が形成されるので、フット吹出口46から
吹き出された温風は前席下方を通過して後席まで流れ、
やがて後席循環吸込口15bより吸入される。このた
め、車室内の全域にわたる温風の大きな循環流路が形成
され、後席乗員の足元にも十分な温風を供給して快適な
暖房を行うことができる。従って、車室内の後部におけ
る内気の淀みも解消され、車室内の全域を効果的に空調
することができる。
【0037】なお、上記「デフロスト吹き出しモード」
及び「フット吹き出しモード」以外の内気循環運転時、
すなわち「フェイス吹き出しモード」、「バイレベル吹
き出しモード」及び「ブレンド吹き出しモード」の内気
循環運転時においても、前後席の乗員配置に応じて循環
吸込口切換ダンパ13の開閉操作を実施すれば、より一
層内気の循環状況を向上させることができるので、特に
後席における内気の淀みが解消されて快適な空調運転を
実施することが可能となる。
及び「フット吹き出しモード」以外の内気循環運転時、
すなわち「フェイス吹き出しモード」、「バイレベル吹
き出しモード」及び「ブレンド吹き出しモード」の内気
循環運転時においても、前後席の乗員配置に応じて循環
吸込口切換ダンパ13の開閉操作を実施すれば、より一
層内気の循環状況を向上させることができるので、特に
後席における内気の淀みが解消されて快適な空調運転を
実施することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】上述した本発明によれば、複数の循環吸
込口を車室内に設けたので、車室内の前部から吹き出す
空調空気は、内気循環運転時においても車室内の全域に
わたって循環するようになる。特に、車室内の後部に循
環吸込口の1つを配置すれば、後席の淀みを確実に解消
することができるようになり、快適で安定した空調運転
が可能な車両用空気調和装置を提供できる。また、循環
吸込口の選択切換手段としてダンパを設けたので、前席
のみに乗員がいる場合と、前後席の両方に乗員がいる場
合とで、車室内に形成される空調空気の最適な循環流路
を選択することができるようになり、快適で効率のよい
車両用空気調和装置を提供できる。
込口を車室内に設けたので、車室内の前部から吹き出す
空調空気は、内気循環運転時においても車室内の全域に
わたって循環するようになる。特に、車室内の後部に循
環吸込口の1つを配置すれば、後席の淀みを確実に解消
することができるようになり、快適で安定した空調運転
が可能な車両用空気調和装置を提供できる。また、循環
吸込口の選択切換手段としてダンパを設けたので、前席
のみに乗員がいる場合と、前後席の両方に乗員がいる場
合とで、車室内に形成される空調空気の最適な循環流路
を選択することができるようになり、快適で効率のよい
車両用空気調和装置を提供できる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る空気調和ユニット
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図2】 車両用空気調和装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】 図1における循環吸込口切換ダンパ、ダクト
及び循環吸込口の配置例を示す平面図である。
及び循環吸込口の配置例を示す平面図である。
【図4】 図3の正面図(車体の右側面図)である。
【図5】 従来の車両用空気調和装置における内気循環
運転時の空気の流れを示す図である。
運転時の空気の流れを示す図である。
【図6】 従来の車両用空気調和装置における外気循環
運転時の空気の流れを示す図である。
運転時の空気の流れを示す図である。
1 空気調和ユニット 2 冷媒系 3 加熱源系 4 制御部 5 ダッシュボード 6 エンジンルーム 10 内外気箱 11a 外気導入口 11b 内気導入口 12 内外気切換ダンパ 13 循環吸込口切換ダンパ(選択切換手段) 14 ダクト 15a 前席循環吸込口 15b 後席循環吸込口 20 ブロワ部 21 ブロワファン 22 電動モータ 30 クーラ部 31 エバポレータ 32 ケース 40 ヒータ部 41 ケース 42 ヒータコア 43 エアミックスダンパ 44 デフロスト吹出口 45 フェイス吹出口 46 フット吹出口 51 コンプレッサ 52 コンデンサ 53 膨張弁 54 エンジン 55 ラジエータ 57 ポンプ 58 サーモスタット 59 バイパス流路
Claims (6)
- 【請求項1】 内気導入口及び外気導入口が開口し導入
空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換えす
る内外気切り換えダンパを備えた内外気箱と、前記導入
空気を吸引して下流側へ送風するブロワファンが設けら
れたブロワ部と、冷媒と通過する前記導入空気との間で
熱交換させるエバポレータを備えたクーラ部と、ヒータ
部内に設置され通過する前記導入空気を加熱するヒータ
コアと、該ヒータコアを通過する前記導入空気の流量を
調整するエアミックスダンパと、ケースに開口しそれぞ
れがダンパを備えた複数の吹き出し口とを具備してなる
空気調和ユニットと、 前記内気導入口とダクトで連結され車室内の異なる位置
に複数開口する循環内気吸込口と、 ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサと、高圧のガス冷
媒を外気と熱交換して凝縮させるコンデンサと、高温高
圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする膨張弁とを具備
し、前記エバポレータに低温低圧の液冷媒を供給する冷
媒系と、 エンジン冷却水を前記ヒータコアに導入する加熱源系
と、 前記空気調和ユニット、冷媒系及び加熱源系の作動制御
を行う制御部と、により構成したことを特徴とする車両
用空気調和装置。 - 【請求項2】 前記循環内気吸込口の少なくともひとつ
を車室内後方に配設したことを特徴とする請求項1に記
載の車両用空気調和装置。 - 【請求項3】 前記循環内気吸込口を車室内の中央部及
び後部に配設したことを特徴とする請求項1に記載の車
両用空気調和装置。 - 【請求項4】 中央部又は後部に配設した前記循環内気
吸込口の何れか一方を前記内気吸込口に連通させる選択
切換手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車
両用空気調和装置。 - 【請求項5】 前記循環内気吸込口は、中央部が運転席
と助手席との間に1ヶ所配置され、後部が左右両側にそ
れぞれ1ヶ所配置されたことを特徴とする請求項3また
は4に記載の車両用空気調和装置。 - 【請求項6】 前記循環内気吸込口が車室内の下部に設
けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに
記載の空気調和装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11103343A JP2000289436A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 車両用空気調和装置 |
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EP00915452A EP1086837B1 (en) | 1999-04-09 | 2000-04-10 | Air conditioner for vehicle |
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PCT/JP2000/002315 WO2000061395A1 (fr) | 1999-04-09 | 2000-04-10 | Climatiseur destine a un vehicule |
AU36754/00A AU738187B2 (en) | 1999-04-09 | 2000-04-10 | Air conditioning system for vehicles |
DE60028893T DE60028893D1 (de) | 1999-04-09 | 2000-04-10 | Klimaanlage für fahrzeug |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11103343A JP2000289436A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 車両用空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2000289436A (ja) |
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AU (1) | AU738187B2 (ja) |
CA (1) | CA2334492A1 (ja) |
DE (1) | DE60028893D1 (ja) |
WO (1) | WO2000061395A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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