JP2008525657A - 高度にカレンダ加工された多成分シート、多層ラミネートおよびそのパッケージ - Google Patents

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Abstract

低融点成分が溶融して、スパン接着フィラメント間の間隙にフローする条件下で、多成分スパン接着フィラメントから形成された多成分不織ウェブをカレンダ加工することにより、高度にカレンダ加工された多成分シートが提供される。カレンダ加工されたシートは、チャイルドプルーフ包装に有用である。

Description

本発明は、多成分スパン接着繊維を含んでなる多成分不織布を、低融点ポリマー成分の少なくとも一部が繊維間の間隙にフローして少なくとも部分的に充填する条件下でカレンダ加工することにより形成される高度にカレンダ加工されたシート材料に関する。カレンダ加工されたシートは、小児用安全ブリスターパッケージの製造のための多層ラミネートに用いるのに特に好適である。
断続点またはパターン接着あるいは平滑カレンダ加工により不織ウェブを熱接着することは業界で公知である。ポイントまたはパターン接着は、例えば、ウェブをパターン化カレンダロールと平滑ロールにより形成された加熱ニップ、あるいは2本のパターン化ロール間に通過させることにより、熱および圧力をウェブの表面の不連続な領域に印加することによりなされる。断続的に接着された不織布は、高透過性および快適さが望まれる最終用途に特に好適であるが、チャイルドプルーフ包装等の特定の最終用途にとって十分な強度または引裂き特性を有していない。平滑カレンダ加工プロセスにおいて、不織ウェブは、熱および圧力を、2本の平滑ロール間に形成されたニップでウェブに印加することにより熱接着されて、ウェブが実質的にその表面を超えて均一に接着される。
サーマル接着は、通常、不織ウェブ中の最低融点のポリマーの融点に近い温度で実施される。低カレンダ加工温度、低カレンダ加工圧力および高線速度だと、高カレンダ加工温度、高カレンダ加工圧力および低線速度よりもサーマル接着のレベルが低くなる。不織ウェブは、通常、繊維が部分的に溶融またはフロー可能となる十分に高い温度まで加熱される。ウェブを冷却すると、互いに接触するまで十分に近接しているこれらの繊維は、温度がポリマーの融点またはガラス転移温度より低くなると、交点で熱接着される。
(特許文献1)(フランク(Frank))には、第2の繊維が第1の繊維より融点が低い第1および第2の繊維のブレンドの繊維状バットを形成して、不織構造を第1の繊維の融点より低く、第2の繊維の融点より高い温度で加熱して、第2の繊維を実質的に液化して、熱可塑性樹脂を形成することが記載されている。加熱された不織構造は圧縮されて、液化樹脂をフローし、不織構造中の空孔を置換して、第1の繊維をカプセル化する。得られる複合体材料は、熱成形に好適な剛性繊維状パネルと記載されている。複合体材料を形成するのに用いるバットは、比較的重く、坪量は300g/m以上である。
(特許文献2)(ブロックら(Brock))には、メルトブローン層が2成分(混合)メルトブローン層であり、ラミネートがカレンダ加工されてメルトブローン層中の低融点成分が溶融しフローして、間隙を塞いで層を併せて接着するスパン接着メルトブローン−スパン接着不織ラミネートが記載されている。
(特許文献3)(メイら(Mays))には、低融点シースおよび高融点コアを有する複合繊維の層に熱接着された疎水性超微粒繊維の層を含んでなる平滑表面のガス透過性細菌バリアラミネート材料が記載されている。サーマル接着工程において、複合繊維の低融点成分は、少なくとも部分的に溶融して、溶融表面が他の複合繊維に接触して、2種類の繊維を併せた溶接または溶融が生じる。溶融接着は、従来の加熱カレンダによりなされる。カレンダ加工製品は、多孔性であると記載されており、布帛表面エネルギーおよび繊維間のボイドを減じるために、撥水バインダーおよび撥水仕上げ材で含浸される。ラミネートは、ポリマーブリスターパッケージの覆いとして用いるのに好適であると記載されている。
実質的に不浸透性の覆い成分を有するパッケージは業界に公知であり、例えば、医薬品およびその他材料をパッケージするのに用いるブリスターパッケージがある。酸素−および/または水分感受性のパッケージング材料に用いるときは、パッケージは、パッケージされる材料の適度な品質保持期限を確保するために、十分なバリア特性を有していなければならない。ブリスターパッケージは、覆い成分にヒートシールされる前に薬品またはその他パッケージされた材料が配置される少なくとも1つのキャビティのあるブリスター成分を有する。業界に公知の覆い成分としては、フィルムならびにフィルム、紙および/またはホイルの組み合わせを含んでなるラミネートが挙げられる。医薬品または小児に有害なその他材料をパッケージするときは、パッケージされた材料が露出されないよう、小児がパッケージを開けたり、噛んだり、パッケージをその他損傷できないようブリスターパッケージはまた小児にとって安全なものでなければならない。
ブリスターパッケージの製造における1つの課題は、成人でも比較的簡単に開けることのできるチャイルドプルーフ包装を作製することである。業界に公知のある小児用安全ブリスターパッケージとしては、可剥性シーラントによりプラスチックブリスター成分に接合したラミネートされた紙−フィルム覆い成分を含んでなるピールオープンパッケージが挙げられる。さらなる小児用の安全は、ピールオフ−プッシュスルーパッケージを用いると得られる。ピールオフ−プッシュスルーブリスターパッケージの一例は、ブランダ(Brunda)、(特許文献4)に記載されている。ブリスターパッケージは、可剥性外側層、例えば、紙、選択されたプラスチックまたは金属ホイル等の破断可能な層に可剥性接着剤により接合したフィルム、ボール紙または紙を含んでなる。ガーバー(Gerber)の(特許文献5)には、金属ホイルフリーのプッシュ−スルー浸透性プラスチック層、可剥性剥離接着剤および非浸透性カバー層を含有するカバーシートを有するピールオフ−プッシュスルータイプのブリスターパッケージが記載されている。カバー層は、第1の工程で剥離接着剤をピールオフし、パッケージされた材料は金属ホイルフリーの浸透性プラスチック層から押し出される。
現在のピールオフ−プッシュスルーパッケージの1つの欠点は、覆いに用いる紙−フィルム−ホイルラミネートは、通常、一体できれいにはがされず、ミシン目で引裂かれることが多く、新たにはがすのを難くさせているということである。紙−フィルムラミネートおよび紙−フィルム−ホイルラミネートの中には、穿刺抵抗に乏しく、小児が噛み切れるものがある。
引裂きまたは穿刺によりパッケージが容易に開けられるのを防ぐのに十分に強く、同時に、パッケージから一体できれいにはがせるチャイルドプルーフ包装に用いられる改善されたシート製品がさらに求められている。ミシン目で個々のブリスターを分離するマルチブリスターパッケージにおいては、シート製品がミシン目できれいに引裂かれて、個々のブリスターがマルチブリスターパッケージから取り外すことができるのも望ましい。
米国特許第5,492,580号明細書 米国特許第4,766,029号明細書 米国特許第4,657,804号明細書 米国特許第3,899,080号明細書 公開欧州特許出願第0959020号明細書
第1の実施形態において、本発明は、連続多成分スパン接着フィラメントを含んでなる高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートであって、多成分フィラメントは約10〜90重量パーセントの第1の低融点ポリマー成分と約90〜10重量パーセントの第2の高融点ポリマー成分とを含んでなり、第1のポリマー成分はフィラメントの周囲表面の少なくとも一部を含んでなり、フィラメント間の間隙が低融点成分により少なくとも部分的に充填されていて、別個に添加された樹脂バインダーを実質的に含まず、シートの縦方向と横方向の両方で測定されたエルメンドルフ引裂強度が0.5lb〜6.0lb、縦方向と横方向の両方で測定されたグラーブ引裂強度が少なくとも4.0lb、スペンサー穿刺が少なくとも0.70Jである高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シート関する。
本発明の第2の実施形態は、第2のシート層に接合した、上述の高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートを含んでなる多層ラミネートである。
本発明の他の実施形態は、内面と外面とを有するブリスター成分と、上述の多層ラミネートを含んでなる覆い成分とを含んでなるブリスターパッケージである。覆い成分は高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートを含んでなる外面と、ヒートシール層を含んでなる内面とを有し、ブリスターおよび覆い成分の内面の選択された部分がヒートシール層により共に接合されて、連続シールと、その間に少なくとも1つのキャビティとを形成し、ブリスター成分は、ポリマーフィルム、コートポリマーフィルム、金属ホイルおよびフィルム−ホイルラミネートよりなる群から選択される第2のバリア層を含んでなるブリスターパッケージである。
本発明の他の実施形態は、内面と外面とを有するブリスター成分と、内面と外面とを有する覆い成分とを含んでなるブリスターパッケージに関する。覆い成分は、スパン接着/メルトブローン/スパン接着布帛および第1のバリア層の多層ラミネートを含んでなり、スパン接着層の少なくとも1枚が、連続多成分スパン接着フィラメントを含んでなる高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートであり、多成分フィラメントは、約10〜90重量パーセントの第1の低融点ポリマー成分と約90〜10重量パーセントの第2の高融点ポリマー成分とを含んでなり、第1のポリマー成分は、フィラメント間の周囲表面の少なくとも一部を含んでなり、フィラメント間の間隙が、低融点成分により少なくとも部分的に充填されていて、別個に添加された樹脂バインダーを実質的に含まず、高度にカレンダ加工されたシートの縦方向と横方向の両方で測定されたエルメンドルフ引裂強度が0.5lb〜6.0lb、縦方向と横方向の両方で測定されたグラーブ引裂強度が少なくとも4.0lb、スペンサー穿刺が少なくとも0.70Jであり、第2のスパン接着層が多成分スパン接着シートであり、第1のバリア層は該第2の多成分スパン接着シートに接合しており、第1のバリア層は、ポリマーフィルム、金属ホイル、コートポリマーフィルムおよび金属化ポリマーフィルムよりなる群から選択され、ブリスターおよび覆い成分の内面の選択された部分が接合して、連続シールおよびその間に少なくとも1つのキャビティを形成し、ブリスター成分は、ポリマーフィルム、コートポリマーフィルム、金属ホイルおよびフィルム−ホイルラミネートよりなる群から選択される第2のバリア層を含んでなる、覆い成分の外面が高度にカレンダ加工された多成分シートを含んでなるブリスターパッケージに関する。
本発明は、高融点成分と低融点成分とを含んでなる繊維を含んでなる多成分不織布を、低融点ポリマー成分の少なくとも一部が繊維間の間隙にフローして少なくとも部分的に充填する条件下でカレンダ加工することにより形成される平滑カレンダ加工多成分シートに関する。低融点成分のフローの程度を制御して、引裂き特性の改善された組み合わせを有するカレンダ加工シートを得る。所望の特性を得るために、別個にバインダーを添加する必要はない。一実施形態において、平滑カレンダ加工シートをチャイルドプルーフ包装に用いるホイルまたはフィルムにラミネートして、業界で用いられている紙ベースのホイルとフィルムラミネートに比べて改善されたバランスの引裂き特性と穿刺抵抗を有するラミネートが提供される。
本明細書で用いる「ポリエチレン」(PE)という用語は、エチレンのホモポリマーばかりでなく、少なくとも85%の繰り返し単位がエチレン単位で、約0.955g/cm未満の密度を有する鎖状エチレン/α−オレフィンコポリマーである「鎖状低密度ポリエチレン」(LLDPE)および少なくとも約0.94g/cmの密度を有するポリエチレンホモポリマーである「高密度ポリエチレン」(HDPE)を有するコポリマーも包含される。
本明細書で用いる「ポリエステル」という用語には、少なくとも85%の繰り返し単位がジカルボン酸とジヒドロキシアルコールの縮合生成物であって、結合がエステル単位の形成によりなされているポリマーが含まれるものとする。ポリエステルとしては、エチレングリコールとテレフタル酸の縮合生成物であるポリ(エチレンテレフタレート)(PET)および1,3−プロパンジオールとテレフタル酸の縮合生成物であるポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)が例示される。
本明細書で用いる「バリア層」という用語は、シート層を含んでなるブリスターパッケージへ酸素および/または水蒸気が浸透するのを制限するフィルムおよびコーティングをはじめとするシート層のことを指す。本発明に用いるのに好適なバリア層は、38℃および90%相対湿度という条件下でASTM F1249に従って測定した際の水蒸気透過率(MVTR)が6g/m/24hr未満、および/または23℃、100%酸素および100%相対湿度という条件下でASTM D3985に従って測定した際の酸素透過率が28cm/m/24hrであるのが好ましい。
本明細書で用いる「不織布」、「不織シート」、「不織層」および「不織ウェブ」という用語は、編または織布に対して、不規則に配置されて、識別可能なパターンなしで平面材料を形成する個々の繊維、フィラメントまたはスレッドの構造のことを意味する。不織布としては、メルトブローンウェブ、スパン接着ェブおよび2つ以上の不織ウェブを含んでなる複合体シートが例示される。
本明細書で用いる「縦方向」(MD)という用語は、不織ウェブが製造される方向(例えば、不織ウェブ形成中に繊維がレイダウンされる支持表面の動く方向)のことを指す。「横方向」(XD)という用語は、ウェブの面において縦方向に対して略垂直な方向を指す。
本明細書で用いる「スパン接着繊維」という用語は、実質的に連続した溶融熱可塑性ポリマー材料を、紡績口金の複数の微細な、通常は円状の毛管から、繊維として押出し、押し出された繊維の直径を延伸および急冷により即時に減少させることにより溶融スパンされる繊維を意味する。
本明細書で用いる「メルトブローン繊維」という用語は、溶融処理可能なポリマーを、複数の毛管から、溶融ストリームとして高速ガス(例えば、空気)ストリームに押出すことを含んでなるメルトブローにより溶融スパンされる繊維を意味する。
本明細書で用いる「スパン接着メルトブローン−スパン接着不織布」(SMS)という用語は、2枚のスパン接着層間に挟まれ接着されたメルトブローン繊維のウェブを含んでなる多層複合体のことを指す。追加のスパン接着および/またはメルトブローン層を、複合体シート、例えば、スパン接着メルトブローン−メルトブローン−スパン接着(「SMMS」)等に組み込むことができる。
本明細書で用いる「多成分繊維」という用語は、一緒にスパンされて単一の繊維を形成する少なくとも2つの別個のポリマー成分から構成される繊維のことを指す。少なくとも2種類のポリマー成分が、多成分繊維の断面を超えて別個の実質的に一定して配置されたゾーンに構成されている。ゾーンは、繊維の長さに沿って実質的に連続して延在している。
本明細書で用いる「二成分繊維」という用語は、シースを形成する第1のポリマー成分とコアを形成する第2のポリマー成分とを含んでなるシース−コア繊維、および第1のポリマー成分は、第2のポリマー成分で形成された少なくとも1つのセグメントに近接する少なくとも1つのセグメントを形成する並列繊維等の2つの別個のポリマー成分から作製される多成分繊維のことを指す。その各セグメントは繊維の長さに沿って実質的に連続しており、両ポリマー成分は繊維表面で露出している。多成分繊維は、ポリマー材料の単一同種または異種ブレンドから押し出された繊維とは区別される。本明細書において用いる「多成分不織ウェブ」という用語は、多成分繊維を含んでなる不織ウェブのことを指す。多成分ウェブは、多成分繊維に加えて単成分および/またはポリマーブレンド繊維を含んでなる。
本明細書で用いる「フィルム」という用語には、覆いまたはブリスター成分の他の層の1枚に直接押出されるシート状層、および別個のフィルム形成工程で形成されて、1枚もしくはそれ以上の他の層にラミネートされるフィルムが含まれる。
本発明のカレンダ加工されたシートは、多成分不織ウェブの平滑カレンダ加工により作製される。好適な多成分不織ウェブとしては、多成分スパン接着ェブ、スパン接着メルトブローン−スパン接着(SMS)不織ウェブ、SMMS不織ウェブ等が挙げられ、スパン接着層の少なくとも1層が、多成分スパン接着ェブを含み、これは、業界に公知の方法を用いて作製することができる。メルトブローン層は、布帛の坪量の均一性を改善し、この結果、目視上の均一性が改善される。多成分不織ウェブの坪量は約1.0〜3.5oz/ydの間であるのが好ましい。多成分不織ウェブを形成する多成分繊維は、低融点成分と高融点成分とを含んでなり、低融点成分の融点は高融点成分の融点より好ましくは少なくとも約90℃低い、好ましくは少なくとも約120℃低い。融点のこの差によって、高融点成分を溶融または軟化せずに低融点成分を十分に溶融およびフローさせるのに十分な温度でカレンダ加工することができ、高融点成分の繊維状特性および強度が大きく影響しないようにする。多成分繊維は、低融点成分が繊維の周囲表面の少なくとも一部を含んでなるものが選択される。多成分繊維は、シース−コア断面を有するのが好ましいが、並列断面等の業界に公知の他の断面も用いることができる。シース−コア繊維は、カレンダ加工されたシートにおいて低融点成分のより均一な分布を与える。好適な低融点/高融点ポリマーの組み合わせとしては、ポリオレフィン/ポリエステルおよびポリオレフィン/ポリアミドの組み合わせが例示される。好適なポリオレフィンとしては、LLDPE、HDPE、低密度ポリエチレン、0.915〜0.900g/mlの直鎖状低密度ポリエチレン(VLLDPE)およびこれらの組み合わせ等のポリプロピレンおよびポリエチレンが挙げられる。好適なポリエステルとしては、ポリ(エチレンテレフタレート)およびポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)が挙げられ、好適なポリアミドとしては、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)(ナイロン6,6)、ポリカプロラクタム(ナイロン6)およびこれらの組み合わせが挙げられる。その他の好適な高融点ポリマーとしては、ポリカーボネート、ポリ(エチレンナフタレート)、参照により本明細書に援用される米国特許第5,525,700号明細書に記載されているような液晶ポリマー、フルオロポリマー、ポリ(塩化ビニル)およびアクリルポリマーが挙げられる。その他の好適な低融点ポリマーとしては、エチレンとアクリル酸、メタクリル酸またはこれらの組み合わせとの金属イオン中和コポリマー等のイオノマーポリマーが挙げられる。一実施形態において、不織ウェブは、シースが直鎖状低密度ポリエチレン、コアがポリ(エチレンテレフタレート)である二成分シース−コアスパン接着繊維を含んでなるスパン接着ェブである。他の実施形態において、不織ウェブはSMS、SMMS等の布帛であり、スパン接着層は二成分シース−コアスパン接着繊維を含んでなり、シースは直鎖状低密度ポリエチレンであり、コアはポリ(エチレンテレフタレート)であり、メルトブローン層は、直鎖状低密度ポリエチレンとポリ(エチレンテレフタレート)を含んでなるシース−コアまたは並列メルトブローン繊維を含んでなる。低融点成分の割合は、繊維中の合計ポリマーに基づいて約10〜90重量パーセントの間、より好ましくは約20〜80重量パーセントの間とすることができる。低融点成分を高割合で用いると、場合によっては、カレンダ加工シート層が、ブリスターパッケージの製造中にヒートシーリングプレートに粘着する可能性がある。LLDPE等の低融点成分の融点が約130℃以下のときは、ヒートシーリング中の粘着を排除するために、多成分繊維は50重量パーセント未満の低融点成分を含んでなるのが好ましい。低融点ポリマー成分の割合を選択して、カレンダ加工シートの所望の強度、透過性等を与える。
多成分不織ウェブは、それを、2本の平滑表面ロールを互いにプレスすることにより形成されるニップ等のカレンダニップに通過させることにより熱接着される。ロールのうち1本は、通常、加熱金属ロールであり、第2の(バックアップ)ロールは、ゴムコートロール等の軟性材料でできた表面を有している。第2のロールは、通常未加熱で、約70〜100のショアD硬度を有するのが好ましい。カレンダニップ圧力と組み合わせたバックアップロールの硬度によって、ニップフットプリントのサイズが決まり、軟性ロールは大きく撓む可能性があり、ロール間の大きな接触フットプリントを形成する。フットプリントが大きくなればなるほど、不織ウェブがニップにおいて温度および圧力を受けるのに時間を要し、ウェブのサーマル接着の程度が大きくなる。本発明のカレンダ加工多成分シートを形成するのに用いるカレンダ加工プロセス条件(温度、圧力および滞留時間)を選択して、ウェブ中の多成分繊維の低融点ポリマー成分をフローさせて、少なくとも部分的に繊維間の間隙を充填させる。低融点成分は、カレンダ加工シートに連続または半連続フィルム状構造を形成するのにその繊維状特性を実質的に完全に失う。低融点ポリマー成分が繊維間の間隙に大量にフローする条件下でカレンダ加工された平滑カレンダ加工シートは、ここでは、高度にカレンダ加工されたシートと呼ぶ。高度にカレンダ加工されたシートは、低融点成分が大幅にフローすることなく、低融点ポリマー成分の溶解/軟化により繊維交点で主に内部繊維接着となる条件下でカレンダ加工された平滑カレンダ加工シートとは区別される。低融点ポリマー成分のフローの程度が少なくなる条件下で平滑カレンダ加工された多成分シートは、本発明のより高度にカレンダ加工されたシートの特性の組み合わせは有していない。
カレンダ加工中、所望の程度のポリマーフローを得るためには、ウェブの外側がカレンダ加工ロールへと溶融および粘着しないようにしながら、繊維状不織ウェブの中心に熱を移動する必要がある。加熱ロール温度は、低融点ポリマー成分の融点近くに保ち、ニップの滞留時間は、所望量のポリマーフローが得られるまで線速度およびニップ圧により調整する。ロール加熱媒体(例えば、油、電気等)の温度と、カレンダロールの表面温度との差が、用いるカレンダ加工機器の強関数であり、ロールがオーバーまたはアンダーヒートされないよう注意が必要である。布帛は、予熱ロールで包んだり、加熱ガスを布帛に通過させる等業界に公知のその他の方法による等して、カレンダニップを通過させる前に予熱することができる。
本発明の高度にカレンダ加工されたシートは、業界で公知の様々なカレンダロール構成を用いて作製することができる。図1Aは、2回通過でシートの両側をカレンダ加工するのに好適なカレンダ加工プロセスの概略図である。多成分不織ウェブ2を、方向変更ロール1を通過させ、ステンレス鋼予熱ロール3周囲で、不織ウェブをカレンダロール5および7により形成されたニップ6に通す前にウェブの第1の側を予熱する。カレンダロール5は、加熱した平滑なステンレス鋼ロールである。カレンダロール7は、平滑な未加熱バックアップロールである。布帛を裏にしてカレンダ加工プロセスに2回通すことにより布帛の第2の側を接着して、第2の側が予熱ロールと接触するようにする。この代わりに、第2の組の加熱カレンダ/バックアップロール(図示せず)をカレンダロール5および7の下流に添加して、1回通過で布帛の両側を接着することができる。第2のカレンダニップに入れる前に、布帛を任意の第2の予熱ロールに通過させることができる。
図1Bは、1回通過でシートの両側をカレンダ加工するのに好適な別のカレンダ加工プロセスの概略図である。ロール5’はバックアップロールであり、ロール3、5および7は図1Aで上述した通りである。シート2の第1の側をニップ6’でカレンダ加工し、シートの第2の側をニップ6でカレンダ加工する。図1Bのロール構成を用いると、カレンダニップの上流に別個の予熱ロールはなく、カレンダニップに入る直前に加熱金属ロールで部分的に包むことにより、予熱される。
図1Cは、1回通過で本発明の平滑カレンダ加工シートを作製するのに用いるのに好適な別のカレンダ加工プロセスの概略図である。多成分不織ウェブ2を第1および第2の予熱ロール30、30’周囲のS−ラップに通過して、ウェブの両側を予熱する。予熱不織ウェブを、平滑加熱金属ロール31と平滑未加熱バックアップロール32により形成された第1のカレンダニップに通過して、布帛の第1の側を平滑カレンダ加工した後、ウェブを、平滑加熱金属ロール31’と平滑未加熱バックアップロール32’により形成された第2のカレンダニップに通過して、高度にカレンダ加工されたシート33を提供する。
カレンダ加工プロセスは、不織ウェブの形成直後にインラインで実施することができる。あるいは、予備形成不織ウェブを別個のプロセスでカレンダ加工することができる。予備形成不織ウェブは、別個の工程でカレンダ加工のためにロールアップする前にサーマルポイント接着による等して予備接着することができる。
多成分不織ウェブが1枚もしくはそれ以上のメルトブローン層を含んでなるときは、カレンダ加工条件を上述した通りにして選択して、スパン接着層の低融点成分が溶融して、スパン接着繊維間の間隙へフローするようにする。メルトブローン層は、単成分メルトブローン層または多成分メルトブローン層とすることができる。メルトブローン層が、低融点成分と高融点成分とを含んでなるメルトブローン繊維の多成分層であるときは、カレンダ加工条件を選択して、低融点メルトブローン成分をメルトブローン繊維間の間隙へ溶融およびフローさせることができる。あるいは、カレンダ加工条件を選択して、低融点メルトブローン成分があまりフローしないようにすることができる。
多成分スパン接着SMSまたはSMMS等から形成された本発明の高度にカレンダ加工されたシートは、小児用安全ブリスターパッケージ等のチャイルドプルーフ包装の覆いとしての多層ラミネートの成分に用いるのに特に好適である。この最終用途において、多層覆い覆い成分は少なくとも1つのバリア層と本発明の少なくとも1つのカレンダ加工多成分シートとを有する。本発明のブリスターパッケージは、ピールオープン、ティアオープンおよびピールオフ−プッシュスルーパッケージを有する。多層ラミネートにおいてチャイルドプルーフ包装の覆いとして用いるときは、カレンダ加工多成分シートのMDとXDの両方で測定されたエルメンドルフ引裂強度が約0.5lb〜6.0lb、MDとXDの両方で測定されたグラーブ引裂強度が少なくとも約4.0lb、スペンサー穿刺が少なくとも約0.70Jであるのが好ましい。
図2に、本発明によるブリスターパッケージの概略立面図を示す。このブリスターパッケージは、ブリスター成分と覆い成分との2層の材料を含んでなる。少なくとも1枚の本発明の高度にカレンダ加工されたシートを含んでなる多層ラミネートを含んでなる覆い成分4は、複数のキャビティまたはブリスターユニット8を含んでなるブリスター成分にヒートシールされる。覆いおよびブリスター成分は、個々のキャビティを分離するショルダー領域10にヒートシールされる。パッケージのショルダー領域は、通常、個々のブリスターまたは個々のブリスターのグループ間のミシン目12の交差格子を有する。ミシン目は、各層の厚さを通して延在しており、ブリスターおよび覆い成分のミシン目は互いに一致している。各ブリスターユニットは、近接するブリスターユニットにミシン目により剥離可能に固定されている。ブリスターユニットに接近するためには、他のブリスターユニットと共にそのユニットの境界を画定するミシン目を引裂く。これは、少なくとも2つの交差ミシン目を引裂いて、所望のブリスターユニットをパッケージの残りから分離することにより、または1本のみのミシン目に沿って引裂いて、ブリスターユニットに接近し、一方で、パッケージの他のブリスターユニットの1つもしくはそれ以上に固定させたままとすることにより実施することができる。通常、各ブリスターユニットの覆いの隅部は、ブリスター成分に完全に接合しておらず、覆いの非接合隅部をブリスター成分から引っ張ると、その間のシールがはがされて、ブリスターユニット(ピールオープンパッケージ)においてパッケージされた品目(例えば、ピル、カプセル等)に接近することができる。好適な多層ラミネートを覆い成分として用いて、ピールオフ−プッシュするーパッケージを形成することができる。この詳細を以下に説明する。あるいは、個々のブリスターユニットに、その端部の1つに予備形成ノッチを与えて、予備形成ノッチで引裂くことによりパッケージを開けることができる(ティアオープンパッケージ)。
少なくとも1枚のバリア層、例えば、ポリマーフィルム、コートポリマーフィルム、金属ホイルまたはフィルム−ホイルラミネートを含んでなる形成ウェブからブリスター成分8を形成する。ブリスター成分を形成するのに好適なウェブの形成は業界で公知である。例えば、ブリスター成分は、バリアフィルムへキャビティを熱成形することにより作製することができる。あるいは、ブリスター成分は、アルミニウムホイル層等の軟化または硬化ホイルから形成することができる。ブリスター成分を形成するのに好適なフィルムおよびホイルの厚さは、チャイルドプルーフ包装については、通常約5.0ミル(0.125mm)および15ミル(0.38mm)である。例えば、一般的なフィルム厚さは約10ミル(0.25mm)である。ブリスター成分は、多層シート構造、例えば、多層フィルムまたはフィルム−ホイルラミネートから形成することができる。
図3Aは、本発明のピールオープン、ティアオープンおよびピールオフ−プッシュスルーブリスターパッケージにおいて覆い成分として用いるのに好適な本発明の高度にカレンダ加工された多成分シート層を含んでなる多層ラミネートの断面図である。高度にカレンダ加工された多成分シート層9は、接着タイ層13を介挿することによりバリア層11に接着されている。ヒートシール層15は、タイ層の反対側にあるバリア層の側部でバリア層に接合している。ブリスターパッケージは、ヒートシール層15をブリスター成分に向けて覆い成分をブリスター成分にヒートシールして、カレンダ加工多成分シート層9がブリスターパッケージの外側表面の1つを形成することにより形成される。
タイ層13は、ブリスターパッケージを開けるのに望ましい方法に応じて、カレンダ加工シート層とバリア層との間に可剥性シール(例えば、ピールオフ−プッシュスルーパッケージにおいて)または非可剥性シール(例えば、ピールオープンまたはティアオープンパッケージ)を形成することができる。非可剥性シールにより接着された層が成人の手によるピーリングにより容易に開かない場合には、シールまたは接着は非可剥性と考えられる。通常、約3〜4lb/in間の剥離強度を有するシールが可剥性シールとして好ましい。約3lb/in未満の剥離強度だと容易にはがされ、チャイルドプルーフ包装に有用である。約4lb/インチを超える剥離強度を有するシールは、通常、非可剥性または永久シールと考えられる。剥離強度は、そこに記載された試料をクランプする未支持の方法を用いて、参照により本明細書に援用されるASTM F88−0に従って測定することができる。あるいは、ヒートシール層15は、バリア層とブリスター成分との間に可剥性シール(例えば、ピールオープンパッケージにおいて)または非可剥性シール(例えば、ピールオフ−プッシュスルーまたはティアオープンパッケージ)を形成することができる。
図3Aのバリア層11として用いるのに好適な材料としては、アルミニウムホイル等のホイルシートおよびフィルム−ホイルラミネート等のホイル層と、単層、多層、コートポリマーフィルムおよび金属化ポリマーフィルムを含んでなるラミネート構造が挙げられる。多層覆い成分においてバリア層か、ブリスター成分のいずれかとして有用な材料としては、単層フィルムとして用いるポリ(塩化ビニル)(PVC)、ポリ(塩化ビニリデン)(PVdC)でコートされたPVCフィルム、ハネウェル社(Honeywell,Inc.)(ニュージャージー州、モリスタウンシップ(Morris Township,NJ))より入手可能なアクラー(Aclar)(登録商標)PCTFEフィルム等のポリ(クロロトリフルオロエチレン)(PCTFE)フィルムでラミネートされたPVCフィルム、ラミネートまたは共押出し構造の一部として用いるシクロ−オレフィン−コポリマー(COC)、PVC/アルミニウム/ナイロンラミネート構造等の冷間成形ホイル、単層アルミニウムホイル、単層フィルムとして用いるポリプロピレン(PP)、単層フィルムとして用いるポリ(エチレンテレフタレート)(PET)および単層フィルムとして用いるイーストマンケミカルズ(Eastman Chemicals)(テネシー州、キングスポート(Kingsport,TN))よりPETGコポリマーとして入手可能な1,4−シクロヘキサンジメタノールで変性されたポリ(エチレンテレフタレート)コポリマーが例示される。
一実施形態において、バリア層11はポリマーコーティングを含んでなるポリマーフィルムを含んでなる。例えば、バリア層は、PVdCコートマイラー(Mylar)(登録商標)ポリエステルフィルム(例えば、デュポン帝人フィルム(DuPont Teijin Films)より入手可能なM30およびM34フィルム)等のPVdCコートポリエステルフィルムを含んでなる。他の実施形態において、バリア層はセラミック材料でコートしておいたポリマーフィルムを含んでなる。ポリマーフィルムをコーティングするのに好適なセラミック材料としては、ケイ素、アルミニウム、マグネシウム、クロム、ランタン、チタン、ホウ素、ジルコニウムまたはこれらの混合物の酸化物、窒化物または炭化物が挙げられる。セラミックコーティングを基板に付着する方法は、真空下での蒸気または気相から約5〜500nmの厚さでのフィルム層への付着等、業界に公知である。好適なセラミックコートフィルムとしては、厚さが23〜100μmのポリオレフィンフィルム等の熱可塑性材料でできたフィルムまたは少なくとも5〜500nmの厚さの1枚のSiO(式中、xは1.1〜2の数)またはAl(式中、y/zは0.2〜1.5の数)層でコートされた12〜80μmの厚さを有するポリエステルフィルムが挙げられる。あるいは、バリア層は、蒸着やスパッタコーティング等業界に公知のプロセスを用いて作製された金属化フィルムを含んでなる。一実施形態において、バリア層は、上にアルミニウム金属層がコートされた金属化ポリエステルフィルム、例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)フィルムであり、金属層の厚さは好ましくは約10オングストローム〜1000オングストローム、フィルムの厚さは好ましく少なくとも12ミクロンである。金属化ポリエステルフィルムは業界で公知であり、マイラー(Mylar)(登録商標)MC2アルミニウムコートポリエステルフィルム(デュポン帝人フィルム(DuPont Teijin Films)より入手可能)が挙げられる。覆い成分のバリア層はセラミックコートまたは金属化ポリマーフィルムを含んでなるときは、フィルムの片側または両側をセラミックコートまたは金属化することができる。ポリマーフィルムは、その片側がセラミックコートまたは金属化されていて、フィルムの金属化またはセラミックコート側が、接着タイ層13と接触して、パッケージを開いたときにパッケージされた材料上の金属化またはセラミック層が剥げて取れるのを防ぐように、覆いは構築されているのが好ましい。金属化およびセラミックコートフィルムは、通常、未金属化および未コートフィルムよりも良好なバリア特性を有しているため、未金属化または未コートフィルムで得られるよりも高度なバリアが必要なときは好ましい。
図3Bは、本発明のピールオープンおよびティアオープンブリスターパッケージにおいて覆い成分として用いるのに好適な多層ラミネートの第2の実施形態の断面図である。覆い成分は、高度にカレンダ加工された二成分シート層9’およびヒートシール層15’を有する。本実施形態において、ヒートシール層は、バリア層であってヒートシーラブルであるものを選択して、別個のバリアとヒートシール層の必要性をなくす。ヒートシーラブルなバリア層がカレンダ加工シート層にコーティングとして適用されるときは、カレンダ加工層を完全にコートして、ブリスターパッケージに所望のバリア特性を与える。例えば、カレンダ加工されたシート層上にコートされた、坪量が5g/m〜120g/mのPVdCは、十分なバリア特性を与え、ヒートシール層として機能する。ヒートシーラブルなバリア層およびブリスター成分の選択に応じて、ヒートシールは可剥性または非可剥性とすることができる。ピールオープンパッケージを形成するのが望ましいときは、ヒートシーラブルなバリア層およびブリスター成分はヒートシールが可剥性となるものが選択される。ティアオープンパッケージを形成するのが望ましいときは、ヒートシールは非可剥性であるのが好ましい。図3Bによる本発明の一実施形態において、ティアオープンパッケージはPVdCブリスター成分およびPVdCヒートシーラブルなバリア層(ヒートシールは非可剥性である)を用いて形成される。図3Bによる本発明の他の実施形態において、ピールオープンパッケージはPVCブリスター成分およびPVdCヒートシーラブルなバリア層を用いて形成される。PVdC処方はPVCブリスターと可剥性シールを形成するものを選択する。図3Bに示す覆いは、場合により、高度にカレンダ加工されたシート層とヒートシール/バリア層との間に非可剥性タイ層(図示せず)を有する。例えば、タイ層は、ローム&ハース(Rohm&Haas)(ペンシルバニア州、フィラデルフィア(Philadelphia,PA))より入手可能なアドコート(Adcote)(登録商標)ポリウレタン接着剤等のポリエステルベースのポリウレタン組成物とすることができる。
本発明の一実施形態において、ヒートシール層は可剥性シーラントを含んでなり、ピールオープンブリスターパッケージを提供する。特定のヒートシール層が可剥性シールを形成するかしないかは、シールされる層の性質に応じて異なる(例えば、図3Aに示す実施形態のブリスター成分およびバリア層または図3Bに示す実施形態のブリスター成分および高度にカレンダ加工された複合体シート層)。ピールオープン構成において、パッケージは、多層覆い成分をブリスター成分から離してピーリングすることにより開く。ピーリングはヒートシール層15または15’とブリスター成分(図示せず)との間で生じる。本発明のパッケージのヒートシール層に用いるのに好適な可剥性シーラントとしては、ポリ(塩化ビニリデン)またはワトソンレナニア(Watson Rhenania)(ペンシルバニア州、ピッツバーグ(Pittsburgh,PA))より入手可能なJVHS−157−LT1等の変性ビニル/アクリルシーラントといった溶剤ベースのシーラント、および、押出し可能なシーラント、例えば、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I. du Pont de Nemours and Company)(デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington,DE)より入手可能なアピール(Appeel)(登録商標)樹脂等の1級酢酸エチレンビニルやエチレンメチルアクリレートコポリマーを含んでなるポリオレフィン樹脂のブレンドが挙げられる。ヒートシール層は、これらに限られるものではないが、ロールコーティング、グラビアコーティング、スプレーコーティングおよび押出しコーティングをはじめとする業界に公知の方法を用いて覆い成分のバリア層に適用することができる。ピールオープンパッケージにおいて、非可剥性接着タイ層を用いて、カレンダ加工シート層をバリア層に結合して、カレンダ加工シートおよびバリア層を強固に接着して、カレンダ加工シートとバリア層間に層剥離を生じることなく、多層覆いがブリスター成分からきれいに剥がせるようにするのが好ましい。本発明のピールオープンパッケージに用いる覆いに用いるのに好適な非可剥性接着タイ層としては、ポリエステルベースポリウレタン接着剤、例えば、ローム&ハース(Rohm&Haas)(ペンシルバニア州、フィラデルフィア(Philadelphia,PA))より入手可能なアドコート(Adcote)(登録商標)ポリウレタンベースの接着剤等の溶剤ベースの二成分ドライ接着接着組成物が挙げられる。ドライ接着接着剤プロセスにおいて、接着剤は、バリア層か不織層のいずれか、またはその両方に適用し、2層を接着する。一方、接着剤は「ドライ」である、または実質的に溶剤を含まない。出発接着組成物が溶剤を含んでなる場合には、不織層をバリア層にラミネートする前に乾燥する。非可剥性タイ層を提供するその他の接着組成物としては、変性酢酸エチレンビニル、酢酸エチレンビニルおよびエチレンメチルアクリレートベース樹脂、例えば、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I. du Pont de Nemours and Company)(デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington,DE)より入手可能なバイネル(Bynel)(登録商標)およびニュクレル(Nucrel)(登録商標)変性酢酸エチレンビニルおよび変性エチレンメチルアクリレート樹脂が挙げられる。
本発明のブリスターパッケージの他の実施形態において、ブリスターパッケージは、覆い成分が、図3Aに示すような多層ラミネートを含んでなるピールオフ−プッシュスルーパッケージである。高度にカレンダ加工された外側シート層9は、可剥性タイ層13により易壊性バリア層11に接合し、パッケージからはがされて、易壊性バリア層が露わになって、パッケージされた材料がそこから押される。パッケージされた材料が、ブリスターキャビティの外側に圧力を印加することにより、層が破断されて除去される場合に、層は易壊性と考えられる。ピーリングは、高度にカレンダ加工されたシート層9と接着タイ層13との間、または接着タイ層13とバリア層11との間で生じてもよい。接着タイ層は、高度にカレンダ加工シート層に接合したままとなって、バリア層を引裂いたり、破断することなく、パッケージを開けたときに、バリア層からきれいに剥がれるものが選択されるのが好ましい。すなわち、接着タイ層は、カレンダ加工シート層に強く付着し、易壊性バリア層には比較的弱く付着するのが好ましい。ピーリングが不織層と接着タイ層間で生じる場合には、接着タイ層はまた易壊性層とすべきである。例えば、図3Aによる覆い成分を含んでなるピールオフ−プッシュスルーパッケージにおいて、接着タイ層13は可剥性層であり、不織層9が覆い成分のバリア層11から剥がすことができ、組み合わせたバリア層/ヒートシール層11/15(接着タイ層とバリア層との間でのピーリングのために)または組み合わせた接着タイ層/バリア層/ヒートシール層13/11/15(カレンダ加工シート層とタイ層との間でのピーリングのために)は易壊性である。易壊性バリア層としては、金属ホイル(例えば、アルミニウムホイル)、易壊性ポリマーフィルム(例えば、二軸延伸ポリ(クロロトリフルオロエチレン)フィルム)、易壊性金属化ポリマーフィルムおよび易壊性セラミックコートポリマーフィルムが挙げられる。易壊性層は、カレンダ加工されたシート層(または組み合わせたカレンダ加工シート/接着タイ層)がパッケージから剥がれると、医薬品またはその他パッケージされた材料が易壊性層から押出されるものが選択される。接着タイ層は、カレンダ加工されたシート層または易壊性バリア層および中間タイ層により接着されたカレンダ加工シート層およびバリア層の一方または両方に押出す、またはコートすることができる。好適な可剥性タイ層としては、ワトソンレナニア(Watson Rhenania)(ペンシルバニア州、ピッツバーグ(Pittsburgh,PA))より入手可能なJVHS−157−LT1等の変性ビニル/アクリル接着剤等の変性ビニル/アクリル組成物、またはイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I. du Pont de Nemours and Company)(デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington,DE)より入手可能なアピール(Appeel)(登録商標)ポリオレフィン樹脂等の1級酢酸エチレンビニルやエチレンメチルアクリレートコポリマーを含んでなるポリオレフィン樹脂のブレンド、およびローム&ハース(Rohm&Haas)(ペンシルバニア州、フィラデルフィア(Philadelphia,PA))より入手可能なアドコート(Adcote)L74X105等の溶剤ベース変性アクリル感圧接着剤が例示される。ピールオフ−プッシュスルーパッケージのヒートシール層は、ブリスター成分と覆いのバリア層との間に非可剥性シールを形成するものが選択される。好適な永久(非可剥性)シーラントとしては、ワトソンレナニア(Watson Rhenania)(ペンシルバニア州、ピッツバーグ(Pittsburgh,PA))より入手可能なJVHS−157−2等の変性ビニル/アクリル組成物またはGNS01−014等の変性ポリエステルシーラントが例示される。
ティアオープンパッケージが望ましいときは、図3Aおよび3Bの接着タイ層およびヒートシール層は、非可剥性接着/シールがバリア層とブリスター成分との間、および不織層とバリア層との間に形成されるものが選択される。これによって、多層覆い成分の様々な層間でピーリングを生じることなくパッケージの予備形成ノッチでパッケージをきれいに引裂くことができる。
本発明のブリスターパッケージは業界に公知の方法を用いて製造することができる。図4に、本発明のブリスターパッケージを形成するのに好適なプロセスを示す。ブリスターキャビティまたはユニット17は、通常、キャビティをパッケージされる材料19で充填する直前に、形成ウェブインラインへと熱成形される。覆い成分21をロール23から巻き戻し、形成され充填されたブリスター成分と接触させて、覆い成分のヒートシール層がブリスター成分と接触するようにする。覆いおよびブリスター成分は、一般的に、パターンのある、またはない加熱プラテン25を用いてヒートシールされる。通常、ある領域はシールせず、製品を取り出す前に、覆いのピールオフのための出発点または覆いの選択した層を提供する。覆い成分が事前に印刷されない場合には、印刷は、通常、ヒートシーリング直前に行う(図示せず)。ヒートシーリング後、業界に公知の方法(図示せず)を用いて個々のブリスターに通常目打ちして、使用点で取り出せるようにする。ブリスターパッケージがティアオープンパッケージである場合には、目打ち工程中にノッチを個々のブリスターに形成する。ノッチは、パッケージの内部に含有されるのが好ましく、個々のブリスターユニットが使用点で取り出されるまで露出されないようにする。ノッチはまた、ブリスターパッケージの外端部の1つに形成することもできるが、パッケージ内部のノッチを形成すると、小児がパッケージをティアオープンできる可能性が減じる。多数のブリスター(図5に図示)または単一ブリスターを含んでなる個々のブリスターパッケージ27をシールされたブリスターの連続シートから切断する。
チャイルドプルーフ包装において覆いのための多層ラミネートに用いるカレンダ加工シートは、小児によるパッケージの意図しない引裂きを防ぐために、高いグラーブ引裂強度を有することが重要である。カレンダ加工シートのエルメンドルフ引裂き特性は、各ブリスターユニットの開口部に、そして多数のブリスターを含んでなるパッケージから各ブリスターユニットを分離するのに重要である。エルメンドルフ引裂強度は、覆い成分が、ブリスター成分から剥がれる際に引裂かれないよう十分に高いことが重要である。しかしながら、エルメンドルフ引裂強度は、個々のブリスターユニットが、個々のブリスターを分離するミシン目を引裂くことにより分離できるよう十分に低くなければならない。覆いはまた、小児が覆いを噛み切れないよう高い穿刺抵抗も有していなければならない。本発明のカレンダ加工シートは、従来の紙−フィルム−ホイルラミネートよりも優れたグラーブ引裂強度、エルメンドルフ引裂強度およびスペンサー穿刺の組み合わせを有する。
試験方法
上述の説明および後述の実施例において、以下の試験方法を用いて、様々な記録された特徴および特性を求める。ASTMとは、アメリカ試験材料学会のことである。TAPPIとは、パルプ製紙業界技術協会のことである。
坪量は、布またはシートの単位面積当たりの質量の尺度であり、参照により本明細書に援用されるASTM D−3776により求め、g/mで記録してある。
ここで記録されたポリマーの融点は、参照により本明細書に援用されるASTM D3418−99に従って示差走査熱量測定(DSC)により測定し、摂氏度でDSC曲線のピークとして記録してある。融点はポリマーペレットを用いて1分当たり10℃の加熱速度で測定した。
ショアD硬度は、ゴムの硬さの尺度であり、参照により本明細書に援用されるASTM D2240に従って測定される。
不織材料の厚さは、参照により本明細書に援用されるTAPPI−T411om−97により測定される。
エルメンドルフ引裂強度は、切断部または切り目から初期の引裂きが伝播するのに必要な力の尺度である。エルメンドルフ引裂強度は、参照により本明細書に援用されるASTM D1424に従って、MDとXDの両方について測定され、lbまたはNの単位で記録してある。
グラーブ引裂強度は、引裂きを開始するのに必要な力の尺度であり、参照により本明細書に援用されるASTM D1004に従って、MDとXDの両方について測定され、lbまたはNの単位で記録してある。
スペンサー穿刺は、衝撃による穿刺に抵抗する基材の能力の尺度である。スペンサー穿刺は、弾丸形状のプローブを用いて不織布および不織/ホイルラミネートについて測定され、5.4ジュールの振り子能で、参照により本明細書に援用されるASTM D3420(直径9/16インチのプローブに修正)により求められる。ジュールで記録してある。
ストリップ引張強さは、シートの破断強度の尺度であり、参照により本明細書に援用されるASTM D5035により測定され、lbまたはNで記録してある。5回の測定を行い、縦方向と横方向の両方で平均した。
実施例1
本実施例は、シース成分の繊維間の間隙への大量のフローとなる条件下でシース/コアスパン接着不織布をカレンダ加工することによる平滑カレンダ加工LLDPE/PETシートの作製およびホイルラミネートおよびそのチャイルドプルーフブリスター包装の製造を例示するものである。
シースとして融点が約126℃の鎖状低密度ポリエチレンを、コアとして融点が約260℃のポリ(エチレンテレフタレート)ポリエステルを用いて二成分スパン接着プロセスでシース/コアスパン接着布帛を作製した。使用前、ポリエステル樹脂を結晶化し乾燥させた。
ポリエステルおよびポリエチレンを別個の押出し機で加熱して押出し、ろ過し、シース−コアフィラメント断面を与えるように設計された二成分スピンブロックへと計量した。ポリマーを計量して、繊維重量基準で30%のポリエチレン(シース)と70%のポリエステル(コア)の繊維を与えた。フィラメントを、冷却空気を2つの対向する冷却ボックスから提供することにより冷却ゾーンで冷却した。フィラメントを空気延伸ジェットへ通過させて、そこで、フィラメントを延伸し、真空吸引によりレイダウンベルトへ付着した。得られるスパン接着ェブの坪量は約2oz/yd(67.8g/m)であり、ロールに巻く前に搬送のために軽くポイント接着した。
スパン接着布帛を、図1Bに示すロール構成を有するカレンダにおいて45ft/分(13.7m/分)の線速度で高度にカレンダ加工した。2つの連続対のロールにより形成された2つの連続カレンダニップを備えており、各カレンダニップは、平滑なクロムコート金属ロールとショアD硬度が約90の平滑ゴムカバーバックアップロールを含んでなる。第1のニップを形成する金属ロールを245°F(118℃)の温度まで加熱し、第2のニップを形成する金属ロールを250°F(121℃)の温度まで加熱した。ゴムカバーバックアップロールは加熱しなかった。400lb/直線1インチのニップ圧力を各ニップに用いた。高度にカレンダ加工されたシートの特性を下の表Iに示す。
高度にカレンダ加工された二成分シートを、ローム&ハース(Rohm&Haas)(ペンシルバニア州、フィラデルフィア(Philadelphia,PA))より入手したアドコート(Adcote)812/811B溶剤ベースのポリ(エチレンテレフタレート)−ベースのポリウレタン永久接着タイ層を用いて、アルコア(Alcoa)(ペンシルバニア州、ピッツバーグ(Pittsburgh,PA))より入手した厚さ0.93ミル(0.024mm)の軟化アルミニウムホイルにラミネートした。イーガン(Egan)ドライ接着コーター/ラミネータを用いてラミネーションを実施した。アドコート(Adcote)812/811Bを68.3重量パーセント、6.2重量パーセントの811BFおよび25.5重量パーセントの酢酸エチルの比率を用いて混合し、リバースグラビアコーティングプロセスを用いて接着剤を適用した。アルミニウムホイルェブを第1の巻き戻しから巻き戻し、リバース回転グラビアロールを用いて接着剤をアルミニウムホイルェブに適用した。グラビアロールを1インチ当たり70ライン(1cm当たり27.5ライン)の四角形のパターンで化学食刻を施した。機械速度は150ft/分(45.7m/分)であった。接着剤を約3.33lb/リーム(5.33g/m)のドライコーティング重量で適用した。180°F(82.2℃)まで加熱した空気を用いて、ホットエア衝突ドライヤを用いて、コートアルミニウムホイルェブを乾燥して、タイ層接着剤に存在する溶剤を除去した。
乾燥後、接着コートアルミニウムホイルェブ層を高度にカレンダ加工された二成分シートにラミネートして、ロールから巻き戻し、2本の円柱カレンダロールにより形成されたニップにおいてアルミニウムホイルェブの接着コート側と接触させた。ロールの1本はゴムカバーロールであり、第2のロールは内部温水により180°F(82.2℃)まで加熱された鋼ロールであった。アルミニウムホイルェブは、ニップの加熱鋼ロールと接触し、カレンダ加工二成分シートは、ゴム表面ロールと接触した。ラミネートされた基材を巻き戻し機で巻き戻した。
溶剤ベースの可剥性ヒートシール層を、上述したリバースグラビアコーティングプロセスを用いて、上述したスパン接着不織/アルミニウムホイルラミネートのアルミニウムホイル側に適用した。用いた可剥性ヒートシール組成物は、ビニル/アクリル溶剤ベースのシーラント(アドコート(Adcote)90X13、ローム&ハース(Rohm&Haas)、ペンシルバニア州、フィラデルフィア(Philadelphia,PA)より供給)であった。ヒートシールコーティングを3.63lb/リーム(5.8g/m)で不織/ホイルラミネートに適用した。シーラント適用後、コート材料を上述した同じホットエア衝突ドライヤおよび200°F(93.3℃)の空気温度を用いて乾燥して、酢酸エチル溶剤を除去した。乾燥後、ラミネートを巻き戻し機で巻き戻した。実施例1のホイルラミネートの特性を、ブリスターパッケージの覆いとして業界で用いられている従来の紙−フィルム−ホイルラミネート(CR−417、ヒュックホイルス(Hueck Foils)(ニュージャージー州、ウォール(Wall,NJ))と下記の表Iにおいて比較する。結果によれば、従来技術の覆い材料に比べて本発明の覆いのスペンサー穿刺およびエルメンドルフ引裂強度において大幅な改善が示されている。実施例1で作製したホイルラミネートの穿刺抵抗は、従来の覆い材料よりも6倍大きかった。
比較例A
本実施例は、シース成分が繊維間の間隙へ大量にフローしない条件下でシース/コアスパン接着不織布をカレンダ加工することによる平滑カレンダ加工LLDPE/PETシートの作製およびその小児用安全ブリスターパッケージの製造を例示するものである。
軽く接着したシース/コアスパン接着不織布を、図1Aに示すカレンダロール構成を用いて2回通過させることにより作製した。金属ロールとバックアップロールのサイズおよび組成は、実施例1に上述したものと同一であった。ただし、ロール構成は違った。線速度=50ft/分、両ニップのニップ圧力=500lb/直線1インチおよび金属ロールの表面温度=105℃という条件で、スパン接着布を平滑カレンダ加工して、実施例1のカレンダ加工スパン接着シートより低レベルの接着を有するカレンダ加工スパン接着シートとした。
実施例1で上述した手順を用いてアルミニウムホイルラミネートを作製した。ホイルラミネートの特性を表Iに記してある。実施例1のホイルラミネートは、比較例Aのアルミニウムホイルラミネートよりも高いグラーブ引裂強度、低いエルメンドルフ引裂強度および高い穿刺値を有していた。引裂いたときに毛羽立った端部を有していて、引裂き部でシートから分離してシートの中央に繊維が残った比較例Aのカレンダ加工スパン接着シートに比べて、実施例1のカレンダ加工スパン接着シートは、シートの端部に沿って露出した大量の解れた繊維を残すことなく非常にきれいに引裂かれたということが分かった。
Figure 2008525657
覆い成分として実施例1のホイルラミネートを用いて、クロックナーメディパック(Klockner Medipak)CP−2フォーム−フィル−シールブリスターパッケージ機でブリスターパッケージを作製した。ブリスター成分を形成するのに用いた形成ウェブは10ミル(0.254mm)のクロックナーペンタプラスト・オブ・アメリカ(Klockner Pentaplast of America)(ヴァージニア州、ゴードンスヴィル(Gordonsville,VA))供給のペンタファーム(Pentapharm)M570/01ポリ(塩化ビニル)フィルムであった。覆いをブリスター成分にヒートシールするのに用いたプラテンを180℃の温度まで加熱してピールオープンパッケージを得た。ヒートシーリングダイへカレンダ加工スパン接着層が粘着したり引裂かれることはなく、目打ち/打抜きプロセス中にシートの引裂きはなかった。ホイルラミネートを、紙−フィルム−ホイルラミネート等のこの最終用途に現在用いられている製品と同様に打抜きおよび目打ちした。フレキソグラフィー、熱転写およびインクジェット法で印刷したとき、実施例1のカレンダ加工シートの印刷品質は許容できた。
本発明の数多くのブリスターパッケージをピールオープンしたところ、各試料はきれいに剥がれた。ピーリング中に引裂かれる傾向のある、覆いとして紙/フィルム/ホイルラミネートを利用する業界に公知のブリスターパッケージと比べて大幅な改善を示している。個々のブリスターは、ミシン目で引裂くことにより、マルチブリスターパッケージから容易に分離でき、同時に、チャイルドプルーフ包装に用いるのに好適な十分な引裂き抵抗性を有していた。引裂き特性の改善に加えて、本発明により作製したブリスターパッケージは、穿刺抵抗が高いために、従来のブリスターパッケージよりも小児が噛み切り難いことが予測される。高度にカレンダ加工されたスパン接着不織シートにより提供される比較的高いグラーブ引裂強度、中間のエルメンドルフ引裂強度および高いスペンサー穿刺抵抗の組み合わせにより、チャイルドプルーフ包装に望まれる、きれいに剥がれること、穿刺抵抗性、ミシン目で容易に引裂けること、またはその他予備形成ノッチ等、所望の組み合わせが提供されるものと考えられる。
比較例Aのホイルラミネートを覆いとして用いた以外は、実施例1で上述したとおりにしてブリスターパッケージを作製した。ヒートシーリング工程中、スパン接着層はヒートシーリングダイに粘着して覆いが引裂かれた。覆いはまた、目打ち/打抜き工程中にも引裂かれた。ミシン目で引裂くことが難しいために、個々のブリスターをマルチブリスターパッケージから分離することが難しいということも分かった。これは、主として、比較例Aのカレンダ加工二成分シート−ホイルラミネートの高エルメンドルフ引裂き特性のせいであると考えられる。加えて、フレキソグラフィー、熱転写およびインクジェット法で印刷したとき、比較例Aのカレンダ加工スパン接着シートの印刷品質は乏しかった。
実施例2aおよび2b
これらの実施例は、ブリスターパッケージに用いるのに好適な本発明の高度にカレンダ加工されたシートの作製を例示するものである。
実施例1で上述したとおりにしてシース−コアスパン接着ェブを作製した。スパン接着ェブを図1Cに示すロール構成を用いて高度にカレンダ加工した。各カレンダニップにおけるカレンダ加工圧力は400pliであった。実施例2aで用いたスパン接着ェブの坪量は約2oz/ydであり、実施例2bで用いたスパン接着ェブの坪量は約2.5oz/ydであった。カレンダ加工プロセス条件およびカレンダ加工されたシートの特性を下の表IIに示す。
比較例BおよびC
これらの実施例は、シース成分が繊維間の間隙へ大量にフローしない条件下でLLDPE/PETシース/コアスパン接着不織布をカレンダ加工することによる平滑カレンダ加工シートの作製を例示するものである。
実施例2aおよび2bに用いた出発スパン接着布を用いて、それぞれ比較例BおよびCのカレンダ加工シートを作製した。カレンダ加工プロセス条件およびカレンダ加工されたシートの特性を下の表IIに示す。
Figure 2008525657
比較例BおよびCのカレンダ加工シートの横方向に測定したエルメンドルフ引裂強度はそれぞれ6.6lbおよび8.1lbであり、これはミシン目での引裂きが困難なことにより、ブリスターパッケージに許容できる性能を与えるには高すぎる。
本発明のカレンダ加工シートを製造するのに好適なカレンダ加工プロセスの概略図である。 ブリスターパッケージの概略立面図である。 本発明のブリスターパッケージに有用な覆い材料の概略断面図である。 本発明のブリスターパッケージに有用な覆い材料の第2の実施形態の概略断面図である。 本発明のブリスターパッケージを作成するのに好適なプロセスの概略図である。 多数のブリスターを含んでなるパッケージを示す図4のプロセスにより作製された製品の一部である。

Claims (20)

  1. 連続多成分スパン接着フィラメントを含んでなる高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートであって、前記多成分フィラメントは、約10〜90重量パーセントの第1の低融点ポリマー成分と約90〜10重量パーセントの第2の高融点ポリマー成分とを含んでなり、前記第1のポリマー成分は前記フィラメントの前記周囲表面の少なくとも一部を含んでなり、前記フィラメント間の間隙が、前記低融点成分により少なくとも部分的に充填されていて、別個に添加された樹脂バインダーを実質的に含まず、前記シートの縦方向と横方向の両方で測定されたエルメンドルフ引裂強度が0.5lb〜6.0lb、縦方向と横方向の両方で測定されたグラーブ引裂強度が少なくとも4.0lb、スペンサー穿刺が少なくとも0.70Jである高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シート。
  2. 前記低融点成分の融点が高融点成分の融点より低い少なくとも90℃である請求項1に記載の高度にカレンダ加工された多成分シート。
  3. 前記多成分フィラメントが二成分シース−コアフィラメントであり、前記シースが低融点成分を含んでなる請求項2に記載の高度にカレンダ加工された多成分シート。
  4. 前記シースがポリオレフィンを含んでなり、前記コアがポリエステルおよびポリアミドよりなる群から選択されるポリマーを含んでなる請求項3に記載の高度にカレンダ加工された多成分シート。
  5. 前記シースがポリエチレンおよびポリプロピレンよりなる群から選択されるポリマーを含んでなり、前記コアがポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)およびポリカプロラクタムよりなる群から選択されるポリマーを含んでなる請求項4に記載の高度にカレンダ加工された多成分シート。
  6. 前記シースが低密度ポリエチレンを含んでなり、前記コアがポリ(エチレンテレフタレート)を含んでなる請求項5に記載の高度にカレンダ加工された多成分シート。
  7. 前記シース成分が約50重量パーセント未満の二成分繊維を含んでなる請求項6に記載の高度にカレンダ加工された多成分シート。
  8. 第2のシート層に接合した請求項1に記載の前記高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートを含んでなる多層ラミネート。
  9. 前記第2のシート層が、ポリマーフィルム、金属ホイル、コートポリマーフィルムおよび金属化ポリマーフィルムよりなる群から選択される第1のバリア層を含んでなる請求項8に記載の多層ラミネート。
  10. 前記高度にカレンダ加工されたシートの反対側にある前記第1のバリア層の側部に接合したヒートシール層をさらに含んでなる請求項9に記載の多層ラミネート。
  11. 前記高度にカレンダ加工されたシートと前記第1のバリア層との間に接着タイ層中間体をさらに含んでなる請求項10に記載の多層ラミネート。
  12. 前記第2のシート層が、前記高度にカレンダ加工されたシートに押出された熱可塑性ポリマーバリアヒートシール層を含んでなる請求項8に記載の多層ラミネート。
  13. 内面と外面とを有するブリスター成分と、請求項10〜12のいずれか1項に記載の多層ラミネートを含んでなる覆い成分とを含んでなるブリスターパッケージであって、前記覆い成分は前記高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートを含んでなる外面と、前記ヒートシール層を含んでなる内面とを有し、前記ブリスターおよび覆い成分の前記内面の選択された部分が前記ヒートシール層により共に接合されて、連続シールと、その間に少なくとも1つのキャビティとを形成し、前記ブリスター成分は、ポリマーフィルム、コートポリマーフィルム、金属ホイルおよびフィルム−ホイルラミネートよりなる群から選択される第2のバリア層を含んでなるブリスターパッケージ。
  14. 前記ヒートシール層と前記ブリスター成分との間の前記シールが可剥性である請求項13に記載のブリスターパッケージ。
  15. 前記第1のバリア層は易壊性ポリマーフィルムおよび金属ホイルよりなる群から選択される易壊性材料である請求項13記載のブリスターパッケージ。
  16. 内面と外面とを有するブリスター成分と、請求項11に記載の多層ラミネートを含んでなる覆い成分とを含んでなるブリスターパッケージであって、前記覆い成分は前記高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートを含んでなる外面と、前記ヒートシール層を含んでなる内面とを有し、前記ブリスターおよび覆い成分の前記内面の選択された部分が前記ヒートシール層により共に接合されて、連続シールと、その間に少なくとも1つのキャビティとを形成し、前記ブリスター成分は、ポリマーフィルム、コートポリマーフィルム、金属ホイルおよびフィルム−ホイルラミネートよりなる群から選択される第2のバリア層を含んでなり、前記接着タイ層は可剥性層であり、前記第1のバリア層は易壊性ポリマーフィルムおよび金属ホイルよりなる群から選択される易壊性材料であるブリスターパッケージ。
  17. 前記第2のシート層が、第2の多成分スパン接着シートと、前記第1と第2の多成分スパン接着シート間に挟まれた少なくとも1層のメルトブローン繊維とを含んでなる請求項8に記載の多層ラミネート。
  18. 前記第2の多成分スパン接着シートに、接着タイ層により接合したバリア層をさらに含んでなり、前記バリア層は、ポリマーフィルム、金属ホイル、コートポリマーフィルムおよび金属化ポリマーフィルムよりなる群から選択される請求項17に記載の多層ラミネート。
  19. 前記高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートの反対側にある前記バリア層の側部に接合したヒートシール層をさらに含んでなる請求項18に記載の多層ラミネート。
  20. 内面と外面とを有するブリスター成分と、内面と外面とを有する覆い成分とを含んでなるブリスターパッケージであって、前記覆い成分は、スパン接着/メルトブローン/スパン接着布帛と第1のバリア層の多層ラミネートを含んでなり、前記スパン接着層の少なくとも1枚が連続多成分スパン接着フィラメントを含んでなる高度にカレンダ加工された多成分スパン接着シートであり、前記多成分フィラメントは、約10〜90重量パーセントの第1の低融点ポリマー成分と約90〜10重量パーセントの第2の高融点ポリマー成分とを含んでなり、前記第1のポリマー成分はフィラメント間の周囲表面の少なくとも一部を含んでなり、前記フィラメント間の間隙が前記低融点成分により少なくとも部分的に充填されていて、別個に添加された樹脂バインダーを実質的に含まず、前記高度にカレンダ加工されたシートの縦方向と横方向の両方で測定されたエルメンドルフ引裂強度が0.5lb〜6.0lb、縦方向と横方向の両方で測定されたグラーブ引裂強度が少なくとも4.0lb、スペンサー穿刺が少なくとも0.70Jであり、前記第2のスパン接着層が多成分スパン接着シートであり、前記第1のバリア層は前記第2の多成分スパン接着シートに接合しており、前記第1のバリア層は、ポリマーフィルム、金属ホイル、コートポリマーフィルムおよび金属化ポリマーフィルムよりなる群から選択され、前記ブリスターおよび覆い成分の前記内面の選択された部分が接合して、連続シールおよびその間に少なくとも1つのキャビティを形成し、前記ブリスター成分は、ポリマーフィルム、コートポリマーフィルム、金属ホイルおよびフィルム−ホイルラミネートよりなる群から選択される第2のバリア層を含んでなり、前記覆い成分の前記外面が高度にカレンダ加工された多成分シートを含んでなるブリスターパッケージ。
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