JP2008546848A - 日焼け止め剤を含有する堅固なカプセルを有する組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、カプセル化された第1の日焼け止め剤と、第1の日焼け止め剤とは異なる第2の日焼け止め剤とを含む局所組成物であって、該第1の日焼け止め剤が、3μm〜8μmの平均粒径D(v、0.5)を有するマイクロカプセル内にカプセル化されることを特徴とする局所組成物を提供する。カプセル化日焼け止め剤は、好ましくは、ケイ皮酸エステル誘導体である。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
本発明は、2つの異なる日焼け止め剤を含む組成物、好ましくは局所組成物に関し、該日焼け止め剤の1つはマイクロカプセル内にカプセル化されている。カプセル化日焼け止め剤のマイクロカプセルからの漏出を回避するために、最小サイズのマイクロカプセルが必要であることがわかった。一方で、マイクロカプセルが大きすぎれば技術的に不都合であり、その日焼け止め活性は低下し、そしてマイクロカプセルを組成物中に均一に分配することは困難である。従って本発明は、特定の日焼け止め剤を含有し、3μm〜8μmのD(v、0.5)と測定される平均粒径を有するマイクロカプセルと、少なくとも2つの日焼け止め剤を含有し、そのうちの少なくとも1つが該マイクロカプセル内にカプセル化されている組成物とを提供する。
増大する量の有害な太陽光にさらされる人々の間で、日焼け止め保護剤に対する必要性が絶えず増大している。繰り返される日光暴露の結果、光老化した皮膚として知られる皮膚の変化が生じ得る。光で老化した皮膚において見られる臨床的な変化は、太陽光から保護された体の部位において正常に老化した皮膚のものとは異なる。皮膚の激しい日光暴露による有害な結果の中には、増大するしわ、弾力線維症、色素性変化、前癌性および癌性の皮膚病変がある。
UV−A(320〜400nm)および/またはUV−B(290〜320nm)波長、そしてさらに短い波長(UV−C)の悪影響を防ぐ多くの日焼け止め剤がこれまでに開発されている。また、広域性の日焼け止め剤も知られている。通常日焼け止め剤は、広く知られており使用されている局所的な化粧品または医薬品調製物内に、単独あるいは互いに組み合わせて取り込まれる。
このような局所組成物において使用されるほとんどの日焼け止め剤は単量体化合物であり、従ってこのような化合物は皮膚バリアに浸透できるという固有のリスクがあり、このことは非常に望ましくない。線状または環状のいずれでもよいポリシロキサンに基づいた日焼け止め剤は、例えば、国際公開第93/04665号パンフレット、国際公開第94/06404号パンフレット、EP−A0709080号明細書、国際公開第92/20690号パンフレット、EP−A392883号明細書、国際公開第03/035022号パンフレット、国際公開第2004/007592号パンフレット、国際公開第03/086340号パンフレットおよびEP−A358584号明細書に記載されている。これらのポリシロキサンを用いると皮膚浸透のリスクは低いが、ポリシロキサンに共有結合しているUV活性発色団に応じて起こり得る相溶性の問題のために、ポリシロキサンを日焼け止め組成物中に取り込むのが困難なことがある。
現在知られている日焼け止め剤の多くに関する重要な問題は相互に作用する傾向があることであり、日焼け止め組成物が2種類以上の日焼け止め剤を含有しているいくつかの場合には、貯蔵中または皮膚に塗布された後に日焼け止め剤の紫外線フィルタ活性が低下するという状況がもたらされる。貯蔵中および皮膚に塗布されたときの日焼け止め剤の接触を最小限にするために、日焼け止め組成物中に存在する1つの日焼け止め剤または2つ以上の日焼け止め剤をカプセル化することによってこの問題を解決するための試みが成されてきた。時間が経過すると紫外線フィルタを放出するマイクロカプセルが開示されており、他のマイクロカプセルは、紫外線フィルタを永久にカプセル化するように設計されている。カプセル化技術は、例えば、FR2642329号明細書、DE−A19537415号明細書、EP−A509904号明細書、FR2726760号明細書およびFR2687914号明細書、ならびに国際公開第00/71084号パンフレット、米国特許第6,303,149号明細書、国際公開第98/31333号パンフレット、米国特許第5,876,699号明細書および国際公開第00/72806号パンフレットに記載されている。
米国特許第6,303,149号明細書は、特に、0.01〜100μmの範囲、好ましくは0.1〜10μmの範囲の粒径を有する、日焼け止め剤を有するマイクロカプセルを製造するための方法を開示している。実施例において、0.5〜3.5μm(実施例1)、0.5〜3μm(実施例3)または1〜5μm(実施例4)のサイズを有するマイクロカプセルの形態のカプセル化日焼け止め剤が製造される。実施例において開示される粒径は平均粒径ではなく、これらの例示されたマイクロカプセルのD(v、0.5)値は3μmよりも小さい。
しかしながら、日焼け止め剤を永久にカプセル化するように設計されたマイクロカプセルでも、マイクロカプセルが通常の日焼け止め組成物中に取り込まれた場合に、まだかなりの量の日焼け止め剤がマイクロカプセルから漏出することが分かった。これらのマイクロカプセルは、例えば国際公開第2005/009604号パンフレットに記載される拡散試験構成、または水性環境において試験される場合には堅固であるかもしれないが、通常の局所日焼け止め組成物は通常エマルジョンの形態であり、親水性および親油性の両方の化合物(油相および水相)ならびに乳化剤を含有する。本発明の発明者らは、水性組成物中あるいは特別に設計された拡散試験構成において堅固であることが試験された既知のマイクロカプセルは、それにもかかわらず、エマルジョン形態であり水性成分だけでなく油成分も含有する局所日焼け止め組成物、すなわち親水性および親油性化合物ならびに乳化剤を含有する局所日焼け止め組成物中でかなりの漏出を示すことを発見した。
従って、局所組成物が互いに相溶性でない2つの異なる日焼け止め剤を含有し、これらの2つの非相溶性の日焼け止め剤を永久に分離するために日焼け止め剤の少なくとも1つのカプセル化が実行される場合に、日焼け止め剤のマイクロカプセルからの漏出を防止する、満足できるカプセル化はまだ存在しない。
カプセル化された日焼け止め剤が、パーソル(PARSOL)(登録商標)MCXまたはEHMCとしても知られるメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルなどのケイ皮酸エステル誘導体である場合には、これらの漏出問題は特に深刻である。メトキシケイ皮酸エチルヘキシルなどのケイ皮酸誘導体は、例えば化粧品組成物中で、特に人の皮膚を保護するための日焼け止め剤として有用であることが知られている。しかしながら、これらの化合物は望ましくない効果、例えばアレルギー反応を引き起こすことがあり、そしてまた、他の日焼け止め剤、特にブチルメトキシジベンゾイルメタン(例えば、DSMニュートリショナル・プロダクツ(DSM Nutritional products)においてパーソル(登録商標)1789で入手可能な4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイル−メタンとしても知られる)などのジベンゾイルメタン誘導体とのかなりの交差反応性を有する。
例えばシリカまたは有機修飾シリカであり得る様々なコーティングマトリックス中にケイ皮酸誘導体をカプセル化することが提唱されており、例えば、国際公開第00/09652号パンフレット、国際公開第00/71084号パンフレットおよび国際公開第00/72806号パンフレットを参照することができる。ケイ皮酸エステル誘導体は照射中に光分解も受けるので、吸光度の大幅な損失、従って光防護の大幅な損失をもたらし得る。国際公開第2004/069216号パンフレットは、これらの化合物を少なくとも1つの追加の非カプセル化日焼け止め剤、好ましくは、UV−Bまたは広域性の日焼け止め剤あるいはUV−Bおよび/またはUV−Aおよび/または広域性の日焼け止め剤の組み合わせと併用することによって、局所日焼け止め組成物中のカプセル化ケイ皮酸エステルの光安定性を高めることを提唱している。しかしながら、ケイ皮酸エステルは、多くの他の日焼け止め剤、特に国際公開第2004/069216号パンフレットの好ましい追加の日焼け止め剤の1つであるブチルメトキシジベンゾイルメタンと非相溶性であり、マイクロカプセルから漏出すると、ケイ皮酸エステルおよびブチルメトキシジベンゾイルメタンなどの他の日焼け止めはいずれも不活性化され得る。この問題はその他の通常の日焼け止め剤でも生じ得る。
従来技術では、上記問題を示さない形態の日焼け止め剤を提供することが必要とされており、とりわけ、通常は相溶性でないがそれにもかかわらず貯蔵中および皮膚への塗布後にその活性を高度に保持する2つの異なる日焼け止め剤を含有する日焼け止め組成物などの組成物、特に局所組成物、特に局所医薬品および化粧品組成物を提供することが必要とされている。
予想外にも、日焼け止め剤のマイクロカプセルからの漏出はマイクロカプセルのサイズに依存し、マイクロカプセルが特定の最小サイズを有する場合、特にマイクロカプセルが、D(v、0.5)で測定される少なくとも3μmのサイズを有する場合には、このような漏出は生じないことが分かった。一方で、マイクロカプセルは、組成物、特に局所化粧品および医薬品組成物中に容易および有効に取り込まれるように大きすぎてはならず、そして良好な日光防護活性を提供しなければならない。従来技術で開示されるマイクロカプセルは通常任意のサイズを有することができ、例えば、国際公開第2004/069216号パンフレットに開示されているマイクロカプセルは、約0.01μm〜約100μm、好ましくは0.1〜10μmの平均直径を有することができる。しかしながら、実際に用いられるマイクロカプセルは通常かなり小さく、約1.34μmの粒径D(v、0.5)を有する市販のユーソレックス(Eusolex)(登録商標)UV−パールズ(UV−pearls)(商標)OMCの範囲である。
従って本発明は、第1の態様において、カプセル化された第1の日焼け止め剤と、第1の日焼け止め剤とは異なる第2の日焼け止め剤とを含む組成物、好ましくは局所組成物を提供し、該組成物は、第1の日焼け止め剤が、3μm〜8μmの範囲の平均粒径D(v、0.5)を有するマイクロカプセル内にカプセル化されることを特徴とする。マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)は、好ましくは3〜6μmの範囲であり、より好ましくは3〜5μmの範囲であり、そして最も好ましくは3〜4μmの範囲である。
本発明の組成物は、好ましくは、局所医薬品または化粧品組成物であり、当然ながら、その少なくとも1つがカプセル化された2つの異なる日焼け止め剤に加えて、さらなる日焼け止め剤を含有することができる。
好ましくは、本発明の組成物中に存在する2つの異なる日焼け止め剤の少なくとも1つは、一般式I
Figure 2008546848

(式中、RおよびRは、互いに独立して、水素、あるいはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルおよび2−エチルヘキシルなどの1〜21個、好ましくは1〜8個の炭素原子を含有する飽和直鎖または分枝鎖アルキルである)のケイ皮酸エステル誘導体である。式Iのケイ皮酸誘導体は、特に好ましくは、メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(パーソル(登録商標)MCXまたはEHMC)、メトキシケイ皮酸エトキシエチルおよびメトキシケイ皮酸イソアミルである。最も好ましくはメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルである。ケイ皮酸誘導体は組成物の第1または第2の日焼け止め剤のいずれでもよいが、ケイ皮酸エステル誘導体は、本発明の組成物の第1の日焼け止め剤、すなわちマイクロカプセル内にカプセル化された日焼け止め剤であることが好ましい。
ケイ皮酸エステル誘導体が第1の日焼け止め剤であれば、本発明の局所組成物中に存在する第2の日焼け止め剤は、特に限定されない日焼け止め剤である。好ましくは、第1の日焼け止め剤と相溶性でない日焼け止め剤である。第1の日焼け止め剤が上記で定義したケイ皮酸誘導体であれば、第2の日焼け止め剤は、例えば、PABA、メト硫酸カンファーベンザルコニウム、ホモサレート、ベンゾフェノン−3、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(例えば、パーソル(登録商標)HS)、テレフタリデンジカンファースルホン酸(例えば、メキソリル(Mexoryl)SX)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(例えば、パーソル(登録商標)1789)、ベンジリデンカンファースルホン酸(例えば、メキソリルSL)、オクトクリレン(例えば、パーソル(登録商標)340)、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、PEG−25PABA、p−メトキシケイ皮酸イソアミル、エチルヘキシルトリアゾン(例えば、ユビナール(UVINUL)(登録商標)T150)、ドロメトリゾールトリシロキサン(メキソリルXL)、ジエチルヘキシルブタミドトリアジン(例えば、ユバソーブ(Uvasorb)(登録商標)HEB)、4−メチルベンジリデンカンファー(例えば、パーソル(登録商標)5000)、3−ベンジリデンカンファー、サリチル酸エチルヘキシル、エチルヘキシルジメチルPABA、ベンゾフェノン−4、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(例えば、チノソーブ(Tinosorb)M)、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム(ネオヘリオパン(Neo Heliopan)(登録商標)AP)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(登録商標)S)、ポリシリコーン−15(パーソル(登録商標)SLX)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート(ユビナール(登録商標)A plus)、マイクロファイン二酸化チタン(例えば、パーソル(登録商標)TX)およびマイクロファイン酸化亜鉛から選択される。好ましくは、第2の日焼け止め剤は、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(例えば、パーソル(登録商標)HS)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(例えば、パーソル(登録商標)1789)、オクトクリレン(例えば、パーソル(登録商標)340)、エチルヘキシルトリアゾン(例えば、ユビナール(登録商標)T150)、ジエチルヘキシルブタミドトリアジン(例えば、ユバソーブ(登録商標)HEB)、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(例えば、チノソーブM)、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム(ネオヘリオパン(登録商標)AP)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(登録商標)S)、ポリシリコーン−15(パーソル(登録商標)SLX)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート(ユビナール(登録商標)A plus)またはマイクロファイン二酸化チタンから選択される。最も好ましくは、第2の日焼け止め剤は、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン(例えば、ユビナール(登録商標)T150)、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(例えば、チノソーブM)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(登録商標)S)またはポリシリコーン−15(パーソル(登録商標)SLX)である。
ケイ皮酸エステル誘導体が第2の日焼け止め剤(すなわち、必ずしもマイクロカプセル内にカプセル化されるわけではない日焼け止め剤)である場合、上記の日焼け止め剤は、本発明に従う組成物の第1の日焼け止め剤(すなわち、マイクロカプセル内にカプセル化された日焼け止め剤)を構成する。
本発明によると、カプセル化された第1の日焼け止め剤は上記で定義したようなケイ皮酸誘導体であり、第2の日焼け止め剤はブチルメトキシジベンゾイルメタンなどの上記で定義したとおりであることが好ましい。
第2の日焼け止め剤は、好ましくは、非カプセル化形態で本発明に従う組成物中に存在するが、当然ながら、本発明の組成物中に存在する第1および第2の日焼け止め剤の両方をカプセル化することも可能である。本発明の組成物中に存在する第2の日焼け止め剤もカプセル化されている場合、第2の日焼け止め剤のカプセル化は特に制限されず、既知のどのカプセル化でも使用することができる。
第1および第2の日焼け止め剤を含む組成物は、好ましくは局所医薬品または化粧品組成物であり、より好ましくは局所化粧品組成物である。局所組成物という用語は、スキンケア調製物、例えば、ボディオイル、ボディローション、ボディジェル、トリートメントクリーム、スキンプロテクション軟膏、シェービングフォームまたはジェルなどのシェービング調製物、ボディパウダーなどのスキンパウダー、保湿ジェル、保湿スプレー、リバイタライジングボディスプレー、日焼け止め調製物、ボディウォッシュ調製物などの皮膚洗浄調製物、ならびに例えば、シャンプー、ヘアコンディショナー、毛髪のスタイリングおよびトリートメント製品、パーマ剤、ヘアスプレーおよびラッカー、ヘアジェル、毛髪固定剤および毛髪染色または漂白剤などのヘアケア調製物のような組成物を包含する。
これらの局所組成物、特に化粧品組成物は、通常、エマルジョンまたはマイクロエマルジョンの形態であり、これは、親油性および親水性の化合物を含むことを意味する。これらの局所組成物は油相および水相を含有し、本発明によればこのような油相および水相を含有するエマルジョンまたはマイクロエマルジョン形態の局所組成物が最も好ましい。組成物は、人の皮膚および/または毛髪への局所塗布に特に適している。
従って本発明は、特に、O/W型(水中油)、W/O型(油中水)、O/W/O型(油中水中油)およびW/O/W型(水中油中水)のエマルジョンまたはマイクロエマルジョン形態の局所医薬品または化粧品組成物にも関する。好ましくは、局所医薬品または化粧品組成物は、O/WまたはW/Oエマルジョンまたはマイクロエマルジョンの形態である。
「カプセル化日焼け止め剤」という用語は、適切なカプセル壁材料によって被覆されてコアシェルまたはマトリックス型、好ましくはコア−シェル型のマイクロカプセルを形成する日焼け止め剤を指す。日焼け止め剤は、分離した液体または分離した固体のいずれの形態でもよい。また、日焼け止め剤の混合物が使用されてもよく、日焼け止め剤は適切な溶媒、好ましくは化粧品として許容可能な溶媒中に希釈または溶解されてもよい。マイクロカプセルは、ゾル−ゲル法、インサイチュー(in−situ)重合法またはエクスサイチュー(ex−situ)乳化重合法などの乳化重合法のような当該技術分野において既知である様々な重合技法によって調製することができる。ゾル−ゲル法またはエクスサイチュー乳化重合法によって得ることができるマイクロカプセルは、本発明に従って調製される。
マイクロカプセルは通常10重量%よりも多い日焼け止め剤を含有し、好ましくはマイクロカプセルの10〜95重量%、例えば50〜95重量%、より好ましくは70〜95重量%は日焼け止め剤からなる。
上記の百分率は、マイクロカプセルの全重量を基準とした重量百分率である。
他に何も規定または明示されなければ、本発明で使用される「百分率」および「部」は、通常、重量パーセントまたは重量部である。
本発明の組成物は、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは1(または3、または5)〜30重量%、より好ましくは3〜20重量%(5〜20重量%など)の、日焼け止め剤を含有するマイクロカプセルを含有する。
また本発明は、本発明の組成物における最も好ましい第1の日焼け止め剤である上記で定義した式I
Figure 2008546848

のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体も提供する。
本発明に従うこれらのカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体は、本発明の(局所)組成物、特に医薬品および化粧品組成物を提供するために特に有用であるが、当然ながら、他の組成物中に取り込むことも可能であるし、あるいは当該技術分野において知られている他の目的ために使用することもできる。従って、本発明のカプセル化日焼け止め剤は、人の皮膚または毛髪を有害な紫外線放射から保護するために特に適しているが、紫外線感受性のプラスチック材料、医薬品および他の物体の保護のために使用することもできる。
本発明のカプセル化日焼け止め剤は、必要とされるD(v、0.5)を有する球形粒子のような約1〜60%の固体、好ましくは20〜40%の固体を含有する水性分散液または懸濁液の形態でもあり得る。
懸濁液のpHは、3〜10の範囲でよい。
もう1つの実施形態では、カプセル化日焼け止め剤は、必要とされるD(v、0.5)を有する球形粒子からなる微粉末の形態である。
第1のカプセル化日焼け止め剤と、第2の異なる日焼け止め剤とを有する本発明に従う組成物を提供することによって、カプセル化された日焼け止め剤の光安定性を高めることができる。そのために、本発明は、上記で定義したカプセル化ケイ皮酸誘導体の形態であるケイ皮酸エステル誘導体の光安定性を高めるための方法も提供し、該ケイ皮酸エステル誘導体は、好ましくは、PABA、メト硫酸カンファーベンザルコニウム、ホモサレート、ベンゾフェノン−3、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(例えば、パーソル(登録商標)HS)、テレフタリデンジカンファースルホン酸(例えば、メキソリルSX)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(例えば、パーソル(登録商標)1789)、ベンジリデンカンファースルホン酸(例えば、メキソリルSL)、オクトクリレン(例えば、パーソル(登録商標)340)、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、PEG−25PABA、p−メトキシケイ皮酸イソアミル、エチルヘキシルトリアゾン(例えば、ユビナール(登録商標)T150)、ドロメトリゾールトリシロキサン(メキソリルXL)、ジエチルヘキシルブタミドトリアジン(例えば、ユバソーブ(登録商標)HEB)、4−メチルベンジリデンカンファー(例えば、パーソル(登録商標)5000)、3−ベンジリデンカンファー、サリチル酸エチルヘキシル、エチルヘキシルジメチルPABA、ベンゾフェノン−4、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(例えば、チノソーブM)、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム(ネオヘリオパン(登録商標)AP)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(登録商標)S)、ポリシリコーン−15(パーソル(登録商標)SLX)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート(ユビナール(登録商標)A plus)、マイクロファイン二酸化チタン(例えば、パーソル(登録商標)TX)およびマイクロファイン酸化亜鉛、DEA−メトキシシンナマート、メチルケイ皮酸ジイソプロピル、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオン、ジイソプロピルケイ皮酸エチル、2−エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオナート、エチルPABA、アントラニル酸メンチル、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸カリウム、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸ナトリウム、TEA−サリチラート、2,2−(1,4−フェニレン)ビス−(1H−ベンズイミダゾール−4,6−ジスルホン酸および2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシ−ベンゾイル)−安息香酸ヘキシルエステルから選択されるさらなる日焼け止め剤を含有する局所組成物中に取り込まれる。
好ましくは、第2の日焼け止めは、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(例えば、パーソル(登録商標)HS)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(例えば、パーソル(登録商標)1789)、オクトクリレン(例えば、パーソル(登録商標)340)、エチルヘキシルトリアゾン(例えば、ユビナール(登録商標)T150)、ジエチルヘキシルブタミドトリアジン(例えば、ユバソーブ(登録商標)HEB)、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(例えば、チノソーブM)、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム(ネオヘリオパン(登録商標)AP)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(登録商標)S)、ポリシリコーン−15(パーソル(登録商標)SLX)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート(ユビナール(登録商標)A plus)またはマイクロファイン二酸化チタンから選択される。
最も好ましくは、第2の日焼け止め剤は、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン(例えば、ユビナール(登録商標)T150)、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(例えば、チノソーブM)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(登録商標)S)またはポリシリコーン−15(パーソル(登録商標)SLX)である。
第1のカプセル化日焼け止め剤がケイ皮酸誘導体であり、そして第2の非カプセル化日焼け止め剤がジベンゾイルメタン誘導体である本発明に従う組成物を提供することによって、その交差反応性が回避されることにより両方の日焼け止め剤の光安定性を大幅に高めることができる。そのために、本発明は、上記で定義されたカプセル化ケイ皮酸誘導体の形態のケイ皮酸エステル誘導体を含む局所化粧品組成物中のジベンゾイルメタン、好ましくはブチルメトキシジベンゾイルメタンの光安定性を高めるための方法も提供する。好ましくは、局所組成物は、ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、ポリシリコーン−15および/またはオクトクリレン、好ましくはポリシリコーン−15および/またはオクトクリレンなどのジベンゾイルメタン誘導体をさらに光安定化するために適切な少なくとも1つの追加の第3の日焼け止め剤を含む。従って、本発明は、上記で定義されたカプセル化ケイ皮酸誘導体と、ジベンゾイルメタン誘導体、好ましくはブチルメトキシジベンゾイルメタンとを含む局所化粧品組成物にも関する。
さらに、本発明は、上記で定義されたカプセル化シンナマート誘導体と、ジベンゾイルメタン誘導体、好ましくはブチルメトキシジベンゾイルメタンと、ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、ポリシリコーン−15および/またはオクトクリレン、好ましくはポリシリコーン−15および/またはオクトクリレンなどのジベンゾイルメタン誘導体をさらに光安定化するために適切な少なくとも第3の日焼け止め剤とを含む光安定性組成物に関する。任意で、さらなる日焼け止め剤が存在してもよい。
第3の日焼け止め剤がオクトクリレンである場合、使用される量は重要ではなく、好ましくは、例えばEP0780119B1号明細書の請求項1に開示されるように、ブチルメトキシジベンゾイルメタンに対して0.8未満の比率で使用される。
第3の日焼け止め剤がポリシリコーン−15である場合、使用される量は重要でない。好ましくは、配合物の全重量を基準として、少なくとも0.2重量%の量、特に0.5〜10重量%の量、さらに特に1〜5重量%の量で使用される。
3μm〜8μm(好ましくは3〜6、3〜5、そして最も好ましくは3〜4μm)の範囲の平均粒径D(v、0.5)を有するマイクロカプセル形態のカプセル化日焼け止め剤は、主に当該技術分野において既知の方法に従って調製することができるが、必要とされる平均粒径を有するマイクロカプセルを提供するために重合法を調整しなければならない。
好ましくは、ケイ皮酸エステル誘導体などの日焼け止め剤に対するカプセル化剤、特にTEOSなどのテトラアルコキシシランの比率(重量/重量)は、6:1〜1:13の範囲、特に2:1〜1:10の範囲(1:1〜1:10または1.2:1〜1:7.3または1:1.37〜1:6.1の範囲など)である。
好ましい実施形態では、日焼け止め剤は、マイクロカプセルを得るために、テトラアルコキシシラン、例えばテトラエトキシシランなどの水と反応性のケイ素ベースの前駆体から得られるポリマーにより、そして乳化ステップを用いてカプセル化される。特に、カプセル化方法に言及する限りは参照によって本明細書に援用される国際公開第2003/066209号パンフレットに開示されている調製方法を参照することができる。この文献に開示される方法によると、ポリマー前駆体は機能分子のエマルジョンに添加され、従って、予め形成された機能分子の粒子のまわりにポリマー前駆体を重合させることができる。カプセル化技術は、
(a)正のゼータ電位を有する、日焼け止め剤の水性エマルジョンを調製するステップと、
(b)水と反応性のケイ素化合物、例えばテトラアルコキシシランを前記エマルジョンに添加するステップと、
(c)日焼け止め剤の乳化した液滴の界面でテトラアルコキシシランを重合させて、日焼け止め剤がケイ素ベースのポリマーのシェルで包囲されたマイクロカプセルを形成するステップとを含む。
ステップ(a)のエマルジョンの正のゼータ電位は、カチオン性界面活性剤の存在によって達成することができる。重合は、酸性、中性または塩基性の条件下で進行し得る。この方法は、テトラエトキシシロキサン(TEOS)のエクスサイチュー乳化重合法を例示する。好ましくは、ケイ皮酸誘導体などの日焼け止め剤に対するTEOSなどのテトラアルコキシシランの比率(重量/重量)は、6/1〜1/13、特に1/1〜1/10の範囲である。
本発明に従うカプセル化日焼け止め剤を調製するためのエクスサイチュー重合法を例示するもう1つの好ましい方法例は、
1)油相およびカチオン性界面活性剤の水溶液を混合して、水中油エマルジョンを形成することと、
2)テトラアルコキシシランを含む水と反応性シリコーン化合物を水中油エマルジョンに添加することと、
3)エマルジョンの油/水界面でテトラアルコキシシランを重合させて、油を含有するコアと、シェルとを有するマイクロカプセルを形成することと、
を含み、ステップ1)の油相に対するカチオン性界面活性剤の重量%は0.1%〜0.3%の範囲である。好ましくは、テトラアルコキシシランはテトラエトキシシラン(TEOS)であり、カチオン性界面活性剤は塩化セチルトリメチルアンモニウムである。ケイ皮酸誘導体などの油相に対するテトラアルコキシシランの比率(重量/重量)は、6/1〜1/13、あるいは1.2/1〜1/7.3、あるいは1/1.37〜1/6.1の範囲である。
本発明に従うカプセル化日焼け止め剤、あるいは本発明に従う局所組成物中に封入されたカプセル化日焼け止め剤を調製するためのもう1つの好ましい方法は、製造方法に関して参照によって本明細書に援用される米国特許第6,303,140号明細書において開示されている。この文献によると、重合は、機能分子およびポリマー前駆体の予め形成されたエマルジョン中で行われる。この文献に開示される方法は、通常、以下のステップ:
(a)界面活性剤の存在下で、ゾル−ゲル前駆体および機能分子を含有する非水性で水に不溶性の溶液の水性エマルジョンを調製するステップと、
(b)酸性、中性または塩基性の水溶液を添加しながらステップ(a)のエマルジョンを攪拌し、ゾル−ゲルマイクロカプセルの懸濁液を形成するステップと、
を含む。
ゾル−ゲル前駆体はテトラエトキシシランでよい。界面活性剤はカチオン性界面活性剤でよい。この方法は、TEOSのゾル−ゲル法を例示する。
この方法の詳細については、例えば、米国特許第6,303,149号明細書の実施例1を参照することができる。
上記方法では適切なホモジナイザー圧力を用いることによって粒径を調整することができるが、適切なホモジナイザー圧力は、使用されるモデルに基づいて調整されなければならない。通常、より高いホモジナイザー圧力は、より小さい粒径をもたらす。有用なホモジナイザーは、当該技術分野において既知の乳化装置である。ホモジナイザー圧力は、使用されるホモジナイザーに応じて変化し得る。3μm〜8μmの範囲のD(v、0.5)を有する粒径を得るために適切なホモジナイザー圧力は、通常、10〜200バールの範囲、好ましくは30バールと100バールの間の範囲である。
本発明に従うカプセル化日焼け止め剤、あるいは本発明に従う局所組成物中に封入されたカプセル化日焼け止め剤を調製するためのもう1つの好ましい方法は、製造方法に関して参照によって本明細書に援用され、TEOSのインサイチュー重合法を例示する国際公開第2005/009604号パンフレットにおいて開示されている。
所望される場合には、追加のUV−AおよびUV−B遮蔽剤が本発明の化粧品および/または皮膚科学的組成物に添加されてもよい。異なる紫外線フィルタの組み合わせは相乗効果を示すこともできる。
カプセル化日焼け止めは単独で使用することもでき、あるいは紫外線領域において吸収する他の化合物と組み合わせて使用することもできるが、少なくとも有効な量のカプセル化日焼け止めが日焼け止め組成物中に存在しなければならない。「有効な量のカプセル化日焼け止め」という用語は、通常、日焼け止め組成物の全重量を基準として少なくとも0.2重量%の光遮蔽剤(カプセル化ポリマーを含まない)を意味する。
紫外線遮蔽剤、すなわちカプセル化日焼け止め(カプセル化ポリマーを含まない)と、所望される場合には追加のUV−A/B遮蔽剤との全重量は、厳密に重要ではない。このような量は、組成物の全重量の0.2重量%以上から、適切には約0.5重量%と約20重量%の間、好ましくは約0.5重量%と約12重量%の間で変化し得る
本発明の組成物中に含有され得る適切なUV−B遮蔽剤は、例えば、以下の有機および無機化合物である。
2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(オクトクリレン、パーソル(登録商標)340)、エチル2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートなどのアクリレート、
4−メチルベンジリデンカンファー(パーソル(登録商標)5000)、3−ベンジリデンカンファー、メト硫酸カンファーベンザルコニウム、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、スルホベンジリデンカンファー、スルホメチルベンジリデンカンファー、テレフタリデンジカンファースルホン酸などのカンファー誘導体、
メトキシケイ皮酸オクチル(パーソル(登録商標)MCX)、メトキシケイ皮酸エトキシエチル、メトキシケイ皮酸ジエタノールアミン(パーソル(登録商標)Hydro)、メトキシケイ皮酸イソアミルなどのケイ皮酸誘導体、ならびにシロキサンに結合されたケイ皮酸誘導体、
p−アミノ安息香酸、p−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N−オキシプロピレン化p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリルなどのp−アミノ安息香酸誘導体、
ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシ−ベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン、
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロナートなどのベンザルマロン酸エステル
2−(4−エトキシ−アニリノメチレン)−プロパン二酸ジエチルエステル(EP−A20895776号明細書)などの2−(4−エトキシ−アニリノメチレン)のプロパン二酸エステル、
欧州特許公開第EP−B10358584号明細書、EP−B10538431号明細書およびEP−A10709080号明細書に記載されるようなベンゾマロナート基を含有するオルガノシロキサン化合物、または本出願の導入部分において議論された先行技術文献において開示された他のオルガノシロキサン、
ドロメトリゾールトリシロキサン(メキソリルXL)、
微粒子化されたTiOなどの顔料(「微粒子化された」という用語は約5nm〜約200nm、特に約15nm〜約100nmの粒径を指す。TiO粒子は、酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムなどの金属酸化物によって、あるいは当該技術分野において知られているポリオール、メチコン、ステアリン酸アルミニウム、アルキルシランなどの有機コーティングによって被覆されてもよい)、
2−フェニルベンズイミダゾールスルホン酸およびその塩(パーソル(登録商標)HS)、例えば、ナトリウムまたはカリウム塩などのアルカリ塩、アンモニウム塩、モルホリン塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩などの第1級、第2級および第3級アミンの塩などのイミダゾール誘導体、
サリチル酸イソプロピルベンジル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ブチル、サリチル酸オクチル(ネオヘリオパンOS)、サリチル酸イソオクチルまたはサリチル酸ホモメンチル(ホモサレート、ヘリオパン(HELIOPAN))などのサリチル酸誘導体、
オクチルトリアゾン(ユビナールT−150)、ジオクチルブタミドトリアゾン(ユバソーブHEB)などのトリアゾン誘導体。
本発明の組成物中に含有され得る適切な従来のUV−A遮蔽剤は以下の有機および無機化合物である。
4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイル−メタン(パーソル(登録商標)1789)、ジメトキシジベンゾイルメタン、イソプロピルジベンゾイルメタンなどのジベンゾイルメタン誘導体、
2,2’−メチレン−ビス−[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3,−テトラメチルブチル)−フェノール](チノソーブM)などのベンゾトリアゾール誘導体、
2,2−(1,4−フェニレン)−ビス−(1H−ベンズイミダゾール−4,6−ジスルホン酸)(ネオヘリオパンAP)などのフェニレン−1,4−ビス−ベンズイミダゾールスルホン酸またはその塩、
2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシ−ベンゾイル)−安息香酸ヘキシルエステル(INCIジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート、ユビナール(登録商標)A plus)などの、欧州特許出願第EP1046391号明細書に記載されるようなアミノ置換ヒドロキシベンゾフェノン、
微粒子化されたZnOなどの顔料(「微粒子化された」という用語は約5nm〜約200nm、特に約15nm〜約100nmの粒径を指す。ZnO粒子は、例えば、酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムなどの金属酸化物によって、あるいは、例えば、ポリオール、メチコン、ステアリン酸アルミニウム、アルキルシランなどの有機コーティングによって被覆されてもよい。このようなコーティングは当該技術分野においてよく知られている)。
ジベンゾイルメタン誘導体は感光性のUV−A遮蔽剤なので、これらを光安定化することが望ましいであろう。従って、「従来のUV−A遮蔽剤」という用語は、例えば、
EP−B10514491号明細書およびEP−A10780119号明細書に記載されているような3,3−ジフェニルアクリレート誘導体と、
米国特許第5,605,680号明細書に記載されるようなベンジリデンカンファー誘導体と、
EP−B10358584号明細書、EP−B1538431号明細書およびEP−A10709080号明細書に記載されるようなベンゾマロナート基を含有するオルガノシロキサン、または本出願の導入部分において議論された先行技術文献において開示された他のオルガノシロキサンと
によって安定化された例えばパーソル(登録商標)1789などのジベンゾイルメタン誘導体も指す。
本発明の組成物は、防腐剤/酸化防止剤、脂肪性物質/油、水、有機溶媒、シリコーン、増粘剤、柔軟剤、乳化剤、追加の日焼け止め、消泡剤、保湿剤、香料、界面活性剤、充填剤、金属イオン封鎖剤、アニオン性、カチオン性、非イオン性または両性ポリマーまたはその混合物、噴霧剤、酸性化または塩基性化剤、染料、着色剤、顔料またはナノ顔料などの通常の化粧品補助剤および添加剤、特に紫外線放射を物理的に遮断することによって追加の光防護効果を提供するために適切なもの、あるいは特に日焼け止め/日焼け防止組成物を製造するために化粧品に通常配合されるその他の成分を含有することもできる。化粧品および皮膚科学的な補助剤および添加剤の必要量は、所望される製品に基づいて当業者によって容易に選択され得る。
特に好ましい酸化防止剤は、アミノ酸(例えば、グリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびこれらの誘導体、イミダゾール(例えば、ウロカニン酸)および誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシンなどのペプチドおよび誘導体(例えば、アンセリン)、カロテノイド、カロテン(例えば、β−カロテン、γ−カロテン、リコペン)および誘導体、クロロゲン酸および誘導体、リポン酸(liponic acid)および誘導体(例えば、ジヒドロリポン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えば、チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミンおよびそのグリコシル−、N−アセチル−、メチル−、エチル−、プロピル−、アミル−、ブチル−およびラウリル−、パルミトイル−、オレイル−、γ−リノレイル−、コレステリル−およびグリセリルエステル)ならびにこれらの塩、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)ならびに極めて低い適合性用量(例えば、pmol〜μmol/kg)のスルホキシミン化合物(ブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニンスルホキシミンなど)、さらに(金属)キレート剤(α−ヒドロキシ脂肪酸、パルミン酸(palmic acid)、フィチン酸、ラクトフェリンなど)、α−ヒドロキシ酸(クエン酸、乳酸、リンゴ酸など)、フミン酸、没食子酸、没食子酸抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTAおよびその誘導体、不飽和脂肪酸およびこれらの誘導体(γ−リノレイン酸、リノール酸、オレイン酸など)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびこれらの誘導体、ビタミンCおよび誘導体(アスコルビルパルミタート、Mg−アスコルビルホスファート、Na−アスコルビルホスファート、アスコルビルアセタートなど)、トコフェロールおよび誘導体(酢酸ビタミンEなど)、ビタミンAおよび誘導体(パルミチン酸ビタミンA)ならびにコニフェリルベンゾアート、ルチン酸および誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、トリヒドロキシブチロフェノン、尿素およびその誘導体、マンノースおよび誘導体、亜鉛および誘導体(例えば、ZnO、ZnSO)、セレンおよび誘導体(例えば、セレノメチオニン)、スチルベンおよび誘導体(スチルベンオキシド、トランス−スチルベンオキシドなど)、そして指定された活性成分の適切な誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)からなる群から選択されるものである。
上記の防腐剤および/または酸化防止剤(1つまたは複数の化合物)の調製物中の量は、調製物の全重量を基準として、好ましくは0.001〜30重量%、特に好ましくは0.05〜20重量%、特に1〜10重量%である。
ビタミンEおよび/またはその誘導体が酸化防止剤として使用される場合には、これらの特定の濃度を、配合物の全重量を基準として、0.001〜10重量%の範囲から選択することが有利である。
ビタミンAおよび/またはその誘導体、またはカロテノイドが酸化防止剤である場合、これらの特定の濃度を、配合物の全重量を基準として0.001〜10重量%の範囲から選択することが有利である。
本発明に従う組成物は、乳化剤を含有してもよい。乳化剤は、2つ以上の非混和性の液体が均質に混ざることを可能にし、組成物の粘度を上昇させる。さらに、乳化剤は組成物を安定化する働きをする。
O/W、W/Oおよび/またはO/W/O配合物を形成するために本発明に従って使用することができる乳化剤には、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ポリグリセリル−3−ジイソステアラート、オレイン酸/イソステアリン酸のポリグリセロールエステル、ポリグリセリル−6ヘキサリシノラート、ポリグリセリル−4−オレアート、ポリグリセリル−4オレアート/PEG−8プロピレングリコールココアート、オレアミドDEA、TEAミリスタート、TEAステアレート、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、リシノール酸カリウム、ナトリウムココアート、獣脂酸ナトリウム(sodium tallowate)、カリウムカストラート、オレイン酸ナトリウム、およびこれらの混合物が含まれる。さらに適切な乳化剤は、リン酸セチル、セチルリン酸DEA、セチルリン酸カリウム、ナトリウムグリセリルオレアートホスファート、水素化ベジタブルグリセリドホスファートおよびこれらの混合物などのリン酸エステルおよびこれらの塩である。さらに、1つまたは複数の合成ポリマーが乳化剤として使用されてもよい。例えば、PVPエイコサエンコポリマー、アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリレート/ステアレスメタクリレートコポリマー、PEG−22/ドデシルグリコールコポリマー、PEG−45/ドデシルグリコールコポリマー、およびこれらの混合物である。好ましい乳化剤は、PVPエイコサエンコポリマー、アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマー、イソステアリン酸PEG−20ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、およびこれらの混合物である。
乳化剤は、組成物の全重量の約0.01重量%〜約15重量%、好ましくは約0.1重量%〜約3重量%で変化する全量で存在し得る。
脂肪/油相は、
鉱油およびミネラルワックス、
カプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリドなどの油、好ましくはヒマシ油
天然または合成油、好ましくは炭酸または脂肪酸と、アルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコールまたはグリセリンなどとのエステル
アルキルベンゾアート、および
ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油
ならびにこれらの混合物から有利に選択される。
本発明に従う組成物の油相中に取り込むことができる脂肪性物質は、3〜30個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和の直鎖または分枝鎖アルキルカルボン酸と、3〜30個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和の直鎖および/または分枝鎖アルコールとのエステル、ならびに芳香族カルボン酸と、3〜30個の炭素原子の飽和および/または不飽和の直鎖または分枝鎖アルコールとのエステルから有利に選択される。このようなエステルは、パルミチン酸オクチル、オクチルココアート、イソステアリン酸オクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘキシル、オレイン酸n−デシル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチルドデシル、ヘプタン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、エルカ酸オレイル、オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシル、ステアリン酸トリデシル、トリメリト酸トリデシル、ならびにホホバ油などのこれらのエステルの合成、半合成および天然混合物から有利に選択することができる。
本発明に従う組成物における使用に適したその他の脂肪性成分は、レシチンなどの極性油および脂肪酸トリグリセリド、すなわち8〜24個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する飽和および/または不飽和の直鎖または分枝鎖の炭酸のトリグリセリンエステルを含むが、脂肪酸トリグリセリドは好ましくは、合成、半合成および天然油(例えば、ココグリセリド、オリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、ピーナッツ油、菜種油、アーモンド油、ヤシ油、ココナッツ油、ヒマシ油、水素化ヒマシ油、コムギ油、グレープ油など)と、線状および/または分枝鎖炭化水素およびワックスなどの無極性油、例えば鉱油、ワセリン(ペトロラタム)と、パラフィン、スクアランおよびスクアレン、ポリオレフィン(ポリデセンが望ましい)、水素化ポリイソブテンおよびイソヘキサデカンと、ジカプリリルエーテルなどのジアルキルエーテルと、シクロメチコン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、セチルジメチコン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポリ−(メチルフェニルシロキサン)などの線状または環状シリコーン油と、これらの混合物とから選択される。
本発明の組成物中に有利に取り込むことができるその他の脂肪性成分は、イソエイコサン、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリル酸/ジカプリン酸プロピレングリコール、カプリル酸/カプリン酸/ジグリセリルスクシナート、カプリル酸/カプリン酸ブチレングリコール、C12〜13アルキルラクタート、ジ−C12〜13アルキルタルトラート、トリイソステアリン、ヘキサカプリル酸/ヘキサカプリン酸ジペンタエリトリチル、モノイソステアリン酸プロピレングリコール、トリカプリリン、ジメチルイソソルビドである。特に好ましいのは、C12〜15アルキルベンゾアートおよびイソステアリン酸2−エチルヘキシルの混合物、C12〜15アルキルベンゾアートおよびイソノナン酸イソトリデシルの混合物、ならびにC12〜15アルキルベンゾアート、イソステアリン酸2−エチルヘキシルおよびイソノナン酸イソトリデシルの混合物の使用である。
本発明に従う組成物の油相は、ビーワックス、チャイナワックス、バンブルビーワックスおよびその他の昆虫のワックスならびにシアバターなどの天然の植物性または動物性ワックスを含有することもできる。
本発明に従う組成物は、さらに、1つまたは複数の皮膚軟化薬を含有してもよい。皮膚軟化薬は皮膚表面に軟化または柔軟効果を提供し、通常、局所使用のために安全であると考えられる。また皮膚軟化薬は、組成物の蒸発および粘着速度の制御を助ける。好ましい皮膚軟化薬には、鉱油、ラノリン油、ココナッツ油、ココアバター、オリーブ油、アロエ抽出物、ホホバ油、ヒマシ油、オレイン酸およびステアリン酸などの脂肪酸、セチルおよびヘキサデシルアルコールなどの脂肪アルコール、アジピン酸ジイソプロピル、C〜C15アルコールの安息香酸およびヒドロキシ安息香酸エステル、イソ−ノナン酸イソノニル、C15〜C50アルカン、鉱油、ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン、ポリオキシプロピレンブチルエーテルおよびポリオキシプロピレンセチルエーテルなどのエーテル、ならびにC〜C15アルキルベンゾアート、そしてこれらの混合物が含まれる。最も好ましい皮膚軟化薬は、ヒドロキシ安息香酸エステル、アロエベラ、C12〜15アルキルベンゾアート、およびこれらの混合物である。
皮膚軟化薬は、組成物の全重量の約1重量%〜約20重量%、好ましくは約2重量%〜約15重量%、そして最も好ましくは約4重量%〜約10重量%の様々な量で存在する。
本発明の配合物の水相は、アルコール、特に低級アルコール、好ましくはエタノールおよび/またはイソプロパノール、低級アルキルジオールまたはポリオールおよびこれらのエーテル、好ましくはプロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチル−または−モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル−、−モノエチル−または−モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル−または−モノエチルエーテルおよび類似生成物、ポリマー、気泡安定剤、電解質、そして特に1つまたは複数の増粘剤などの通常の化粧品添加剤を含有することができる。
本発明の配合物において使用され得る増粘剤には、一群の二酸化ケイ素(silicium dioxide)、マグネシウムおよび/またはアルミニウムシリケート、多糖類、ならびにヒアルロン酸、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルセルロース、アクリレートコポリマー、好ましくはタイプ980、981、1382、2984、5984のカルボポール(carbopole)などの一群のカルボポールのポリアクリレートなどのこれらの誘導体が含まれる。
皮膚の角質層の経皮水分蒸散量(TEWL)を低減するために湿潤剤などの保湿剤が本発明に従う組成物中に取り込まれてもよい。適切な湿潤剤には、グリセリン、乳酸、ピロリドン炭酸、尿素、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ソルビトール、PEG−4、およびこれらの混合物が含まれる。さらに適切な保湿剤は、ヒアルロン酸、キトサンおよび/または、例えばソラビア(SOLABIA)Sからフコゲル(Fucogel)(登録商標)1000(CAS番号178463−23−5)で入手可能なフコースが豊富な多糖類などの一群の水溶性および/または水でゲル化する多糖類の高分子保湿剤である。保湿剤は、組成物の全重量の約0.5重量%〜約8重量%、好ましくは約1重量%〜約5重量%の様々な量において任意で存在する。
例えば乳化剤またはフォームビルダー/安定剤などの成分を中和するために本発明の組成物に含まれ得る適切な中和剤には、水酸化ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ水酸化物、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、アミノメチルプロパノール、三ナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸およびこれらの混合物などの有機塩基、アルギニンおよびリシンなどの塩基性アミノ酸、ならびに上記のいずれかの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。中和剤は、約0.01重量%〜約8重量%の量、好ましくは1重量%〜約5重量%の量で本発明の組成物中に存在し得る。
疎水性乳化剤の挙動を変化させるために、本発明の組成物への電解質の添加が必要なこともある。従って、本発明のエマルジョン/マイクロエマルジョンは、好ましくは、塩化物、硫酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩またはアルミン酸塩など(これらに限定されない)のアニオンを含む1つまたはいくつかの塩の電解質を含有し得る。その他の適切な電解質は、ラクタート、アセタート、ベンゾアート、プロピオナート、タルトラートおよびシトラートなどの有機アニオンに基づくことができるが、これらに限定されない。カチオンとしては、好ましくは、アンモニア、アルキルアンモニア、アルカリ−またはアルカリ土類金属、マグネシウムイオン、鉄イオンまたは亜鉛イオンが選択される。特に好ましい塩は、塩化カリウムおよびナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、ならびにこれらの混合物である。電解質は、約0.01重量%〜約8重量%の量で本発明の組成物中に存在する。
本発明の化粧品組成物は、日焼け防止/日焼け止め組成物またはメイクアップ製品のように、人の表皮または毛髪を紫外線照射の有害な影響に対して光保護するための組成物として有用である。このような組成物は、特に、ローション、高粘度のローション、ジェル、クリーム、乳液、軟膏、粉末または固体チューブスティックの形態で提供され、任意で、エアロゾルとしてパッケージ化されて、ムース、フォームまたはスプレーの形態で提供され得る。人の表皮を紫外線放射に対して保護するために、または日焼け防止/日焼け止め組成物として、本発明に従う化粧品組成物が提供される場合、溶媒または脂肪性物質中の懸濁液または分散液の形態、あるいはクリームまたは乳液などのエマルジョンまたはミクロエマルジョン(特に、O/WまたはW/O型、O/W/OまたはW/O/W型)、小胞性(vesicular)分散液の形態、軟膏、ジェル、固体チューブスティックまたはエアロゾルムースの形態でもよい。エマルジョンは、アニオン性、非イオン性、カチオン性または両性の界面活性剤を含有することもできる。
本発明に従う化粧品組成物は、毛髪を保護するために使用される場合、シャンプー洗浄の前または後、染色または漂白の前または後、パーマネントウェーブまたはヘアストレートニング操作の前、最中、または後に塗布されるシャンプー、ローション、ジェルまたは洗浄(rinse out)組成物、スタイリングまたはトリートメントローションまたはジェル、ブロー乾燥またはヘアスタイリングローションまたはジェル、ヘアラッカー、または毛髪をパーマネントウェーブ、ストレートニング、染色または漂白するための組成物の形態でよい。
人の毛髪を紫外線に対して保護するために、カプセル化日焼け止めは、0.1〜10重量%、好ましくは1〜7重量%の濃度で、シャンプー、ローション、ジェル、ヘアスプレー、エアロゾルフォームクリームまたはエマルジョンに取り込むことができる。それぞれの配合物は、とりわけ、毛髪を洗浄、カラーリングおよびスタイリングするために使用することができる。
本発明に従う化粧品組成物は、上皮のトリートメントクリーム、ファンデーション、リップスティックのチューブ、アイシェード、フェイスパウダー、アイライナー、マスカラまたはカラーリングジェルなどのまつげ、眉毛、皮膚または毛髪のためのメイクアップ製品として使用される場合には、固体でもペースト状でもよく、無水でもO/WまたはW/Oエマルジョンなどの含水でもよく、懸濁液でもゲルでもよい。
また本発明は、特に人の皮膚の色を調節するために、紫外線放射を遮蔽するための試薬としてカプセル化日焼け止め剤を配合することを特徴とする。
カプセル化日焼け止め剤は優れた脂溶性を示し、従って、化粧品配合物中に高濃度で取り込むことができ、最終組成物の高い防護係数がもたらされる。さらに、これらは、少なくとも脂肪相および化粧品として許容される有機溶媒を含有する化粧品配合物中に均質に分配され、皮膚/または毛髪に塗布されて、皮膚および/または毛髪を紫外線放射の悪影響に対して有効に保護する保護フィルムの形成をもたらす。
従って、本発明のもう1つの目的は、本発明の化合物および組成物を、皮膚および/または毛髪を紫外線放射、特に太陽放射に対して保護するために使用することであり、カプセル化日焼け止め剤を含有する有効量の化粧品の組成物を局所的に塗布することを含む。
最後に、本発明のもう1つの実施形態によると、本発明のカプセル化日焼け止め剤または組成物は、プラスチックおよび他の紫外線感受性材料および製品のための、紫外線放射に対する保護剤として使用することができる。
以下の実施例は、本発明の方法および組成物をさらに説明するために提供される。これらの実施例は単に実例であって、本発明の範囲を限定することは全く意図されない。
本明細書において言及される粒径の全ての測定は、英国のマルバーン・インストルメンツ社(Malvern Instruments Ltd)の「マスターサイザー(Mastersizer)2000」を用いるレーザー回折技法によって行われ、上記の粒径についてのさらなる情報は、例えば、「粒径分析論の基本原理(Basic principles of particle size analytics)」、ドクター・アラン・ロール(Dr.Alan Rawle)、マルバーン・インストルメンツ社、エニグマ・ビジネス・パート(Enigma Business Part)、グローブウッド・ロード(Grovewood Road)、マルバーン、ウースターシャー(Worcestershire)、WR14 1XZ、UKと、「マルバーン粒径アナライザーのマニュアル(Manual of Malvern particle size analyzer)」とにおいて見出すことができる。ユーザーマニュアルのマニュアル番号MAN0096号(1994年11月10日発行)が特に参照される。本出願において示される全ての粒径は、D(v、0.5)による平均粒径であり、他に何も規定または明示されなければ、マルバーン・マスターサイザーを用いて測定される。
[サンプルの調製]
[実施例1]
11gのEHMCを33gのTEOS中に溶解する。S25KR−18G分散機(IKA)の付いたウルトラ−ツラックス(Ultra−Turrax)T−25ベーシックを17500rpmで用いて、せん断力下で1%の塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する200gの水溶液中に有機相を乳化させる。次に、pH11.3の200gのNaOH水溶液を含有するビーカー内にエマルジョンを注ぐ。エマルジョンを添加しながら溶液を400rpmで攪拌し、次に攪拌速度を200rpmまで低下させる。エマルジョンを室温で24時間攪拌した後、50℃で3時間攪拌する。得られる懸濁液は、1.4μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルを含有する。
[実施例2]
60バールでAPV−1000(APVホモジナイザーズ(Homogenisers)AS)を用いて、0.2gのボルポ(Volpo)L3および0.3gの塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する100gの水中に35gのEHMCを乳化させる。10gのTEOSをエマルジョンに攪拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗製エマルジョンを形成する。得られる懸濁液は、3.5μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルを含有する。
[実施例3]
70バールでAPV−1000(APVホモジナイザーズAS)を用いて、0.2gのボルポL3(INCI C12〜13パレス−3)および0.3gの塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する100gの水中に35gのEHMCを乳化させる。15gのTEOSをエマルジョンに攪拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗製エマルジョンを形成する。得られる懸濁液は、3.8μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルを含有する。
[実施例4]
80バールでAPV−1000(APVホモジナイザーズAS)を用いて、0.2gのボルポL3および0.3gの塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する100gの水中に35gのEHMCを乳化させる。13gのTEOSをエマルジョンに攪拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗製エマルジョンを形成する。得られる懸濁液は、3.05μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルを含有する。
[実施例5]
40バールでAPV−1000(APVホモジナイザーズAS)を用いて、0.2gのボルポL3および0.3gの塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する100gの水中に35gのEHMCを乳化させる。10gのTEOSをエマルジョンに攪拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗製エマルジョンを形成する。得られる懸濁液は、4.0μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルを含有する。
[実施例6]
30gのEHMCを2.5gのTEOS中に溶解する。500バールでウルトラ・ホモジナイザーズ(Ultra Homogenisers)ASを用いて、高せん断力下で1%の塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する17gの水溶液中に有機相を乳化させる。次に、25gのpH3.8を有する水溶液を含有するビーカー内にエマルジョンを注ぐ。エマルジョンを添加しながら溶液を400rpmで攪拌し、次に攪拌速度を60rpmまで低下させる。エマルジョンを室温で24時間攪拌した後、50℃で3時間攪拌する。得られる懸濁液は、1.7μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルを含有する。
[実施例7]
1.4gのパレス−3非イオン性ポリエチレングリコールラウリルエーテル界面活性剤および0.9gの塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する540.9gの水中に350gのEHMCを乳化させる。100バールで動作する「ラニー・ミニ・ラブ(Rannie Mini Lab)8.30H」ホモジナイザーに粗製エマルジョンを一回通過させる。10.46%のTEOSをエマルジョンに攪拌しながら添加して、3.55μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルの粗製エマルジョンを形成する。
[実施例8]
1.4gのパレス−3非イオン性ポリエチレングリコールラウリルエーテル界面活性剤および0.9gの塩化セチルトリメチルアンモニウム(CTAC)を含有する540.9gの水中に350gのEHMCを乳化させる。40バールで動作する「APV model 1000」ホモジナイザーに粗製エマルジョンを一回通過させる。10.46%のTEOSをエマルジョンに攪拌しながら添加して、3.94μmのD(v、0.5)を有するマイクロカプセルの粗製エマルジョンを形成する。
[試験実施例]
ブチルメトキシジベンゾイルメタン(BMDBM)およびメトキシケイ皮酸エチルヘキシル(EHMC)は照射されると光化学的な相互作用を受けて、1:1付加生成物をもたらす。この結果、紫外分光法によって測定することができる吸収特性が損失される。従って、この系は、化粧品エマルジョン中のカプセルからのEHMCの拡散(または保持)を示すために有用である。従って、この方法は、マイクロカプセル内での日焼け止め剤の効率的な保持を証明するために適切である。
以下の実施例では、G.ベルセット(Berset)&H.ゴンゼンバッハ(Gonzenbach)(コリパ(COLIPA)タスクフォース)、光安定性の決定のために提唱されるプロトコル(Proposed protocol for determination of photostability)パートI:化粧品の紫外線フィルタ(cosmetic UV−filters)、lnt.J.Cosmet.Sci.18巻、167〜188頁(1996年)に従って、アトラス・サンテス(Atlas suntes)XLS+を用いて、初期および43℃で数週間の貯蔵後にエマルジョンの光安定性を決定した。照射時間は5.5時間であった。
従って、3つのリファレンス組成物(リファレンスA、リファレンスBおよびリファレンスC)ならびに8つのサンプル組成物(サンプルD〜L)を調製した。
リファレンスAは、5%のEHMC、2%のBMDBM、1.8%のOC(オクトクリレン)を含有する。
リファレンスBは、5%のEHMCを含有する。
リファレンスCは、2%のBMDBM、1.8%のOCを含有する。
サンプルは、対応する量のカプセル化EHMC、2%のBMDBM、1.8%のOCを含有する。
サンプルDは、35%のEHMCを有するユーソレックス(登録商標)UV−パールズ(商標)OMCを含有する。
サンプルE〜Kはカプセル化EHMCを含有し、様々なカプセルサイズで国際公開第2003066209号パンフレットに従ってカプセル化される。
次に、リファレンスおよびサンプルを標準手的な局所組成物中に取り込んだ。試験組成物の成分は以下の表に要約され、以下の手順に従って調製した。
Figure 2008546848
パートA)およびB)を攪拌しながら85℃に加熱する。その溶解度に基づいて所望される濃度のカプセル化されていない追加のUV−Aおよび/またはUV−Bおよび/または広域性のスクリーンを水相または油相に添加する。均質になったら攪拌下でパートB)をA)に添加する。攪拌しながら約45℃まで冷却する。次にパートC)を添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却する。再度均質にして小さい粒径を達成する。
エマルジョンの光安定性は、上記したように決定および評価した。サンプル中のEHMCおよびBMBDMの回収は、効率的な保持を証明するためにリファレンスBおよびCの場合と等しくなければならない。時間が経つにつれて値が低下する、あるいはリファレンスAの値に等しい場合には、マイクロカプセル内における日焼け止め剤の保持は十分ではない。組成物を43℃で貯蔵して、老化過程を促進した。結果は以下の表に要約される。
Figure 2008546848
上記の結果から明らかであるように、3μm未満の粒径を有するカプセルを用いるとEHMCおよびBMDBMの回収は大幅に低下し、最終的にはEHMCがカプセルから完全に拡散する。反対に、43℃の数週間にわたる貯蔵の後でも、3μm以上のD(v、0.5)値を有するカプセルからはEHMCの滲出はあまり生じず、この系が堅固であることが示される。
以下の表は結果から引き出すことができる最も重要な結論を要約しており、カプセル化日焼け止め剤が本発明に従って使用される場合に達成可能である予想外の保持を明白に示す。
Figure 2008546848
本発明のカプセル化日焼け止め剤は、以下の実施例で説明されるように、様々なタイプの化粧品または医薬品の光遮蔽組成物中に取り込むことができる。
[実施例2]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)およびB)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートC)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例3]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)およびB)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートC)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例4]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)およびB)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートC)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例5]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)およびB)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートC)およびD)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例6]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)およびB)を攪拌しながら混合する。均質になったら攪拌下でパートC)およびD)を添加する。
[実施例7]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)およびB)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートC)およびD)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例8]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)、B)およびC)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)およびC)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートD)およびE)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例9]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)、B)およびC)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)およびC)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートD)およびE)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。
[実施例10]
Figure 2008546848
[手順:]
パートA)、B)およびC)を攪拌しながら85℃に加熱する。均質になったら攪拌下でパートB)およびC)をA)に添加する。攪拌しながら周囲温度まで冷却し、パートD)およびE)を添加する。小さい粒径を達成するために均質にする。

Claims (23)

  1. 少なくとも、カプセル化された第1の日焼け止め剤と、前記第1の日焼け止め剤とは異なる第2の日焼け止め剤とを含有する局所組成物であって、
    前記第1の日焼け止め剤が、以下の条件:
    3μm≦マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)≦8μm
    を満たす平均粒径D(v、0.5)を有するマイクロカプセル内にカプセル化されることを特徴とする局所組成物。
  2. 前記マイクロカプセルが、以下の条件:
    3μm≦マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)≦6μm
    を満たす請求項1に記載の局所組成物。
  3. 前記マイクロカプセルが、以下の条件:
    3μm≦マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)≦4μm
    を満たす請求項2に記載の局所組成物。
  4. 前記第1の日焼け止め剤または第2の日焼け止め剤のいずれかが、一般式I
    Figure 2008546848

    (式中、RおよびRは独立して、水素、あるいは1〜21個の炭素原子を含有する飽和直鎖または分枝鎖アルキルである)のケイ皮酸エステル誘導体である請求項1〜3のいずれか一項に記載の局所組成物。
  5. 前記第1の日焼け止め剤または第2の日焼け止め剤のいずれかが、メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、メトキシケイ皮酸エトキシエチルおよびメトキシケイ皮酸イソアミルから選択される請求項4に記載の局所組成物。
  6. 前記マイクロカプセルが、マイクロカプセルの全重量を基準として、70〜95重量%の日焼け止め剤を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の局所組成物。
  7. 前記マイクロカプセルが、乳化重合法、好ましくはエクスサイチュー乳化重合法によって得られることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の局所組成物。
  8. 前記マイクロカプセルが、インサイチュー重合法によって得られることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の局所組成物。
  9. 前記マイクロカプセルが、ゾル−ゲル法によって得られることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の局所組成物。
  10. 前記第1の日焼け止め剤または第2の日焼け止め剤のいずれかが、ブチルメトキシジベンゾイルメタンであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の局所組成物。
  11. 前記第2の日焼け止め剤がカプセル化されておらず、ブチルメトキシジベンゾイルメタンであることを特徴とする請求項10に記載の局所組成物。
  12. 少なくとも1つのさらなる日焼け止め剤を含む請求項1〜11のいずれか一項に記載の局所組成物。
  13. 前記少なくとも1つのさらなる日焼け止め剤が、オクトクリレンおよび/またはポリシリコーン15から選択される請求項12に記載の局所組成物。
  14. マイクロカプセルの形態である式I
    Figure 2008546848

    (式中、RおよびRは独立して、水素、あるいは1〜21個の炭素原子を含有する飽和直鎖または分枝鎖アルキルである)のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体であって、
    前記マイクロカプセルが、以下の条件:
    3μm≦マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)≦8μm
    を満たす平均粒径D(v、0.5)を有することを特徴とするカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体。
  15. 前記マイクロカプセルが、以下の条件:
    3μm≦マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)≦5μm
    を満たす請求項14に記載のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体。
  16. 前記マイクロカプセルが、以下の条件:
    3μm≦マイクロカプセルの平均粒径D(v、0.5)≦4μm
    を満たす請求項15に記載のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体。
  17. 前記ケイ皮酸エステル誘導体が、メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、メトキシケイ皮酸エトキシエチルおよびメトキシケイ皮酸イソアミルから選択される請求項14〜16のいずれか一項に記載のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体。
  18. ゾル−ゲル法によって得ることができる請求項14〜17のいずれか一項に記載のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体。
  19. 一般式I
    Figure 2008546848

    (式中、RおよびRは独立して、水素、あるいは1〜21個の炭素原子を含有する飽和直鎖または分枝鎖アルキルである)のケイ皮酸エステル誘導体およびさらなる日焼け止め剤の両方を含有する組成物において、前記さらなる日焼け止め剤の存在下で一般式Iのケイ皮酸エステル誘導体の光安定性を高める方法であって、
    前記一般式Iのケイ皮酸エステル誘導体が、請求項14〜18のいずれか一項に記載のカプセル化ケイ皮酸エステル誘導体の形態で前記組成物中に取り込まれることを特徴とする方法。
  20. 前記さらなる日焼け止め剤が、ブチルメトキシジベンゾイルメタンである請求項19に記載の方法。
  21. 前記組成物が局所組成物である請求項19または20に記載の方法。
  22. 紫外線放射、特に太陽放射に対して皮膚および/または毛髪を保護するための請求項1〜13のいずれか一項に記載の局所組成物の使用。
  23. 特定の太陽放射において、紫外線放射に対して皮膚および/または毛髪を保護するための請求項14〜18のいずれか一項に記載のカプセル化日焼け止め剤の使用。
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