JP2008525612A - ポリマー分散体及びポリマー分散体の調製方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、水性ポリマー分散体を調製する方法であって、高分子量カチオン性共安定剤(A)の存在下、1つ以上のモノマー類(m)と、第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー(x)、並びに少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのカチオン性モノマー(y)を含むモノマー混合物のポリマー(B)とを反応させることを含む方法に関する。本発明は、また、ポリマー分散体、高分子量安定剤(C)の調製方法、高分子量安定剤(C)、及び紙を製造する方法に関するものである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、水性ポリマー分散体の調製方法に関する。本発明はまた、高分子量安定剤の調製方法、高分子量安定剤、水性ポリマー分散体、ポリマー分散体の使用、及び紙の製造方法に関する。
カチオン性ポリマーの水性分散体は、例えば、製紙産業において保持助剤として使用される。他の用途は、例えば、排水を処理する凝集剤、増粘剤、及び土壌改良剤である。一般に、これらのポリマー分散体は、分散ポリマーと、安定剤とも呼ばれ、通常は高分子量分散剤である分散剤とを含む。前記安定剤は、ポリマー分散体を、分散ポリマーが分散状態に保たれるように安定させる。
これらのポリマー分散体は、一般に、水溶性モノマーの反応混合物を、分散剤として作用する第1の安定剤及び沈殿剤として作用する第2の「共安定剤」の存在下で重合することによって、調製される。最終ポリマーが沈殿し、安定したポリマー分散体を形成する。このことによって、有意な量の無機塩が存在しない。
最終用途で良好な結果を与え、商業的な利益となるために、ポリマー分散体が満たすべき多数の基準が存在する。そのような基準は、例えば、プロセス粘度、活性含有量、安定性、良好な保持及び脱水の特性、並びに前記分散剤を調製することを含むポリマー分散体を調製することの容易さである。また、環境上及び安全性の側面のような基準も重要である。
プロセス粘度とは、前記ポリマー分散体を生成する場合の反応混合物の粘度を意味する。前記ポリマー分散体の生成の際には、粘度は低く保つべきであり、粘度ピークを避けるべきであるか、又は少なくとも可能な限り低減するべきである。
また、前記ポリマー分散体の最終粘度は、使用時の取り扱い、例えばポンプ汲み上げを容易にする特定のポリマー含有量のために、可能な限り低いことが望ましい。
前記分散体の貯蔵寿命、すなわち、前記ポリマー分散体の経時的な安定性は、重要な特性である。ポリマー粒子を沈降物として沈降することなく分散体中に保持する、効率的な安定剤が必要である。
考慮されるべき更なる重要な要素は、活性含有量、すなわちポリマー分散体中の分散ポリマーの量である。活性含有量が高いほど輸送費用が低くなり、最終用途での取り扱いが容易となる。効率的な安定剤を使用することによって、より高い活性含有量の分散体を得ることができ、同時に、粘度を低く保つことができる。しかし、製紙過程において、高い活性含有量と、保持及び脱水の良好な性能とを組み合わせることは難しい場合がある。
分散ポリマーのカチオン性の電荷が、安定した分散体を形成するためにその能力に影響を与える。比較的低いカチオン性電荷を持つ安定したポリマー分散体を提供する理由が存在する。そのような理由は、例えば、製紙に使用される場合、カチオン性モノマーの特定の用途、費用、セルロース懸濁液への過装填の危険性に対するFDAの制限である。
ポリマー分散体の調製に際し、ポリマーの付着物が形成され、反応容器及び撹拌機に付着する場合がある。このことは、反応装置の時間のかかる洗浄処置をもたらす。
特許文献1は、高分子安定剤と、また共安定剤としてカチオン性高分子電解質とを含むポリマー分散体を開示する。特許文献2は、グラフトコポリマーである安定剤を開示する。
上記に従ってポリマー分散体を調製する場合、従来技術における方法で使用される安定剤が、予め調製される。例えば、特許文献1では、モノマー類は、予め作製された安定剤の存在下で重合され、分散ポリマーになる。したがって、安定剤の調製は、ポリマー分散体調製方法全体に余分な工程、必要な時間、装置を追加し、費用がかかる。
WO03/097703A1 US6075089
少ない工程で作製することができ、そのプロセス粘度を、大きい粘度ピークが何もなく調製の間に低くかつなだらかに保ち、付着物がない、ポリマー分散体の調製方法を提供することが、本発明の目的である。高い安定性、比較的低いカチオン性電荷、粘度が高すぎないで高い活性含有量を有し、同時に、製紙過程で使用されるときに良好な保持及び脱水を与える、ポリマー分散体を提供することが、本発明の更なる目的である。高分子量安定剤を提供することも、本発明の目的である。
本発明によると、驚くべきことに、分散ポリマーの高い活性含有量及び低いプロセス粘度を有する安定したポリマー分散体は、本発明の水性ポリマー分散体を調製する方法によって達成できることが見出された。この方法は、高分子量カチオン性共安定剤(A)の存在下、1つ以上のモノマー類(m)と、第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー(x)、並びに少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのカチオン性モノマー(y)を含むモノマー混合物のポリマー(B)とを反応させ、アミド基を有するモノマーが使用される場合は、前記ポリマーを加水分解してアミド官能基をアミン官能基に変換することを含む。
「安定したポリマー分散体」とは、本明細書において、適切には、1/sで10,000mPas未満の剪断粘度を有する(Brookfieldスピンドル5)水性溶液中のポリマー粒子の均一な分布を意味する。「安定した」分散体として考慮されるものは、該分散体を3,000rpmで30分間遠心分離したときに、沈降物が、分散ポリマーに基づいて計算して約5重量%未満、好ましくは約1重量%であるべきものである。
本発明によると、1)1つ以上のモノマー類(m)由来の1つ以上のモノマー単位を含む分散ポリマーと、2)第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー(x)、並びに少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのカチオン性モノマー(y)を含むモノマー混合物のポリマー(アミド基を有するモノマーが使用される場合は、該ポリマーは、加水分解されて、アミド官能基をアミン官能基に変換する)、並びに1つ以上のモノマー(m)の反応によりもたらされるポリマーである高分子量カチオン性安定剤(A)と、3)高分子量カチオン性共安定剤(A)とを含むポリマー分散体も提供される。該ポリマー分散体は、適切には、水溶性ポリマー分散体である。
前記分散ポリマーの重量平均分子量は、適切には、約1,000,000〜約15,000,000g/モル、好ましくは約6,000,000〜約9,000,000g/モルである。
本発明によると、高分子量安定剤(C)の調製方法であって、a)少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するカチオン性モノマー(y)、及び第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するモノマー(x)を含む混合物を反応させ、中間体ポリマー(B)を生成し、アミド基を有するモノマーが使用される場合は、前記中間体ポリマー(B)を加水分解して、アミド官能基をアミン官能基に変換すること、次にb)前記中間体ポリマーを、高分子量カチオン性共安定剤の存在下、1つ以上のモノマー類(m)と反応させて、前記高分子量安定剤(C)を生成することを含む方法も提供される。
本発明によると、グラフトコポリマーであり、その主鎖は、モノマー(y)及び(x)と、モノマー類(m)のグラフト分岐鎖により形成される、高分子量安定剤(C)も提供される。このグラフトコポリマーのグラフト分岐鎖は、適切には、モノマー単位(x)にグラフトされている。より詳細には、前記高分子量安定剤(C)の主鎖は、重合形態の、少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するカチオン性モノマー(y)、並びに第一級、第二級又は第三級アミン基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するモノマー(x)を含み、そのグラフト分岐鎖は、重合形態の、1つ以上のモノマー類(m)を含む。
前記水性ポリマー分散体は、適切には、塩を含まない分散体である。「塩を含まない」とは、本明細書において、無機塩、特に多価アニオン無機塩の実質的な量が存在しないことを意味する。「実質的な量が存在しない」とは、本明細書において、適切には、約1重量%未満、好ましくは約0.5重量%未満、最も好ましくは約0.1重量%未満を意味する。
前記ポリマー分散体の25℃でのBrookfield粘度(1s-1でスピンドル5)は、適切には、約100〜約10,000mPas、好ましくは約500〜約5,000mPas、最も好ましくは約1,000〜約3,000mPasである。
前記モノマー類(m)は、好ましくは、非イオン性モノマー(m1)及びカチオン性モノマー(m2)を含む。この非イオン性モノマー(m1)は、好ましくは、一般式(I):
Figure 2008525612
(式中、R1は、水素又はメチルであり、そして、R2及びR3は、互いに独立して、水素、C1〜C2アルキル、イソプロピル、メチロール、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、又は(トリスメチロール)メチルのいずれかである)で示されるモノマーである。前記(非イオン性)モノマー(m1)は、適切には、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソプロピルメタクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−t−ブチルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、又はN−メチロールメタクリルアミドである。
カチオン性モノマー(m2)は、好ましくは、一般式(II):
Figure 2008525612
(式中、R4は、水素又はメチルであり、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素、C1〜C8アルキル又はベンジルのいずれかであり、Dは、酸素又はNHであり、Eは、C2〜C4アルキル又はC2〜C4ヒドロキシアルキルであり、X-は、アニオン性対イオン、適切には一価アニオン、特に塩化物である)で示されるモノマーである。前記カチオン性モノマー(m2)は、適切には、アクリロイル−オキシエチル−トリメチルアンモニウムクロリド(ADAM)、アクリロイルオキシエチル−ベンジルジメチル−アンモニウムクロリド(ADAM BQ)、メタクリロイルオキシエチル−トリメチルアンモニウムクロリド(MADAM)、メタクリロイル−オキシエチル−ベンジルジメチルアンモニウム−クロリド(MADAM BQ)、アクリルアミドプロピル−トリメチルアンモニウムクロリド(TMAPAA)、アクリルアミドプロピル−ベンジル−ジメチルアンモニウムクロリド(BDMAPAA)、メタクリル−アミドプロピル−トリメチルアンモニウム−クロリド(TMAPMA)、又はメタクリルアミドプロピル−ベンジルジメチルアンモニウムクロリド(BDMAPMA)である。
モノマー(m1)とモノマー(m2)のモル比は、適切には約95:5〜約50:50、好ましくは約92:8〜約85:15である。
前記高分子量カチオン性共安定剤(A)は、適切には、一般式IIのモノマーm2のホモ−又はコポリマーである。適切な共安定剤(A)の例は、DADMAC、N−トリメチルアンモニウムプロピル−アクリルアミド、アクリロイルオキシエチル−トリメチル−アンモニウムクロリド(ADAM MQ)、アクリロイルオキシエチル−ベンジル−ジメチル−アンモニウムクロリド(ADAM BQ)、メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロリド(MADAM MQ)、ビニルベンジル−トリメチル−アンモニウムクロリド及びビニルピリジンのホモ−及びコポリマーである。好ましくは、前記共安定剤は、場合により(メタ)アクリルアミドのような非イオン性モノマーと組み合わせた、DADMAC又はN−トリメチル−アンモニウムプロピル−アクリルアミドのホモポリマーである。適切な共安定剤(A)の更なる例は、ポリエチレンイミン、ポリビニルアミン及びポリアミンである。前記高分子量カチオン性共安定剤(A)は、適切には、約1,000〜約500,000g/モル、好ましくは約2,000〜約100,000g/モル、最も好ましくは約3,000〜約20,000g/モルの重量平均分子量を有する。前記共安定剤は、上記の分子量を有する、異なる高分子量カチオン性共安定剤の混合物であることもできる。
前記モノマー(x)は、適切には、一般式(III):
Figure 2008525612
(式中、R1は、水素又はメチルであり、R3及びR4は、互いに独立して、水素、C1〜C8アルキル、ベンジル、アルキルベンジル、メチロール、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル又はトリスメチロールであり、Gは、NH又は酸素であり、Jは、C1〜C10アルキル、C1〜C10ヒドロキシアルキル又は−(CH2−CH2−O−)n−CH2−CH2−であり、n=0、1、2、3、...10である)で示されるモノマーから選択されるか、或いは前記モノマー(x)は、メチルジアリルアミン、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール又はビニルベンジルジメチルアミンの群から選択される。好ましくは、該モノマー(x)は、ジアリルアミン、ジアリルプロパノールアミン、N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、又はN−メチル−N−ビニルアセトアミドである。
アミン又はアミドモノマー(x)とカチオン性モノマー(y)の重量比は、適切には、約0.1:100〜約50:100、好ましくは約3:100〜約10:100である。
カチオン性モノマー(y)におけるオレフィン性不飽和は、適切には、αオレフィン性不飽和である。好ましくは、該オレフィン性不飽和はビニル又はアリル基として存在する。前記カチオン性モノマー(y)は、適切には、カチオン性モノマーm2の群から、又はジアリルジメチルアンモニウムクロリド、N−メチルビニルピリジニウムクロリド、N−メチル−N−ビニルイミダゾリニウムクロリド、N−ビニルベンジル−トリメチルアンモニウムクロリドから選択される。好ましくは、該カチオン性モノマー(y)は、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)、N−トリメチルアンモニウムプロピル−アクリルアミド、又はアクリロイルオキシエチル−トリメチル−アンモニウムクロリドである。
前記ポリマー分散体は、また、高分子量安定剤、例えばカチオン性ポリマーのような更なる安定剤を含んでもよい。これらのカチオン性ポリマーは、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)、ビニルピリジニウムクロリド、N−ビニルイミダゾリンクロリド、ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、アクリロイル−オキシエチル−トリメチルアンモニウムクロリド(ADAM−MQ)、アクリロイルオキシエチル−ベンジルジメチル−アンモニウムクロリド(ADAM−BQ)、メタクリロイルオキシエチル−トリメチルアンモニウムクロリド(MADAM)、メタクリロイル−オキシエチル−ベンジルジメチル−アンモニウムクロリド(MADAM−BQ)、アクリルアミドプロピルトリメチル−アンモニウムクロリド(TMAPAA)、アクリルアミドプロピル−ベンジル−ジメチルアンモニウムクロリド(BDMAPAA)、メタクリル−アミドプロピル−トリメチルアンモニウム−クロリド(TMAPMA)、及びメタクリルアミドプロピル−ベンジルジメチルアンモニウムクロリド(BDMAPMA)の群に属する少なくとも1つのモノマーから作製されるホモ−又はコポリマーであってもよい。場合により、更なるコモノマーは、例えば、特許文献1(WO03/097703)に記載されているPEGアクリレート又はブロックコポリエーテルであることができる。
重合開始剤として、有機アゾ化合物、有機過酸化物、無機ペルオキシ二硫酸塩、過酸化水素又はレドックス開始剤を使用してもよい。好ましくは、カチオン性アゾ化合物又は無機ペルオキシ二硫酸塩が使用される。
本発明は、製紙における保持及び脱水助剤として、増粘剤として、及び/又は土壌改良剤としての、本明細書に記載される水性ポリマー分散体の使用にも関する。
本発明の好ましい実施態様において、ジアリル−ジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)と、ジアリルアミン(DAA)又はジアリル−2−プロパノールアミン(DAPA)であるアミンモノマーとのコポリマーが作製される。ポリマー分散体は、アクリルアミドとアクリルオキシエチル−ジメチルベンジルアンモニウムクロリド(ADAM BQ)から作製されるコポリマーを、DADMACホモポリマーの存在下で反応させることによって、作製される。
最後に、本発明は、セルロース繊維、及び場合により充填剤を含有する水性懸濁液から紙を製造する方法であって、該懸濁液に、本明細書で記載された水性ポリマー分散体を加えて、懸濁液を生成させ、ワイヤ上で排水することを含む方法に関する。
実施例
実施例1
10モル%のジアリル−2−プロパノールアミン(DAPA)を有するジアリル−ジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)コポリマーを、実験室反応器中で、65重量%DADMAC水溶液330g、DAPA 24.1g、塩酸16.2g(37重量%)及び追加の水700gの混合物を重合することにより調製した。このpHを、水酸化ナトリウムにより約4に調整した。この混合物を、窒素パージを伴って室温で30分間撹拌し、次に水25mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)4.3gを加えた。この温度を約50℃に上昇させ、この重合を6時間継続させた。最後に、水150mlに溶解した水酸化ナトリウム6.58gを加えた。GPCによる測定で55,000ダルトンの重量平均分子量を有するDADMACコポリマーを得た。
実施例2
3モル%のジアリルアミン(DAA)を有するジアリル−ジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)コポリマーを、実験室反応器中で、65重量%DADMAC水溶液1603g、DAA 19.76g、塩酸20.1g(37重量%)及び1重量%EDTA溶液30gの混合物を重合することにより調製した。このpHを、水酸化ナトリウムにより約4に調整した。この混合物を、窒素パージを伴って室温で30分間撹拌し、次に水60mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)3.5gを3時間で加えた。この温度を約50℃に上昇させ、この重合を22時間継続させた。翌日、水200mlを加え、水70mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)5.25gを加えた。この温度を60℃に上昇させ、この重合を24時間継続させた。3日目に、別の水200mlを加え、水60mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)4.0gを加えた。この温度を60℃で保持し、この重合を24時間継続させた。GPCによる測定で190,000ダルトンの重量平均分子量を有するDADMACコポリマーを得た。
実施例3
10モル%のジアリルアミン(DAA)を有するジアリル−ジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)コポリマーを、実験室反応器中で、65重量%DADMAC水溶液1092g、DAA 45.4g、塩酸49.9g(37重量%)及び1重量%EDTA溶液30gの混合物を重合することにより調製した。このpHを、水酸化ナトリウムにより約4に調整した。この混合物を、窒素パージを伴って室温で30分間撹拌し、次に水60mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)3.5gを5時間で加えた。この温度を約50℃に上昇させ、この重合を22時間継続させた。翌日、水400mlを加え、水35mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)2.6gを加えた。この温度を60℃に上昇させ、2時間後、水35mlに溶解した別のアゾ開始剤(V-50)2.6gを加えた。粘度が増加した後、水200mlを加え、この重合を24時間継続させた。3日目に、温度を80℃に上昇させ、水585mlを加えた。水60mlに溶解したアゾ開始剤(V-50)3.5gを加えた。3日目の終了時に、混合物を冷却した。GPCによる測定で230,000ダルトンの重量平均分子量を有するDADMACコポリマーを得た。
実施例4〜6
ポリマー分散体を、アクリルアミド(AAm)とアクリルオキシエチル−ジメチルベンジルアンモニウムクロリド(ADAM BQ)とを含むモノマー混合物を、実施例1〜3で調製したDADMACコポリマーのうちの1つの存在下で重合することによって、調製した。
それぞれ、結晶性AAm 7.1、ADAM BQ 2.96g(80重量%)、実施例1、2又は3で作製されたDADMACコポリマー3.0g、ポリDADMAC 10g(40重量%)及び過酸化水素0.15g又は過硫酸ナトリウム0.2gを含有する、3つの混合物を作製した。水を100gまで加え、この反応を、撹拌しながら60℃で数時間実施した。
表1は、実施例による分散体を記載する。この粘度は、全ての分散体で低かった。これらの分散体は安定しており、すなわち、3000rpmで30分間遠心分離したときに、目に見える沈降がなかった。
製紙過程における保持及び脱水に関する適用試験を、Akribi, Swedenから入手できるDynamic Drainage Analyser(DDA)によって行った。使用した完成紙料は、70重量%のさらしパルプと30重量%の粘土に基づいていた。この紙料容量は800mlであり、パルプ濃度は4g/Lであり、伝導性は1.5mS/cmであった。この紙料を1500rpmの速度で撹拌し、同時に、次のものを紙料に加えた:アニオン性屑キャッチャー(0.5kg/t)、ポリマー分散体(1.0kg/t)、最後にアニオン性無機粒子(0.5kg/t)。この温度は22.5℃であった。この分析のために0.35バールの真空を使用した。この保持時間(s)及び混濁度(NTU)を測定した。
Figure 2008525612
本発明の分散体を使用する分散体は、保持及び脱水において良好な結果を示すことが結論づけられる。

Claims (22)

  1. ポリマー分散体を調製する方法であって、高分子量カチオン性共安定剤(A)の存在下、1つ以上のモノマー類(m)と、第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー(x)、並びに少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのカチオン性モノマー(y)を含むモノマー混合物のポリマー(B)とを反応させ、アミド基を有するモノマーが使用される場合は、前記ポリマーを加水分解してアミド官能基をアミン官能基に変換することを含む、方法。
  2. a)1つ以上のモノマー類(m)に由来する1つ以上のモノマー単位を含む分散ポリマー、並びに
    b)ポリマーが、
    i)第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有する少なくとも1つのモノマー(x)、並びに少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するカチオン性モノマー(y)を含むモノマー混合物のポリマー(B)であって、アミド基を有するモノマーが使用される場合は、前記ポリマーは加水分解されてアミド官能基をアミン官能基に変換し、
    ii)1つ以上のモノマー類(m)と
    の反応から得られる、高分子量安定剤(C)、並びに
    c)高分子量カチオン性共安定剤(A)
    を含むポリマー分散体。
  3. 高分子量安定剤(C)を調製する方法であって、
    a)少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するカチオン性モノマー(y)、並びに第一級、第二級又は第三級のアミン又はアミド基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するモノマー(x)を含む混合物を反応させ、中間体ポリマー(B)を生成させ、アミド基を有するモノマーが使用される場合は、前記中間体ポリマー(B)を加水分解して、アミド官能基をアミン官能基に変換すること、次に
    b)前記中間体ポリマー(B)を、高分子量カチオン性共安定剤(A)の存在下、1つ以上のモノマー類(m)と反応させ、前記高分子量安定剤(C)を生成させること
    を含む方法。
  4. グラフトコポリマーであり、その主鎖が、重合形態の、少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するカチオン性モノマー(y)、並びに第一級、第二級又は第三級アミン基及び少なくとも1つのオレフィン性不飽和を有するモノマー(x)を含み、そのグラフト分岐鎖が、重合形態の、1つ以上のモノマー類(m)を含む、高分子量安定剤(C)。
  5. 前記モノマー類(m)が、非イオン性モノマー(m1)及びカチオン性モノマー(m2)を含む、請求項1記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2記載のポリマー分散体、又は請求項3記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項4記載高分子量安定剤(C)。
  6. 前記非イオン性モノマー(m1)が、一般式(I):
    Figure 2008525612
    (式中、R1は、水素又はメチルであり、そして、R2及びR3は、互いに独立して、水素、C1〜C2アルキル、イソプロピル、メチロール、ヒドロキシエチル、又はヒドロキシプロピルのいずれかである)で示されるモノマーである、
    請求項5記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項5記載のポリマー分散体、又は請求項5記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項5記載の高分子量安定剤(C)。
  7. 前記非イオン性モノマー(m1)が、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソプロピルメタクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−t−ブチルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド又はN−メチロールメタクリルアミドである、請求項5〜6のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項5〜6のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項5〜6のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項5〜6のいずれか1項記載の高分子量安定(C)。
  8. 前記カチオン性モノマー(m2)が、一般式(II):
    Figure 2008525612
    (式中、R4は、水素又はメチルであり、R5、R6及びR7は、互いに独立して、水素、C1〜C8アルキル又はベンジルであり、Dは、酸素又はNHであり、Eは、C2〜C4アルキル又はC2〜C4ヒドロキシアルキルであり、X-は、アニオン性対イオンである)で示されるモノマーである、
    請求項5〜7のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項5〜7のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項5〜7のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項5〜7のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  9. 前記カチオン性モノマー(m2)が、アクリロイルオキシエチル−トリメチルアンモニウムクロリド(ADAM)、アクリロイルオキシエチルベンジルジメチル−アンモニウムクロリド(ADAMBQ)、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド(MADAM)、メタクリロイルオキシエチルベンジルジメチルアンモニウムクロリド(MADAMBQ)、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(TMAPAA)、アクリルアミドプロピルベンジル−ジメチルアンモニウムクロリド(BDMAPAA)、メタクリルアミドプロピルトリメチル−アンモニウムクロリド(TMAPMA)、又はメタクリルアミドプロピルベンジルジメチルアンモニウム−クロリド(BDMAPMA)である、請求項5〜8のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項5〜8のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項5〜8のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項5〜8のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  10. 前記モノマー(m1)とモノマー(m2)のモル比が、約95:5〜約50:50である、請求項5〜9のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項5〜9のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項5〜9のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項5〜9のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  11. 前記モノマー(m1)とモノマー(m2)のモル比が、約92:8〜約85:15である、請求項5〜10のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項5〜10のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項5〜10のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項5〜10のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  12. 前記アミン又はアミドモノマー(x)が、一般式(III):
    Figure 2008525612
    (式中、R1は、水素又はメチルであり、R3及びR4は、互いに独立して、水素、C1〜C8アルキル、ベンジル、アルキルベンジル、メチロール、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル又はトリスメチロールであり、Gは、NH又は酸素であり、Jは、C1〜C10アルキル、C1〜C10ヒドロキシアルキル又は−(CH2−CH2−O−)n−CH2−CH2−であり、n=0、1、2、3、...10である)で示されるモノマーであるか、或いは前記アミン又はアミドモノマー(x)が、メチルジアリルアミン、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール又はビニルベンジルジメチルアミンのモノマーの群から選択される、
    請求項1若しくは5〜11のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜11のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜11のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項4〜11のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  13. 前記アミン又はアミドモノマー(x)が、ジアリルアミン、ジアリルプロパノールアミン、N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド又はN−メチル−N−ビニルアセトアミドである、請求項1若しくは5〜12のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜12のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜12のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項4〜12のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  14. 前記カチオン性モノマー(y)がαオレイン性不飽和である、請求項1若しくは5〜13のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜13のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜13のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項4〜13のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  15. 前記カチオン性モノマー(y)がジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)である、請求項1若しくは5〜14のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜14のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜14のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項4〜14のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  16. アミン又はアミドモノマー(x)とカチオン性モノマー(y)のモル比が、約0.1:100〜約50:100である、請求項1若しくは5〜15のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜15のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜15のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法、又は請求項4〜15のいずれか1項記載の高分子量安定剤(C)。
  17. 前記高分子量共安定剤がポリ−DADMACホモポリマーである、請求項1若しくは5〜16のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜16のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜16のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法。
  18. 前記高分子量共安定剤が、約3,000〜約20,000g/モルの重量平均分子量を有する、請求項1若しくは5〜17のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜17のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜17のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法。
  19. 更なる高分子量安定剤が存在する、請求項1若しくは5〜18のいずれか1項記載のポリマー分散体の調製方法、又は請求項2若しくは5〜18のいずれか1項記載のポリマー分散体、又は請求項3若しくは5〜18のいずれか1項記載の高分子量安定剤の調製方法。
  20. 前記分散ポリマーの重量平均分子量が、約1,000,000〜約15,000,000g/モルのである、請求項2又は5〜19のいずれか1項記載のポリマー分散体。
  21. 製紙における保持助剤、製紙における脱水剤、増粘剤、又は土壌改良剤としての、請求項2又は5〜20のいずれか1項記載のポリマー分散体の使用。
  22. セルロース繊維、及び場合により充填剤を含有する水性懸濁液から紙を製造する方法であって、前記懸濁液に、請求項2又は5〜20のいずれか1項記載のポリマー分散体を加えて、該懸濁液を形成し、ワイヤ上で排水することを含む、方法。
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