JP2008540174A5

JP2008540174A5 -

Info

Publication number: JP2008540174A5
Application number: JP2008510466A
Authority: JP
Filing date: 2006-05-05
Publication date: 2009-05-28
Anticipated expiration: 2026-05-05

Claims

ブロー成形された多層のプラスチック中空体を製造するためのブロー成形機用の押出しストレージヘッドであって、２つ又は３つ以上の周方向分配器（１６，１８）がストレージ室（２０）の上側に配置されており、該ストレージ室（２０）から周方向に分配されたプラスチックが、移動可能なリング状の押出しピストン（２２）を用いて、２層又は多層のホース状の前成形体として連続的に、制御可能なリングノズル（２４）を介して押出し可能である形式のものにおいて、先きに周方向に分配された、少なくとも２層のプラスチック担体材料の上に別の付加的なプラスチック層（外側の機能層）を施すために、ストレージ室（２０）の下側及び制御可能な前記リングノズル（２４）の上側に別の周方向分配器（２６）が配置されており、該周方向分配器（２６）が搬送導管（２８）を介して、別の別個の押出機（３２）を有する、溶融可能なプラスチック（機能層）のための別の外部のストレージエレメント（３０）に接続されており、外部のストレージエレメント（３０）が同様にストレージ室にて移動可能な押出しピストン（３４）と該ストレージ室の下側に配置された閉鎖弁（３６）とを備えていることを特徴とする、ブロー成形機のための押出しストレージヘッド。
外部のストレージエレメント（３０）におけるリング形の押出しピストン（３４）が、同様に中空シリンダ形のストレージ室内で移動可能に構成され、該押出しピストン（３４）の中心に、ニードル弁として構成された閉鎖弁（３６）が同様に移動可能に配置されている、請求項１記載のストレージヘッド。
ストレージ室（２０）の下側及び制御可能なリングノズル（２４）の上側に配置された前記別の周方向分配器（２６）が、接続された搬送導管（２８）と共に、交換可能なリング構成ユニット（３８）内に配置されており、前記別の周方向分配器（２６）がリング通路分配器として構成されており、前記リング通路分配器が搬送導管（２８）とは反対側に、移動可能なロックエレメント（４０）（ロックスライダ）を備えている、請求項１又は２記載のストレージヘッド。
周方向に分配されてプラスチックが押出しピストンを用いて内部から連続的に、制御可能なリングノズルを介して押出されるストレージ室の上側に２つ又はそれ以上の周方向分配器を有する、請求項１から７までのいずれか１項記載の押出しストレージヘッドを備えたブロー成形機にて、２層又は３層以上のホース状の前成形体からブロー成形された多層のプラスチック中空体を製造する方法において、別の外部のストレージエレメントから搬送導管を介して溶融液状のプラスチックが連続的もしくは非連続的に供給される、ストレージ室と制御可能なリングノズルとの間に配置された別の付加的な周方向分配器を介して、先きに周方向に分配された、少なくとも２層のプラスチック担体材料の上に別の薄いプラスチック層（外側の機能層）を施し、押出されたホース状の前成形体の上の外側の機能層の層厚さが、押出し過程の間、付加的な外部のストレージエレメントにおける押出しピストンの変化させることのできる押出し速度を介して制御され、ホース状の前成形体の押出し過程の間に、機能層のためのプラスチック流の供給導管における弁を時間的にずらして開放及び閉鎖させることによって、ホース状の前成形体の上の機能層のランドを調節して、ブロー成形型から取出された、ブロー成形済みのプラスチック中空体が均等な薄い機能層で覆われるのに対し、上方と下方とに続くブーツ片が機能層により覆われないか又は部分的にしか覆われないようにすることを特徴とする、ブロー成形された多層のプラスチック中空体を製造する方法。
請求項１から３までの少なくとも１項記載の押出しストレージヘッドを有するブロー成形機において少なくとも３層のホース状の前成形体から、請求項４記載のブロー成形法で製造されたプラスチック中空体において、
充填ガスと接触することになる内側の層が比較的に薄く構成されかつ新材料（バージンマテリアル）から成っており、中央の層が比較的に厚く構成され、ほぼＲｅｇｒａｎｕｌａｔから成り、外側の機能層が比較的に薄く構成されかつ特別な添加物（例えば色素、ＵＶ安定剤、軟化剤、アンチスタティックコンパウンド、導電煤又はそれに類似したもの）を有する新材料から成っており、新材料（バージンマテリアル）から成る内側の層がプラスチックの中空体の平均総壁厚さの約５％から３０％の層厚さを有し、リグラウンド（Ｒｅｇｒａｎｕｌａｔ）から成る中間層が約５０％から９３％の層厚さを有し、外側の機能層が２％から２０％までの層厚さを有しており、外側の機能層が全周に亙っては閉じられておらず、少なくとも１個所で長手方向に中断されており、中断された機能層の縁が互いに間隔を有し、幅が約１０ｍｍから４０ｍｍの狭い長手方向ストライプが長手方向に空いておりかつその下にあるプラスチック層が見えていることを特徴とする、プラスチック中空体。