JP2008524485A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

ベーンポンプに、ポンプケーシング(10)が設けられており、ポンプケーシング(10)内にロータ(20)が配置されており、ロータ(20)が、駆動軸(12)によって回転駆動されるようになっており、ロータ(20)が、周に沿って分配配置された複数の溝(24)を備えており、溝(24)が、少なくとも実質的にロータ(20)の回転軸線(13)に対して半径方向で延びており、溝(24)に、それぞれ1つのベーン状の搬送エレメント(26)がしゅう動可能にガイドされている。ロータ(20)は、周壁(18)によって包囲されており、周壁(18)は、ロータの回転軸線に対して偏心的に延びており、周壁(18)に、搬送エレメント(26)が半径方向外側端部で接触するようになっている。ロータ(20)の回転軸線(13)方向で、ロータ(20)に、ポンプケーシング(10)のケーシング端壁(14,16)が隣接している。搬送エレメント(26)によって、ロータ(20)の回転運動時に、媒体が、吸込領域(28,30)から、ロータ(20)の回転方向(21)でみて吸込領域(28,30)に対して変位された吐出領域(32,34)に搬送されるようになっている。少なくとも1つのケーシング端壁(14,16)に、ロータ(20)の回転軸線(13)を包囲するリング溝(38;138)が形成されており、リング溝(38;138)が、ロータ(20)の溝(24)の、半径方向内側に位置する内側領域と対向しており、リング溝(38;138)が、ケーシング端壁(14,16)に設けられた結合溝(40)を介して吐出領域(32,34)と結合されている。結合溝(40)は、吐出領域(32,34)から出発して、ロータ(20)の回転方向(21)でみて半径方向内向きにカーブしてリング溝(38;138)に向かって延びている。

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式のベーンポンプから出発する。
そのようなベーンポンプは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19952167号明細書から公知である。このベーンポンプは、ポンプケーシングを備えており、ポンプケーシング内にロータが配置されており、ロータは、駆動軸によって回転駆動される。ロータは、周にわたって分配された複数の溝を有しており、溝は、少なくともロータの回転軸線に対して実質的に半径方向で延びており、溝に、それぞれ1つのベーン状の搬送エレメントがしゅう動可能にガイドされている。ポンプケーシングは、ロータを包囲する、ロータの回転軸線に対して偏心的な周壁を備えており、周壁に、ベーンが半径方向外側端部で接触する。ポンプケーシングは、ロータの回転軸線方向で、ロータに隣接するケーシング端壁を備えている。ロータの回転時に、周壁の偏心的な配置構造に基づいて、ベーンの間に増減するチャンバが形成され、ベーンの間で、搬送しようとする媒体が、吸込領域から、吸込領域に対して周方向で変位して位置する吐出領域に増圧下で搬送される。
この場合ベーンは、ロータ回転時の遠心力に基づいて、周壁と接触状態で保持され、この場合特にベーンポンプの始動時における比較的低い回転数では、僅かな遠心力しか形成されないので、ベーンポンプの搬送能力は小さい。公知のベーンポンプでは、ケーシング端壁に、ロータの周の一部にわたって延びるリング状の溝が設けられており、溝に、ベーンポンプと共通のポンプ配置構造を形成する別の搬送ポンプから、圧縮された媒体が供給される。リング状の溝は、ロータの溝内に設けられたベーンによって、ベーンによって制限された半径方向内側に位置する内側領域と結合されている。溝の内側領域における高められた圧力によって、ベーンは、遠心力に対して追加的に半径方向外向きに周壁に向かって押し付けられる。このような構造は、別の搬送ポンプが存在する場合にしか実現されない。さらに単にロータの周の一部にわたって延びるリング状の溝によって、ロータの溝の内側領域は、ロータの、適当な部分回転を介して圧力負荷することしかができず、これによって場合によってはベーンの比較的小さな押圧力しか周壁に形成されない。
発明の利点
これに対して、本発明による、請求項1の特徴部に記載の構成を備えたベーンポンプの有する利点によれば、ロータの溝の半径方向内側に位置する内側領域の圧力負荷は、ベーンポンプ自体によって形成される圧力によって行われる。ロータの全周にわたって延びるリング溝によって、ロータの溝の内側領域の圧力負荷が改善される。さらに内向きに延びる結合溝に、ロータ回転時に、ドラッグ流が形成され、ドラッグ流によってリング溝に増圧が生ぜしめられ、さらにまたドラッグ流によって、ロータの溝の、リング溝と結合している内側領域にも増圧が生ぜしめられる。このようなドラッグ流は、ロータの回転数が増加するにつれて強まるので、周壁に対する搬送エレメントの押圧力は、回転数の増加と共にさらに強められる。さらに結合溝の延伸によって、搬送エレメントは、結合溝をほぼ直角に擦過し、これによって結合溝の擦過時に搬送エレメントが傾斜し、かつ/または振れる恐れは小さい。
従属請求項には、本発明によるベーンポンプの有利な実施形態および改良形を記載した。請求項3記載の実施形態によって、結合溝付近の損失の少ない流入および流出が実現される。請求項5記載の実施形態によって、リング溝からの半径方向内向きの漏れを小さく維持することができる。
実施例の説明
図1〜図4には、有利には燃料、特にディーゼル燃料を搬送するために設けられたベーンポンプを示した。ベーンポンプによって、燃料は、貯蔵容器から高圧ポンプに搬送される。ベーンポンプは、高圧ポンプから分離して配置するか、高圧ポンプに取り付けるか、高圧ポンプに組み込むことができる。ベーンポンプは、ポンプケーシング10と駆動軸12とを備えており、ポンプケーシング10は、複数部分から形成されており、駆動軸12は、ポンプケーシング10に突入している。ポンプケーシング10は、2つのケーシング端壁14,16を備えており、ケーシング端壁14,16によって、軸方向で、つまり駆動軸12の回転軸線13の方向でポンプチャンバが画成されている。周方向では、ポンプチャンバは、周壁18によって画成されており、周壁18は、ケーシング端壁14,16の一方と一体的に、またはケーシング端壁14,16とは個別的に形成することができる。
ポンプチャンバ内にロータ20が配置されており、ロータ20は、たとえば溝/キー結合部22を介して駆動軸12と相対回動不能に(つまり一緒に回転するように)結合されている。ロータ20は、周に沿って分配配置された、少なくともロータ20の回転軸線13に対して実質的に半径方向で延びる複数の溝24を備えている。溝24は、ロータ20の外周面から出発して、回転軸線13に向かってロータ20に突入して延びている。たとえば4つの溝24が設けられているが、3つ以下または5つ以上の溝24を設けてもよい。各溝24には、板状の搬送エレメント26がしゅう動可能に配置されており、搬送エレメント26は、以下にベーンと記載し、ベーンは、半径方向外側の端部領域で溝24から突出している。
ポンプケーシング10の周壁18の内面は、たとえば円形または別の形状を有して、ロータ20の回転軸線13に対して偏心的に形成されている。少なくとも1つのケーシング端壁14,16には吸込領域が設けられており、吸込領域に少なくとも1つの吸込開口28が通じている。吸込領域において、有利には少なくとも1つのケーシング端壁14,16で、ロータ20の周方向で延びる、ほぼ腎臓形にカーブした吸込溝30が形成されており、吸込溝30に吸込開口28が通じている。吸込開口28は、吸込溝30に通じていて、有利にはロータ20の回転方向21とは逆向きの端部領域で通じている。吸込開口28は、貯蔵容器からガイドされた供給路と結合されている。少なくとも1つのケーシング端壁14,16には、追加的に吐出領域が設けられており、吐出領域に少なくとも1つの吐出開口32が通じている。吐出領域において、有利には少なくとも1つのケーシング端壁14,16で、ロータ20の周方向で縦長に延びる、ほぼ腎臓形にカーブした吐出溝34が形成されており、吐出溝34に圧力開口32が通じている。吐出開口32は、吐出溝34に通じていて、有利にはロータ20の回転方向に向いた端部領域で通じている。吐出開口32は、高圧ポンプに向かってガイドされた排出路と結合されている。吸込開口28、吸込溝30、吐出開口32および吐出溝34は、周壁18の内面の傍でロータ20の回転軸線13から半径方向間隔を有して配置されている。ベーン26は、半径方向外側端部で、周壁18の内面に接触し、かつ回転方向21でのロータ20の回転運動時に周壁の内面に沿って滑動する。ロータ20の回転軸線13に関して周壁18の内面が偏心的に形成されていることに基づいて、ベーン26の間に、可変容量を有するチャンバ36が形成される。吸込溝30および吸込開口は、ロータ20の回転方向21で回転運動する際にチャンバ36の容量が増加する周方向領域に配置されているので、チャンバ36は、燃料で充填される。吐出溝34および吐出開口32は、ロータ20の回転方向21で回転運動する際にチャンバ36の容量が減少する周方向領域に配置されているので、チャンバ36から燃料が吐出溝34に排出され、吐出溝34から吐出開口32に排出される。
少なくとも1つのケーシング端壁14,16にリング溝38が設けられており、リング溝38は、吐出溝34を介して結合溝40と結合されている。リング溝38は、ロータ20の回転軸線13から半径方向間隔を有して延びていて、それもリング溝38がロータ20の溝24内でベーン26によって画成された半径方向内側の内側領域に対向するような半径方向間隔を有して延びている。リング溝38は、ロータ20の回転軸線13に対して少なくともほぼ同心的に形成されており、リング溝38と駆動軸12との間にシール領域39が形成されており、シール領域39では、ロータ20とこれに隣接するケーシング端壁14,16との間で、僅かな軸方向間隔しか設けられていない。駆動軸12の周りの領域には低圧しか存在しないので、リング溝38と駆動軸12の周りの領域との間に減圧が存在する。結合溝40は、ロータ20の回転方向21でリング溝38に接近するように延びている。さらに結合溝40は、有利にはカーブして、特に渦巻形にカーブして延びている。結合溝40は、有利には一方では少なくともほぼ接線方向で吐出溝34に通じていて、かつ/または他方では少なくともほぼ接線方向でリング溝38に通じている。有利には、結合溝40は、吐出溝34の、ロータ20の回転方向21とは逆向きの端部領域に通じている。吐出溝34とリング溝38との結合によって、リング溝38ひいては、リング溝38と結合された、ロータ20の溝24の内側領域に、比較的高い圧力が作用し、この圧力によって、周壁18の内面に対するベーン26の接触力が強められ、これによってベーンポンプの搬送能力が改善される。結合溝40のカーブした経過によって、さらにロータ20の回転運動時に、結合溝40にドラッグ流(Schleppstroemung;推進流;drag flow)が形成され、ドラッグ流によって、リング溝38ひいては溝24における圧力がさらに上昇し、これによって周壁18に対するベーン26の押圧力がさらに高められる。特にドラッグ流に基づいて、既にベーンポンプの始動時にリング溝38において圧力上昇が行われるので、ベーンポンプによって既に始動時に十分な程度の燃料量が搬送される。結合溝40のカーブした経過によって、さらにベーン26がロータ20の回転運動時にほぼ接線方向で結合溝40に沿って運動するよう保証され、これによってベーン26およびケーシング端壁14,16の摩耗は小さく維持される。
一方のケーシング端壁14,16にしかリング溝38とリング溝38を吐出溝34と結合する結合溝40とが配置されていないようにするか、または両端壁14,16にそれぞれ1つのリング溝38と1つの結合溝40とが配置されているようにすることができ、リング溝38と結合溝40とは、有利には互いに鏡面対称的にケーシング端壁14,16に配置されている。また両ケーシング端壁14,16にそれぞれ1つのリング溝38が配置されており、しかも一方のケーシング端壁14,16にしか結合溝40が配置されていないようにすることもできる。さらにまた一方のケーシング端壁14,16にしか吸込溝30および/または吐出溝34が形成されておらず、この場合他方のケーシング端壁16,14が平滑に形成されているようにするか、または両ケーシング端壁14,16にそれぞれ1つの吸込溝30および/または1つの吐出溝34が形成されており、吸込溝30および/または吐出溝34は、有利には互いに鏡面対称的にケーシング端壁14,16に配置されているようにすることができる。この場合吸込開口28および吐出開口32は、一方のケーシング端壁14,16にしか設けられていない。両ケーシング端壁14,16における吸込溝30と吐出溝34との鏡面対称的な配置構造ならびにリング溝38と結合溝40との鏡面対称的な配置構造では、ロータ20およびベーン26は、両側で少なくともほぼ同等に負荷されているので、回転軸線13の方向で、結果としてロータ20およびベーン26に僅かな力しか及ぼされないか、または力が及ぼされない。ケーシング端壁14,16におけるリング溝38および結合溝40の深さは、たとえば0.1mm〜2mmであり、この場合有利には溝38,40の幅は、深さより大きくなっている。
図4には、ベーンポンプの第2実施例を示しており、その構造は、第1実施例と実質的に同等であるが、リング溝138の配置構造が変更されている。第1実施例とは異なって、リング溝138は、ロータ20の回転軸線13に対して偏心的に配置されている。リング溝138は、たとえば少なくともほぼ円形に形成されており、この場合その中心点Mは、ロータ20の回転軸線13に関して、偏心を成す間隔eだけ変位して配置されている。有利にはリング溝138の偏心度eは、ポンプケーシング10における周壁18の内面の偏心度と少なくともほぼ同じ大きさで同じ向きである。有利には、リング溝138の中心点Mは、回転軸線13に関して、ロータ20の回転方向21でみて、周壁18の、吸込溝30と吐出溝34との間に位置する領域に向かって変位して配置されている。このようなリング溝138の偏心的な構成によって、シール領域139の半径方向の延伸長さs1は、リング溝138の内側で、回転軸線13に関して中心点Mに向かって変位された側で、駆動軸12に向かって拡大されており、これに対して反対側で、シール領域139の半径方向の延伸長さs2は縮小されている。リング溝138は、円形に形成せずに、回転軸線13に関して偏心的な経過を有するようにすることもでき、この場合ロータ20の回転方向21でみて、吸込溝30と吐出溝34との間の領域で、シール領域139の半径方向延伸長さs1は、反対側の領域におけるシール領域139の半径方向延伸長さs2よりも大きくなっている。
図3のI−I線に沿った、ベーンポンプを概略的に示す横断面図である。 図3のII−II線に沿った、ベーンポンプの第1実施例を示す横断面図である。 図1のIII−III線に沿った、ベーンポンプを示す縦断面図である。 ベーンポンプの第2実施例を示す横断面図である。

Claims (7)

  1. ベーンポンプであって、
    ポンプケーシング(10)が設けられており、該ポンプケーシング(10)内にロータ(20)が配置されており、該ロータ(20)が、駆動軸(12)によって回転駆動されるようになっており、ロータ(20)が、周に沿って分配配置された複数の溝(24)を備えており、これらの溝(24)が、少なくとも実質的にロータ(20)の回転軸線(13)に対して半径方向で延びており、これらの溝(24)に、それぞれ1つのベーン状の搬送エレメント(26)がしゅう動可能にガイドされており、
    ロータ(20)を包囲し、かつ該ロータ(20)の回転軸線に対して偏心的に延びる、ポンプケーシング(10)の周壁(18)が設けられており、該周壁(18)に、搬送エレメント(26)が半径方向外側端部で接触するようになっており、
    ロータ(20)の回転軸線(13)方向で該ロータ(20)に隣接する、ポンプケーシング(10)のケーシング端壁(14,16)が設けられており、搬送エレメント(26)によって、ロータ(20)の回転運動時に、媒体が、吸込領域(28,30)から、ロータ(20)の回転方向(21)でみて吸込領域(28,30)に対して変位された吐出領域(32,34)に搬送されるようになっており、少なくとも1つのケーシング端壁(14,16)に、ロータ(20)の周の少なくとも一部にわたって延びるリング状の溝(38;138)が設けられており、該リング状の溝(38;138)が、ロータ(20)の溝(24)において搬送エレメント(26)によって制限された内側領域(25)と対向している形式のものにおいて、
    リング状の溝が、ロータ(20)の全周にわたって延びるリング溝(38;138)として形成されており、該リング溝(38;138)が、ケーシング端壁(14,16)に設けられた結合溝(40)を介して吐出領域(32,34)と結合されており、
    該結合溝(40)が、吐出領域(32,34)から出発して、ロータ(20)の回転方向(21)でみて半径方向内側にリング溝(38;138)に向かって延びていることを特徴とする、ベーンポンプ。
  2. 結合溝(40)が、カーブして延びていて、有利には渦巻形にカーブして延びている、請求項1記載のベーンポンプ。
  3. 結合溝(40)が、少なくともほぼ接線方向でリング溝(38;138)に通じていて、かつ/または吐出領域に配置されたカーブした吐出溝(34)に通じている、請求項1または2記載のベーンポンプ。
  4. 結合溝(40)が、ロータ(20)の回転方向(21)とは逆向きに、吐出溝(34)の端部領域に通じている、請求項3記載のベーンポンプ。
  5. リング溝(138)が、ロータ(20)の回転軸線(13)に対して偏心的に延びている、請求項1から4までのいずれか1項記載のベーンポンプ。
  6. リング溝(138)が、少なくともほぼ円形に延びており、該リング溝(138)の中心点(M)が、ロータ(20)の回転軸線(13)に関して、ポンプケーシング(10)の周壁(18)の、ロータ(20)の回転方向(21)でみて吸込領域(28,30)と吐出領域(32,34)との間に位置する領域に向かって変位して配置されている、請求項5記載のベーンポンプ。
  7. リング溝(138)が、ロータ(20)の回転軸線(21)でみて吸込領域(28,30)と吐出領域(32,34)との間に位置する周領域で、反対側の周領域よりも、ロータ(20)の回転軸線(13)から大きな半径方向間隔を有して延びている、請求項5記載のベーンポンプ。
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