JP2009000304A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技の状況に合わせて演出画像を表示する表示画面を備えた図柄表示装置9と、図柄表示装置9の表示画面に隣接配置される電飾表示器21と、電飾表示器21の前面に配置され、遊技盤3の前面に沿って昇降自在に構成された装飾体30と、図柄表示装置9の表示画像と電飾表示器21の表示を制御する演出制御部121と、を備え、演出制御基板120の演出制御部121は、装飾体30が電飾表示器21の前面から離れた位置に移動した際に、図柄表示装置9の表示画像と電飾表示器21のランプ表示を連動制御するようにした。
【選択図】 図3
Description
そこで、本発明は上記したような問題点を鑑みてなされたものであり、表示装置の表示画面を大型化することなく、ダイナミックな演出を実現することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
また、比較的高価な液晶パネルによって構成される液晶表示装置の画面サイズを大型化する必要がないので大幅なコストアップを招くことなく、また表示画面の周辺に配置する可動部材のスペースも容易に確保することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の一例を示した全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には、遊技盤3の遊技領域に遊技球を発射する図示しない打球発射装置に遊技球を供給すると共に後述する球払出装置からの遊技球を受ける受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を遊技盤3の遊技領域に発射する打球発射装置の発射レバー5が設けられている。また、受け皿部4の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタンが設けられている。また受け皿部4の前面には、受け皿部4内の遊技球を外部へ排出する球抜きボタン6が設けられている。また枠2の上部両側には各種音声を出力する音声出力装置としてスピーカ8が設けられている。
遊技盤3のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材7が配置される。センター部材7の内部には図柄表示装置9が配置されている。図柄表示装置9は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。また遊技盤3の遊技領域外の右下部分には普通図柄を表示する普通図柄表示装置10や、図柄表示装置9の保留回数を示す保留ランプ12等が設けられている。
センター部材7の下方には、図柄表示装置9の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。またセンター部材7の左側には、普通図柄表示装置10に表示される普通図柄を作動させるためのゲート14が設けられている。さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口15が設けられている。
また遊技盤3には普通入賞口18やアウト口19等が設けられていると共に、風車16や多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置10に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート14が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲート14を遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置11に設けられた電動式チューリップ17から成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
この図2に示すように、装飾体30は、図柄表示装置9の表示画面の横幅よりも少しく短い横方向長を有し、その前面には図示しないモータ、ギヤによって回転駆動される風車飾り31が回転自在に軸支されている。モータ、ギヤ、風車飾り、及びプリント基板を搭載した装飾体30は重量物であり、この装飾体30は左右両側に一基ずつ配置される昇降ユニット35の協働によって水平な姿勢を維持しつつ昇降駆動される。各昇降ユニット35は、センター部材7の左右両側部7a、7b内に隠蔽されて配置されており、左右対称となる構成を有している。
本実施形態のパチンコ遊技機では、装飾体30が上昇位置(ホームポジション)に在る場合、この装飾体30により正面に位置する遊技者から見えない背面位置で、図柄表示装置9の表示画面9aの上面側に隣接する位置にLED等の電飾ランプを用いた電飾表示器21を設けるようにしている。そして、この装飾体30が上昇位置から下降位置に移動したときに、表示画面9aの表示画像と電飾表示器21のランプ表示とを連動して制御するようにしている。
また、このように図柄表示装置9の表示画面と電飾表示器21の表示を連動制御した場合は、比較的高価な液晶パネルによって構成される液晶表示装置の画面サイズを大型化する必要がないので大幅なコストアップを招くことがない。また、表示画面の周辺に配置する装飾体30のスペースも容易に確保することが可能になる。
図4(a)及び図4(b)は装飾体が上昇位置にある状態、及び下降位置にある状態を夫々示す正面側斜視図、図5(a)及び図5(b)は装飾体が上昇位置にある状態、及び下降位置にある状態を夫々示す背面図である。
昇降ユニット35は、センター部材7に固定配置されるベース部材36と、ベース部材36により支持された駆動モータ37と、駆動モータ37により回転駆動される駆動ギヤ38と、駆動ギヤ38と噛合して回転する従動ギヤ39と、従動ギヤ39の一面の偏心位置に設けた支持軸39aによって一端部40aを回動自在に軸支された棒状のリンク部材40と、一端部41aを装飾体の背面側適所により回動自在に軸支されると共に他端部41bをベース部材36に設けた揺動軸36aによって上下方向へ揺動自在に軸支されたアーム41と、を備えている。
リンク部材40の他端部40bをアーム41の軸支部41cにて回動自在に軸支し、駆動モータ37を正逆回転させてアーム41を揺動駆動することにより、アーム41の一端部に支持された装飾体30を昇降させることができる。左右に配置された両昇降ユニット35を同期して昇降駆動させることにより装飾体30を水平な姿勢を維持しつつ昇降させることができる。
両昇降ユニット35を同期させる手段は、後述する遊技制御装置のランプ制御基板のCPUであり、ランプ制御基板のCPUが各昇降ユニットを構成する駆動モータを同期して制御することにより実現される。
リンク部材40の他端部40bを支持する軸支部41cは、可能な限りアーム41の他端部41b寄りに設定することにより、駆動ギヤ38の回転に伴ってリンク部材40が揺動する際にリンク部材の一部がセンター部材7の中央開口部内に突出して前方から視認されることが防止される。
アーム41の一端部41aに設けたピン42は、装飾体30の背面に設けた横長の長穴32内に遊嵌することによりアーム41に対する装飾体の横方向移動を可能としている。これにより、装飾体の昇降動作時にアーム41と装飾体との連結部に過大な負荷がかかることを防止し、装飾体の昇降動作を円滑化している。
駆動モータ37の出力軸に一体化された駆動ギヤ38が図4(a)、図5(a)の状態にある時にこれと噛合する従動ギヤ39の支持軸39aは上方に位置しているため、支持軸39aにより一端部を支持されたリンク部材40はアーム41を引き上げた状態にある。アーム41は軸支部41cに上方へ引き上げる力が作用することにより、揺動軸36aによって軸支された他端部41bを中心として一端部41aを上昇させる。
この図6に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられていると共に、副(サブ)制御基板として遊技の演出を制御する演出制御基板120とランプ制御基板141、賞球を制御する賞球制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、RAM114、及び入出力インターフェース(以下、「I/O」と表記する)115、116を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。遊技制御基板111のI/O115には、可変入賞装置11の上始動ポケット13に設けられた上始動SW13aや図示しない下始動口に設けられた下始動SW13b、遊技盤3上の始動ゲートSW14aが接続されている。また遊技盤3の普通入賞口18に設けられた普通入賞口SW18a、18b、大入賞口15に設けられた大入賞口SW15a、大入賞口15の開閉扉を夫々開閉動作させるための大入賞口ソレノイド15b、可変入賞装置11に備えられた電動式チューリップ17を開閉動作させるための始動口ソレノイド17aなどが接続されている。
一方、遊技制御基板111のI/O116は、演出制御基板120の演出制御部121に設けられているI/O125、及び賞球制御基板151のI/O155と接続される。
画像・音声制御部131は、CPU132、ROM133、RAM134、I/O135、136を有し、画像及び音声の制御を行う。画像・音声制御部131のI/O136には、スピーカ8と、図柄表示装置9、及び普通図柄表示装置10が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144、I/O145、146を有し、I/O146に接続されている各種ランプ、例えば電飾表示器21を含む盤面ランプ147や前枠ランプ148、サイドランプ149等の制御を行う。またランプ制御基板141は、センター部材7に設けられている装飾体30の制御等も行う。
賞球制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154、I/O155、156を有し、遊技制御基板111からの制御信号に基づいて、I/O156に接続されている払出駆動モータ157の駆動制御を行う。また、I/O156には定位置検出SW158aや、払出球検出SW158b、球有り検出SW158c、満タン検出SW158d等が接続されている。
この図7に示すように、上始動SW13a又は下始動SW13bにより遊技球の入賞が検出されると、図6に示した演出制御部121は、図7(a)に示すように時点t1から図柄表示装置9において演出画像データの再生を開始する制御を行う。ここで、演出が装飾体30の下降動作を伴う特別演出である場合は、時点t2において、図7(a)に示す演出画像データの再生を停止した後、図7(b)に示す特別演出画像データの再生を開始する制御を行う。なお、ここでの演出画像データは電飾表示器21のランプ表示に連動していない画像データを指し、特別演出画像データは電飾表示器21のランプ表示に連動した画像データを指す。これと同時に、図7(c)に示す装飾体駆動制御信号を装飾体30に出力すると共に、図7(d)に示す表示器制御信号を電飾表示器21に出力する。これにより、上昇位置(ホームポジション)に位置する装飾体30を下降する降下タイミングに合わせて、図柄表示装置9の表示画像と電飾表示器21のランプ表示を連動制御することが可能になる。
Claims (1)
- 遊技の状況に合わせて演出画像を表示可能な表示画面を備えた液晶表示装置と、前記表示画面に隣接配置される電飾表示器と、前記電飾表示器の前面に配置され、遊技盤の前面に沿って移動自在に構成された装飾体と、前記液晶表示装置の表示画像と前記電飾表示器のランプ表示を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、前記装飾体が前記電飾表示器の前面から離れた位置に移動した際に、前記液晶表示装置の表示画像と前記電飾表示器のランプ表示を連動制御することを特徴とするパチンコ遊技機。
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