JP2008523317A - フィードユニット - Google Patents
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Abstract
公知のフィードユニットが、ポンプチャンバ内に配置されたインペラを有していて、このインペラは、アクチュエータを介して回転式に駆動可能であり、かつそれぞれポンプチャンバの端壁に対置している2つの端面と、ハイドロダイナミック支承のための複数の凹接部とをインペラの両端面に有している。不都合には凹設部に汚れ粒子がたまる恐れがある。凹接部から汚れ粒子が洗浄されると、これらの汚れ粒子は環状に配置された凹設部の間の領域に、高められた摩擦とこの摩擦による研削跡とをもたらす。なぜならば、インペラとポンプチャンバとの間のそこでの軸線方向ギャップは、凹設部の領域における軸線方向ギャップよりも僅かだからである。
本発明によるフィードユニットの場合には、インペラに作用する摩擦は減じられ、効率が高められる。
本発明によれば、少なくとも1つの端面(28,29)および/または少なくとも1つの端壁(15,16)の隣接する少なくとも2つの凹設部(38)は、それぞれ少なくとも1つの溝(42)を介して互いに結合されるようになっている。
本発明によるフィードユニットの場合には、インペラに作用する摩擦は減じられ、効率が高められる。
本発明によれば、少なくとも1つの端面(28,29)および/または少なくとも1つの端壁(15,16)の隣接する少なくとも2つの凹設部(38)は、それぞれ少なくとも1つの溝(42)を介して互いに結合されるようになっている。
Description
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載したフィードユニットから出発する。欧州特許出願公開第1091127号明細書からフィードユニットが公知であり、このフィードユニットには、インペラがポンプチャンバ内に配置されて設けられていて、インペラが、アクチュエータによって回転式に駆動可能であり、かつ2つの端面を有していて、これらの端面にそれぞれポンプチャンバの端壁が対置していて、インペラの両端面にハイドロダイナミック的な支承のための複数の凹設部が設けられている。不都合には凹設部に汚れ粒子がたまるおそれがある。汚れ粒子が凹設部から洗浄されると、これらの汚れ粒子は環状に配置された複数の凹設部の間の領域に、高められた摩擦とこれによる研削跡とをもたらす。なぜならばそこでのインペラとポンプチャンバの間の軸線方向ギャップは、凹設部の領域における軸線方向ギャップよりも小さいからである。
本発明は、請求項1の上位概念部に記載したフィードユニットから出発する。欧州特許出願公開第1091127号明細書からフィードユニットが公知であり、このフィードユニットには、インペラがポンプチャンバ内に配置されて設けられていて、インペラが、アクチュエータによって回転式に駆動可能であり、かつ2つの端面を有していて、これらの端面にそれぞれポンプチャンバの端壁が対置していて、インペラの両端面にハイドロダイナミック的な支承のための複数の凹設部が設けられている。不都合には凹設部に汚れ粒子がたまるおそれがある。汚れ粒子が凹設部から洗浄されると、これらの汚れ粒子は環状に配置された複数の凹設部の間の領域に、高められた摩擦とこれによる研削跡とをもたらす。なぜならばそこでのインペラとポンプチャンバの間の軸線方向ギャップは、凹設部の領域における軸線方向ギャップよりも小さいからである。
本発明の利点
これに対して、請求項1に記載した特徴を備える本発明によるフィードユニットは、簡単な方式と形式で、少なくとも1つの端面および/または少なくとも1つの端壁の隣接している少なくとも2つの凹設部が、それぞれ少なくとも1つの溝を介して互いに結合されているという利点を有している。こうして、これらの凹設部の間の領域の軸線方向ギャップは拡大され、これによって汚れ粒子が、そこでの高められた摩擦および研削跡の原因になることはない。
これに対して、請求項1に記載した特徴を備える本発明によるフィードユニットは、簡単な方式と形式で、少なくとも1つの端面および/または少なくとも1つの端壁の隣接している少なくとも2つの凹設部が、それぞれ少なくとも1つの溝を介して互いに結合されているという利点を有している。こうして、これらの凹設部の間の領域の軸線方向ギャップは拡大され、これによって汚れ粒子が、そこでの高められた摩擦および研削跡の原因になることはない。
従属請求項に記載されている手段により、請求項1に記載のフィードユニットの有利な構成および改良形が可能である。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、凹設部および/または溝が環状に配置されている。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、凹設部および/または溝が、円弧状に、または部分環状に、または長孔状にまたはこれらに類似して延びている。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、凹設部と溝とが、共通の環状部を形成している。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、凹設部が、溝よりも深い深さを有している。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、凹設部が、それぞれ端面および/また端壁に対する少なくとも1つの傾斜面を、インペラのハイドロリック的な支承のために有している。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、少なくとも1つの傾斜面が、凹設部がインペラに配置されている場合、それぞれインペラの回転方向に対して凹設部の後続する端部に設けられている。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、少なくとも1つの傾斜面が、凹設部がポンプチャンバの端壁に配置されている場合、それぞれ凹設部の下流側の端部に設けられている。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、凹設部が、それぞれ最深個所を有していて、該最深個所が、少なくとも1つの端面および/または端壁に対して平行に延びている。
本発明に係るフィードユニットは、有利には、インペラの一方の端面の凹設部が、インペラの他方の端面の凹設部と、中心面に対して鏡面対称的に相対しており、鏡面対称的に相対する凹設部が、圧力補償通路を介して互いに結合されている。
有利な構成によれば、凹設部と溝とは環状に配置されており、円弧状に、または部分環状に、または長孔状にまたはこれらに類似して延びている。この場合、凹設部と溝とは有利には共通の環状部に配置されている。
凹設部が溝よりも深い深さを有していると、さらに有利である。なぜならば、こうしてインペラのハイドロダイナミック的な支承をもたらす複数の傾斜面を形成することができる。
特に有利には、凹設部はそれぞれ端面および/または端壁に対して少なくとも1つの傾斜面を、インペラのハイドロダイナミック的な支承のために有している。なぜならば、こうしてインペラの軸線方向の位置が、インペラとポンプチャンバの端壁との間の両軸線方向ギャップが、少なくともほぼ同じ大きさであるように調節される。これによりインペラに作用する摩擦は減じられ、フィードユニットの効率は高められる。各凹設部の少なくとも1つの傾斜面は、凹設部がインペラに配置されている場合には、それぞれインペラの回転方向に対して、凹設部の後続する端部に設けられており、凹設部がポンプチャンバの端壁に配置されている場合には、それぞれ凹設部の下流側の端部に設けられている。
複数の凹設部はそれぞれ最深個所を有していて、この最深個所が少なくとも1つの端面および/または端壁に対して平行に延びていても有利である。
インペラの一方の端面の凹設部がインペラの他方の端面の凹設部と、中心面に対して鏡面対称的に相対しているとさらに有利である。この場合、鏡面対称的に相対する凹設部は、圧力補償通路を介して互いに結合されている。こうして、圧力補償通路を介して結合されている両凹設部における圧力はそれぞれ補償されることになる。
図面
以下に、本発明の実施例を図に簡略的に示し、詳しく説明する。
以下に、本発明の実施例を図に簡略的に示し、詳しく説明する。
図1には、本発明によるフィードユニットが示してある。
本発明によるフィードユニットは、液体、たとえば燃料を貯蔵タンクから、たとえば圧力管路を介して内燃機関に圧送するために働く。
本発明によるフィードユニットは流れポンプ、たとえば円周流ポンプまたはサイドチャンネルポンプとして形成されており、かつポンプケーシング1を有している。このポンプケーシング1は、ポンプ部分2とエンジン部分3とを有している。
ポンプ部分2はポンプチャンバ4を有していて、このポンプチャンバ4内で羽根車、つまりインペラ5が回転対称的なポンプ軸線8を中心にして回転する。インペラ5はエンジン部分3に設けられたアクチュエータ9によって駆動軸10を介して駆動される。アクチュエータ9は、たとえば電動機であり、エンジン部分3のエンジン室7に配置されている。
ポンプチャンバ4の上流側の領域は吸入側と呼ばれ、ポンプチャンバ4の下流側の領域はユニットの吐出側と呼ばれる。
ポンプチャンバ4は、ポンプチャンバ入口11とポンプチャンバ出口12とを有している。ポンプチャンバ4は、ポンプ軸線8の方向で相対する2つの端壁、つまり第1の端壁15と第2の端壁16とにより仕切られていて、この場合、第1の端壁15にはポンプチャンバ入口11が設けられていて、第2の端壁16にはポンプチャンバ出口12が設けられており、かつポンプ軸線8に対して半径方向で環状壁17によって仕切られている。
インペラ5は複数のインペラベーン5.1を有している。これらのインペラベーン5.1の間にはそれぞれベーンチャンバ5.2が形成されている。これらのベーンチャンバ5.2は端壁15,16に向かって開放しおり、たとえばポンプ軸線8に対して半径方向外側で環状部5.3により閉じられている。この環状部5.3はインペラベーン5.1の半径方向外側の端部に配置されている。しかしベーンチャンバ5.2は半径方向外方にはっきりと開放されていて、環状部5.3を有していなくてもよい。
端壁15,16には環状の圧送通路14が設けられていて、この圧送通路14はインペラベーン5.1の半径方向領域に配置されている。
第1の端壁15は、たとえば吸入カバー18の部分であり、第2の端壁16と環状壁17とは、たとえば吐出カバー19の部分である。吸入カバー18には入口通路22が設けられていて、この入口通路22はポンプチャンバ入口11を介してポンプチャンバ4に通じている。この構成では、フィードユニットの圧送された液体は、ポンプチャンバ出口12を介してポンプチャンバ4を離れる。たとえば、ポンプチャンバ4はポンプチャンバ出口12と、吐出カバー19に設けられている出口通路23とを介してエンジン室7に流れ結合されている。
吐出カバー19は貫通開口24を有している。アクチュエータ9と機械的に連結されている駆動軸10は、エンジン室7から出発して吐出カバー19の貫通開口24を通ってポンプチャンバ4内に突出している。
ポンプチャンバ4の軸線方向の幅は、インペラ5の軸線方向の幅よりも大きくなっているので、インペラ5と端壁15,16との間には約10〜30マイクロメートルの軸方向ギャップ20がそれぞれ存在する。ポンプチャンバ4の幅とインペラ5の幅との間の差は、全半径方向ギャップとして定義される。
インペラ5は、たとえばポンプチャンバ4内に突出している駆動軸10に差し込まれている。このためにインペラ5はインペラ開口25を有していて、このインペラ開口25内に駆動軸10が少なくとも突入しており、これによってインペラと形状接続的におよび/または力が伝達されるように接続される。インペラ5は、たとえば第1の端壁15と第2の端壁16との間で軸線方向に可動であるように駆動軸10に支承されている。
インペラ5は、ポンプチャンバ4の第1の端壁15に面している第1の端面28と、ポンプチャンバ4の第2の端壁16に面している第2の端面29とを有している。
インペラ5の少なくとも1つの端面28,29および/またはポンプチャンバ4の少なくとも1つの端壁15,16には、インペラ5をハイドロダイナミック的に支承するための複数の凹設部38が設けられている。図1ではこれらの凹設部38が、たとえばインペラ5の端面28,29に配置されている。しかし凹設部38は第2実施例によれば、ポンプチャンバ4の端壁15,16に設けることもできる。凹設部38がハイドロダイナミック支承部のように作用するように形成され、このようにしてポンプチャンバ4の第1の端壁15と第2の端壁16との間のインペラ5の軸線方向の位置が、インペラ5と端壁15,16の間に同等に大きな2つの軸線方向ギャップ20をもたらすように調節される。これによりインペラ5に作用する摩擦力は僅かなので、これによってフィードユニットの効率は改善される。
当該フィードユニットは、たとえば液体を貯蔵タンク32から入口通路22と、ポンプチャンバ入口11と、ポンプチャンバ4と、ポンプチャンバ出口12と、出口通路23と、ポンプケーシング1のエンジン部分のエンジン室7とを介して吸入し、液体、たとえば燃料を圧力管路33を介して、たとえば内燃機関34に圧送する。圧力管路33には、たとえば逆止弁35が設けられており、これによって当該フィードユニットの停止後に所定の圧力が圧力管路33内に保持される。
図2には、本発明によるフィードユニットの第1実施例による、凹設部を備えた当該フィードユニットのインペラが示してある。
図2のインペラでは、図1のフィードユニットと比べて同様の部材または同じ働きをする部材は同じ符号で示した。
凹設部38は、たとえばインペラ5のインペラベーン5.1の半径方向内側に設けられており、架空の円環状部に位置するように配置されている。環状部は、たとえばポンプ軸線8に対して同心的に設けられている。たとえば4つの凹設部38が、環状部の周面にわたって均等に分配されている。しかし多数の凹設部38が明らかに任意に設けられていてよい。これらの凹設部38は、たとえば円弧状に、または部分環状に、または長孔状にまたはこれらに類似して延びている。凹設部38は、それぞれ端面28,29に対して少なくとも1つの傾斜面39を、インペラ5をハイドロダイナミック的に支承するために有している。ハイドロダイナミック的に支承するための傾斜面39は、インペラ5の回転方向41に対して、凹設部38の後続する端部に設けられている。凹設部38はそれぞれ、たとえば端面28,29に対して平行に延びている最深個所40を有している。たとえば凹設部38の最深個所40は2つの傾斜面39、つまり先行する傾斜面39と後続する傾斜面39とに隣接している。第1実施例によれば、先行する傾斜面39は、回転方向で後続する傾斜面39より短い長さ、たとえば短い円弧長さを有している。回転方向で先行する傾斜面39を省くこともでき、段状部により代替されてもよい。なぜならば先行する傾斜面39はハイドロダイナミック的な支承に寄与していないからである。
本発明によれば、少なくとも1つの端面28,29および/または少なくとも1つの端壁15,16の、少なくとも2つの隣接する凹設部38が、それぞれ少なくとも1つの溝42を介して互いに結合されている。第1実施例によれば、インペラ5の両端面28,29は、凹設部38を備えている。たとえば、各凹設部38は、それぞれ隣接する凹設部38に、1つの溝42を介して結合されている。溝42は、たとえば円弧状に、または環状にまたはこれらに類似して延びているので、凹設部38と溝42とは共通の環状部を一緒に形成する。しかし凹設部38と溝42とは、溝42の深さが凹設部38の最深個所40および傾斜面39の深さよりも浅くなっている、という点で区別可能になっている(図3)。ポンプ軸線8に対して半径方向で測定した溝42の幅Bnは、たとえばポンプ軸線8に対して測定した凹設部38の幅Bvと同じ大きさであるが、異なるように寸法設定することもできる。
凹設部38の傾斜面39は、凹設部38の深さが、それぞれ最深個所40から出発して隣接する溝42に向かって、たとえば連続的に減じられる。
図3には、図2の線III−IIIに沿ったインペラの断面図が示してある。
複数の凹設部38は最深個所40の領域において、たとえば端面28,29に対して少なくともほぼ平行に延びている。続いてこれらの凹設部38は、回転方向41に抗して見て、後続する傾斜面39にわたって、回転方向41で後続する溝42の方向で深さが減じられるように延びており、この溝42に通じている。回転方向で見て凹設部38の深さは、破線で示した段状部43にわたってか、または先行する傾斜面39にわたって減じられており、先行する溝42に通じている。
インペラ5の一方の端面28の凹設部38は、インペラ5の他方の端面29の凹設部38と、たとえば中心面に対して鏡面対称的に相対している。この場合、鏡面対称的に相対する凹設部38は、圧力補償通路46を介して互いに結合されている。こうして圧力補償通路46を介して結合された両凹設部38には同等の高圧が形成される。圧力補償通路46は、それぞれたとえば最深個所40の領域で凹設部38に通じている。
軸線方向ギャップ20内に存在する液体は、インペラ5の回転時には回転方向41に連行され、かつ回転方向41に抗して向けられた、インペラ5に対しての相対速度を有している。従って、凹設部38と溝42とを、軸線方向ギャップ20の液体が回転方向41に抗して貫流する。後続する傾斜面39の領域で、インペラ5の端面28,29と、ポンプチャンバ4の端壁15,16との間の流れ横断面は楔形に狭められ、これによって一層高い圧力が液体内に形成される。この圧力はインペラ5の各端面28,29に作用し、こうしてインペラ5の軸線方向の位置は、同じ大きさの軸線方向ギャップ20がもたらされるように調節される。
図4には、図1の線IV−IVに沿った、第2実施例に基づく当該フィードユニットの断面図が示してあり、図5には、図1の線V−Vに沿った、第2実施例に基づく当該フィードユニットの断面図が示してある。
図4および図5のフィードユニットでは、図1〜図3のフィードユニットと比べて同じ部材または同じ働きをする部材は、同じ符号で示してある。
図4の第2実施例は、図1〜図3の第1実施例とは、凹設部38がインペラ5の両端面28,29ではなく、ポンプチャンバ4の両端壁15,16に配置されているという点で異なる。圧力補償通路46は省かれる。凹設部38は、ポンプチャンバ4の端壁15,16での配置の場合には、インペラ5での配置とは異なりインペラ5の回転方向で貫流される。従って、ハイドロダイナミック的な支承のための傾斜面39を、それぞれ軸線方向ギャップ20における流れ方向に対して、凹設部38の下流側の端部に配置することができる。
凹設部38は、第2実施例ではポンプ軸線8に対して圧送通路14の半径方向内側に配置されている。凹設部38は最深個所40の領域で、たとえば端壁15,16に対して少なくともほぼ平行に延びている。これらの凹設部38は、軸線方向ギャップ20における流れ方向に対して後方の、ハイドロダイナミック的な支承のための傾斜面39にわたって深さを減じながら下流側の溝42にまで延びており、この溝42に通じている。上流側に向かって凹設部38の深さは、段状部43にわたってか、または上流側の傾斜面39にわたって減じられ、流れ方向で見て前置されている溝42に通じている。
ポンプチャンバ4の一方の端壁15の凹設部38は、ポンプチャンバ4の他方の端壁16の凹設部38と、たとえば端壁15,16の間の中心に位置していて、かつこれらの端壁15,16に対して平行に延びている中心面に対して鏡面対称的に相対している。
図6には、インペラと、第2実施例に基づきポンプチャンバの端壁に配置された凹設部との断面図が示してある。
図6のフィードユニットの場合、図1〜図5のフィードユニットと比べて同様の部材または同じ働きをする部材は、同じ符号で示した。
Claims (10)
- フィードユニットであって、インペラがポンプチャンバ内に配置されて設けられており、インペラが、アクチュエータによって回転式に駆動可能であり、かつ2つの端面を有しており、該端面にそれぞれポンプチャンバの端壁が対置しており、ハイドロダイナミック的な支承のための複数の凹接部が、インペラの少なくとも1つの端面、および/またはポンプチャンバの少なくとも1つの端壁に設けられている形式のものにおいて、少なくとも1つの端面(28,29)および/または少なくとも1つの端壁(15,16)の隣接する少なくとも2つの凹設部(38)が、それぞれ1つの溝(42)を介して互いに結合されていることを特徴とする、フィードユニット。
- 凹設部(38)および/または溝(42)が環状に配置されている、請求項1記載のフィードユニット。
- 凹設部(38)および/または溝(42)が、円弧状に、または部分環状に、または長孔状にまたはこれらに類似して延びている、請求項1記載のフィードユニット。
- 凹設部(38)と溝(42)とが、共通の環状部を形成する、請求項1記載のフィードユニット。
- 凹設部(38)が、溝(42)よりも深い深さを有している、請求項1記載のフィードユニット。
- 凹設部(38)が、それぞれ端面(28,29)および/また端壁(15,16)に対してする少なくとも1つの傾斜面(39)を、インペラのハイドロリック的な支承のために有している、請求項1記載のフィードユニット。
- 少なくとも1つの傾斜面(39)が、凹設部がインペラに配置されている場合、それぞれインペラ(5)の回転方向(41)に対して凹設部(38)の後続する端部に設けられている、請求項5記載のフィードユニット。
- 少なくとも1つの傾斜面(39)が、凹設部がポンプチャンバ(4)の端壁(15,16)に配置されている場合、それぞれ凹設部(38)の下流側の端部に設けられている、請求項5記載のフィードユニット。
- 凹設部(38)が、それぞれ最深個所(40)を有していて、該最深個所(40)が、少なくとも1つの端面(28,29)および/または端壁(15,16)に対して平行に延びている、請求項6記載のフィードユニット。
- インペラ(5)の一方の端面(28)の凹設部(38)が、インペラ(5)の他方の端面(29)の凹設部(38)と、中心面(45)に対して鏡面対称的に相対しており、鏡面対称的に相対する凹設部(38)が、圧力補償通路(46)を介して互いに結合されている、請求項1記載のフィードユニット。
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