JP4318077B2 - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、加熱用熱交換器が車両進行方向の前方側に配置され、冷却用熱交換器が車両進行方向の後方側に配置された車両用空調ユニットに関する。
当社では、クールデフ現象を防止するために、加熱用熱交換器が冷却用熱交換器の車両進行方向の前方側に位置すると共に、この加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路が当該加熱用熱交換器を迂回した空気が流れる冷風通路の車両に対し車両進行方向の前方に位置し、更に、デフ吹出通路用開口部及びフット吹出通路用開口部がベント吹出通路用開口部よりも車両進行方向の前方に位置する構成態様の車両用空調装置のエアコンユニットを開発している(例えば、特許文献1を参照)。
一方で、当社では、車室内の快適性を向上させるために、ユニットケースに後席用の吹出口としてのリアフット吹出口を設け、このリアフット吹出口から温風を後席側の足元へ供給するようにした車両用空調装置を開発している(例えば、特許文献2の特に図4を参照)。
特開2000−272329号公報 特開2003−136936号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用空調装置のエアコンユニットは、専ら前席の空調用としてのみ用いる構成態様で開示されているもので、後席に対しても空調された空気を提供可能な構成とはなっていない。その一方で、車両用空調装置のエアコンユニットは、特許文献2の車両用空調装置とは異なり、上述したように冷却用熱交換器が車両進行方向の後方側、加熱用熱交換器が車両進行方向の前方側に位置するので、当該特許文献2に示す構成をそのまま流用することができないことから、新たな着想が必要となる。
そこで、本発明は、車両進行方向の前方に加熱用熱交換器、車両進行方向の後方に冷却用熱交換器を配置した空調ユニットの場合でも、後席側に開口した吹出口から空調された空気を吹き出させることが可能な車両用空調ユニットを提供することを目的とするものである。
本発明に係る車両用空調ユニットは、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱 交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記冷却用熱交換器を通過した後、前記エアミックスドアの上流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されており、その空気取入口部が前記冷却用熱交換器の下流側上方に開口していることを特徴としている(請求項1)。
上記請求項1に記載の車両用空調ユニットにあって、前記後席用空気通路は、前記空気流入用開口及び冷却用熱交換器に対し、車幅方向に沿ってずれて画成されており、その空気取入口部が前記冷却用熱交換器の下流側で且つ当該冷却用熱交換器の通風方向面に対し車幅方向側に開口していることを特徴としている(請求項)。また、前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器よりも車両進行方向の後方で且つ前記空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されており、この壁部は、前記冷却用熱交換器に対し当該冷却用熱交換器の上流側の通風方向面に一端を接することで、その空気取入口部が前記冷却用熱交換器に面して開口していることを特徴としている(請求項)。そして、前記冷却用熱交換器から引き出された配管を覆う配管カバーに対し、前記冷却用熱交換器よりも下流側に空気取入口部を開口させると共に前記冷却用熱交換器よりも下流側に前記リアダクトと連通するための開口部を形成することで、前記後席用空気通路はこの配管カバーと兼用されていることを特徴としている(請求項)。
本発明に係る車両用空調ユニットは、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記冷風通路と前記温風通路との合流部位より下流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて前記ベント吹出用開口部の近傍部位に、少なくともこのベント吹出用開口部を開閉する吹出モードドアが配置されて、前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されていると共に、前記吹出モードドアの回転領域内より下流側で且つ前記ベント吹出用開口部よりも上流側に、その空気取入口部が開口していることを特徴としている(請求項)。
また、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記冷風通路と前記温風通路との合流部位より下流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、前記ベント吹出用開口部の近傍部位に、少なくともこのベント吹出用開口部を開閉する吹出モードドアが配置されて、前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されていると共に、前記吹出モードドアの回転領域よりも上流側に、その空気取入口部が開口していることを特徴としている(請求項)。
本発明に係る車両用空調ユニットは、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記温風通路の途中から分かれて車両進行方向の後方側に反転してリアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、前記加熱用熱交換器から引き出された配管を覆う配管カバーに対し、前記加熱用熱交換器よりも下流側に空気取入口部を開口させると共に前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方側に前記リアダクトと連通するための開口部を形成することで、前記後席用空気通路はこの配管カバーと兼用されていることを特徴としている(請求項7)。
これに対し、前記後席用空気通路が少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されている場合には、前記温風通路から前記後席用空気通路の空気取入口に温風を案内するためのバッフルプレートが前記冷風通路と温風通路との合流部位に配置されていても良い(請求項)。
また、前記後席用空気通路が少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されている場合には、前記後席用空気通路を前記空気流入用開口部より車両進行方向の後方側に突出しないように前記空気流入用開口部から前記冷却用熱交換器までの整流ガイド路内に配置しても良い(請求項)。
よって、この発明によれば、車両進行方向の前方に加熱用熱交換器、車両進行方向の後方に冷却用熱交換器を配置した空調ユニットに対し、後席に空調された空気を提供するための後席用空気通路をできるだけ小さなスペースで画成することができる。
特に、請求項1から請求項4に記載の発明によれば、冷却用熱交換器で冷却された空気を加熱用熱交換器により再加熱することなく後席用空気通路からリアダクトに送ることができる。そして、請求項3に記載の発明によれば、一度冷却用熱交換器で冷却された後更に冷却用熱交換器で再冷却されるので、確実に冷却された空気を後席用空気通路からリアダクトに送ることができる。また、請求項4に記載の発明によれば、冷却用熱交換器から引き出される配管を覆うための配管カバーを後席用空気通路に利用するので、新たに後席用空気通路のためのスペースを確保する必要がなく、空調ユニットの省スペース化をより一層図ることができる。
特に、請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、エアミックスドアより下流側に後席用空気通路が開口しているので、エアミックスの開度の比率を調整して、加熱用熱交換器を通過した温風、加熱用熱交換器を迂回した冷風、又はこれらを適宜混合した空気として、後席用空気通路からリアダクトに空気を送ることができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、加熱用熱交換器で加熱された空気を後席用空気通路からリアダクトに送ることができる。また、請求項7に記載の発明によれば、加熱用熱交換器から引き出される配管を覆うための配管カバーを後席用空気通路に利用するので、新たに後席用空気通路のためのスペースを確保する必要がなく、空調ユニットの省スペース化をより一層図ることができる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、後席用空気通路が冷却用通路と温風通路との合流部位よりも下流側に開口している場合に、バッフルプレートによって温風が後席用空気通路の空気取入口部まで確実に送られるので、温風が冷却用通路からの冷風に押される等して充分に送られず、想定された温度以下で空気が後席用空気通路からリアダクトに送られる事態を防止することが可能である。
特に、請求項9に記載の発明によれば、後席用空気通路が冷却用熱交換器に対し車両進行方向の後方側面に回り込むよう画成されていても、空気流入用開口部より車両進行方向の後方側に突出しないので、空調ユニットの車両進行方向に沿った側の幅が相対的に狭まり、空調ユニットの省スペース化の要請に応ずることができる。
以下、この発明の実施形態を図面により説明する。
図1から図5において、温調ユニット部1の第1の実施形態の様々なパターンが示されている。これらの温調ユニット部1は、内外気導入口、内外気切換ドア、送風機を少なくとも有するブロワユニット部(図示せず)と連結されることで、車両のセンターコンソール部に搭載されるセミ一体型の縦置形式の空調ユニットを構成している。
これらの温調ユニット部1は、ブロワユニット部から送られてきた空気を冷却するエバポレータ等の冷却用熱交換器3、この冷却用熱交換器3で冷却された空気を再加熱するヒータコア等の加熱用熱交換器4、及び冷却用熱交換器3と加熱用熱交換器4との間に配置されて加熱用熱交換器4に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドア5をユニットケース6内に有している。このうち、加熱用熱交換器4は、温調ユニット部1の小型化の要請等から、これらの実施形態では、頭部が車両進行方向の前方側に傾倒して配置されている。
また、これらの温調ユニット部1は、ユニットケース6内に、加熱用熱交換器4に対し下流側となる車両進行方向前方側にて、前記加熱用熱交換器で再加熱された空気が通過する温風通路7が形成されていると共に、冷却用熱交換器3の下流側で且つ加熱用熱交換器4及びエアミックスドア5に対し図上略上方となる側に冷風通路8が形成されている。
そして、温調ユニット部1の温風通路7と冷風通路8とが合流する部位9よりも下流側において、ベント吹出用開口部10、デフ吹出用開口部11、フロントフット吹出用開口部12が、ユニットケース6に適宜開口している。また、これらの実施形態では、加熱用熱交換器4の下流側からフット吹出用開口部12まで空気を案内するエアガイド13が形成されている。
前記吹出用開口部10、11、12は、図示しないダクトを介して車室内に開口した吹出口と連通し、ベント吹出用開口部10とデフ吹出用開口部11への流路とを選択的に開閉する吹出モードドア14及び、デフ吹出用開口部11とフット吹出用開口部12とを選択的に開閉する吹出モードドア15が回転可能に配置されている。
そして、温調ユニット部1は、ユニットケース6の車両進行方向の最も後方において、ブロワユニット部と連結するための開口部2が形成され、これに伴い、冷却用熱交換器3は、加熱用熱交換器4に対し車両進行方向後方側に配置されている。しかるに、ベント吹出用開口部10、デフ吹出用開口部11を車両進行方向の前方側に移行させても、冷却用熱交換器3の頂部は、ベント吹出用開口部10に対しその直下より車両進行方向の後方にずれて位置させることができる。このため、冷却用熱交換器3を通過した空気がベント吹出用開口部10に向う流れのカーブを緩やかにすることができるので、空気抵抗を相対的に小さくすることができる。また、従来の配置方法に従って車両進行方向前方側に冷却用熱交換器3が配置される場合に比し、デフ吹出用開口部11の開口面積を十分に確保することもできる。
ところで、これらの第1の実施形態では、冷却用熱交換器3を通過した後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で車両進行方向の後方側に反転して、図示しないリアダクトに向う空気の流れを形成するための後席用空気通路18を有している。
このうち、図1において第1の実施形態の更に第1の例として示される後席用空気通路18は、ユニットケース6の外壁部分と、冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の前方側かつ上方から開口部2の上方を経て開口部2の車両進行方向の後方側に回り込むように延出した壁部19とで少なくとも画成されたものである。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の前方側かつ上方側となる部位に開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。冷却用熱交換器2を通過した空気をエアミックスドア5側に集約し且つ混合部位19と仕切るための壁部22は、空気取入口部18Aに空気を案内するガイドとしての役割を果たす。
しかるに、この実施形態によれば、図1で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で、冷却用熱交換器3の通風方向と対峙した面に沿って図の上方に流れ、その後反転して後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から冷風として吹き出される。
図2において第1の実施形態のうちの第2の例として示される後席用空気通路18は、少なくともユニットケース6の外壁部分と、冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の前方側かつ下方から開口部2の車両進行方向の後方側まで略直線状に延出した壁部19とで画成されたものである。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の前方側かつ下方側となる部位に開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口して、リアダクトと接続する開口部18Bを有する。
しかるに、この実施形態によれば、図2で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で、冷却用熱交換器3の通風方向と対峙した面に沿って図の下方に流れ、その後反転して後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から冷風として吹き出される。
図3において第1の実施形態のうちの第3の例として示される後席用空気通路18は、その下流側部位がユニットケース6の外壁部分と開口部2に対し車両進行方向の後方側に配された壁部19とで画成されたものであるが、その上流側部位は冷却用熱交換器3に対し車両幅方向に沿ってずれてダクト状に画成されている。そして、後席用空気通路18のダクト状部位の先端は、冷却用熱交換器3よりも車両進行方向の前方に突出している。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の前方側かつ側方側となる部位に開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。尚、この実施形態では、後席用空気通路18のダクト状部分は、図上、冷却用熱交換器3に対し車幅方向の前方側に位置しているが、必ずしもこれに限定されず、車幅方向の後方側に位置するものであっても良い。
しかるに、この実施形態によれば、図3で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で、冷却用熱交換器3の通風方向と対峙した面に沿って図の上方に流れ、その後車両の幅方向に沿った流れに変わって後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から冷風として吹き出される。
図4において第1の実施形態のうちの第4の例として示される後席用空気通路18は、ユニットケース6の外壁部分と、図1、図2に示される冷却用熱交換器3よりも相対的に長手方向寸法を延ばした冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の後方側で且つ長手方向に沿った側の途中部位から開口部2の上方を経て開口部2の車両進行方向の後方側に回り込むように延出した壁部19とで少なくとも画成されたものである。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、冷却用熱交換器3の車両進行方向後方側の通風方向対峙面に接することで、当該冷却用熱交換器3の通風方向対峙面に対向して開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。壁部22は、図1と同様に空気取入口部18Aに空気を案内するガイドとしての役割を果たす。
しかるに、この実施形態によれば、図4で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で、冷却用熱交換器3の通風方向と対峙した面に沿って図の上方に流れ、その後反転して再び冷却用熱交換器3の上部を通過して冷却されて、後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から冷風として吹き出される。
図5において第1の実施形態のうちの第5の例として示される後席用空気通路18は、その一部を冷却用熱交換器3から引き出された配管16、16を覆う配管カバー20と兼用されているものである。すなわち、後席用空気通路18は、その下流側部位がユニットケース6の外壁部分と開口部2に対し車両進行方向の後方側に配された壁部19とで画成されたものである。これに対し、後席用空気通路18の上流側部位を兼ねる配管カバー20は、冷却用熱交換器3の通風方向に沿った面から車両進行方向の前方側と後方側とに延出したボックス状に画成されている。これに伴い、後席用空気通路18の上流側部位を兼ねる配管カバー20は、冷却用熱交換器3よりも下流側(車両進行方向の前方)となる部位に開口する空気取入口部8Aと、冷却用熱交換器3よりも車両進行方向の後方となる部位に後席用空気通路18の下流側部位と連通するために開口する開口部18Cを有している。後席用空気通路18の下流側部位は、開口部18Cとは反対側端において温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。
しかるに、この実施形態によれば、図5で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で、冷却用熱交換器3の通風方向と対峙した面に沿って図の上方に流れ、その後車両の幅方向に沿った流れに変わって後席用空気通路18の上流側部位を兼ねる配管カバー20の空気取入口部18Aに進む。そして、配管カバー20内を車両進行方向の後方側に流れて開口部18Cから後席用空気通路18の下流側部位に移る。最後に、後席用空気通路18の下流側部位内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から冷風として吹き出される。よって、配管カバー20と後席用空気通路18の一部とが兼用となるので、後席用空気通路18を確保するためのスペースが削減され、温調ユニット部1の省スペース化を図ることができる。
もっとも、後席用空気通路18は、上述した第1の実施形態のような冷却用熱交換器3を通過した後、エアミックスドア5に対し上流側となる部位で車両進行方向の後方側に反転して、図示しないリアダクトに向う空気の流れを形成するものに限定されない。以下、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態として、各々図6から図11を適宜用いて記述する。尚、温調ユニット部1の同様の構成については同一の符号を附してその説明を省略した。
図6及び図7に示される第2の実施形態では、温調ユニット部1は、冷風通路7と温風通路8との合流部位9より下流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成するための後席用空気通路18を有している。
このうち、図6において第2の実施形態の更に第1の例として示される後席用空気通路18は、ユニットケース6の外壁部分と、相対的にベント吹出用開口部10側に延出した壁部22と同じ位置から冷却用熱交換器3の上方まで降り、更に開口部2の上方を経て開口部2の車両進行方向の後方側に回り込むように延出した壁部19とで少なくとも画成されたものである。壁部19の一方端側は、この実施形態では、壁部22よりも車両進行方向の前方に突出して吹出モードドア14が突当するようになっている。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、吹出モードドア14の回転領域よりも下流側において車両進行方向の後方側に開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。そして、この実施形態では後席用空気通路18の空気取入口部18Aから少し入った箇所に後席用空気通路18を開閉するための開閉ドア23が回転可能に配置されている。
しかるに、この実施形態によれば、ベントモードで且つエアミックスドア5が冷風通路8と温風通路7との双方に対し開いており、更に開閉ドア23が開放されている場合には、図6で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、冷風通路8と温風通路7とに分岐し、混合部位9で合流し適宜エアミックスされ、その後吹出モードドア14の回転領域内を通り、反転して後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から混合空気として吹き出される。但し、これは例示であり、エアミックスドア5の開度が0%であれば全て加熱用熱交換器4をバイパスした冷風として吹き出され、エアミックスドア5の開度が100%であれば、全て加熱用熱交換器により再加熱された相対的に高温の温風として吹き出される。このため、後席に提供される空気について冷風に限られず、ユーザーの好む温度に調節することが可能である。
図7において第2の実施形態のうちの第2の例として示される後席用空気通路18は、ユニットケース6の外壁部分と、壁部22の車両進行方向の後端部から冷却用熱交換器3の上方、更には開口部2の上方を経て開口部2の車両進行方向の後方側に回り込むように延出した壁部19とで少なくとも画成されたものである。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、吹出モードドア14の回転領域よりも上流側において車両進行方向の後方側に開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。そして、この実施形態では後席用空気通路18の空気取入口部18Aから少し入った箇所に後席用空気通路18を開閉するための開閉ドア23が回転可能に配置されている。
しかるに、この実施形態によれば、ベントモードで且つエアミックスドア5の開度が0%で冷風通路8のみ開放されており、更に開閉ドア23が開放されている場合には、図7で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、冷風通路8から混合部位9を通過して、吹出モードドア14の回転領域よりも上流側を通り、その後反転して後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から冷風として吹き出される。但し、これは例示であり、エアミックスドア5の開度が0%よりも大きく100%未満であれば混合部位9でエアミックスされた温調空気として吹き出され、エアミックスドア5の開度が100%であれば、全て加熱用熱交換器により加熱された相対的に高温の温風として吹き出される。このため、後席に提供される空気について冷風に限られず、ユーザーの好む温度の空気に調節することが可能である。
図8に示される第3の実施形態では、温調ユニット部1は、空気取入口18Aが前席用フット吹出用開口部12よりも上流側においてユニットケース6の下方に開口したダクト状の後席用空気通路18を有している。そして、この後席用空気通路18の他方端は、リアダクトと接続するための開口部18Bが形成されている。
しかるに、この実施形態によれば、フットモードで、且つエアミックスドア5の開度が100%で温風通路7のみ開放されている場合には、図8で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、加熱用熱交換器により加熱されて、温風通路7から混合部位9を通過して、吹出モードドア14の回転領域内及び吹出モードドア15の回転領域内を通り、ガイド13に沿って流れた後に、後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から混合空気として吹き出される。但し、これは例示であり、デフフットモード等、前席用フット吹出用開口部12及び後席用空気通路18の空気取入口部18Aまでの空気の流路を有するように、吹出モードドア14、15の開度があれば良い。
よって、第3の実施形態では、後席用空気通路18からリアダクトを経て流れる空気は、前席用フット吹出用開口部12から前席に吹き出される空気と同様の温度に設定されたものとすることができる。
図9、図10及び図11に示される第4の実施形態では、温調ユニット部1は、温風通路7の途中から分かれて車両進行方向の後方側に反転してリアダクトに向う空気の流れを形成するための後席用空気通路18を有している。
このうち、図9において第4の実施形態の更に第1の例として示される後席用空気通路18は、空気取入口18Aが加熱用熱交換器4の下流側近傍においてユニットケース6の下方に開口したダクト状をなしている。そして、この実施形態では後席用空気通路18に対し空気取入口部18Aから少し入った箇所に後席用空気通路18を開閉するための開閉ドア23が回転可能に配置されていると共に、後席用空気通路18の他方端には、リアダクトと接続するための開口部18Bが形成されている。
しかるに、この実施形態によれば、エアミックスドア5の開度が100%で温風通路7のみ開放され、更に開閉ドア23が開放されている場合には、図9で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、加熱用熱交換器の通過により加熱されて、温風通路7に流入し、その後主な流れから下方に向けて分岐して後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から温風として吹き出される。但し、これは例示であり、エアミックスドア5の開度が0%でなければ良い。よって、この実施形態では、エアミックスドア5の開度及び開閉ドア23の開度を調整することで、後席用空気通路18を介してリアダクトから後席側に吹き出される吹出空気量を調整することもできる。
図10において第4の実施形態のうち第2の例として示される後席用空気通路18は、ユニットケース6の外壁部分と、加熱用熱交換器4に対し車両進行方向の前方側かつ長手方向に沿った側の途中部位から図の上方斜めに向けて延出し、エアミックスドア5の回動限界となる突当部位を構成した後、冷却用熱交換器2の下方に向けて延出し、この冷却用熱交換器2の下方から開口部2の下方を経て当該開口部2に対し車両進行方向の後方側にそのまま延出した壁部19とで少なくとも画成されたものである。これに伴い、後席用空気通路18の一方端は、加熱用熱交換器4の車両進行方向後方側の通風方向対峙面に接することで、当該加熱用熱交換器4の通風方向対峙面に対向して開口する空気取入口部18Aを有し、他方端は、温調ユニット1の車両進行方向の後方側で下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。この壁部19は、エアミックスドア5から加熱用熱交換器4に空気を案内するガイドとしての役割も果たす。
しかるに、この実施形態によれば、エアミックスドア5の開度が100%で温風通路7のみ開放されている場合には、図10で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、加熱用熱交換器の通過により加熱されて温風通路7に流入し、その後主な流れから下方に向けて分岐して反転し、再び加熱用熱交換器4の下部を通過して加熱されて、後席用空気通路18の空気取入口部18Aに進む。そして、後席用空気通路18内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から相対的に高温の温風として吹き出される。但し、これは例示であり、エアミックスドア5の開度が0%でなければ良い。よって、この実施形態では、エアミックスドア5の開度を調整することで、後席用空気通路18を介してリアダクトから後席側に吹き出される吹出空気量を調整することもできる。
図11において第4の実施形態のうち第3の例として示される後席用空気通路18は、その一部を加熱用熱交換器4から引き出された配管17、17を覆う配管カバー20と兼用されているものである。すなわち、後席用空気通路18は、その下流側部位が、加熱用熱交換器4の下方から温調ユニット部1の下側を車両進行方向の後方側に延びるダクト状部位で画成されたものである。これに対し、後席用空気通路18の上流側部位を兼ねる配管カバー20は、加熱用熱交換器4の上方から車両進行方向の前方側に延びる部位と、加熱用熱交換器4の長手方向に沿って延び、前記後席用空気通路18の下流側部位と接続する部位とでボックス状に画成されている。これに伴い、後席用空気通路18の上流側部位を兼ねる配管カバー20は、加熱用熱交換器4よりも下流側(車両進行方向の前方)となる部位に開口する空気取入口部8Aを有している。後席用空気通路18の下流側部位は、ダクト状部位の配管カバー20とは反対側端において温調ユニット1の車両進行方向の後方側で且つ下方側となる部位に開口してリアダクトと接続する開口部18Bを有する。
しかるに、この実施形態によれば、エアミックスドア5の開度が100%で温風通路7のみ開放され、更に開閉ドア23が開放されている場合には、図11で示される矢印のように、開口部2から温調ユニット部1内に送り込まれた空気は、冷却用熱交換器3を通過して冷却された後、加熱用熱交換器の通過により加熱されて、温風通路7に流入し、その後主な流れから、車両の幅方向に沿った流れに分岐して後席用空気通路18の上流側部位を兼ねる配管カバー20の空気取入口部18Aに進む。そして、配管カバー20内を車両進行方向の後方側に流れて後席用空気通路18の下流側部位に移る。最後に、後席用空気通路18の下流側部位内をその形状に沿って流れ、しかる後に開口部18Bからリアダクトに送られて、後席に対し吹出口から温風として吹き出される。但し、これは例示であり、エアミックスドア5の開度が0%でなければ良い。
よって、配管カバー20と後席用空気通路18の一部とが兼用となるので、後席用空気通路18を確保するためのスペースが削減され、温調ユニット部1の省スペース化を図ることができる。また、この実施形態では、エアミックスドア5の開度を調整することで、後席用空気通路18を介してリアダクトから後席側に噴き出される吹出空気量を調整することもできる。
そして、先述の第2の実施形態のうちの第2の例に対し、図12では、一方開口部が温風通路7に接し、他方開口部が後席用空気通路18の空気取入口部18Aに接する状態で、バッフルプレート27が混合部位9に配置された状態が示されている。このバッフルプレート27により、空気取入口部18Aに向う温風が冷却用通路8からの冷風に押されること等がなく、適量の温風が確実に送られる。このため、想定された温度以下で空気が後席から吹き出される事態を防止することが可能である。但し、これは例示であり、冷却用熱交換器2よりも上方に後席用空気通路18の空気取入口部18Aが開口した実施形態、即ち、先述の第2の実施形態のうちの第1の例等に対して、バッフルプレート27を配置するようにしても良く、これによっても上述したものと同一の作用効果を得ることができる。
そして、図13は、先述の第2の実施形態のうちの第2の例に対しての変形例を示したものである。すなわち、後席用空気通路18は、開口部2から冷却用熱交換器3までの整流ガイド路28内に内壁19を形成することで、当該整流ガイド路28の一部を切り欠くようにして画成されている。これにより、後席用空気通路18が冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の後前方側面に回り込むように画成されていても、空気流入用開口部18Aより車両進行方向の後方側に突出しないので、温調ユニット部1の車両進行方向に沿った側の幅が相対的に狭まり、温調ユニット部1の省スペース化を図ることができる。但し、これは例示であり、後席用空気通路18が冷却用熱交換器3に対し車両進行方向の後前方側面に回り込むように画成された実施形態、即ち、先述の第1の実施形態のうちの第1の例等に対して適用することが可能であり、これによっても上述したものと同一の作用効果を得ることができる。
図1は、この発明に係る空調ユニットの温調ユニット部の第1の実施形態のうちの更に第1の例における全体構成を示す断面図である。 図2は、同上の温調ユニット部の第1の実施形態のうちの第2の例における全体構成を示す断面図である。 図3は、同上の温調ユニット部の第1の実施形態のうちの更に第3の例における全体構成を示す断面図である。 図4は、同上の温調ユニット部の第1の実施形態のうちの第4の例における全体構成を示す断面図である。 図5は、同上の温調ユニット部の第1の実施形態のうちの第5の例における全体構成を示す断面図である。 図6は、同上の温調ユニット部の第2の実施形態のうちの更に第1の例における全体構成を示す断面図である。 図7は、同上の温調ユニット部の第2の実施形態のうちの第2の例における全体構成を示す断面図である。 図8は、同上の温調ユニット部の第3の実施形態における全体構成を示す断面図である。 図9は、同上の温調ユニット部の第4の実施形態のうちの更に第1の例における全体構成を示す断面図である。 図10は、同上の温調ユニット部の第4の実施形態のうちの第2の例における全体構成を示す断面図である。 図11は、同上の温調ユニット部の第4の実施形態のうちの第3の例における全体構成を示す断面図である。 図12は、同上の温調ユニット部のうち図7に示す実施形態に対しバッフルプレートを用いた変形例を示す全体構成断面図である。 図13(a)は、同上の温調ユニット部のうち図7に示す実施形態に対し変形例を示す側方から見た全体構成断面図であり、図13(b)は、図13(a)のI−I線断面図である。
符号の説明
1 温調ユニット部
2 開口部(空気流入用開口部)
3 冷却用熱交換器
4 加熱用熱交換器
5 エアミックスドア
6 ユニットケース
7 温風通路
8 冷風通路
9 冷風通路と温風通路との合流部位
10 ベント吹出用開口部
11 デフ吹出用開口部
12 フット吹出用開口部
14 吹出モードドア
16 配管(冷却用熱交換器から引き出される配管)
17 配管(加熱用熱交換器から引き出される配管)
18 後席用空気通路
18A 空気取入口部
18B 開口部
18C 開口部
19 壁部
20 配管カバー
27 バッフルプレート
28 整流ガイド路

Claims (9)

  1. 冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱 交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記冷却用熱交換器を通過した後、前記エアミックスドアの上流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、
    前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されており、その空気取入口部が前記冷却用熱交換器の下流側上方に開口していることを特徴とする車両用空調ユニット。
  2. 前記後席用空気通路は、前記空気流入用開口及び冷却用熱交換器に対し、車幅方向に沿ってずれて画成されており、その空気取入口部が前記冷却用熱交換器の下流側で且つ当該冷却用熱交換器の通風方向面に対し車幅方向側に開口していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器よりも車両進行方向の後方で且つ前記空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されており、この壁部は、前記冷却用熱交換器に対し当該冷却用熱交換器の上流側の通風方向面に一端を接することで、その空気取入口部が前記冷却用熱交換器に面して開口していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記冷却用熱交換器から引き出された配管を覆う配管カバーに対し、前記冷却用熱交換器よりも下流側に空気取入口部を開口させると共に前記冷却用熱交換器よりも下流側に前記リアダクトと連通するための開口部を形成することで、前記後席用空気通路はこの配管カバーと兼用されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  5. 冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記冷風通路と前記温風通路との合流部位より下流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、
    前記ベント吹出用開口部の近傍部位に、少なくともこのベント吹出用開口部を開閉する吹出モードドアが配置されて、前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されていると共に、前記吹出モードドアの回転領域より下流側で且つ前記ベント吹出用開口部よりも上流側に、その空気取入口部が開口していることを特徴とする車両用空調ユニット。
  6. 冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記冷風通路と前記温風通路との合流部位より下流側にて車両進行方向の後方側に反転して、リアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、
    前記ベント吹出用開口部の近傍部位に、少なくともこのベント吹出用開口部を開閉する吹出モードドアが配置されて、前記後席用空気通路は、少なくとも前記冷却用熱交換器及び空気流入用開口部に対し上方に形成された壁部を有して画成されていると共に、前記吹出モードドアの回転領域よりも上流側に、その空気取入口部が開口していることを特徴とする車両用空調ユニット。
  7. 冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方となるようにユニットケース内に配置し、この冷却用熱交換器より車両進行方向の後方側に空気流入用開口部を形成し、前記冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間に加熱用熱交換器に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドアを配置し、前記加熱用熱交換器をバイパスした空気が流れる冷風通路と、前記加熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、ベント吹出用開口部、デフ吹出用開口部、及び前席用フット吹出用開口部とを前記ユニットケースに形成すると共に、前記温風通路の途中から分かれて車両進行方向の後方側に反転してリアダクトに向う空気の流れを形成する後席用空気通路を前記ユニットケースに形成した車両用空調ユニットにおいて、
    前記加熱用熱交換器から引き出された配管を覆う配管カバーに対し、前記加熱用熱交換器よりも下流側に空気取入口部を開口させると共に前記加熱用熱交換器に対し車両進行方向の後方側に前記リアダクトと連通するための開口部を形成することで、前記後席用空気通路はこの配管カバーと兼用されていることを特徴とする車両用空調ユニット。
  8. 前記温風通路から前記後席用空気通路の空気取入口に温風を案内するためのバッフルプレートが前記冷風通路と温風通路との合流部位に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の車両用空調ユニット。
  9. 前記後席用空気通路を前記空気流入用開口部より車両進行方向の後方側に突出しないように前記空気流入用開口部から前記冷却用熱交換器までの整流ガイド路内に配置したことを特徴とする請求項1、2、3、5、6、又は8に記載の車両用空調ユニット。
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